JP4920750B2 - 弾性境界波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、数百MHzから数GHzの高周波フィルタ等に用いられる弾性境界波装置に関する。
携帯電話等の無線携帯機器は、益々多機能になっているが、そのサイズはより小さいものが求められている。そのため、機器の小型・薄型化が必須である。無線携帯機器に用いられる高周波フィルタは、弾性表面波(SAW)を用いたSAWフィルタ、薄膜の圧電振動を用いたFBARフィルタ等が一般的である。弾性波を利用したフィルタや共振器は小型・安価といった特長がある。そのため携帯電話等の通信機器の小型化には弾性波素子は不可欠なものである。
弾性波素子には、圧電基板又は圧電薄膜等の上に、アルミニウムを主成分とする合金、銅を主成分とする合金等で形成された所望の周波数に対応した周期の櫛形電極を有し、櫛形電極で励振される弾性波を利用するものとして、弾性表面波素子、弾性境界波素子等がある。また、弾性波素子として、共振器、フィルタ、デュープレクサ等がある。例えば、1端子対(1ポート)共振器の場合、共振周波数と反共振周波数とを有する二重共振特性を示す。これを利用し、異なる櫛形電極周期を持つ1ポート共振器を、直列と並列に梯子状につなげたラダー型フィルタが実用化されている。また、複数の櫛形電極で共振器を形成するDMS(Double mode SAW)フィルタや、励振用櫛形電極、受信用櫛形電極を有するIIDT型のフィルタ等がある。
弾性表面波素子は、表面を伝わる波を利用するため、弾性表面波素子の表面に空間が必要となる(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。そのため表面に空間のあるパッケージが必要であり、装置全体の薄型化の妨げとなっていた。そこで、表面に空間が必要の無い弾性波素子として弾性境界波素子が開発されている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3には、圧電基板又は圧電薄膜等からなる圧電材料層と、その圧電材料層上に少なくとも二種類の第1誘電体層と第2誘電体層とを有し、且つ圧電材料層の第1誘電体層側の表面近傍に形成された所望の周波数に対応した周期λを持つ櫛形電極を有する弾性境界波素子が記載されている。特許文献3に記載の弾性境界波素子では、波のエネルギーは第1誘電体層中にピークを持つ。
なお、本発明に関連する技術文献としては、特許文献4がある。
特開平5−63500号公報 米国特許第5694096号明細書 国際公開第98/52279号パンフレット 特開2005−117641号公報
特許文献3に記載の弾性境界波素子のように、境界波が第1誘電体層中にほぼ閉じ込められた構造では、第2誘電体層と第1誘電体層との境界付近の第1誘電体層側に最大振幅を持つ所望とは異なる周波数を有する境界波(以下、「不要波1」ともいう。)が発生することが分かった。また、同じく不要波として、弾性境界波素子の表面(即ち、第2誘電体層の表面)まで変位が漏れて発生する不要波(以下、「不要波2」ともいう。)があることも分かった。
上記不要波2は表面波であり、弾性境界波素子の表面に吸音部を設けたり、あるいは、弾性境界波素子の第2誘電体層の表面に散乱パターンを設けることで、抑圧することができる。しかし、上記不要波1は境界波であり、吸音部等を設けることで抑圧できない。
本発明の弾性境界波装置は、複数の弾性境界波素子を含む弾性境界波装置であって、前記弾性境界波素子は、圧電材料層と、前記圧電材料層の上に配置された電極と、前記電極を覆うように前記圧電材料層の上に形成された第1誘電体層と、前記第1誘電体層の上に形成された第2誘電体層とを含み、前記第2誘電体層の音速は、前記第1誘電体層の音速よりも速く、前記複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速は、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なることを特徴とする。
