JP3653329B2 - 製氷機 - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C2700/00—Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
- F25C2700/04—Level of water
Landscapes
- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷片(チップアイス)を連続的に製造するオーガ式製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種製氷機は、例えば特公昭61ー52381号公報(F25C1/14)に示されるように、給水管からの給水を所定水位にコントロールされる貯水タンク内の水を削氷用オーガーを配設した冷却円筒に供給し、該円筒の内面に氷結を行うとともに冷却円筒の下部には排水弁を介在した配水管を接続して成るオーガー式製氷装置において、前記排水弁を開く排水中に、前記給水管から貯水タンクへの給水能力Q1、前記貯水タンクから冷却円筒への給水能力Q2、製氷用の使用水量Q3及び前記排水管からの排水能力Q4の関係が、Q1≧Q2≧Q3+Q4になる様にしたオーガー式製氷装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、給水弁、排水弁、低水位検出装置、満水検出装置、給水ホースの詰まり、排水ホースの詰まり、冷却円筒下部の給水口及び排水口の詰まりを検知することができず、製氷機に異常が起きていることを使用者に伝えることができなかった。
【0004】
本発明は係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、製氷機に異常が発生した場合、速やかに使用者に対して異常を知らせることを目的とする製氷機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の製氷機は、オーガ式製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、この貯水タンク内に設けられ、低水位を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、この排水弁を開いてから所定時間以上低水位を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備える製氷機を提供する。
【0006】
このため、製氷動作中は勿論、検査中であっても、排水弁を開くことで、低水位検出装置の異常を知ることができる。また、請求項2の発明の製氷機は、警報は、「排水弁不良」、「低水位検出装置の不良」又は「貯水タンクに給水する給水弁不良」若しくは「貯水タンク以降の水通路中の詰まり」を表示部に表示する請求項1記載の製氷機を提供する。
【0007】
このため、警報が出た際に、調査するべき対象を限定することができる。また、請求項3の発明の製氷機は、製氷機に製氷用水を供給するため、給水弁を開いて製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内に設けられ、満水を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、該排水弁を開いて貯氷タンク内の製氷用水を排水してから前記排水弁を閉じると共に、前記給水弁を開いて給水を行い、前記排水弁を開いてから所定時間以上満水を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備える製氷機を提供する。
【0008】
このため、排水弁を開くことで、高水位スイッチの故障、若しくは断水、又は給水弁の故障であることを知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。図1は本発明のオーガ式製氷機IMの縦断側面図、図2は本発明のオーガ式製氷機IMの回路図、図3は本発明のフローチャート、図4は本発明のフローチャートを示している。
オーガ式製氷機IMは、断熱箱体に構成された貯氷庫を備え、この貯氷庫内に製氷された氷を貯氷するもので、単に製氷機として用いられる他、自動販売機等にも搭載される。
【0010】
このオーガ式製氷機IMは、製氷するため冷却器2を備える製氷部1と、この製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器3、圧縮機4、及び膨張弁5、デハイドレータ6とを冷媒配管にて接続して構成している。尚、7は前記凝縮器3を冷却するための凝縮器冷却用送風機である。
また、前記製氷部1に水を供給するため、水道管8と給水弁WV2を介して接続され、水道水を貯溜する貯水タンク9が設けられており、この貯水タンク9には、オーバーフロー管10が接続されると共に、貯水タンク9内に満水位スイッチ22と低水位スイッチ23とからなる水位検出装置が設けられている。
【0011】
更に、貯水タンク9に貯溜された水は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水は排水管13にて排水される。また、この排水管13は前記オーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されている。
前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ16を同心的に挿入し、前記冷却円筒15の外壁にパイプ状の前記冷却器2を螺旋状に密着巻付して構成されている。また、これら冷却円筒15と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上を目的としてハンダが注入される。
【0012】
また、前記オーガ16は、下部を下部軸受け17にて、上部を氷圧縮経路を構成する上部軸受け18にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧縮された氷は、その上部に設けられている氷導出部19(シューター)から図示しない貯氷庫に導出される。
更に、冷却円筒15の下部には、オーガ16を回転駆動するためオーガモータ45を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続されている。
【0013】
次に、図2を参照して以下に回路図を説明する。Kは、リミットセンサ30、凝縮器の温度を検知する凝縮器センサ31、冷却器の温度を検知する冷却器センサ32、貯氷センサ33が接続されたコントロール基板で、基板用トランス34から電源を得ている。
また、前記コントロール基板Kには、各センサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示基板36、高圧スイッチ37、及び前記満水位スイッチ22、低水位スイッチ23が接続されている。
【0014】
38は操作スイッチで、オーガ式製氷機IMの動作を開始するものである。そして、操作スイッチ38には、コンプレッサ4のコンプレッサモータ39をON、OFFするコンプレッサ用リレー40、始動コンデンサ41及び運転コンデンサ42、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサモータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されている。
【0015】
更に、コンプレッサモータ始動リレー43とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との間から前記コントロール基板Kに接続している。
また、前記コントロール基板Kには、オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続されたリレーR4と、コンデンシングファンモータ45及びコンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッサ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー40をON、OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45のオーバーロードリレーである。
【0016】
更に、コントロール基板Kは、前記オーガモータ45への通電時間を計測して積算する積算手段が設けられている。
また、前記操作基板35には、モード切換スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ50、排水スイッチ51、排水ランプ52が夫々設けられている。
【0017】
更に、表示基板36は、警報手段として点検ランプ53、停止ランプ54を備え、負の表示、即ちマイナス表示が可能な構造となっている。尚、警報手段として点検ランプ53の他、ブザー等であっても良い。
上述した構造において、以下に図3及び図4のフローチャートを参照して本発明の動作を説明する。
【0018】
先ず、第1タイマのカウントを行い(ステップS1)、1時間経過したか否か判断する(ステップS2)。1時間経過していない場合(N)、1時間経過する(Y)までカウントを続ける。
ステップS2で、1時間経過した場合(Y)、排水弁WV1を開き(ステップS3)、第2タイマをカウントする(ステップS4)。そして、30秒経過したか否か判断し(ステップS5)、30秒経過していない場合(N)、低水位スイッチ23がONか否か判断する(ステップS6)。低水位スイッチ23がONでなければ(N)、ステップS3に戻り排水を継続し、低水位スイッチ23がONである場合(Y)、第1フラグをセットし(ステップS7)、第2フラグをセットした後(ステップS8)、ステップS3に戻る。
【0019】
ステップS5で30秒経過した場合(Y)、第1フラグがセットされているか否か判断し(ステップS9)、第1フラグがセットされている場合(Y)、排水弁を閉とし(ステップS10)、第1フラグをリセットした後(ステップS11)、スタートに戻る。また、ステップS9で第1フラグがセットされていない場合(N)、警報を発し(ステップS12)、ステップS10に移行する。
【0020】
また、図4のフローチャートでは、第2フラグがセットされているか否か判断し(ステップS13)、セットされていない場合(N)、セットされるまで待ち、セットされている場合(Y)、第3タイマをカウントして(ステップS14)、3分経過したか否か判断する(ステップS15)。
そして、ステップS15で3分経過した場合(Y)、警報を発し(ステップS16)、運転停止する(ステップS17)。
【0021】
また、ステップS15で3分経過していない場合(N)、満水スイッチ22がONか否か判断し(ステップS18)、満水スイッチ22がONでない場合(N)、ステップS14に移行する。また、満水スイッチ22がONである場合(Y)、第2フラグをリセットし(ステップS19)、スタートに戻る。
即ち、請求項1の発明の製氷機IMは、オーガ式製氷機IMに製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンク9と、この貯水タンク9内に設けられ、低水位を検出する水位検出装置23と、前記貯水タンク9内の製氷用水を排水する排水弁WV1と、この排水弁WV1を開いてから所定時間以上低水位を検出しない場合、警報を発する警報手段53とを備える製氷機IMを提供する。
【0022】
このため、製氷動作中は勿論、検査中であっても、排水弁WV1を開くことで、低水位検出装置23の異常を知ることができる。また、請求項2の発明の製氷機IMは、警報は、「排水弁WV1不良」、「低水位検出装置23の不良」又は「貯水タンク9に給水する給水弁WV2不良」若しくは「貯水タンク9以降の水通路中の詰まり」を表示部に表示する請求項1記載の製氷機IMを提供する。
【0023】
このため、警報が出た際に、調査するべき対象を限定することができる。また、請求項3の発明の製氷機IMは、オーガ式製氷機IMに製氷用水を供給するため、給水弁WV2を開いて製氷用水を貯水する貯水タンク9と、この貯水タンク9内に設けられ、満水を検出する水位検出装置22と、前記貯水タンク9内の製氷用水を排水する排水弁WV1と、この排水弁WV1を開いて貯氷タンク9内の製氷用水を排水してから前記排水弁WV1を閉じると共に、前記給水弁WV2を開いて給水を行い、前記排水弁WV1を開いてから所定時間以上満水を検出しない場合、警報を発する警報手段53とを備える製氷機IMを提供する。
【0024】
このため、排水弁WV1を開くことで、高水位スイッチ22の故障、若しくは断水、又は給水弁WV2の故障であることを知ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述した如く請求項1の発明によれば、オーガ式製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、この貯水タンク内に設けられ、低水位を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、この排水弁を開いてから所定時間以上低水位を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備える製氷機を提供する。
【0026】
このため、製氷動作中は勿論、検査中であっても、排水弁を開くことで、低水位検出装置の異常を知ることができる。従って、製氷機に異常が発生した場合、速やかに使用者に対して異常を知らせることができる。また、請求項2の発明によれば、警報は、「排水弁不良」、「低水位検出装置の不良」又は「貯水タンクに給水する給水弁不良」若しくは「貯水タンク以降の水通路中の詰まり」を表示部に表示する請求項1記載の製氷機を提供する。
【0027】
このため、警報が出た際に、調査するべき対象を限定することができる。従って、製氷機に異常が発生した場合、速やかに使用者に対して異常を知らせることができる。また、請求項3の発明によれば、オーガ式製氷機に製氷用水を供給するため、給水弁を開いて製氷用水を貯水する貯水タンクと、この貯水タンク内に設けられ、満水を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、この排水弁を開いて貯氷タンク内の製氷用水を排水してから前記排水弁を閉じると共に、前記給水弁を開いて給水を行い、前記排水弁を開いてから所定時間以上満水を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備える製氷機を提供する。
【0028】
このため、排水弁を開くことで、高水位スイッチの故障、若しくは断水、又は給水弁の故障であることを知ることができる。従って、製氷機に異常が発生した場合、速やかに使用者に対して異常を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーガ式製氷機の縦断側面図である。
【図2】本発明のオーガ式製氷機IMの回路図である。
【図3】本発明のオーガ式製氷機の動作を説明するフローチャートである。
【図4】同じく本発明のオーガ式製氷機の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
IM オーガ式製氷機
WV1 排水弁
WV2 給水弁
9 貯水タンク
22 満水スイッチ
23 低水位スイッチ
53 警報手段
Claims (3)
- オーガ式製氷機に製氷用水を供給するため、製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内に設けられ、低水位を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、該排水弁を開いてから所定時間以上低水位を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備えることを特徴とする製氷機。
- 警報は、「排水弁不良」、「低水位検出装置の不良」又は「貯水タンクに給水する給水弁不良」若しくは「貯水タンク以降の水通路中の詰まり」を表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の製氷機。
- オーガ式製氷機に製氷用水を供給するため、給水弁を開いて製氷用水を貯水する貯水タンクと、該貯水タンク内に設けられ、満水を検出する水位検出装置と、前記貯水タンク内の製氷用水を排水する排水弁と、該排水弁を開いて貯氷タンク内の製氷用水を排水してから前記排水弁を閉じると共に、前記給水弁を開いて給水を行い、前記排水弁を開いてから所定時間以上満水を検出しない場合、警報を発する警報手段とを備えることを特徴とする製氷機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07684196A JP3653329B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 製氷機 |
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JPH09269170A JPH09269170A (ja) | 1997-10-14 |
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JP07684196A Expired - Lifetime JP3653329B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 製氷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3653329B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP07684196A patent/JP3653329B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH09269170A (ja) | 1997-10-14 |
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