JP2001319951A - 接続検査方法及び接続検査装置 - Google Patents

接続検査方法及び接続検査装置

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JP2001319951A
JP2001319951A JP2000136881A JP2000136881A JP2001319951A JP 2001319951 A JP2001319951 A JP 2001319951A JP 2000136881 A JP2000136881 A JP 2000136881A JP 2000136881 A JP2000136881 A JP 2000136881A JP 2001319951 A JP2001319951 A JP 2001319951A
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solder ball
land
rays
solder
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Shuzo Igarashi
修三 五十嵐
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明ははんだボール,ランド間の接続状態を
該はんだボール側からX線を放射することにより検査す
る接続検査方法及び接続検査装置に関し,X線の透過画
像を用いてはんだ等の接続状態を正確に判定することを
目的とする。 【解決手段】X線を放射するX線発生部の放射面を該ラ
ンドのはんだボールとの接触面に対して水平とし,放射
された該X線を検出するX線検出部の検出面を前記ラン
ドのはんだボールとの接触面に対して所定角度傾けて接
続検査を行うよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は略球状のはんだボー
ルとランドとの接続状態を検査する接続検査方法及び接
続検査装置に関し,例えばプリント配線基板に実装され
るBGA(Ball Grid Array)パッケージやCSP(Chip
Size Package) のはんだボール等の接続状態をX線透過
画面を元に判別するX線を用いた接続検査方法及び接続
検査装置に関する。
【0002】近年,SMD(Surface Mount Devices)部
品実装技術が進展し,プリント配線基板(PCB:Prin
t Circuit Board)に搭載される部品も高密度化に対応し
た部品が多数実現している。その中で,BGA/CSP
のようなICの部品の下部ではんだ付けされるような部
品は,はんだ付け状態の確認を可視範囲で判断すること
が周辺部を除いて困難であり,特に目で見えない部分の
検査を確実に行うことが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図7はBGA(またはCSP)をPCB
の表面へ実装する説明図である。図中,90はBGAま
たはCSP(以下,単にBGA/CSPという)であ
り,IC(Integrated Circuits)等を含んでいる。91
はBGA/CSPの下部に設けられた端子,92は各端
子91に設けられたはんだボール(すず,鉛等で構成)
であり,マトリクス状に配置された端子91の狭いピッ
チ(例えば1mm)に対応して高密度に設けられてい
る。93はプリント配線基板(PCBで表示),94は
PCB93の表面にBGA90等の実装部品の端子と接
続するために設けられた銅等で構成された微小サイズ
(例えば,0.5mmの長さ)のランドである。
【0004】図7のA.に示すBGA90をPCB93
に実装する場合,多数のはんだ付けを行うランド94上
にはんだペースト95を印刷等の方法により塗布して,
その上にBGA80を各はんだボール92がPCB93
上の決められた各ランド94の位置に対応するように載
せて高温にさらすことではんだ付けが行われる。図7の
B.ははんだ付けが良好に行われた場合の状態を示し,
はんだボール92がPCB93のランド94上のはんだ
ペースト95を溶かしてはんだボール92とランド94
とが物理的に接合され,電気的にも接続されている。な
お,この接合部(フィレットと呼ばれる)は,はんだと
銅の合金層として形成される。
【0005】BGA/CSPのような部品をPCB上に
はんだ付けをする実装作業の後には,目視によりはんだ
付けの状態を検査するが,部品の周辺部に配置された端
子(はんだボール)の接続状態の一部が見えるだけで,
部品の周辺より内部側の下部は目で見ることができな
い。なお,全ての端子が電気的に全て接続しているかの
試験も行うが,その前に不良を検出できれば効率を上げ
ることができる。
【0006】従来は,BGA/CSPのボール部をX線
の透過画像を用いて,その濃度分布により判定する方法
がある。
【0007】上記図7に説明した方法でPCB(プリン
ト配線基板)上にはんだボールを備えたBGA/CSP
を表面実装した後,上部からX線を投射して,その透過
したX線を受光装置で受け取って増幅等の処理を経て表
示装置に2次元画像として表示する。この透過画像を作
業者が見て検査が行われる。
【0008】図8は従来の検査による透過画像の例であ
る。図8のA.ははんだがショートした例でありはんだ
工程の不良である。図8のB.は円形のランドだけの画
像であり(ランドよりはんだボールの方が大きい場
合),この場合ははんだボールが欠けている例であり,
BGA/CSPの部品不良があることが分かる。また,
図8のC.は,はんだボールの形状を表す画像である
が,ランド(はんだボールより小さい円の場合)と重な
っているため接続状態を濃度分布により判断することが
できない。この図8のC.のような透過画像を用いた場
合,鉛の素材(はんだ部分)はX線を吸収するため黒い
画像となる。なお,図8のB.のランドの部分だけを通
ったX線はほとんど吸収されないため相当透過するので
透過画像はグレイ(灰色:図では網かけで表示)にな
る。
【0009】この図8のC.のようにランドとはんだボ
ールが重なると,接続状態を判断できなくなるという問
題を解決する方法として,部品側のはんだ付け部分(ボ
ール部)とそれが接続されるプリント配線基板側のラン
ドの形状を変える方法がある。その方法を使用すると,
ボールとランド上のはんだが融合した場合には元のボー
ル形状と異なる形状となる。図8のD.とE.がその方
法を使用した場合の透過画像であり,ランドを正方形と
してはんだボールの円形と区別している。図8のD.は
黒い円形のボール部と,グレイ(灰色)の正方形のラン
ドとが透過画像上で区別できるため接合部が形成されな
い未接続であることが分かる。これに対し,E.はボー
ル部とランド上のはんだが融合して元のボール形状と異
なる正方形の透過画像が形成された場合で,この形状に
よりはんだが正常に接続されたことが分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法では,部
品側のボール部または接続されるプリント配線基板側の
ランドの形状を変えなければならず,また透過画像上で
判定するためには融合した場合の外形を元のボールの外
形よりも大きくしておく必要がある。
【0011】しかし,融合した場合の外形を大きくする
には,部品端子を高密度に実装することが困難になると
いう問題があった。
【0012】本発明はX線の透過画像を用いてはんだ等
の接続状態を正確に判定することができるX線を用いた
接続検査方法及び接続検査装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はBGA/CSP
のボール部とランド部が正常に接続されていれば,ボー
ル部とランド間に合金の接合部(またはフィレット部と
いう)が形成されるので,この点に注目してその接合部
が正常な厚さで存在するか否かを識別できるよう工夫し
て接続状態の判定を行うことを原理とするものである。
【0014】図1は本発明の原理構成を示し,A.は接
合部をX線により識別する原理,B.はX線透過画像の
拡大率の関係を示す。図中,1はX線発生部,2はBG
A(またはCSP),3は略球状のはんだボール,4は
はんだボールとランドとがはんだ接続により形成された
接合部(フィレット,または合金層とも呼ばれる),5
はPCB(プリント配線基板)6上のランド,6はPC
B(プリント配線基板),7はX線検出部,8は表示部
である。また,ランド5の半径をa,はんだボール3の
半径をb,はんだボール3のピッチ(間隔)をcとす
る。
【0015】図1において,BGA2の上下面からの単
純なX線透過では接合部4ははんだボール3に比較する
と微量であることから,単純なX線透過画像では,はん
だボール3の透過画像に隠れ,接合部4の有無を判定で
きない。しかし,斜め方向からX線を透過させることに
より,その透過画像上ではんだボール3と接合部4を分
離させることが可能となる。この場合のBGA2等のは
んだボール3と接合部4を分離させるために必要な角度
を求める。この場合,図1に示すモデルに基づいて考え
ると,ランド5の端部からBGA2へ垂線を描いて,は
んだボール3と交わった点をPとする。この点Pの位置
は理論的に接合部4の端部であり,この点Pの接線に平
行な線が元のランド上面の線と成す角度(θ)とする
と,この線に平行なX線を照射すれば,はんだボール3
を通過しないで接合部4だけを通過するX線が含まれ
る。この時の,角度(θ)は次の式により求めることが
できる。
【0016】θ=sin-1(a/b) 具体的には,a,bの値がそれぞれ,a=0.3mm ,b=
0.4mm の場合,θ=sin-1(a/b)=sin-1(3
/4)=48.6度となり,この場合の接合部4を分離
できる角度範囲は,48.6度≦θ≦138.6度とな
る。但し,90度以上はBGA/CSP等を上下反転さ
せることで実現する。
【0017】この角度θのX線は,X線発生部1の光軸
をPCB6の平面に垂直な下方に向けてX線が各方向に
放射され,X線検出部7を上記角度θの範囲で傾斜させ
ることで,対応するX線を検出して,透過画像を表示部
8に表示する方法か,X線検出部7は垂直の上方に向け
て固定し,X線発生部1とPCB6を置くステージ(図
示せず)を物理的に一体化して設けて,一体化した構成
をX線検出部7に対して上記角度θの範囲で回転させ
て,透過画像を表示部8に表示する方法があり,更に隣
接するはんだボールとショート(短絡)したか否かはX
線発生部1とX線検出部7を被検査部(PCB6上のは
んだボール)に対して垂直線上に位置付けることで検出
できる。
【0018】図1のB.はX線の拡大率についての説明
図である。X線発生部1とPCB6(被検査部)の距離
をFOD(Focus Object Distance),X線発生部1とX
線検出部7の距離をFFD(Focus Film Distance)とす
ると,X線の拡大率(倍率)は次の式により求められ
る。
【0019】倍率=FFD/FOD これにより,X線発生部1と被検査部(PCB6)との
距離(FOD)が短いほど拡大率が高くなることが分か
り,X線発生部1の光軸をPCB6の平面に垂直な下方
に向けてX線が各方向に放射され,X線検出部7を上記
角度θの範囲で傾斜させる方法によれば,FODを極め
て小さくすることにより拡大率を高くすることができ
る。一方,X線発生部1を傾斜させる手法によっては,
X線発生部1の先端であるX線発生部の形状いかんによ
ってはFODを小さくすることにも限界があり,充分な
拡大率を確保するためには,FFDを大きくする必要が
あるが,その場合は,PCBからX線検出部までの距離
を長くする必要があり,装置の大型化を招く。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は実施例の装置構成を示す。
図中,1〜3,6〜8の各符号は上記図1の同じ符号の
各部に対応し,図1に示すはんだボール3,接合部4,
ランド5は微細であるため図示省略されており,1はX
線発生部,2は電子部品(BGAまたはCSP等)であ
り,はんだボールを介してPCB上のランドと接続され
ている。6はプリント配線基板(PCB,被検査物と呼
ぶ場合もある),7はX線検出部(イメージインテンシ
ファイアとも呼ばれる),7aは傾斜角度検出部(後述
する12)の制御によりX線検出部7の検出面が所定の
傾斜角度になるようX線検出部7をこれに沿って移動さ
せるための傾斜用レール,7bはX線検出部を傾斜させ
る時に駆動されるモータと傾斜角度を検出するセンサ,
8は表示部(モニタ)である。また,9はX線の透過画
像を印刷するビデオプリンタ,10はX線制御部,11
は被検査物(PCB)を載せるステージのX,Y軸(平
面)の移動の制御,倍率を変えるためのZ軸(上下)の
移動の制御,被検査部を載せたステージ(テーブル)を
回転させる回転テーブル軸の制御等を行うステージ制御
部,12はX線検出部7の傾斜角度をモータ駆動により
制御したり,X線発生部とステージ傾斜機構をモータ駆
動により制御する傾斜角度制御部,13はX線検出部7
の出力を受け取って画像信号に変換するX線CCDカメ
ラ,14はX線CCDカメラ13の出力を処理してモニ
タ8やビデオプリンタ9の信号へ変換処理を行う画像処
理機能部である。また,15はZ軸(上下方向)への移
動が可能なZステージ,16はX,Y軸の移動が可能な
X−Yステージ,17はステージ全体を回転してX線発
生部1から出力するX線またはX線検出部7へ入力する
