JPS581304B2 - チエ−ン伝動装置 - Google Patents
チエ−ン伝動装置Info
- Publication number
- JPS581304B2 JPS581304B2 JP54041980A JP4198079A JPS581304B2 JP S581304 B2 JPS581304 B2 JP S581304B2 JP 54041980 A JP54041980 A JP 54041980A JP 4198079 A JP4198079 A JP 4198079A JP S581304 B2 JPS581304 B2 JP S581304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- link
- link plate
- plate
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/04—Toothed chains
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチェーン伝動装置、例えば自動変速機の流体式
トルクコンバータから補助変速機へ機関動力を伝達する
ためのサイレントチェーンに関する。
トルクコンバータから補助変速機へ機関動力を伝達する
ためのサイレントチェーンに関する。
サイレントチェーンを利用した動力伝達装置において動
力伝達中に発生する騒音の主原因は2つあり、第1はチ
ェーンとスプロケットとのかみ合い時の衝撃に起因する
弾性振動音(かみ合い音)であり、第2はチェーン固有
の弦振動がかみ合い時の衝撃を増大させて発生する共振
性の音である。
力伝達中に発生する騒音の主原因は2つあり、第1はチ
ェーンとスプロケットとのかみ合い時の衝撃に起因する
弾性振動音(かみ合い音)であり、第2はチェーン固有
の弦振動がかみ合い時の衝撃を増大させて発生する共振
性の音である。
第1の原因に関してはスプロケットの歯形を修正してか
み合い時の衝撃を低下させることが有効である。
み合い時の衝撃を低下させることが有効である。
しかし第2の原因のチェーンの弦振動防止に関してはテ
ンショナあるいはチェーンガイド等の振れ止め装置が有
効であることが知られているが、これらの振れ止め装置
では設置のために所定のスペースが必要とされること、
振れ心め装置とチェーンとの隙間の寸法を精密に調整す
る必要があること、振れ止め装置自体の摩耗、摩耗粉が
動力伝達装置の他の機能部分へ悪影響を及ぼすこと、さ
らに製品コストの高いこと等の欠点がある。
ンショナあるいはチェーンガイド等の振れ止め装置が有
効であることが知られているが、これらの振れ止め装置
では設置のために所定のスペースが必要とされること、
振れ心め装置とチェーンとの隙間の寸法を精密に調整す
る必要があること、振れ止め装置自体の摩耗、摩耗粉が
動力伝達装置の他の機能部分へ悪影響を及ぼすこと、さ
らに製品コストの高いこと等の欠点がある。
第2の原因についての他の対策としては、リンクプレー
ト間の隙間を減少させて、チェーン屈曲運動に抵抗を与
え、それによって弦振動の発生を防止する方式もある。
ト間の隙間を減少させて、チェーン屈曲運動に抵抗を与
え、それによって弦振動の発生を防止する方式もある。
この方式は前述の振れ止め装置のような構成部品の増大
を含まないが、リンクプレートの板厚のわずかな差、う
ねり等により屈曲抵抗が大きく変化する。
を含まないが、リンクプレートの板厚のわずかな差、う
ねり等により屈曲抵抗が大きく変化する。
したがってこの方式では屈曲抵抗を適切な値に維持する
ことが困難であるだけでなく、使用に伴うリンクプレー
ト間のなじみおよび摩耗により、摩擦抵抗が減少し、効
果が消失するという欠点がある。
ことが困難であるだけでなく、使用に伴うリンクプレー
ト間のなじみおよび摩耗により、摩擦抵抗が減少し、効
果が消失するという欠点がある。
本発明の目的は上述のような欠点をもつことなく、チェ
ーン固有の弦振動を防止して騒音の発生を抑制すること
のできるサイレントチェーンを提供することである。
ーン固有の弦振動を防止して騒音の発生を抑制すること
のできるサイレントチェーンを提供することである。
次に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において流体式トルクコンバータ1の出力軸2と
補助変速機3の入力軸4とは互いに平行に配置され、サ
イレントチェーン5は出力軸2と入力軸4とを互いに連
結する。
補助変速機3の入力軸4とは互いに平行に配置され、サ
イレントチェーン5は出力軸2と入力軸4とを互いに連
結する。
これにより機関6の動力はサイレントチェーン5を介し
て補助変速機3へ伝達される。
て補助変速機3へ伝達される。
リンクプレート11は両端にスプロケットとのかみ合い
面12を形成され、一部を欠いた円形の孔13を対称的
にもつ(第2図)。
面12を形成され、一部を欠いた円形の孔13を対称的
にもつ(第2図)。
案内プレート14は円周部分状の孔15を対称的にもつ
(第3図)。
(第3図)。
第4図ないし第6図に示されるように、サイレントチェ
ーン5の長さ方向に等しい位置をもつ複数枚のリンクプ
レート11で組が構成され、孔13内にリンクピン18
およびリベットピン19が通されることにより、隣り合
う組のそれぞれのリンクプレート11は互いに連結され
る。
ーン5の長さ方向に等しい位置をもつ複数枚のリンクプ
レート11で組が構成され、孔13内にリンクピン18
およびリベットピン19が通されることにより、隣り合
う組のそれぞれのリンクプレート11は互いに連結され
る。
リンクピン18はサイレントチェーン幅方向においてリ
ンクプレート間11のみ延びているが、リベットピン1
9はサイレントチェーン5の幅方向最も外側のリンクプ
レート11のさらに外側に配置される案内プレート14
の孔15を貫通して延びている。
ンクプレート間11のみ延びているが、リベットピン1
9はサイレントチェーン5の幅方向最も外側のリンクプ
レート11のさらに外側に配置される案内プレート14
の孔15を貫通して延びている。
リベットピン19の両端はつぶされる。第4図の実施例
では板ばね23は案内プレート14とサイレントチェー
ン幅方向最も外側のリンクプレート11との間に配置さ
れ、隣り合うリンクプレート11間をまたいでいる。
では板ばね23は案内プレート14とサイレントチェー
ン幅方向最も外側のリンクプレート11との間に配置さ
れ、隣り合うリンクプレート11間をまたいでいる。
板ばね23は中央部分においては案内プレート14に当
接しているとともに、両端部分においては隣り合ってい
る最外側のリンクプレート11のそれぞれに当接してい
る。
接しているとともに、両端部分においては隣り合ってい
る最外側のリンクプレート11のそれぞれに当接してい
る。
サイレントチェーン5の長さ方向へ並んでいる孔13の
それぞれに対応してさらばね等が組付けられるのに対し
、板ばね23はサイレントチェーン5の長さ方向へ並ん
でいる2つの孔13間の距離より大きい長さを有して、
離れて互いに隣り合っている2つのピン個所において同
時にリンクプレート11をリベットピン19の軸線方向
へ押圧することができる。
それぞれに対応してさらばね等が組付けられるのに対し
、板ばね23はサイレントチェーン5の長さ方向へ並ん
でいる2つの孔13間の距離より大きい長さを有して、
離れて互いに隣り合っている2つのピン個所において同
時にリンクプレート11をリベットピン19の軸線方向
へ押圧することができる。
したがってサイレントチェーン5全体の板ばね23の個
数はさらばねの場合より少なく、組付け時の手間が減少
する。
数はさらばねの場合より少なく、組付け時の手間が減少
する。
この実施例ではサイレントチェーン長さ方向に関して板
ばね23と案内プレート14との位置が等しいので、組
付け能率がよい。
ばね23と案内プレート14との位置が等しいので、組
付け能率がよい。
第7図はサイレントチェーン5とスプロケット24との
共働状態を示しており、各組のリンクプレート11の一
方のかみ合い面12がスプロケット24の歯25に接触
している。
共働状態を示しており、各組のリンクプレート11の一
方のかみ合い面12がスプロケット24の歯25に接触
している。
板ばね23の押圧力により、隣り合う組のリンクプレー
ト11の重なり部におけるリンクプレート11間の隙間
が減少して、リンクプレート11間の接触抵抗が増大す
る。
ト11の重なり部におけるリンクプレート11間の隙間
が減少して、リンクプレート11間の接触抵抗が増大す
る。
こうしてサイレントチェーンの屈曲抵抗は増大して、サ
イレントチェーン5の弦振動は抑制され、これに因る騒
音は防止される。
イレントチェーン5の弦振動は抑制され、これに因る騒
音は防止される。
第8図の実施例では、板ばね23は隣り合う案内プレー
ト14にまたがって配置されている。
ト14にまたがって配置されている。
板ばね23は中央部においてはリンクプレート11に当
接しているとともに、両端部においては隣り合う案内プ
レート14のそれぞれに当接している。
接しているとともに、両端部においては隣り合う案内プ
レート14のそれぞれに当接している。
このように配置された板ばね23も第4図の板ばね23
と同様な作用効果をもつ、この実施例では板ばね23は
隣り合う案内プレート14をまたぐように配置されてい
るので、後述の第16図からわかるように板ばね23と
スプロケット24との干渉防止に有利である。
と同様な作用効果をもつ、この実施例では板ばね23は
隣り合う案内プレート14をまたぐように配置されてい
るので、後述の第16図からわかるように板ばね23と
スプロケット24との干渉防止に有利である。
第9図の実施例では、最も外側のリンクプレート11と
案内プレート14とはサイレントチェーン5の長さ方向
に関して等しい位置となるように配置されており、板ば
ね23はこの最も外側のリンクプレート11と案内プレ
ート14との間に配置される。
案内プレート14とはサイレントチェーン5の長さ方向
に関して等しい位置となるように配置されており、板ば
ね23はこの最も外側のリンクプレート11と案内プレ
ート14との間に配置される。
この実施例では板ばね23とリンクプレート11および
案内プレート14との間に相対運動がなく、板ばね23
の摩耗防止上有利である。
案内プレート14との間に相対運動がなく、板ばね23
の摩耗防止上有利である。
第10図の実施例では最も外側のリンクプレート11と
外側から2番目のリンクプレート11とがサイレントチ
ェーン5の長さ方向に関して等しい位置となるように配
置されており、板ばね23は最も外側のリンクプレート
11と外側から2番目のリンクプレート11との間に配
置される。
外側から2番目のリンクプレート11とがサイレントチ
ェーン5の長さ方向に関して等しい位置となるように配
置されており、板ばね23は最も外側のリンクプレート
11と外側から2番目のリンクプレート11との間に配
置される。
この実施例でも板ばね23とプレート11.14との間
に相対運動がなく、板ばね23の摩耗防止上有利である
。
に相対運動がなく、板ばね23の摩耗防止上有利である
。
また板ばね23の位置がサイレントチェーン幅方向中央
に寄るので、潤滑性、耐久性において優れる。
に寄るので、潤滑性、耐久性において優れる。
第11図の実施例では、板ばね23は外側から2番目の
リンクプレート11と3番目のリンクプレート11との
間に配置されており、中央部分では3番目のリンクプレ
ート11に当接し、両端部分では隣り合う2番目のリン
クプレート11に当接している。
リンクプレート11と3番目のリンクプレート11との
間に配置されており、中央部分では3番目のリンクプレ
ート11に当接し、両端部分では隣り合う2番目のリン
クプレート11に当接している。
この実施例では板ばね23がサイレントチェーンの幅方
向中央に寄っているので、潤滑性および耐久性の点にお
いて優れる。
向中央に寄っているので、潤滑性および耐久性の点にお
いて優れる。
第8図ないし第11図のチェーン伝動装置はいずれも本
発明の実施例として板ばね23の中央部がリンクプレー
ト11あるいは案内プレート14の中央部に接触するよ
うに板ばね23が配置されており、板ばね23の中央部
とリンクプレート11あるいは案内プレート14の中央
部との間に相対的な摺動がなく、相対摺動に伴う中央部
の摩耗に因る板ばね23の機能低下が抑制される。
発明の実施例として板ばね23の中央部がリンクプレー
ト11あるいは案内プレート14の中央部に接触するよ
うに板ばね23が配置されており、板ばね23の中央部
とリンクプレート11あるいは案内プレート14の中央
部との間に相対的な摺動がなく、相対摺動に伴う中央部
の摩耗に因る板ばね23の機能低下が抑制される。
第12図のチェーン伝動装置では板ばね23,26はそ
れらの中央部においてリンクプレート11あるいは案内
プレート14の中央部には接触しておらず、したがって
本発明の実施例には含まれない。
れらの中央部においてリンクプレート11あるいは案内
