JP3301809B2 - 製氷機 - Google Patents
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- JP3301809B2 JP3301809B2 JP04521193A JP4521193A JP3301809B2 JP 3301809 B2 JP3301809 B2 JP 3301809B2 JP 04521193 A JP04521193 A JP 04521193A JP 4521193 A JP4521193 A JP 4521193A JP 3301809 B2 JP3301809 B2 JP 3301809B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷装置にて生成され
た氷を貯氷庫にて貯蔵する製氷機に関するものである。
た氷を貯氷庫にて貯蔵する製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機は、例えば実開昭60
−151068号公報(F25C5/18)に示される
ように、製氷装置にて生成された氷を貯氷庫に貯蔵し、
この貯氷庫から随時氷を取り出して使用することができ
るように構成されている。また、製氷装置による製氷運
転は貯氷庫内に所定量の氷が貯えられるまで行われ、所
定の貯氷量に達した段階で製氷運転を停止し、氷の取り
出しにより貯氷庫内の貯氷量が前記所定貯氷量より減少
した場合には、製氷運転を再開することにより、貯氷庫
内に常時所定量の氷を貯えておけるように構成されてい
る。
−151068号公報(F25C5/18)に示される
ように、製氷装置にて生成された氷を貯氷庫に貯蔵し、
この貯氷庫から随時氷を取り出して使用することができ
るように構成されている。また、製氷装置による製氷運
転は貯氷庫内に所定量の氷が貯えられるまで行われ、所
定の貯氷量に達した段階で製氷運転を停止し、氷の取り
出しにより貯氷庫内の貯氷量が前記所定貯氷量より減少
した場合には、製氷運転を再開することにより、貯氷庫
内に常時所定量の氷を貯えておけるように構成されてい
る。
【0003】ところで、係る貯氷庫内の前記所定貯氷量
の検知は、通常前記公報にも示されるような赤外線セン
サーにて構成された貯氷スイッチにて行われており、貯
氷庫に貯えられた氷の高さが、この赤外線センサーの発
光素子と受光素子間の光路を遮る位置(所定貯氷量)ま
で上昇し、発光素子からの光が受光素子まで届かなくな
った場合に、係る非受光信号により前記製氷運転を停止
すると共に、氷の高さが前記光路を遮らなくなる位置ま
で低下し、発光素子からの光が受光素子に届くようにな
ったら、この受光信号に基づいて製氷運転を再開するも
のであった。
の検知は、通常前記公報にも示されるような赤外線セン
サーにて構成された貯氷スイッチにて行われており、貯
氷庫に貯えられた氷の高さが、この赤外線センサーの発
光素子と受光素子間の光路を遮る位置(所定貯氷量)ま
で上昇し、発光素子からの光が受光素子まで届かなくな
った場合に、係る非受光信号により前記製氷運転を停止
すると共に、氷の高さが前記光路を遮らなくなる位置ま
で低下し、発光素子からの光が受光素子に届くようにな
ったら、この受光信号に基づいて製氷運転を再開するも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る貯
氷スイッチの発光素子、或いは受光素子の表面に製氷用
水の水垢や水滴が付着すると、貯氷庫内の貯氷量が所定
値よりも少ないにも係わらず、発光素子からの光が受光
素子に届かなくなり、それによって製氷機は製氷運転を
停止してしまう。即ち、氷の消費により、或いは外部か
らの熱侵入による氷の融解によって氷量が減少し、貯氷
庫内の貯氷量が所定値に達していないにも係わらず、製
氷運転が停止したままとなるため、使用者は製氷装置の
故障と誤認して無用な点検を強いられる問題があった。
氷スイッチの発光素子、或いは受光素子の表面に製氷用
水の水垢や水滴が付着すると、貯氷庫内の貯氷量が所定
値よりも少ないにも係わらず、発光素子からの光が受光
素子に届かなくなり、それによって製氷機は製氷運転を
停止してしまう。即ち、氷の消費により、或いは外部か
らの熱侵入による氷の融解によって氷量が減少し、貯氷
庫内の貯氷量が所定値に達していないにも係わらず、製
氷運転が停止したままとなるため、使用者は製氷装置の
故障と誤認して無用な点検を強いられる問題があった。
【0005】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、貯氷庫内の貯氷量を検出する
貯氷量検出手段に発生した異常を検出することができる
製氷機を提供することを目的とする。
めに成されたものであり、貯氷庫内の貯氷量を検出する
貯氷量検出手段に発生した異常を検出することができる
製氷機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
製氷機Iは、冷却装置に含まれる冷却器4を有して氷を
生成する製氷装置1と、この製氷装置1にて生成された
氷を貯蔵する貯氷庫13と、この貯氷庫13内の貯氷量
を検出する貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23と、製
氷装置1における製氷運転を制御する制御手段(マイク
ロコンピュータ)26とを具備しており、制御手段(マ
イクロコンピュータ)26は、貯氷量検出手段(貯氷ス
イッチ)23の出力に基づき、貯氷庫13内の貯氷量が
所定氷量に達した場合に製氷装置1における製氷運転を
停止し、前記所定氷量より低下した場合に製氷運転を再
開すると共に、貯氷庫13内の貯氷量が所定氷量より低
下したことを貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23が所
定期間検出しない場合には、この貯氷量検出手段(貯氷
スイッチ)23の異常と判断して所定の警報動作を実行
するようにした製氷機において、冷却装置の凝縮器16
の温度、若しくは製氷機Iの周囲温度を検出する温度検
