JP4915880B2 - シェル付き電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明はシェル付き電気コネクタに関する。
複数の端子(コンタクト)を配列保持するハウジング(絶縁体)へ、端子の配列方向を長手方向とする金属板製の上側シェル(プラグシェル)と下側シェル(グランドバーシェル)とが互いに平行面をもってハウジングに取り付けられている電気コネクタが特許文献1に開示されている。
特許文献1における下側シェルはハウジングと一体成形されており、該下側シェルの一部が隆起部を有していて、該隆起部がハウジングの上面に露出している。このような下側シェルを一体成形で保持するハウジングへ上側シェルは上方から取り付けられる。その際、上側シェルは下側シェルの上記隆起部の上面に至近して対面している。上側シェルは、その長手方向両端域に形成された切り込み溝によって突片(突起部)が設けられ、該突片は下方に向け傾角をもって屈曲されている。上側シェルの突片は下側シェルの隆起部の上面と接触しており、ここで下側シェルと半田接続される。かくして、上側シェルと下側シェルは、突片と隆起部における半田により、その結合強度を高める。
特開2009−129731
この種のコネクタは、端子数が多く、しかも回路基板に取り付けられるコネクタにあっては薄型であることが要求され、したがって、ハウジングは極めて細長くそして薄いものとなる。また、上記要求により、ハウジングに取り付けられる上側そして下側シェルも、細長いだけでなく、あまり板厚の大きいものは使えない。結果として、ハウジングも、上側そして下側シェルも、したがってコネクタ全体としても、その長手方向中間部で撓み易くなる。
このような状況のもとで、特許文献1のコネクタにあっては、上側シェルと下側シェルは、長手方向の両端域でのみ、半田により直接接続されているだけである。したがって、中間部で撓み易いこの種のコネクタに対しては、上側シェルと下側シェルとの結合強度は十分であるとは言えない。
本発明は、このような事情に鑑み、長手方向の中間部でも上側シェルと下側シェルが十分な結合強度を確保できるシェル付き電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係るシェル付き電気コネクタは、複数の端子を配列保持するハウジングと、該複数の端子の配列方向である長手方向に沿って互いに平行面をもって上記ハウジングに取り付けられる金属板製の上側シェルと下側シェルとを有し、上記上側シェルと下側シェルが上記長手方向で少なくとも両端域で互いに半田接続されている。
かかるシェル付き電気コネクタにおいて、本発明では、上記長手方向で上記両端域の間の中間域で、上記上側シェルと下側シェルの少なくとも一方が突片を有し、他方が該突片を受け入れる受入部として孔部もしくは切欠部が形成され、ハウジングには上記突片の上下方向での貫通を許容する貫通空間部が孔部として形成されていると共に、該貫通空間部の周囲で、他方のシェルに面する壁面に凹部が形成されており、上記貫通空間部を貫通する突片が上記凹部内で受入部の周部と半田接続されていることを特徴としている。
このような構成の本発明によると、上側シェルと下側シェルは上記長手方向の両端域で互いに半田接続されているのみならず、上記長手方向中間域で、一方のシェルの突片が他方のシェルの受入部へ進入した状態で両者が半田接続されるため、この中間域での両シェルの結合により両シェルそしてコネクタ全体の結合強度が向上する。ここで、突片に関する「受入れ」とは、突片が受入部へ進入そして貫通あるいは該突片の先端が受入部の開口部付近に位置する場合を含む。また、このような本発明によると、凹部の形成により、突片へ施した半田が凹部内に留まり、周辺へ拡散しないので、不要部分への半田の拡がりを防止し、必要部分での半田の確保により強度の低下を防止できる。
本発明において、突片は一方のシェルの本体部の板面に対し直角に屈曲して形成することができる。屈曲形成することにより得られた突片はそれ自体の強度が向上する。
本発明において、突片は該突片の先端が他方のシェルの受入部内で該他方のシェルの板厚範囲内に位置していることが好ましい。こうすることにより、突片は受入部の内壁面と半田を介して確実に接合がなされるのに加え、突片の先端が他方のシェルの板厚範囲内に留まるので、他方のシェルの上面から突出することなく、コネクタの低背性を損なわない。