プレート14の中央部には接触しておらず、したがって
本発明の実施例には含まれない。
このチェーン伝動装置では外側から2番目のリンクプレ
ート11と3番目のリンクプレート11との間に板ばね
23.26が配置されている。
ート11と3番目のリンクプレート11との間に板ばね
23.26が配置されている。
板ばね23.26はサイレントチェーン幅方向に対称的
に配置され、中央部分において互いに接触しているとと
もに両端において2番目のリンクプレート11および3
番目のリンクプレート11に当接している。
に配置され、中央部分において互いに接触しているとと
もに両端において2番目のリンクプレート11および3
番目のリンクプレート11に当接している。
このチェーン伝動装置では板ばね23.26の1板当た
りの荷重応力が減少するとともに板ばね23.26がチ
ェーン幅方向中央に寄っているので板ばね23.26の
潤滑性および耐久性に関して優れる。
りの荷重応力が減少するとともに板ばね23.26がチ
ェーン幅方向中央に寄っているので板ばね23.26の
潤滑性および耐久性に関して優れる。
第13図ないし第15図は平面方向から見たときの板ば
ね23の種々の形状を示す。
ね23の種々の形状を示す。
板ばね23はリンクピン18およびリベットピン19を
通される円形の貫通孔29を対称的に両端部においてそ
れぞれ設けられている。
通される円形の貫通孔29を対称的に両端部においてそ
れぞれ設けられている。
第13図では板ばね23は一定の曲率からなる円弧形状
であり、第14図では板ばね23は中央部において一定
の曲率で湾曲していて両端部分において中央の湾曲とは
逆方向へ湾曲した小円弧部分30を形成されており、第
15図では板ばね23には両端部分において屈曲されて
直線部分31が設けられている。
であり、第14図では板ばね23は中央部において一定
の曲率で湾曲していて両端部分において中央の湾曲とは
逆方向へ湾曲した小円弧部分30を形成されており、第
15図では板ばね23には両端部分において屈曲されて
直線部分31が設けられている。
板ばね23は小円弧部分30および直線部分31におい
てリンクプレート11あるいは案内プレート14に当接
し、第13図の板ばね23は製作容易であり、第14図
の板ばね23は小円弧部分30により形状該差にかかわ
らず一定の接触面圧を保持可能であり、第15図の板ば
ね23は直線部分31により接触面圧を減少することが
できる。
てリンクプレート11あるいは案内プレート14に当接
し、第13図の板ばね23は製作容易であり、第14図
の板ばね23は小円弧部分30により形状該差にかかわ
らず一定の接触面圧を保持可能であり、第15図の板ば
ね23は直線部分31により接触面圧を減少することが
できる。
第16図は正面方向から見たときの組付け後の板ばね2
3の形状を示す。
3の形状を示す。
リンクピン18およびリベットピン19を通される孔2
9は円形に形成され、孔29の内径とリンクピン18あ
るいはリベットピン19との間には半径方向の寸法aの
間隙が形成されている。
9は円形に形成され、孔29の内径とリンクピン18あ
るいはリベットピン19との間には半径方向の寸法aの
間隙が形成されている。
板ばね23の両端の側縁34は、サイレントチェーン長
さ方向に関してその板ばねと等しい位置にあるリンクプ
レート11のかみ合い面12に対して内方へ逃がされて
いる。
さ方向に関してその板ばねと等しい位置にあるリンクプ
レート11のかみ合い面12に対して内方へ逃がされて
いる。
すなわち、スプロケット24のピッチ円33に関して板
ばね23の寸法bと板ばね23に対応するリンクプレー
ト11の寸法cとの間には2dの差が存在し、d>aの
関係が規定されるので、板ばね23の両端の側縁34が
スプロケット24の歯25と干渉することは防止される
。
ばね23の寸法bと板ばね23に対応するリンクプレー
ト11の寸法cとの間には2dの差が存在し、d>aの
関係が規定されるので、板ばね23の両端の側縁34が
スプロケット24の歯25と干渉することは防止される
。
これにより、干渉に伴って板ばね23に過大な応力が生
じて板ばね23が破損することは防止される。
じて板ばね23が破損することは防止される。
本発明のサイレントチェーンの弦振動防止装置では、テ
ンショナあるいはチェーンガイドのようにスペースを必
