JP2005257159A - 氷ディスペンサ - Google Patents

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裕文 柳
Masatsugu Kawada
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Abstract

【課題】 外気温度に影響されることなく定量抽出を行うことができる氷ディスペンサを提供するものである。
【解決手段】 外壁に冷却器2が設けられた冷却円筒15と、冷却円筒15内に同心的且つ回転可能に挿入されたオーガ16と、オーガ16を回転駆動するオーガモータ45とを備え、冷却円筒15の内壁に生成した氷をオーガ16により削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成して貯氷庫19に貯留する製氷機IMを備えた氷ディスペンサIDにおいて、オーガモータ45及びコンプレッサ4の運転を制御する制御手段を備え、制御手段は、外気温度に基づく指標により製氷量を推定し、貯氷庫19のシャッタ29開閉時間から氷の抽出量を推定すると共に、外気温度に基づく指標により貯氷庫19内における氷の融解量を推定し、これら製氷量、抽出量及び融解量より貯氷庫19内における貯氷量を推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、氷片(チップアイス)を連続的に製造するオーガ式製氷機を搭載した氷ディスペンサに関するものである。
従来よりこの種氷ディスペンサに搭載されたオーガ式製氷機は、冷媒が通る通路(冷却器)を外面に設けた冷却円筒内にオーガを回転可能に挿入し、冷却円筒内には給水管から製氷用の水を供給すると共に、モータによってオーガを回転駆動して前記冷却円筒の内壁に生成した氷を削取しつつ上方に移送し、圧縮することによって連続的に氷片を生成するよう構成されている(例えば特許文献1参照。)。
特に、氷の定量抽出を行う氷ディスペンサなどに用いられるオーガ式製氷機では、生成された氷は、例えば冷却円筒の上方に設けられる貯氷庫に貯氷される。そして、使用者の氷抽出を指示するスイッチ操作に基づき、貯氷庫の下部に形成されたシャッタ(開閉扉)を開閉し、所定量の氷の抽出を行っている。このとき、抽出される氷は、シャッタの開閉時間に基づいて定量抽出される。
特公平3−4827号公報
一方、冷却円筒内において生成される氷の量、即ち製氷量は、外気温度の上昇により、減少する。他方、貯氷庫内に蓄えられる氷の融解量は、外気温度の上昇により増加する。そのため、外気温度の影響により、貯氷庫内に蓄えられる貯氷量は、著しく変動する。しかしながら、従来の製氷機では、氷の抽出は、上述したようにシャッタの開閉時間に基づいて行われていたため、貯氷量に応じて抽出量が変動する問題があった。
そのため、夏季など外気温度が高い場合には、冬季など外気温度が低い場合に比してオーガモータやコンプレッサの運転量に対し貯氷量が少なくなるのに対し、シャッタの開閉時間が変更されないことから、安定した氷の定量抽出を行うことができないという問題があった。
本発明の氷ディスペンサは、外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、該冷却円筒内に同心的且つ回転可能に挿入されたオーガと、該オーガを回転駆動するオーガモータと、冷却器と共に冷却装置の冷媒回路を構成するコンプレッサ及びコンデンサとを備え、冷却円筒の内壁に生成した氷をオーガにより削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成して貯氷庫に貯留するオーガ式製氷機を搭載したものであって、オーガモータ及びコンプレッサの運転を制御する制御装置を備え、該制御装置は、外気温度に基づく指標により製氷量を推定し、貯氷庫の扉開閉時間から氷の抽出量を推定すると共に、外気温度に基づく指標により貯氷庫内における氷の融解量を推定し、これら製氷量、抽出量及び融解量より貯氷庫内における貯氷量を推定するものである。
請求項2の発明の氷ディスペンサは、上記発明において、制御装置は、貯氷庫の扉開放時間によって氷の定量抽出を行うと共に、推定した貯氷量に基づき、扉開放時間を補正するものである。
請求項3の発明の氷ディスペンサは、請求項1の発明において、制御装置は、複数のスイッチに対応した複数の抽出量にて氷の定量抽出を実行するものである。
請求項4の発明の氷ディスペンサは、請求項2又は請求項3の発明において、制御装置は、推定した貯氷量が所定の下限値より減少した場合、所定の警報動作を行うと共に、扉開放時間を延長するものである。
請求項5の発明の氷ディスペンサは、上記発明において、制御装置は、推定した貯氷量が下限値よりも少ない補充値より減少した場合、警報動作とは異なる所定の警報動作を行うものである。
請求項6の発明の氷ディスペンサは、上記各発明において、制御装置は、推定した貯氷量がある状態で電源がOFFされた場合、所定の警報動作を実行するものである。
請求項7の発明の氷ディスペンサは、上記各発明において、制御装置は、推定した貯氷量がある状態で所定時間以上氷の抽出が無かった場合、所定の警報動作を実行するものである。
請求項8の発明の氷ディスペンサは、上記各発明において、外気温度に基づく指標はコンデンサの温度であるものとする。
請求項9の発明の氷ディスペンサは、上記各発明において、貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、制御装置は、貯氷センサの満氷検知に基づき、推定した貯氷量をリセットするものである。
請求項10の発明の氷ディスペンサは、上記各発明において、貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、制御装置は、オーガ式製氷機において所定時間連続して製氷を行ったにも拘わらず貯氷センサが満氷を検知しない場合、所定の警報動作を実行するものである。
本発明では、外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、この冷却円筒内に同心的且つ回転可能に挿入されたオーガと、このオーガを回転駆動するオーガモータと、冷却器と共に冷却装置の冷媒回路を構成するコンプレッサ及びコンデンサとを備え、冷却円筒の内壁に生成した氷をオーガにより削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成して貯氷庫に貯留するオーガ式製氷機を搭載した氷ディスペンサにおいて、オーガモータ及びコンプレッサの運転を制御する制御装置を備え、この制御装置は、外気温度に基づく指標により製氷量を推定し、貯氷庫の扉開閉時間から氷の抽出量を推定すると共に、外気温度に基づく指標により貯氷庫内における氷の融解量を推定し、これら製氷量、抽出量及び融解量より貯氷庫内における貯氷量を推定するので、請求項2の如く貯氷庫の扉開放時間によって氷の定量抽出を行うときに、この推定した前記貯氷量に基づき、扉開放時間を補正すれば、氷の貯氷量による氷抽出量の変動を補正し、安定した定量抽出を実現することが可能となる。
特に、請求項3の如く制御装置が複数のスイッチに対応した複数の抽出量にて氷の定量抽出を実行するようにすれば、好みの量の氷を容易に抽出することができるようになり、使用性が著しく良好となる。
また、請求項4の如く制御装置が、推定した貯氷量が所定の下限値より減少した場合、所定の警報動作を行うと共に、扉開放時間を延長するようにすれば、貯氷量の減少を使用者に警告し、且つ、抽出量の確保も行うことができるようになる。
また、請求項5の如く制御装置が、推定した前記貯氷量が下限値よりも少ない補充値より減少した場合、警報動作とは異なる所定の警報動作を行うようにすれば、氷が著しく減少した場合に、異なる警報によって使用者に対し、貯氷庫に氷を補充することを促すことが可能となる。
また、請求項6の如く制御装置が、推定した貯氷量がある状態で電源がOFFされた場合、所定の警報動作を実行するようにすれば、貯氷庫に氷が残存する状態で電源がOFFされた場合に使用者に警告し、貯氷庫内の氷を排出するように促すことが可能となる。
また、請求項7の如く制御装置が、推定した貯氷量がある状態で所定時間以上氷の抽出が無かった場合、所定の警報動作を実行するようにすれば、長時間貯氷庫内に氷が貯溜されて相互に固まってしまうような状況を使用者に警告し、氷が排出されないことを未然に回避することが可能となる。
特に、請求項8の如く外気温度に基づく指標をコンデンサの温度とすることで、格別な外気温度センサなどを設けること無く、コンデンサの温度センサを使用して貯氷量の推定を行うことが可能となり、コストの削減を図ることができる。
請求項9の発明によれば、貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、制御装置は、貯氷センサの満氷検知に基づき、推定した貯氷量をリセットするので、貯氷庫内が満氷となった場合に、氷の抽出量を初期の設定値に戻すことができ、安定して氷の定量抽出を行うことができるようになる。
請求項10の発明によれば、貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、制御装置は、オーガ式製氷機において所定時間連続して製氷を行ったにも拘わらず貯氷センサが満氷を検知しない場合、所定の警報動作を実行するので、貯氷センサの不良や、オーガ式製氷機による製氷不良、若しくは、扉の不良を使用者に警告することができるようになる。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、外気温度に影響されることなく定量抽出を行うことができる氷ディスペンサを提供するものである。以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。図1は本発明の氷ディスペンサIDの正面図、図2はオーガ式製氷機IMの縦断側面図、図3は氷ディスペンサIDの部分拡大断面図、図4は氷ディスペンサIDの電気回路図を示している。
本実施例の氷ディスペンサIDは、前面に氷を抽出する氷抽出ノズル24を備えた本体25により構成されており、本体25内には図示しない飲料水供給手段を備えているものとする。そしてこの氷抽出ノズル24の下方には、抽出された氷を受容するカップCなどを載置するカップ支持台26が設けられている。また、本体25の前面上部には、コントロールパネル27が設けられている。このコントロールパネル27には、複数の、本実施例では3種類の抽出量にて氷の定量抽出を指示するためのLスイッチ60、Mスイッチ61、Sスイッチ62が設けられている。また、コントロールパネル27には、氷と飲料水の両方の抽出を指示する氷水抽出スイッチ63と、飲料水のみの抽出を指示する水抽出スイッチ64と、氷の連続抽出を指示する連続スイッチ65が設けられている。これら各スイッチ60、61、62、63、64、65は、操作スイッチ48として詳細は後述する操作基板35に接続される。
この氷ディスペンサIDは、オーガ式製氷機IMを搭載しているものであり、該オーガ式製氷機IMは、本体25内に製氷用水から氷を生成するための冷却器2を備えた製氷部1と、この製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成するコンデンサ3、コンプレッサ4、及び、膨張弁5、デハイドレータ6とを冷媒配管にて順次接続して冷却装置を構成している。尚、7は前記コンデンサ3を空冷するためのコンデンシングファンである。
また、前記製氷部1に製氷用水(水道水)を供給するために、水道管8に給水弁WV2を介して接続され、水道水を貯溜するシスターン9が設けられており、このシスターン9には、オーバーフロー管10が接続されている。更に、このシスターン9内にはその満水位を検出するためのフロートスイッチから成る満水位スイッチ22と低水位スイッチ23がそれぞれ設けられている。
また、シスターン9に貯溜された水は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水は排水管13にて排水される。この排水管13は前記オーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されている。
一方、前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ(回転刃)16を同心的且つ回転可能に挿入し、前記冷却円筒15の外壁にはパイプ状の前記冷却器2を螺旋状に密着巻付して構成されている。尚、これら冷却円筒15と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上を目的としてハンダが注入される。
また、前記オーガ16は、下部を下部軸受け17にて、上部を氷圧縮経路を構成する上部軸受け18にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧縮された氷は、その上部に設けられている貯氷庫19に導出される。
貯氷庫19は、上面に開口を有する断熱箱体により構成されており、この上面開口には、蓋部材19Aが開閉自在に設けられている。また、この蓋部材19Aには、貯氷庫19内の貯氷量を検出する貯氷センサ33が設けられている。更に、この貯氷庫19の正面下部には、前記氷抽出ノズル24が設けられていると共に、この氷抽出ノズル24には、ソレノイド28により開閉制御されるシャッタ(扉)29が設けられている。
前記給水管12と排水管13は冷却円筒15の下部においてその内部にそれぞれ連通すると共に、これらの下方における冷却円筒15の下部には、更にオーガ16を回転駆動するためオーガモータ45(後述)を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続されている。
次に、図4を参照して氷ディスペンサIDの電気回路を説明する。図4において、Kはリミットセンサ30、コンデンサ3の温度を検知するコンデンサセンサ31、冷却器2の温度を検知する冷却器センサ32、前記貯氷庫19内の貯氷量を検知する貯氷センサ33が接続されたコントロール基板であり、汎用のマイクロコンピュータ(制御手段)から構成され、基板用トランス34から電源を得ている。
また、前記コントロール基板Kには、各センサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示基板36、高圧スイッチ37、及び、前記満水位スイッチ22、低水位スイッチ23が接続されている。
38は運転操作スイッチで、氷ディスペンサIDの動作を開始するものである。そして、運転操作スイッチ38には、前記コンプレッサ4のコンプレッサモータ39をON−OFFするコンプレッサ用リレー接点40、始動コンデンサ41、及び、運転コンデンサ42、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサモータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されている。
更に、コンプレッサモータ始動リレー43とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との間から前記コントロール基板Kに接続している。
また、前記コントロール基板Kには、前記シャッタ29のソレノイド28に接続されたリレーR5と、前記オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続されたリレーR4と、コンデンシングファンモータ56及びコンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッサ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー接点40をON−OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45のオーバーロードリレーである。
また、前記操作基板35には、コントロールパネル27に設けられる操作スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ50、排水スイッチ51、排水ランプ52がそれぞれ設けられている。更に、55はオーガモータ45の通電電流値を検出する電流検出手段としてのカレントトランスであり、コントロール基板Kに設けられ、接続されている。尚、コントロール基板Kのマイクロコンピュータはその機能として後述する運転時間タイマを備えている。
更に、表示基板36は、点検ランプ53、停止ランプ54を備えると共に、7セグメントの表示構造となっている。尚、点検ランプ53は他にブザー等で構成しても良い。
また、コントロール基板Kには、上述した如き図示しない飲料水供給手段が接続されているものとする。
上述した構造において、本発明の氷ディスペンサIDの基本動作を説明する。最初の初回洗浄工程では、低水位スイッチ23がONとなっており、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2及び排水弁WV1を開き、冷却円筒15内に給水すると共に排水を行う。
尚、初回洗浄工程と製氷工程においては、マイクロコンピュータは初期設定状態で排水弁WV1を1時間毎(定時排水間隔)に30秒間(定時排水時間)開く排水動作を実行する。それによって、冷却円筒15内の製氷水を廃棄し、冷却円筒15内の洗浄を行う。従って、この初回洗浄工程においても排水弁WV1を30秒開く。
また、給水弁WV2は排水弁WV1が閉じた後も開としており、この初回洗浄工程で満水位スイッチ22がONされるまで給水される。尚、この給水管12からの給水量は、排水管13による排水量より水量が多くなるよう設定されており、そのため、排水弁WV1が開であっても、給水弁WV2を開いていると、所定時間経過後、低水位スイッチ23はOFFとなる。
係る初回洗浄工程開始と同時に、オーガモータ45へ通電され、オーガ16が回転駆動される。
また、満水位スイッチ22がONすると、続いて製氷工程に入り、給水弁WV2をOFFし、コンプレッサ4(コンプレッサモータ39)及びファンモータ56をONして製氷を行う。
この製氷工程においては、オーガ16により冷却円筒15の内壁に生成した氷を削取しつつ上方に移送し、上部軸受け18の氷圧縮経路にて圧縮することによって、連続的に氷片を生成する。生成された氷片はその上部に設けられている貯氷庫19に導出され、蓄えられる。
係る製氷工程で、シスターン9内の製氷用水が無くなると、低水位スイッチ23がONし、コントロール基板Kのマイクロコンピュータにより給水弁WV2が開放されて給水が開始され、満水位スイッチ22がONすると給水弁WV2が閉じられる。
この製氷、給水の動作を繰り返し、貯氷センサ33は満氷を検知すると、30秒間経過後、コントロール基板Kのマイクロコンピュータはコンプレッサ4及びファンモータ56をOFFし、その90秒間経過後、オーガモータ45をOFFし、製氷工程(製氷動作)を停止する。
次いで貯氷工程に入り、貯氷センサ33が満氷検知しなくなってから150秒後にコントロール基板Kのマイクロコンピュータは製氷開始と判断し、オーガモータ45をON、排水弁WV1を開とする。ここでは、一度排水しているため、低水位スイッチ23がONとなる。この低水位スイッチ23がONとなると同時に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2を開とし、満水位スイッチ22が満水検知するまで給水を継続する。
満水位スイッチ22がONすると、再び製氷工程に移行し、コンプレッサ4(コンプレッサモータ39)及びファンモータ56をONとして製氷を再開する。
次に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータによる氷の抽出動作について説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、コントロールパネル27に設けられた定量抽出スイッチ60、61、62の内何れかのスイッチが操作されると、ソレノイド28に基づきシャッタ29の開閉動作を行う。
このとき、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、コンデンサセンサ31に基づくコンデンサ3の温度により製氷部1における製氷量を推定すると共に、貯氷庫19内における氷の融解量を推定する。また、これまでのソレノイド28に基づくシャッタ29の開放時間から氷の抽出量を推定する。そして、これら推定された製氷量から融解量と抽出量を減算し、現在の貯氷量を推定する。
そして、推定された現在の貯氷量が所定の下限値を上回っている場合には、予め設定された各スイッチ60、61、62に対応する開放時間だけ前記ソレノイド28によりシャッタ29を開放する。他方、推定された現在の貯氷量が所定の下限値より減少した場合には、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、予め設定された各スイッチ60、61、62に対応する開放時間を所定時間だけ延長して前記ソレノイド28によりシャッタ29を開放する。
これにより、コンデンサ3の温度と、シャッタ29の積算開放時間に基づき、貯氷庫19内の貯氷量を推定し、これに基づきシャッタ29の開放時間を補正するため、コンデンサ3の温度により推定される外気温度に応じて氷の定量抽出を行うことができるようになる。そのため、外気温度が上昇し、製氷部1における製氷量が減少した場合や、貯氷庫19内における融解量が増加した場合であっても、シャッタ29の開放時間を延長する補正を行うことで、抽出量の確保を行うことができ、外気温度に影響されない安定した定量抽出を実現することができるようになる。
また、本実施例では、上記に加えて定量抽出を指示する各スイッチ60、61、62に基づき、3種類の抽出量にて氷の定量抽出を実現することができるため、好みの量の氷を容易に抽出することができるようになり、使用性が著しく良好となる。
尚、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、上述のように推定した貯氷量が所定の下限値より減少した場合には、表示基板36において「E1」などの警報表示を行うものとする。これにより、貯氷量が所定の下限値よりも減少していることを使用者に警告することができるようになる。
また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、上述のように推定した貯氷量が所定の下限値より更に少ない補充値より減少した場合には、表示基板36において「E2」などの警報表示を行うものとする。これにより、氷が著しく減少した場合に、使用者に対し、貯氷庫19に氷を補充することを促すことができるようになる。尚、貯氷庫19への氷の補充を行う際には、貯氷庫19の上面に設けられた蓋部材19Aを開放することにより行うものとする。
更に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、上述のように推定した貯氷量がある状態で運転操作スイッチ(電源)38がOFFされた場合には、表示基板36において「E3」などの警報表示を行うものとする。これにより、貯氷庫19に氷が残存する状態で電源がOFFされたことを使用者に警告することができ、貯氷庫19内の氷を排出するように促すことができるようになる。
また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、上述のように推定した貯氷量がある状態で所定時間、例えば一日以上ソレノイド28によるシャッタ29の開閉動作が行われず、氷の抽出が無かった場合には、表示基板36において「E4」などの警報表示を行うものとする。これにより、長時間貯氷庫19内に氷が貯溜されて相互に固まってしまうような状況を使用者に警告し、氷が排出されないことを未然に回避することが可能となる。
尚、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、貯氷センサ33が所定の満氷を検出した際には、シャッタ29の積算開放時間と、推定融解量及び推定製氷量をリセットし、貯氷量を満氷とするものとする。これにより、氷の抽出量を初期の設定値に戻すことができ、以後推定される貯氷量の精度を上げることができる。これにより、長期間安定した氷の定量抽出を実現することができるようになる。
また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、所定時間連続してオーガモータ45及びコンプレッサ4を運転しているにもかかわらず、貯氷センサ33が満氷を検出しない場合には、表示基板36において「E5」などの警報表示を行うものとする。これにより、貯氷センサ33の不良や、オーガ式製氷機IMによる製氷不良、若しくは、シャッタ29の不良により氷が必要以上に放出されていることを使用者に警告することができるようになる。
尚、本実施例では、コンデンサ3の温度を外気温度に基づく指標としているので、格別な外気温度センサなどを設けること無く、コンデンサセンサ31を使用して貯氷量の推定を行うことが可能となり、コストの削減を図ることができる。
本発明の氷ディスペンサの正面図である。 オーガ式製氷機の縦断側面図である。 本発明の氷ディスペンサの部分拡大断面図である。 本発明の氷ディスペンサの電気回路図である。
符号の説明
ID 氷ディスペンサ
IM オーガ式製氷機
C カップ
K コントロール基板
WV1 排水弁
WV2 給水弁
1 製氷部
2 冷却器
3 コンデンサ
4 コンプレッサ
5 膨張弁
15 冷却円筒
16 オーガ
19 貯氷庫
19A 蓋部材
24 氷抽出ノズル
25 本体
26 カップ支持台
27 コントロールパネル
28 ソレノイド
29 シャッタ(扉)
31 コンデンサセンサ
32 冷却器センサ
33 貯氷センサ
34 基板用トランス
35 操作基板
36 表示基板
38 運転操作スイッチ
45 オーガモータ
48 操作スイッチ
60、61、62 定量抽出スイッチ
63 氷水抽出スイッチ
64 水抽出スイッチ
65 連続スイッチ

Claims (10)

  1. 外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、該冷却円筒内に同心的且つ回転可能に挿入されたオーガと、該オーガを回転駆動するオーガモータと、前記冷却器と共に冷却装置の冷媒回路を構成するコンプレッサ及びコンデンサとを備え、前記冷却円筒の内壁に生成した氷を前記オーガにより削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成して貯氷庫に貯留するオーガ式製氷機を搭載した氷ディスペンサにおいて、
    前記オーガモータ及びコンプレッサの運転を制御する制御装置を備え、
    該制御装置は、外気温度に基づく指標により製氷量を推定し、前記貯氷庫の扉開閉時間から氷の抽出量を推定すると共に、前記外気温度に基づく指標により前記貯氷庫内における氷の融解量を推定し、これら製氷量、抽出量及び融解量より前記貯氷庫内における貯氷量を推定することを特徴とする氷ディスペンサ。
  2. 前記制御装置は、前記貯氷庫の扉開放時間によって氷の定量抽出を行うと共に、推定した前記貯氷量に基づき、前記扉開放時間を補正することを特徴とする請求項1の氷ディスペンサ。
  3. 前記制御装置は、複数のスイッチに対応した複数の抽出量にて氷の定量抽出を実行することを特徴とする請求項1の氷ディスペンサ。
  4. 前記制御装置は、推定した前記貯氷量が所定の下限値より減少した場合、所定の警報動作を行うと共に、前記扉開放時間を延長することを特徴とする請求項2又は請求項3の氷ディスペンサ。
  5. 前記制御装置は、推定した前記貯氷量が前記下限値よりも少ない補充値より減少した場合、前記警報動作とは異なる所定の警報動作を行うことを特徴とする請求項4の氷ディスペンサ。
  6. 前記制御装置は、推定した前記貯氷量がある状態で電源がOFFされた場合、所定の警報動作を実行することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5の氷ディスペンサ。
  7. 前記制御装置は、推定した前記貯氷量がある状態で所定時間以上氷の抽出が無かった場合、所定の警報動作を実行することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6の氷ディスペンサ。
  8. 前記外気温度に基づく指標は前記コンデンサの温度であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7の氷ディスペンサ。
  9. 前記貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、前記制御装置は、前記貯氷センサの満氷検知に基づき、推定した前記貯氷量をリセットすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8の氷ディスペンサ。
  10. 前記貯氷庫は、該貯氷庫内の満氷を検知する貯氷センサを備え、前記制御装置は、前記オーガ式製氷機において所定時間連続して製氷を行ったにも拘わらず前記貯氷センサが満氷を検知しない場合、所定の警報動作を実行することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9の氷ディスペンサ。
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