JP4904764B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
また、タンク検出スイッチはタンクの重量差を検出するセンサの機能も兼ねているが、常時通電状態であるためセンサとして短寿命になるなどの問題点も有していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来の目的は特定の動作が行われた場合に、タンク内の水位又は水量の検知動作を行い省電力化を図るとともに、検出手段の信頼性を向上することができる自動製氷機能を有する冷蔵庫を得るものである。
また、特定の動作をトリガとして、検出手段を動作させるようにするので、常時動作させること無く必要時に検出手段を動作させるため、検出手段の長寿命化を行うことが可能になり、信頼性を向上することができる。
図1は、この発明の実施の形態1における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図である。図2は、この冷蔵庫の自動製氷動作を示すフローチャートである。図1において、冷蔵庫の冷蔵室(図示せず)内に設けられたタンク1の中に製氷用の水が蓄えられ、製氷の際には給水ポンプ2によってタンク1内の水を吸い上げ、給水パイプ3を通じて冷凍室(図示せず)に設置された製氷皿4に給水される。製氷皿4に給水された水は、冷凍室内で冷却され氷が生成される。生成された氷は、離氷装置(図示せず)によって製氷皿4から離氷され、製氷皿4の下部に設置された貯氷箱5に収納される。タンク1内の水位を検出する水位検出部6がタンク1に近接して配置される。この水位検出部6の構成は例えば赤外線発光素子と受光素子で構成され、検出したい水位に対応するタンク1の外側に発光素子と受光素子を配し、赤外線発光素子から発した赤外線がタンク1内の水の有無によって反射、屈折、吸収などにより受光素子での受光レベルの大小変化や、受光の有無によってタンク1内の水位を検出するものである。水位検出部6で検出したタンク1内の水位検出結果をもとに、水位が低下していると判断した場合には、報知手段7によって水位が低下している旨を外部へ報知する。この報知手段は例えば、冷蔵庫の扉に設けられた液晶パネルやLEDやブザーなどによるものである。トリガ信号8は、水位検出部6を動作させる。本実施の形態1では、トリガ信号8に給水ポンプ動作開始信号を用いて説明する。
以上の実施の形態1では、水位検出部6の動作開始のためのトリガ8を給水ポンプ動作開始信号とするようにしたものであるが、本実施の形態2では給水ポンプ動作が動作中であることを示す給水ポンプ動作中信号をトリガ信号8とし、水位検出部6を動作開始させるものを示す。この発明の実施の形態2における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態1で説明した図1の模式図を用いて説明する。図3は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
以上の実施の形態1,2では、水位検知動作のためのトリガを給水ポンプ2の動作開始前、もしくは動作中としたものであるが、本実施の形態3では水位検知動作のためのトリガ信号8を給水ポンプ2の製氷皿4への給水が完了し給水ポンプ2の動作終了したことを示す給水ポンプ動作停止信号とした場合の実施の形態を示す。この発明の実施の形態3における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態1で説明した図1の模式図を用いて説明する。図4は本実施の形態3の動作を説明するフローチャートである。
以上の実施の形態1,2,3では、水位検知動作のためのトリガを給水ポンプ2の動作前,動作中,動作完了後としたものであるが、本実施の形態4では水位検知動作のためのトリガ信号8を製氷された氷を製氷皿4から貯氷箱5へ離氷する離氷動作終了時の離氷信号とした場合の実施の形態4を示す。この発明の実施の形態における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態1で説明した図1の模式図を用いて説明する。図5は本実施の形態4の動作を説明するフローチャートである。
前述の実施の形態1,2,3において、水位検出部6の動作開始のためのトリガは給水ポンプ2の動作に関するものや、離氷動作に関するものとした場合の実施の形態4を説明したが、本実施の形態5では水位検知動作のためのトリガ8信号を冷蔵庫の扉の開動作に応じて行う場合の実施の形態5を示す。図6はこの発明の実施の形態5における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図であり、実施の形態1及び他の実施の形態で説明した図1の模式図に加え、冷蔵庫の扉の開閉状態を検出する開閉検知部9を設けたものである。以下で説明する冷蔵庫の扉とは、冷蔵室の扉だけではなく、冷凍室、野菜室等のどの扉を用いてもよい。図7は本実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
前述の実施の形態5においては、冷蔵庫の扉が開いたことを検知しそれをトリガとして水位検出部6を動作させるように構成した場合を説明したが、本実施の形態6では水位検知動作のためのトリガ信号8を冷蔵庫の扉の閉動作に応じて行う場合の実施の形態6を示す。この発明の実施の形態6における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態5で示した図6であり、図8は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
