JP4910378B2 - X線検査装置及びx線検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、X線検査装置及びX線検査方法に関するものである。特に、本発明のX線検査方法は、プリント基板と回路素子との間の半田接続部における接続状態の検査に適用されるものである。
従来、一方の面に半田ボールが格子状に形成された回路素子と半田ボールに対応する位置にランド部が形成されたプリント基板との半田接続部における接続状態をX線検査する方法として特許文献1に示すものがあった。
特許文献1に示す検査方法は、プリント基板に回路素子が実装された試料を載置台に載置する。その載置台を挟んでX線源とX線検出部とを対向して配置する。そして、X線源から試料に向けてX線を照射しながらX線源とX線検出部とを回転させることによって、プリント基板の主面に対して垂直方向となる断層画像を取得し、その断層画像によって半田ボールの浮き上がり不良の検査をするものである。
特開2000−275191号公報
通常、半田ボールとランド部との半田接続部が不良となる接続状態としては、半田ボールとランド部とが完全に離間している浮き上がり状態のみならず、半田ボールが完全に溶融しておらず半田ボールとランド部とが部分的に接続されている状態もありうる。この半田ボールとランド部とが部分的に接続されている状態である場合、半田接続部は温度サイクル負荷や振動などによって短時間でオープンにいたる可能性がある。
ところが、半田ボールとランド部とが部分的に接続されている状態での半田接続部の形状は、半田ボールとランド部との半田接続部位が正常に接続されている状態での形状と顕著な差がない。したがって、特許文献1に示す検査方法では、プリント基板の主面に対して垂直方向となる断層画像を用いることによって半田ボールの浮き上がり不良を検査することはできるものの、半田ボールとランド部とが部分的に接続されているような不良は検査しにくいという問題があった。
また、特許文献1に示す検査方法は、プリント基板の主面に対して垂直方向となる断層画像以外にも、プリント基板の主面に対して水平方向となる断層画像なども取得する旨は記載されているものの、半田ボールとランド部とが部分的に接続されている不良に関する記載はされていない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、半田接続部の不良を確実に検査できるX線検査装置及びX線検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の検査装置は、複数の半田ボールを備えた回路素子とレジストと離間して設けられるランドを備えたプリント基板との半田接続部の接続状態を検査するX線検査装置であって、ランドは、プリント基板における回路素子の実装面に対して突出して設けられるとともに、半田接続部の接続状態が正常の場合はランドの側面の全周に亘って半田が形成され、半田接続部の接続状態が不良の場合はランドの側面に半田が形成されないものであり、X線検査装置は、回路素子がプリント基板に実装された状態において半田接続部にX線を照射するX線照射手段と、半田接続部を透過したX線を検出して検出信号を出力するX線検出手段と、検出信号に基づいてランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力する画像作成手段とを備え、画像作成手段は、ランドの側面を含むランドの周囲を含む所定の範囲の水平断層画像を作成して出力するものであり、所定の範囲の水平断層画像におけるランドの側面の半田の占有率によって当該ランドの側面の全周に亘って半田が形成されているか否かを判定し、前記ランドの側面の全周に亘って半田が形成されていると判定した場合は正常な接続状態とみなし、前記ランドの側面に田が形成されていないと判定した場合は不良な接続状態とみなす判定手段を備えることを特徴とするものである。
レジストと離間して設けられるランドを備えたプリント基板上に複数の半田ボールを備えた回路素子を実装すると、半田ボールが溶融して半田ボールとランドとが正常に接続されている状態では、ランドの上面及び側面に半田が形成される。ところが、半田ボールとランドとが完全に結合されず、半田ボールとランドとが離間した状態、半田ボールとランドとが部分的に接続されている状態においては、ランドの側面には半田が形成されないことが多い。
したがって、回路素子がプリント基板に実装された状態において半田接続部にX線を照射し、半田接続部を透過したX線に基づいてランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力することによって、半田ボールの浮き上がり不良のみならず、半田ボールとランドとが部分的に接続されているような不良も検査でき、半田接続部の不良を確実に検査することができる。また、画像作成手段は、ランドの側面を含むランドの周囲を含む所定の範囲の水平断層画像を作成して出力するものであり、所定の範囲の水平断層画像におけるランドの側面の半田の占有率によって半田接続部の接続状態の良否判定を行う判定手段を備えることによって、ランドの側面に半田が存在するか否かを確実に検査することができ、半田接続部の接続状態の良否判定を行うことができる。
また、請求項2に示すように、画像作成手段は、ランド毎に水平断層画像を作成して出力することによって、検査精度を向上させることができる。また、請求項3に示すように、画像作成手段は、複数のランド単位で検水平断層画像を作成して出力することによって、検査時間を短縮することができる。