図1は、従来の弾性境界波素子(共振器)を複数備えたラダー型フィルタの一例を示す平面図である。 図2は、図1に示したラダー型フィルタの回路構成を示す図である。 図3は、図1のI−I線の断面図である。 図4は、図1に示した1ポート共振器の単体の特性を示す図である。 図5は、図4で不要波2を抑圧した共振器を組み合わせてラダー型フィルタを形成したときの周波数特性を示す図である。 図6は、1ポート共振器の単体の特性比較を示す図である。 図7は、1ポート共振器の単体の特性比較を示す図である。 図8は、本発明の弾性境界波素子(共振器)を複数備えたラダー型フィルタの一例を示す平面図である。 図9は、図8のII−II線の断面図である。 図10は、図9に示した第2誘電体層3a、bの形成方法とは異なる形成方法で形成した共振器S1と共振器P1の断面図である。 図11は、図9に示した第2誘電体層3a、bの形成方法とは異なる他の形成方法で形成した共振器S1と共振器P1の断面図である。 図12Aは、図8に示したラダー型フィルタの回路構成を示す図であり、図12Bは、図8に示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。 図13Aは、他のラダー型フィルタの回路構成を示す図であり、図13Bは、図13Aに示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。 図14Aは、さらに他のラダー型フィルタの回路構成を示す図であり、図14Bは、図14Aに示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。 図15は、アルミナ(第2誘電体層)の厚さと、反共振周波数及び反共振引き込み量との関係を示す図である。
本発明の弾性境界波装置は、複数の弾性境界波素子を備え、複数の弾性境界波素子は、直列及び並列に接続されている。これにより、各種のフィルタを構成することができる。
また、上記弾性境界波素子は、圧電材料層と、圧電材料層の上に配置された電極と、電極を覆うように圧電材料層の上に形成された第1誘電体層と、第1誘電体層の上に形成された第2誘電体層とを備え、第2誘電体層の音速は、第1誘電体層の音速よりも速く設定されている。これにより、境界波を第1誘電体層内に閉じ込めることができる。
さらに、複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速は、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なっている。これにより、フィルタとしての不要波の周波数での抑圧度を改善することができる。
上記弾性境界波素子は、1端子対の共振器であることが好ましい。1端子対の共振器の場合、共振周波数と反共振周波数とを有する二重共振特性を示し、この特性を利用することにより異なる櫛形電極周期を持つ1端子対の共振器を、直列と並列に梯子状につなげたラダー型フィルタを構成することができる。
上記並列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることができる。これによっても、フィルタとしての不要波の周波数での抑圧度を改善することができる。
上記直列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの第2誘電体層の音速と、上記並列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速とを、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることができる。これによっても、フィルタとしての不要波の周波数での抑圧度を改善することができる。
上記直列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることができる。これによっても、フィルタとしての不要波の周波数での抑圧度を改善することができる。
上記圧電材料層としては、圧電基板、圧電薄膜等を用いることができ、圧電材料層は、LiNbO3又はLiTaO3から形成されていることが好ましい。これらは、k2がある程度大きく、通常ラダー型フィルタ、ダブルモードフィルタに用いられているからである。LiNbO3又はLiTaO3の結晶方位としては、k2、温度特性、伝搬ロス等を考慮して選択すればよい。
上記第1誘電体層は、SiO2を主成分として含むことが好ましい。SiO2は、温度特性改善効果があるからである。本明細書で「主成分として含む」とは、50重量%以上含むことをいう。
上記第2誘電体層は、アルミナ、SiN、SiC及びダイヤモンドライクカーボンからなる群から選ばれるいずれか1つを主成分として含むことが好ましい。これにより、第1誘電体層をSiO2で形成した場合、第2誘電体層の音速を第1誘電体層の音速よりも速くすることができる。
