JP3842840B2 - 製氷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所謂オーガ式製氷機や逆セル型製氷機又はプレート型製氷機等の自動製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種製氷機は、例えば実公平8−6214号公報(F25C1/22)には、製氷機ハウジングを備え、この製氷機ハウジング内に、運転に伴って熱源となる圧縮機及び凝縮器と、製氷を行う製氷部と、この製氷部に製氷水を供給する製氷水タンクと、製氷水を排水する排水管路を含む水系統とを配設すると共に、更に、前記製氷水タンクに給水するための電磁式給水弁と、この排水管路に設けられた電磁式排水弁とを備えた製氷機において、前記水系統の外面に接触若しくは近接して設けられた感温部を有する温度検知器と、この温度検知器、前記給水弁及び前記排水弁に電気的に接続され、前記感温部が所定の下限設定値を検知した時に、前記水系統から排水すべく前記給水弁を閉弁し、前記排水弁を開弁する制御装置とを備えてなる製氷機が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、低外気温時に水系統から排水して運転しない様に制御できるが、特別に水経路の温度を検知する感温部を取り付けなければならず、コストアップに繋がる問題を有していた。
また、感温部が故障した場合、外気温は0℃以上で、製氷運転は十分に可能な状態であるのにも関わらず製氷運転できない問題があった。
【0004】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、低コストで、信頼性の高い低温度検知を行ことを目的とした製氷機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内の水を製氷する製氷部と、該製氷部に設けられた冷却器と、該冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機及び凝縮器と、該凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサと、該凝縮器温度センサの検知温度が、運転停止中には第1の所定温度以下、運転中には第1の所定温度より高い第2の所定温度以下を検知した場合、外気温度が低温であることを報知する報知手段と、前記貯水タンクへ給水する給水管に設けたヒータとを備え、前記凝縮器温度センサが前記第1又は第2の所定温度以下を検知した場合、前記ヒータに通電することを特徴とする製氷機を提供する。
【0006】
従って、製氷運転に支障を来す、凝縮器フィルターの目詰まりやファンロック等を検知する凝縮器温度センサを用いて低外気温を検知することができ、特別な温度センサを新たに設けることなく低外気温を検知することができ、しかも、製氷運転中と運転停止中に関わらず正確な外気温度保障が可能となり、低外気温度時には、ヒータに通電することにより、低外気温度であっても製氷動作を継続することができ、従って、低コストで、信頼性の高い低温度検知を行うと共に、低外気温時であっても氷の提供を行うことができる製氷機を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1は本発明のオーガ式製氷機IMの縦断側面図、図2は本発明のオーガ式製氷機IMの回路図、図3は本発明のフローチャートを示している。
オーガ式製氷機IMは、断熱箱体に構成された貯氷庫を備え、この貯氷庫内に製氷された氷を貯氷するもので、単に製氷機として用いられる他、自動販売機等にも搭載される。
【0010】
このオーガ式製氷機IMは、製氷するため冷却器2を備える製氷部1と、この製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器3、圧縮機4、及び膨張弁5、デハイドレータ6とを冷媒配管にて接続して構成している。尚、7は前記凝縮器3を冷却するための凝縮器冷却用送風機である。
また、前記製氷部1に水を供給するため、水道管8と給水弁WV2を介して接続され、水道水を貯溜する貯水タンク9が設けられており、この貯水タンク9には、オーバーフロー管10が接続されると共に、貯水タンク9内に満水位スイッチ22と低水位スイッチ23とからなる水位検出装置が設けられている。また、60は、水道管8に捲回された加熱用の凍結防止ヒータである。
【0011】
更に、貯水タンク9に貯溜された水は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水は排水管13にて排水される。また、この排水管13は前記オーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されている。
前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ16を同心的に挿入し、前記冷却円筒15の外壁にパイプ状の前記冷却器2を螺旋状に密着巻付して構成されている。また、これら冷却円筒15と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上を目的としてハンダが注入される。
【0012】
また、前記オーガ16は、下部を下部軸受け17にて、上部を氷圧縮経路を構成する上部軸受け18にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧縮された氷は、その上部に設けられている氷導出部19(シューター)から図示しない貯氷庫に導出される。
更に、冷却円筒15の下部には、オーガ16を回転駆動するためオーガモータ45を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続されている。
【0013】
次に、図2を参照して以下に回路図を説明する。Kは、リミットセンサ30、凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサ31(CTセンサ)、冷却器の温度を検知する冷却器センサ32、貯氷センサ33が接続されたコントロール基板で、基板用トランス34から電源を得ている。尚、凝縮器温度センサ31は、凝縮器3の出口側の冷媒配管に取り付けられている。
【0014】
また、前記コントロール基板Kには、各センサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示基板36、高圧スイッチ37、及び前記満水位スイッチ22、低水位スイッチ23が接続されている。
38は操作スイッチで、オーガ式製氷機IMの動作を開始するものである。そして、操作スイッチ38には、コンプレッサ4のコンプレッサモータ39をON、OFFするコンプレッサ用リレー40、始動コンデンサ41及び運転コンデンサ42、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサモータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されている。
【0015】
更に、コンプレッサモータ始動リレー43とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との間から前記コントロール基板Kに接続している。
また、前記コントロール基板Kには、前記凍結防止ヒータ60に接続されたリレーR5と、オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続されたリレーR4と、コンデンシングファンモータ45及びコンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッサ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー40をON、OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45のオーバーロードリレーである。
【0016】
更に、コントロール基板Kは、前記オーガモータ45への通電時間を計測して積算する積算手段が設けられている。
また、前記操作基板35には、モード切換スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ50、排水スイッチ51、排水ランプ52が夫々設けられている。
【0017】
更に、表示基板36は、警報手段として低外気温警報ランプ53、停止ランプ54を備え、負の表示、即ちマイナス表示が可能な構造となっている。尚、警報手段として低外気温警報ランプ53の他、ブザー等であっても良い。
上述した構造において、以下に図3のフローチャートを参照して本発明の動作を説明する。
【0018】
先ず、製氷運転中か否か判断し(ステップS1)、製氷運転中であれば(Y)、凝縮器温度センサ31が5℃以下であるか否か判断する(ステップS2)。凝縮器温度センサ31が5℃以下でない場合(N)、低外気温警報の出力を停止し(ステップS3)、凍結防止ヒータ60をOFFする(ステップS4)。
また、ステップS1で、製氷運転中でない場合(N)、凝縮器温度センサ31が0℃以下であるか否か判断する(ステップS5)。ここで、0℃以下でない場合(N)、ステップS3及びステップS4を実行、即ち低外気温警報の出力を停止して、凍結防止ヒータ60をOFFとする。
【0019】
また、ステップS2で凝縮器温度センサ31の5℃以下である場合(Y)、若しくはステップS5で凝縮器温度センサ31が0℃以下である場合(Y)には、低外気温警報を出力し(ステップS6)、低外気温警報ランプ53を点灯させ、凍結防止ヒータ60をONする(ステップS7)。
尚、運転開始直後に誤判断する可能性があるため、10分間遅延させた後に、温度検知を行っている。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述した如く請求項1の発明によれば、製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内の水を製氷する製氷部と、該製氷部に設けられた冷却器と、該冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機及び凝縮器と、該凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサと、該凝縮器温度センサの検知温度が、運転停止中には第1の所定温度以下、運転中には第1の所定温度より高い第2の所定温度以下を検知した場合、外気温度が低温であることを報知する報知手段と、前記貯水タンクへ給水する給水管に設けたヒータとを備え、前記凝縮器温度センサが前記第1又は第2の所定温度以下を検知した場合、前記ヒータに通電することを特徴とする製氷機を提供する。
【0025】
このため、製氷運転に支障を来す、凝縮器フィルターの目詰まりやファンロック等を検知する凝縮器温度センサを用いて低外気温を検知することができ、特別な温度センサを新たに設けることなく低外気温を検知することができ、しかも、製氷運転中と運転停止中に関わらず正確な外気温度保障が可能となり、低外気温度時には、ヒータに通電することにより、低外気温度であっても製氷動作を継続することができ、従って、低コストで、信頼性の高い低温度検知を行うと共に、低外気温時であっても氷の提供を行うことができる製氷機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーガ式製氷機の縦断側面図である。
【図2】本発明のオーガ式製氷機の電気回路図である。
【図3】本発明のオーガ式製氷機の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
IM オーガ式製氷機
1 製氷部
2 冷却器
3 凝縮器
4 圧縮機
9 貯水タンク
53 低外気温警報ランプ
60 凍結防止ヒータ
Claims (1)
- 製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内の水を製氷する製氷部と、該製氷部に設けられた冷却器と、該冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機及び凝縮器と、該凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサと、該凝縮器温度センサの検知温度が、運転停止中には第1の所定温度以下、運転中には第1の所定温度より高い第2の所定温度以下を検知した場合、外気温度が低温であることを報知する報知手段と、前記貯水タンクへ給水する給水管に設けたヒータとを備え、前記凝縮器温度センサが前記第1又は第2の所定温度以下を検知した場合、前記ヒータに通電することを特徴とする製氷機。
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JP11765296A JP3842840B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 製氷機 |
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ID=14716980
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JP11765296A Expired - Fee Related JP3842840B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 製氷機 |
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