本発明において、突片は該突片の周面が貫通空間部の対向壁面と接面していることが好ましい。こうすることにより、突片が貫通空間部を塞ぐこととなり、突片に付着した半田が突片と上記対向壁面との隙間から下方へ漏れることがない。
本発明において、ハウジングの凹部は、上下方向で見たときに、該凹部の周縁が他方のシェルの受入部を包囲するように形成されていて、該他方のシェルの受入部の周囲は上記凹部に対向する面が半田付着を良好とする半田付着促進面となっていることが好ましい。こうすることにより、突片に施された半田は、受入部の内壁面と半田接続されるのみならず、半田付着促進面となっている受入部周囲で、凹部に対向する面とも半田接続され、その結合強度を向上させる。上記半田付着促進面は、半田高濡れ材料によるめっき処理等によって得られる。上記受入部は、抜き加工により得られる場合が多く、その場合には、受入部の内壁面はもともと端子素材が露呈しているので半田付着促進面となっている。
本発明は、以上のように、長手方向中間域で、上側シェルと下側シェルの一方に突片を設けると共に他方に受入部を形成して、該突片と受入部周辺とを半田接続することとしたので、特に、極めて長いコネクタにおいて、上記中間域で両シェルの結合強度が一段と向上し、両シェルのハウジングからの離間そして外れを防止できるのみならず、コネクタ全体の強度も向上して撓みを抑制でき、その結果、コネクタにおける端とケーブルの半田接続の接続信頼性をも確保できる。
本発明の一実施形態としてのケーブルコネクタと相手コネクタを示す斜視図である。 図1のケーブルコネクタを、上側シェルを分離した状態で示す斜視図である。 図1そして図2のケーブルコネクタの上側シェルと下側シェルのみを示す斜視図である。 図2のコネクタの長手方向中央位置に設けられた固定部及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 図1の固定部における縦断面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのケーブルコネクタ10と、相手方たる回路基板用コネクタ50とを、互いの嵌合前の状態で示す斜視図である。
ケーブルコネクタ10は、回路基板(図示せず)に取り付けられる上記相手方たる回路基板用コネクタ50に上方から嵌合接続される際に、上記回路基板に対して平行に延出する一列の同軸ケーブルからなるケーブルCが端子に結線されている。上記ケーブルコネクタ10は、端子を保持するハウジング11に対し取り付けられる金属板製の上側シェル21と下側シェル22とから成るシェル体20を有している。なお、本実施形態の場合、ケーブルコネクタ10そして相手方たる回路基板用コネクタ50は左右対称に構成されている。
図2は、下側シェル22のみがハウジング11に取り付けられ、上側シェル21が取付前の状態の上記ケーブルコネクタ10の斜視図、図3は、上側シェル21と下側シェル22のみを示す斜視図である。
図2に見られるように、ハウジング11はその長手方向中央位置にブロック状の固定部12を有し、該固定部12の両側で両端までの間に複数の端子30を配列保持している。ハウジング11には、端子30の配列範囲に、ケーブル延出方向そして上方に開口した凹部13が形成されている。図2に見られるように、端子30は、上記凹部13の底面に上面が露呈している結線部30Aと、上記凹部13の側壁15の外側面に露呈する接触部(図示せず)とを有している。上記結線部30Aに、後述するグランドバー(図示せず)により保持された一連のケーブルCの心線が該グランドバーから突出して、該結線部30A上に載置された後、半田結線されるようになっている。
上記ハウジング11の上記固定部12には、図4及び図5に見られるように、スリット状の貫通空間部12Aが上下に貫通して形成されている。この貫通空間部12Aは、ハウジング11の幅方向(ケーブル延出方向と同じ方向)では後述の下側シェル22の突片の板厚にほぼ等しく、ハウジング11の長手方向では該突片の幅にほぼ等しくなっており、該突片が遊嵌もしくは圧入できる程度となっている。また、上記固定部12は、その上面に、上記貫通空間部12Aの開口をとりまく範囲で形成される凹部12Bを有している。
さらに、上記ハウジング11は、図1及び図2に見られるように、上記長手方向両端側で端子の配列域外に、ケーブル延出方向に突出する下側シェル支持部16と、該下側シェル支持部16よりも上記長手方向外側に位置する上側シェル支持部17とを有している。
