JP4915001B2 - リンクプレートチェーン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に無段変速機でトルク伝達のために使用されるリンクプレートチェーン(Laschenkette)に関する。
【0002】
【従来の技術】
リンクプレートチェーン及び、前記無段変速機のためにリンクプレートチェーンも既に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、別の構成のリンクプレートチェーンを提供することである。
【0004】
本発明の特別な観点によれば、本発明の課題は、改善された運転確実性が保証され、安価に製造可能で構造的に簡単な構成されたリンクプレートチェーンを提供することである。
【0005】
本発明の特別な観点によれば、本発明の課題は、製造公差によって運転確実性に不都合な影響が及ぼされることが少ないリンクプレートチェーンを提供することである。
【0006】
本発明の特別な観点によれば、本発明の課題は、簡単な形式で取り扱い及び組み立てができ、無段変速機に組み付けることができるようなリンクプレートチェーンを提供することである。
【0007】
本発明の特別な観点によれば、本発明の課題は、耐用年数が長く、摩耗しにくいリンクプレートチェーンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明によれば、以下の説明又は請求項に記載され又は図面に示された複数の特徴のうちの少なくとも1つの特徴を有する、リンクプレートチェーン、又はこのリンクプレートチェーンを有する無段変速機、又はこのリンクプレートチェーンを製造するための方法によって解決された。
【0009】
前記課題は特に、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項9又は請求項10又は請求項11又は請求項12によって解決された。
【0010】
さらに前記課題は、請求項42に記載した無段変速機によって解決された。
【0011】
さらに前記課題は、請求項43に記載したリンクプレートチェーンを製造するための方法によって解決された。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば緊締防止装置(Anti−Verklemmsicherung)が設けられている。この緊締防止装置は、互いに隣接し合う2つのチェーンリンクが、締め付け力又はこれと類似のものがチェーンリンクに作用する相対位置に移動するのを阻止し、これらの隣接し合うチェーンリンクが、ほぼ直線状(linear)に整列される相対位置の方向に移動せしめられるのを阻止するか又は少なくとも困難にする。緊締防止装置は特に、チェーンリンクのリンクプレートが開口を有していて、この開口内にクレードル部材が延びている場合に、隣接し合う2つのチェーンリンクのリンクプレートが旋回せしめられた時に、これらのリンクプレートとクレードル部材との間に締め付け力が生じ、この締め付け力によってチェーンリンク若しくはリンクプレートが旋回されない位置に運動するのに抗して働くように、構成されている。本発明によれば特に、隣接し合うチェーンリンクのリンクプレート間、若しくはこれらのチェーンリンクを互いに旋回可能に枢着するクレードル部材間に次のような締め付け力が働くことが避けられるようになっている。即ち、チェーンの重力によって、旋回させられたチェーンリンクを接続するジョイント装置を中心にしたトルクが生ぜしめられた時に、つまり特にチェーンが重力の影響を受けた垂れ下がった時に、旋回せしめられたチェーンリンクを特に直線的に整列させるために、チェーンの重力が十分でないような締め付け力が働くことが避けられる。
【0013】
またこの緊締防止装置は、隣接し合う2つのチェーンリンクが、これらのチェーンリンクが第1の旋回方向で互いに旋回せしめられる単数若しくは複数の相対位置で緊締されるのを阻止するか、又はチェーンリンクが、前記第1の旋回方向とは逆方向の第2の旋回方向でで互いに旋回せしめられる単数若しくは複数の相対位置で緊締せしめられるのを阻止するか、又はこのチェーンリンクが両旋回方向で緊締されるのを阻止するように構成されている。
【0014】
旋回若しくは旋回方向のための、互いに隣接し合うチェーンリンクの基準位置は、本発明では特に、隣接し合うチェーンリンクが実質的に直線状に整列されている相対位置である。
【0015】
特に緊締防止装置は、隣接し合う2つのチェーンリンクが、チェーンリンク内側方向に旋回せしめられる単数若しくは複数の相対位置で緊締されるのを阻止するように構成されている。
【0016】
隣接し合うチェーンリンクの緊締とは、本発明では特に、これらのチェーンリンクの相対可動性(少なくとも前記基準位置の方向での)がロックされる、という意味である。この緊締は場合によっては、1つのチェーンリンク並びに隣接するチェーンリンクの単数又は複数のリンクプレートが共通のジョイント装置のクレードル部材でそれぞれ互いに相対回動不能に固定され、これら2つのクレードル部材が互いに相対的に緊締されるか、若しくはそれぞれ他方のクレードル部材と、他方のチェーンリンクの少なくとも1つのリンクプレートとの間の少なくとも1つのクレードル部材が緊締されるという形式のものである。他方のチェーンリンクはこの意味では、当該のクレードル部材が例えば形状結合(形状による束縛;Formschluss)を介して相対回動不能に連結されるチェーンリンクのことである。
【0017】
前記課題は、請求項2に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0018】
本発明によれば特に、多数の旋回可能に接続された(枢着された)チェーンリンクと旋回制限装置とを有するリンクプレートが設けられている。チェーンリンクの少なくとも一部が、9mmと同じか又はこれよりも小さいピッチを有している。
【0019】
ピッチ(Teilung)とは、本発明においては特に、隣接し合う2つのジョイント装置の隣接し合うそれぞれ2つのジョイント軸線を有する間隔のことである。本発明によれば特に、チェーンの走行方向で互いに連続する多数のチェーンリンクが設けられており、そのピッチは、約5mm〜約15mm又はこれよりも大きいか、或いは約5mm〜約15mm又はこれよりも大きいピッチを有するチェーンリンクが走行方向の両側でチェーンリンクに接していて、そのピッチが約5mm〜薬15mmよりも小さく有利には9mmである。特に有利にはリンクプレートチェーンは、ピッチが6.5mm〜8.5mmであるチェーンリンク並びに、ピッチが9mm〜12mmの間であるチェーンリンクを有している。本発明の別の実施例によれば、リンクプレートチェーンが、2つまたはそれ以上の異なるリンクプレート長さを有して構成されている。
【0020】
旋回制限装置は、9mmと同じか又はこれよりも大きいピッチを有する部材と、1つ又は2つの隣接し合うチェーンリンクとの間の最大旋回角度が35゜よりも小さい、有利には30゜よりも小さい、特に有利には28゜よりも小さい、さらに特に有利には21゜と28゜との間であることを保証するように構成されている。また有利には、旋回制限装置は、隣接し合うそれぞれ2つのチェーンリンク間で、これらのチェーンリンクのピッチに関連して、及び場合によっては走行曲率半径(この曲率半径に沿ってリンクプレートチェーンが駆動中に移動せしめられる)に関連して最大旋回角度が規定されるように構成されている。
【0021】
隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回角度は、特にチェーンリンクの一方が、隣接し合うチェーンリンクが一列に並んで配列される位置から変位する角度である。
【0022】
旋回制限装置は特に、チェーン内側方向への旋回又はチェーン外側方向への旋回或いは両方向への旋回のための隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回角度を制限するように構成されている。
【0023】
前記課題は、請求項3に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0024】
本発明によれば特に、隣接し合う2つのチェーンリンクを旋回可能に接続する少なくとも1つのジョイント装置のクレードル部材が、往復旋回運動後にその互いに相対的な初期位置に、並びに場合によってはそれぞれ隣接し合うチェーンリンクに対する初期位を有するように保証する装置が設けられている。この場合、有利には、チェーン平面内でのクレードル部材の横断面はそれぞれ非対称(アシンメトリー)に構成されている。
【0025】
初期の相対位置は、特に、「往−旋回」の開始において与えられるクレードル部材の相対位置である。特に有利には、ジョイント装置のクレードル部材が往復旋回運動後にその初期の相対位置を有することを保証する装置が次のように構成されていることである。つまり、「往−旋回運動」が、チェーン内側方向で又はチェーン外側方向で又はこれらの任意の方向で行われる時に、初期の相対位置が再び与えられることが保証されるように構成されていることである。特に有利には、この装置は、往復旋回運動のための初期位置が、このクレードル部材対によって旋回可能に接続されたチェーンリンクが直線的に整列された位置である場合に、初期の相対位置が再び与えられることが保証されるように構成されている。有利には、この装置は、隣接し合うチェーンリンクがほぼ任意の旋回運動後に再び基準位置に戻る場合、つまり特にチェーンリンクがほぼ直線的に整列された相対位置に戻る場合に、このクレードル部材が互いに、及び場合によっては隣接するチェーン部材に対するそれぞれ同じ相対位置を有することを保証する。
【0026】
前記課題は、請求項4に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0027】
本発明によれば特に、チェーンリンクのリンクプレートの少なくとも一部は、その外側輪郭が、チェーンのほぼ走行方向に延びる突起を有するように構成されている。この突起は走行方向で特にチェーンの端面側に愛知されていて、有利な形式で、ほぼチェーン内側に向けられた端面側の領域に配置されている。
【0028】
チェーンリンクの走行方向とは、本発明においては特に、チェーンが種々異なる円錐プーリー若しくは円錐円板(Kegelscheiben)に巻き掛けられて、円錐円板が回転するようになっている場合に、チェーンリンクが移動せしめられるチェーンリンクのそれぞれの走行方向のことである。特に走行方向とは、各チェーンリンクが個別に移動せしめられるそれぞれの方向付け、及び/又はこの移動方向とは逆方向の方向付けのことである。