上記複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の形成方法を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の形成方法と異ならせることもできる。第2誘電体層の材質は同じままで、第2誘電体層の形成方法を変えることにより、第2誘電体層の音速を変えることができるからである。第2誘電体層の形成方法としては、例えば、スパッタリング、CVD等を用いることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、従来の弾性境界波素子(共振器)を複数備えたラダー型フィルタの一例を示す平面図である。図1において、ラダー型フィルタ10は、入力端子6と出力端子7とを備え、共振器S1と共振器S2とは直列に接続され、共振器P1と共振器P2とは並列に接続され、共振器P1は端子8を介して接地され、共振器P2は端子9を介して接地されている。各共振器S1、S2、P1、P2は、それぞれ櫛形電極4と反射器5とを備えている。図1では、後述する第1誘電体層、第2誘電体層を透過して圧電基板1上に配置された櫛形電極4等の回路構成が見えるように図示してある。
また、図2は、図1に示したラダー型フィルタの回路構成を示す図である。
図3は、図1のI−I線の断面図である。図3において共振器S1は、圧電基板1と、圧電基板1の上に配置された櫛形電極4と、櫛形電極4を覆うように圧電基板1の上に形成された第1誘電体層2と、第1誘電体層2の上に形成された第2誘電体層3とを備えている。また、櫛形電極4の弾性境界波伝搬方向の両側には、反射器5が配置されている。
共振器S1では、櫛形電極4に入力信号を印加することにより、弾性境界波Qが励振され、弾性境界波Qは、図3で模式的に示すように、圧電基板1と第1誘電体層2との界面Pを伝搬する。このためには、第2誘電体層3の音速は、第1誘電体層2の音速よりも速いことが必要である。また、弾性境界波Qの波長をλとしたとき、第2誘電体層3の厚さは1.0λ以上であることが好ましい。これにより、弾性境界波Qを確実に第1誘電体層2の内部に閉じ込めることができる。
図3では、櫛形電極4は、圧電基板1の上に配置されているが、圧電基板1と櫛形電極4との間にさらに誘電体薄膜を配置してもよい。
櫛形電極4の周期は、フィルタとして用いる主応答である境界波の音速vと所望する周波数fによって決まり、v[m/s]=f[Hz]×λ[m]の関係が成り立つ。例えば、圧電基板1に15度回転YカットX伝搬のLiNbO3板を用い、第1誘電体層2にSiO2(厚さ:1050nm)、第2誘電体層3にアルミナ(厚さ:2μm)を用い、櫛形電極4にCu電極(厚さ:315nm)を用いた場合の境界波主応答の音速は約3660m/sであり、中心周波数が約1.8GHzのフィルタを作る場合、λ≒2μmとなる。ラダー型フィルタの設計では、直列に接続された共振器(直列共振器)と並列に接続された共振器(並列共振器)の周期を異ならせ、並列共振器の反共振周波数と直列共振器の共振周波数がほぼ一致するように設定する。図1の共振器S1、S2、P1、P2は、1端子対(1ポート)共振器の例であり、境界波を励振する櫛形電極4と反射器5を備えている。境界波主応答の音速は、境界波が主に伝搬する部分である圧電基板1の結晶方位、第1誘電体層2の材料、密度、弾性率、厚さ、櫛形電極4の材料、厚さ、密度、弾性率によって変化する。例えば、固体において、弾性率をM[N/m2]、密度をρ[kg/m3]とすると、音速v[m/s]とは、v=(M/ρ)1/2の関係が成り立つ。第2誘電体層3に関しては、第1誘電体層2よりも音速が速いことが境界波を第1誘電体層2内に閉じこめる必要条件となる。材料面からのアプローチでは、第1誘電体層2を例えばSiO2で形成した場合、第2誘電体層3を例えばアルミナ、SiN、SiC、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンド、Si等で形成することが、境界波を第1誘電体層2内に閉じこめる必要条件となる。
境界波は、波のエネルギーが第1誘電体層2及び圧電基板1の境界面付近に集中し、第2誘電体層3にはほとんど漏れてこないのが特徴であり、第2誘電体層3の音速に関しては、主応答である境界波の周波数に与える影響が小さい。
図4は、図1に示した1ポート共振器の単体の特性を示す図であり、圧電基板1に15度回転YカットX伝搬のLiNbO3板を用い、第1誘電体層2にSiO2(厚さ:1050nm)、第2誘電体層3にアルミナスパッタ膜(厚さ:2μm)、櫛形電極4にCu電極(厚さ:315nm)を用いた場合の例である。図4では、第2誘電体層3の表面に散乱パターンを形成したものと、散乱パターンを形成していないものとを示す。図4から、各共振器は、境界波の主応答の他に不要波1と不要波2が発生することが分かる。不要波1は、第1誘電体層2と第2誘電体層3との境界付近の第1誘電体層2側に変位のピークを持つ境界波である。不要波2は、第2誘電体層3の表面に変位のピークを持つ表面波である。不要波2に関しては、図4から分かるように、第2誘電体層3の表面に吸音層を形成したり、波を散乱させる散乱パターンを形成することである程度抑圧することが可能である。しかし、不要波1は、境界波であるため吸音層や散乱パターンの形成では抑圧することができない。
図5は、図4で不要波2を抑圧した共振器を組み合わせてラダー型フィルタを形成したときの周波数特性を示す図である。主応答によるバンドパスフィルタを構成している他に、不要波1による不要応答も発生し、不要応答の周波数での抑圧度を悪化させていることが分かる。本発明は、この境界波の一種である不要波1による抑圧度の劣化を改善するものである。なお、主応答のパスバンドに小さな不要応答があるが、これはストンリー波によるもので、電極膜厚、圧電材料の方位、第1誘電体層の膜厚を最適化することで除去できるものである。
不要波1は、第1誘電体層2と第2誘電体層3とに起因する境界波であり、それぞれの音速の影響を受ける。不要波1は、第1誘電体層2の材料が決まっている場合、第2誘電体層3の音速を速くすれば高周波側にずれ、第2誘電体層3の音速を遅くすれば低周波側にずれる。図6は、圧電基板1に15度回転YカットX伝搬のLiNbO3板を用い、第1誘電体層2にSiO2(厚さ:1050nm)、櫛形電極4にCu電極(厚さ:315nm)を用い、第2誘電体層3にSiNスパッタ膜(厚さ:2μm)とアルミナスパッタ膜(厚さ:2μm)をそれぞれ用い、いずれの第2誘電体層3の表面にも散乱パターンを形成した場合の各1ポート共振器の単体の特性を示す図である。図6から、第2誘電体層3にアルミナスパッタ膜を用いた場合に比較し、SiNスパッタ膜を用いた場合の不要波1の周波数は低い方向へ移動していることが分かる。
また、図7は、圧電基板1に30度回転XカットX伝搬のLiNbO3板を用い、第1誘電体層2にSiO2(厚さ:1050nm)、櫛形電極4にCu電極(厚さ:170nm)を用い、第2誘電体層3にSiNプラズマCVD膜(厚さ:2μm)とアルミナスパッタ膜(厚さ:2μm)をそれぞれ用い、いずれの第2誘電体層3の表面にも散乱パターンを形成した場合の各1ポート共振器の単体の特性を示す図である。図7から、第2誘電体層3にアルミナスパッタ膜を用いた場合に比較し、SiNプラズマCVD膜を用いた場合の不要波1の周波数は高い方向へ移動していることが分かる。このように、第2誘電体層3の材料を変えるだけでなく、同じ材料でも成膜方法を変えることにより、第2誘電体層3の弾性率、密度が変化し、音速が変わることにより不要波1の周波数が移動することが分かる。
図8は、本発明の弾性境界波素子(共振器)を複数備えたラダー型フィルタの一例を示す平面図である。図8では、図1と同一の部分には同一の符号を付け、その説明を省略する場合がある。本実施形態のラダー型フィルタ20は、4つの共振器の内、S1、S2、P2の第2誘電体層はアルミナスパッタ膜で形成し、P1の第2誘電体層のみをSiNスパッタ膜で形成した例である。
図9は、図8のII−II線の断面図である。図9において共振器S1は、LiNbO3から形成された圧電基板1と、SiO2から形成された第1誘電体層2と、アルミナスパッタ膜から形成された第2誘電体層3aとを備えている。他の共振器S2及びP2も同様の構成である。一方、図9において共振器P1は、LiNbO3から形成された圧電基板1と、SiO2から形成された第1誘電体層2と、SiNスパッタ膜から形成された第2誘電体層3bとを備えている。共振器S1と共振器P1の第2誘電体層3a、bの材料を異ならせることにより、共振器S1の第2誘電体層3aと共振器P1の第2誘電体層3bの音速を異ならせることができる。即ち、図9の例は、並列に接続された弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせた例である。
図9に示した第2誘電体層3a、bは以下のようにして形成できる。先ず、共振器S1、S2、P2の第1誘電体層2の表面上にアルミナがスパッタされるようにレジストパターンを形成した後、アルミナをスパッタし、その後そのレジストを除去して第2誘電体層3aを形成する。次に、共振器P1の第1誘電体層2の表面上にのみSiNがスパッタされるようにレジストパターンを形成した後、SiNをスパッタし、その後そのレジストを除去して第2誘電体層3bを形成する。
図10は、図9に示した第2誘電体層3a、bの形成方法とは異なる形成方法で形成した共振器S1と共振器P1の断面図である。図10では、先ず、共振器P1の第1誘電体層2の表面上にのみSiNがスパッタされるようにレジストパターンを形成した後、SiNをスパッタし、その後そのレジストを除去して第2誘電体層3bを形成する。次に、共振器S1、S2、P1、P2の表面上にアルミナをスパッタして第2誘電体層3aを形成する。
