JPH11300101A - 蒸溜装置 - Google Patents

蒸溜装置

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JPH11300101A
JPH11300101A JP11560098A JP11560098A JPH11300101A JP H11300101 A JPH11300101 A JP H11300101A JP 11560098 A JP11560098 A JP 11560098A JP 11560098 A JP11560098 A JP 11560098A JP H11300101 A JPH11300101 A JP H11300101A
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JP
Japan
Prior art keywords
water
boiler
temperature
ceramic heater
detection sensor
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Pending
Application number
JP11560098A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Sato
佐藤  一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scientific Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scientific Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11300101A publication Critical patent/JPH11300101A/ja
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックヒータの節電を図ると共に、凍結
による凝縮器の破損を未然に防ぐ。 【解決手段】 ボイラ1と、ボイラ1内の水を沸騰させ
るセラミックヒータ13と、セラミックヒータ13内に
組込まれ、ヒータ温度を検知する検知センサ11と、沸
騰水を凝縮し蒸溜水として取出す凝縮器3と、ボイラ1
内の水位を制御するフロートスイット15と、前記検知
センサ11からの信号に基づいてセラミックヒータ13
をオン・オフに制御する制御部31とを有し、前記検知
センサ11は、ボイラ1内の水温の凍結温度情報として
制御部31へ入力する水温検知センサを兼ね備え、1本
の検知センサで済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラ内の水を
沸騰させて蒸溜水を作る蒸溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蒸溜装置の概要は、セラミック
ヒータによってボイラ内の水を沸騰させ、その沸騰水を
凝縮器で凝縮して蒸溜水を取出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運転中における蒸溜装
置のボイラ内の水は、フロートスイッチによって常に一
定の液面に管理されるため、運転停止後、ボイラ内の水
は、一定の液面に維持された状態で残り、凝縮器の冷却
管内は、水が充満した状態で残る。この場合、特に、外
気温が氷点下に下がる寒冷地区では、残った水が凍結
し、場合によってはガラス製の凝縮器にあっては破損す
る恐れがあった。
【0004】このために、寒冷地対策として、 (1)運転停止後は、凝縮器冷却管内の水を抜き取る。 (2)凝縮器に水を流し続ける。 (3)余熱ヒータを入れる。 等の手段が取られている。
【0005】しかしながら、(1)にあっては、排水切
換用の電磁弁、三方継手、加圧エアーポンプ及びそれを
制御する制御部品等が必要となり、組付性、コスト性の
面で望ましくない。
【0006】また、(2)にあっては、電気代、水道代
がかかると共にイオン交換樹脂の寿命を短くする等、ラ
ンニングコストの面で望ましくない。また、(3)にあ
っては、余熱ヒータの取付け、また、ランニングコスト
も上昇させる等の問題があった。そこで、この発明は、
前記問題の解消を図った蒸溜装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ボイラと、ボイラ内の水を沸騰させる
セラミックヒータと、セラミックヒータ内に組込まれ、
ヒータ温度を検知する検知センサと、沸騰水を凝縮し蒸
溜水として取出す凝縮器と、ボイラ内の水位を制御する
フロートスイッチと、前記検知センサからの信号に基づ
いてセラミックヒータをオン・オフに制御する制御部と
を有し、前記検知センサは、ボイラ内の水温の凍結温度
情報として制御部へ入力する水温検知センサを兼ねるよ
うにする。
【0008】かかる蒸溜装置によれば、セラミックヒー
タは、蒸留工程中、検知センサによってヒータ温度が一
定に管理される。一方、運転停止後、ボイラ内の水温
は、検知センサによって監視され、凍結温度情報として
制御部へ入力される。そして、水温が所定温度、例え
ば、5°〜10℃以下になった時に、セラミックヒータ
をオンとし、一定時間加熱を行なう動作を繰返すことで
凍結を防ぐようにする。
【0009】これにより、一定温度以下に低下する毎に
セラミックヒータを作動させればよいため、節電が図れ
ると共に、検知センサは、ヒータと水温の温度検知を兼
ねるため、一つで済むようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明の実施形態について具体的に説明す
る。
【0011】図2において、1はボイラ、3は凝縮器、
5は蒸溜水を溜める蒸溜水タンクをそれぞれ示してい
る。ボイラ1は、フロート筒7の液面と常に同一となる
よう連通管9を介して連通しており、検知センサ11を
内蔵したセラミックヒータ13が複数本取付けられてい
る。
【0012】フロート筒7には、ボイラ1内の水位を規
定の液面に維持するよう検知するボイラ水位制御用フロ
ートスイッチ15の外に、ヒータ制御用のフロートスイ
ッチ17とボイラ過熱検知用のフロートスイッチ19が
それぞれ設けられている。
【0013】ボイラ水位制御用のフロートスイッチ15
は、図3に示す如く、フロートスイッチ15のON・O
FFに対応して、給水用電磁弁21及びボイラ給水用電
磁弁23を開閉することで、水は、矢印で示す如く給水
口25から前処理カートリッジ27,イオン交換器29
を通過する際に不純物が取除かれた後、フロート筒7,
ボイラ1内へ給水される一方、規定水位に達したことを
検知すると、その検知信号は制御部31に入力され、そ
の検知信号に基づき制御部31はセラミックヒータ13
をONとするように機能し、蒸溜運転に入るようになっ
ている。
【0014】ヒータ制御用のフロートスイッチ17は、
フロートスイッチ15、給水用電磁弁21、ボイラ給水
用電磁弁23が、誤動作あるいは故障し、ボイラに給水
されず規定された水位より液面が下がり液面より露出す
ると、その検知信号は制御部31に入力され、その検知
信号に基づき制御部31はセラミックヒータ13をOF
Fとするよう機能し、セラミックヒータ13の過度の加
熱状態となるのを防ぐようになる。
【0015】ボイラ過熱検知用のフロートスイッチ19
は、ボイラ1内の圧力が、何等かの原因で異常に高まり
フロート筒7内の液面を押上げてフロートスイッチ19
に接触すると、その検知信号は制御部31に入力され、
その検知信号に基づき制御部31はセラミックヒータ1
3をOFFとするよう機能する。
【0016】制御部31は、前記各フロートスイッチ1
5,17,19からの信号でセラミックヒータ13をO
N・OFFに制御する外に、前記した検知センサ11と
水位検知スイッチS1〜S5からの検知信号に基づい
て、セラミックヒータ13をON・OFFに制御する。
【0017】検知センサ11は、セラミックヒータ13
内に組込まれており、セラミックヒータ13のヒータ温
度情報としてヒータ温度を検知する検知機能と、運転停
止後のボイラ1内の水温の凍結温度情報として水温を検
知する水温検知機能とを備えた構造となっている。
【0018】即ち、検知センサ11は、図3に示す如
く、運転中は水温より高い複数本のセラミックヒータ1
3に内臓した検知センサ11により、各々のヒータ温度
を検知し、運転停止後は水温を検知するもので、例え
ば、冷却水用電磁弁33が故障したり、冷却水量が減少
したり、冷却水温が異常上昇した時、液面が下がって、
セラミックヒータ13の温度が異常に高くなると、その
ヒータ温度情報を制御部31に入力し、その検知信号に
基づき制御部31はセラミックヒータ13をOFFとな
るよう制御する。
【0019】また、運転停止後において、ボイラ1内の
水温が下がり、例えば、水温が5°〜10℃に達する
と、複数本のセラミックヒータ13に内臓した検知セン
サ11の内、いずれか一本がその温度に至ると、その水
温情報を制御部31に入力し、その検知信号に基づき制
御部31は一定時間、セラミックヒータ13をONとな
るよう制御する。これにより、ボイラ水及び凝縮器3内
の冷却管内の水は、凍結温度以上の水温に常時保たれる
ようになる。
【0020】なお、セラミックヒータ13のON制御
は、前記した如く一定時間ONとするタイマー制御の外
に、所定の水温に達するまでON状態とする水温制御タ
イプであってもよい。
【0021】凝縮器3は、前記ボイラ1と接続し、運転
時に開となる冷却水用電磁弁13を介して送り込まれる
冷却水によって沸騰水を凝縮し、蒸溜水とする。これに
より、蒸溜水は蒸溜水タンク5へ送り込まれるようにな
っている。
【0022】蒸溜水タンク5は、内部に複数の水位検知
スイッチS1〜S5が設けられ、蒸溜水タンク5内の蒸
溜水は、ポンプ35を駆動することで採取口37から取
出せるようになっている。
【0023】水位検知スイッチS1〜S5は、上下方向
に沿って配置されている。最上位の水位検知S1はオン
になることで蒸溜水タンク5内が満水になったことを検
知するスイッチとなっている。その検知信号は制御部3
1に入力され、制御部31は、その検知信号に基づきセ
ラミックヒータ13をOFFとして蒸溜運転を停止す
る。最下位の水位検知スイッチS5は、ONになること
で、蒸溜水が残り少ないことを検知するスイッチとなっ
ていて、このスイッチ信号が働いている時に、蒸溜水取
出し用のポンプ35を操作しても駆動しないようになっ
ている。
【0024】なお、図2において、39は減圧弁、41
はイオン交換水水質計電極、43はイオン交換水流量セ
ンサ、45はサンプリング用のイオン交換水採取用電磁
弁をそれぞれ示している。
【0025】このように構成された蒸溜装置によれば、
給水用電磁弁21及びボイラ供給用電磁弁23を開とす
ることで、フロート筒7のボイラ水位制御用のフロート
スイッチ15によってボイラ1内に所定の液面が確保さ
れる。
【0026】次に、セラミックヒータ13のONにより
蒸溜運転に入る。この時、セラミックヒータ13は、検
知センサ11によりヒータ温度が監視される。同時に、
ボイラ1内の水は、セラミックヒータ13によって加熱
され、その沸騰水は凝縮器3において凝縮され蒸溜水と
なる。蒸溜水は蒸溜水タンク5に送り込まれた後、必要
に応じて採取口37から取出される。
【0027】次に、蒸留水タンク5が満水により、運転
が停止すると、ボイラ1及び凝縮器の冷却管内の水は外
気温に対応して下がり始める。この時のボイラ1内の水
温は、検知センサ11によって監視され、例えば、水温
が5°〜10℃以下に達すると、その水温情報は制御部
31に入力される。
【0028】制御部31は、検知センサ11からの検知
情報に基づき、セラミックヒータ13を所定時間ONと
する。これにより、ボイラ1内の水温は常に凍結温度以
上に、維持されると共に、ボイラ1と接続の凝縮器3の
冷却管内の水も凍結することはない。
【0029】したがって、セラミックヒータ13は、水
温が凍結温度に近づくとONとなる作動状態となるた
め、節電が図れると共に、水温検知用センサが不要とな
る。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の蒸溜
装置によれば、セラミックヒータを取付けることで、検
知センサの取付けも同時に完了する。また、検知センサ
は一つで済むと共に、ヒータ温度及び水の凍結温度情報
が得られるため、水温検知センサが不要となる。このた
め、コスト性・組付性の面で大変好ましいものとなる。
また、セラミックヒータの節電が図れると共に、凍結に
よる凝縮器の破損を未然に防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる蒸溜装置の要部を示した説明
図。
【図2】蒸溜装置全体の概要説明図。
【図3】各センサ、スイッチ、電磁弁等のタイムチャー
ト。
【符号の説明】 1 ボイラ 3 凝縮器 11 検知センサ 13 セラミックヒータ 15 フロートスイッチ 31 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラと、ボイラ内の水を沸騰させるセ
    ラミックヒータと、 セラミックヒータ内に組込まれ、ヒータ温度を検知する
    検知センサと、沸騰水を凝縮し蒸溜水として取出す凝縮
    器と、ボイラ内の水位を制御するフロートスイットと、
    前記検知センサからの信号に基づいてセラミックヒータ
    をオン・オフに制御する制御部とを有し、 前記検知センサは、ボイラ内の水温の凍結温度情報とし
    て制御部へ入力する水温検知センサを兼ねることを特徴
    とする蒸溜装置。
JP11560098A 1998-04-24 1998-04-24 蒸溜装置 Pending JPH11300101A (ja)

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JP11560098A JPH11300101A (ja) 1998-04-24 1998-04-24 蒸溜装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030095841A (ko) * 2002-06-14 2003-12-24 박정식 용기의 수위제어장치
CN107376391A (zh) * 2017-07-19 2017-11-24 浙江全世科技有限公司 用于双重蒸馏设备的自动进液控制装置及方法
CN108591988A (zh) * 2018-04-28 2018-09-28 广东美的厨房电器制造有限公司 蒸汽发生装置及其控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030095841A (ko) * 2002-06-14 2003-12-24 박정식 용기의 수위제어장치
CN107376391A (zh) * 2017-07-19 2017-11-24 浙江全世科技有限公司 用于双重蒸馏设备的自动进液控制装置及方法
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