また、請求項に記載のX線検査装置では、画像作成手段は、ランド上面を検出し、その上面から回路素子とは反対方向における複数点の水平断層画像を作成し、複数点の水平断層画像を作成して出力することを特徴とするものである。
このように、複数点の水平断層画像によって検査を行うことによって検査精度を向上させることができる。
また、請求項に示すように、画像作成手段は、半田接続部の3次元画像から水平断層画像を作成することによって水平断層画像を作成することができる。
また、プリント基板は、構成部材の熱膨張係数の違いなどによって反りが生じる場合がある。プリント基板に反りが生じた場合、ランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成する際に、ランドからずれた位置の水平断層画像を作成する可能性がある。このようにランドからずれた位置の水平断層画像を作成した場合、半田接続部の接続状態を誤判定する可能性がある。
また、プリント基板の反り量を測定する場合、請求項に示すように、プリント基板は、表面に少なくとも3つの反り補正マークを備え、補正マークにレーザを照射することによってプリント基板の反り量を測定するレーザ測定手段を備えることによってプリント基板の反り量を測定することができる。
また、請求項に示すように、反り補正マークは、回路素子の近傍に設けることによって、水平断層画像を補正する場合に半田接続部の反りを適切に反映させることができる。
また、請求項に示すように、反り補正マークは、回路素子の実装面とは反対面に設けることによって、反り補正マークをより一層半田接続部に近づけて設けることができ、水平断層画像を補正する場合に半田接続部の反りをより一層適切に反映させることができる。また、請求項に示すように、反り補正マークは、回路素子の実装面に設けるようにしてもよい。
また、請求項1に記載のX線検査方法では、回路素子とプリント基板との半田接続部の接続状態をX線検査装置にて検査するX線検査方法であって、回路素子はプリント基板と対向する面に配置された複数の半田ボールを備え、プリント基板はプリント基板における回路素子の実装面に対して突出して設けられるものであり、半田ボールに対応する位置にレジストと離間して設けられるランドを備え、
半田接続部の接続状態が正常の場合はランドの側面の全周に亘って半田が形成され、半田接続部の接続状態が不良の場合はランドの側面に半田が形成されないものであり、
回路素子をプリント基板に実装した状態において、X線検査装置にて半田接続部にX線を照射して、回路素子とプリント基板とを透過したX線にてランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力するものであり、ランドの側面を含むランドの周囲を含む所定の範囲の水平断層画像における半田の占有率によってランドの側面の全周に亘って半田が形成されているか否かを判定し、ランドの側面の全周に亘って半田が形成されていると判定した場合は正常な接続状態とみなし、ランドの側面に半田が形成されていないと判定した場合は不良な接続状態とみなす検査を行うことを特徴とするものである。
このように、レジストと離間して設けられるランドを備えたプリント基板上に複数の半田ボールを備えた回路素子を実装すると、半田ボールとランドとが正常に接続されている状態では、ランドの上面及び側面に半田が形成される。ところが、半田ボールとランドとが完全に結合されず、半田ボールとランドとが離間した状態、半田ボールとランドとが部分的に接続されている状態においては、ランドの側面には半田が形成されないことが多い。
したがって、レジストと離間して設けられるランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力することによって、半田ボールの浮き上がり不良のみならず、半田ボールとランドとが部分的に接続されているような不良も検査でき、半田接続部の不良を確実に検査することができる。また、ランドの側面を含むランドの周囲を含む所定の範囲の水平断層画像における半田の占有率によってランドの側面に半田が存在するか否かを確実に検査することができる。
また、ランドとランドの周囲の水平断層画像を作成するためには、請求項1に示すように、ランドの厚さを略40μmとすることによって確実にランドとランドの周囲の水平断層画像を作成することができる。
また、ランドの側面に半田が存在するか否かを検査するためには、半田ボールとランドとが溶融して正常に結合されている状態において、半田がランド側面に形成されることが必要となる。したがって、請求項1に示すように、ランドとレジストとの間隔を略20μmとすることによって、半田ボールとランドとが正常に結合されている状態において半田をランド側面に形成させることができる。
また、ランドとレジストとの間は、好ましくは請求項1に示すように略30μmとするとよい。このように、ランドとレジストとの間隔を略30μmとすることによって、半田ボールとランドとが正常に結合されている状態において半田をランド側面に確実に形成させることができる。
また、ランド及びレジストを形成する際には、ランドもしくはレジストの形成位置に誤差が生じる可能性がある。このように、ランドもしくはレジストの形成位置に誤差が生じてしまうと、半田ボールとランドとが正常に結合されている状態において半田がランド側面に形成されなくなる可能性がある。しかしながら、請求項1に示すように、ランドとレジストとの間隔は、略75μm±30μmとすることによって、ランドもしくはレジストの形成位置に誤差が生じた場合であっても半田ボールとランドとが正常に結合されている状態において半田をランド側面に確実に形成させることができる。
また、請求項1に示すように、ランド毎に検査を行うことによって、検査精度を向上させることができる。また、請求項1に示すように、複数のランド単位で検査を行うことによって、検査時間を短縮することができる。
また、請求項1に記載の検査方法では、ランド上面を検査し、その上面から回路素子とは反対方向における複数点の水平断層画像を作成し、複数点の水平断層画像によって検査を行うことを特徴とするものである。
このように、複数点の水平断層画像によって検査を行うことによって検査精度を向上させることができる。
また、ランドとランドの周囲の水平断層画像を作成する場合、請求項18に示すように、X線検査装置として透過型の3次元X線検査装置を用いて、その透過型の3次元X線検査装置にて得られる半田接続部の3次元画像から水平断層画像を作成することによってランドとランドの周囲の水平断層画像を作成することができる。また、請求項19に示すように、プリント基板の反り量を測定して、当該反り量に応じて前記水平断層画像を補正するようにしてもよい。
また、請求項20乃至請求項2に記載のX線検査方法での作用・効果に関しては、上述の請求項乃至請求項と同様であるため説明を省略する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1(a)は本発明の第1の実施の形態におけるプリント基板の概略構成を示す部分的な断面図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態における回路素子の概略構成を示す部分的な断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態における回路素子をプリント基板に実装した状態の概略構成を示す部分的な断面図である。
まず、本実施の形態における被検査体である電子装置30について説明する。電子装置30は、プリント基板10と回路素子20とからなる。
本実施の形態におけるプリント基板10は、図1(a)に示すようにプリント基板側半田4b、プリント基板側ランド6、基材5、プリント基板側レジスト7などを備える。
基材5は、セラミックや熱可塑性樹脂などからなる絶縁性の基板であり、回路素子20が実装される実装面に、複数のプリント基板側ランド6、プリント基板側レジスト7、パターニングされた導体層である配線パターン(図示せず)などを備える。
複数のプリント基板側ランド6は、配線パターンに電気的に接続される導体部材であり、後ほど説明する回路素子20の回路素子側半田4aに対応する位置に形成される。また、各プリント基板側ランド6のランド上面部6bには、プリント基板側半田4bが形成される。このプリント基板側半田4bと回路素子20の回路素子側半田4aとは、リフロー工程にて溶融して正常に結合することによって半田バンプ4が形成され、プリント基板側ランド6と回路素子側半田4aとが電気的に接続される。なお、プリント基板側ランド6の厚さは、後ほど説明するプリント基板側ランド6とプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成するために略40μmとすることが好ましい。
また、複数のプリント基板側ランド6間には、プリント基板側ランド6以外の配線パターンに半田バンプ4が付着しないように、または複数のプリント基板側ランド6どうしが半田バンプ4などによって接続されないようにするためのプリント基板側レジスト7が形成される。
なお、本発明は、プリント基板側ランド6と回路素子側半田4aとが正常に接続されているか否か、すなわち半田バンプ4が形成されているか否かを検査するために、プリント基板側ランド6のランド側面部6aに半田バンプ4が存在するか否かを検査するものである。このようにプリント基板側ランド6のランド側面部6aに半田バンプ4が存在するか否かを検査するためには、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが溶融して正常に結合されている状態において回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが溶融して結合した半田バンプ4がランド側面6aに形成される必要がある。なお、詳しい検査方法に関しては後ほど説明する。
したがって、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に接続されている状態において、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが溶融して結合した半田バンプ4がランド側面6aに形成されるためには、プリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6との間に所定の間隔を設ける必要がある。
このプリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6との間隔は、略20μmとすることによって、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に結合されている状態において半田バンプ4をランド側面6aに形成させることができる。