図11は、図9に示した第2誘電体層3a、bの形成方法とは異なる他の形成方法で形成した共振器S1と共振器P1の断面図である。図11では、先ず、共振器S1の第1誘電体層2の表面上にのみアルミナがスパッタされるようにレジストパターンを形成した後、アルミナをスパッタし、その後そのレジストを除去して第2誘電体層3aを形成する。次に、共振器S1、S2、P1、P2の表面上にSiNをスパッタして第2誘電体層3bを形成する。
図10及び図11に示すように、第2誘電体層3a、b上の一部に第2誘電体層3a、bとは異なる材料が積層されても、境界波である不要波1の周波数には影響しない。
図12Aは、図8に示したラダー型フィルタの回路構成を示す図である。図12Aでは、第2誘電体層3の音速が他と異なる共振器P1を枠で囲んで表示した。また、図12Bは、図8に示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。図12Bでは、比較のため、共振器S1、S2、P1、P2の第2誘電体層3を全てアルミナスパッタ膜で形成した以外は図8に示したラダー型フィルタと同様の構成の周波数特性も合わせて示した。図12Bから、複数の弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることにより、不要波1による不要応答が改善されるのが分かる。
また、図13Aは、4つの共振器の内、共振器S1と共振器P1の第2誘電体層3をアルミナスパッタ膜で形成し、共振器S2と共振器P2の第2誘電体層3をSiNスパッタ膜で形成したラダー型フィルタの回路構成を示す図である。図13Aでは、第2誘電体層3の音速が他と異なる共振器S2、P2を枠で囲んで表示した。即ち、図13Aの例は、直列に接続された弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの第2誘電体層の音速と、並列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速とを、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせた例である。また、図13Bは、図13Aに示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。図13Bでは、比較のため、共振器S1、S2、P1、P2の第2誘電体層3を全てアルミナスパッタ膜で形成した以外は図13Aに示したラダー型フィルタと同様の構成の周波数特性も合わせて示した。図13Bから、複数の弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることにより、不要波1による不要応答が改善されるのが分かる。
また、図14Aは、4つの共振器の内、共振器P1と共振器P2の第2誘電体層3をアルミナスパッタ膜で形成し、共振器S1と共振器S2の第2誘電体層3をSiNスパッタ膜で形成したラダー型フィルタの回路構成を示す図である。図14Aでは、第2誘電体層3の音速が他と異なる共振器S1、S2を枠で囲んで表示した。即ち、図14Aの例は、直列に接続された弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせた例である。また、図14Bは、図14Aに示したラダー型フィルタの周波数特性を示す図である。図14Bでは、比較のため、共振器S1、S2、P1、P2の第2誘電体層3を全てアルミナスパッタ膜で形成した以外は図14Aに示したラダー型フィルタと同様の構成の周波数特性も合わせて示した。図14Bから、複数の弾性境界波素子(共振器)の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることにより、不要波1による不要応答が改善されるのが分かる。特に、図14Aに示したラダー型フィルタでは、並列接続された共振器の不要波1の周波数と、直列接続された共振器の不要波1の周波数の高さ関係が通常のラダー型フィルタと逆(通常は、直列共振器の共振周波数>並列共振器の共振周波数)になっているため、不要波1の周波数でバンドリジェクションが可能となり、その部分の抑圧度を大きく改善できる。例えば、特定の周波数の抑圧度を改善したい場合など、第2誘電体層3の音速をコントロールすることで可能となる。