【0029】
チェーン内側とは、本発明においては特に、エンドレスに閉じられたチェーンリンクの半径方向内側領域のことである。
【0030】
リンクプレートの端面側とは、本発明では特に、リンクプレートをリンクプレートチェーンの長手方向若しくは走行方向で制限する面のことである。
【0031】
リンクプレートの単数又は複数の突起は、特に、隣接する少なくとも1つのクレードル部材と場合によっては協働して、隣接し合うチェーンリンクの旋回角度がチェーン内側又はチェーン外側方向で、或いは両方向で制限されるように作用する。突起は有利には、チェーンリンク内側又はチェーンリンク外側或いはこれらの両方向への旋回後に、隣接し合うチェーンリンクの緊締が阻止されるように構成されていてもよい。
【0032】
前記課題は、請求項5に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0033】
本発明によれば特に、リンクプレートチェーンのチェーンリンクはそれぞれ多数のリンクプレートを有しており、これらのリンクプレートは、少なくとも部分的に有利には全部に単数又は複数の開口を備えており、これらの開口を通って、2つのクレードル部材対が延びていて、これらのクレードル部材を介してチェーンリンクのリンクプレートが枢着されており、若しくはこれらのクレードル部材を介してチェーンリンクがそれぞれ1つの隣接するチェーンリンクに若しくはリンクプレートに枢着されている。リンクプレートの少なくとも一部は非対称(アシンメトリー)に構成されていて、一方ではチェーンの走行方向に配置された第1の端面側と、チェーンの走行方向でこの端面側の次に位置する開口との間の一方の壁厚、また他方では、チェーンリンクの走行方向に配置された第2の端面側とこの第2の端面側の次に位置する開口との間の他方の壁厚が異なっており、特に一方の壁厚が他方の壁厚よりも大きい。このような異なる壁厚は、それぞれ走行方向に対して垂直方向で一定であるか又は異なって構成されていてよい。
【0034】
壁厚とは、本発明においては、特にそれぞれの端面側と、チェーンの走行方向で見てこの端面側の次に位置する、それぞれの開口の箇所との間の間隔のことであるので、特にそれぞれの端面側の各箇所には、次のような壁厚が配属されている。つまり、チェーンの走行方向に対して垂直に配置された所定の仮想平面(この端面側の次に位置する開口の、この端面側の次に位置する箇所を通って延びる)からの端面側の前記箇所の間隔に関連した壁厚が配属されている。
【0035】
有利な形式で、端面側の、チェーン内側に向いた領域における壁厚は種々異なっている。特に有利には、この種々異なって構成された壁厚は特に、リンクプレートチェーンの走行方向に配向で、チェーン内側に向けられた端面の領域内に突起が延びており、この突起が例えば鼻状に構成されていることによって得られる。特に有利にはさらに、リンクプレートチェーンの走行方向に配置された一方の端面側から2つ又は多数の突起が延びており、この場合これらの突起のうちの1つが、チェーン外側に向いた領域内に配置されていて、こられたの突起のうちの1つが端面の、チェーン内側に向けられた領域内に配置されている。特に有利には、チェーン外側に向けられた突起は、チェーンが、この突起を有するチェーンリンクと共に1つの作業側区分(Trumm)を介して円形運動で移動せしめられた後で、所定の旋回角度で、場合によっては、走行方向で隣接するクレードル部材に当接し、それによってチェーンの過大な旋回を阻止するように構成されていて、これに対して、チェーン内側に向けられた突起は隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回運動、特にチェーン内側に向けられた旋回運動を制限する。場合によっては、チェーン外側に向けられた突起はさらに、隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回、特にチェーン外側に向けられた旋回を制限する。
【0036】
前記課題はさらに、請求項6に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0037】
本発明によれば特に、クレードル部材表面接触領域の湾曲部曲率半径に対するリンクプレート表面接触領域の湾曲部曲率半径の比は、10より小さい、有利には8より小さい、特に有利には6より小さい、特に有利には5より小さい、特に有利には3より小さい、特に有利には2より小さい。本発明の実施例によれば、リンクプレート表面接触領域の湾曲部曲率半径は、クレードル部材表面接触領域の湾曲部曲率半径のほぼ2倍である。
【0038】
湾曲部曲率半径は、特に隣接し合うチェーンリンクのそれぞれの旋回位置、若しくはこの旋回位置に配属された表面接触領域に関連している。
【0039】
クレードル部材表面接触領域とは、本発明においては、クレードル部材の特に次のような表面領域のことである。つまり、隣接し合うチェーンリンクが旋回運動する際に、このクレードル部材に対して旋回方向で相対運動せしめられる、隣接するチェーンリンクの単数又は複数のリンクプレートが接触する、クレードル部材の表面領域のことである。このクレードル部材並びにその他のクレードル部材は、隣接し合う2つのチェーンリンク間の同じジョイント装置に配属されている。
【0040】
リンクプレート表面接触領域とは、本発明においては、クレードル部材表面接触領域がそれぞれ接触する単数若しくは複数のリンクプレートの表面領域のことである。
【0041】
この表面接触領域とはそれぞれ、隣接し合うチェーンリンクのそれぞれ所定の旋回位置で互いに接触し合う表面領域のことであるか、又は特に全体的にそれぞれ構造的に可能な種々異なる旋回角度においてはこの領域の全体のことである。
【0042】
クレードル部材表面接触領域とリンクプレート表面接触領域とはそれぞれ丸味を付けて形成されており、この場合、リンクプレート表面接触領域の湾曲部曲率半径並びにクレードル部材表面接触領域の湾曲部曲率半径は、種々異なる旋回角度に関連してそれぞれ一定に又は一定ではなく構成されている。
【0043】
クレードル部材表面接触領域に対するリンクプレート表面接触領域の湾曲部曲率半径の比は、旋回位置に関連して一定であるか又は一定ではない。
【0044】
前記課題は、請求項7に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0045】
本発明によれば特に、ジョイント装置の少なくとも1つのクレードル部材のクレードル部材表面接触領域と、隣接し合うチェーンリンクの旋回時にこのクレードル部材に対して相対的に移動する少なくとも1つのリンクプレートのリンクプレート表面接触領域とが接触するようになっており、この場合、リンクプレート表面接触領域が、このリンクプレート表面接触領域の領域で有利には次のような表面領域を有している。つまり、この表面領域は、半径方向で開口を制限していて、この開口を通ってクレードル部材対が延びており、この表面領域は応力に関して問題のない領域に配置されている。
【0046】
この応力に関して問題のない領域とは、特に、リンクプレートチェーンの駆動中に生じた応力が著しく小さい領域のことである。特に、リンクプレートチェーンの駆動中に生じた、このリンクプレート表面接触領域の応力は、それぞれのリンクプレートの開口のその他の表面領域内における応力よりも小さい。特に有利にはこのリンクプレート表面接触領域は、リンクプレートの開口を半径方向で制限する表面内に配置されており、この表面は、それぞれの開口を半径方向で制限する、開口の表面の50%、有利には35%、有利には25%、有利には20%、有利には10%である。この開口の表面内でリンクプレートチェーンの駆動中の応力は、この開口の種々異なる表面領域におけるよりも小さい。
【0047】
前記課題は、請求項8に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0048】
本発明によれば特に、少なくとも1つのチェーンリンクの少なくとも1つのリンクプレートが、クレードル対を受容するための開口を有しており、この開口の輪郭は狭窄部を有しており、この場合、この狭窄部の壁部の領域内に単数若しくは複数のリンクプレート表面接触領域が配置されており、このリンクプレート表面接触領域は、隣接し合うチェーンリンクの旋回時にクレードル部材表面接触領域と接触する。
【0049】
有利には、リンクプレートの開口内に設けられた狭窄部によって、この開口を通って延びる2つのクレードル部材対が互いに分離されている。
【0050】
前記課題は請求項9に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0051】
本発明によれば、それぞれのチェーンリンクのリンクプレートが、隣接し合うチェーンリンクを互いに旋回可能に枢着接続する各ジョイント装置のジョイント軸線方向で、その位置をほぼ維持することを保証する。
【0052】
前記課題は、請求項10に記載したリンクプレートチェーンによて解決される。
【0053】
本発明によれば、それぞれ多数のリンクプレートを有する、互いに隣接し合う2つのチェーンリンクが、ジョイント装置を介して旋回可能に互いに枢着されており、この場合、少なくとも1つの弾性的な装置が設けられていて、この装置は、所定のリンクプレート有利には、所定のジョイント装置に延びるすべてのリンクプレートを、このジョイント装置のジョイント軸線方向で負荷する。
【0054】
弾性的な装置は、特にばねであって、このばねは、皿ばね又はコイルばね又は板ばね又はその他の形式で構成されたばねである。特に有利には、このばねは、リンクプレートの開口を通って延びるクレードル部材の回りに延びている。有利にはばね若しくは弾性的な装置は、ジョイント装置の軸線方向で隣接し合う2つのリンクプレート間に配置されていて、このジョイント装置の周囲に延びるすべての軸線を負荷する。
【0055】
特に有利には、ジョイント措置は固定装置を有しており、若しくはジョイント装置は固定装置と連結されている。この固定装置は、弾性装置によって、リンクプレートを介してジョイント装置の軸線方向に伝達される力を受容する。
【0056】
弾性的な装置は、金属又はプラスチック又はその他の材料より製造されている。
【0057】
前記課題はさらに、請求項11に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0058】
本発明によれば特に、それぞれのジョイント軸線の回りに延びるリンクプレートの全遊びが0.2mmよりも小さく、有利には0.1mmよりも小さく、有利には0.05mmよりも小さく、また有利には0.02mmよりも小さいことを保証する装置を有するリンクプレートチェーンが設けられている。この装置は、特に有利には弾性的な装置として構成されている。特に有利には、ジョイント装置のジョイント軸線方向でのリンクプレートの可動性は、固定部材によって制限されている。