X線の角度を変更するためのθステージ(回転テーブ
ル),18はX線発生部1とステージとを機械的に一体
化したX線発生部/ステージ一体化機構である。なお,
この実施例では,モータを用いてX線検出部の位置制御
を行っているが,これに限定されず手動によるネジ止め
機器その他の可動機構を採用することが可能である。
【0021】図2に示す実施例では,符号1,2,6,
7,13,15〜18の各部は一つの装置の内部に収容
され,9〜12,14の各部はその外部に設けるよう構
成されている。
【0022】上記図2に示す構成を用いて,本発明によ
る複数の方法による検査を実現することができ,以下に
図を用いて説明する。
【0023】図3は第1の方法による構成を示す図であ
る。図3において,1,6,7,8は上記図2の同じ符
号の各部に対応し,15〜17はステージ,80,8
0’は透過画像を表す。
【0024】まず,はんだショートの検出について説明
する。図2と同様にX線発生部1はステージ(15〜1
7)上の被検査物6(PCB)の真上に配置して,光軸
を垂直の下方に向け,X線検出部7は図3の点線で示す
被検査物6の垂直の下方に配置して,検出するX線の入
力方向も垂直の上方に向かせる。この状態では,モニタ
8に得られる画像は,図3の直視透過画像80として示
すように,はんだボールを上方から見た画像(この例で
は円形となっている)となり,隣接したランドと接続す
るはんだショートの検出が可能となる。
【0025】次にはんだボールとランド間の接続状態の
検査について説明する。傾斜角度制御部12により角度
制御のためにモータ(7b)を駆動し,X線検出部7を
上記図1に説明したθの角度だけ傾斜させ固定すると
(モータ停止),図3の符号7’に示す状態になり,は
んだの接合部を含む斜視透過画像80’が得られる。
【0026】図4にはんだの接続状態に応じた斜視透過
画像の例を示す。図4において,3ははんだボール,4
は接合部,5はPCB(プリント配線基板)上のラン
ド,81ははんだボールの透過画像,82は接合部の画
像,83はランドの画像を表す。図4の(1) は正常接続
を表し,はんだボールの画像(X線を吸収するので黒の
画像)81に接触した接合部(フィレット)の画像(合
金であるため黒灰色)82が表示され,これにランドの
画像(X線がかなり透過するため灰色)83も表示され
る。これに対し図4の(2) の透過画像の場合は,はんだ
ボールの透過画像81とランドの画像83が表示される
だけで,接合部(フィレット)が表示されないので,未
接続であることが分かる。
【0027】次に図5は第2の方法による構成である。
図5中,1,6,7,8,15〜17の各符号は上記図
3の同じ符号の各部に対応し,84,84’は透過画像
を表す。
【0028】図5の場合,最初は被検査物6の垂直の上
方に位置した実線で示すX線発生部1からのX線が,被
検査物6を透過した後,被検査物の直下に配置されたX
線検出部7で検出して,直視透過画像84がモニタ8に
表示され,はんだのショートを検出できる。この後,X
線発生部1と被検査物(PCB)6を載せたステージ1
5〜17を一体化した,X線発生部/ステージ一体化機
構18(図2参照)を図1に説明した角度θだけ回転さ
せ,図5の点線で示すような状態に設定して,X線検出
部7は動かさない。この場合,X線検出部7には,斜め
方向のX線が入力され,モニタ8には上記図4と同様の
斜視透過画像84’が表示され,はんだ接続が正常に行
われたか,未接続であるかを識別することができる。
【0029】次に図6は第3の方法による構成を示す。
図中,1,6,7,15〜17は上記図3及び図5の同
じ符号の各部に対応し,85,85’は透過画像を表
す。
【0030】図6の方法でも,最初は被検査物(PCB
6)の垂直の上方に位置した実線で示すX線発生部1か
らのX線が,被検査物6を透過した後,被検査物の直下
に配置されたX線検出部7で検出して,直視透過画像8
5がモニタ8(図2)に表示される。この後,被検査物
を搭載したステージをその水平面内で移動または回転機
構により回転させることで,接合部の全周囲を確認す
る。これにより,はんだボールの接続状態を全方位の斜
視透過画像(図6の85’はその画像の一部)を得るこ
とにより,接合部の全体像を識別することができる。 (付記1)はんだボール,ランド間の接続状態を該はん
だボール側からX線を放射することにより検査する接続
検査方法において,X線を放射するX線発生部の放射面
を該ランドのはんだボールとの接触面に対して水平と