最後に、第2誘電体層の厚さと、弾性境界波の波長λとの関係を検討する。図15は、アルミナ(第2誘電体層)の厚さと、弾性境界波の反共振周波数及び反共振引き込み量との関係を示す図である。図15の実施形態では、圧電基板に30度回転YカットX伝搬のLiNbO3板、第1誘電体層にSiO2(厚さ:1150nm)、第2誘電体層にアルミナ、櫛形電極にCu電極(厚さ:185nm、電極周期:1.982μm、弾性境界波の波長λ:1.982μm)を用い、第2誘電体層のアルミナの厚さを変化させた場合における、アルミナ(第2誘電体層)の厚さと、反共振周波数及び反共振引き込み量との関係を示したものである。図15より、反共振周波数は、アルミナの厚さが約0.75μmで安定するが、反共振引き込み量はアルミナの厚さが約1μmで安定する。これより、反共振周波数及び反共振引き込み量のいずれもが安定するには、アルミナの厚さは約1μm以上が必要であることが分かる。従って、第2誘電体層(アルミナ)の厚さは、弾性境界波の波長λ(約2μm)の0.5λ以上必要であることが分かる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記以外の形態としても実施が可能である。本出願に開示された実施形態は一例であって、これらに限定はされない。本発明の範囲は、上述の明細書の記載よりも、添付されている請求の範囲の記載を優先して解釈され、請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更は、請求の範囲に含まれるものである。
以上説明したように本発明は、複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速を、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異ならせることにより、弾性境界波装置のフィルタとしての抑圧度を改善することができる。

Claims (10)

  1. 複数の弾性境界波素子を含む弾性境界波装置であって、
    前記弾性境界波素子は、圧電材料層と、前記圧電材料層の上に配置された電極と、前記電極を覆うように前記圧電材料層の上に形成された第1誘電体層と、前記第1誘電体層の上に形成された第2誘電体層とを含み、
    前記第2誘電体層の音速は、前記第1誘電体層の音速よりも速く、
    前記複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速は、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なることを特徴とする弾性境界波装置。
  2. 前記複数の弾性境界波素子は、直列及び並列に接続されている請求項1に記載の弾性境界波装置。
  3. 前記弾性境界波素子は、1端子対の共振器である請求項2に記載の弾性境界波装置。
  4. 前記並列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速が、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なる請求項2に記載の弾性境界波装置。
  5. 前記直列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの第2誘電体層の音速と、前記並列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速とが、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なる請求項2に記載の弾性境界波装置。
  6. 前記直列に接続された弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の音速が、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の音速と異なる請求項2に記載の弾性境界波装置。
  7. 前記圧電材料層は、LiNbO3又はLiTaO3から形成されている請求項1に記載の弾性境界波装置。
  8. 前記第1誘電体層は、SiO2を主成分として含む請求項1に記載の弾性境界波装置。
  9. 前記第2誘電体層は、アルミナ、SiN、SiC及びダイヤモンドライクカーボンからなる群から選ばれるいずれか1つを主成分として含む請求項1に記載の弾性境界波装置。
  10. 前記複数の弾性境界波素子の少なくとも1つの弾性境界波素子の第2誘電体層の形成方法が、他の弾性境界波素子の第2誘電体層の形成方法と異なる請求項1に記載の弾性境界波装置。
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