JPH09178314A - オーガ式製氷機の運転保護装置 - Google Patents

オーガ式製氷機の運転保護装置

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JPH09178314A
JPH09178314A JP33952695A JP33952695A JPH09178314A JP H09178314 A JPH09178314 A JP H09178314A JP 33952695 A JP33952695 A JP 33952695A JP 33952695 A JP33952695 A JP 33952695A JP H09178314 A JPH09178314 A JP H09178314A
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JP
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ice making
water supply
water
ice
switch
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JP33952695A
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English (en)
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Susumu Tatematsu
進 立松
Jiro Yamamoto
二郎 山本
Hiroyuki Sugie
宏之 杉江
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2600/00Control issues
    • F25C2600/02Timing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/04Level of water

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でコストが安く、かつ種々の故障
に総体的に対応できるだけでなく、より確実な保護を可
能にするオーガ式製氷機の運転保護装置を提供する。 【解決手段】 オーガ式製氷機は、冷凍ケーシングと、
給水弁37に連絡すると共に冷凍ケーシングに連通した
製氷水タンクとを有する。該タンク内には、上限及び下
限水位検知スイッチFS2,FS1を有するスイッチ装置
FSが設けられ、該スイッチ装置に関連して、上限及び
下限水位検知スイッチFS2,FS1の作動から作動まで
の時間が所定の設定時間外にあるときに同製氷機の運転
停止動作を行う保護タイマ47がある。該タイマに関連
して、製氷運転開始直後の給水時間についてのみ同保護
タイマを不作動にする作動停止リレーX4が設けられ、
また、給水弁37に関連して、製氷運転停止時に同給水
弁を作動可能な状態にしておき、製氷運転開始時に、給
水工程から始めるリレーX3が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷水タンクから
製氷水が供給される冷凍ケーシングを有するオーガ式製
氷機に関し、特に、同製氷機の運転を好適に制御するた
めの方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーガ式製氷機のような連続式自動製氷
機においては、間欠式のものとは異なり、製氷作用を連
続して行い、生成された氷を連続して送り出すか又は放
出するが、氷送出通路における氷詰まり、製氷水の供給
不足等の異常が生ずることがあり、このような異常の発
生時においても製氷機を破損から保護する必要があるた
め、種々の対策が提案され、採用されるに至っているも
のもある。
【0003】連続式自動製氷機の典型例としてオーガ式
製氷機について説明すると、縦型製氷筒又は冷凍ケーシ
ングの中をオーガが回転し、同冷凍ケーシングの内面に
成長した氷を掻き取り、その氷を上方へ送出するが、氷
詰まりが発生するとオーガ又はそれを駆動するモータに
過負荷が発生する。また、製氷水の供給不足があると、
冷凍ケーシング内で水位の異常低下が生じるため、異常
凍結現象が生じ、オーガによる氷の送出等ができなくな
ることもある。このような種々の故障、異常に個別に対
処する方策も提案されているが、それぞれ得失があり、
効果的ではないため、そのような種々の異常に総合的に
対処するものとして、製氷水の消費状況から製氷機の全
体としての異常を判断することが提案されている。即
ち、製氷機が全体として正常であれば、製氷が順調に進
んで所定量の製氷水が消費されるが、その量が外気温に
左右されることを考慮し、給水間隔時間を計時し、これ
を標準時間と対比し正常異常を判定する一方、その標準
時間を外気温に応じて調整し運転制御する技術が提案さ
れている(特開平2−267483号公報参照)。
【0004】また、特開平3ー132000号公報は、
断水時もしくは給水能力の低下時に冷凍ケーシング内の
水位が低下することによる異常からオーガ式製氷機を保
護するために、製氷水タンクの水位が標準水位より低下
したことを検知して計時を開始し、計時時間が規定値に
達したとき異常と判断して運転を停止する技術を開示し
ている。特開平4ー161771号公報、特開平4ー1
61772号公報等に記載の発明は、製氷水タンクのフ
ロートスイッチ手段の故障或いは冷凍サイクルの冷媒漏
出故障の時には、即座に製氷水タンクへの給水や製氷運
転を停止すべく、起動時及び運転時の給水時間、給水間
隔時間を計時し、各々が設定時間に達したら、断水、フ
ロートスイッチの不具合、冷凍回路の故障等と判断して
運転を制御することを教示している。
【0005】前述のような製氷水又は給水の消費量又は
消費度合を、正常運転を念頭においた設定値と対比して
製氷機の正常異常を判断する制御方法又は装置は、相応
の効果はあるものの、なお次のような問題を残してい
た。即ち、特開平2−267483号公報記載のものに
おいては、給水間隔時間の標準時間としては、起動時の
製氷水消費時間をも考慮して設定しなければならないた
め、設定標準時間そのものも大きなものとなる。従っ
て、起動時以外では、何らかの異常により実際の給水間
隔時間が長くなっても異常と判断されにくく、製氷機の
確実な保護が期待できない。特開平3ー132000号
公報記載のものは、給水不良に起因するトラブルの防止
対策に過ぎず、その他の制御装置では、相応の作用効果
は期待できるが、回路構成が複雑であり、コストが高く
なるという問題があった。また、構造が複雑化すると、
制御装置自体に故障、異常が生じやすいという別の問題
も生ずる。
【0006】従って、本出願人は、構造が簡単でコスト
が安く、かつ種々の故障に総体的に対応できるオーガ式
製氷機の運転保護装置が望まれていたため、特開平7ー
43054号公報に記載のように構成されたオーガ式製
氷機の運転保護装置を提案した。
【0007】即ち、この運転保護装置は、内部に回転す
るオーガを有する冷凍ケーシングと、外部給水系に連絡
すると共にその冷凍ケーシングの下部に連通した製氷水
タンクとを備えたオーガ式製氷機において、製氷水タン
クに設けられ上限水位検知スイッチ及び下限水位検知ス
イッチを有するスイッチ装置と、そのスイッチ装置に関
連して設けられ上限水位検知スイッチの作動から下限水
位検知スイッチの作動までの時間を計時し、その計時時
間が所定の設定時間外にあるときにオーガ式製氷機の運
転停止を行う給水時間異常・正常判定装置と、製氷運転
開始直後の給水時間のみについて給水時間異常・正常判
定装置を不作動にする作動停止装置とから構成されてい
る。
【0008】前述の構成のオーガ式製氷機において、製
氷水タンクから冷凍ケーシング内に供給された製氷水
は、同冷凍ケーシングが外部から冷却されるので、その
内面に氷結し、成長する。冷凍ケーシング内で回転する
オーガは、内面上の氷を掻き取り、上部へ放出し、放出
される氷の量に見合って、前述の製氷水タンクから所要
量の製氷水が冷凍ケーシング内へ補給される。従って、
製氷水タンク内の水位は所定の速度で低下する。製氷水
タンク内の水位の変化は、スイッチ装置の上限水位検知
スイッチと下限水位検知スイッチで検出され、この信号
を受けた給水時間異常・正常判定装置によって製氷水消
費時間即ち給水間隔時間が計時され、これが所定の設定
時間より大きいとき、異常としてオーガ式製氷機の運転
を停止させる。しかし、作動停止装置は、給水間隔時間
が相対的に長い製氷運転開始直後の一給水動作即ち一給
水時間についてのみ、給水時間異常・正常判定装置の作
動を不能とすべく、給水時間正常・異常判定装置への通
電回路のリレー接点を開放しておき、製氷運転が安定す
る2回目の給水以降について、前記正常異常・判定装置
の作動を可能にする。
【0009】
【発明が解決しようする課題】上述のように、特開平7
ー43054号公報に記載のものは、2回目の製氷水消
費時間を計時し、計時時間が設定時間に達したら運転を
停止するものであるが、運転開始時の製氷水タンクの水
位に応じて、運転開始から最初の給水開始までの時間
(1回目の製氷水消費時間)に大幅な変動があるため、
2回目の製氷水消費時間にも大きなバラツキがでて、確
実な保護が期待できないという問題を内在していること
が分かった。従って、本発明の目的は、構造が簡単でコ
ストが安く、かつ種々の故障に総体的に対応できるだけ
でなく、より確実な保護を可能にするオーガ式製氷機の
運転保護装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の運転保護装置は、内部に回転するオーガを
有する冷凍ケーシングと、給水弁に連絡すると共に前記
冷凍ケーシングの下部に連通した製氷水タンクと、前記
製氷水タンクに設けられ上限水位検知スイッチ及び下限
水位検知スイッチを有するスイッチ装置と、該スイッチ
装置に関連して設けられ、前記上限水位検知スイッチの
作動から前記下限水位検知スイッチの作動までの時間が
所定の設定時間外にあるときに前記オーガ式製氷機の運
転停止動作を行う給水時間異常・正常判定装置とを備え
るオーガ式製氷機において、該給水時間異常・正常判定
装置に関連して設けられ、製氷運転開始直後の給水時間
についてのみ同給水時間異常・正常判定装置を不作動に
する作動停止装置と、前記給水弁に関連して設けられ、
製氷運転停止時に前記給水弁を作動可能な状態にしてお
き、製氷運転開始時に、前記製氷水タンクへの給水工程
から始める給水弁制御装置とを備えることを特徴として
いる。
【0011】製氷運転を開始すると、給水弁が開き、製
氷水タンクへ給水が供給される。水は製氷水タンクを介
して、そこに連通した冷凍ケーシング内にも供給され
る。同時に、冷凍ケーシングの内面には氷層が生成され
る。製氷水タンク内の水位が上限水位に達すると、それ
を上限水位検知スイッチが検知して給水弁を閉止する。
そして、氷層の生成に伴って製氷水タンク内の水位が低
下するが、上限水位検知スイッチの作動から下限水位検
知スイッチの作動までの時間が所定の設定時間外にある
ときには、給水時間異常・正常判定装置(保護タイマ)
は異常と判断してオーガ式製氷機の運転停止を行う。こ
の運転停止の時、給水弁制御装置(リレーX3)は、給水
弁を作動可能な状態としておき、再び製氷運転が開始さ
れる時には、給水弁が開弁する給水工程から始まるよう
にしている。そのため、次の製氷運転開始の際には、製
氷水タンクが上限水位まで満杯にされ、従って、冷凍ケ
ーシングも上限水位に相当するレベルまで製氷水で満た
されるので、2回目の製氷水消費時間のバラツキが実質
的になくなる。
【0012】オーガ式製氷機は、貯氷庫が満杯になると
開路してその運転を停止する貯氷スイッチ、その冷凍回
路における冷媒の圧力を検出し、該検出圧力が所定以上
の圧力の時にその運転を停止する圧力スイッチ、及び/
又は冷凍ケーシングの温度を検出し、該検出温度が所定
以上の温度の時にその運転を停止するサーモスタットを
備えていることが望ましい。この場合も、貯氷スイッ
チ、圧力スイッチ及び/又はサーモスタットによりオー
ガ式製氷機の運転が停止されれば、次の製氷運転再開時
には、給水工程から開始される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による運転保護装置
の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説
明するが、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すも
のとする。図1は、本発明に係る運転保護装置が使用さ
れるオーガ式製氷機10の全体構造を示す一部切断立面
図であり、図において、縦型の冷凍ケーシング11は、
内部にオーガ13を収容し、上部に押圧頭15を有す
る。更にその上端に、横向きの氷放出管17が連結され
ている。更に、冷凍ケーシング11の外面には、図示し
ない冷凍系の一部を構成する蒸発管(冷却管)19が巻
装され、その外側を断熱材21が覆っている。オーガ1
3は、上下の軸受を介して回転自在に冷凍ケーシング1
1内に支持されていると共に、下端部で図示しない動力
伝達機構を介してギヤードモータ23に連絡している。
【0014】更に、冷凍ケーシング11の上部に対応し
て、製氷水タンク25が、図示しない支持部材を介して
取り付けられている。製氷水タンク25の給水管25a
は、図示しない給水弁を介して給水源例えば外部水道系
に連通し、また、オーバーフロー管25bは、図示しな
い排水系に連絡している。更に、製氷水タンク25の中
には、後述する本発明の運転保護装置の一部をなすフロ
ートスイッチ(スイッチ装置)FSが設けられ、これは
下限水位検知スイッチFS1と上限水位検知スイッチF
2を有する。また、製氷水タンク25の底部から延び
る給水ホース27は、冷凍ケーシング11の下部に水密
に連絡している。
【0015】この製氷機における基本的な製氷プロセス
について説明すると、外部からの給水は、一旦製氷水タ
ンク25の中に貯められ、運転時、給水ホース27を経
由して冷凍ケーシング11の下部内部へ供給される。図
示しない冷凍系で、圧縮、凝縮された冷媒は、蒸発管1
9の中を流れる間に、冷凍ケーシング11及びその内部
の製氷水から熱を奪って蒸発する。即ち、冷却された製
氷水は、冷凍ケーシング11の内面に氷結し、成長する
が、ギヤードモータ23によって回転駆動されるオーガ
13の螺旋刃13aによって掻き取られ、フレーク状の
氷となって上方へ送られる。そして、これ等の氷は、押
圧頭15を通る間に圧縮され、カッタ29により切断さ
れて、氷放出管17を介して送出される。以上のような
オーガ式製氷機の構成及び基本的な製氷プロセスは全て
公知であり、例えば、前述した特開平7ー43054号
公報に記載されている。
【0016】次に、以上のようなオーガ式製氷機におけ
る本発明の運転保護装置の構成及び作用を図2の回路図
を参照して説明する前に、本発明によるオーガ式製氷機
の運転保護の概念を述べておくが、具体的な数値は本発
明の範囲を制限するために使用されているのではなく、
単なる説明の便宜上もしくは本発明の理解を容易にする
ために用いられていることに留意されたい。オーガ式製
氷機は、前述したように連続製氷方式であるため、異常
がなければ、運転開始後例えば10〜15分程経過すれ
ば製氷状態が安定し、同一使用機種及び同一製氷条件で
は時間当たりの製氷量がほぼ一定となるため、製氷水タ
ンク25の上限水位から下限水位までの水位差に相当す
る量の製氷水が冷凍ケーシング11において消費される
時間もほぼ一定である。
【0017】運転開始時は、実機では、給水完了後約6
0秒後に製氷運転に入り、更に3〜5分経過後、氷の放
出が始まり、製氷運転の継続により製氷水タンク25内
の製氷水が消費されて下限水位となり、製氷水タンク2
5ひいては冷凍ケーシング11への次の給水が開始され
る。氷の放出開始から次の給水が開始されるまでの時間
は約3.6〜5.3分(周囲温度、水温、電源周波数等に
より異なる)で、給水時間は約0.6分が必要であるた
め、ある使用条件下で、運転開始(給水開始)から2回
目の給水完了までに必要な時間T1は、 T1=0.6+1+(3〜5)+(3.6〜5.3)+0.6=
8.8〜12.5分 となり、これは、運転開始後に製氷能力が安定するまで
の時間10〜15分とほぼ合致している。従って、製氷
運転開始時もしくは再開時に常に給水工程より始まる制
御方式とし、運転開始時(初回)の製氷水消費時間を計
時しない制御回路とすれば、2回目の給水完了時点では
安定した製氷運転状態となるため、2回目の給水完了か
ら給水開始までの製氷水消費時間(給水間隔時間)はほ
ぼ一定となることから、2回目以降の給水間隔時間(給
水完了から給水開始までの時間)の最大値を5.3分+
α、例えば6.5分とし、2回目以降の給水間隔時間が
最大値6.5分を超える場合は、製氷運転を停止する制
御としている。これにより、低コストでありながら、ガ
ス洩れによる圧縮機の損傷のような異常を確実に防止し
つつ、所期の目的を達成している。
【0018】図1及び図2において、まず、製氷機10
を電源に接続し、電源スイッチ31、製氷スイッチ33
を入れると、図示しない貯氷庫に氷がないか又は満氷で
はない場合、貯氷スイッチ34が閉路状態で、圧力スイ
ッチ32の接点PS及びケーシング温度検知サーモスタ
ット36の接点Th1 も閉路状態であるため、リレーX
6 が励磁されて、その常開接点X61,X63が閉路し、洗
浄タイマ35の接点TM1a及び常閉のリレー接点X
34(給水弁制御装置)を通じて給水弁37(図1の給水
管25aの図示しない部分に接続される)に通電され、
同給水弁37が開く。これによって、製氷水タンク25
へ外部水道から給水管25a(図1)を通って給水さ
れ、給水は、水面が上昇してフロートスイッチFSの上
限水位検知スイッチFS2に達するまで続く。本実施形
態では、約60秒で給水が完了する。
【0019】上限水位検知スイッチFS2が上昇水位を
検知して閉路すると、リレーX3(給水弁制御装置)に
通電され励磁される。これにより、常閉のリレー接点X
34が開路して給水弁37への通電が停止されて閉じられ
る。リレーX3の通電、励磁により、常開のリレー接点X
35が閉じてタイマボード39の端子c,d間が閉じ、そ
の内部のタイマ(図示せず)が作動を開始し、最初にリ
レーX1が励磁され、その後、約60秒後にリレーX2
励磁される。リレーX1及びX2の励磁により、常開のリ
レー接点X11,X21が閉じ、電磁開閉器MS1,MS2
励磁され、ギヤードモータ23、冷媒の圧縮機41がそ
の順に起動され、初めて製氷運転に入る。
【0020】なお、前述と同時に接点MS11も閉じるの
で、ヒータH1、冷凍系の電磁弁43及びファンモータ4
5に通電されるが、前述のようにリレーX3が励磁されて
その常閉接点X32が開いているので、リレーX4(作動停
止装置)には通電されていない。従って、常開接点X42
が開であるから、給水時間異常・正常判定装置の主要部
をなす保護タイマ47は励磁されない。前述のように、
ギヤードモータ23、圧縮機41、ファンモータ45も
起動されているので製氷運転が行われ、これが継続され
ると、氷が放出され製氷水タンク25中の給水は、給水
ホース27を介して冷凍ケーシング11の中へ補給され
始める。製氷運転が継続されれば、製氷水の補給が続け
られ、給水弁37が閉じているから製氷水タンク25の
水位が下がり続け、下限水位検知スイッチFS1を作動せ
しめる。これにより、自己保持されていたリレーX3が消
磁され、常閉のリレー接点X32、X34が閉じる。即ち、
製氷水の補給開始後約3.6〜5.3分経過して、給水弁
37が開いて製氷水タンク25へ2度目の給水操作が行
われ、一方、作動停止リレーX4が励磁される。リレー
4の励磁により、リレー接点X41が閉じ、リレーX4
自己保持回路が形成されると共に、保護タイマ47に直
列のリレー接点X42が閉じる。
【0021】また、前述のリレーX3の消磁はリレー接
点X35を開路し、これにより、タイマボード39の端子
c、d間が開路され、内蔵のタイマを作動させるが、約
90秒以内に給水が完了(リレーX3の再励磁、リレー
接点X35の閉路)すれば、製氷運転は中断されることな
く継続される。
【0022】製氷水タンク25への給水が継続されて水
位が上昇し、上限水位に達すれば(30〜40秒)、上限
水位検知スイッチFS2が閉路する。これにより、リレ
ーX3が再び励磁され、接点X34が閉じて給水弁37を
閉弁し、給水が完了する。同時にリレー接点X31が閉じ
るので、接点X42,TM22を介して保護タイマ47に通
電され、励磁されて計時を開始する。一方、常開接点X
35も閉じるため、前述したような態様で製氷運転が継続
される。
【0023】製氷運転が継続すると、製氷水タンク25
の水位が低下していく。保護タイマ47の設定時間が経
過する前に、水位の低下により下部フロートスイッチF
1が開路すると、リレーX3が非励磁となり、リレー接
点X31が開いて前述の給水工程に入ると同時に、保護タ
イマ47が非通電となり消磁され、接点TM21、TM22
は作動しない。給水が完了してリレーX3が励磁され、そ
の常開接点X31が閉路すると、保護タイマ47が励磁さ
れ再び0から計時を開始する。
【0024】もし、何らかの理由(冷凍系のガス洩れ、
冷凍ケーシング11内の氷詰まりや凍結等)により、製
氷が順調に進まないときは、製氷水の消費も少なくな
り、製氷水タンク25の水位の低下が遅くなる。このた
め、保護タイマ47の設定時間が経過するまでに下限水
位検知スイッチFS1が作動しない。その設定時間が経過
すると、タイマ接点TM21が開き、タイマ接点TM22
閉じ。これにより、電磁開閉器MS1、MS2が消磁し
て、ギヤードモータ23及び圧縮機41が停止する。同
時に接点MS11も開路され、ヒータH1、リレーX4、フ
ァンモータ45及び電磁弁43への通電が遮断される。
再起動は、電源スイッチ31を押すと、リレーX3の常
閉接点X34 の閉路により作動可能な状態となっていた
給水弁37が開き再び給水工程より始まる。
【0025】前述のような異常が発生しない場合、即ち
保護タイマ47の設定時間が経過する前に、製氷水タン
ク25の水位が下限水位検知スイッチFS1で検知され
た場合は、前述のように給水弁37が開き、製氷水タン
ク25への給水が再度開始され、その後、故障が発生し
なければ、製氷水タンク25への給水と製氷水の消費が
繰り返されて、製氷運転が続行する。従って、貯氷庫が
満氷になり、貯氷スイッチ34が作動(開路)して、リ
レーX6が消磁し、その接点X63が開路すると、タイマボ
ード39の端子d〜f間が開路する。これにより、タイ
マボード39内のタイマが作動し、一定時間後にリレー
1、X2、電磁開閉器MS1、MS2が消磁され、製氷運
転が停止されると共に接点MS11が開路して保護タイマ
47、リレーX4が消磁される。一方、接点X61も開路す
るため、リレーX3が消磁され、接点X33が開路し、接点
34が閉路する。
【0026】氷が使用され貯氷スイッチ34が復帰(閉
路)すると、リレーX6が励磁され、前記起動時のプロ
セスに従って、製氷運転が給水工程から再開される。ま
た、圧力スイッチ32、サーモスタット36が異常を検
知した時も、リレーX6が消磁してその常開接点X61が閉
じることにより、リレーX3が消磁して、給水弁37に接
続された常閉接点X34を閉じるので、給水弁37は作動
可能な状態となり、前記貯氷スイッチ34の作動時と同
一の制御となる。
【0027】更に、図2の運転保護装置に含まれた洗浄
タイマ35及び関連部分の説明を行うと、洗浄タイマ3
5は、約12時間ごとに15分間作動する。洗浄タイマ
35が作動すると、タイマ接点TM1aが接点a側へ接続
し、リレーX3が消磁し、接点X35が開路して約90秒後
に圧縮機41、約150秒後にギヤードモータ23が停
止する。タイマ接点TM1aは接点a側が閉路され、リレ
ー接点X12も閉路して、排水弁51が開路する。これに
より機内水が排水される。一方、接点MS11が開路され
ることにより、保護タイマ47、ヒータH1、リレー
4、電磁弁43、ファンモータ45が消磁される。
【0028】洗浄タイマ35が作動してから約15分経
過するとタイマ接点TM1aが接点a側から接点b側に戻
って接続され、排水弁51が閉弁する。同様にしてリレ
ー接点X34を介して給水弁37に通電され、開弁する。
給水弁37が開けば、前述の起動時と同様、製氷水タン
ク25へ給水が行われ、同様の制御で製氷運転が始ま
る。なお、製氷スイッチ33は、手動操作により運転、
停止及び排水を行わせるものである。また、吐出弁サー
モ55は、製氷運転中、圧縮機41の吐出管温度に感応
し、その設定温度に達すると開路し、リレーX5が非励磁
となる。これにより、リレー接点X51が開き、リレー接
点X52が閉じ、電磁弁43から同53に切り換わり、圧
縮機41を冷却する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、作動停止装置の作
用により、保護タイマからなる給水時間異常・正常判定
装置は、一回目の給水後の製氷水消費時間の正常異常を
判定せず、2回目の給水の後即ち製氷運転が開始された
後の給水間隔時間を計時して、正常異常を判定して製氷
機の運転を停止する。また、給水弁制御装置の作用によ
り、この製氷機の運転停止時に、給水弁を作動可能な状
態にしておき、製氷運転開始時に、製氷水タンクへの給
水工程から始める。即ち、給水間隔時間の長い第1回目
を避け、相対的に安定して、比較的短い給水間隔時間の
短い第2回目以降の給水間隔時間を計時判定するので、
判定の基準となる設定時間として、より適切な時間を選
定できるから、製氷機の異常をより正確に検知して、製
氷機を停止し、より安全に保護することができるだけで
なく、次の製氷運転開始の際には、製氷水タンクが上限
水位まで満杯にされ、従って、冷凍ケーシングも上限水
位に相当するレベルまで製氷水で満たされるので、2回
目の製氷水消費時間のバラツキが実質的になくなる結
果、異常・正常判定装置(保護タイマ)の設定時間の余
裕度を少なくすることができ、オーガ式製氷機の圧縮機
等の各部の損傷を未然に防止することが可能である。し
かも、上述の効果は、作動停止装置及び給水弁制御装置
を追加するだけで可能になるので、非常にシンプルかつ
安価に達成することができる。また、貯氷スイッチ、圧
力スイッチ及び/又はサーモスタットを備えている場合
には、それらによりオーガ式製氷機の運転が停止されれ
ば、次の製氷運転は給水工程から開始され、同様の効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用可能なオーガ式製氷機の基本的
な構造を示す全体構造図である。
【図2】 本発明の実施形態である運転保護装置の回路
図である。
【符号の説明】
10…オーガ式製氷機、11…冷凍ケーシング、13…
オーガ、25…製氷水タンク、32…圧力スイッチ、3
4…貯氷スイッチ、36…サーモスタット、37…給水
弁、47…保護タイマ(給水時間異常・正常判定装
置)、FS…フロートスイッチ(スイッチ装置)、FS1
…下限水位検知スイッチ、FS2…上限水位検知スイッ
チ、TM21,TM22…タイマ接点、X3…リレー(給水弁
制御装置)、X33…リレー接点、X34…常閉接点(給水
弁制御装置)、X4…作動停止リレー(作動停止装置)、
41…リレー接点、X42…リレー接点。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に回転するオーガを有する冷凍ケー
    シングと、給水弁に連絡すると共に前記冷凍ケーシング
    の下部に連通した製氷水タンクと、前記製氷水タンクに
    設けられ上限水位検知スイッチ及び下限水位検知スイッ
    チを有するスイッチ装置と、該スイッチ装置に関連して
    設けられ、前記上限水位検知スイッチの作動から前記下
    限水位検知スイッチの作動までの時間が所定の設定時間
    外にあるときに前記オーガ式製氷機の運転停止動作を行
    う給水時間異常・正常判定装置とを備えるオーガ式製氷
    機において、該給水時間異常・正常判定装置に関連して
    設けられ、製氷運転開始直後の給水時間についてのみ同
    給水時間異常・正常判定装置を不作動にする作動停止装
    置と、前記給水弁に関連して設けられ、製氷運転停止時
    に前記給水弁を作動可能な状態にしておき、製氷運転開
    始時に、前記製氷水タンクへの給水工程から始める給水
    弁制御装置とを備えることを特徴とするオーガ式製氷機
    の運転保護装置。
  2. 【請求項2】 前記オーガ式製氷機は、貯氷庫が満杯に
    なると開路して前記オーガ式製氷機の運転を停止する貯
    氷スイッチを備える請求項1に記載の運転保護装置。
  3. 【請求項3】 前記オーガ式製氷機は、その冷凍回路に
    おける冷媒の圧力を検出し、該検出圧力が所定以上の圧
    力の時に前記オーガ式製氷機の運転を停止する圧力スイ
    ッチを備える請求項1又は2に記載の運転保護装置。
  4. 【請求項4】 前記オーガ式製氷機は、前記冷凍ケーシ
    ングの温度を検出し、該検出温度が所定以上の温度の時
    に前記オーガ式製氷機の運転を停止するサーモスタット
    を備える請求項1乃至3のいずれかに記載の運転保護装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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