し,放射された該X線を検出するX線検出部の検出面を
前記ランドのはんだボールとの接触面に対して所定角度
傾けて接続検査を行う,ことを特徴とする接続検査方
法。 (付記2)BGA/CSPの下部の多数のはんだボール
をプリント配線基板上の各ランドにはんだ付けした後,
前記プリント配線基板の上方に配置したX線発生部から
検査対象となる位置に対しX線を照射し,前記プリント
配線基板の下部の検査対象位置を透過したX線をX線検
出部により検出して透過画像を表示する接続検査方法に
おいて,前記BGA/CSPのはんだボールの下部とラ
ンドとが良好にはんだ接続された時に形成される合金の
接合部の一部をはんだボールを透過するX線とを分離で
きるように斜め方向を透過するX線を検出し,前記検出
したX線の透過画像の表示によりはんだボール接続状態
を識別することを特徴とする接続検査方法。 (付記3)付記2において,前記X線発生部と前記プリ
ント配線基板の距離(FOD)が極小となるよう近接さ
せることにより透過画像の拡大率を上げて前記はんだボ
ール接続状態を検査することを特徴とする接続検査方
法。 (付記4)付記2において,前記X線発生部を当該X線
発生部の光軸が前記プリント配線基板の検査対象となる
位置に対し垂直の方向に配置し,前記X線検出部が検出
するX線の受光軸が前記プリント配線基板の検査対象位
置において前記プリント配線基板の平面と交差する角度
(θ)を,はんだボールの半径をa,ランドの半径をb
とした時,θ=sin-1(a/b)になるよう傾斜させ
ることを特徴とする接続検査方法。 (付記5)付記2において,前記X線検出部を当該X線
検出部の受光軸が前記プリント配線基板の検査対象とな
る位置に対し垂直の下方に配置し,前記X線発生部を当
該X線発生部の光軸が前記プリント配線基板の検査対象
位置において前記プリント配線基板の平面と交差する角
度(θ)を,はんだボールの半径をa,ランドの半径を
bとした時,θ=sin-1(a/b)になるよう傾斜さ
せることを特徴とするBGA/CSPのはんだボール接
続状態の検査方法。 (付記6)X線発生部からはんだボール,ランドに対し
てX線を放射し,X線検出部で該X線を検出することに
より,はんだボール,ランド間の接続状態を検査する接
続検査装置において,前記X線発生部の放射面を該ラン
ドのはんだボールとの接触面に対して水平とし,放射さ
れた前記X線検出部の検出面を前記ランドのはんだボー
ルとの接触面に対して所定角度傾けた,ことを特徴とす
る接続検査装置。 (付記7)BGA/CSPの下部の多数のはんだボール
をプリント配線基板上の各ランドにはんだ付けした前記
プリント配線基板を載せるステージと,前記ステージの
上方に設けられて検査対象となる位置に対しX線を照射
するX線発生部と,前記ステージの下部に設けられて検
査対象位置を透過したX線を検出するX線検出部と,検
出したX線透過画像を表示する表示部とを備えたBGA
/CSPのはんだボールの接続状態の検査装置におい
て,前記X線検出部は,前記ステージ上の検査対象位置
における当該ステージの平面と当該X線検出部の受光軸
が交差する角度を,前記BGA/CSPのはんだボール
の下部とランドとが良好にはんだ接続された時に形成さ
れる合金の接合部の一部をはんだボールを透過するX線
とを分離できる角度となるよう傾斜可能な機構を備える
ことを特徴とする接続検査装置。 (付記8)付記7において,前記ステージは,前記BG
A/CSPのはんだボールの下部とランドとが良好には
んだ接続された時に形成される合金の接合部の全周囲を
確認するために,当該ステージ上の被検査物を当該面内
で移動及び回転が可能な機構を備えることを特徴とする
BGA/CSPのはんだボールの接続検査装置。
【0031】
【発明の効果】本発明によればBGA/CSP等のはん
だ付け状態を外観で判定しにくい部品の良品検査を,ラ
ンドをはんだボールのステージへの投影面積よりも大き
く変更することなく可能となる。更に,良否判定が確実
に行えることから,長期信頼性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】実施例の構成を示す図である。
【図3】第1の方法による構成を示す図である。
【図4】はんだの接続状態に応じた斜視透過画像の例を
示す図である。
【図5】第2の方法による構成を示す図である。
【図6】第3の方法による構成を示す図である。
【図7】BGA(CSP)をPCBの表面へ実装する説
明図である。
【図8】従来の検査による透過画像の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 X線発生部 2 BGA(またはCSP) 3 はんだボール 4 接合部(フィレット) 5 ランド 6 PCB(プリント配線基板) 7 X線検出部 8 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F067 AA65 BB07 CC14 DD03 DD05 EE04 HH04 JJ03 KK06 LL02 PP05 PP12 2G001 AA01 BA11 CA01 DA02 DA09 GA05 GA13 HA12 HA13 JA01 JA06 JA08 KA03 LA11 PA11 PA12 5E319 AA03 AB05 AC02 AC16 BB04 CC33 CD29 CD53 GG15 5F044 KK01 LL01 QQ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はんだボール,ランド間の接続状態を該
    はんだボール側からX線を放射することにより検査する
    接続検査方法において,X線を放射するX線発生部の放
    射面を該ランドのはんだボールとの接触面に対して水平
    とし,放射された該X線を検出するX線検出部の検出面
    を前記ランドのはんだボールとの接触面に対して所定角
    度傾けて接続検査を行う,ことを特徴とする接続検査方
    法。
  2. 【請求項2】 BGA/CSPの下部の多数のはんだボ
    ールをプリント配線基板上の各ランドにはんだ付けした
    後,前記プリント配線基板の上方に配置したX線発生部
    から検査対象となる位置に対しX線を照射し,前記プリ
    ント配線基板の下部の検査対象位置を透過したX線をX
    線検出部により検出して透過画像を表示する接続検査方
    法において,前記BGA/CSPのはんだボールの下部
    とランドとが良好にはんだ接続された時に形成される合
    金の接合部の一部をはんだボールを透過するX線とを分
    離できるように斜め方向を透過するX線を検出し,前記
    検出したX線の透過画像の表示によりはんだボール接続
    状態を識別することを特徴とする接続検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記X線発生部を当
    該X線発生部の光軸が前記プリント配線基板の検査対象
    となる位置に対し垂直の方向に配置し,前記X線検出部
    が検出するX線の受光軸が前記プリント配線基板の検査
    対象位置において前記プリント配線基板の平面と交差す
    る角度(θ)を,はんだボールの半径をa,ランドの半
    径をbとした時,θ=sin-1(a/b)になるよう傾
    斜させることを特徴とする接続検査方法。
  4. 【請求項4】 X線発生部からはんだボール,ランドに
    対してX線を放射し,X線検出部で該X線を検出するこ
    とにより,はんだボール,ランド間の接続状態を検査す
    る接続検査装置において,前記X線発生部の放射面を該
    ランドのはんだボールとの接触面に対して水平とし,放
    射された前記X線検出部の検出面を前記ランドのはんだ
    ボールとの接触面に対して所定角度傾けた,ことを特徴
    とする接続検査装置。
  5. 【請求項5】 BGA/CSPの下部の多数のはんだボ
    ールをプリント配線基板上の各ランドにはんだ付けした
    前記プリント配線基板を載せるステージと,前記ステー
    ジの上方に設けられて検査対象となる位置に対しX線を
    照射するX線発生部と,前記ステージの下部に設けられ
    て検査対象位置を透過したX線を検出するX線検出部
    と,検出したX線透過画像を表示する表示部とを備えた
    接続検査装置において,前記X線検出部は,前記ステー
    ジ上の検査対象位置における当該ステージの平面と当該
    X線検出部の受光軸が交差する角度を,前記BGA/C
    SPのはんだボールの下部とランドとが良好にはんだ接
    続された時に形成される合金の接合部の一部をはんだボ
    ールを透過するX線とを分離できる角度となるよう傾斜
    可能な機構を備えることを特徴とする接続検査装置。
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