JPH09329376A - オーガ式製氷機 - Google Patents

オーガ式製氷機

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JPH09329376A
JPH09329376A JP8145887A JP14588796A JPH09329376A JP H09329376 A JPH09329376 A JP H09329376A JP 8145887 A JP8145887 A JP 8145887A JP 14588796 A JP14588796 A JP 14588796A JP H09329376 A JPH09329376 A JP H09329376A
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和弘 高橋
Hideyuki Katayanagi
英幸 片柳
Masakazu Kurihara
正和 栗原
Mitsuyoshi Nakamura
光良 中村
Kotaro Takahashi
孝太郎 高橋
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/04Level of water

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各部の異常を的確に把握して警報し、安定的
な運転を実現できるオーガ式製氷機を提供する。 【解決手段】 オーガ式製氷機IMは外壁に冷却器2が
設けられた冷却円筒15と、製氷用水貯水タンク9とこ
の貯水タンク9への給水制御弁WV2と、タンク9から
冷却円筒への給水管12と、冷却円筒15内の製氷用水
排出管13と、排水制御弁WV1と、冷却円筒15内に
同心的に挿入されたオーガ16とを備え、円筒15内に
生成した氷をオーガ16で削取し、上方に移送して圧縮
することにより連続的に氷片を生成し、タンク9内の満
水位スイッチ22と、低水位スイッチ23と、これらス
イッチの検出動作に基づき、低水位にて給水弁WV2を
開き、満水位で給水弁WV2を閉じる制御手段と警報手
段を備え、制御手段は排水弁WV2を開いたときに、満
水位スイッチ22が満水位を検出し、且つ低水位スイッ
チが低水位を検出しないとき警報し運転を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷片(チップアイ
ス)を連続的に製造するオーガ式製氷機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種オーガ式製氷機は、例え
ば特公平7−65834号公報(F25C1/14)に
開示される如く、冷却パイプ(冷却器)を外面に設けた
冷凍ケーシング(以下、冷却円筒と称す。)内にオーガ
を挿入し、冷却円筒内にはフロートタンク(以下、貯水
タンクと称す。)から給水ホース(以下、給水管と称
す。)を介して製氷用の水を供給すると共に、モータに
よってオーガを回転駆動して前記冷却円筒の内壁に生成
した氷を削取しつつ上方に移送し、圧縮することによっ
て連続的に氷片を生成するよう構成されている。
【0003】また、貯水タンクにはその満水位と低水位
を検知するフロート式の満水位スイッチと低水位スイッ
チが設けられ、低水位にて給水弁を開き、貯水タンクに
製氷用水(水道水)を供給すると共に、満水位にて給水
弁を閉じ、給水を停止することによって、常時貯水タン
ク内の水位を満水位と低水位間に維持するようにしてい
た。
【0004】一方、係る製氷用水(水道水)にはカルシ
ウムやマグネシウムなどの不純物が含まれており、製氷
運転の継続によりそれらが水垢となって徐々に冷却円筒
内壁に析出してくる。冷却円筒内壁にこのような水垢が
付着すると、オーガやモータ、軸受など(製氷部)に加
わる負荷が増大し、異常音が発生すると共に、最終的に
は故障に至る問題があった。
【0005】そこで、従来では前記冷却円筒内下部に排
水弁が介設された排水管を連通接続し、排水弁を定期的
に開放して冷却円筒内の水を排出すると共に、貯水タン
クから給水管を介して新たな製氷用水を冷却円筒内に供
給することによって、冷却円筒内の洗浄を行うように構
成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排水弁
の制御系や排水弁自体に故障が生じ、或いは、排水管の
外れや、製氷部のシール不良などにより、異常な排水或
いは水漏れが発生すると、前記貯水タンク内の水位が急
速に低下するため、貯水タンクには頻繁に或いは常時製
氷用水が供給されるようになる。
【0007】一方、冷却円筒への一定時間当たりの給水
量は、排水量よりも通常多く設定されているから、冷却
円筒内の製氷用水は一応確保される。従って、製氷は継
続されるものの、使用者は水道料金の請求が来る時点ま
で係る異常に気づくことができず、それまでの間無駄な
水の消費が継続されると云う問題が発生していた。
【0008】また、上記満水位スイッチや低水位スイッ
チにフロートの動作不良や接点不良などの異常が発生し
た場合、給水弁が開放されずに製氷運転が継続されて渇
水状態に陥るか、或いは、給水弁が開放されたままとな
ってやはり無駄な水の消費が継続されてしまうようにな
る問題があった。
【0009】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、各部の異常を的確に把握
して警報し、安定的な製氷運転を実現することができる
オーガ式製氷機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のオーガ
式製氷機は、外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、製
氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへの
給水を制御する給水弁と、貯水タンクから冷却円筒内に
給水するための給水管と、冷却円筒内の製氷用水を排出
する排水管と、この排水管からの排水を制御する排水弁
と、冷却円筒内に同心的に挿入されたオーガとを備え、
冷却円筒の内壁に生成した氷をオーガにより削取し、上
方に移送して圧縮することにより、連続的に氷片を生成
するものであって、貯水タンク内の満水位を検出する満
水位スイッチと、貯水タンク内の低水位を検出する低水
位スイッチと、これらスイッチの検出動作に基づき、低
水位にて給水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じ
る制御手段と、警報手段とを備えており、制御手段は排
水弁を開いたときに、満水位スイッチが満水位を検出し
ており、且つ、低水位スイッチが低水位を検出しない場
合は、警報手段により排水系異常を警報し、運転を継続
するものである。
【0011】請求項1の発明によれば、貯水タンク内の
満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低
水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検
出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水
位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、
制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満
水位を検出しており、且つ、低水位スイッチが低水位を
検出しない場合は、警報手段により排水系異常を警報
し、運転を継続するように構成したので、排水弁や排水
管などの排水系に故障が発生し、冷却円筒内の製氷用水
を廃棄できない場合に、警報手段によって係る排水系の
異常を警報することが可能となる。
【0012】従って、使用者に排水系異常の発生を迅速
に報知して対処させることが可能となり、安定した製氷
運転を実現できるようになると共に、係る場合にも運転
は継続するので、氷は確実に製造することが可能とな
る。従って、営業に支障を生じる不都合を回避すること
ができるようになり、利便性に富んだ製氷機とすること
ができるものである。
【0013】請求項2の発明のオーガ式製氷機は、外壁
に冷却器が設けられた冷却円筒と、製氷用水が貯留され
る貯水タンクと、この貯水タンクへの給水を制御する給
水弁と、貯水タンクから冷却円筒内に給水するための給
水管と、冷却円筒内の製氷用水を排出する排水管と、こ
の排水管からの排水を制御する排水弁と、冷却円筒内に
同心的に挿入されたオーガとを備え、冷却円筒の内壁に
生成した氷をオーガにより削取し、上方に移送して圧縮
することにより、連続的に氷片を生成するものであっ
て、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
と、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチ
と、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給
水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段
と、警報手段とを備えており、制御手段は排水弁を開い
たときに、満水位スイッチが満水位を検出しており、且
つ、低水位スイッチの出力が変化した場合は、警報手段
により満水位スイッチ異常を警報するものである。
【0014】請求項2の発明によれば、貯水タンク内の
満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低
水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検
出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水
位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、
制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満
水位を検出しており、且つ、低水位スイッチの出力が変
化した場合は、警報手段により満水位スイッチ異常を警
報するように構成したので、満水位スイッチに故障が生
じ、排水弁の開放により冷却円筒に給水されて貯水タン
ク内の水位が低下したにも拘わらず、継続して満水位を
検出する状況に陥った場合に、警報手段によって係る満
水位スイッチの異常を警報することが可能となる。
【0015】従って、使用者に満水位スイッチ異常の発
生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定
した製氷運転を実現できるようになるものである。
【0016】また、請求項3の発明のオーガ式製氷機は
上記において制御手段は、満水位スイッチ異常を警報し
た場合、低水位スイッチが低水位を検出した時点から所
定時間給水弁を開放する制御を実行するものである。
【0017】請求項3の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、満水位スイッチ異常を警報した場合、低水位
スイッチが低水位を検出した時点から所定時間給水弁を
開放する制御を実行するようにしたので、満水位スイッ
チに故障を来した場合にも、低水位スイッチの検出動作
に基づいて応急的に貯水タンクへの給水制御を実行し、
氷を確実に製造し続けることが可能となる。従って、営
業に支障を生じる不都合を回避することができるように
なり、利便性に富んだ製氷機とすることができるもので
ある。
【0018】請求項4の発明のオーガ式製氷機は、外壁
に冷却器が設けられた冷却円筒と、製氷用水が貯留され
る貯水タンクと、この貯水タンクへの給水を制御する給
水弁と、貯水タンクから冷却円筒内に給水するための給
水管と、冷却円筒内の製氷用水を排出する排水管と、こ
の排水管からの排水を制御する排水弁と、冷却円筒内に
同心的に挿入されたオーガとを備え、冷却円筒の内壁に
生成した氷をオーガにより削取し、上方に移送して圧縮
することにより、連続的に氷片を生成するものであっ
て、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
と、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチ
と、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給
水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段
と、警報手段とを備えており、制御手段は排水弁を開い
たときに、満水位スイッチの出力が変化し、且つ、低水
位スイッチが低水位を検出しない場合は、警報手段によ
り低水位スイッチ異常を警報するものである。
【0019】請求項4の発明によれば、貯水タンク内の
満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低
水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検
出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水
位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、
制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチの出
力が変化し、且つ、低水位スイッチが低水位を検出しな
い場合は、警報手段により低水位スイッチ異常を警報す
るように構成したので、低水位スイッチに故障が生じ、
排水弁の開放により冷却円筒に給水されて貯水タンク内
の水位が低下したにも拘わらず、低水位を検出できない
状況に陥った場合に、警報手段によって係る低水位スイ
ッチの異常を警報することが可能となる。
【0020】従って、使用者に低水位スイッチ異常の発
生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定
した製氷運転を実現できるようになるものである。
【0021】また、請求項5の発明のオーガ式製氷機
は、上記において制御手段は、低水位スイッチ異常を警
報した場合、満水位スイッチの出力が変化した後、所定
時間経過した時点で給水弁を開放する制御を実行するも
のである。
【0022】請求項5の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、低水位スイッチ異常を警報した場合、満水位
スイッチの出力が変化した後、所定時間経過した時点で
給水弁を開放する制御を実行するようにしたので、低水
位スイッチに故障を来した場合にも、満水位スイッチの
検出動作に基づいて応急的に貯水タンクへの給水制御を
実行し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従
って、営業に支障を生じる不都合を回避することができ
るようになり、利便性に富んだ製氷機とすることができ
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳述する。図1は本発明のオーガ式製氷機IMの
縦断側面図、図2は本発明のオーガ式製氷機IMの電気
回路図、図3はオーガ式製氷機IMの基本動作のタイミ
ングチャート、図4乃至図6は本発明のオーガ製氷機I
Mのコントロール基板Kのマイクロコンピュータのプロ
グラムを示すフローチャートである。
【0024】オーガ式製氷機IMは、断熱箱体に構成さ
れた貯氷庫(図示せず)を備え、この貯氷庫内に製氷さ
れた氷を貯氷するもので、例えばレストランなどにおい
て単に製氷機として用いられる他、自動販売機等にも搭
載されるものである。
【0025】このオーガ式製氷機IMは、製氷用水から
氷を生成するための冷却器2を備えた製氷部1と、この
製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮
器3、コンプレッサ4、及び、膨張弁5、デハイドレー
タ6とを冷媒配管にて順次接続して冷却装置を構成して
いる。尚、7は前記凝縮器3を空冷するためのコンデン
シングファンである。
【0026】また、前記製氷部1に製氷用水(水道水)
を供給するために、水道管8に給水弁WV2を介して接
続され、水道水を貯溜する貯水タンク(シスターン)9
が設けられており、この貯水タンク9には、オーバーフ
ロー管10が接続されている。更に、この貯水タンク9
内にはその満水位を検出するための検知手段としてのフ
ロートスイッチから成る満水位スイッチ22と低水位ス
イッチ23がそれぞれ設けられている。
【0027】また、貯水タンク9に貯溜された製氷用水
は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水
は排水管13にて排水される。この排水管13は前記オ
ーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されて
いる。
【0028】一方、前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒
状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ
(回転刃)16を同心的且つ回転可能に挿入し、前記冷
却円筒15の外壁にはパイプ状の前記冷却器2を螺旋状
に密着巻付して構成されている。尚、これら冷却円筒1
5と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向
上を目的としてハンダが注入される。
【0029】また、前記オーガ16は下部を下部軸受け
17にて、上部を氷圧縮経路を構成する上部軸受け18
にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧
縮された氷は、その上部に設けられている氷導出部19
(シューター)から図示しない貯氷庫に導出される。
【0030】前記給水管12と排水管13は冷却円筒1
5の下部においてその内部にそれぞれ連通すると共に、
これらの下方における冷却円筒15の下部には、更にオ
ーガ16を回転駆動するためのオーガモータ45(後
述)を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続
されている。
【0031】次に、図2を参照してオーガ式製氷機IM
の電気回路を説明する。図2において、Kはリミットセ
ンサ30、凝縮器3の温度を検知する凝縮器センサ3
1、冷却器2の温度を検知する冷却器センサ32、前記
貯氷庫内の貯氷量を検知する貯氷センサ33が接続され
たコントロール基板であり、汎用のマイクロコンピュー
タ(制御手段)から構成され、基板用トランス34から
電源を得ている。
【0032】また、前記コントロール基板Kには、各セ
ンサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示
基板36、高圧スイッチ37、及び、前記満水位スイッ
チ22、低水位スイッチ23が接続されている。
【0033】38は運転操作スイッチで、オーガ式製氷
機IMの動作を開始するものである。そして、運転操作
スイッチ38には、前記コンプレッサ4のコンプレッサ
モータ39をON−OFFするコンプレッサ用リレー接
点40、始動コンデンサ41、及び、運転コンデンサ4
2、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサ
モータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されて
いる。
【0034】更に、コンプレッサモータ始動リレー43
とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との
間から前記コントロール基板Kに接続している。
【0035】また、前記コントロール基板Kには、前記
オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続された
リレーR4と、コンデンシングファンモータ56及びコ
ンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排
水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に
接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッ
サ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー接点40をO
N−OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45
のオーバーロードリレーである。
【0036】また、前記操作基板35には、モード切換
スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ5
0、排水スイッチ51、排水ランプ52がそれぞれ設け
られている。尚、コントロール基板Kのマイクロコンピ
ュータはその機能として後述する各種タイマを備えてい
る。
【0037】更に、表示基板36は、点検ランプ53、
停止ランプ54を備えると共に、温度表示やコード表示
を行うための7セグメントLED表示式表示器55を備
えている。尚、点検ランプ53は他にブザー等で構成し
ても良い。
【0038】上述した構造において、次に、本発明のオ
ーガ式製氷機IMの基本動作を図3のタイミングチャー
トを参照しながら説明する。
【0039】最初の初回洗浄工程では、低水位スイッチ
23がON(低水位を検出している状態)となってお
り、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水
弁WV2及び排水弁WV1を開き、冷却円筒15内に給
水すると共に排水を行う。
【0040】尚、初回洗浄工程と製氷工程においては、
マイクロコンピュータは排水弁WV1を1時間毎に30
秒間開く排水動作を実行する。それによって、冷却円筒
15内の製氷水を廃棄し、冷却円筒15内の洗浄を行
う。従って、この初回洗浄工程においても排水弁WV1
を30秒開く。
【0041】また、給水弁WV2は排水弁WV1が閉じ
た後も開としており、この初回洗浄工程で満水位スイッ
チ22がON(満水位を検出している状態)されるまで
給水される。尚、この給水管12からの一定時間当たり
の給水量は、排水管13による一定時間当たりの排水量
より水量が多くなるよう設定されており、そのため、排
水弁WV1が開であっても、給水弁WV2を開いている
と、所定時間経過後、低水位スイッチ23はOFF(低
水位を検出しない状態)となる。
【0042】係る初回洗浄工程開始と同時に、オーガモ
ータ45へ通電され、オーガ16が回転駆動される。
【0043】また、満水位スイッチ22がONすると、
続いて製氷工程に入り、給水弁WV2をOFF(閉)
し、コンプレッサ4(コンプレッサモータ39)及びフ
ァンモータ56をONして製氷を行う。
【0044】この製氷工程においては、オーガ16によ
り冷却円筒15の内壁に生成した氷を削取しつつ上方に
移送し、上部軸受け18の氷圧縮経路にて圧縮すること
によって、連続的に氷片を生成する。生成された氷片は
その上部に設けられている氷導出部19(シューター)
から図示しない貯氷庫に導出され、蓄えられる。
【0045】係る製氷工程で、貯水タンク9内の製氷用
水が低下して行って所定の低水位となると、低水位スイ
ッチ23がONし、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータにより給水弁WV2がON(開)されて給水が
開始され、満水位スイッチ22がONすると給水弁WV
2がOFF(閉)される。
【0046】この製氷、給水の動作を繰り返し、貯氷セ
ンサ33は満氷を検知すると、30秒間経過後、コント
ロール基板Kのマイクロコンピュータはコンプレッサ4
及びファンモータ56をOFFし、その90秒間経過
後、オーガモータ45をOFFし、製氷工程(製氷動
作)を停止する。
【0047】次いで貯氷工程に入り、貯氷センサ33が
満氷検知しなくなってから150秒後にコントロール基
板Kのマイクロコンピュータは製氷開始と判断し、オー
ガモータ45をON、排水弁WV1を開とする。ここで
は、一度排水しているため、低水位スイッチ23がON
となる。この低水位スイッチ23がONとなると同時
に、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水
弁WV2を開とし、満水位スイッチ22が満水検知(O
N)するまで給水を継続する。
【0048】満水位スイッチ22がONすると、再び製
氷工程に移行し、コンプレッサ4(コンプレッサモータ
39)及びファンモータ56をONとして製氷を再開す
る。
【0049】次に、図4のフローチャートを参照しなが
ら、請求項1の発明に係るコントロール基板Kのマイク
ロコンピュータによる排水異常検出動作を説明する。コ
ントロール基板Kのマイクロコンピュータは、製氷工程
において前述の一時間が経過すると、満水位スイッチ2
2がONしているか否か判断し(ステップS1)、ON
していれば上述の如く給水弁WV2を閉じる(ステップ
S2)。
【0050】また、満水位スイッチ22がOFFしてい
る場合には、今度は低水位スイッチ23がONしている
か否か判断し(ステップS10)、ONしている場合に
は前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給
水を行う(ステップS11)。
【0051】一方、ステップS2で給水弁WV2を閉じ
た後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコンピ
ュータはその機能として有する30秒タイマをクリアす
る(ステップS3)。そして、マイクロコンピュータは
排水弁WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水
の廃棄を開始すると共に(ステップS4)、ステップS
5で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して
当該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するの
を待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイ
クロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS
6)。
【0052】次に、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは、係る排水動作が終了した後、満水位スイッ
チ22がONしているか否か判断し、OFFしている場
合にはステップS1に戻る。一方、満水位スイッチ22
がONしている場合には、次に低水位スイッチ23がO
FFしているか否か判断し(ステップS8)、ONして
いる場合にはステップS1に戻るが、OFFしている場
合には表示基板36の点検ランプ53を点灯させると共
に、表示器55にて排水関係異常の旨の所定のコード表
示を行う(ステップS9)。
【0053】マイクロコンピュータが排水弁WV1を開
放する制御を行ったにも拘わらず、貯水タンク9の満水
位スイッチ22がONしたままで、低水位スイッチ23
もOFFである場合には、排水弁WV1或いは排水管1
3などに故障が発生し、冷却円筒15からの排水が行わ
れない状況と考えられるが、本発明では係る場合に上述
の如く排水関係の異常発生の旨、警報できるので、使用
者に係る排水関係の異常発生を迅速に報知し、対処させ
ることが可能となる。また、コントロール基板Kのマイ
クロコンピュータは係る警報を行った後にも、ステップ
S1に戻って引き続き上記製氷運転を継続するので、営
業に支障を生じることも無くなる。
【0054】尚、前述の如く冷却円筒15への一定時間
当たりの給水量は、冷却円筒16からの一定時間当たり
の排水量よりも多く設定されているので、製氷用水は確
保されており、製氷運転に支障は生じない。また、点検
修理を行う場合には、運転操作スイッチ38にてオーガ
式製氷機IMを停止させれば良い。
【0055】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、請求項2及び請求項3の発明に係るコントロール基
板Kのマイクロコンピュータによる満水位異常検出動作
を説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュー
タは、製氷工程において前述の一時間が経過すると、先
ず、満水位異常が発生しているか否かフラグのセット・
クリアにより判断し(ステップS12)、発生していな
ければ、次に満水位スイッチ22がONしているか否か
判断し(ステップS13)、ONしていれば上述の如く
給水弁WV2を閉じる(ステップS14)。
【0056】また、満水位スイッチ22がOFFしてい
る場合には、今度は低水位スイッチ23がONしている
か否か判断し(ステップS22)、ONしている場合に
は前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給
水を行う(ステップS23)。
【0057】一方、ステップS14で給水弁WV2を閉
じた後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは前述同様に30秒タイマをクリアする(ステ
ップS15)。そして、マイクロコンピュータは排水弁
WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水の廃棄
を開始すると共に(ステップS16)、ステップS17
で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して当
該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するのを
待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイク
ロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS1
8)。
【0058】次に、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは、係る排水動作が終了した後、満水位スイッ
チ22がONしているか否か判断し、OFFしている場
合にはステップS12に戻る。一方、満水位スイッチ2
2がONしている場合には、次に低水位スイッチ23が
OFFからONに変化したか否か判断し(ステップS2
0)、変化していない場合にはステップS12に戻る
が、変化している場合には前記満水位異常が発生してい
る旨のフラグをセットし、表示基板36の点検ランプ5
3を点灯させると共に、表示器55にて満水位スイッチ
異常の旨の所定のコード表示を行う(ステップS2
1)。
【0059】マイクロコンピュータが排水弁WV1を開
放したにも拘わらず、貯水タンク9の満水位スイッチ2
2がONしたままで、低水位スイッチ23がOFFから
ONに変化した場合には、満水位スイッチ22に故障が
発生し、ONしたままとなっている状況と考えられる
が、本発明では係る場合に上述の如く満水位スイッチの
異常発生の旨、警報できるので、使用者に係る満水位ス
イッチ22の異常発生を迅速に報知し、対処させること
が可能となる。
【0060】また、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは係る警報を行った後は、ステップS12に戻
るが、この時点では満水位異常が発生しているので(フ
ラグセット)、マイクロコンピュータは今度は低水位ス
イッチ23がONしたか否か判断する(ステップS2
4)。そして、低水位スイッチ23がONしている場合
には、給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給水を開
始すると共に(ステップS25)、所定時間給水フラグ
をクリアし(ステップS26)、次にマイクロコンピュ
ータが機能として有する所定給水タイマをカウント(+
1)して(ステップS27)、当該所定給水タイマのカ
ウントが所定給水時間に達したか否か判断する(ステッ
プS28)。
【0061】この所定給水時間は、貯水タンク9に給水
を行って通常の場合に低水位から満水位に達するまでの
時間よりも長い時間(例えば30秒以下の値)に設定さ
れており、この時間が経過していない場合にはステップ
S12に戻る。
【0062】係る給水の開始により低水位スイッチ23
がOFFした場合でも、マイクロコンピュータはステッ
プS24からステップS32に進み、所定時間給水フラ
グがセット(H)か否か判断してステップS27に進む
ので、給水とカウントは継続される。
【0063】そして、前記所定給水時間が経過すると、
コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁W
V2を閉じ(ステップS29)、所定給水タイマをクリ
アすると共に(ステップS30)、所定時間給水フラグ
をセットする(ステップS31)。以後はステップS2
4からステップS25に進み、ステップS12に戻るよ
うになる。そして、製氷運転によって貯水タンク9内の
水位が低下し、低水位スイッチ23が再びONしたら、
ステップS24からステップS25に進んで、上述の如
き低水位スイッチ23による給水制御を実行する。
【0064】このように、満水位スイッチ異常を警報し
た場合、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは
低水位スイッチ23がONした時点から所定時間給水弁
WV2を開放する制御を実行するので、満水位スイッチ
22に故障を来した場合にも、低水位スイッチ23の検
出動作に基づいて応急的に貯水タンク9への給水制御を
実行し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従
って、営業に支障を生じる不都合を回避することができ
るようになる。
【0065】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら、請求項4及び請求項5の発明に係るコントロール基
板Kのマイクロコンピュータによる低水位異常検出動作
を説明する。コントロール基板Kのマイクロコンピュー
タは、製氷工程において前述の一時間が経過すると、先
ず、低水位異常が発生しているか否かフラグのセット・
クリアにより判断し(ステップS33)、発生していな
ければ、次に満水位スイッチ22がONしているか否か
判断し(ステップS34)、ONしていれば上述の如く
給水弁WV2を閉じる(ステップS35)。
【0066】また、満水位スイッチ22がOFFしてい
る場合には、今度は低水位スイッチ23がONしている
か否か判断し(ステップS44)、ONしている場合に
は前述の如く給水弁WV2を開いて貯水タンク9への給
水を行う(ステップS45)。
【0067】一方、ステップS35で給水弁WV2を閉
じた後(OFF)、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは前述同様に30秒タイマをクリアする(ステ
ップS36)。そして、マイクロコンピュータは排水弁
WV1を開き、前述の冷却円筒15内の製氷用水の廃棄
を開始すると共に(ステップS37)、ステップS38
で30秒タイマのカウントを行い、それを繰り返して当
該30秒タイマのカウント開始から30秒経過するのを
待つ。そして、排水開始から30秒経過すると、マイク
ロコンピュータは排水弁WV1を閉じる(ステップS3
9)。
【0068】次に、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは、係る排水動作が終了した後、低水位スイッ
チ23がOFFしているか否か判断し、ONしている場
合にはステップS33に戻る。一方、低水位スイッチ2
3がOFFしている場合には、次に満水位スイッチ22
がONからOFFに変化したか否か判断し(ステップS
41)、変化していない場合にはステップS33に戻る
が、変化している場合には前記低水位異常が発生してい
る旨のフラグをセットし、表示基板36の点検ランプ5
3を点灯させると共に、表示器55にて低水位スイッチ
異常の旨の所定のコード表示を行う(ステップS4
2)。
【0069】マイクロコンピュータが排水弁WV1を開
放したにも拘わらず、貯水タンク9の低水位スイッチ2
3がOFFしたままで、満水位スイッチ22がONから
OFFに変化した場合には、低水位スイッチ23に故障
が発生し、OFFしたままとなっている状況と考えられ
るが、本発明では係る場合に上述の如く低水位スイッチ
の異常発生の旨、警報できるので、使用者に係る低水位
スイッチ23の異常発生を迅速に報知し、対処させるこ
とが可能となる。
【0070】また、コントロール基板Kのマイクロコン
ピュータは係る警報を行った後は、給水弁WV2を開い
て貯水タンク9への給水を開始した後(ステップS4
3)、ステップS33に戻るが、この時点では低水位異
常が発生しているので(フラグセット)、マイクロコン
ピュータは今度は満水位スイッチ22がONしたか否か
判断する(ステップS46)。そして、満水位スイッチ
22がONした場合には、給水弁WV2を閉じると共に
(ステップS47)、次にマイクロコンピュータが機能
として有する所定製氷タイマをクリアして(ステップS
48)、ステップS33に戻る。
【0071】その後、製氷運転が継続されて貯水タンク
9内の水位が低下し、満水位スイッチ22がONからO
FFに変化すると、マイクロコンピュータはステップS
46からステップS49に進んで前記所定製氷タイマを
カウント(+1)し、次に当該所定製氷タイマのカウン
トが所定製氷時間に達したか否か判断する(ステップS
50)。
【0072】この所定製氷時間は、通常の製氷運転によ
り貯水タンク9内の水位が満水位から低水位に低下する
までの時間よりも短い時間(例えば2分以下の値)に設
定されており、この時間が経過していない場合にはステ
ップS33に戻る。尚、この所定製氷時間を凝縮器3の
温度に応じて変化(温度が高い場合には長く、温度が低
い場合には短くするなど)させれば、貯水タンク9の水
位が低水位より低下することを防止しつつ、給水弁WV
2の開閉回数を削減させて耐久性の向上を図ることが可
能となる。
【0073】そして、前記所定製氷時間が経過すると、
コントロール基板Kのマイクロコンピュータは給水弁W
V2を開いて貯水タンク9への給水を開始する(ステッ
プS51)。そして、貯水タンク9内の水位が上昇し、
満水位スイッチ22が再びONしたら、ステップS46
からステップS47に進んで、給水弁WV2を閉じると
云う満水位スイッチ22による給水制御を実行する。
【0074】このように、低水位スイッチ異常を警報し
た場合、コントロール基板Kのマイクロコンピュータは
満水位スイッチ22の出力が変化した時点から所定時間
経過した後に給水弁WV2を開放する制御を実行するの
で、低水位スイッチ23に故障を来した場合にも、満水
位スイッチ22の検出動作に基づいて応急的に貯水タン
ク9への給水制御を実行し、氷を確実に製造し続けるこ
とが可能となる。従って、営業に支障を生じる不都合を
回避することができるようになる。
【0075】特に、以上の各動作において、コントロー
ル基板Kのマイクロコンピュータは表示器55にて異常
の種類をコード表示するので、修理の際に迅速且つ的確
な処置を施すことが可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
と、貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッチ
と、これらスイッチの検出動作に基づき、低水位にて給
水弁を開くと共に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段
と、警報手段とを設け、制御手段は排水弁を開いたとき
に、満水位スイッチが満水位を検出しており、且つ、低
水位スイッチが低水位を検出しない場合は、警報手段に
より排水系異常を警報し、運転を継続するように構成し
たので、排水弁や排水管などの排水系に故障が発生し、
冷却円筒内の製氷用水を廃棄できない場合に、警報手段
によって係る排水系の異常を警報することが可能とな
る。
【0077】従って、使用者に排水系異常の発生を迅速
に報知して対処させることが可能となり、安定した製氷
運転を実現できるようになると共に、係る場合にも運転
は継続するので、氷は確実に製造することが可能とな
る。従って、営業に支障を生じる不都合を回避すること
ができるようになり、利便性に富んだ製氷機とすること
ができるものである。
【0078】請求項2の発明によれば、貯水タンク内の
満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク内の低
水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッチの検
出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共に、満水
位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段とを設け、
制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイッチが満
水位を検出しており、且つ、低水位スイッチの出力が変
化した場合は、警報手段により満水位スイッチ異常を警
報するように構成したので、満水位スイッチに故障が生
じ、排水弁の開放により冷却円筒に給水されて貯水タン
ク内の水位が低下したにも拘わらず、継続して満水位を
検出する状況に陥った場合に、警報手段によって係る満
水位スイッチの異常を警報することが可能となる。
【0079】従って、使用者に満水位スイッチ異常の発
生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定
した製氷運転を実現できるようになるものである。
【0080】また、請求項3の発明によれば、上記に加
えて制御手段は、満水位スイッチ異常を警報した場合、
低水位スイッチが低水位を検出した時点から所定時間給
水弁を開放する制御を実行するようにしたので、満水位
スイッチに故障を来した場合にも、低水位スイッチの検
出動作に基づいて応急的に貯水タンクへの給水制御を実
行し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従っ
て、営業に支障を生じる不都合を回避することができる
ようになり、利便性に富んだ製氷機とすることができる
ものである。
【0081】更に、請求項4の発明によれば、貯水タン
ク内の満水位を検出する満水位スイッチと、貯水タンク
内の低水位を検出する低水位スイッチと、これらスイッ
チの検出動作に基づき、低水位にて給水弁を開くと共
に、満水位にて給水弁を閉じる制御手段と、警報手段と
を設け、制御手段は排水弁を開いたときに、満水位スイ
ッチの出力が変化し、且つ、低水位スイッチが低水位を
検出しない場合は、警報手段により低水位スイッチ異常
を警報するように構成したので、低水位スイッチに故障
が生じ、排水弁の開放により冷却円筒に給水されて貯水
タンク内の水位が低下したにも拘わらず、低水位を検出
できない状況に陥った場合に、警報手段によって係る低
水位スイッチの異常を警報することが可能となる。
【0082】従って、使用者に低水位スイッチ異常の発
生を迅速に報知して対処させることが可能となり、安定
した製氷運転を実現できるようになるものである。ま
た、請求項5の発明によれば、上記に加えて制御手段
は、低水位スイッチ異常を警報した場合、満水位スイッ
チの出力が変化した後、所定時間経過した時点で給水弁
を開放する制御を実行するようにしたので、低水位スイ
ッチに故障を来した場合にも、満水位スイッチの検出動
作に基づいて応急的に貯水タンクへの給水制御を実行
し、氷を確実に製造し続けることが可能となる。従っ
て、営業に支障を生じる不都合を回避することができる
ようになり、利便性に富んだ製氷機とすることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーガ式製氷機の縦断側面図である。
【図2】本発明のオーガ式製氷機の電気回路図である。
【図3】本発明のオーガ式製氷機の基本動作のタイミン
グチャートである。
【図4】本発明のオーガ式製氷機のコントロール基板の
マイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャー
トである。
【図5】同じく本発明のオーガ式製氷機のコントロール
基板のマイクロコンピュータのプログラムを示すフロー
チャートである。
【図6】同じく本発明のオーガ式製氷機のコントロール
基板のマイクロコンピュータのプログラムを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
IM オーガ式製氷機 K コントロール基板 WV1 排水弁 WV2 給水弁 1 製氷部 2 冷却器 9 貯水タンク 12 給水管 13 排水管 15 冷却円筒 16 オーガ 22 満水位スイッチ 23 低水位スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 光良 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 孝太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、
    製氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへ
    の給水を制御する給水弁と、前記貯水タンクから前記冷
    却円筒内に給水するための給水管と、前記冷却円筒内の
    製氷用水を排出する排水管と、この排水管からの排水を
    制御する排水弁と、前記冷却円筒内に同心的に挿入され
    たオーガとを備え、前記冷却円筒の内壁に生成した氷を
    前記オーガにより削取し、上方に移送して圧縮すること
    により、連続的に氷片を生成するオーガ式製氷機におい
    て、 前記貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
    と、前記貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッ
    チと、これらスイッチの検出動作に基づき、前記低水位
    にて前記給水弁を開くと共に、前記満水位にて前記給水
    弁を閉じる制御手段と、警報手段とを備え、前記制御手
    段は前記排水弁を開いたときに、前記満水位スイッチが
    前記満水位を検出しており、且つ、前記低水位スイッチ
    が前記低水位を検出しない場合は、前記警報手段により
    排水系異常を警報し、運転を継続することを特徴とする
    オーガ式製氷機。
  2. 【請求項2】 外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、
    製氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへ
    の給水を制御する給水弁と、前記貯水タンクから前記冷
    却円筒内に給水するための給水管と、前記冷却円筒内の
    製氷用水を排出する排水管と、この排水管からの排水を
    制御する排水弁と、前記冷却円筒内に同心的に挿入され
    たオーガとを備え、前記冷却円筒の内壁に生成した氷を
    前記オーガにより削取し、上方に移送して圧縮すること
    により、連続的に氷片を生成するオーガ式製氷機におい
    て、 前記貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
    と、前記貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッ
    チと、これらスイッチの検出動作に基づき、前記低水位
    にて前記給水弁を開くと共に、前記満水位にて前記給水
    弁を閉じる制御手段と、警報手段とを備え、前記制御手
    段は前記排水弁を開いたときに、前記満水位スイッチが
    前記満水位を検出しており、且つ、前記低水位スイッチ
    の出力が変化した場合は、前記警報手段により満水位ス
    イッチ異常を警報することを特徴とするオーガ式製氷
    機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、満水位スイッチ異常を警報
    した場合、低水位スイッチが低水位を検出した時点から
    所定時間給水弁を開放する制御を実行することを特徴と
    する請求項2のオーガ式製氷機。
  4. 【請求項4】 外壁に冷却器が設けられた冷却円筒と、
    製氷用水が貯留される貯水タンクと、この貯水タンクへ
    の給水を制御する給水弁と、前記貯水タンクから前記冷
    却円筒内に給水するための給水管と、前記冷却円筒内の
    製氷用水を排出する排水管と、この排水管からの排水を
    制御する排水弁と、前記冷却円筒内に同心的に挿入され
    たオーガとを備え、前記冷却円筒の内壁に生成した氷を
    前記オーガにより削取し、上方に移送して圧縮すること
    により、連続的に氷片を生成するオーガ式製氷機におい
    て、 前記貯水タンク内の満水位を検出する満水位スイッチ
    と、前記貯水タンク内の低水位を検出する低水位スイッ
    チと、これらスイッチの検出動作に基づき、前記低水位
    にて前記給水弁を開くと共に、前記満水位にて前記給水
    弁を閉じる制御手段と、警報手段とを備え、前記制御手
    段は前記排水弁を開いたときに、前記満水位スイッチの
    出力が変化し、且つ、前記低水位スイッチが前記低水位
    を検出しない場合は、前記警報手段により前記低水位ス
    イッチ異常を警報することを特徴とするオーガ式製氷
    機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、低水位スイッチ異常を警報
    した場合、満水位スイッチの出力が変化した後、所定時
    間経過した時点で給水弁を開放する制御を実行すること
    を特徴とする請求項4のオーガ式製氷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN100337326C (zh) * 2005-03-25 2007-09-12 陈秋平 一种集成电路芯片的散热装置

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CN100337326C (zh) * 2005-03-25 2007-09-12 陈秋平 一种集成电路芯片的散热装置

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