JP4910225B2 - 透明導電性フィルム、及びこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネル - Google Patents

透明導電性フィルム、及びこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は二軸延伸されたポリエステルフィルムを用いた透明導電性フィルム、及びこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明な高分子フィルム上に酸化スズ、酸化インジウム、インジウム−スズ複合酸化物、酸化亜鉛などに代表される透明な導電性薄膜を形成した透明導電性フィルムは、その導電性を利用した用途、例えば、液晶パネル、エレクトロルミネッセンスパネルといったフラットパネルディスプレイや、タッチパネルの透明電極など電気、電子分野の用途に広く使用されている。
【0003】
基材になる透明な高分子フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリオレフィンなどの各種プラスチックフィルムが用いられているが、耐熱性、表面平滑性、接着性等の点で、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが最も多く使用されている。
【0004】
近年、携帯電話や携帯情報端末などの普及や液晶ディスプレイの大型化・高精細化にともない、透明導電性フィルムの高性能化が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートを基材とした透明導電性フィルムは、次のような課題を有していた。
【0006】
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にオリゴマーが存在すると、前記フィルムに透明導電層薄膜を形成させた際に、この表面オリゴマーの影響により前記フィルムと透明導電性薄膜との付着力が不十分となることが分かった。そのため、エレクトロルミネッセンスパネルやタッチパネル等の透明電極に用いた際に、使用時の応力により透明導電性薄膜が剥離してしまうという問題があった。特に、ペン入力用タッチパネルに透明導電性フィルムを用いた場合、スペーサーを介して対向させた一対の導電性薄膜同士が、ペン入力による押圧で強く接触するため、薄膜にクラックや剥離がより生じやすくなり、電気抵抗が増大したり、断線を生じたりする。
また、エレクトロルミネッセンスパネルやタッチパネル等の透明電極として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートを基材とした透明導電性フィルムを使用する場合、回路加工等の印刷工程で100〜150℃の加熱が必要である。しかし、この工程を経た従来の二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートを基材とした透明導電性フィルムは、前記加熱工程時に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムから析出するオリゴマーの影響で、透明導電性薄膜の表面抵抗率が上昇してしまうという問題があった。さらに、曇価の上昇や白色状の外観欠点が発生するという問題もあった。これらは、得られた製品の視認性低下や発光輝度低下につながることから、改善が望まれていた。
【0007】
本発明の目的は、上記の従来問題点に鑑み、加熱工程後でも表面抵抗率の変化が少なく、かつ透明導電性薄膜と基材である二軸延伸ポリエステルフィルムとの付着力に優れた透明導電性フィルム、及びこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであって、上記の課題を解決することができた透明導電性フィルム、エレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネルとは、以下の通りである。
【0009】