【0059】
有利な形式でこの全遊びは、0.1mmよりも小さいか、若しくはリンクプレートがジョイント装置の軸線方向で(弾性的な装置によって場合によって生ぜしめられた力は度外視して)、ほぼ摩擦なしであれば、前記その他の値よりも小さい。
【0060】
前記課題はさらに、請求項12に記載したリンクプレートチェーンによって解決される。
【0061】
本発明によれば特に、リンクプレートの可動性をクレードル部材の方向で制限するストッパが設けられており、この場合このストッパは、ジョイント軸線方向でのリンクプレートの実際の厚さ若しくは実際の製造公差を考慮して、またリンクプレートのそれぞれの厚さ及び数を考慮して、またジョイント軸線方向で互いに接し合うリンクプレートパケットの厚さを考慮して配置されている。
【0062】
特に本発明によれば、前記ストッパは固定部材である。特に有利には、それぞれのリンクプレートを通って延びるクレードル部材に、若しくはこのクレードル部材対に溶接点が配置されており、この溶接点は、リンクプレートの可動性をクレードル部材端部の方向で制限し、リンクプレートパケットの実際の厚さに関連して個別に設定されるので、ジョイント軸線方向でのリンクプレートの可動性は、できるだけ小さく維持される。
【0063】
本発明によるリンクプレートチェーンは、有利にはトルク伝達装置に使用されており、このトルク伝達装置は、特に有利には、車両の無段変速機(CVT)として構成されている。
【0064】
有利な無段変速機の構造について以下に詳しく説明する。
【0065】
無段変速機は、入力装置と出力装置とを有しており、この入力装置と出力装置との間でトルクの伝達が行われる。
【0066】
入力装置と出力装置とは、それぞれ有利には円錐円板組若しくは円錐円板対として構成されている。
【0067】
円錐円板組は、有利には2つの円錐円板を有しており、これらの円錐円板はその狭くなった端部で互いに向き合っている。
【0068】
これの円錐円板組間で、リンクプレートチェーンとして構成された巻き掛け手段によてトルクが伝達される。このために、リンクプレートチェーンは、入力装置の円錐円板組にも、また出力装置の円錐円板組にも巻き掛けられる。
【0069】
入力装置の2つの円錐円板並びに出力装置の円錐円板は、それぞれ軸方向で互いにずらして配置されているので、円錐円板のそれぞれの間隔は軸方向で変えることができる。有利には、入力装置並びに出力装置の円錐円板対は、それぞれ1つの軸に相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)支承されている。有利には、各円錐円板対のそれぞれ一方の円錐円板がこの軸上に軸方向で不動に、また他方の円錐円板が軸方向で摺動可能に支承されている。
【0070】
有利な形式で、巻き掛け手段(ここではリンクプレート)は、入力装置及び出力装置の円錐円板組に巻き掛けられるので、リンクプレートによって入力装置と出力装置との間でトルクが伝達される。リンクプレートチェーンは有利には閉じて、つまりエンドレスチェーンとして構成されていて、多数のチェーンリンクを有しており、これらのチェーンリンクがジョイント装置を介して互いに旋回可能に枢着されている。チェーンリンクは、それぞれ多数の、有利には互いに並んで平行に配置されたリンクプレートを有しており、こられのリンクプレートには開口が設けられていて、この開口を通ってクレードル部材対が延びている。この場合、互いに異なる2つのチェーンリンク間のジョイント結合は、特にクレードル部材対がそれぞれリンクプレートの開口を通って、互いに隣接し合うチェーンリンクの走行方向に延びている。ジョイント装置のクレードル部材対は、それぞれ同じに又は異なって構成されている。有利には、このクレードル部材対のクレードルは、それぞれ第1のチェーンリンクのリンクプレートに相対回動不能に連結されていて、このクレードル部材対の第2のクレードル部材が、走行方向で隣接し合うチェーンリンクのリンクプレートに相対回動不能に連結されている。このクレードル部材対のクレードル部材は、それぞれ1つの転動面を有しており、この転動面で、クレードル部材は、それぞれ他方のクレードル部材の転動面に沿って転動し、それによって直接接するチェーンリンクの旋回運動が可能となる。
【0071】
クレードル部材は1つの開口だけを有していて、この開口内に異なるジョイント装置の2つのクレードル部材対が延びているいるか、又は各クレードル部材対がそれぞれ1つの別個の開口を有している。2つのクレードル部材対のために1つの開口だけが設けられている場合には、場合によってはこの開口は開口横断面の狭窄部を有しており、この狭窄部は、2つのクレードル部材対が横断面狭窄部の種々異なる側に保持されるように構成されている。場合によってはクレードル部材はそれぞれ、プレス嵌めによって、それぞれチェーンリンクのリンクプレート内に、軸方向でも堅固に配置されている。
【0072】
リンクプレートチェーンは、有利には2つ又は3つのリンクプレートをまとめた、2−又は3−リンクプレート結合で構成されている。
【0073】
リンクプレートを通って延びるクレードル部材は、それぞれのクレードル部材の軸方向でリンクプレートの外側に、開放しているか又は閉じている緊締ブラケット(Klemmbuegel)又は結合ブラケット(verbindunsbuegel)等の固定部材、或いは溶接点又はこれと類似のものを有している。リンクプレートは有利には、クレードル部材がその軸方向の両側で、ジョイント装置の領域内に延びるリンクプレートパケットから突き出すように、構成されている。同じジョイント装置に配属されたクレードル部材は、同じ長さ又は異なる長さを有していて、同じ構成又は異なる構成の端面側を有している。
【0074】
有利には、少なくとも1つのクレードル部材の端面側は、各円錐円板の各円錐円板対が回転する際に、これらの端面側と円錐円板との間に作用する摩擦力によって、入力装置と出力装置の間でトルクがリンクプレートチェーンを介して伝達されるように、構成されている。
【0075】
クレードル部材の端面側は、斜めに面取りされているか又は丸味を付けら、特に凹状に丸味を付けられているか、又はその他の形状に構成されている。
【0076】
同じチェーンリンクに配属されたリンクプレートは、特にその幾何学形状に関連して同じに又は異なって構成することができる。特に、チェーンリンクの内側のリンクプレートの開口の輪郭形状及び/又は外側輪郭形状は、同じであるか又は異なって構成されている。
【0077】
種々異なるチェーンリンクのチェーンリンクは、同様に特に、その幾何学形状に関連しても、同じに又は異なって構成されていてよい。
【0078】
チェーンリンクのピッチ(Teilung)、つまりジョイント装置(このジョイント装置を介してそれぞれのチェーンリンクが隣接するチェーンリンクに枢着されている)のジョイント軸線間の間隔は、リンクプレートチェーンの種々異なるチェーンリンクにおいて同じであるか又は異なって構成されている。
【0079】
有利には、入力装置は、内燃機関等の自動車駆動装置に連結されていて、出力装置は、駆動軸等の自動車の被駆動側に連結されている。入力装置並びに出力装置の円錐円板若しくは円錐円板対の調節は、有利には同時に行われる。円錐円板対の円錐形の形状に基づいて、円錐円板対の走行曲率半径は、円錐円板対の円錐円板の間隔が減少されると、半径方向で外方に移動し、この円錐円板対の間隔が増大されると、半径方向内方に移動する。
【0080】
本発明において、走行曲率半径とは、特に、クレードル部材がそれぞれの円錐円板に接触する曲率半径又は平均曲率半径のことである。
【0081】
入力装置並びに出力装置の円錐円板対を規定して同時に調節することによって、本発明によれば、一定長さのリンクプレートチェーンが、入力装置と出力装置との間のトルクを中断なしに伝達することが可能である。
【0082】
有利な形式で、入力装置並びに出力装置の円錐円板対は操作装置によって付加される。操作装置は、機械式及び/又は液圧式及び/又は電磁石式及び/又は空圧式又はその他の形式で構成されている。有利な形式で操作装置は液圧装置を有している。
【0083】
本発明による有利な操作装置は、円錐円板対のそれぞれ少なくとも1つの円錐円板が軸方向で特に液圧式に負荷されるように構成されている。有利には、このために軸方向で摺動可能に支承された円錐円板(液圧流体で満たされている)に室が隣接している。
【0084】
特に有利には、液圧式に構成された操作装置は、トルクセンサが設けられていて、このトルクセンサが、トルク例えば入力装置を負荷するトルクに関連して、液圧流体内若しくは所定の室内に、所定の条件下で軸方向に調節可能な円錐円板に作用する圧力を作用させる。有利な形式でえ各円板対にはトルクセンサが設けられているか、又は2つの円錐円板対のために共通のトルクセンサが設けられている。
【0085】
特に有利には、所定の条件下でトルクセンサによって生ぜしめられて、円錐円板に軸方向で作用する圧力に、若しくはこの圧力によって円錐円板に作用する力に、液圧流体の圧力若しくはこの圧力に作用して各円錐円板に軸方向で作用する力が重畳される。この力の大きさは弁によって調節することができる。この弁は、有利な形式で電磁操作式の弁である。この弁は、弁に供給される電流に関連して弁開口横断面を変化させ、それによって圧力源とは反対側に与えられる、液圧流体の圧力が弁位置及びひいては電流に関連して変化せしめられる。
【0086】
この液圧流体内で調節される圧力に関連して、軸方向で摺動可能に配置された円錐円板が負荷され、この場合、軸方向で摺動可能な種々異なる円錐円板が、同じ力又は種々異なる力で負荷される。
【0087】
有利な形式で、軸方向で摺動可能に配置された円錐円板は、調節された伝達比がほぼ維持される保持力で負荷されるようになっているので、リンクプレートチェーンによってそれぞれの円錐円板に作用する静的な又は動的な力は、調節された切換え位置若しくは伝達比が変えられるように作用しない。この保持力の大きさは、有利には入力装置と出力装置との間のそれぞれ調節sれた伝達比に基づいている。特に有利にはこの保持力に、必要であれば、種々異なる円錐円板対の円錐円板において異なる調節力が重畳されるので、入力装置と出力装置との間の伝達比が変えられるようになっている。
【0088】