上側シェル21は、長手方向では両端側の上側シェル支持部17同士間の範囲、幅方向では側壁15と下側シェル支持部16の範囲で、上記ハウジング11を上側から覆う上面部23と、上記ハウジング11の側壁15から露呈する端子30の接触部よりも上方の位置で上記側壁15の外面に面する背面部24と、長手方向両端部での上記ハウジング11の上側シェル支持部17の両側面に対応する位置で上記上面部23の幅方向両側縁から垂下する一対の脚部25とを有している。
上記上面部23には、後述の下側シェル22との固定用半田を施すために、上記長手方向中央域に孔部として形成された受入部23Aを、さらに、同方向両端域でケーブル延出側の縁部に接続孔23Bが形成されている。また、上記長手方向で受入部23Aと接続孔23Bの間で、ケーブル延出側の側縁部には、後述のグランドバーの上面との半田接続のための長孔23Cが形成されている。一方、上記脚部25には、後述の相手コネクタとのロックのためのロック孔25Aが形成されている。なお、本実施形態では、受入部が孔部として形成されているが、これに限定されるものではなく、切欠部でもよい。
下側シェル22は、図3に見られるように、長手方向では、上記上側シェル21の脚部25の手前位置までしか延びておらず、ケーブル延出方向たる幅方向では、ハウジング11の下側シェル支持部16の突出長さに相当する範囲しか及んでおらず、したがって、上記上側シェル21に比し、長手方向で短く、幅方向で狭くなっている。該下側シェル22は、長手方向中央域で、ハウジング11の側壁15側の縁部に屈曲された突片26が上方に向け起立形成されている。この突片26の位置は上記上側シェル21の受入部23A内に進入可能な位置であり、該突片26の幅は上記受入部23Aの対応内幅に近い寸法となっている。該突片26の側縁には、係止突起26Aが設けられていて、該突片26がハウジング11の貫通空間部12A内へ圧入された際に、該係止突起26Aが上記貫通空間部12Aの対応内壁面に喰い込むようになっている。
上記突片26の起立高さは、上側シェル21と下側シェル22がハウジング11へ取り付けられた際、ハウジング11の貫通空間部12Aを貫通した突片26の先端が上記上側シェル21の受入部23A内にあって、該受入部23Aの内縁における板厚範囲に収まって位置するように設定されている。本実施形態では、好ましい形態として、上記突片26の先端が上記受入部23Aにおける板厚範囲に収まっているが、該先端は受入部23Aを貫通して該受入部23Aの周部の上面と同じ位置または上記周部の下面と同じ位置あるいは該下面よりも若干下方に位置していてもよい。しかし、該下面よりも下方に位置する場合は、突部に付着する半田がその粘性によって該下面にも及ぶことのできる範囲の位置とする。
上記下側シェル22は、長手方向両端で横U字状に折り返された被支持部27を有している。該被支持部27は、長手方向の端部で上方へ屈曲された後に長手方向で中央へ向けさらに屈曲されて形成されている。該被支持部27はハウジング11の下側シェル支持部16へ側方から嵌着される位置に形成されこの嵌着に適合した寸法となっている。
さらに、下側シェル22は、長手方向にて、突片26と被支持部27との間の位置に、既述のグランドバーの下面と半田接続されるための長孔28が形成されている。
既述のごとく、一連のケーブルCは、図1に見られるようなグランドバー40により保持される。該グランドバー40は金属製であり、各ケーブルCに対して該ケーブルCのシールド線部で接触してこれらを保持しており、図1にて各ケーブルCの心線がケーブル延出側とは反対側に上記グランドバー40から突出している。ケーブルCを保持しているこのグランドバー40を、ハウジング11の両端側の下側シェル支持部16同士間で上記下側シェル22上に配すると、該グランドバー40の下面が該下側シェル22の上面と接面し、各ケーブルCの心線が対応端子30の結線部30A上に位置するようになる。後に、この心線は、図2そして図4に示される結線部30Aと半田結線される。また、上記ハウジング11に対し上側シェル21が配されると、該上側シェル21の側縁部の下面が上記グランドバー40の上面と接面するようになる。
次に、相手方たる回路基板用コネクタ50について、ケーブルコネクタ10との係り合いの点から説明する。
回路基板用コネクタ50は、図1に見られるように、端子60を保持するハウジング51と、該ハウジング51に取り付けられたグランド板70とを有している。該ハウジング51は、底壁52と側壁53とで、該側壁53とは反対側に向け上記ケーブルコネクタ10のケーブルCの延出のために開放された、該ケーブルコネクタ10の受入れのための受入空間54を形成している。該ハウジング51により保持された端子は、二種が交互に位置するように配列されており、一種の端子60は上記ハウジング51の側壁53の内面側に位置する接触部61と、底壁52の下側に位置する接続部62とを有している。他種の端子60’は、その接触部61’が図1に見られるように、上記一種の端子60の配列のピッチに対して半ピッチずれた位置に配置されている。該他種の端子60’の接続部は上記側壁53の外側に位置していて図1には表われておらず、側壁53の外側でケーブル延出側とは反対側に延出している。上記一種そして他種の端子60,60’の接触部61,61’は、上記ケーブルコネクタ10の端子30の接触部に対応して位置している。
ハウジング51に取り付けられたグランド板70は、該ハウジング51の側壁53の上面と外面を覆うシールド部71と、ハウジング51の長手方向で両端部に設けられたグランド部72とを有している。上記シールド部71は、その一部として、上記側壁53の内面側に屈曲された舌片状の弾性を有する接触片73と固定片74が設けられており、接触片73は対応して側壁53の内面に形成された溝部53Aにその基部が収められている。すなわち、上記接触片73は、その基部が上記溝部53A内に納められているものの、先端部は該溝部53Aから突出して溝外に位置していてケーブルコネクタ10のシェル体20との接触を可能としている。また、固定片74は対応して側壁53の上面に開口形成されたスリットへ圧入されている。
上記グランド部72は、ロック片75と、被支持部76と、被固定部77とを有している。ハウジング51は、該グランド部72に対応する部位である長手方向両端部に、ケーブル延出方向で上記側壁53に対向して設けられた対向壁55をも有しており、上記グランド部72はこれらの側壁53と対向壁55に取り付けられている。上記側壁53と対向壁55の対向内面側に上記ロック片75と被支持部76が位置し、上記側壁53と対向壁55の外面側に被固定部76が位置している。また、ハウジングの長手方向では、ロック片75に対し被支持部76が端部側に位置し、被固定部77は上記ロック片75と同じ位置にある。
上記ロック片75は側壁53と対向壁55のそれぞれの上面位置から若干傾斜して下方に延び弾性を有する片持ち梁状をなし、その対向内面にはロック突起75Aが形成されている。該ロック突起75Aはケーブルコネクタ10の上側シェル21の脚部25に形成されたロック孔25Aと係止するためのものである。
被支持部76は、逆U字状部で上記側壁53と対向壁55に取り付けられ支持されており、上記側壁53と対向壁55の対向内面に沿う部分を、該側壁53と対向壁55間の底壁に沿う部分で結んでU字状部分を成している。該U字状部分で上記ケーブルコネクタ10の両端部を受け入れて支持する。
さらに、被固定部77は、ハウジング外でL字状に屈曲されていて、回路基板に面する部分を有し、ここで回路基板に対して半田固定される。
このように構成される本実施形態のケーブルコネクタ10は、次の要領で組み立てられ、相手方たる回路基板用コネクタ50と接続される。
<ケーブルコネクタの組立て>
先ず、下側シェル22の突片26をハウジング11の貫通空間部12Aへ下方から挿入させながら、被支持部27にて、ハウジング11に対して嵌着することにより、該下側シェル22をハウジング11へ取り付ける(図2参照)。上記突片26は貫通空間部12Aの内壁面と接面しもしくは若干の隙間を形成しつつ、突片26の側縁に設けられた係止突起26Aが上記貫通空間部12Aの内壁面に喰い込んで、ここで抜け防止がされると共に固定保持される。
次に、複数のケーブルCを配列保持するグランドバー40を、図2の下側シェル22上に配置する。この配置により、各ケーブルCの心線は端子30の結線部30A上に位置するようになる。かかる状態で、心線は結線部30Aに対し半田結線され、下側シェル22はその長孔28にてグランドバー40と半田接続され、電気的に導通すると共に、機械的には両者の連結がなされる。
次に、上側シェル21をハウジング11へ取り付ける。該上側シェル21の脚部25はハウジング11の上側シェル支持部17を跨るように取り付けられてここで支持される。上側シェル21の接触孔23Bは下側シェル22の横U字状の被支持部27の上面に接面しもしくは近接して位置し、また上側シェル21の長孔23Cは下側シェル22上のグランドバー40の上面に接面しもしくは近接して位置する。ハウジング11の貫通空間部12Aを下方から貫通している下側シェル22の突片26の先端(上端)が、ハウジング11の固定部12の上面に形成された凹部12Bの底面から突出していて(図4参照)、該突片26の先端は上記上側シェル21の受入部23A内に進入するようになる。このように、上側シェル21がハウジング11に取り付けられた状態で、図5に見られるように、上記凹部12B内で上記突片26の先端と上側シェル21との間に半田Sを施し電気的導通を図ると共に機械的に強固な結合を得る。半田Sは上側シェル21の受入部23Aの周縁での下面とハウジング11との間に形成される隙間にも及び、突片26と上側シェル21は強固に結合される。突片26とハウジングの貫通空間部12Aの内壁面は接面しもしくはわずかの隙間しか形成されておらず、半田Sは下方に漏れることはない。
さらに、上側シェル21は、接続孔23Bで下側シェル22と、長孔23Cでグランドバー40と、それぞれ半田Sにより接続され、電気的に導通されると共に、互いの機械的結合を得る。
<回路基板用コネクタの回路基板への取付け>
一方、相手方たる回路基板用コネクタを回路基板へ取付ける。図1に見られる回路基板用コネクタ50を回路基板の所定位置に配し、端子60の接続部62を対応の回路部と半田接続せしめると共に、グランド板70の被固定部77を回路基板の対応部へ半田固定する。
<ケーブルコネクタと相手コネクタの嵌合>
上記回路基板用コネクタ50の上方位置からケーブルコネクタ10を降下させて該回路基板用コネクタ50と嵌合接続する。ケーブルコネクタ10は、回路基板用コネクタ50の側壁53と底壁52とで形成されている受入空間54上に配され、該ケーブルコネクタ10の両端部が被支持部76のU字状部に収められ、該両端部に隣接する脚部25に形成されたロック孔25Aに、回路基板用コネクタ50のロック片75の係止突起75Aが係止する。ケーブルコネクタ10の端子30は、その接触部が回路基板用コネクタ50の端子60の接触部61と接触するようになり、電気的に接続される。
本発明は、図示された形態に限定されず、種々変更可能である。例えば、突片を下側シェルにそして受入部を上側シェルに設けることとしなくともその逆、すなわち突片を上側シェルにそして受入部を下側シェルに設けることとしてもよい。また、突起は下側シェルあるいは上側シェル、さらには両シェルの長手方向中間域に複数設けることとし、受入部をその相手シェルに形成することとしてもよい。
10 (ケーブル)コネクタ 21 上側シェル
11 ハウジング 22 下側シェル
12A 貫通空間部 23A 受入部
12B 凹部 26 突片

Claims (5)

  1. 複数の端子を配列保持するハウジングと、該複数の端子の配列方向である長手方向に沿って互いに平行面をもって上記ハウジングに取り付けられる金属板製の上側シェルと下側シェルとを有し、上記上側シェルと下側シェルが上記長手方向で少なくとも両端域で互いに半田接続されているシェル付き電気コネクタにおいて、
    上記長手方向で上記両端域の間の中間域で、上記上側シェルと下側シェルの少なくとも一方が突片を有し、他方が該突片を受け入れる受入部として孔部もしくは切欠部が形成され、ハウジングには上記突片の上下方向での貫通を許容する貫通空間部が孔部として形成されていると共に、該貫通空間部の周囲で、他方のシェルに面する壁面に凹部が形成されており、上記貫通空間部を貫通する突片が上記凹部内で受入部の周部と半田接続されていることを特徴とするシェル付き電気コネクタ。
  2. 突片は一方のシェルの本体部の板面に対し直角に屈曲して形成されていることとする請求項1に記載のシェル付き電気コネクタ。
  3. 突片は該突片の先端が他方のシェルの受入部内で該他方のシェルの板厚範囲内に位置していることとする請求項1又は請求項2に記載のシェル付き電気コネクタ。
  4. 突片は該突片の周面が貫通空間部の対向壁面と接面していることとする請求項1ないし請求項3のうちの一つに記載のシェル付き電気コネクタ。
  5. ハウジングの凹部は、上下方向で見たときに、該凹部の周縁が他方のシェルの受入部を包囲するように形成されていて、該他方のシェルの受入部の周囲は上記凹部に対向する面が半田付着を良好とする半田付着促進面となっていることとする請求項に記載のシェル付き電気コネクタ。
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