即ち、本発明の第1の発明は、二軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に透明導電性薄膜が積層された透明導電性フィルムであって、二軸延伸ポリエステルフィルムの透明導電性薄膜が積層された面の少なくとも反対面に自己架橋型ポリウレタン樹脂を含んでなる易接着層が積層され、二軸延伸ポリエステルフィルムの表面オリゴマー量が0.5mg/m2以下であり、前記ポリエステルフィルム中の環状3量体の含有量が5000ppm以下であることを特徴とする透明導電性フィルムである。第2の発明は、二軸延伸ポリエステルフィルムの両面に自己架橋型ポリウレタン樹脂を含んでなる易接着層が積層され、その後、少なくとも片面に透明導電性薄膜が積層されていることを特徴とする第1に記載の透明導電性フィルムである。第3の発明は、易接着層が、球状シリカ、乾式法シリカ及びシリカ−アルミナ複合粒子から選ばれる微粒子を含有していることを特徴とする第1または第2に記載の透明導電性フィルムである。第4の発明は、前記二軸延伸ポリエステルフィルムと透明導電性薄膜との付着力が10g/15mm以上であることを特徴とする第1〜第の発明のいずれかに記載の透明導電性フィルムである。第の発明は、透明電極として第1〜の発明のいずれかに記載の透明導電性フィルムを用いることを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネルである。第の発明は、透明電極として第1〜の発明のいずれかに記載の透明導電性フィルムを用いることを特徴とするタッチパネルである。
【0010】
(作用)
本発明者らは、従来の二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム表面に透明導電性薄膜を設けた際に、透明導電性薄膜の表面抵抗率が上昇したり、透明導電性薄膜の付着力が低下する原因が、フィルム表面に存在するオリゴマーであることに着目し、鋭意検討を行った。その結果、フィルム原料となるポリエチレンテレフタレートレジン中の環状3量体の含有量を減少させること、及び原料レジンを再溶融してからフィルム製膜工程でのキャスティングまでの滞留時間を短縮することが、フィルム表面オリゴマー量を0.5mg/m2以下にするのに極めて有効であることを解明した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の透明導電性フィルム、及びこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネル及びタッチパネルにおける実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
本発明の透明導電性フィルムの基材となる二軸配向ポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート又はこれらの樹脂の構成成分を主成分とする共重合体が用いられるが、中でもポリエチレンテレフタレートから形成された二軸配向フィルムが特に好適である。
【0013】
二軸配向ポリエステルフィルムを形成する樹脂として、ポリエステル共重合体を用いる場合、そのジカルボン酸成分としてはアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、トリメリロット酸及びピロメリロット酸等の多官能カルボン酸等が用いられる。また、グリコール成分としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール及びネオペンチルグリコール等の脂肪酸グリコール;p−キシレングリコール等の芳香族グリコール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;平均分子量が150〜20000のポリエチレングリコール等が用いられる。好ましい共重合体の比率は20%未満である。20%以上ではフィルム強度、透明性、耐熱性が劣る場合がある。また、上記ポリエステル系樹脂には、各種の添加剤が含有されていても良い。添加剤として、例えば、帯電防止剤、UV吸収剤、安定剤、抗菌剤等が挙げられる。また、本発明の透明導電性フィルムの基材となる二軸配向ポリエステルフィルム中には、透明性の向上及び光学欠点の減少の点から、不活性粒子を含有させないことが好ましい。
【0014】
また、二軸配向ポリエステルフィルムの原料であるポリエステル樹脂ペレットの固有粘度は、0.45〜0.70dl/gの範囲が好ましい。固有粘度が0.45dl/g未満であると、耐引き裂き性向上効果が悪化しやすくなる。一方、固有粘度が0.70dl/gを超えると、濾圧上昇が大きくなり高精度濾過が困難となりやすくなる。
【0015】
本発明において、二軸延伸ポリエステルフィルムの表面オリゴマー量を0.5mg/m2以下とするために、ポリエステル樹脂を製造する際に低オリゴマー化処理を行うことは重要な手段の1つである。ポリエステル樹脂として、ポリエチレンテレフタレート樹脂を例に挙げて説明する。
【0016】