要としないし、リンクプレート11の摩耗に対しても所
定の接触摩擦力が確保される。
ンショナあるいはチェーンガイドのようにスペースを必
要としないし、リンクプレート11の摩耗に対しても所
定の接触摩擦力が確保される。
また非線形のばね定数をもつ板ばねを採用すれば、使用
に伴うリンクプレート11の摩耗量にかかわらず、リン
クプレート11間の接触摩擦力の経年変化を最小限にす
ることができ、弦振動の抑制に適している。
に伴うリンクプレート11の摩耗量にかかわらず、リン
クプレート11間の接触摩擦力の経年変化を最小限にす
ることができ、弦振動の抑制に適している。
他の効果として板ばね23の作用力により、リンクプレ
ート11自体の振動も防止されるので、第1の原因、す
なわちチェーンとスプロケットとのかみ合い時の衝撃の
抑制に対しても本発明は有効である。
ート11自体の振動も防止されるので、第1の原因、す
なわちチェーンとスプロケットとのかみ合い時の衝撃の
抑制に対しても本発明は有効である。
本発明によれば、板ばね23はサイレントチェーン5の
長さ方向に関して隣り合っている2つの孔13間の距離
より大きい長さを有し、1枚の板ばね23が2つの孔1
3の個所においてサイレントチェーン幅方向へリンクプ
レート11を押圧する。
長さ方向に関して隣り合っている2つの孔13間の距離
より大きい長さを有し、1枚の板ばね23が2つの孔1
3の個所においてサイレントチェーン幅方向へリンクプ
レート11を押圧する。
したがってサイレントチェーン5全体における板ばね2
3の個数が減少し、組付け時の手間が減少し、作業能率
が向上する。
3の個数が減少し、組付け時の手間が減少し、作業能率
が向上する。
本発明によれば、板ばね23の中央部がリンクプレート
11あるいは案内プレート14の中央部に接触するよう
に配置されているので、接触している中央部間に相対摺
動がなく、相対摺動に伴う中央部の摩耗に因る板ばね2
3の機能低下が抑制される。
11あるいは案内プレート14の中央部に接触するよう
に配置されているので、接触している中央部間に相対摺
動がなく、相対摺動に伴う中央部の摩耗に因る板ばね2
3の機能低下が抑制される。
本発明では、スプロケット24のピツチ円33上におけ
る板ばね23の長さbがリンクプレート11の長さcよ
り小さく、板ばね23の両端部の貫通孔29の内周とピ
ン18.19の外周との間に半径方向間隙が形成され、
この半径方向間隙の寸法aがc−b(=d)より小さい
。
る板ばね23の長さbがリンクプレート11の長さcよ
り小さく、板ばね23の両端部の貫通孔29の内周とピ
ン18.19の外周との間に半径方向間隙が形成され、
この半径方向間隙の寸法aがc−b(=d)より小さい
。
したがってリンクプレート11相互の摺動面が摩耗して
も、半径方向間隙の存在により板ばね23は寸法aの分
だけ膨出変形可能であり、リンクプレート11相互の摺
動面が摩耗しても板ばね23の膨出変形により板ばね2
3による圧接力の低下は回避される。
も、半径方向間隙の存在により板ばね23は寸法aの分
だけ膨出変形可能であり、リンクプレート11相互の摺
動面が摩耗しても板ばね23の膨出変形により板ばね2
3による圧接力の低下は回避される。
また、チェーン伝動装置に横方向、すなわちピンの18
,19の軸線方向の振動が生じた場合に、横方向の変形
により板ばね23の長さは長くなるが、a<dの規定に
より板ばね23の両端がスプロケット24の歯25と接
触するのを回避され、板ばね23の損傷が防止されて耐
久性が向上する。
,19の軸線方向の振動が生じた場合に、横方向の変形
により板ばね23の長さは長くなるが、a<dの規定に
より板ばね23の両端がスプロケット24の歯25と接
触するのを回避され、板ばね23の損傷が防止されて耐
久性が向上する。
第1図は自動変速機におけるサイレントチェーンの配置
を示す図、第2図はリンクプレートを正面方向から示す
図、第3図は案内プレートを正面方向から示す図、第4
図は本発明のサイレントチェーンの部分を詳細に示す図
、第5図は第4図の■−■線に沿う断面図、第6図は第
4図の■−■線に沿う断面図、第7図はサイレントチェ
ーンとスプロケットとの共働関係を示す図、第8図ない
し第11図はサイレントチェーン幅方向に関する板ばね
の種々の位置を示す図、第12図は本発明の実施例には
含まれないチェーン伝動装置を示す図、第13図ないし
第15図は平面方向から見た場合の板ばねの種々の形状
を示す図、第16図は板ばねとリンクプレートとの寸法
関係を示す図である。 5・・・・・・サイレントチェーン、11・・・・・・
リンクプレート、13・・・・・・孔、14・・・・・
・案内プレート、18・・・・・・リンクピン、19・
・・・・・リベットピン、23・・・・・・板ばね、2
4・・・・・・スプロケット、29・・・・・・貫通孔
、33・・・・・・ピッチ円。
を示す図、第2図はリンクプレートを正面方向から示す
図、第3図は案内プレートを正面方向から示す図、第4
図は本発明のサイレントチェーンの部分を詳細に示す図
、第5図は第4図の■−■線に沿う断面図、第6図は第
4図の■−■線に沿う断面図、第7図はサイレントチェ
ーンとスプロケットとの共働関係を示す図、第8図ない
し第11図はサイレントチェーン幅方向に関する板ばね
の種々の位置を示す図、第12図は本発明の実施例には
含まれないチェーン伝動装置を示す図、第13図ないし
第15図は平面方向から見た場合の板ばねの種々の形状
を示す図、第16図は板ばねとリンクプレートとの寸法
関係を示す図である。 5・・・・・・サイレントチェーン、11・・・・・・
リンクプレート、13・・・・・・孔、14・・・・・
・案内プレート、18・・・・・・リンクピン、19・
・・・・・リベットピン、23・・・・・・板ばね、2
4・・・・・・スプロケット、29・・・・・・貫通孔
、33・・・・・・ピッチ円。
Claims (1)
- 1 各組が複数のリンクプレートから成る複数の組から
構成され、隣り合う組に属するリンクプレートがピンに
より互いに揺動可能に連結され、案内プレートがピンの
両端において設けられ、湾曲した中央部を有する板ばね
が両端部の2つの貫通孔においてそれぞれピンを通され
て2つのリンクプレートの間あるいはリンクプレートと
案内プレートとの間に配置されてピンの軸線方向へリン
クプレートを押圧するチェーン伝動装置において、板ば
ねの中央部がリンクプレートあるいは案内プレートの中
央部に接触するように板ばねが配置されており、スプロ
ケットのピッチ円上における板ばねの長さbがリンクプ
レートの長さcより小さく、板ばねの貫通孔の内周とピ
ンの外周との間に半径方向間隙が形成され、この半径方
向間隙の寸法aがc−b(=d)より小さいことを特徴
とする、チェーン伝動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54041980A JPS581304B2 (ja) | 1979-04-09 | 1979-04-09 | チエ−ン伝動装置 |
CA328,341A CA1105736A (en) | 1979-04-09 | 1979-05-25 | Chain drive assembly |
DE2922528A DE2922528B2 (de) | 1979-04-09 | 1979-06-01 | Zahnkette |
US06/273,319 US4345904A (en) | 1979-04-09 | 1981-06-15 | Chain drive assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54041980A JPS581304B2 (ja) | 1979-04-09 | 1979-04-09 | チエ−ン伝動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18655884A Division JPS60121346A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | サイレントチエ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55135251A JPS55135251A (en) | 1980-10-21 |
JPS581304B2 true JPS581304B2 (ja) | 1983-01-11 |
Family
ID=12623340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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