また、プリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6との間隔は、好ましくは略30μmとするとよい。このように、プリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6との間隔を略30μmとすることによって、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に結合されている状態において半田バンプ4をランド側面6aに確実に形成させることができる。
また、プリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6を形成する際には、プリント基板側レジスト7もしくはプリント基板側ランド6の形成位置に誤差が生じる可能性がある。このように、プリント基板側レジスト7もしくはプリント基板側ランド6の形成位置に誤差が生じてしまうと、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に結合されている状態において半田バンプ4がランド側面6aに形成されなくなる可能性がある。そこで、プリント基板側レジスト7とプリント基板側ランド6との間隔を略75μm±30μmとすると好ましい。このように間隔を略75μm±30μmとすることによって、プリント基板側レジスト7もしくはプリント基板側ランド6の形成位置に誤差が生じた場合であっても回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に接続されている状態において半田バンプ4をランド側面6aに確実に形成させることができる。なお、プリント基板側レジスト7をプリント基板側ランド6に対して間隔を隔てて設ける構造をノーマルレジスト構造とも称する。
一方、本実施の形態における回路素子20は、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Scale Package)などのような半導体回路素子である。回路素子20は、図1(b)に示すように、インターポーザ1、回路素子側ランド2、回路素子側レジスト3、回路素子側半田4aなどを備える。
インターポーザ1は、一方の面にベアチップを搭載するものであり、そのベアチップを搭載する搭載面には配線パターンが形成されている。この配線パターンは、ベアチップが搭載された状態において、ベアチップの電極と直接あるいはワイヤなどによって電気的に接続される。また、インターポーザ1は、スルーホールなどが形成され、このスルーホールを介して配線パターンと電気的に接続される回路素子側ランド2を備える。
この回路素子側ランド2は、プリント基板側半田4bに対応する位置に形成されるものである。また回路素子側ランド2には、プリント基板側半田4bと溶融して結合することによって半田バンプ4となる回路素子側半田4a(半田ボール)が形成される。
そして、回路素子20は、インターポーザ1にベアチップが搭載され、このベアチップと配線パターンとが電気的に接続された状態において、モールド樹脂にてモールド封止されている。
次に、本実施の形態におけるX線検査装置について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるX線検査装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態におけるX線検査装置は、被検査体に対して斜め方向からX線を照射して、被検査体の3次元断層撮影を行う事によって被検査体を検査する透過型の3次元X線検査装置(以降、3次元斜めCTとも称する)である。
X線検査装置は、図3に示すようにステージ40、X線管50、カメラ60、処理装置70などを備える。
ステージ40は、X線管50から照射されるX線を透過するものであり、被検査体であるプリント基板10と回路素子20とからなる電子装置30を搭載するものである。
X線管50は、電子装置30にX線を照射するX線源であり、図3の点線で示すような大きな広がりのX線を照射する。また、X線管50は、鮮明な水平断層画像を得るため、焦点径の小さいマイクロフォーカスX線源を用いると好ましい。
カメラ60は、電子装置30及びステージ40に対してX線管50の反対方向に配置されている。また、カメラ60は、一点鎖線で示す軸aを中心に回転するために図示しないカメラ駆動装置を備える。このカメラ60は、X線管50から照射され電子装置30及びステージ40を透過したX線によってステージ40上の電子装置30(半田接続部)の投影像を検出する。
処理装置70は、マイクロコンピュータを主体として構成されるもので、ROMやRAMなどのメモリやインターフェース回路あるいはデータ転送用のバスラインを備える。メモリには、処理装置70が実行する機能に対応したプログラムが記憶されている。
処理装置70は、このメモリに記憶されているプログラムに従って、X線管50に対してX線の照射を制御するための制御信号を出力したり、カメラ駆動装置に対してカメラ60の回転を指示する駆動信号を出力したり、カメラ60にて検出された投影像を示す画像信号を取得して3次元画像を作成したりなどを行う。
さらに、処理装置70は、作成した3次元画像からプリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成して半田接続部の検査を行う。すなわち、処理装置70は、回路素子側半田4aの浮き上がり不良や、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが部分的に接続されているような不良(以降、不濡れ不良とも称する)があるか否かを検査する。
ここで、X線検査装置にて半田接続部の状態を検査する検査方法について図に基づいて説明する。図4は、半田接続部の接続状態を説明するための回路装置をプリント基板に実装した状態の部分的断面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態におけるX線検査装置にて作成した半田接続部の水平断層画像である。
まず、プリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成する。処理装置70は、X線管50にX線を照射することを示す制御信号を出力すると共に、カメラ駆動装置に対してカメラ60の回転を指示する駆動信号を出力する。なお、X線管50とテーブル40とは固定した状態である。X線管50は、制御信号が出力されると図3の点線で示すような大きな広がりのX線を電子装置30に対して照射する。カメラ駆動装置は、駆動信号が出力されるとカメラ60を軸aを中心として回転させる。
処理装置70は、X線管50からX線が照射されつつ、カメラ60が軸aを中心として回転している状態において、カメラ60から出力される電子装置30(半田接続部)の投影像を示す画像信号を所定間隔ごとに取得してメモリに記録する。そして、処理装置70は、メモリに記録した画像信号を画像処理することによって電子装置30(半田接続部)の3次元画像を作成する。さらに、処理装置70は、作成した3次元画像を画像処理することによってプリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺、すなわちプリント基板側ランド6を含む所定範囲の水平断層画像を作成する。なお、所定範囲の水平断層画像とは、例えば、1つのプリント基板側ランド6を含む所定範囲の水平断層画像や複数のプリント基板側ランド6を含む所定範囲の水平断層画像などである。
この水平断層画像をわかりやすく説明するために、図4に示すような半田接続部を用いて説明する。図4に示す半田接続部は、紙面左側が正常な接続状態であり、紙面右側が不濡れ不良の接続状態である。図4からもわかるように、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に結合されている状態、すなわち半田接続部が正常な接続状態である場合は、半田バンプ4がランド側面6aに形成さる。一方、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが正常に結合されていない状態、すなわち半田接続部が不濡れ不良の接続状態である場合は、半田バンプ4がランド側面6aに形成される可能性が低い。
そこで、本実施の形態におけるX線検査装置にて、図4に示す半田接続部のプリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺のA−A水平断層画像を作成すると、図5に示すような画像が得られる。図5に示す水平断層画像では、紙面左側の正常な接続状態である半田接続部の場合はプリント基板側ランド6の周辺に半田バンプ4が形成されているのがわかる。一方、紙面右側の不濡れ不良の接続状態である半田接続部の場合はプリント基板側ランド6の周辺に半田バンプ4が形成されていないのがわかる。
そして、図5に示すような水平断層画像を用いて半田接続部が不良であるか否かを検査する場合、処理装置70は、作成した所定範囲の水平断層画像における半田バンプ4の占有率によって半田接続部が不良であるか否かを検査する。
また、回路素子側半田4aの浮き上がり不良の場合に関しても、プリント基板側ランド6のランド側面6aには半田バンプ4は形成される可能性が少ないので、プリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成して半田接続部の検査を行うことによって検査することができる。
このように、プリント基板10をノーマルレジスト構造とし、プリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成して半田接続部の検査を行うことによって、浮き上がり不良状態のみならず、不濡れ不良の接続状態も検査することができ、半田接続部の不良を確実に検査できる。
なお、上述の実施の形態においては、一点の水平断層画像(A−A水平断層画像)を作成して半田接続部の不良を検査する例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。複数点の水平断層画像を作成して、半田接続部の不良の検査を行うようにしてもよい。このように複数点の水平断層画像を作成して、半田接続部の不良の検査を行うことによって、検査精度を向上させることができる。この複数点の水平断層画像を作成する場合、まず、プリント基板側ランド6のランド上面部6bを検出し、そのランド上面部6bから基材5方向に複数点(例えば10μmごと)の水平断層画像を作成するするとよい。
また、半田接続部の接続状態を検査する単位、すなわち水平断層画像を作成する単位は、プリント基板側ランド6単位で検査を行うことによって検査精度を向上させる。また、複数のプリント基板側ランド6単位で検査を行うことによって検査時間を短縮することができる。
(変形例)
なお、上述の実施の形態においては、水平断層画像を作成するためにカメラ60を回転させる例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。変形例として、カメラ60を回転させるかわりに、電子装置30と共にステージ40を回転させるようにしてもよい。
図6は、本発明の第1の実施の形態の変形例におけるX線検査装置の概略構成を示すブロック図である。なお、変形例におけるX線検査装置は、上述の実施の形態におけるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。この変形例において、上述の実施の形態と異なる点は、カメラ60を回転させるかわりに、電子装置30と共にステージ40を回転させる点である。
変形例におけるX線検査装置は、図6に示すようにステージ40、X線管50、カメラ60、処理装置70などを備える。
ステージ40は、X線管50から照射されるX線を透過するものであり、被検査体であるプリント基板10と回路素子20とからなる電子装置30を搭載するものである。また、ステージ40は、一点鎖線で示す軸aを中心に回転するために図示しないステージ駆動装置を備える。
処理装置70は、マイクロコンピュータを主体として構成されるもので、ROMやRAMなどのメモリやインターフェース回路あるいはデータ転送用のバスラインを備える。メモリには、処理装置70が実行する機能に対応したプログラムが記憶されている。
処理装置70は、このメモリに記憶されているプログラムに従って、X線管50に対してX線の照射を制御するための制御信号を出力したり、ステージ駆動装置に対してステージ40の回転を指示する駆動信号を出力したり、カメラ60にて検出された投影像を示す画像信号を取得して3次元画像を作成したりなどを行う。
さらに、処理装置70は、作成した3次元画像からプリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成して半田接続部の検査を行う。すなわち、処理装置70は、回路素子側半田4aの浮き上がり不良や、回路素子側半田4aとプリント基板側半田4bとが部分的に接続されているような不良があるか否かを検査する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図に基づいて説明する。図7(a)は本発明の第2の実施の形態における回路素子をプリント基板に実装した状態の概略構成を示す部分的な断面図であり、(b)は本発明の第2の実施の形態におけるプリント基板の概略構成を示す部分的な平面図である。図8は、本発明の第2の実施の形態における回路素子及びプリント基板の反り補正マークを別の位置に配置した場合の部分的な断面図である。図9は、本発明の第2の実施の形態における反り測定装置の概略構成を示す説明図である。
なお、第2の実施の形態におけるX線検査装置は、プリント基板の反りを考慮して半田接続部の接続状態を検査するものである。また、第2の実施の形態によるX線検査装置は、上述の第1の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と異なる点は、プリント基板10の反りに応じて水平断層画像を補正する点である。
電子装置30は、図7に示すように、プリント基板10と回路素子20とからなる。プリント基板10は、図1に示すようにCuなどの導体パターンからなる反り補正マーク5aを備える。この反り補正マーク5aは、プリント基板10の反りを測定するためのものであり、プリント基板10の表面の少なくとも3点に設ける(本実施の形態では4点に設けてある)。また、プリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺におけるプリント基板10の反りを適切に水平断層画像の補正に反映するために、反り補正マーク5aは、回路素子20の実装面とは反対面であり、回路素子20の四隅に対応する位置に設けると好ましい。
また、反り補正マーク5aは、図8に示すように、プリント基板10における回路素子20の実装面側に設けても良い。この場合でもあっても、反り補正マーク5aは、回路素子20の近傍に設けることが好ましい。
反り測定装置80は、周知のレーザ式の反り測定装置であって、図9に示すようにレーザ発光部81、レーザ受光部82、反り量算出部83などを備える。この反り測定装置80にてプリント基板10の反りを測定する場合、反り測定装置80もしくはプリント基板10を移動させ、レーザ発光部81から各反り補正マーク5aに対してレーザ光を照射し、この反り補正マーク5aにて反射したレーザ光をレーザ受光部82にて受光する。
反り量算出部83は、レーザ発光部81、レーザ受光部82によって各反り補正マーク5aの高さ(レーザ発光部81からの距離)を検出する。そして、反り量算出部83は、予め設定されている各反り補正マーク5aのXY位置座標と、検出した各反り補正マーク5aの高さによって各反り補正マーク5aの位置座標を算出する。さらに、反り量算出部83は、算出した位置座標を用いてプリント基板10の仮想平面を算出し、この仮想平面と正常な(反りの少ない)状態であるプリント基板10の平面とによってプリント基板10の反り量、すなわちプリント基板10の傾きを算出する。
そして、このようにプリント基板10の反り量を算出すると、この反り量に基づいて水平断層画像を補正する。すなわち、上述の実施の形態にて説明したように、プリント基板側ランド6及びプリント基板側ランド6の周辺の水平断層画像を作成する際に、反り測定装置80にて算出された反り量に対応させて傾かせた平面の水平断層画像を作成する。
ここで図10を用いてプリント基板10の反りを考慮した場合と考慮してない場合の水平断層画像の違いについて説明する。図10(a)は半田接続部の接続状態を説明するための回路装置を反りを有するプリント基板に実装した状態の部分的断面図であり、(b)はB−B水平断層画像を示すものであり、(c)はB’−B’水平断層画像を示すものである。
このプリント基板10の反りを考慮せずに水平断層画像を作成すると、図10(b)に示すように点線BBにおける平面の水平断層画像を作成することとなる。このプリント基板10においては、紙面左側が正常な接続状態であり、紙面右側が不濡れ不良の接続状態である。しかしながら、図10(b)に示すように、紙面左側は、半田接続部の接続状態は正常であるにもかかわらず、プリント基板10が反っていることによって不良と判断される。
ところが、本実施の形態に示すように、プリント基板10の反りを考慮して水平断層画像を作成することによって、このような誤判定を防止することができる。すなわち、図10(a)に示すプリント基板10の水平断層画像を反り測定装置80にて算出された反り量に対応させて傾かせた平面にて作成すると、図10(c)に示すように一点鎖線B’−B’における平面の水平断層画像を作成することとなる。図10(c)に示すように、プリント基板10の反り量を考慮して水平断層画像を作成することによって、半田接続部の接続状態を適切に出力することができ、プリント基板に反りが生じた場合であっても誤判定することなくより一層正確に半田接続部の接続状態を検査することができる。
(a)は本発明の第1の実施の形態におけるプリント基板の概略構成を示す部分的な断面図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態における回路素子の概略構成を示す部分的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態における回路素子をプリント基板に実装した状態の概略構成を示す部分的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるX線検査装置の概略構成を示すブロック図である。 半田接続部の接続状態を説明するための回路装置をプリント基板に実装した状態の部分的断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるX線検査装置にて作成した半田接続部の水平断層画像である。 本発明の第1の実施の形態の変形例におけるX線検査装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態における回路素子をプリント基板に実装した状態の概略構成を示す部分的な断面図であり、(b)は本発明の第2の実施の形態におけるプリント基板の概略構成を示す部分的な平面図である。 本発明の第2の実施の形態における回路素子及びプリント基板の反り補正マークを別の位置に配置した場合の部分的な断面図である。 本発明の第2の実施の形態における反り測定装置の概略構成を示す説明図である。 (a)は半田接続部の接続状態を説明するための回路装置を反りを有するプリント基板に実装した状態の部分的断面図であり、(b)はB−B水平断層画像を示すものであり、(c)はB’−B’水平断層画像を示すものである。
符号の説明
1 インターポーザ、2 回路素子側ランド、3 回路素子側レジスト、4 半田バンプ、4a 回路素子側半田、4b プリント基板側半田、5 基材、6 プリント基板側ランド、6a ランド側面部、6b ランド上面部、7 プリント基板側レジスト、10 プリント基板、20 回路素子、30 電子装置、40 ステージ、50 X線管、60 カメラ、70 処理装置

Claims (23)

  1. 複数の半田ボールを備えた回路素子とレジストと離間して設けられるランドを備えたプリント基板との半田接続部の接続状態を検査するX線検査装置であって、
    前記ランドは、前記プリント基板における前記回路素子の実装面に対して突出して設けられるとともに、前記半田接続部の接続状態が正常の場合は当該ランドの側面の全周に亘って半田が形成され、当該半田接続部の接続状態が不良の場合は当該ランドの側面に半田が形成されないものであり、
    前記X線検査装置は、
    前記回路素子が前記プリント基板に実装された状態において前記半田接続部にX線を照射するX線照射手段と、
    前記半田接続部を透過したX線を検出して検出信号を出力するX線検出手段と、
    前記検出信号に基づいて前記ランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力する画像作成手段と、を備え、
    前記画像作成手段は、前記ランドの側面を含む当該ランドの周囲を含む所定の範囲の前記水平断層画像を作成して出力するものであり、当該所定の範囲の水平断層画像における前記ランドの側面の半田の占有率によって当該ランドの側面の全周に亘って半田が形成されているか否かを判定し、前記ランドの側面の全周に亘って半田が形成されていると判定した場合は正常な接続状態とみなし、前記ランドの側面に半田が形成されていないと判定した場合は不良な接続状態とみなす判定手段を備えることを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記画像作成手段は、前記ランド毎に水平断層画像を作成して出力することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記画像作成手段は、複数のランド単位で水平断層画像を作成して出力することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  4. 前記画像作成手段は、前記ランド上面を検出し、当該上面から前記回路素子とは反対方向における複数点の前記水平断層画像を作成し、当該複数点の水平断層画像を作成して出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のX線検査装置。
  5. 前記画像作成手段は、前記半田接続部の3次元画像から前記水平断層画像を作成することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のX線検査装置。
  6. 前記プリント基板は、表面に少なくとも3つの反り補正マークを備え、
    前記補正マークにレーザを照射することによってプリント基板の反り量を測定するレーザ測定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のX線検査装置。
  7. 前記反り補正マークは、前記回路素子の近傍に設けることを特徴とする請求項6に記載のX線検査装置。
  8. 前記反り補正マークは、前記回路素子の実装面とは反対面に設けることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のX線検査装置。
  9. 前記反り補正マークは、前記回路素子の実装面設けることを特徴とする請求項又は請求項に記載のX線検査装置。
  10. 回路素子とプリント基板との半田接続部の接続状態をX線検査装置にて検査するX線検査方法であって、
    前記回路素子は、前記プリント基板と対向する面に配置された複数の半田ボールを備え、
    前記プリント基板は、当該プリント基板における前記回路素子の実装面に対して突出して設けられるものであり、前記半田ボールに対応する位置にレジストと離間して設けられるランドを備え、
    前記半田接続部の接続状態が正常の場合は当該ランドの側面の全周に亘って半田が形成され、当該半田接続部の接続状態が不良の場合は当該ランドの側面に半田が形成されないものであり、
    前記回路素子を前記プリント基板に実装した状態において、前記X線検査装置にて前記半田接続部にX線を照射して、当該回路素子と当該プリント基板とを透過したX線にて前記ランドの側面に半田が存在するか否かを示す水平断層画像を作成して出力するものであり、
    前記ランドの側面を含む当該ランドの周囲を含む所定の範囲の前記水平断層画像における半田の占有率によって当該ランドの側面の全周に亘って半田が形成されているか否かを判定し、前記ランドの側面の全周に亘って半田が形成されていると判定した場合は正常な接続状態とみなし、前記ランドの側面に半田が形成されていないと判定した場合は不良な接続状態とみなす検査を行うことを特徴とするX線検査方法。
  11. 前記ランドの厚さは、略40μmとすることを特徴とする請求項10に記載のX線検査方法。
  12. 前記ランドと前記レジストとの間隔は、略20μmとすることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のX線検査方法。
  13. 前記ランドと前記レジストとの間隔は、略0μmとすることを特徴とする請求項1又は請求項1に記載のX線検査方法。
  14. 前記ランドと前記レジストとの間隔は、略75μm±30μmとすることを特徴とする請求項1又は請求項1に記載のX線検査方法。
  15. 前記ランド毎に検査を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載のX線検査方法。
  16. 複数のランド単位で検査を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項1のいずれかに記載のX線検査方法。
  17. 前記ランド上面を検出し、当該上面から前記回路素子とは反対方向における複数点の前記水平断層画像を作成し、当該複数点の水平断層画像によって検査を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項1のいずれかに記載のX線検査方法。
  18. 前記X線検査装置は、透過型の3次元X線検査装置であり、当該透過型の3次元X線検査装置にて得られる前記半田接続部の3次元画像から前記水平断層画像を作成することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載のX線検査方法。
  19. 前記プリント基板の反り量を測定して、当該反り量に応じて前記水平断層画像を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれかに記載のX線検査方法。
  20. 前記プリント基板は、表面に少なくとも3つの反り補正マークを備え、前記反り補正マークにレーザ光を照射することによって前記プリント基板の反り量を測定することを特徴とする求項19記載のX線検査方法。
  21. 前記反り補正マークは、前記回路素子の近傍に設けることを特徴とする請求項19に記載のX線検査方法。
  22. 前記反り補正マークは、前記回路素子の実装面とは反対面に設けることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のX線検査方法。
  23. 前記反り補正マークは、前記回路素子の実装面に設けることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のX線検査方法。
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