有利にはチェーンリンクの少なくとも一部が、チェーンのほぼ走行方向に延びる突起を有しており、この突起は、隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回角度を制限する。この突起は、次のようなリンクプレートに配置されている。つまり、リンクプレートチェーンの最短のリンクプレートよりも長いリンクプレート、及び/又はピッチがリンクプレートチェーンの最短のピッチよりも大きいリンクプレートに配置されている。特に有利にはこの突起は、最も長いリンクプレートに、及び/又はリンクプレートチェーン内に最大のピッチを有しているリンクプレートにだけ配置されている。
【0089】
有利には、リンクプレートチェーン内には、種々異なる長さ及び/又は種々異なるピッチを備えた種々異なるリンクプレートが設けられており、種々異なる長さ及び/又は種々異なるピッチを備えた種々異なるリンクプレートは、それぞれチェーンの走行方向に延びる少なくとも1つの突起を有していて、この突起は、長いリンクプレートにおいて、又は大きいピッチを有するリンクプレートにおいて、それぞれ、より短いリンクプレート若しくは小さいピッチを有するリンクプレートにおけるよりも大きい。
【0090】
隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回角度を制限する突起は、前もって規定された最大旋回角度において、ストッパに当接し、この場合ストッパは、特にチェーンの走行方向で隣接し合うジョイント装置の1つのクレードル部材である。有利な形式で、ストッパ及び突起の表面輪郭形状は、突起がストッパに突き当たる際にストッパに点接触だけで当接しないように、その幾何学形状に関連して互いに合致されている。有利な形式で突起は、ストッパに当接する領域で、ストッパの領域のネガティブ(Negativ)な輪郭形状部に相当する表面幾何学形状を有しており、この輪郭形状部に突起が当接するか又は突起にこの輪郭形状部が当接する。
【0091】
本発明による有利なリンクプレートチェーンは、少なくとも2つのチェーンリンクを有しており、これら2つのチェーンリンクのうちの一方が、第1のチェーンリンクとして、また他方が第2のチェーンリンクとして記載されており、これらのチェーンリンクは、そのリンクプレートの長さ又はそのピッチが互いに異なっている。
【0092】
チェーンリンク内には、単数又は複数の第1及び/又は第2のチェーンリンクを設けることができる。第1のリンクプレートを有する第1のチェーンリンクと、これに隣接する第2のチェーンリンクとの間の第1の旋回角度は、第1の所定の旋回角度に制限されている。この隣接するチェーンリンクは、場合によっては、第1のリンクプレートを有する第1のチェーンリンクであるか、又は第2のリンクプレートを有する第2のチェーンリンクである。
【0093】
第2のリンクプレートを有する第2のチェーンリンクと、これに隣接する、場合によっては第1のチェーンリンク又は第2のチェーンリンクであるチェーンリンクとの間の第2の旋回角度は、第2の所定の最大旋回角度に制限されている。
【0094】
第2の最大旋回角度は、有利には、第2のチェーンリンク若しくは第2のリンクプレートのピッチと第1のチェーンリンク若しくは第1のリンクプレートのピッチとから計算される商と、第1の最大旋回角度との積である。有利な形式で、隣接し合う2つのチェーンリンク間の若しくは2つの短いチェーンリンク間に形成される最大旋回角度は、15゜〜25゜の間、有利には17゜〜21゜の間である。
【0095】
長いリンクプレートを有する1つ若しくは2つリンクプレートチェーン間の第2の最大旋回角度は、有利には20゜〜30゜の間、特に有利には22゜〜27.5゜の間である。
【0096】
旋回角度若しくは、最大旋回角度に旋回角度を制限するということは、本発明においては特に、隣接し合う2つのチェーンリンク間の旋回角度が、一方のチェーンリンクが隣接するチェーンリンクに対して、チェーン内側方向で及び/又はチェーン外側方向で旋回せしめられる旋回運動に関連して制限されているということである。
【0097】
特に有利には、少なくともリンクプレートの一部に設けられている突起は、隣接し合う2つのチェーンリンクの旋回が、チェーン内側方向で、所定の最大旋回角度に制限されるように作用する。
【0098】
有利には、リンクプレートに形成された開口及び/又はこの開口を通って延びるクレードル部材の輪郭形状は、旋回角度が、チェーン外側方向で最大旋回角度に制限されるように構成されている。
【0099】
有利には、所定のリンクプレートに延びる突起は、旋回角度がチェーン外側方向で制限され、また旋回角度がチェーン内側方向で制限されるように、延びている。
【0100】
有利には、緊締防止装置及び/又は旋回制限装置及び/又は、同じジョイント装置のクレードル部材が隣接し合うチェーンリンクの往復旋回運動後に互いのその初期の相対位置を有することを保証する装置、及び/又はリンクプレートチェーンの走行方向に延びる、リンクプレートの突起は、次のような場合でも、又は少なくとも次のような場合でも働くようになっている。即ち、チェーンがリンクプレートチェーンとして用いられる場合でも又は少なくともこの場合でも、つまり特にチェーンが円錐円板巻き掛け伝動装置又はこれと類似のものに組み付けられない場合でも及び、場合によって搬送される場合でも、又は少なくともこの場合でも、働くようになっている。
【0101】
有利には、リンクプレートチェーンは、少なくとも1つの第3のチェーンリンク並びに少なくとも1つの、この第3のチェーンリンクに隣接する第4のチェーンリンクを有している。この第4のチェーンリンクは第3のチェーンリンクに対して旋回せしめられる。第3のチェーンリンクは少なくとも1つの第3のリンクプレートを有していて、第4のチェーンリンクは少なくとも1つの第4のリンクプレートを有しており、この第4のリンクプレートは第3のリンクプレートに枢着されている。つまり少なくとも1つの特に2つのクレードル部材を有するジョイント装置を介して枢着されている。クレードル部材は、第3のチェーンリンクが第4のチェーンリンクに対して旋回せしめられる際に、少なくとも1つの第3及び/又は第4のリンクプレートに対して移動、特に旋回せしめられる。
【0102】
第4のチェーンリンクは、有利には第1の又は第2のチェーンリンクであって、第4のリンクプレートは有利には第1又は第2のリンクプレートである。
【0103】
有利には第3のチェーンリンクは、第1の又は第2のチェーンリンクであって、第3のリンクプレートは第1又は第2のリンクプレートである。
【0104】
有利には、少なくとも1つの第3のチェーンリンク若しくは少なくとも1つの第3のリンクプレート及び、少なくとも1つの第4のチェーンリンク若しくは少なくとも1つの第4のリンクプレートは、ジョイント装置を介して接続されており、このジョイント装置は、2つのクレードル部材つまり第3及び第4のクレードル部材を有している。場合によっては第3のリンクプレートのうちの少なくとも1つに接続されている第3のクレードル部材は、隣接し合うチェーンリンクの旋回運動時に、少なくとも1つの第4のリンクプレートに対して移動せしめられる。場合によっては少なくとも1つの第4のリンクプレートに相対回動不能に連結されている第4のクレードル部材は、チェーンリンクの旋回運動時に、少なくとも1つの第3のリンクプレートに対して移動、つまり特に旋回せしめられる。
【0105】
有利には、クレードル部材とリンクプレート(このリンクプレートを通ってクレードル部材が延びていて、このリンクプレートに対してクレードル部材が旋回せしめられる)との間の遊びは、旋回運動中に特に半径方向で0.1mmよりも小さい。特に有利にはこの遊びは、0.07mmよりも小さい、特に有利には0.05mmよりも小さい、特に有利には0.03mmよりも小さい。特に少なくとも1つのリンクプレート並びに少なくとも1つのクレードル部材は、このリンクプレートの開口を通って延びるクレードル部材が、旋回運動時に、このクレードル部材に対して比較的狭いリンクプレート内側輪郭形状に追従するように、構成されている。
【0106】
有利には、リンクプレートの開口を通って延びるクレードル部材は、運転中にこのリンクプレートに対して旋回せしめられて、少なくとも所定の旋回角度において、クレードル部材表面接触領域で、リンクプレート表面接触領域に接触する。
【0107】
リンクプレート表面接触領域は、特に、クレードル部材が延びるリンクプレートの開口を半径方向で制限する、壁部の領域である。
【0108】
リンクプレート表面接触領域は、チェーン外側又はチェーン内側に向いた、クレードル部材の方向に配置されているか、又はクレードル部材から見て、リンクプレートチェーンの走行方向で、つまりリンクプレートチェーンが運転中に移動する配列で、又はこれと逆の配列で配置されている。
【0109】
リンクプレート表面接触領域は、リンクプレート表面のその他の位置にも配置することができる。
【0110】
有利な形式でリンクプレート表面接触領域とクレードル部材表面接触領域とは丸味を付けて若しくは湾曲して形成されていて、特に相対運動時に、クレードル部材表面接触領域がリンクプレート表面接触領域の湾曲部に向かって移動せしめられ、及びそれとは逆にリンクプレート表面接触領域がクレードル部材表面接触領域の湾曲部に向かって移動せしめられるように構成されている。
【0111】
有利には、リンクプレート表面接触領域は、その湾曲部曲率半径がほぼ2.5mm〜4mmの間、有利には3.0〜3.6mmの間であって、クレードル部材表面接触領域の湾曲部曲率半径が1mm〜2.5mmの間、有利には1.5〜1.8mmの間である。
【0112】
有利な形式で、リンクプレートを負荷する弾性的な装置若しくはばね装置を有しており、この装置のばね定数(Federrate)は、2N/mmから50N/mmの間、特に10N/mm〜20N/mmの間である。
【0113】
特に有利にはこの弾性的な装置は、この装置によって負荷されたリンクプレートの遊び(10mm、有利には5mm、有利にはほぼ2mm〜0.5mmの間隔に相当する)を補償することができるように構成されている。
【0114】
前記課題はさらに、請求項42に記載された無段変速機によって解決される。
【0115】
前記課題はさらに、請求項43に記載したリンクプレートチェーンを製造するための方法によって解決される。
【0116】
本発明に記載された請求項は、広範囲の特許保護を降るための偏見のない実施態様の提案である。本特許出願人は、以上記載した説明及び/又は図面のみに開示された特徴以外の特徴を請求する権利を留保する。
【0117】
従属請求項において使用した引用関係は、それぞれの従属請求項の特徴によって主請求項の対象のさらなる実施態様について言及するものであって、引用された複数の従属請求項の特徴の組み合わせのための独立した具体的な保護の獲得を放棄したものではない。
【0118】
優先権主張日における従来技術に関連した従属請求項の対象は、固有の独立した発明を形成するものであるので、本特許出願人は、これらの従属請求項の対象を、独立請求項の対象とし、また分割の対象とする権利を留保する。従属請求項の対象はさらに、先行する従属請求項の対象から独立した構成を有する独立し発明を有するものでもある。
【0119】
実施例は本発明をこれに限定するものではない。むしろ、本発明の枠内で多くの変化実施例及び改良が可能であって、特に次のような変化例、部材及び組み合わせ及び/又は材料が可能である。つまり、課題の解決策を考慮した、例えば一般的な説明及び実施形態並びに請求項に記載され図面に含まれた特徴若しくは部材又は当業者のための方法段階等と関連して取り出すことができ、また製造方法、検査方法及び作業方法に関する限り、組み合わせた特徴によって新たな対象又は新たな方法段階若しくは方法の連続を生ぜしめる変化例、部材及び組み合わせ及び/又は材料が可能である。
【0120】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の第1実施例によるリンクプレートチェーンのリンクプレート10が示されており、このリンクプレートは、本発明によるリンクプレートチェーンの同じ形状の又は異なる形状のリンクプレートと組み合わせることができる。リンクプレート10は、第1の領域14と第2の領域16とを備えた貫通開口12を有している。
【0121】
開口12の輪郭形状若しくは開口12の壁部は、第1の領域14と第2の領域16とが狭窄部20によって分離されていて、第2の領域16と第3の領域18とが狭窄部22によって分離されるように、構成されている。
【0122】
狭窄部20は、開口12を特に半径方向で制限する壁部24が、開口12内に延びる2つの突起26,28を有していて、これらの突起が互いにほぼ向き合うように、構成されている。
【0123】
狭窄部22は、壁部24が、開口12の内部に延びる2つの突起30,32を有していて、これらの突起が互いにほぼ向き合うように、構成されている。
【0124】
突起28,32は、開口12を矢印38によって示したチェーン内側方向で制限する、壁部24の領域から延びているか若しくはこの領域に向かって延びている。つまり、突起28,32は、ほぼ矢印3によって示したチェーン内側方向に延びている。
【0125】
突起26,30は、開口12をチェーン外側40に向かって制限する壁部24の領域から延びているか若しくはこの領域に向かって延びている。つまり突起26,30は、ほぼチェーン内側38の方向に延びている。
【0126】
第1の領域14並びに第2の領域16は、それぞれ1対のクレードル部材を受容するために用いられる。
【0127】
突起20,22は、それぞれ図示していないクレードル部材対が第1の領域14若しくは第2の領域16から、2重矢印で示したリンクプレートチェーンの走行方向で外れるのを阻止する。
【0128】
図1に示したリンクプレート10は、そのリンクプレートチェーンの走行方向に延びる中央の軸線36に関連して非対称に、特に開口12の壁部24の輪郭に関連して非対称に構成されている。
【0129】
リンクプレート10は、この中央の軸線36に対して垂直に延びる軸線(図示せず)に対して、特に開口12の壁部24の輪郭に関連して対称に又は非対称に構成されている。
【0130】
軸線34に関連して非対称な、壁部24の輪郭の形状は特に、チェーン内側の壁部24に向かって延びる突起28,32が、チェーン外側の壁部24に配置された突起26,30がチェーン内側38に向かって延びるよりも長く延びるように構成されている。突起26,28,30;32は特に丸味を付けてノーズ状(鼻状)に形成されている。
【0131】
2重矢印46によって示された、チェーン内側の壁部24に配置された突起28の高さは、開口12をチェーン外側方向で制限する壁部24に配置された突起26の高さ48の少なくとも10%有利には20%、又は少なくとも40%、又は少なくとも50%、又は少なくとも70%、又は少なくとも90%、又は少なくとも100%、又は少なくとも120%、又は少なくとも150%、又は少なくとも200%である。
【0132】
2重矢印50によって概略的に示された、チェーン内側の壁部24に配置された突起32の高さは、チェーン外側の壁部24でチェーン内側38の方向に延びる、矢印52で示された突起30の高さの少なくとも10%有利には少なくとも20%、又は少なくとも40%、又は少なくとも50%、又は少なくとも70%、又は少なくとも90%、又は少なくとも100%、又は少なくとも125%、又は少なくとも130%、又は少なくとも200%である。
【0133】
突起28の高さ48は、開口12の、第1の領域14の、チェーン外側40の最も遠い側に位置するポイント54と、走行方向34に対して垂直な方向でチェーン内側38に最も近いポイント56との間の間隔に相当する。同様に、リンクプレートチェーンの走行方向34に対して、若しくはチェーンプレートリンクの長手方向軸線若しくは中央軸線36に対して垂直な方向で、突起28の高さ46は、チェーン外側40に最も遠い側に位置する、突起28のポイント58と、チェーン内側38に最も近い側に位置する、第1の領域44のポイント60との間の間隔であり、突起32の高さ50は、チェーン外側40に最も近い側に位置する、突起32のポイント62と、チェーン内側38に最も近い側に位置する、開口12の第2の領域16のポイントとの間の距離であり、突起30の高さ52は、チェーン内側38に最も近い位置にある、ポイント30のポイント66と、チェーン外側40に最も近い位置にある、第2の領域16のポイント68との間の間隔である。
【0134】
破線70,72で、チェーン内側38側に向いた、公知のリンクプレートの壁部24の輪郭が概略的に示されている。
【0135】
特に、突起28若しくは32の形状によって、リンクプレート10が、このリンクプレート10に旋回可能に接続若しくはヒンジ接続(枢着)された隣接するリンクプレート(図示せず)に対して相対的に、チェーン内側38に向かって旋回せしめられる際に、所定の最大旋回角度が制限されるように働く。
【0136】
この旋回は、特に図示していないクレードル部材と協働して行われる。
【0137】
有利な形式で、突起28の高さ46及び/又は突起32の高さ50及び/又は突起30の高さ52及び/又は突起26の高さ48は、それぞれ高さ46,48,50,52に配属されたポイント60とリンクプレート10の中央の長手方向軸線36との間の間隔の少なくとも30%有利には45%、又は少なくとも60%、又は少なくとも75%、又は少なくとも85%、又は100%よりも大きい寸法に構成されている。この場合、突起28及び26若しくは32及び30は接触しない。
【0138】
図2には、本発明によるリンクプレートに用いられるリンクプレート80の1例としての実施例が示されている。
【0139】
リンクプレート80は、第1の領域14と第2の領域16とを備えた開口12を有している。この第1の領域14及び第2の領域16通ってそれぞれ1対のクレードル部材が延びており、この1対のクレードル部材を介してリンクプレート80は、それぞれ隣接するチェーンリンクのリンクプレートとヒンジ接続(枢着)される。開口12の内輪郭若しくは開口12の壁部24の形状は、図1を用いて詳しく説明されているように構成されるか、又は公知のリンクプレートのように図1を餅って又はその他の形式で構成される。
【0140】
リンクプレート80の外輪郭には突起が設けられており、この突起は、このリンクプレート80の端面側84で、リンクプレートチェーンのの走行方向34に延びている。
【0141】
この突起は、チェーン内側38に向いた、端面側84の領域86内に配置されている。
【0142】
破線88で、リンクプレート80の外側輪郭の1実施例が示されている。このリンクプレート80は、リンクプレート内側38側に向いた、端面84の領域86内で突起82を有していない。
【0143】
突起82は特に、隣接するチェーンリンクのジョイント装置のクレードル部材などのストッパと協働して、アンチ・緊締防止及び/又は旋回防止として作用するように構成されており、及び/又は、同じジョイント装置に配属された2つのクレードル部材が、互いに及びこのチェーンリンクに対してほぼ最初の相対位置を有する、ジョイント装置によって結合されたチェーンリンクの往復旋回後に作用する装置として構成されている。
【0144】
図3には、本発明によるリンクプレートチェーンの1実施例が示されており、、これは、リンクプレートチェーンの走行方向34で隣接し合って配置された多数のチェーンリンク100,102,104を有している。それぞれ走行方向34で隣接し合うチェーンリンクは、それぞれジョイント装置106,108,110を介して互いに旋回可能に結合されている。
【0145】
ジョイント装置106,108,110は、それぞれ2つのクレードル部材112,114を有しており、これらのクレードル部材は、チェーンリンク100,102,104のそれぞれのリンクプレート80の開口12を通って延びている。同じジョイント装置106,108,110に配属されたクレードル部材112,114は、同じ又は異なる幾何学的形状を有している。
【0146】
種々異なるジョイント装置106,108,110に配属されたクレードル部材112,114は、同じ又は異なる幾何学的形状を有している。
【0147】
リンクプレート80は、同じチェーンリンク100,102,104内で同様に又は異なって構成されている。
【0148】
種々異なるチェーンリンク100,102,104のリンクプレート80は、同様に又は異なって構成されている。
【0149】
少なくとも1つのリンクプレート80は、チェーンリンクの走行方向34に延びる突起82を有しており、この突起82は、走行方向34で見て、リンクプレートの一方の端面側に配置されている。このような形式の突起は、例えば図2を用いて詳しく説明されている。
【0150】
それぞれ隣接し合うチェーンリンク102,104は、それぞれクレードル部材112,114を備えたジョイント装置18を中心にして旋回させることができる。突起82は、この隣接するチェーンリンクの所定の旋回角度(最大旋回角度αmax)において、この隣接するチェーンリンクがチェーン内側38の方向でさらに旋回することが阻止されるように働く。このさらなる旋回を阻止するために、突起82は、隣接するジョイント装置106のクレードル部材114に当接する。
【0151】
旋回角度αは特に、一方のチェーンリンクの長手方向116に対して垂直に整列された一方の直線と、隣接する他方のチェーンリンクの長手方向118に対して垂直に整列された他方の直線との2つの直線によって形成された角度である。
【0152】
突起82と、この突起82のためのストッパとして働くクレードル部材114とは、有利な形式で、選択的に又は付加的に、緊締防止装置として、及び/又は同じジョイント装置に配属されたクレードル部材112,114が、このジョイント装置108によって接続されたチェーンリンク102,104の往復旋回運動後に、ほぼ互いに最初の相対位置又はこのチェーンリンク102,104に対する相対位置を有するように保証する装置として働く。
【0153】
図4には、本発明によるリンクプレートチェーンの1実施例の一部破断した概略図が示されており、この概略図では、それぞれジョイント装置106によって互いに接続された多数のチェーンリンク100,102が設けられている。図4には、チェーンリンク100,102のそれぞれ1つのリンクプレート180,182が図示されている。リンクプレート100,180は、特にその外側輪郭形状及び内側輪郭形状に関連して、同じ形状を有しているか又は異なる形状を有していてよい。チェーンリンク100若しくは102(そのうちの1つだけが図示されている)内の種々湖となるリンクプレート180,182は、同様に同じ形状で形成されているか又は異なる形状で形成されていてよい。
【0154】
ジョイント装置106はクレードル部材112,114を有しており、これらのクレードル部材112,114は、それぞれの転動面184,186を介して互いに転動することができる。
【0155】
チェーンリンク100,102は図4に示されているように、チェーン内側38に向かって旋回せしめられている。チェーンリンク102若しくはリンクプレート182に対してほぼ回動不能に配置されているクレードル部材112は、リンクプレート180若しくはチェーンリンク100に対する種々異なる相対位置を有する2つの旋回位置を成している。このクレードル部材112は、クレードル部材表面接触領域188を有しており、このクレードル部材表面接触領域188は、所定の旋回位置で、リンクプレート180のリンクプレート表面接触領域190に接触する。リンクプレート表面接触領域190におけるリンクプレート180のそれぞれ湾曲部曲率半径192は、これがクレードル部材112のクレードル部材表面接触領域188における外側表面のそれぞれ湾曲部曲率半径194のほぼ2倍に相当するように構成されている。
【0156】
クレードル部材表面接触領域188は、開口12の第1の領域14若しくは第2の領域16内に配置されている。図4では、クレードル部材表面接触領域188は、壁部24の1領域である。壁部24は、第1の領域14内で又は第2の領域16内で、矢印40で概略的に示されたチェーン外側の方向で制限されている。クレードル部材表面接触領域は、壁部24のその他の領域に配置してもよい。例えば特に第1の領域14内又は第2の領域16内で開口12をチェーン内側38方向で制限する領域内に配置してもよい。
【0157】
特にクレードル部材表面接触領域188は、開口12の第1の領域若しくは第2の領域16内に配置されている。つまり、チェーン外側40又はチェーン内側38に最も遠くに向けられた壁部24の部分領域内に配置されている。
【0158】
図5には、本発明によるリンクプレートチェーンの1実施例の一部断面した概略図が示されている。
【0159】
特に、2つの隣接し合う同じチェーンリンクを接続するジョイント装置106に配属された、1つのリンクプレート10と2つのクレードル部材112,114が図示されてる。クレードル部材112は、2つの異なる旋回位置で示されていて、リンクプレート10に対して相対的に、隣接し合うチェーンリンクが旋回せしめられる際に旋回せしめられる。少なくとも1つのチェーンリンクのリンクプレートは、開口12を制限する壁部24の領域で突起26,28を有しており、これらの突起26,28は、特に前述の図面を用いて既に詳しく説明されている。クレードル部材112とリンクプレート10の内側輪郭との協働作業は、リンクプレート表面接触領域190がほぼ突起26の領域内に配置されているように構成されている。
【0160】
選択的に、クレードル部材表面接触領域は(図5に図示されていない)、特に突起28に配置された壁部24の領域(開口12をチェーン内側38の方向で制限する)内にも配置されている。
【0161】
リンクプレート表面接触領域190は、特に突起26の表面領域内に配置されており、この突起26は、クレードル部材112の可動性をリンクプレートチェーンの走行方向34で制限する。
【0162】
図6は本発明の1実施例の概略図を示している。
【0163】
図面では特に、2つのチェーンリンクを互いに枢着(ヒンジ接続、旋回可能接続)するジョイント装置と、このジョイント装置に隣接するそれぞれ1つのチェーンリンクに配属されたリンクプレート212とが図示されている。
【0164】
クレードル部材112の長手方向軸線217の方向でのリンクプレートの遊びを、例えば0.02mm又は0.01mm又は0.005mm又は0.002mm又はこれと類似の所定の値よりも小さく保つことを保証する装置214,216が設けられている。
【0165】
この装置214,216は、リンクプレートパケットの外側でクレードル部材112に取り付けられている。つまり、リンクプレートパケットに対してできるだけ小さい間隔を保って取り付けられている。種々異なるジョイント装置のために、この装置214,216のそれぞれの位置は、特に、製造公差によって制限されてリンクプレートパケット間で場合によっては変化する、リンクプレートパケットのそれぞれ実際の厚さに関連して、それぞれ個別に規定されている。このような形式で、特に、リンクプレートの製造に制限された厚さの差を補償することができる。この厚さの差は、そうでなければ、継手軸線方向でもリンクプレート212の不都合な可動性を生ぜしめる。特にクレードル部材112における溶接点214,216の位置は、個別に規定される。
【0166】
破線218は、図6では溶接点214,216の1例としての位置を示している。この位置において、溶接点214,216は、リンクプレート212がその厚さに関連して製造によって制限された公差を有していない場合に、位置決めされる。本出願人において公知であるリンクプレートチェーンの1実施例では、この溶接点は、ジョイント装置におけるリンクプレートパケットの実際の厚さとは無関係に、破線218で示された位置に設定されるので、溶接点は、各ジョイント装置においてほぼ同じである。
【0167】
各ジョイント装置のための溶接位置を変えることによって、特にリンクプレートチェーンの耐用年数は高められ、運転確実性は改善される。
【0168】
溶接点214,216は、特に、このリンクプレート212の可動性を制限するリンクプレート212のためのストッパとして作用する。このストッパ若しくは溶接点214,216の位置は、クレードル部材112の周囲に延びるリンクプレート212の数に関連して、若しくは長手方向軸線217の方向でのリンクプレート212の厚さに関連して規定される。
【0169】
有利な形式で溶接点214,216は、それぞれ、クレードル部材112の端面220と、この端面220に最初に当接する、リンクプレートパケットのリンクプレート212との間の間隔が、クレードル部材212の他方の端面222と、この端面222に最初に当接するリンクプレートパケットのリンクプレート212との間の間隔に相当するように、位置決めされている。
【0170】
図7には弾性的な装置230が図示されており、この弾性的な装置230は、リンクプレート212をクレードル部材112の長手方向軸線217の方向で負荷し、それによってリンクプレートの遊びをこの長手方向軸線217の方向で補償することができる。これによって、弾性的な装置は特に、リンクプレートがほぼそのそれぞれの位置で保持されるように作用する。リンクプレートはさらに、ストッパで支えられるか、若しくは固定部材232,234が設けられており、この固定部材232,234は、リンクプレートの可動性が長手方向軸線217方向で制限されるように作用する。
【0171】
弾性的な装置230は特にばね装置である。弾性的な装置は、プラスチック材料より成っているか、又はばね鋼等の金属又はその他の材料より成っている。
【0172】
ばね装置はさらばね装置又は渦巻きばね装置として、或いは図8に示されているようにS字形に構成されたばね装置又はその他の形式で構成されている。
【0173】
図9には、本発明の別の実施例が概略的に示されている。
【0174】
本発明によるリンクプレートチェーンの隣接し合うチェーンリンク100,102は、クレードル部材260,262を有するジョイント装置106,108,110を介して連結されている。これらのクレードル部材260,262は、互いに転動し合い、ジョイント装置に隣接するリンクプレート266,268の開口264を通って延びている。この開口264の横断面は狭窄部270,272を有しており、この狭窄部は、リンクプレート内側輪郭282内の突起274,276,278,280によって形成される。クレードル部材260,262は場合によっては、チェーンリンク100,102の一方のリンクプレート266,268の少なくとも一方とそれぞれ相対回動不能に連結されていて、それぞれ他方のチェーンリンク100,102のリンクプレート266,228に対して回転可能に配置されている。つまり特に所定の箇所で遊び284を有している。
【0175】
場合によっては所定の領域で、リンクプレート266,268の各内側輪郭282とそれぞれのクレードル部材260との間に遊びは存在しない。この場合、この内側輪郭282若しくはそれぞれのクレードル部材260,262の領域は、それぞれのクレードル部材260,262に対するそれぞれの内側輪郭282の相対可動性は、旋回方向で、図9に示された基準位置において相応に接触することによって妨げられない。
【0176】
クレードル部材260,262並びにリンクプレート266,268の形状及び特に、リンクプレート内側輪郭282若しくは突起部274,276,278,280の形状は、少なくとも1つのクレードル部材260,262が、リンクプレート外側40の方向に向けられた、このチェーンリンク100,102の旋回において、所定の最大旋回角度で、このクレードル部材260,262に対して回転可能に配置されたリンクプレート266,268のリンクプレート内側輪郭282に当接し、それによって少なくともチェーン外側40方向で、このチェーンリンク100,102がさらに旋回せしめられるように構成されている。
【0177】
この場合、特にこのクレードル部材266,268は、リンクプレート内側輪郭282の突起276に当接し、この際に遊び284が所定の箇所でゼロに等しくなる。
【0178】
前述のように、チェーン内側方向での旋回は、それぞれのリンクプレート266,268のリンクプレート外側輪郭286の突起82が隣接するジョイント装置110のクレードル部材260と協働することによって制限される。
【0179】
図9に示された実施例の異なる旋回位置を示す図10及び図11を用いて、特に種々異なる旋回方向での旋回角度が詳しく説明されている。
【0180】
図10によれば、チェーン外側40方向に旋回せしめられた最大相対位置におけるチェーンリンク100,102が示されている。
【0181】
チェーンリンク100,102がほぼ直線(linear)状に整列された、図9に示した基準位置から、このチェーンリンク100,102がチェーン外側40方向に旋回せしめられて最大旋回角度αmax,aussenを占める、図10に示した旋回位置に、旋回せしめられる間、ジョイント装置108のクレードル部材260,262はその転動面300,302で互いに転動し合う。
【0182】
この転動運動若しくは旋回運動中に、所定の位置若しくは、クレードル部材260と、開口264を制限する、リンクプレート266の内側輪郭282との間の所定の領域で遊び284が生じ、この遊び284に対してクレードル部材260は回転可能に配置されている。この箇所若しくはこの領域は、図9に示した実施例では、クレードル部材260の端部領域304と突起276の領域306との間に形成されている。
【0183】
図10に示された最大旋回位置で、この遊び284はほぼゼロであり、クレードル部材260は突起276に当接し、チェーン外側40方向でさらに旋回することは阻止される。
【0184】
突起82は、この最大の旋回角度αmax,aussenにおいて、チェーンリンク100,102のチェーン外側に向けられた旋回においてほぼ自由であるので、特に隣接するクレードル部材260に当接しない。
【0185】
図11は、チェーンリンク100,102が、チェーン内側38方向で旋回せしめられた最大相対位置つまり最大旋回角度αmax,innenを示す。
【0186】
この相対位置で、クレードル部材260と、リンクプレート266の開口を制限する内側輪郭282との間の所定の箇所若しくは所定の領域間で遊び284が生じる。つまり特にクレードル部材260の端部領域と突起276の領域又は突起276全部又は内側輪郭282全部との間で遊びが生じる。リンクプレート輪郭282とクレードル部材260との間に場合によっては生じる遊びなしの領域は、特にガイドのために用いられる。チェーンリンク100,102の互いに相対的な旋回可能性は、図9〜図11に示した実施例では、チェーンリンク100,102がチェーン内側38方向で互いに相対的に旋回せしめられる際に、クレードル部材112とリンクプレート10の内側輪郭282との協働作業によって制限又は阻止される。
【0187】
図11に示した、チェーンリンク100とチェーンリンク102との間の相対位置において、チェーン内側38方向に向けられた、チェーンリンク102に対するチェーンリンク100の相対的なさらなる旋回は、特にクレードル部材260′が突起82と協働することによって避けられるか若しくはロックされる。この協働作業は、特に、前述のように、つまりクレードル部材260′が突起82に当接するように構成される。
【0188】
チェーンリンク102に対するチェーンリンク100の旋回可能性をチェーン内側38方向で制限するクレードル部材260′は、チェーンリンク102に対するチェーンリンク100の旋回可能性をチェーン外側38方向で制限するクレードル部材260とは異なっている。これらのクレードル部材260,260′は、それぞれチェーンリンク100のリンクプレートの開口264を通って延びているが、種々異なるジョイント装置108,110に配属されている。
【0189】
前記特に図9〜図11においては主として、隣接し合うチェーンリンク100,102間の旋回角度の制限について説明されている。本発明の1実施例の構成によって、つまり一方ではクレードル部材112とリンクプレート1の内側輪郭282との協働、他方ではクレードル部材260′と突起82との協働によって、クレードル部材260,262′は往復旋回後にその最初の(初期の)相対位置を再び有するか、及び/又はチェーンリンク100,102は旋回時に緊締されないように、保証される。
【0190】
本発明において「緊締;Verklemmen」とは、同じジョイント装置106,108,110に配属されたクレードル部材260,262が全体として、往復運動時に隣接するチェーンリンク100,102に対して回転する、つまり「往運動」後に全体として、「復運動」前に占めた位置に対して回転する、ということを意味する。
【0191】
本明細書に記載された請求項は、継続的な発明保護を得るための偏見なしの提案である。本発明の出願人は、ここまで詳細な説明及び/又は図面にだけ開示された特徴のさらなる組み合わせを請求する権利を留保する。
【0192】
従属請求項で用いられた引用関係は、それぞれの従属請求項の特徴による主請求項の対象のさらなる構成について言及したものであって、引用された複数の従属請求項の特徴の組み合わせのための独立した具体的な保護を得ることを放棄するものではない。
【0193】
従属請求項の対象は、優先権主張日における従来技術を考慮して固有の独立した発明を形成することができるので、本発明の出願人は、従属請求項の対象を、独立請求項の対象又は部分説明とすることを留保する。従属請求項の対象はさらに、先行する従属請求項の対象から独立した態様を有する独立した発明を含有することができる。
【0194】
図示の実施例は本発明をこれに限定するものではなき。むしろ本発明の枠内で多くの変化実施例及び修正が可能であって、特に、例えば一般的な説明及び実施例並びに請求項に記載され、図面に含まれた特徴若しくは部材又は、当業者のための方法段階と連絡して、課題の解決策に関連して取り出すことができる変化例、部材及び組み合わせ及び/又は材料が可能である。また、製造法、検査法及び作業法に関する限り、いくつかの特徴を組み合わせることによって、新たな対象又は方法段階若しくは方法段階の連続を生ぜしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図2】第2実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図3】第3実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図4】第4実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図5】第5実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図6】第6実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図7】第7実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図8】第8実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図9】第9実施例によるリンクプレートチェーンの概略的な部分図である。
【図10】図9に示したリンクプレートチェーンの第1の旋回位置を示す概略的な部分図である。
【図11】図9に示したリンクプレートチェーンの第2の旋回位置を示す概略的な部分図である。
【符号の説明】
10 リンクプレート、 12 貫通開口、 14 第1の領域、 16 第2の領域、 18 第3の領域、 20,22 狭窄部、 24 壁部、 26,28;30,32 突起、 34,36 軸線、 38 矢印、 40 チェーン外側、 44 第1の領域、 46 2重矢印、 46,48,50,52高さ、 50.52 2重矢印、 54,56,58,60 ポイント、80リンクプレート、 82 突起, 82,114 旋回制限装置、 84 端面側、 86 領域、 88 破線、 100,102,104 チェーンリンク、 106,108,110 ジョイント装置、 112,114 クレードル部材、 180,182 リンクプレート、 184,186 転動面、 188 クレードル部材表面接触領域、 190 リンクプレート表面接触領域、192,194 湾曲部曲率半径、 212 クレードル部材、 214,216 装置、 217 長手方向軸線、 218 破線、 220 端面、 222 端面側、 230 弾性的な装置、 232,234 固定部材、 260,262 クレードル部材、 264 開口、 266,262 リンクプレート、 270,272 狭窄部、 274,276,278,280 突起、282 内輪郭、 284 遊び、 286 リンクプレート外側輪郭
Claims (20)
- 無段変速機のためのリンクプレートチェーンにおいて、
多数のチェーンリンクが設けられていて、これらのチェーンリンクが、隣接し合う2つのチェーンリンクにそれぞれ接していて、それぞれ多数のリンクプレートを有しており、
それぞれ2つの互いに接し合うチェーンリンクを旋回可能に接続し、かつ、それぞれ少なくとも2つのクレードル部材を有する多数のジョイント装置が設けられており、
少なくとも1つの緊締防止装置が設けられており、
前記緊締防止装置は、前記リンクプレートの少なくとも一部に形成された少なくとも1つの突起を備え、前記突起が、所定の状態下で、前記隣接し合うクレードル部材対の1つのクレードル部材に突き当たるようになっており、前記チェーンリンクが直線状に整列される相対位置の方向で、或いは隣接し合う2つのチェーンリンクの前記リンクプレートが旋回される方向で、緊締力又はこれと類似のものによって前記チェーンリンクの相対運動が阻止される相対位置に、前記隣接し合う2つのチェーンリンクが移動するのを阻止するようになっていることを特徴とする、リンクプレートチェーン。 - 無段変速機のためのリンクプレートチェーンにおいて、
多数のチェーンリンクが設けられており、これらのチェーンリンクが、隣接し合う2つのチェーンリンクにそれぞれ接していて、それぞれ多数のリンクプレートを有しており、 多数のジョイント装置が設けられており、これらのジョイント装置が、互いに隣接し合うそれぞれ2つのチェーンリンクを旋回可能に接続し、それぞれ少なくとも2つのクレードル部材を有しており、
少なくとも2つの旋回制限装置が設けられており、
前記旋回制限装置の各々は、前記リンクプレートの少なくとも一部に形成された少なくとも1つの突起を備え、前記突起が、所定の状態下で、前記隣接し合うクレードル部材対の1つのクレードル部材に突き当たるようになっており、9mmより大きいピッチを有する前記チェーンリンクと隣接する前記チェーンリンクとの間の旋回角度(α)が、少なくとも一方の旋回方向で30゜よりも小さくなるように保証することを特徴とする、リンクプレートチェーン。 - 無段変速機のためのリンクプレートチェーンにおいて、