前述の実施の形態6においては、冷蔵庫の扉が閉じられた場合をトリガとして水位検出部6を動作させるように構成した場合を説明したが、本実施の形態7では水位検知動作のためのトリガ信号8を冷蔵庫の扉の閉動作に応じて行うことに加え、水位検知動作はトリガ信号8が入力されて一定時間経過した後、検知動作を行うようにした場合の実施の形態7を示す。この発明の実施の形態7における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態5で示した図6であり、図9は本実施の形態7の動作を示すフローチャートである。
前述の実施の形態1から実施の形態4までは、水位検出部6においてタンク1内の製氷用水が不足していると判断した場合には、直ぐタンク1へ水の補給を促すために外部報知を行う構成の場合を説明したが、本実施の形態では水位検出部6において水量不足と判断した場合においても、直ぐの報知は行わず冷蔵庫の扉の開状態または閉状態になった場合に外部報知を行うよう構成した場合の実施の形態8を示す。この発明の実施の形態8における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態5で示した図6であり、図10は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
これまでの実施の形態1〜8では、タンク1内の製氷用水の水位検知のタイミングと検出結果の使用者への報知時期について説明したが、本実施の形態9ではタンク1内の製氷用水が不足している旨を外部報知した後、使用者によってタンク1内に水が補給され製氷用水の不足状態が解消された場合、使用者による水補給のための冷蔵庫の扉を開け閉めに応じて、外部報知の解除を行うように構成した場合の実施の形態9を示す。この発明の実施の形態9における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は実施の形態5で示した図6であり、図11は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
前述の実施の形態1から実施の形態4までは、トリガ信号でタンク1内の製氷用水の水位検知をおこなうタイミングについて説明したが、本実施の形態では、使用者によってタンク1内に水が補給され製氷用水の不足状態が解消された後、補給された水の量に応じたトリガ信号回数の到達後、報知手段7の動作を開始させるように構成した場合の実施の形態10を示す。この発明の実施の形態10における冷蔵庫の自動製氷機部分の構成を示す模式図は図12であり、図13は本実施の形態10の動作を示すフローチャートである。図12におけるトリガ信号8は、実施の形態1から実施の形態4までのトリガ信号8を示す。制御回路10は、水位検出部6の水位検知動作により、タンク1内の水がどの程度の量が入っているか検知し、何回製氷が出来るか判断できる機能を持つ。また、トリガ信号により、何回製氷作業が行われたかをカウントする機能を持つ。
Claims (12)
- タンク内の水を給水ポンプにより製氷皿に給水して製氷を行い、製氷完了後に前記製氷皿から離氷させて、前記製氷皿下方に配設した貯氷箱に氷を貯氷する自動製氷装置を有する冷蔵庫において、
前記タンク内の水位を検出する水位検知手段を備え、
前記水位検出手段は前記給水ポンプの動作、前記製氷皿の離氷動作または前記冷蔵庫に備えられた扉の開閉動作のいずれかに基づき水位を検出することを特徴とする冷蔵庫。 - 前記水位検出手段は、前記給水ポンプの動作が開始すると水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記水位検出手段は、前記給水ポンプが動作中に水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記水位検出手段は、前記給水ポンプの動作が停止すると水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記水位検出手段は、前記製氷皿から氷が離氷すると水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記扉の開閉を検知する扉開閉検知手段を備え、前記水位検出手段は、前記扉が開くと水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記扉の開閉を検知する扉開閉検知手段を備え、前記水位検出手段は、前記扉が閉まると水位を検出することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記水位検知手段は前記扉を閉めた時から所定時間経過後に前記扉開閉検知手段から出力される信号をトリガとして水位検知動作を行うことを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫。
- 前記水位検出手段からの検出結果にもとづいて外部に水位低下または水量減少を報知する報知手段を備え、前記報知手段は、前記水位検出手段により前記タンクの水位低下又は水量減少を検知後、直ちに外部に報知することを特徴とする請求項1乃至8記載の冷蔵庫。
- 冷蔵庫の扉開閉検知手段を備え、前記報知手段の報知時期は、前記水位検出手段により前記タンクの水位低下又は水量減少を検知した後、前記扉開閉検知手段により冷蔵庫の扉の開動作または閉動作を検知した場合に外部に報知することを特徴とする請求項9記載の冷蔵庫。
- 前記報知手段により、前記タンクの水位低下もしくは水量減少を報知した後、前記扉開閉検知手段により冷蔵庫の扉開閉を検知した場合には、前記水位検出手段により水位を検出し、この水位が規定値以上である場合には、前記報知手段による報知を解除することを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
- 前記水位検出手段により、前記タンクの水位を検出した後、この水位に基いて製氷可能回数を判定し、製氷回数をカウントし、前記製氷可能回数に達した場合には、前記水位検出手段により報知することを特徴とする請求項9乃至11記載の冷蔵庫。
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