環状3量体に代表されるポリエチレンテレフタレートフイルム含有オリゴマー量の低減のために、まず原料レジンを窒素などの不活性ガス雰囲気下、1.0MPaより高く2.0MPa以下、より好ましくは1.0MPaより高く1.4MPa以下の加圧下で、180℃以上250℃以下、より好ましくは200℃以上230℃以下に加熱し、12時間以上36時間以下の低オリゴマー化処理を行うことが有効である。
【0017】
このとき、雰囲気に酸素が存在すると酸化反応による着色などの障害が発生し、水蒸気が存在すると加水分解反応によってポリエチレンテレフタレートの重合度が低下しフイルムの強度低下などの障害が発生する。不活性雰囲気の気圧が1.0MPaより低い場合には、外気とともに酸素や水蒸気が侵入しないよう特別に設計された装置が必要となり、2.0MPaより高い気圧下で処理をしても低オリゴマー化の効果は変わらない。
【0018】
低オリゴマー化処理の温度が250℃より高いと、レジンの融着や溶融、変色などの障害を招き、180℃より低いと十分な低オリゴマー化効果が得られない。処理時間が12時間より短いときも十分な低オリゴマー化効果が得られず、36時間より長く処理を続けても、フイルムの熱処理によるヘイズ上昇に及ぼす効果は変わらない。
【0019】
レジンの低オリゴマー化処理に引き続き、触媒活性を低下させる失活処理たとえば、酸化、還元、水和などの化学処理、およびまたは音波、電磁波照射などの物理処理により、触媒活性を低下または失わせる処理を行っても良い。また、ポリマーのアルコール末端に例えばエーテル化などの化学修飾を施して環状3量体などのオリゴマー再生反応を抑止しても良い。
【0020】
このような触媒の失活処理やオリゴマー再生抑止処理を行わない場合、フィルムの製造のために原料レジンを再溶融した際に、時間の経過とともにオリゴマーが再生しやすくなる。従って、再溶融してから押し出し冷却するまでの滞留時間を20分以内、より好ましくは12分以内に制御することにより、フィルム製膜後のフィルム中の環状3量体含有量を5000ppm以下にし、フィルム表面オリゴマー量を0.5mg/m2以下とするのに有効である。
【0021】
未延伸シートを冷却するには通常良く知られた方法が取られるが、溶融物を回転冷却ドラム上にダイスからシート上に押し出し、シート状溶融物を回転冷却ドラムに密着させながら、急冷してシートとする公知の方法が適用することができる。例えば、シート状溶融物にエアナイフを使用する方法や静電荷を印荷する方法等が好適である。これらの方法では後者の静電荷印荷法が厚み均一性の点から特に好適である。
このシート状物のエア面の冷却をする方法としては、公知の方法が適用することができ、例えばシート面に槽内の冷却用液体に接触させる方法、シートエア面にスプレーノズルで蒸散する液体を塗布する方法や高速気流を吹きつけて冷却する方法を併用しても良い。
【0022】
得られた未延伸シートを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に縦延伸倍率が2.5〜5.0倍となるよう延伸して、一軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを得る。また、縦延伸は少なくとも2段階にわけてもよい。
さらに、フィルムの端部をクリップで把持しながら、80〜180℃に加熱された熱風ゾーンに導き、乾燥後幅方向に2.5〜5.0倍に延伸する。引き続き160〜240℃の熱処理ゾーンに導き、1〜60秒間の熱処理を行い、結晶配向を完了させる。この熱処理工程中で必要に応じて幅方向あるいは長手方向に1〜12%の弛緩処理を施してもよい。
【0023】
また、未延伸または一軸延伸後のポリエチレンテレフタレートフィルムの少なくとも片面に易接着層を設け、その後少なくとも一軸方向に延伸・熱固定処理することが好ましい。このインラインコート法により積層された易接着層に、易接着性樹脂及び基材ポリエステルフィルムと屈折率の近い適切な粒径の微粒子(例えば、球状シリカ、乾式法シリカ、シリカーアルミナ複合粒子など)を含有させ、易接着層表面に凹凸を付与することで、滑り性、巻き取り性、耐スクラッチ性を改善することができる。このため、基材のポリエステルフィルム中に微粒子を含有させる必要がなく、高透明性を保持することができる。
【0024】
本発明における二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは、10〜300μmであることが好ましく、さらに好ましくは70〜260μmであり、特に好ましくは100〜200μmにあるのがよい。フィルムの厚みが10μm未満ではフィルムに腰がないため、加工工程で皺の発生等取り扱いがしにくくなる。一方、300μmを越えると、製品厚さが厚くなりすぎ、プラスチックフィルムベースの良さである薄型パネルとならない。
【0025】
本発明における透明導電性薄膜としては、透明性及び導電性の両機能をあわせもつ材料であれば特に制限はないが、代表的なものとしては、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、インジウム−スズ複合酸化物、スズ−アンチモン複合酸化物、亜鉛−アルミニウム複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物等の薄膜がある。これらの化合物からなる薄膜は、適切な作成条件を選ぶことで、透明性と導電性をあわせもつ透明導電性薄膜とすることができる。
【0026】
本発明における透明導電性薄膜の作成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、スプレー法などが知られており、上記材料の種類および必要膜厚に応じて適宜の方法を用いることが出来る。
【0027】
例えば、スパッタリング法の場合、化合物を用いた通常のスパッタリング法、あるいは、金属ターゲットを用いた反応性スパッタリング法等が用いられる。この時、反応性ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を併用してもよい。また、本発明の目的を損なわない範囲で、基板に直流、交流、高周波などのバイアスを印加してもよい。蒸着法、CVD法などの他の作成方法においても同様である。
【0028】
本発明の透明導電性薄膜の厚さは、5〜500nmの範囲が好適である。5nm未満の厚さでは導電性が不十分となり、500nmを越えるような厚みでは光線透過率が不十分となる。
【0029】
本発明の透明導電性フィルムの表面抵抗率は、10〜50000Ω/□であることが好ましい。透明導電性フィルムの表面抵抗率を10Ω/□未満にするためには、透明導電性薄膜の膜厚を厚くする必要があり、その結果光線透過率が不十分となる。一方、表面抵抗率が50000Ω/□を越える場合には、タッチパネルやエレクトロルミネッセンスパネルの透明電極として機能しない。
【0030】
また、本発明の透明導電性フィルムの光線透過率は、80%以上であることが好ましい。透明導電性フィルムの光線透過率が80%未満では、タッチパネルやエレクトロルミネッセンスパネルに用いた際の品位が不十分となり好ましくない。
【0031】
本発明の低オリゴマー含有の二軸延伸ポリエステルフィルムと透明導電性薄膜との付着力は、10g/15mm以上であることが好ましい。これは、前記低オリゴマー化処理をしたポリエステル樹脂を使用することにより、二軸延伸ポリエステルフィルムの極表面にオリゴマーに起因する脆い層を形成されにくくすることや、フィルム製造工程中でオリゴマーを物理的に除去する粘着ロールを設けたりすることなども有効である。
【0032】
本発明の透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に蛍光体層、誘電体層、背面電極を積層することで、エレクトロルミネッセンスパネルが得られる。
【0033】
本発明で使用する蛍光体層には、硫化亜鉛を主成分とする蛍光体粒子とフッ素樹脂、シアノエチルセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂またはそれらの混合物を使用するのが代表的である。蛍光体粒子にアルミナ、シリカ等の金属酸化物のコート品が使用される場合もある。
【0034】
誘電体層としては、酸化ホウ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化クロム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化銅、酸化亜鉛、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化鉛、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化バリウム、酸化ハフニウム、酸化タリウム、酸化タングステン、酸化白金、酸化ビスマス、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、硫酸鉛、炭化シリコン、硫酸ストロンチウム、硫化亜鉛、窒化シリコン、臭化銀、塩化銀等の誘電体粒子、またはそれらの混合物とフッ素樹脂、シアノエチルセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、またはそれらの混合物を使用するのが代表的である。
【0035】
背面電極には、カーボン、銀、銅、金等の導電性金属粉末、またはそれらの混合物とポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、またはそれらの混合物を使用するのが一般的である。
【0036】
蛍光体層、誘電体層、背面電極の形成にはスクリーン印刷法やロールコーティング法が一般的に使用される。
【0037】
また、本発明の透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に回路加工を施し組み合わせることでタッチパネルが得られる。タッチパネルの加工方法としては、上部電極用に該透明導電性フィルムの導電面に必要により回路加工のためのレジストインキを形成し、硫酸、塩酸、塩化鉄、塩化銅等のエッチング液を使用し回路を形成する。寸法変化を抑制するため、予め加熱処理することも可能である。
【0038】
その後、銀ペースト、カーボンペーストまたはそれらの混合物に代表される導電性インキを使用し、引き回し回路を印刷する。次に、下部電極用に該透明導電性フィルムまたは透明導電性硝子に必要により上部電極同様の加工を施す。上部電極または下部電極のいずれか一方にスペーサを形成する。得られた上部電極と下部電極の少なくとも一方の接触部に絶縁インキを形成後、粘着剤等にて貼合わせタッチパネルスイッチとする。
【0039】
各種インキおよび粘着剤の形成法には、スクリーン印刷法が代表的であるがそれに限定されるものではない。
【0040】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を記載してより具体的に説明する。
【0041】
実施例1
(1)塗布液の調整
本発明に用いる塗布液は、次の方法にしたがって調製した。ジメチルテレフタレート95部、ジメチルイソフタレート95部、エチレングリコール35部、ネオペンチルグリコール145部、酢酸亜鉛0.1部および三酸化アンチモン0.1部を反応容器に仕込み、180℃で3時間かけてエステル交換反応を行った。次に、5-ナトリウムスルホイソフタル酸6.0部を添加し、240℃で1時間かけてエステル化反応を行った後、250℃で減圧下(13.3〜0.27hPa)で2時間かけて重縮合反応を行い、分子量19500、軟化点60℃のポリエステル樹脂を得た。
【0042】
得られたポリエステル樹脂(A)の30%水分散液を6.7部、重亜硫酸ソーダでブロックしたイソシアネート基を含有する自己架橋型ポリウレタン樹脂(B)の20%水溶液(第一工業製薬製:商品名エラストロンH−3)を40部、エラストロン用触媒(第一工業製薬製:商品名Cat64)を0.5部、水を47.8部およびイソプロピルアルコールを5部、それぞれ混合し、さらにアニオン性界面活性剤を1重量%、コロイダルシリカ(日産化学工業社製:スノーテックスOL)を5重量%添加し塗布液とした。
【0043】
(2)二軸延伸ポリエステルフィルムの製膜
公知の連続重合法で得られた、固有粘度が0.64dl/gのポリエチレンテレフタレート(PET)を、1.1MPaの窒素気流下、220℃で24時間熱処理し、固有粘度が0.64dl/g、環状3量体の含有量が3000ppmのPETレジンを得た。
このレジンをポリエステルフィルムの原料レジンとし、265℃で再溶融し、溶融樹脂を濾過粒子サイズ(初期濾過効率95%)が15μmのステンレス製焼結濾材を用いて濾過し、滞留時間6分でスリットダイから押し出し、表面温度が30℃のチルロール上で急冷固化し、未延伸フィルムを得た。
次に、このキャストフィルムを加熱されたロール群及び赤外線ヒーターで100℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で長手方向に二段階に分け総縦延伸倍率3.4倍で延伸して一軸配向PETフィルムを得た。
その後、前記塗布液を濾過粒子サイズ(初期濾過効率95%)が25μmのフェルト型ポリプロピレン製濾材で精密濾過し、リバースロール法で片面に塗布、乾燥した。塗布後引き続いて、フィルムの端部をクリップで把持して、130℃に加熱された熱風ゾーンに導き乾燥した後、幅方向に3.8倍に延伸し、さらに230℃で熱固定して、片面に易接着層を有する厚さ188μmの二軸配向PETフィルムを得た。易接着層の最終塗布量は固形分量で0.1g/m2であった。
【0044】
(3)透明導電性薄膜の成膜
さらに、上記二軸延伸ポリエステルフィルムの片面(易接着面の反対面)にインジウム−スズ複合酸化物からなる透明導電性薄膜を30nmの厚さで製膜した。このとき、ターゲットにはスズ10重量%含有したインジウム合金をターゲットに用いて、印加電力を2W/cm2とした。また、Arを130sccm、O2を70sccm流し、0.4Paの雰囲気下でDCマグネトロンスパッタリング法で成膜した。
【0045】
実施例2
滞留時間が12分であり、フィルム両面に易接着層を設けること以外は実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。さらに、ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロンRV280)0.7重量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートL)0.3重量部、溶剤として、メチルエチルケトン70重量部、トルエン29重量部からなるコート液を上記の低オリゴマー処理を施したフィルムの易接着面の片面に、バーコート法を用いてコーティングした。使用したワイヤーバーは3番であった。コーティングされたフィルムは、130℃で30分間熱処理を施した。コーティング厚さは、0.1μmであった。さらに、この上に実施例1と同様に透明導電性薄膜層を設けた。
【0046】
実施例3
実施例1と同様にして得られた透明導電性フィルムの導電面上に、発光体層、誘電体層、背面電極、の順に各々スクリーン印刷、乾燥して、エレクトロルミネッセンスパネルを作製した。このとき、透明導電性薄膜の電極取出部は印刷せず残しておいた。
【0047】
発光層には、メチルエチルケトン100gに対して、20gのフッ素エラストマー(ダイキン工業(株)製、ダイエル)を溶解させ、さらに200gの硫化亜鉛発光体粉体(オスラム・シルバニア社製、カプセルタイプ#30)を分散させたインキを使用した。また、印刷には#200の刷版を使用した。この後、150℃で45分間、乾燥を行なった。乾燥後の厚さは25μmであった。
【0048】
誘電体層としては、フッ素エラストマー中にチタン酸バリウム粉体を分散したペースト(藤倉化成(株)製、ドータイトFEL−615)を用い、#200の刷版を用いて発光層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で45分間乾燥を行なった。乾燥後の厚さは25μmであった。
【0049】
背面電極としては、カーボンペースト(東洋紡績(株)製、DY−152H−30)を#250の刷版を用いて誘電体層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で30分間乾燥を行なった。乾燥後の厚さは20μmであった。
【0050】
得られたエレクトロルミネッセンスパネルの透明導電性薄膜と背面電極間に、100Vrms、400Hzの正弦波を印加し発光させた場合、発光はパネル内で均一であり良好であった。
【0051】
実施例4
実施例1と同様にして得た透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に、導電性インキ、絶縁インキを各々スクリーン印刷後、乾燥し、タッチパネル用上部電極を作製した。導電性インキには銀ペースト(東洋紡績(株)製、DW−250H−5)を使用し、#250の刷版でスクリーン印刷後、150℃で30分間乾燥した。
【0052】
絶縁インキには、絶縁ペースト(東洋紡績(株)製、FC−230G−23)を使用し、#250の刷版でスクリーン印刷後、UVを500mJ照射し、次いで150℃で30分間乾燥した。得られたタッチパネル用上部電極の端子間抵抗は均一であり、動作は良好であった。
【0053】
比較例1
環状3量体の含有量が10000ppmのPETレジンをポリエステルフィルムの原料レジンとして使用する以外は、実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。さらに、実施例1と同様に透明導電性薄膜層を設けた。
【0054】
比較例2
滞留時間が25分であること以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。さらに、実施例1と同様に透明導電性薄膜層を設けた。
【0055】
比較例3
比較例1と同様にして得られた透明導電性フィルムの透明導電性薄膜層上に、実施例3と同様に、発光体層、誘電体層、背面電極、の順に各々スクリーン印刷、乾燥して、エレクトロルミネッセンスパネルを作製した。実施例3と同様の評価を行なった結果、透明導電性薄膜と背面電極間に100Vrms、400Hzの正弦波を印加し発光させた際に、パネル内に不点灯部位が存在した。
【0056】
比較例4
比較例2と同様にして得られた透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に、実施例4と同様に、導電性インキ、絶縁インキを各々スクリーン印刷後、乾燥し、タッチパネル用上部電極を作製した。得られたタッチパネル用上部電極は部分的に抵抗値が異なり動作不良が見られた。
【0057】
(評価方法)
以下に本発明で用いた評価方法について説明する。
【0058】
<表面オリゴマー量>
30mm×40mmの試験片を15ccのクロロホルム中に30℃で20分間浸漬し、その溶液の240nmにおける吸光度を分光光度計((株)日立製 U−3500)で測定し、予め作成した検量線から表面オリゴマー量を算出した。
単位は、mg/m2で示した。
【0059】
<光線透過率>
JIS K 7105に準拠し、全光線透過率をヘイズメーター(日本電色(株)製、NDH−1001DP)を用いた測定した。
【0060】
<ポリエステルの環状3量体の含有量>
試料をヘキサフルオロイソプロパノール/クロロホルム混合液に溶解し、さらにクロロホルムを加えて希釈する。これにメタノールを加えてポリマーを沈殿させた後、濾過する。濾液を蒸発乾固し、ジメチルホルムアミドで定容とし、液体クロマトグラフ法よりエチレンテレフタレート単位から構成される環状3量体を定量した。
【0061】
<表面抵抗率>
JIS K 7194に準拠し、4端子法にて測定した。測定機は、三菱油化(株)製:Lotest AMCP−T400を用いた。
【0062】
<付着力測定>
厚み40μmのアイオノマーフィルムをポリエステル系接着剤を用いて、厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにラミネートし、付着力測定用積層体を作製した。この付着力測定用積層体のアイオノマー面と透明導電性フィルムの透明導電性薄膜面を対向させ、130℃でヒートシールした。この積層体を付着力測定用積層体と透明導電性フィルムとを180度剥離法で剥離し、この際の剥離力を付着力とした。この時の剥離速度は、1000mm/分とした。
【0063】
【表1】
Figure 0004910225
【0064】
【発明の効果】
本発明の透明導電性フィルムの基材フィルムである二軸延伸ポリエステルフィルムは、表面のオリゴマー量が0.5mg/m2以下と少ないため、透明導電性フィルム製造時の回路加工等の印刷工程で熱処理を行なっても、表面抵抗率の上昇が小さく、かつ前記フィルムと透明導電性薄膜との付着力が強い透明導電性フィルムを得ることができる。また、前記透明導電性フィルムを透明電極として使用することにより、耐久性に優れ、視認性や品位の低下のないエレクトロルミネッセンスパネルやタッチパネルを得ることができる。

Claims (6)

  1. 二軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に透明導電性薄膜が積層された透明導電性フィルムであって、二軸延伸ポリエステルフィルムの透明導電性薄膜が積層された面の少なくとも反対面に自己架橋型ポリウレタン樹脂を含んでなる易接着層が積層され、二軸延伸ポリエステルフィルムの表面オリゴマー量が0.5mg/m2以下であり、前記ポリエステルフィルム中の環状3量体の含有量が5000ppm以下であることを特徴とする透明導電性フィルム。
  2. 二軸延伸ポリエステルフィルムの両面に自己架橋型ポリウレタン樹脂を含んでなる易接着層が積層され、その後、少なくとも片面に透明導電性薄膜が積層されていることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性フィルム。
  3. 易接着層が、球状シリカ、乾式法シリカ及びシリカ−アルミナ複合粒子から選ばれる微粒子を含有していることを特徴とする請求項1または2に記載の透明導電性フィルム。
  4. 前記二軸延伸ポリエステルフィルムと透明導電性薄膜との付着力が10g/15mm以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の透明導電性フィルム。
  5. 透明電極として請求項1〜のいずれかに記載の透明導電性フィルムを用いることを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネル。
  6. 透明電極として請求項1〜のいずれかに記載の透明導電性フィルムを用いることを特徴とするタッチパネル。
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