多数のチェーンリンクが設けられていて、これらのチェーンリンクが、隣接し合う2つのチェーンリンクにそれぞれ接していて、それぞれ多数のリンクプレートを有しており、
多数のジョイント装置が設けられていて、これらのジョイント装置が、互いに隣接し合う2つのチェーンリンクをそれぞれ旋回可能に接続し、それぞれ少なくとも2つのクレードル部材を有しており、
同一のジョイント装置に配属された2つの前記クレードル部材が、前記ジョイント装置によって接続された前記チェーンリンクの往復旋回運動後に、その互いの初期の相対位置、及びチェーンリンクに対する相対位置を有することを保証する、少なくとも1つの装置が設けられており、
該装置は、前記リンクプレートの少なくとも一部に形成された少なくとも1つの突起を備え、前記突起が、所定の状態下で、前記隣接し合うクレードル部材対の1つのクレードル部材に突き当たるようになっていることを特徴とする、リンクプレートチェーン。 - 無段変速機のためのリンクプレートチェーンにおいて、
多数のチェーンリンクが設けられていて、これらのチェーンリンクが、隣接し合う2つのチェーンリンクにそれぞれ接していて、それぞれ多数のリンクプレートを有しており、
多数のジョイント装置が設けられていて、これらのジョイント装置が、互いに隣接し合うそれぞれ2つのチェーンリンクを旋回可能に接続し、それぞれ少なくとも2つのクレードル部材を有しており、
前記リンクプレートの少なくとも一部が、前記クレードル部材を受容するための少なくとも1つの開口を有していて、前記リンクプレートの壁厚が、それぞれ前記リンクプレートの端部から長手方向に、長手方向で直ぐ近くに位置する開口の端部まで、チェーン内側に向けられた領域内で、長手方向の両方向で異なっており、
前記リンクプレートの少なくとも一部が、少なくとも1つの突起を備え、前記突起が、所定の状態下で、前記隣接し合うクレードル部材対の1つのクレードル部材に突き当たるようになっていることを特徴とする、リンクプレートチェーン。 - 前記突起が、リンクプレートチェーンの走行方向に配置された端面側に延びていて、該端面側の、チェーン内側に向けられた領域内に配置されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 前記旋回角度(α)が、少なくとも一方の旋回方向で27゜よりも小さくなるように保証することを特徴とする、請求項2記載のリンクプレートチェーン。
- 前記突起を有するリンクプレートが、前記突起に向けられた、前記リンクプレートのジョイント軸線を中心にして隣接する前記リンクプレートに対して相対的に所定の角度だけ旋回せしめられた時に、前記少なくとも1つの突起が、前記隣接し合うクレードル部材対の1つのクレードル部材に突き当たり、前記隣接し合うリンクプレート内に前記クレードル部材対が受容されていて、前記クレードル部材対に、前記突起側のジョイント軸線が向けられている、請求項1から6までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 前記リンクプレートチェーンが、前記リンクプレートチェーンによってトルクが第1の円すいベルト車対から第2の円すいベルト車対に伝達され、この際に各円すいベルト車対の円すいベルト車の先細りした端部が互いに向き合っていて、同じ円すいベルト車対に向けられた各円すいベルト車が軸方向で調節されて、同じ円すいベルト車対に配属された円すいベルト車の間隔が変えられるようになっていて、この場合、前記リンクプレートと各円すいベルト車対との間の接触領域が半径方向で変化せしめられ、それによって各円すいベルト車対における前記リンクプレートチェーンの巻き掛け曲率半径が変えられるようになっている、請求項1から7までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 緊締防止装置、旋回制限装置、互いに向き合った2つのクレードル部材が往復旋回運動後に初期の相対位置に移動せしめられることを保証する装置、又はリンクプレートの少なくとも1つの突起が、それぞれ互いに隣接し合う前記チェーンリンクが互いに旋回せしめられて、前記円すいベルト車対の所定の最小巻き掛け曲率半径において前記リンクプレートの機能性に不都合な影響を与えないように構成されている、請求項8記載のリンクプレートチェーン。
- 少なくとも1つの第2のチェーンリンクが、第1の長さを有する第1のリンクプレートを有していて、少なくとも1つの第2のチェーンリンクが、第2の長さを有する第2のリンクプレートを有しており、第1の長さが第2の長さよりも小さい、請求項1から9までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 少なくとも1つの第1のチェーンリンクが、第1の突起を有する第1のリンクプレートを有していて、少なくとも1つの第2のチェーンリンクが、第2の突起を有する第2のリンクプレートを有していて、この場合、第2の突起が第1の突起よりも小さい、請求項1から10までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 隣接し合う2つの前記チェーンリンクの旋回角度を制限する前記突起が、1つの前記リンクプレートに配置されていて、該リンクプレートが第2の長さ及び第2のピッチの少なくとも一方を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 前記突起が前記クレードル部材の接触領域に突き当たる際に接触する接触領域における突起の幾何学形状が、前記突起の接触領域の幾何学形状に合致している、請求項1から12までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 少なくとも2つの前記チェーンリンクにおいて、そのそれぞれの前記リンクプレートの長さ及びピッチの少なくとも一方が異なっており、
少なくとも1つの第1のチェーンリンクの前記リンクプレートが第1の長さ及び第1のピッチの少なくとも一方を有しており、
少なくとも1つの第2のチェーンリンクの前記リンクプレートが第2の長さ及び第2のピッチの少なくとも一方を有しており、
第1の長さ及び第1のピッチの少なくとも一方を有する第1のリンクプレートを備えた第1のチェーンリンクと、これに隣接する、第1の長さ及び第1のピッチの少なくとも一方を有する第1のリンクプレートを備えたチェーンリンクとの間の第1の旋回角度が、第1の最大旋回角度に制限されており、
第2の長さ及び第2のピッチの少なくとも一方を有する第2のリンクプレートを備えた第2のチェーンリンクと、これに隣接する、第2の長さ及び第2のピッチの少なくとも一方を有する第2のリンクプレートを備えたチェーンリンクとの間の第2の旋回角度が、第2の最大旋回角度に制限されており、
p1:第1のピッチ、
p2:第2のピッチ、
αmax、2:第2の最大旋回角度である、
請求項1から13までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。 - 少なくとも1つの第1の前記最大旋回角度(αmax、1)が15゜〜25゜の間である、請求項14記載のリンクプレートチェーン。
- 隣接し合う2つの前記チェーンリンクの旋回角度が、チェーン内側の方向で、少なくとも1つの前記リンクプレートの外側輪郭とストッパとの協働によって第1の最大旋回角度に制限され、チェーン外側方向での前記チェーンリンクの旋回角度が、少なくとも1つの前記リンクプレートのリンクプレート内側輪郭とストッパとの協働によって第2の最大旋回角度に制限され、この場合少なくとも1つの前記クレードル部材がストッパとして働く、請求項1から15までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 前記チェーンリンクがチェーンの内側方向に旋回する際に、隣接し合う2つの前記チェーンリンクの緊締が、少なくとも1つの前記リンクプレートの外側輪郭とストッパとしての前記クレードル部材との協働によって阻止され、チェーン外側方向で旋回する際のチェーンリンクの緊締が、ストッパを有する少なくとも1つの前記リンクプレートの内側輪郭との協働によって阻止される、請求項1から16までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
- 少なくとも1つの第3のチェーンリンクが、前記第3のチェーンリンクに隣接する、第4のチェーンリンクに対して旋回せしめられ、
前記第3のチェーンリンクが少なくとも1つの第3のリンクプレートを有しており、
前記第4のチェーンリンクが少なくとも1つの第4のリンクプレートを有しており、
少なくとも1つの前記第3のリンクプレートが、前記ジョイント装置によって少なくとも1つの前記第4のリンクプレートに枢着されており、
前記ジョイント装置が少なくとも1つの前記クレードル部材を有しており、
該クレードル部材が、前記第3のリンクプレートの少なくとも1つの開口内で又は前記開口を通って、及び/又は前記第4のリンクプレートの少なくとも1つの開口内で又は前記開口を通って延びており、
該クレードル部材が、前記第3のチェーンリンクが前記第4のチェーンリンクに対して旋回する際に、少なくも1つの前記第3のリンクプレート及び前記第4のリンクプレートの少なくとも一方に対して移動又は旋回せしめられるようになっている、
請求項1から17までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。 - 少なくとも1つの前記第3のリンクプレートと少なくとも1つの前記第4のリンクプレートとを枢着接続する前記ジョイント装置が、第3のクレードル部材を有しており、該第3のクレードル部材は、前記第3のチェーンリンクが前記第4のチェーンリンクに対して旋回する際に少なくとも1つの前記第4のリンクプレートに向かって移動せしめられるようになっており、また第4のクレードル部材が設けられていて、該第4のクレードル部材が、前記第4のチェーンリンクに対して前記第3のチェーンリンクが旋回する際に、少なくとも1つの前記第3のリンクプレートに対して移動せしめられる、請求項18記載のリンクプレートチェーン。
- 請求項1から19までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーンを備えた自動車のための無段変速機。
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