出手段(CTセンサー)18を設け、制御手段(マイク
ロコンピュータ)26は温度検出手段(CTセンサー)
18の出力に基づいて前記所定期間を変更することを特
徴とする。
製氷機Iは、冷却装置に含まれる冷却器4を有して氷を
生成する製氷装置1と、この製氷装置1にて生成された
氷を貯蔵する貯氷庫13と、この貯氷庫13内の貯氷量
を検出する貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23と、製
氷装置1における製氷運転を制御する制御手段(マイク
ロコンピュータ)26とを具備しており、制御手段(マ
イクロコンピュータ)26は、貯氷量検出手段(貯氷ス
イッチ)23の出力に基づき、貯氷庫13内の貯氷量が
所定氷量に達した場合に製氷装置1における製氷運転を
停止し、前記所定氷量より低下した場合に製氷運転を再
開すると共に、貯氷庫13内の貯氷量が所定氷量より低
下したことを貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23が所
定期間検出しない場合には、この貯氷量検出手段(貯氷
スイッチ)23の異常と判断して所定の警報動作を実行
するようにした製氷機において、冷却装置の凝縮器16
の温度、若しくは製氷機Iの周囲温度を検出する温度検
出手段(CTセンサー)18を設け、制御手段(マイク
ロコンピュータ)26は温度検出手段(CTセンサー)
18の出力に基づいて前記所定期間を変更することを特
徴とする。
【0007】また、請求項2の発明の製氷機Iは、冷却
装置に含まれる冷却器4を有して氷を生成する製氷装置
1と、この製氷装置1にて生成された氷を貯蔵する貯氷
庫13と、この貯氷庫13内の貯氷量を検出する貯氷量
検出手段(貯氷スイッチ)23と、製氷装置1における
製氷運転を制御する制御手段(マイクロコンピュータ)
26とを具備しており、制御手段(マイクロコンピュー
タ)26は、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の出
力に基づき、貯氷庫13内の貯氷量が所定氷量に達した
場合に製氷装置1における製氷運転を停止し、前記所定
氷量より低下した場合に製氷運転を再開すると共に、貯
氷庫13内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷
量検出手段(貯氷スイッチ)23が所定期間検出しない
場合には、この貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常と判断して所定の警報動作を 実行するようにした製
氷機において、制御手段(マイクロコンピュータ)26
は、製氷運転に要した時間を計時する計時手段を具備し
ており、この計時手段が計時した製氷運転時間に基づい
て前記所定期間を変更することを特徴とする。
装置に含まれる冷却器4を有して氷を生成する製氷装置
1と、この製氷装置1にて生成された氷を貯蔵する貯氷
庫13と、この貯氷庫13内の貯氷量を検出する貯氷量
検出手段(貯氷スイッチ)23と、製氷装置1における
製氷運転を制御する制御手段(マイクロコンピュータ)
26とを具備しており、制御手段(マイクロコンピュー
タ)26は、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の出
力に基づき、貯氷庫13内の貯氷量が所定氷量に達した
場合に製氷装置1における製氷運転を停止し、前記所定
氷量より低下した場合に製氷運転を再開すると共に、貯
氷庫13内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷
量検出手段(貯氷スイッチ)23が所定期間検出しない
場合には、この貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常と判断して所定の警報動作を 実行するようにした製
氷機において、制御手段(マイクロコンピュータ)26
は、製氷運転に要した時間を計時する計時手段を具備し
ており、この計時手段が計時した製氷運転時間に基づい
て前記所定期間を変更することを特徴とする。
【0008】
【作用】製氷機Iの貯氷庫13内の氷は、季節によって
異なるものの、通常は一定時間当たり所定の割合で使用
されると共に、外部からの熱侵入により一定の割合で融
解し、減少して行く。従って、貯氷庫13内の貯氷量が
所定氷量に達してからある程度長い所定期間、氷の減少
を貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23が検知しない場
合には、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23に前述の
如き異常が発生しているものと考えられる。
異なるものの、通常は一定時間当たり所定の割合で使用
されると共に、外部からの熱侵入により一定の割合で融
解し、減少して行く。従って、貯氷庫13内の貯氷量が
所定氷量に達してからある程度長い所定期間、氷の減少
を貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23が検知しない場
合には、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23に前述の
如き異常が発生しているものと考えられる。
【0009】請求項1の発明の製氷機Iによれば、貯氷
庫13内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷量
検出手段(貯氷スイッチ)23が所定期間検出しない場
合には、制御手段(マイクロコンピュータ)26がこの
貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常と判断して
所定の警報動作を実行するので、使用者は製氷装置1の
故障では無く、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常であると容易に判別することができ、迅速な処置を
とることを可能となる。
庫13内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷量
検出手段(貯氷スイッチ)23が所定期間検出しない場
合には、制御手段(マイクロコンピュータ)26がこの
貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常と判断して
所定の警報動作を実行するので、使用者は製氷装置1の
故障では無く、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常であると容易に判別することができ、迅速な処置を
とることを可能となる。
【0010】そして、氷の使用量や融解量は前述の如く
季節によって異なり、夏場暑いときには多くなり、従っ
て、前記所定氷量に達した後にそれより低下するまでの
期間は短くなると共に、冬場寒いときには逆に少なくな
り、従って、所定氷量に達した後にそれより低下するま
での期間は長くなる。そこで、冷却装置の凝縮器16の
温度或いは周囲温度により、制御手段(マイクロコンピ
ュータ)26が貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常を判別する所定期間を変更するので、迅速に異常を
検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することがで
き、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常検出精
度を向上させることができるようになる。
季節によって異なり、夏場暑いときには多くなり、従っ
て、前記所定氷量に達した後にそれより低下するまでの
期間は短くなると共に、冬場寒いときには逆に少なくな
り、従って、所定氷量に達した後にそれより低下するま
での期間は長くなる。そこで、冷却装置の凝縮器16の
温度或いは周囲温度により、制御手段(マイクロコンピ
ュータ)26が貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の
異常を判別する所定期間を変更するので、迅速に異常を
検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することがで
き、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常検出精
度を向上させることができるようになる。
【0011】また、夏場暑いときには製氷機Iの製氷運
転に要する時間は長くなり、逆に、冬場寒いときには短
くなる。そこで、請求項2の発明の製氷機Iによれば、
製氷運転に要した時間を計時する計時手段が計時した製
氷運転時間に基づいて、制御手段(マイクロコンピュー
タ)26が貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常
を判別する所定期間を変更するので、同様に迅速に異常
を検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することが
でき、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常検出
精度を向上させることができるようになる。
転に要する時間は長くなり、逆に、冬場寒いときには短
くなる。そこで、請求項2の発明の製氷機Iによれば、
製氷運転に要した時間を計時する計時手段が計時した製
氷運転時間に基づいて、制御手段(マイクロコンピュー
タ)26が貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常
を判別する所定期間を変更するので、同様に迅速に異常
を検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することが
でき、貯氷量検出手段(貯氷スイッチ)23の異常検出
精度を向上させることができるようになる。
【0012】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の製氷機Iの制御装置20の電気回路
のブロック図、図2は製氷機Iの縦断面図である。実施
例としての製氷機Iは、断熱壁にて形成する本体内上部
に設置された所謂逆セル型の製氷装置1と、下向きに開
口する複数の区画された製氷部2を有した冷凍室3と、
該冷凍室3の上壁上に設けた冷却装置の冷却器4と、冷
凍室3を下方から塞ぐ平板状の水皿5と、該水皿5に固
定され水皿5と共に傾復動可能な水タンク6と、各製氷
部2に対応して水皿5に穿設した噴水口(図示せず)
と、外部水源に接続して水タンク6への給水を適宜行う
給水電磁弁7と、水タンク6内に給水された製氷用水を
噴水口を通して各製氷部2に噴水せしめるための循環ポ
ンプ8等により構成されている。
る。図1は本発明の製氷機Iの制御装置20の電気回路
のブロック図、図2は製氷機Iの縦断面図である。実施
例としての製氷機Iは、断熱壁にて形成する本体内上部
に設置された所謂逆セル型の製氷装置1と、下向きに開
口する複数の区画された製氷部2を有した冷凍室3と、
該冷凍室3の上壁上に設けた冷却装置の冷却器4と、冷
凍室3を下方から塞ぐ平板状の水皿5と、該水皿5に固
定され水皿5と共に傾復動可能な水タンク6と、各製氷
部2に対応して水皿5に穿設した噴水口(図示せず)
と、外部水源に接続して水タンク6への給水を適宜行う
給水電磁弁7と、水タンク6内に給水された製氷用水を
噴水口を通して各製氷部2に噴水せしめるための循環ポ
ンプ8等により構成されている。
【0013】9は冷却器4の温度を検出するためのET
センサーであり、10は水タンク6に給水された製氷用
水の水温を検出するためのWTセンサーである。また、
製氷装置1の下方には水タンク6内の残水を受けて排水
管11より排水する受皿12があり、水皿5の傾め前方
には貯氷庫13が形成されている。更に、機械室14に
は冷却装置の圧縮機15、凝縮器16及び凝縮器冷却用
ファン17が配設されている。18は凝縮器16の温度
を検出するためのCTセンサーである。更に、貯氷庫1
3内に貯えられた氷の量が所定氷量となった場合に、そ
の上端の氷の高さとなる貯氷庫13内面には、相対向す
る赤外線発光素子21及び赤外線受光素子22とから構
成された貯氷量検出手段としての貯氷スイッチ23が取
り付けられている。
センサーであり、10は水タンク6に給水された製氷用
水の水温を検出するためのWTセンサーである。また、
製氷装置1の下方には水タンク6内の残水を受けて排水
管11より排水する受皿12があり、水皿5の傾め前方
には貯氷庫13が形成されている。更に、機械室14に
は冷却装置の圧縮機15、凝縮器16及び凝縮器冷却用
ファン17が配設されている。18は凝縮器16の温度
を検出するためのCTセンサーである。更に、貯氷庫1
3内に貯えられた氷の量が所定氷量となった場合に、そ
の上端の氷の高さとなる貯氷庫13内面には、相対向す
る赤外線発光素子21及び赤外線受光素子22とから構
成された貯氷量検出手段としての貯氷スイッチ23が取
り付けられている。
【0014】次に、図1の制御装置20において、制御
手段としての汎用マイクロコンピュータ26の入力には
前記ETセンサー9の出力と、WTセンサー10の出力
と、貯氷スイッチ23の出力と、水皿5の位置を検出す
るための水皿位置検出スイッチ27の出力が接続され、
マイクロコンピュータ26の出力には前記給水電磁弁7
と、圧縮機15と、凝縮器冷却用ファン17が接続され
ると共に、前記水皿5を傾復動させるための減速モータ
ー28が正逆回路29を介して接続され、また、前記循
環ポンプ8も接続されている。更に、マイクロコンピュ
ータ26の出力には圧縮機15からの高温冷媒(ホット
ガス)を凝縮器16ではなく、直接冷却器4に流入させ
るためのホットガス電磁弁31が接続され、また、マイ
クロコンピュータ26の基板上には二桁の7セグメント
LEDから成る表示装置32が設けられている。
手段としての汎用マイクロコンピュータ26の入力には
前記ETセンサー9の出力と、WTセンサー10の出力
と、貯氷スイッチ23の出力と、水皿5の位置を検出す
るための水皿位置検出スイッチ27の出力が接続され、
マイクロコンピュータ26の出力には前記給水電磁弁7
と、圧縮機15と、凝縮器冷却用ファン17が接続され
ると共に、前記水皿5を傾復動させるための減速モータ
ー28が正逆回路29を介して接続され、また、前記循
環ポンプ8も接続されている。更に、マイクロコンピュ
ータ26の出力には圧縮機15からの高温冷媒(ホット
ガス)を凝縮器16ではなく、直接冷却器4に流入させ
るためのホットガス電磁弁31が接続され、また、マイ
クロコンピュータ26の基板上には二桁の7セグメント
LEDから成る表示装置32が設けられている。
【0015】次に、図3のマイクロコンピュータ26の
プログラムを示すフローチャートに基づき本発明の製氷
機Iの動作を説明する。電源投入後、製氷機Iは最初に
ステップS1にて製氷行程を実行する。この製氷行程
で、マイクロコンピュータ26は水皿5が冷凍室3を塞
いでいる状態で、圧縮機15、凝縮器冷却用ファン17
を運転すると共に、給水電磁弁7を開いて水タンク6に
給水し、満水となったら給水電磁弁7を閉じて給水を終
了し、また、ホットガス電磁弁31は閉じて圧縮機15
から吐出された冷媒を凝縮器16にて放熱凝縮させた
後、減圧して冷却器4に供給し、蒸発させることにより
予冷運転を開始する。
プログラムを示すフローチャートに基づき本発明の製氷
機Iの動作を説明する。電源投入後、製氷機Iは最初に
ステップS1にて製氷行程を実行する。この製氷行程
で、マイクロコンピュータ26は水皿5が冷凍室3を塞
いでいる状態で、圧縮機15、凝縮器冷却用ファン17
を運転すると共に、給水電磁弁7を開いて水タンク6に
給水し、満水となったら給水電磁弁7を閉じて給水を終
了し、また、ホットガス電磁弁31は閉じて圧縮機15
から吐出された冷媒を凝縮器16にて放熱凝縮させた
後、減圧して冷却器4に供給し、蒸発させることにより
予冷運転を開始する。
【0016】これによって冷凍室3の冷却を行うと共
に、循環ポンプ8を運転して水タンク6内の製氷用水を
汲み上げ、前記噴水口から製氷部2へ噴水する。この噴
水された水は製氷部2から落下し、水皿5の図示しない
戻り孔から水タンク6内に回収される。また、マイクロ
コンピュータ26はWTセンサー10の検知する温度を
判断しており、検知温度が例えば+3℃(そのとき水タ
ンク6内の水温は略0℃となる)等の設定温度より低く
なったら予冷運転を終了し、その機能として有する製氷
タイマーを積算して製氷運転を開始する。
に、循環ポンプ8を運転して水タンク6内の製氷用水を
汲み上げ、前記噴水口から製氷部2へ噴水する。この噴
水された水は製氷部2から落下し、水皿5の図示しない
戻り孔から水タンク6内に回収される。また、マイクロ
コンピュータ26はWTセンサー10の検知する温度を
判断しており、検知温度が例えば+3℃(そのとき水タ
ンク6内の水温は略0℃となる)等の設定温度より低く
なったら予冷運転を終了し、その機能として有する製氷
タイマーを積算して製氷運転を開始する。
【0017】この製氷運転では製氷部2の内壁面に水皿
5から噴水された水が氷結し、徐々に氷が生成されて行
く。係る製氷が進行して前記製氷タイマーの積算が終了
すると、マイクロコンピュータ26は製氷運転(製氷行
程)を終了してステップS2に進み、離氷行程に移行す
る。尚、マイクロコンピュータ26は製氷行程を終了し
た時点で、当該製氷行程に要した時間をその機能として
有する計時手段としてのタイマーによって積算している
ものとする。
5から噴水された水が氷結し、徐々に氷が生成されて行
く。係る製氷が進行して前記製氷タイマーの積算が終了
すると、マイクロコンピュータ26は製氷運転(製氷行
程)を終了してステップS2に進み、離氷行程に移行す
る。尚、マイクロコンピュータ26は製氷行程を終了し
た時点で、当該製氷行程に要した時間をその機能として
有する計時手段としてのタイマーによって積算している
ものとする。
【0018】この離氷行程では、マイクロコンピュータ
26は凝縮器冷却用ファン17及び循環ポンプ8を停止
させると共に、正逆回路29によって減速モーター28
を正転させて水皿5の傾動を開始し、同時にホットガス
電磁弁31を開いて冷却器4にホットガスを流し、冷凍
室3を加熱する。また係る傾動により水皿5が図2に一
点鎖線で示す所定の傾斜開放位置まで傾斜したらマイク
ロコンピュータ26は水皿位置検出スイッチ27により
それを検知して減速モーター28を停止する。
26は凝縮器冷却用ファン17及び循環ポンプ8を停止
させると共に、正逆回路29によって減速モーター28
を正転させて水皿5の傾動を開始し、同時にホットガス
電磁弁31を開いて冷却器4にホットガスを流し、冷凍
室3を加熱する。また係る傾動により水皿5が図2に一
点鎖線で示す所定の傾斜開放位置まで傾斜したらマイク
ロコンピュータ26は水皿位置検出スイッチ27により
それを検知して減速モーター28を停止する。
【0019】係る冷却器4からの加熱によって冷凍室3
の温度は上昇して行き、製氷部2内の氷の表面が融解す
るので、氷は製氷部2から貯氷庫13内に落下して収容
される。そして、冷却器4の温度が所定の離氷終了温度
(+9℃等)に達すると、マイクロコンピュータ26は
ETセンサー9により冷却器4の当該離氷終了温度を検
知し、製氷部2からの氷の落下が終了したと判断して正
逆回路29により減速モータ28を逆転させて水皿5の
復動を開始する。また、前記ホットガス電磁弁31を閉
じ、冷却器4に減圧冷媒を供給して冷凍室3の冷却を開
始する。
の温度は上昇して行き、製氷部2内の氷の表面が融解す
るので、氷は製氷部2から貯氷庫13内に落下して収容
される。そして、冷却器4の温度が所定の離氷終了温度
(+9℃等)に達すると、マイクロコンピュータ26は
ETセンサー9により冷却器4の当該離氷終了温度を検
知し、製氷部2からの氷の落下が終了したと判断して正
逆回路29により減速モータ28を逆転させて水皿5の
復動を開始する。また、前記ホットガス電磁弁31を閉
じ、冷却器4に減圧冷媒を供給して冷凍室3の冷却を開
始する。
【0020】そして、水皿5が図2に実線で示す所定の
水平閉塞位置まで復動して冷凍室3を閉じると、マイク
ロコンピュータ26は水皿位置検出スイッチ27により
それを検知して減速モータ28を停止し、水皿5の復動
を停止させて離氷行程を終了する。このように製氷行
程、離氷行程が終了したらマイクロコンピュータ26は
ステップS3に進んで、貯氷庫13内の氷により前記貯
氷スイッチ23の赤外線発光素子21から赤外線受光素
子22に至る赤外線の光路が遮断されているか否か判断
し、貯氷庫13内の貯氷量が前記所定氷量に未だ達して
いない場合はステップS1に戻って前記製氷行程及び離
氷行程を繰り返す。
水平閉塞位置まで復動して冷凍室3を閉じると、マイク
ロコンピュータ26は水皿位置検出スイッチ27により
それを検知して減速モータ28を停止し、水皿5の復動
を停止させて離氷行程を終了する。このように製氷行
程、離氷行程が終了したらマイクロコンピュータ26は
ステップS3に進んで、貯氷庫13内の氷により前記貯
氷スイッチ23の赤外線発光素子21から赤外線受光素
子22に至る赤外線の光路が遮断されているか否か判断
し、貯氷庫13内の貯氷量が前記所定氷量に未だ達して
いない場合はステップS1に戻って前記製氷行程及び離
氷行程を繰り返す。
【0021】そして、貯氷庫13内の氷の量が前記所定
貯氷量に達すると、その上端の氷が貯氷スイッチ23の
赤外線発光素子21から赤外線受光素子22に至る赤外
線を遮断するようになるので、マイクロコンピュータ2
6はステップS3からステップS4に進み、前記圧縮機
15、凝縮器冷却用ファン17、循環ポンプ8及び減速
モーター28の運転を停止して製氷運転を停止する貯氷
行程に移行すると共に、貯氷行程に移行した時点からそ
の機能として有する貯氷タイマーの積算を開始し、更
に、前記CTセンサー18により貯氷行程開始時の凝縮
器16の温度を取り込む。
貯氷量に達すると、その上端の氷が貯氷スイッチ23の
赤外線発光素子21から赤外線受光素子22に至る赤外
線を遮断するようになるので、マイクロコンピュータ2
6はステップS3からステップS4に進み、前記圧縮機
15、凝縮器冷却用ファン17、循環ポンプ8及び減速
モーター28の運転を停止して製氷運転を停止する貯氷
行程に移行すると共に、貯氷行程に移行した時点からそ
の機能として有する貯氷タイマーの積算を開始し、更
に、前記CTセンサー18により貯氷行程開始時の凝縮
器16の温度を取り込む。
【0022】次に、マイクロコンピュータ26はステッ
プS5に進んでここでも貯氷庫13内の氷により前記貯
氷スイッチ23の赤外線発光素子21から赤外線受光素
子22に至る赤外線が遮断されているか否か判断し、遮
断されていればステップS6に進んで前記貯氷タイマー
の積算値が所定期間TSに達しているか否か判断する。
プS5に進んでここでも貯氷庫13内の氷により前記貯
氷スイッチ23の赤外線発光素子21から赤外線受光素
子22に至る赤外線が遮断されているか否か判断し、遮
断されていればステップS6に進んで前記貯氷タイマー
の積算値が所定期間TSに達しているか否か判断する。
【0023】この所定期間TSは標準で例えば12時間
であり、ステップS6で貯氷タイマーの積算値、即ち貯
氷行程の経過時間がこの所定期間TSに達していない場
合はステップS5に戻って貯氷スイッチ23による貯氷
量の監視を継続する。この間に氷が使用され、或いは、
外部からの熱侵入によって融解してその量が前記所定氷
量より低下すると、貯氷スイッチ23の赤外線発光素子
21から赤外線受光素子22に至る赤外線が遮断されな
くなるので、マイクロコンピュータ26はステップS5
からステップS1に戻って製氷行程を再開する。
であり、ステップS6で貯氷タイマーの積算値、即ち貯
氷行程の経過時間がこの所定期間TSに達していない場
合はステップS5に戻って貯氷スイッチ23による貯氷
量の監視を継続する。この間に氷が使用され、或いは、
外部からの熱侵入によって融解してその量が前記所定氷
量より低下すると、貯氷スイッチ23の赤外線発光素子
21から赤外線受光素子22に至る赤外線が遮断されな
くなるので、マイクロコンピュータ26はステップS5
からステップS1に戻って製氷行程を再開する。
【0024】ここで、貯氷スイッチ23の赤外線発光素
子21或いは受光素子22に水垢や水滴が付着してそれ
らの間の光路が遮られると、実際には氷が所定氷量より
低下しているにも係わらず、ステップS5からステップ
S1に向かわなくなり、ステップS5とステップS6を
繰り返すようになる。係る状況により貯氷行程の長さが
継続して12時間となると、マイクロコンピュータ26
はステップS6からステップS7に進んで貯氷スイッチ
23の異常と判断し、ステップS8で製氷機Iの運転を
停止すると共に、前記表示装置32にて貯氷スイッチ2
3に異常が発生したことを表示する。
子21或いは受光素子22に水垢や水滴が付着してそれ
らの間の光路が遮られると、実際には氷が所定氷量より
低下しているにも係わらず、ステップS5からステップ
S1に向かわなくなり、ステップS5とステップS6を
繰り返すようになる。係る状況により貯氷行程の長さが
継続して12時間となると、マイクロコンピュータ26
はステップS6からステップS7に進んで貯氷スイッチ
23の異常と判断し、ステップS8で製氷機Iの運転を
停止すると共に、前記表示装置32にて貯氷スイッチ2
3に異常が発生したことを表示する。
【0025】使用者は製氷機Iの運転が停止したことに
より、点検を行うことになるが、このとき表示装置32
には貯氷スイッチ23の異常が警報表示されているの
で、製氷装置1の故障では無く、貯氷スイッチ23の異
常であることを即座に把握して迅速に前記水垢等を除去
することが可能となる。そして、貯氷庫13内の氷の使
用量や融解量は季節によって異なり、夏場暑いときには
多くなり、従って、前記所定氷量に達した後にそれより
低下するまでの期間は短くなると共に、冬場寒いときに
は逆に少なくなり、従って、所定氷量に達した後にそれ
より低下するまでの期間は長くなる。
より、点検を行うことになるが、このとき表示装置32
には貯氷スイッチ23の異常が警報表示されているの
で、製氷装置1の故障では無く、貯氷スイッチ23の異
常であることを即座に把握して迅速に前記水垢等を除去
することが可能となる。そして、貯氷庫13内の氷の使
用量や融解量は季節によって異なり、夏場暑いときには
多くなり、従って、前記所定氷量に達した後にそれより
低下するまでの期間は短くなると共に、冬場寒いときに
は逆に少なくなり、従って、所定氷量に達した後にそれ
より低下するまでの期間は長くなる。
【0026】そこで、マイクロコンピュータ26は図4
のフローチャートのステップS9で、CTセンサー18
により取り込んだ前記貯氷行程開始時の凝縮器16の温
度が例えば+45℃以上となっているか否か判断し、+
45℃より低い場合にはステップS10で凝縮器16の
温度が+15℃以下か否か判断する。凝縮器16の温度
が+45℃より低く+15℃より高いときはステップS
11に進み、前記所定期間TSを標準の12時間とす
る。
のフローチャートのステップS9で、CTセンサー18
により取り込んだ前記貯氷行程開始時の凝縮器16の温
度が例えば+45℃以上となっているか否か判断し、+
45℃より低い場合にはステップS10で凝縮器16の
温度が+15℃以下か否か判断する。凝縮器16の温度
が+45℃より低く+15℃より高いときはステップS
11に進み、前記所定期間TSを標準の12時間とす
る。
【0027】しかしながら、夏場等に製氷機I周囲温度
が上昇して凝縮器16の温度が+45℃以上となると、
マイクロコンピュータ26はステップS9からステップ
S13に進んで所定期間TSを6時間に短縮する。夏場
は氷の減少率も前述の如く高いから6時間でも異常であ
り、これによって、より迅速に貯氷スイッチ23の異常
を検出することができるようになる。
が上昇して凝縮器16の温度が+45℃以上となると、
マイクロコンピュータ26はステップS9からステップ
S13に進んで所定期間TSを6時間に短縮する。夏場
は氷の減少率も前述の如く高いから6時間でも異常であ
り、これによって、より迅速に貯氷スイッチ23の異常
を検出することができるようになる。
【0028】一方、冬場等に製氷機I周囲温度が低下し
て凝縮器16の温度が+15℃以下となると、マイクロ
コンピュータ26はステップS10からステップS12
に進んで所定期間TSを24時間に延長する。冬場は氷
の減少率も前述の如く低くなるから24時間位経過しな
ければ異常とは考えられず、これによって、無用な警報
表示の発生を防止し、貯氷スイッチ23の異常検出精度
を向上させることができるようになる。
て凝縮器16の温度が+15℃以下となると、マイクロ
コンピュータ26はステップS10からステップS12
に進んで所定期間TSを24時間に延長する。冬場は氷
の減少率も前述の如く低くなるから24時間位経過しな
ければ異常とは考えられず、これによって、無用な警報
表示の発生を防止し、貯氷スイッチ23の異常検出精度
を向上させることができるようになる。
【0029】ここで、図4では凝縮器16の温度により
所定期間TSを変更したが、それに限らず、製氷機Iの
周囲温度を直接検出する外気温度センサーを設け、当該
センサーの出力に基づいて所定期間TSを変更しても良
い。その場合は、外気温度が例えば+20℃のときに所
定期間TSを標準の12時間とし、外気温度が+35℃
のときは6時間、+5℃のときは24時間とする。
所定期間TSを変更したが、それに限らず、製氷機Iの
周囲温度を直接検出する外気温度センサーを設け、当該
センサーの出力に基づいて所定期間TSを変更しても良
い。その場合は、外気温度が例えば+20℃のときに所
定期間TSを標準の12時間とし、外気温度が+35℃
のときは6時間、+5℃のときは24時間とする。
【0030】更に、図5は係る所定期間TSの変更制御
に関する他のフローチャートを示しており、この場合マ
イクロコンピュータ26はステップS14で、前記タイ
マーによって積算した製氷行程に要した時間が例えば3
8分以上となっているか否か判断し、38分より短い場
合にはステップS15で製氷行程の時間が20分以下か
否か判断する。製氷行程の時間が38分より短く20分
より長いときはステップS16に進み、前記所定期間T
Sを標準の12時間とする。
に関する他のフローチャートを示しており、この場合マ
イクロコンピュータ26はステップS14で、前記タイ
マーによって積算した製氷行程に要した時間が例えば3
8分以上となっているか否か判断し、38分より短い場
合にはステップS15で製氷行程の時間が20分以下か
否か判断する。製氷行程の時間が38分より短く20分
より長いときはステップS16に進み、前記所定期間T
Sを標準の12時間とする。
【0031】しかしながら、夏場等に製氷機I周囲温度
が上昇すると、製氷行程に要する時間も長くなり、38
分以上となると、マイクロコンピュータ26はステップ
S14からステップS18に進んで所定期間TSを6時
間に短縮する。夏場は氷の減少率も前述の如く高いから
6時間でも異常であり、これによって、同様により迅速
に貯氷スイッチ23の異常を検出することができるよう
になる。
が上昇すると、製氷行程に要する時間も長くなり、38
分以上となると、マイクロコンピュータ26はステップ
S14からステップS18に進んで所定期間TSを6時
間に短縮する。夏場は氷の減少率も前述の如く高いから
6時間でも異常であり、これによって、同様により迅速
に貯氷スイッチ23の異常を検出することができるよう
になる。
【0032】一方、冬場等に製氷機I周囲温度が低下す
ると、製氷行程に要する時間も短くなり、20分以下と
なると、マイクロコンピュータ26はステップS15か
らステップS17に進んで所定期間TSを24時間に延
長する。冬場は氷の減少率も前述の如く低くなるから2
4時間位経過しなければ異常とは考えられず、これによ
って、同様に無用な警報表示の発生を防止し、貯氷スイ
ッチ23の異常検出精度を向上させることができるよう
になる。
ると、製氷行程に要する時間も短くなり、20分以下と
なると、マイクロコンピュータ26はステップS15か
らステップS17に進んで所定期間TSを24時間に延
長する。冬場は氷の減少率も前述の如く低くなるから2
4時間位経過しなければ異常とは考えられず、これによ
って、同様に無用な警報表示の発生を防止し、貯氷スイ
ッチ23の異常検出精度を向上させることができるよう
になる。
【0033】ここで、図5では製氷行程に要した時間を
製氷運転時間とし、それにより所定期間TSを変更した
が、それに限らず、離氷行程を含む一サイクル全体の製
氷時間により所定期間TSを変更しても良い。その場合
は、製氷時間が例えば30分のときに所定期間TSを標
準の12時間とし、製氷時間が40分のときは6時間、
25分のときは24時間とする。
製氷運転時間とし、それにより所定期間TSを変更した
が、それに限らず、離氷行程を含む一サイクル全体の製
氷時間により所定期間TSを変更しても良い。その場合
は、製氷時間が例えば30分のときに所定期間TSを標
準の12時間とし、製氷時間が40分のときは6時間、
25分のときは24時間とする。
【0034】尚、実施例では所謂逆セル型の製氷機に本
発明を適用したが、それに限らず、小円板状の氷を生成
する所謂流下式の製氷機や、チップアイスを生成するオ
ーガー式の製氷機にも本発明は有効である。
発明を適用したが、それに限らず、小円板状の氷を生成
する所謂流下式の製氷機や、チップアイスを生成するオ
ーガー式の製氷機にも本発明は有効である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、貯氷庫内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯
氷量検出手段が所定期間検出しない場合には、制御手段
がこの貯氷量検出手段の異常と判断して所定の警報動作
を実行するので、使用者は製氷装置の故障では無く、貯
氷量検出手段の異常であると容易に判別することがで
き、迅速な処置を施すことにより製氷機の製氷能力の低
下を防止することができると共に、冷却装置の凝縮器の
温度或いは周囲温度により、制御手段が貯氷量検出手段
の異常を判別する所定期間を変更するので、迅速に異常
を検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することが
でき、貯氷量検出手段の異常検出精度を向上させること
ができるようになる。
ば、貯氷庫内の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯
氷量検出手段が所定期間検出しない場合には、制御手段
がこの貯氷量検出手段の異常と判断して所定の警報動作
を実行するので、使用者は製氷装置の故障では無く、貯
氷量検出手段の異常であると容易に判別することがで
き、迅速な処置を施すことにより製氷機の製氷能力の低
下を防止することができると共に、冷却装置の凝縮器の
温度或いは周囲温度により、制御手段が貯氷量検出手段
の異常を判別する所定期間を変更するので、迅速に異常
を検出しつつ、無用な警報動作の実行を回避することが
でき、貯氷量検出手段の異常検出精度を向上させること
ができるようになる。
【0036】また、請求項2の発明によれば、貯氷庫内
の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷量検出手段
が所定期間検出しない場合には、制御手段がこの貯氷量
検出手段の異常と判断して所定の警報動作を実行するの
で、使用者は製氷装置の故障 では無く、貯氷量検出手段
の異常であると容易に判別することができ、迅速な処置
を施すことにより製氷機の製氷能力の低下を防止するこ
とができると共に、製氷運転に要した時間を計時する計
時手段が計時した製氷運転時間に基づいて、制御手段が
貯氷量検出手段の異常を判別する所定期間を変更するの
で、同様に迅速に異常を検出しつつ、無用な警報動作の
実行を回避することができ、貯氷量検出手段の異常検出
精度を向上させることができるようになるものである。
の貯氷量が所定氷量より低下したことを貯氷量検出手段
が所定期間検出しない場合には、制御手段がこの貯氷量
検出手段の異常と判断して所定の警報動作を実行するの
で、使用者は製氷装置の故障 では無く、貯氷量検出手段
の異常であると容易に判別することができ、迅速な処置
を施すことにより製氷機の製氷能力の低下を防止するこ
とができると共に、製氷運転に要した時間を計時する計
時手段が計時した製氷運転時間に基づいて、制御手段が
貯氷量検出手段の異常を判別する所定期間を変更するの
で、同様に迅速に異常を検出しつつ、無用な警報動作の
実行を回避することができ、貯氷量検出手段の異常検出
精度を向上させることができるようになるものである。
【図1】本発明の製氷機の制御装置の電気回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】製氷機の縦断面図である。
【図3】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】同じくマイクロコンピュータのプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】同じくマイクロコンピュータのプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
I 製氷機 1 製氷装置 4 冷却器 13 貯氷庫 18 CTセンサー 20 制御装置 21 赤外線発光素子 22 赤外線受光素子 23 貯氷スイッチ 26 マイクロコンピュータ 32 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 剛 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 和弘 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−251124(JP,A) 実開 昭60−151068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 5/18 302 F25B 49/02 570
Claims (2)
- 【請求項1】 冷却装置に含まれる冷却器を有して氷を
生成する製氷装置と、該製氷装置にて生成された氷を貯
蔵する貯氷庫と、該貯氷庫内の貯氷量を検出する貯氷量
検出手段と、前記製氷装置における製氷運転を制御する
制御手段とを具備し、該制御手段は、前記貯氷量検出手
段の出力に基づき、前記貯氷庫内の貯氷量が所定氷量に
達した場合に前記製氷装置における製氷運転を停止し、
前記所定氷量より低下した場合に前記製氷運転を再開す
ると共に、前記貯氷庫内の貯氷量が前記所定氷量より低
下したことを前記貯氷量検出手段が所定期間検出しない
場合には、該貯氷量検出手段の異常と判断して所定の警
報動作を実行する製氷機において、前記制御手段は、前
記冷却装置の凝縮器の温度、若しくは製氷機の周囲温度
を検出する温度検出手段を設け、前記制御手段は前記温
度検出手段の出力に基づいて前記所定期間を変更するこ
とを特徴とする製氷機。 - 【請求項2】 冷却装置に含まれる冷却器を有して氷を
生成する製氷装置と、該製氷装置にて生成された氷を貯
蔵する貯氷庫と、該貯氷庫内の貯氷量を検出する貯氷量
検出手段と、前記製氷装置における製氷運転を制御する
制御手段とを具備し、該制御手段は、前記貯氷量検出手
段の出力に基づき、前記貯氷庫内の貯氷量が所定氷量に
達した場合に前記製氷装置における製氷運転を停止し、
前記所定氷量より低下した場合に前記製氷運転を再開す
ると共に、前記貯氷庫内の貯氷量が前記所定氷量より低
下したことを前記貯氷量検出手段が所定期間検出しない
場合には、該貯氷量検出手段の異常と判断して所定の警
報動作を実行する製氷機において、前記制御手段は、製
氷運転に要した時間を計時する計時手段を具備し、該計
時手段が計時した製氷運転時間に基づいて前記所定期間
を変更することを特徴とする製氷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04521193A JP3301809B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04521193A JP3301809B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 製氷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06257920A JPH06257920A (ja) | 1994-09-16 |
JP3301809B2 true JP3301809B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=12712939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04521193A Expired - Fee Related JP3301809B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 製氷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301809B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114526568B (zh) * | 2022-01-06 | 2023-07-14 | 上海宝路通咖啡机有限公司 | 一种具有物联网功能的制冰机 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP04521193A patent/JP3301809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06257920A (ja) | 1994-09-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |