JP4017379B2 - オーガ式製氷機 - Google Patents

オーガ式製氷機 Download PDF

Info

Publication number
JP4017379B2
JP4017379B2 JP2001330488A JP2001330488A JP4017379B2 JP 4017379 B2 JP4017379 B2 JP 4017379B2 JP 2001330488 A JP2001330488 A JP 2001330488A JP 2001330488 A JP2001330488 A JP 2001330488A JP 4017379 B2 JP4017379 B2 JP 4017379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
cistern
water
ice making
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001330488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003130507A (ja
Inventor
稔 田中
英幸 片柳
俊一 對比地
光一 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001330488A priority Critical patent/JP4017379B2/ja
Publication of JP2003130507A publication Critical patent/JP2003130507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017379B2 publication Critical patent/JP4017379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製氷用水の雑菌の繁殖を防ぐことを目的とするオーガ式製氷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にオーガ式製氷機は、螺旋状のオーガ刃が回転可能に収容された筒状のシリンダーに冷却回路の一部である冷却パイプが巻回された製氷部と、前記製氷部で生成された氷を収容する貯氷部と、前記製氷部に供給する製氷用水を貯えたシスターンと、このシスターンに製氷用水を給水する給水弁を設けた給水回路と、前記シスターンから前記製氷部に製氷用水を供給する供給弁を設けた供給回路と、前記シスターン内の製氷用水と前記シリンダー内の製氷用水を排水する排水弁を備えた排水回路とで構成されている。給水回路内には、シスターンに供給する水を浄化する浄水器が備えられ、前記シスターンにはシスターン内の製氷用水の水位によって給水弁の開閉を行なう水位スイッチが設けられている。
【0003】
このように構成された製氷機の動作を説明する。まず、原水は浄水器を通過することによって、原水内の固形物質や塩素分などが除去され、製氷用水としてシスターン内に給水され、貯水される。シスターン内に貯水された製氷用水は、供給回路を通じて十分に冷却されたシリンダー内に供給される。シリンダー内に供給された製氷用水は、冷却されてシリンダーの内面に氷結する。この時、オーガは回転しており、氷結した氷を削り取りながらシリンダー上部に移送し、シリンダーの上部で圧縮されて粒状の氷となって貯氷部に送られる。
【0004】
このように氷の生成を行なうと、シスターン内の製氷用水は消費されて水位が下がって行く。水位スイッチの設定値より水位が下がると,水位スイッチが作動して、給水弁を開弁させシスターンへ製氷用水の給水を開始し、水位スイッチ設定値より水位が超えると給水弁を閉弁する。
【0005】
なお、製氷用水の質を良好に保つため、洗浄状態では、適当なタイミングで製氷用水の入れ換えを行なわせる洗浄運転が設定され、この洗浄運転は、設置されたタイマーのカウントによって制御される。このタイマーは、一定の間隔で排水弁を開弁する第一設定時間と排水弁を開弁してから閉弁するまでの第二設定時間が設定されており、この設定時間に応じて制御装置が作動する。制御装置は、第一設定時間が経過すると、冷媒回路及びオーガの回転を停止させた後、排水弁の開弁を行なって、シスターン内とシリンダー内の製氷用水を排水し、第二設定時間が経過した後、排水弁を閉弁してシスターンとシリンダー内の製氷用水の入れ換えを行なう。
【0006】
上記の製氷運転と洗浄運転は、貯氷部に備えられた制御装置が満氷であることを検知して冷媒回路が停止している貯氷状態、もしくは冷却回路の停止スイッチを手動で停止させ、製氷運転を停止させる運転停止状態まで続けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、製氷機の状態が貯氷状態もしくは運転停止状態にあるときは、洗浄運転を行なっていない。従って、長時間、製氷運転が行なわれないような状態にあると、シスターンやシリンダー内に残留した製氷用水は殺菌用の塩素分が除去されている上、冷媒回路が停止しているのでシスターンやシリンダー内の温度が雑菌の繁殖に適した温度となり、雑菌が繁殖するのに良い条件となってしまう。一度、シスターンやシリンダー内に雑菌が繁殖してしまうと、シスターンやシリンダーの内壁に雑菌が付着してしまい、水の入れ換えだけでは雑菌が除去できず、基準値を大幅に上回る雑菌が含まれた氷を生成してしまうという問題があった。
【0008】
また、製氷運転中であっても、シスターンの周辺温度は常に室温であるので、真夏など温度が高い日や、室内温度が高い場合は、雑菌が繁殖し易く、その雑菌がシスターン内壁に付着してしまい、水の入れ換えでは除去しきれなくなってしまう。そして、除去しきれない、シスターン内壁に付着した雑菌は時間と共に徐々に増殖してしまうという恐れがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧縮機と凝縮機と減圧装置と冷却器とで構成された冷媒回路と、螺旋状のオーガ刃を収容したシリンダの外周に前記冷却器の一部を冷却パイプで形成した製氷部側冷却回路が巻回された製氷部と、この製氷部で生成された氷を収容する貯氷部と、前記冷却器の一部を冷却パイプで形成したシスターン側冷却回路が巻回され前記製氷部に供給する製氷用水を貯えるシスターンと、このシスターンに製氷用水を給水する給水弁を設けた給水回路と、前記シスターンから前記製氷部に製氷用水を供給する供給弁を設けた供給回路と、製氷用水を排出する排水弁を設けた排水回路と、前記貯氷部に設けられた満氷検知装置が満氷を検知したことに応じて開閉される前記製氷部側冷却回路に設けた製氷部側バルブと、前記シスターンに設けられた温度検知装置の検出温度に応じて開閉される前記シスターン側冷却回路に設けたシスターン側バルブと、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記冷却回路が、製氷部側へ向かう製氷部側冷却回路とシスターン側に向かうシスターン側冷却回路とに分岐しているものである。
【0011】
また、前記シスターン側冷却回路の冷却器がシスターンの外部に設けられ、その周囲を断熱材で覆ったものである。
【0012】
また、前記製氷部側冷媒回路に前記貯氷部に設けられた満氷検知装置と製氷を停止させるスイッチが作動したことを検知する製氷停止検知装置とに応じて開閉させる製氷部側バルブを設け、前記シスターン側冷却回路には前記シスターンに設けられた温度検知装置の温度に応じて開閉させるシスターン側バルブを設けたものである。
【0013】
また、前記シスターンと前記断熱材との間にシスターン側冷却回路の冷却器と接触するように蓄冷材を介在させるものである。
【0014】
また、前記シスターン内の製氷用水の水位を検知して前記給水弁の開閉を行なう水位スイッチと、前記排水弁の開閉時間をカウントするタイマーとが設けられ、このタイマーは一定の間隔で前記排水弁を開弁させる第一設定時間と、前記排水弁の開弁から所定の時間が経過したら排水弁を閉弁する第二設定時間とを設定し、この設定時間に応じて排水弁の開閉を行なう制御装置を備えたものである。
【0015】
また、前記制御装置が前記冷媒回路の動作形態に関わらず、前記タイマーを継続させるものである。
【0016】
また、前記制御装置が、第一設定時間経過後に排水弁を開弁させると共に水位スイッチに応じて給水弁を開弁させるものである。
【0017】
上記の発明には、以下のような作用がある。
【0018】
シスターンに冷却機能を持たせることによって、シスターン内の製氷用水を冷却することができ、雑菌の繁殖を妨げる作用がある。
【0019】
冷却回路を製氷部側冷却回路とシスターン側冷却回路とに分岐することによって、シスターンを冷却する作用がある。
【0020】
前記シスターン側冷却回路の冷却器がシスターンの外部に設けられ、その周囲を断熱材で覆うことによって、シスターン内の製氷用水の水温を変化させにくくし、雑菌が繁殖することを妨げる作用がある。
【0021】
前記製氷部側冷媒回路に前記貯氷部に設けられた満氷検知装置と製氷を停止させるスイッチが作動したことを検知する製氷停止検知装置とに応じて開閉させる製氷部側バルブを設け、前記シスターン側冷却回路には前記シスターンに設けられた温度検知装置の温度に応じて開閉させるシスターン側バルブを設けたことによって、製氷部の動作に関わらず、シスターン内の製氷用水を一定温度に保つことができ、雑菌の繁殖を妨げる作用がある。
【0022】
前記シスターンと前記断熱材との間にシスターン側冷却回路の冷却器と接触するように蓄冷材を介在させることによって、シスターン内の製氷用水の水温を冷媒回路の停止時でも蓄冷剤によって一定に保つことができ、雑菌の繁殖を防ぐ作用がある。
【0023】
シスターンの冷却と同時に、シスターン内の製氷用水を入れ換えることによって、雑菌の繁殖をより効果的に防ぐことができるようになる。
【0024】
前記制御装置が前記冷媒回路の動作形態に関わらず、前記タイマーを継続させることによって、貯氷状態や運転停止状態であっても、シスターンやシリンダー内の製氷用水の入れ換えを行なうことが出来、雑菌の繁殖を妨げる作用がある。
【0025】
前記制御装置が、第一設定時間経過後に排水弁を開弁させると共に水位スイッチに応じて給水弁を開弁させることによって、常に一定の製氷用水がシスターン内に存在しており、製氷機はすぐに製氷できる状態に保てるといった作用がある。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第一の実施形態を示すオーガ式製氷機の縦断面図、図2は他の実施形態を示すオーガ式製氷機の縦断面図を示している。なお、図1、図2においての同一符号は、同一の部分を指している。
【0027】
オーガ式製氷機IMは、製氷するための冷却器1を備える製氷部2と、この製氷部の冷却器1と共に冷媒回路を構成する空冷凝縮器3及び水冷凝縮器4と、圧縮機5と、膨張弁6、デハイドレータ7とを冷媒配管8にて接続して構成している。
【0028】
製氷部2には、内部にオーガ2Aの収められたシリンダー2Bの周りを冷却機1を構成する冷却パイプが巻回されている。
【0029】
尚、空冷凝縮器3は圧縮機5を冷却するオイルクーラ9の放熱器を構成し、ファン10によって凝縮作用を行うようにしている。また、水冷凝縮器4は二重管を螺旋状に巻回したもので、内側の管に冷媒が流れ、外側の管に冷却水が流れるものである。更に、圧縮機5にはこの圧縮機の温度で作動するオーバーロードリレー(図示せず)を内蔵した電装ボックス5Aが側面に設けられている。
【0030】
11は水道管(図示せず)に接続された水回路で、この水回路は給水回路12と、この給水回路から給水されるシスターン13を有し、製氷部2のシリンダー2Bに製氷用水を供給する供給回路14と、この供給回路14の途中にシリンダー2Bから排水する排水回路15と、水冷凝縮器を構成する二重管の外部の管に流す冷却水回路16とで構成されている。
【0031】
給水回路12には、水道水を浄化する図示しないフィルターを有する浄水器17と給水弁18とが設けられ、この浄水器17は、貯氷庫IC内に配置されている。
【0032】
供給回路14のシスターン13は製氷部2のシリンダー2Bとほぼ同じ高さに配置され、シスターン13には液面調整用のオーバーフロー管20が接続されてる。なお、製氷などによって、シスターン内の水位が低下すると、シスターン13内に設けられた水位スイッチ23が作動し、シスターン13内に製氷用水の給水を行なう。
【0033】
冷却水回路16は、給水回路12の手前で分岐して設けられ、水冷凝縮器4の冷却水の流量を節水弁22で調整されている。冷却水回路16の下端には、オーバーフロー管20が接続され、排水は一ヶ所からできるようにしている。
【0034】
上記の構成は、第一の実施例、他の実施例ともに同一である。これより、第一の実施例、他の実施例について、図面に基づいて説明する。
【0035】
図1は第一の実施例を示している。冷媒回路は、冷却器1と空冷凝縮器3及び水冷凝縮器4と、圧縮機5と、膨張弁6、デハイドレータ7とを冷媒配管8にて接続され、この冷媒配管8内を冷媒が流れて構成されている。冷媒は、圧縮機5で圧縮された後、凝縮器3、4で凝縮されてデハイドレーター7で冷媒中の水を除去した後、冷媒配管8は製氷部2に向かう製氷部側冷却回路8Aとシスターンに向かうシスターン側冷却回路8Bとに分岐し、製氷部側冷却回路8Aには製氷部側バルブ19Aが、シスターン側冷却回路8Bにはシスターン側バルブ19Bが設置されている。製氷部側冷却回路8Aを通る冷媒は、膨張弁6によって冷媒が気化され、シリンダー2Bの周囲を回巻した冷却パイプを通りながら熱交換を行ない、冷媒戻し回路8Cを通じて圧縮機5に戻される。一方、シスターン側冷却回路8Bを通る冷媒は、キャピラリーチューブ27を通った後、シスターン13の周囲を回巻した冷却パイプで構成された冷却器1によって、シスターン13内の製氷用水を冷却させる。その後、冷媒は、製氷部2から接続されている冷媒戻し回路8Cと合流して圧縮機5に戻される。
【0036】
なお、シスターン13内には、水温を検知する検知装置24が設置され、シスターン13を冷却する冷却パイプの周りは断熱材25で覆われている。
【0037】
このように構成された、オーガ式製氷機IMについて動作を説明する。まず、オーガ式製氷機IMに通電すると、排水回路15の排水弁21を開弁し、シスターン13、シリンダー2B内の水を排水する。シスターン13内の製氷用水の水位は排水によって低下していくと、水位スイッチ23が作動し、給水弁18を開弁させて給水を行なう。図示しないタイマーが排水弁21の開弁から例えば30秒カウントし終わると、その事を図示しない制御装置が検知し、排水弁21を閉弁させる。シスターン内の水位スイッチ23が満水であることを検知すると、給水弁18を閉弁するとともに、圧縮機5が起動して製氷運転が開始される。製氷部2内の製氷用水は冷却器1で冷却されて凍結し、オーガ2Aによって削り取られながら上方に送られ、圧縮されて貯氷庫IC内に送られる。
【0038】
この時、製氷部側冷却回路8Aとシスターン側冷却回路8Bに設けられた製氷部側バルブ19Aとシスターン側バルブ19Bはともに開弁している。
【0039】
製氷運転が連続的に行なわれると、シスターン13内の製氷用水が減少して水位スイッチ23で下位位置を検知すると、再び給水弁18が開弁され、シスターン13には、給水回路12を通って製氷用水が供給される。
【0040】
一方、シスターン13内に設けられた水温検知装置が例えば3℃以下になったことを検知すると、制御装置によってシスターン側バルブ19Bを閉弁し、10℃以上になったことを検知すると、シスターン側バルブ19Bを開弁する。
【0041】
製氷運転が継続して、貯氷庫IC内の氷が満氷になったことを満氷検知装置(図示せず)が検知すると、製氷部側バルブ19Aを閉弁して、製氷を停止させる貯氷運転に入る。また、店舗の休日など、長時間製氷を行なわない場合には、製氷部側バルブ19Aを閉弁した状態にしておく手動のスイッチが設けられているので、それをOFFにして製氷運転を行わせない運転停止状態にすることも出来る。
【0042】
上記のような貯氷状態、運転停止状態でも、シスターン13の冷却は行なわれており、製氷用水の水温によって、シスターン側バルブ19Bの開弁は続けられ、シスターン内の水温を一定に保って、雑菌が繁殖するのを妨げている。
【0043】
一方で、シスターン13の冷却と同時に製氷用水の入れ換えを行なう洗浄運転も定期的に行なわれている。この運転は、図示しないタイマーによって、排水弁21の閉弁から例えば1時間経過したことを制御装置が検知すると、排水弁21の開弁を行ない、この排水弁の開弁から例えば30秒経過したことを検知すると、排水弁21を閉弁させる。上述の排水弁の開閉動作は繰り返して行なわれる。
排水によってシスターン13内の製氷用水が減少し、水位スイッチ23によって下位位置を検知すると、給水弁18が開弁して、シスターン13内へ給水を行ない、上位位置であることを検知すると、給水弁18を閉弁する。
【0044】
この洗浄運転は、製氷機がどのような運転状態であっても継続して続けられている。
【0045】
図2は他の実施例を示している。冷媒回路は、冷却器1と空冷凝縮器3及び水冷凝縮器4と、圧縮機5と、膨張弁6、デハイドレータ7とを冷媒配管8にて接続され、この冷媒配管8内を冷媒が流れて構成されている。冷媒は、圧縮機5で圧縮された後、凝縮器3、4で凝縮されてデハイドレーター7で冷媒中の水を除去した後、膨張弁6によって冷媒の気化が行なわれ、製氷部2を冷却させる。
その後、冷媒は、製氷部から接続されている冷媒戻し回路8Cを通って圧縮機5に戻されるが、冷媒戻し回路8Cの途中にシスターンに通じるシスターン冷却回路8Bを設け、冷媒がシスターン13を通過して圧縮機5に入る構造となっている。
【0046】
シスターン13は、冷却パイプを回巻し、その周囲を断熱材25で囲っている。断熱材25の内部には、冷却パイプとシスターン13と断熱材25に接触するように蓄冷材26が設置されている。なお、蓄冷材26は例えばブライン等でも良い。
【0047】
このように構成された、オーガ式製氷機ICについて動作を説明する。まず、オーガ式製氷機IMに通電すると、排水回路15の排水弁21を開弁し、シスターン13、シリンダー2B内の水を排水する。シスターン13内の製氷用水の水位は排水によって低下していくと、水位スイッチ23が作動し、給水弁18を開弁させて給水を行なう。図示しないタイマーが排水弁の開弁から例えば30秒カウントし終わると、その事を図示しない制御装置が検知し、排水弁21を閉弁させる。シスターン内の水位スイッチ23が満水であることを検知すると、給水弁18を閉弁するとともに、圧縮機5が起動して製氷運転が開始される。製氷部2内の製氷用水は冷却器1で冷却されて凍結し、オーガ2Aによって削り取られながら上方に送られ、圧縮されて貯氷庫IC内に送られる。
【0048】
この時、製氷部2を冷却し終わった冷媒は、シスターン13を冷却するシスターン冷却回路8Bに入ってシスターン13を冷却し、冷媒戻し回路8Cを通じて圧縮機5に戻る。
【0049】
製氷運転が連続的に行なわれると、シスターン13内の製氷用水が減少して水位スイッチ23で下位位置を検知すると、再び給水弁18が開弁され、シスターン13には、給水回路12を通って製氷用水が供給される。
【0050】
製氷運転が継続して、貯氷庫IC内の氷が満氷になったことを満氷検知装置(図示せず)が検知すると、冷媒回路を停止させる。また、店舗の休日など、長時間製氷を行なわない場合には、冷媒回路を停止した状態にしておく手動のスイッチが設けられているので、それをOFFにして製氷運転を行わせない運転停止状態にすることも出来る。
【0051】
上記のような貯氷状態、運転停止状態中のシスターンの冷却は、シスターンに設けられた蓄冷材26と断熱材25によってシスターン冷却温度を逃がさないようにしている。
【0052】
一方で、シスターン13の冷却と同時に製氷用水の入れ換えを行なう洗浄運転も定期的に行なわれている。この運転は、図示しないタイマーによって、排水弁21の閉弁から例えば1時間カウントし、1時間経過したことを制御装置が検知すると、排水弁21の開弁を行ない、この排水弁の開弁から例えば30秒経過したことを制御装置が検知すると、排水弁21を閉弁させる。上述の排水弁21の開閉動作は繰り返して行なわれる。排水によってシスターン13内の製氷用水が減少し、水位スイッチ23によって下位位置を検知すると、給水弁18が開弁して、シスターン13内へ給水を行ない、上位位置であることを検知すると、給水弁18を閉弁する。
【0053】
この洗浄運転は、製氷機がどのような運転状態であっても継続して続けられている。
【0054】
【発明の効果】
上述の発明には以下のような効果がある。
【0055】
本発明によれば、シスターンに冷却機能を持たせることによって、シスターン内の製氷用水を冷却することができ、雑菌の繁殖を妨げることができる。
【0056】
冷却回路を製氷部側冷却回路とシスターン側冷却回路とに分岐することによって、シスターンを冷媒によって冷却することができる。
【0057】
前記シスターン側冷却回路の冷却器がシスターンの外部に設けられ、その周囲を断熱材で覆うことによって、シスターン内の製氷用水の水温を変化させにくくし、雑菌が繁殖することを妨げることができる。
【0058】
前記製氷部側冷媒回路に前記貯氷部に設けられた満氷検知装置に応じて開閉させる製氷部側バルブを設け、前記シスターン側冷却回路には前記シスターンに設けられた温度検知装置の温度に応じて開閉させるシスターン側バルブを設けたことによって、製氷部の動作に関わらず、シスターン内の製氷用水を一定温度に保つことができ、雑菌の繁殖を妨げることができる。
【0059】
前記シスターンと前記断熱材との間にシスターン側冷却回路の冷却器と接触するように蓄冷材を介在させることによって、シスターン内の製氷用水の水温を一定に保つことによって、雑菌の繁殖を防ぐことができる。
【0060】
シスターンの冷却と同時により、シスターン内の製氷用水の雑菌の繁殖をより効果的に防ぐことができるようになる。
【0061】
貯氷状態や運転停止状態であっても、シスターンやシリンダー内の製氷用水の雑菌の繁殖を妨げることができる。
【0062】
以上のごとく効果的に製氷用水の雑菌の繁殖を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態を示すオーガ式製氷機の縦断面図である。
【図2】 他の実施形態を示すオーガ式製氷機の縦断面である。
【符号の説明】
IM オーガ式製氷機
IC 貯氷庫
2 製氷部
2A オーガ
2B シリンダー
8 冷媒配管
8A 製氷部側冷却回路
8B シスターン側冷却回路
8C 冷媒戻し回路
12 給水回路
13 シスターン
14 供給回路
15 排水回路
18 給水弁
19A 製氷部側バルブ
19B シスターン側バルブ
21 排水弁
23 水位スイッチ
24 検知装置
25 断熱材
26 蓄冷材
27 キャピラリーチューブ

Claims (3)

  1. 圧縮機と凝縮機と減圧装置と冷却器とで構成された冷媒回路と、螺旋状のオーガ刃を収容したシリンダの外周に前記冷却器の一部を冷却パイプで形成した製氷部側冷却回路が巻回された製氷部と、この製氷部で生成された氷を収容する貯氷部と、
    前記冷却器の一部を冷却パイプで形成したシスターン側冷却回路が巻回され前記製氷部に供給する製氷用水を貯えるシスターンと、このシスターンに製氷用水を給水する給水弁を設けた給水回路と、前記シスターンから前記製氷部に製氷用水を供給する供給弁を設けた供給回路と、製氷用水を排出する排水弁を設けた排水回路と、前記貯氷部に設けられた満氷検知装置が満氷を検知したことに応じて開閉される前記製氷部側冷却回路に設けた製氷部側バルブと、前記シスターンに設けられた温度検知装置の検出温度に応じて開閉される前記シスターン側冷却回路に設けたシスターン側バルブと、を備えたことを特徴とするオーガ式製氷機。
  2. 前記シスターン側冷却回路の冷却器は、シスターンの外部に設けられ、その周囲を断熱材で覆ったことを特徴とする請求項1記載のオーガ式製氷器。
  3. 前記シスターンと前記断熱材との間にシスターン側冷却回路の冷却器と接触するように蓄冷材を介在させることを特徴とする請求項2記載のオーガ式製氷機。
JP2001330488A 2001-10-29 2001-10-29 オーガ式製氷機 Expired - Fee Related JP4017379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001330488A JP4017379B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 オーガ式製氷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001330488A JP4017379B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 オーガ式製氷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003130507A JP2003130507A (ja) 2003-05-08
JP4017379B2 true JP4017379B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=19146204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001330488A Expired - Fee Related JP4017379B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 オーガ式製氷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4017379B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5380311B2 (ja) * 2010-01-07 2014-01-08 ホシザキ電機株式会社 製氷機
WO2016028846A1 (en) 2014-08-22 2016-02-25 True Manufacturing Co., Inc. Draining the sump of an ice maker to prevent growth of harmful biological material
US11802727B2 (en) 2020-01-18 2023-10-31 True Manufacturing Co., Inc. Ice maker

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003130507A (ja) 2003-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3183517B1 (en) An ice maker and a method for controlling an ice maker
US6725675B2 (en) Flaked ice making machine
US4897099A (en) Ice maker and water purifier
JP4017379B2 (ja) オーガ式製氷機
US4941902A (en) Ice maker and water purifier
JP2002372349A (ja) オーガ式製氷機
JPH0442685Y2 (ja)
JP2001082841A (ja) オーガ式製氷機
JPS6132305Y2 (ja)
JP2005257159A (ja) 氷ディスペンサ
KR200285212Y1 (ko) 제빙기를 포함하는 냉온수 공급기
US8336326B2 (en) Dispenser
KR20100008770U (ko) 제빙장치
JP4073083B2 (ja) オーガ式製氷機
JP2004028527A (ja) オーガ式製氷機
JP2003042620A (ja) オーガ式製氷機
KR19990041499U (ko) 정수기
JP2003165600A (ja) 冷飲料供給装置
JPS628707B2 (ja)
JP2002295933A (ja) 製氷機
JP2003185319A (ja) 冷水供給装置
JPH034825B2 (ja)
JP2007178085A (ja) 製氷装置ならびに製氷装置を備えた冷蔵庫
JP4248061B2 (ja) 製氷機
JP2002048443A (ja) オーガー式製氷機洗浄機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040906

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070918

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees