JP3670760B2 - オーガ式製氷機 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/04Level of water

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷片(チップアイス)を連続的に製造するオーガ式製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種オーガ式製氷機は、例えば特公平7−65834号公報(F25C1/14)に開示される如く、冷却パイプ(冷却器)を外面に設けた冷凍ケーシング(以下、冷却円筒と称す。)内にオーガを挿入し、冷却円筒内にはフロートタンク(以下、貯水タンクと称す。)から給水ホース(以下、給水管と称す。)を介して製氷用の水を供給すると共に、モータによってオーガを回転駆動して前記冷却円筒の内壁に生成した氷を削取しつつ上方に移送し、圧縮することによって連続的に氷片を生成するよう構成されている。
【0003】
また、貯水タンクにはその満水位と低水位を検知するフロート式の満水位スイッチと低水位スイッチが設けられ、低水位にて給水弁を開き、貯水タンクに製氷用水(水道水)を供給すると共に、満水位にて給水弁を閉じ、給水を停止することによって、常時貯水タンク内の水位を満水位と低水位間に維持するようにしていた。
【0004】
一方、係る製氷用水(水道水)にはカルシウムやマグネシウムなどの不純物が含まれており、製氷運転の継続によりそれらが水垢となって徐々に冷却円筒内壁に析出してくる。冷却円筒内壁にこのような水垢が付着すると、オーガやモータ、軸受など(製氷部)に加わる負荷が増大し、異常音が発生すると共に、最終的には故障に至る問題があった。
【0005】
そこで、従来では前記冷却円筒内下部に排水弁が介設された排水管を連通接続し、排水弁を定期的に開放して冷却円筒内の水を排出すると共に、貯水タンクから給水管を介して新たな製氷用水を冷却円筒内に供給することによって、冷却円筒内の洗浄を行うように構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、排水弁の制御系や排水弁自体に故障が生じ、或いは、排水管の外れや、製氷部のシール不良などにより、異常な排水或いは水漏れが発生すると、前記貯水タンク内の水位が急速に低下するため、貯水タンクには頻繁に或いは常時製氷用水が供給されるようになる。
【0007】
一方、冷却円筒への一定時間当たりの給水量は、排水量よりも通常多く設定されているから、冷却円筒内の製氷用水は一応確保される。従って、製氷は継続されるものの、使用者は水道料金の請求が来る時点まで係る異常に気づくことができず、それまでの間無駄な水の消費が継続されると云う問題が発生していた。
【0008】
また、上記満水位スイッチや低水位スイッチにフロートの動作不良や接点不良などの異常が発生した場合、給水弁が開放されずに製氷運転が継続されて渇水状態に陥るか、或いは、給水弁が開放されたままとなってやはり無駄な水の消費が継続されてしまうようになる問題があった。
【0009】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、各部の異常を的確に把握して警報し、安定的な製氷運転を実現することができるオーガ式製氷機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のオーガ式製氷機は、外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、製氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへの給水を制御する給水弁と、貯水タンクから冷却円筒内に給水するための給水管と、冷却円筒内の製氷用水を排出する排水管と、この排水管からの排水を制御する排水弁と、冷却円筒内に同心的に挿入されたオーガとを備え、冷却円筒の内壁に生成した氷をオーガにより削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成するものであって、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを備えており、制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満水位を検出しており、且つ、低水位スイッチが低水位を検出しない場合は、警報手段により排水系異常を警報し、運転を継続するものである。
【0011】
請求項1の発明によれば、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満水位を検出しており、且つ、低水位スイッチが低水位を検出しない場合は、警報手段により排水系異常を警報し、運転を継続するように構成したので、排水弁や排水管などの排水系に故障が発生し、冷却円筒内の製氷用水を廃棄できない場合に、警報手段によって係る排水系の異常を警報することが可能となる。
【0012】
従って、使用者に排水系異常の発生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定した製氷運転を実現できるようになると共に、係る場合にも運転は継続するので、氷は確実に製造することが可能となる。従って、営業に支障を生じる不都合を回避することができるようになり、利便性に富んだ製氷機とすることができるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。図1は本発明のオーガ式製氷機IMの縦断側面図、図2は本発明のオーガ式製氷機IMの電気回路図、図3はオーガ式製氷機IMの基本動作のタイミングチャート、図4乃至図6は本発明のオーガ製氷機IMのコントロール基板Kのマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【0024】
オーガ式製氷機IMは、断熱箱体に構成された貯氷庫(図示せず)を備え、この貯氷庫内に製氷された氷を貯氷するもので、例えばレストランなどにおいて単に製氷機として用いられる他、自動販売機等にも搭載されるものである。
【0025】
このオーガ式製氷機IMは、製氷用水から氷を生成するための冷却器2を備えた製氷部1と、この製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器3、コンプレッサ4、及び、膨張弁5、デハイドレータ6とを冷媒配管にて順次接続して冷却装置を構成している。尚、7は前記凝縮器3を空冷するためのコンデンシングファンである。
【0026】
また、前記製氷部1に製氷用水(水道水)を供給するために、水道管8に給水弁WV2を介して接続され、水道水を貯溜する貯水タンク(シスターン)9が設けられており、この貯水タンク9には、オーバーフロー管10が接続されている。更に、この貯水タンク9内にはその満水位を検出するための検知手段としてのフロートスイッチから成る満水位スイッチ22と低水位スイッチ23がそれぞれ設けられている。
【0027】
また、貯水タンク9に貯溜された製氷用水は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水は排水管13にて排水される。この排水管13は前記オーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されている。
【0028】
一方、前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ(回転刃)16を同心的且つ回転可能に挿入し、前記冷却円筒15の外壁にはパイプ状の前記冷却器2を螺旋状に密着巻付して構成されている。尚、これら冷却円筒15と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上を目的としてハンダが注入される。
【0029】
また、前記オーガ16は下部を下部軸受け17にて、上部を氷圧縮経路を構成する上部軸受け18にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧縮された氷は、その上部に設けられている氷導出部19(シューター)から図示しない貯氷庫に導出される。
【0030】
前記給水管12と排水管13は冷却円筒15の下部においてその内部にそれぞれ連通すると共に、これらの下方における冷却円筒15の下部には、更にオーガ16を回転駆動するためのオーガモータ45(後述)を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続されている。
【0031】
次に、図2を参照してオーガ式製氷機IMの電気回路を説明する。図2において、Kはリミットセンサ30、凝縮器3の温度を検知する凝縮器センサ31、冷却器2の温度を検知する冷却器センサ32、前記貯氷庫内の貯氷量を検知する貯氷センサ33が接続されたコントロール基板であり、汎用のマイクロコンピュータ(制御手段)から構成され、基板用トランス34から電源を得ている。
【0032】
また、前記コントロール基板Kには、各センサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示基板36、高圧スイッチ37、及び、前記満水位スイッチ22、低水位スイッチ23が接続されている。
【0033】
38は運転操作スイッチで、オーガ式製氷機IMの動作を開始するものである。そして、運転操作スイッチ38には、前記コンプレッサ4のコンプレッサモータ39をON−OFFするコンプレッサ用リレー接点40、始動コンデンサ41、及び、運転コンデンサ42、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサモータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されている。
【0034】
更に、コンプレッサモータ始動リレー43とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との間から前記コントロール基板Kに接続している。
【0035】
また、前記コントロール基板Kには、前記オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続されたリレーR4と、コンデンシングファンモータ56及びコンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッサ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー接点40をON−OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45のオーバーロードリレーである。
【0036】
また、前記操作基板35には、モード切換スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ50、排水スイッチ51、排水ランプ52がそれぞれ設けられている。尚、コントロール基板Kのマイクロコンピュータはその機能として後述する各種タイマを備えている。
【0037】
更に、表示基板36は、点検ランプ53、停止ランプ54を備えると共に、温度表示やコード表示を行うための7セグメントLED表示式表示器55を備えている。尚、点検ランプ53は他にブザー等で構成しても良い。
【0038】
上述した構造において、次に、本発明のオーガ式製氷機IMの基本動作を図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0039】
最初の初回洗浄工程では、低水位スイッチ23がON(低水位を検出している状態)となっており、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2及び排水弁WV1を開き、冷却円筒15内に給水すると共に排水を行う。
【0040】
尚、初回洗浄工程と製氷工程においては、マイクロコンピュータは排水弁WV1を1時間毎に30秒間開く排水動作を実行する。それによって、冷却円筒15内の製氷水を廃棄し、冷却円筒15内の洗浄を行う。従って、この初回洗浄工程においても排水弁WV1を30秒開く。
【0041】
また、給水弁WV2は排水弁WV1が閉じた後も開としており、この初回洗浄工程で満水位スイッチ22がON(満水位を検出している状態)されるまで給水される。尚、この給水管12からの一定時間当たりの給水量は、排水管13による一定時間当たりの排水量より水量が多くなるよう設定されており、そのため、排水弁WV1が開であっても、給水弁WV2を開いていると、所定時間経過後、低水位スイッチ23はOFF(低水位を検出しない状態)となる。
【0042】
係る初回洗浄工程開始と同時に、オーガモータ45へ通電され、オーガ16が回転駆動される。
【0043】
また、満水位スイッチ22がONすると、続いて製氷工程に入り、給水弁WV2をOFF(閉)し、コンプレッサ4(コンプレッサモータ39)及びファンモータ56をONして製氷を行う。
【0044】
この製氷工程においては、オーガ16により冷却円筒15の内壁に生成した氷を削取しつつ上方に移送し、上部軸受け18の氷圧縮経路にて圧縮することによって、連続的に氷片を生成する。生成された氷片はその上部に設けられている氷導出部19(シューター)から図示しない貯氷庫に導出され、蓄えられる。
【0045】
係る製氷工程で、貯水タンク9内の製氷用水が低下して行って所定の低水位となると、低水位スイッチ23がONし、コントロール基板Kのマイクロコンピュータにより給水弁WV2がON(開)されて給水が開始され、満水位スイッチ22がONすると給水弁WV2がOFF(閉)される。
【0046】
この製氷、給水の動作を繰り返し、貯氷センサ33は満氷を検知すると、30秒間経過後、コントロール基板Kのマイクロコンピュータはコンプレッサ4及びファンモータ56をOFFし、その90秒間経過後、オーガモータ45をOFFし、製氷工程(製氷動作)を停止する。
【0047】
次いで貯氷工程に入り、貯氷センサ33が満氷検知しなくなってから150秒後にコントロール基板Kのマイクロコンピュータは製氷開始と判断し、オーガモータ45をON、排水弁WV1を開とする。ここでは、一度排水しているため、低水位スイッチ23がONとなる。この低水位スイッチ23がONとなると同時に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2を開とし、満水位スイッチ22が満水検知(ON)するまで給水を継続する。
【0048】
満水位スイッチ22がONすると、再び製氷工程に移行し、コンプレッサ4(コンプレッサモータ39)及びファンモータ56をONとして製氷を再開する。
【0049】
次に、図4のフローチャートを参照しながら、請求項1の発明に係るコントロール基板Kのマイクロコンピュータによる排水異常検出動作を説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、製氷工程において前述の一時間が経過すると、満水位スイッチ22がONしているか否か判断し(ステップS1)、ONしていれば上述の如く給水弁WV2を閉じる(ステップS2)。
【0050】
また、満水位スイッチ22がOFFしている場合には、今度は低水位スイッチ23がONしているか否か判断し(ステップS10)、ONしている場合には前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を行う(ステップS11)。
【0051】
一方、ステップS2で給水弁WV2を閉じた後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコンピュータはその機能として有する30秒タイマをクリアする(ステップS3)。そして、マイクロコンピュータは排水弁WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水の廃棄を開始すると共に(ステップS4)、ステップS5で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して当該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するのを待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイクロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS6)。
【0052】
次に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、係る排水動作が終了した後、満水位スイッチ22がONしているか否か判断し、OFFしている場合にはステップS1に戻る。一方、満水位スイッチ22がONしている場合には、次に低水位スイッチ23がOFFしているか否か判断し(ステップS8)、ONしている場合にはステップS1に戻るが、OFFしている場合には表示基板36の点検ランプ53を点灯させると共に、表示器55にて排水関係異常の旨の所定のコード表示を行う(ステップS9)。
【0053】
マイクロコンピュータが排水弁WV1を開放する制御を行ったにも拘わらず、貯水タンク9の満水位スイッチ22がONしたままで、低水位スイッチ23もOFFである場合には、排水弁WV1或いは排水管13などに故障が発生し、冷却円筒15からの排水が行われない状況と考えられるが、本発明では係る場合に上述の如く排水関係の異常発生の旨、警報できるので、使用者に係る排水関係の異常発生を迅速に報知し、対処させることが可能となる。また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは係る警報を行った後にも、ステップS1に戻って引き続き上記製氷運転を継続するので、営業に支障を生じることも無くなる。
【0054】
尚、前述の如く冷却円筒15への一定時間当たりの給水量は、冷却円筒16からの一定時間当たりの排水量よりも多く設定されているので、製氷用水は確保されており、製氷運転に支障は生じない。また、点検修理を行う場合には、運転操作スイッチ38にてオーガ式製氷機IMを停止させれば良い。
【0055】
次に、図5のフローチャートを参照しながら、請求項2及び請求項3の発明に係るコントロール基板Kのマイクロコンピュータによる満水位異常検出動作を説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、製氷工程において前述の一時間が経過すると、先ず、満水位異常が発生しているか否かフラグのセット・クリアにより判断し(ステップS12)、発生していなければ、次に満水位スイッチ22がONしているか否か判断し(ステップS13)、ONしていれば上述の如く給水弁WV2を閉じる(ステップS14)。
【0056】
また、満水位スイッチ22がOFFしている場合には、今度は低水位スイッチ23がONしているか否か判断し(ステップS22)、ONしている場合には前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を行う(ステップS23)。
【0057】
一方、ステップS14で給水弁WV2を閉じた後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは前述同様に30秒タイマをクリアする(ステップS15)。そして、マイクロコンピュータは排水弁WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水の廃棄を開始すると共に(ステップS16)、ステップS17で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して当該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するのを待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイクロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS18)。
【0058】
次に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、係る排水動作が終了した後、満水位スイッチ22がONしているか否か判断し、OFFしている場合にはステップS12に戻る。一方、満水位スイッチ22がONしている場合には、次に低水位スイッチ23がOFFからONに変化したか否か判断し(ステップS20)、変化していない場合にはステップS12に戻るが、変化している場合には前記満水位異常が発生している旨のフラグをセットし、表示基板36の点検ランプ53を点灯させると共に、表示器55にて満水位スイッチ異常の旨の所定のコード表示を行う(ステップS21)。
【0059】
マイクロコンピュータが排水弁WV1を開放したにも拘わらず、貯水タンク9の満水位スイッチ22がONしたままで、低水位スイッチ23がOFFからONに変化した場合には、満水位スイッチ22に故障が発生し、ONしたままとなっている状況と考えられるが、本発明では係る場合に上述の如く満水位スイッチの異常発生の旨、警報できるので、使用者に係る満水位スイッチ22の異常発生を迅速に報知し、対処させることが可能となる。
【0060】
また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは係る警報を行った後は、ステップS12に戻るが、この時点では満水位異常が発生しているので(フラグセット)、マイクロコンピュータは今度は低水位スイッチ23がONしたか否か判断する(ステップS24)。そして、低水位スイッチ23がONしている場合には、給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を開始すると共に(ステップS25)、所定時間給水フラグをクリアし(ステップS26)、次にマイクロコンピュータが機能として有する所定給水タイマをカウント(+1)して(ステップS27)、当該所定給水タイマのカウントが所定給水時間に達したか否か判断する(ステップS28)。
【0061】
この所定給水時間は、貯水タンク9に給水を行って通常の場合に低水位から満水位に達するまでの時間よりも長い時間(例えば30秒以下の値)に設定されており、この時間が経過していない場合にはステップS12に戻る。
【0062】
係る給水の開始により低水位スイッチ23がOFFした場合でも、マイクロコンピュータはステップS24からステップS32に進み、所定時間給水フラグがセット(H)か否か判断してステップS27に進むので、給水とカウントは継続される。
【0063】
そして、前記所定給水時間が経過すると、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2を閉じ(ステップS29)、所定給水タイマをクリアすると共に(ステップS30)、所定時間給水フラグをセットする(ステップS31)。以後はステップS24からステップS25に進み、ステップS12に戻るようになる。そして、製氷運転によって貯水タンク9内の水位が低下し、低水位スイッチ23が再びONしたら、ステップS24からステップS25に進んで、上述の如き低水位スイッチ23による給水制御を実行する。
【0064】
このように、満水位スイッチ異常を警報した場合、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは低水位スイッチ23がONした時点から所定時間給水弁WV2を開放する制御を実行するので、満水位スイッチ22に故障を来した場合にも、低水位スイッチ23の検出動作に基づいて応急的に貯水タンク9への給水制御を実行し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従って、営業に支障を生じる不都合を回避することができるようになる。
【0065】
次に、図6のフローチャートを参照しながら、請求項4及び請求項5の発明に係るコントロール基板Kのマイクロコンピュータによる低水位異常検出動作を説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、製氷工程において前述の一時間が経過すると、先ず、低水位異常が発生しているか否かフラグのセット・クリアにより判断し(ステップS33)、発生していなければ、次に満水位スイッチ22がONしているか否か判断し(ステップS34)、ONしていれば上述の如く給水弁WV2を閉じる(ステップS35)。
【0066】
また、満水位スイッチ22がOFFしている場合には、今度は低水位スイッチ23がONしているか否か判断し(ステップS44)、ONしている場合には前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を行う(ステップS45)。
【0067】
一方、ステップS35で給水弁WV2を閉じた後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは前述同様に30秒タイマをクリアする(ステップS36)。そして、マイクロコンピュータは排水弁WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水の廃棄を開始すると共に(ステップS37)、ステップS38で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して当該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するのを待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイクロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS39)。
【0068】
次に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは、係る排水動作が終了した後、低水位スイッチ23がOFFしているか否か判断し、ONしている場合にはステップS33に戻る。一方、低水位スイッチ23がOFFしている場合には、次に満水位スイッチ22がONからOFFに変化したか否か判断し(ステップS41)、変化していない場合にはステップS33に戻るが、変化している場合には前記低水位異常が発生している旨のフラグをセットし、表示基板36の点検ランプ53を点灯させると共に、表示器55にて低水位スイッチ異常の旨の所定のコード表示を行う(ステップS42)。
【0069】
マイクロコンピュータが排水弁WV1を開放したにも拘わらず、貯水タンク9の低水位スイッチ23がOFFしたままで、満水位スイッチ22がONからOFFに変化した場合には、低水位スイッチ23に故障が発生し、OFFしたままとなっている状況と考えられるが、本発明では係る場合に上述の如く低水位スイッチの異常発生の旨、警報できるので、使用者に係る低水位スイッチ23の異常発生を迅速に報知し、対処させることが可能となる。
【0070】
また、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは係る警報を行った後は、給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を開始した後(ステップS43)、ステップS33に戻るが、この時点では低水位異常が発生しているので(フラグセット)、マイクロコンピュータは今度は満水位スイッチ22がONしたか否か判断する(ステップS46)。そして、満水位スイッチ22がONした場合には、給水弁WV2を閉じると共に(ステップS47)、次にマイクロコンピュータが機能として有する所定製氷タイマをクリアして(ステップS48)、ステップS33に戻る。
【0071】
その後、製氷運転が継続されて貯水タンク9内の水位が低下し、満水位スイッチ22がONからOFFに変化すると、マイクロコンピュータはステップS46からステップS49に進んで前記所定製氷タイマをカウント(+1)し、次に当該所定製氷タイマのカウントが所定製氷時間に達したか否か判断する(ステップS50)。
【0072】
この所定製氷時間は、通常の製氷運転により貯水タンク9内の水位が満水位から低水位に低下するまでの時間よりも短い時間(例えば2分以下の値)に設定されており、この時間が経過していない場合にはステップS33に戻る。尚、この所定製氷時間を凝縮器3の温度に応じて変化(温度が高い場合には長く、温度が低い場合には短くするなど)させれば、貯水タンク9の水位が低水位より低下することを防止しつつ、給水弁WV2の開閉回数を削減させて耐久性の向上を図ることが可能となる。
【0073】
そして、前記所定製氷時間が経過すると、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を開始する(ステップS51)。そして、貯水タンク9内の水位が上昇し、満水位スイッチ22が再びONしたら、ステップS46からステップS47に進んで、給水弁WV2を閉じると云う満水位スイッチ22による給水制御を実行する。
【0074】
このように、低水位スイッチ異常を警報した場合、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは満水位スイッチ22の出力が変化した時点から所定時間経過した後に給水弁WV2を開放する制御を実行するので、低水位スイッチ23に故障を来した場合にも、満水位スイッチ22の検出動作に基づいて応急的に貯水タンク9への給水制御を実行し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従って、営業に支障を生じる不都合を回避することができるようになる。
【0075】
特に、以上の各動作において、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは表示器55にて異常の種類をコード表示するので、修理の際に迅速且つ的確な処置を施すことが可能となる。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述した如く請求項1の発明によれば、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満水位を検出しており、且つ、低水位スイッチが低水位を検出しない場合は、警報手段により排水系異常を警報し、運転を継続するように構成したので、排水弁や排水管などの排水系に故障が発生し、冷却円筒内の製氷用水を廃棄できない場合に、警報手段によって係る排水系の異常を警報することが可能となる。
【0077】
従って、使用者に排水系異常の発生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定した製氷運転を実現できるようになると共に、係る場合にも運転は継続するので、氷は確実に製造することが可能となる。従って、営業に支障を生じる不都合を回避することができるようになり、利便性に富んだ製氷機とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーガ式製氷機の縦断側面図である。
【図2】本発明のオーガ式製氷機の電気回路図である。
【図3】本発明のオーガ式製氷機の基本動作のタイミングチャートである。
【図4】本発明のオーガ式製氷機のコントロール基板のマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【図5】同じく本発明のオーガ式製氷機のコントロール基板のマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【図6】同じく本発明のオーガ式製氷機のコントロール基板のマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
IM オーガ式製氷機
K コントロール基板
WV1 排水弁
WV2 給水弁
1 製氷部
2 冷却器
9 貯水タンク
12 給水管
13 排水管
15 冷却円筒
16 オーガ
22 満水位スイッチ
23 低水位スイッチ

Claims (1)

  1. 外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、製氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへの給水を制御する給水弁と、前記貯水タンクから前記冷却円筒内に給水するための給水管と、前記冷却円筒内の製氷用水を排出する排水管と、この排水管からの排水を制御する排水弁と、前記冷却円筒内に同心的に挿入されたオーガとを備え、前記冷却円筒の内壁に生成した氷を前記オーガにより削取し、上方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成するオーガ式製氷機において、
    前記貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチと、前記貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検出動作に基づき、前記低水位にて前記給水弁を開くと共に、前記満水位にて前記給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを備え、前記制御手段は前記排水弁を開いたときに、前記満水位スイッチが前記満水位を検出しており、且つ、前記低水位スイッチが前記低水位を検出しない場合は、前記警報手段により排水系異常を警報し、運転を継続することを特徴とするオーガ式製氷機。
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