JP5709785B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は、自動製氷装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫自動製氷装置には、光学式の水位センサを利用して、給水タンク内の水位が所定以下となった場合に警報を出力し、給水ホース内に残留する水の氷結を防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、給水タンクが収納されたことをスイッチが検出した時点を給水タンクが満水と推定して、製氷回数に応じて給水時間を設定することで、給水量の平準化を行っているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−159332号公報 特開2007−10234号公報
給水タンクからポンプにより給水タンク内の水を汲み上げ、製氷皿に給水する方式の冷蔵庫自動製氷装置において、従来はポンプの駆動時間を給水タンク内の水量に関らず一定としていたため、製氷回数によって給水量が変化していた。このため、給水タンク内の水量の減少に伴い、製氷皿の1つ1つの区画に給水される水量が減少したり、すべての区画に水が回らなかったりするため、出来上がる氷の大きさの不均一性、粒の数の減少を引き起こしていた。
この課題を解決する手段として、給水タンクの設置/取り外しが検出できるスイッチを設け、給水タンクが設置された時に給水タンク内の水量が満水として製氷回数に応じて給水時間を変化させることで、出来上がりの氷の大きさ、粒の数を均一にするものがあるが(特許文献2)、給水タンクに半分しか給水しなかった場合など、給水タンクが設置された時に満水であるとする前提条件を満足しない場合には、出来上がりの氷の大きさ、粒の数が変化するという問題があった。
また、冷蔵庫自動製氷装置に光学式の水位センサを備えたものもあるが(特許文献1)、給水タンク内の水位が所定以上か所定以下かの2値検知であり、給水タンク水量の状態によって出来上がりの氷の大きさ、粒の数が変化するという課題は抱えたままであった。
この発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、給水タンク内の水量の状態によらず、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることができる自動製氷装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る冷蔵庫は、冷蔵温度帯に設置された給水タンクと、この給水タンク内の水を製氷皿へ供給するための給水ポンプと、前記給水タンクの水位を検知可能な水位検知部とを有する自動製氷装置と、前記製氷皿への一回の給水量を前記水位によらずに一定に保つための前記水位に応じた前記給水ポンプの駆動時間を前記水位と前記駆動時間との対応情報として予め保持する記憶部と、前記水位検知部からの出力に基づいて前記水位を算出した後、前記記憶部に記憶された前記対応情報を参照し、当該水位に対応する駆動時間を選択して、この駆動時間前記給水ポンプを駆動させる制御部とを有する制御基板と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることが可能な自動製氷装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、各室扉図を除いたものである。 図2は、実施の形態1における自動製氷装置の構成を示す断面図である。 図3は、実施の形態1における光学式水位センサで給水タンク内の水位を検知する仕組みの説明図である。 図4は、実施の形態1に係る冷蔵庫の側面の断面図である。 図5は、実施の形態1において、光学式水位センサと給水タンク水面との間の距離dと、受光素子の光電流Iとの関係を示す図である。 図6は、実施の形態1における光学式水位センサの出力電圧Vと距離dとの関係を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る冷蔵庫の制御ブロック図である。 図8は、実施の形態1における給水タンクの水位Lの一例である。 図9は、実施の形態1における給水タンクの水位Lと出力電圧Vとの関係の一例を示したテーブル図である。 図10は、実施の形態1における給水時間を一定としたときの給水タンクの水位Lと給水量Qとの関係の一例を示した図である。 図11は、実施の形態1において給水量Qを水位Lによらずに一定に保つための給水タンク1の水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの関係の一例を示した図である。 図12は、実施の形態1における制御フローチャートである。 図13は、実施の形態1において貯水量不足の時の、操作パネル表示の一例を示した図である。 図14は、実施の形態1における操作パネルの取り付け位置の一例を示した図である。 図15は、実施の形態2における自動製氷装置の構成を示す断面図である。 図16は、実施の形態2における制御フローチャートである。 図17は、実施の形態3における自動製氷装置の構成を示す断面図である。 図18は、実施の形態3における給水タンク重量Wと給水タンク水位Lとの関係の一例を示した図である。 図19は、給水量と製氷回数との関係の一般的な例を示した図である。 図20は、給水タンク水量と、製氷皿への給水状態との関係の一例を示した図である。
以下に、本発明に係る冷蔵庫の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、各室扉図を除いたものである。図2は、この発明の実施の形態1における自動製氷装置の構成を示す断面図である。図1において、本実施の形態の冷蔵庫51は、冷蔵室61、製氷室62、切替室63、冷凍室64、および野菜室65を備え、遮光ケース21は冷蔵室61内に固定されていて、その中に給水タンク1が設置されている。
図2において、本実施の形態の自動製氷装置は、給水タンク1、給水ポンプ2、給水パイプ3、製氷皿4、製氷ギアボックス5、貯氷検知レバー6、および光学式水位センサ11を備えて構成されている。
給水ポンプ2は、給水タンク1内の水を汲み上げて、給水パイプ3を通して製氷皿4に給水するためのもので、給水ポンプ2の駆動時間Tと給水タンク1の水位Lによって給水量Qが変化する。この給水量Qを給水タンク1の水位Lによらず一定にするために備え付けられているのが、水位検知部としての光学式水位センサ11である。光学式水位センサ11は、給水タンク1を覆う遮光ケース21に設けられ、給水タンク1の上方に配置されている。遮光ケース21は、光学式水位センサ11の検出精度を上げるために設けたもので、内部に光学式水位センサ11が収納されて、外光およびノイズの影響を小さくしている。
製氷ギアボックス5は、製氷皿4をひねるための装置で、製氷皿4にできた氷を製氷室62へと落下させるための装置である。貯氷検知レバー6は、当該レバーを下げることで、製氷室62内の貯氷量が所定以上であるかどうかを検知している。貯氷検知レバー6が製氷室62内の氷と接触し、所定の位置よりも下がらない場合は、離氷動作に入らないようにすることで、製氷室62が氷であふれるのを防止している。断熱材31は、冷蔵室61と製氷室62の2つの温度帯を分離するためのものであり、給水タンク1と製氷皿4との間に配置されている。給水タンク1は冷蔵温度帯に設置される。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図3は、光学式水位センサ11で給水タンク1内の水位を検知する仕組みの説明図である。図4は、本実施の形態に係る冷蔵庫の側面の断面図である。図5は、本実施の形態において、光学式水位センサ11と給水タンク水面との間の距離dと、受光素子13の光電流Iとの関係を示す図である。図6は、本実施の形態における光学式水位センサ11の出力電圧Vと距離dとの関係を示す図である。
図3に示すように、給水タンク1の上部に設けられた給水タンクカバー7には、高い光透過率をもつ透光部としてのアクリル部8が設けられている。アクリル部8の上方に、遮光ケース21に取り付けられた光学式水位センサ11が設置されている。光学式水位センサ11には電気配線72が接続され、図4に示すように電気配線72は制御基板71と接続されている。すなわち、光学式水位センサ11は、電気配線72を介して、冷蔵庫全体の制御を司る制御基板71と接続されている。なお、製氷室62内には貯氷ケース66が配置されている。
光学式水位センサ11は、発光素子12および受光素子13を備えている。光学式水位センサ11の発光素子12から放出された光が、給水タンク1内の水面で反射し、反射した光が光学式水位センサ11の受光素子13で検出される。光学式水位センサ11の受光素子13で検出される光電流Iは、図5に示すように光学式水位センサ11から給水タンク1の水面までの距離dによって変化する。距離dがd以上であれば、光電流Iと距離dとが一対一に対応している。この光電流Iが電圧変換されて光学式水位センサ11から出力される。図6は、光電流Iを電圧換算して増幅した出力電圧Vと距離dとの関係を与える。以上のような関係により、光学式水位センサ11は、給水タンク1内の水位Lを概略リニアに検知することを可能とする。
図7は、本実施の形態に係る冷蔵庫の制御ブロック図である。図8は、本実施の形態における給水タンク1の水位Lの一例である。図9は、本実施の形態における給水タンク1の水位Lと出力電圧Vとの関係の一例を示したテーブル図である。
図7に示すように、制御基板71は光学式水位センサ11との間でデータの授受を行い、特に、光学式水位センサ11の出力電圧Vは、制御基板71内のマイクロコンピュータ73(制御部)に入力される。制御基板71内にはメモリ74(記憶部)が設けられている。メモリ74には、光学式水位センサ11の出力電圧Vと給水タンク1の水位Lとの対応情報が予め記憶されている。メモリ74は、例えば図9に示すようにテーブル情報として出力電圧Vと水位Lとの対応情報を備えている。ここで、水位Lは、例えばL,L,L,Lの離散的な値であり(図8、図9)、それぞれに対応する出力電圧V,V,V,Vが与えられている。これにより、制御基板71は、光学式水位センサ11から出力された出力電圧Vをもとに、メモリ74に記憶された出力電圧V−水位L対応情報を参照することにより、給水タンク1内の水位Lを検出することが可能となる。なお、図7において、操作パネル75は、例えば冷蔵室扉部に備え付けられたものであり、各室の温度または設定を調節する操作スイッチと、各室の温度などを表示する例えば液晶表示部などとから構成される。
一般に、給水ポンプ駆動時間T(給水時間)を一定とした場合、給水タンク1内の水位Lと製氷皿4への給水量Qは、図10に示すように給水タンク1の水位Lが低下すると、減少する。また、図19では、給水ポンプ駆動時間T(給水時間)を一定とした場合の給水量Qと製氷回数nとの関係の一例を示している。このように、給水タンク1内の水位Lの減少に伴い、給水量Qが減少すると、図20に示すように、製氷皿4の1つ1つの区画に給水される水量が減少したり、すべての区画に水が回らなかったりするため、出来上がる氷の大きさが不均一となり、粒の数が減少する要因となっていた。図20では、(a)給水タンク1内の水位が十分高く(水位L)、給水タンク1内の水量が多い場合と、(b)給水タンク1内の水位が低く(水位L)、給水タンク1内の水量が少ない場合とを比較して示しているが、給水タンク1の水量が少ない場合には、氷111の大きさが不均一で、粒の数も少ない。
そこで、本実施の形態では、メモリ74に、製氷皿4への一定の給水量Qを供給することが可能な給水タンク1の水位Lに応じた給水ポンプ駆動時間Tのデータを予め付与しておく。図11は、給水量Qを水位Lによらずに一定に保つための給水タンク1の水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報の一例を示した図である。すなわち、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された例えば図11に示す対応関係により、検出された水位Lに応じた給水ポンプ駆動時間Tのデータを選択する。マイクロコンピュータ73は、そのデータに従って給水ポンプ2を給水ポンプ駆動時間T動作させることにより、給水量Qを常に一定に保つことが可能となる。
以上の制御を、フローチャートに表したものが、図12となる。まず、マイクロコンピュータ73は、S1で製氷モードであるか否か判定する。製氷モードの場合(S1,Yes)、マイクロコンピュータ73は、S2で製氷開始条件を満足しているか否かを判定し、製氷開始条件を満足していれば(S2,Yes)、給水タンク1の水位Lを検出する(S3)。ここで、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された出力電圧Vと水位Lとの対応情報を参照することで、光学式水位センサ11の出力電圧Vに対応する給水タンク1の水位Lを検出する。製氷モードでない場合(S1,No)、または、製氷開始条件を満足していない場合(S2,No)は、S1に戻る。
次に、マイクロコンピュータ73は、検出された水位Lが製氷可能水位L以上であるか否かを判定する(S4)。水位Lが製氷可能水位Lに満たないと判定された場合は(S4,No)、マイクロコンピュータ73は、S5に従って図13に示すように操作パネル75を点滅させ、給水タンク1の水量が不足している旨をユーザに知覚させることができる。なお、操作パネル75は、一例として図14に示すように冷蔵室扉部に備え付けられており、図7に示すように制御基板71内のマイクロコンピュータ73によって制御されている。
他方、水位Lが製氷可能水位L以上の場合は(S4,Yes)、マイクロコンピュータ73は、水位LがL未満であるか否かを判定する(S6)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S6,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S7)。
水位LがL以上と判断された場合は(S6,No)、マイクロコンピュータ73は、水位LがL以上かつL未満であるか否かを判定する(S8)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S8,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S9)。
水位LがL以上と判断された場合は(S8,No)、マイクロコンピュータ73は、水位LがL以上かつL未満であるか否かを判定する(S10)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S10,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S11)。
水位LがL以上と判断された場合は(S10,No)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S12)。
このようにして、マイクロコンピュータ73は、光学式水位センサ11からの出力を水位Lに換算した後、メモリ74に記憶された水位L−給水ポンプ駆動時間T対応情報を参照し、検知された水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間Tを確定することができる。なお、図12では、給水タンク1内の水位Lを例えばL〜Lの四つの参照水位に分けて給水ポンプ駆動時間Tを設定する構成としたが、これは一例であり、参照水位の個数は給水量Qを一定に保つ精度に応じて適宜設定することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、製氷皿4への一回の給水量Qを給水タンク1内の水量によらずに一定量とすることが可能となるので、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることができる。
また、本実施の形態によれば、給水タンク1が空または残量が不足している状態も検知可能のため、製氷モードにおいてユーザに給水タンク1内の水が不足していることを報知することも可能である。
なお、光学式水位センサ11の検出精度を向上させるため、遮光ケース21を配置したが、配置しなくても検出精度を確保できる場合には、取り外しても良い。
また、光学式水位センサ11は、発光素子12が発光してから受光素子13が受光するまでの時間tにより、距離dを算出する方式のものでも良い。
また、給水タンク1上部に光透過性の高いアクリル部8を配置したが、同様に光透過性の高いプラスチックを配置する構成でも良い。
なお、本実施の形態では、例えば5つの温度帯の部屋をもつ冷蔵庫を代表として挙げているが、本実施の形態は給水タンク1と自動製氷装置を備えた冷蔵庫であれば任意のものに適用できることは言うまでもない。
実施の形態2.
実施の形態1では、製氷動作開始前に給水タンク1内の水位Lを検出するようにしたが、次に、給水タンク1が設置された時のみに給水タンク1内の水位Lを検出することで、製氷皿4への給水量Qを一定に制御する実施の形態2について説明する。
本実施の形態に係る冷蔵庫の構成は、実施の形態1と同様であるが、図15に示すように、本実施の形態における自動製氷装置には、給水タンク1が設置されているかどうかを判定するための給水タンク検出スイッチ9(給水タンク検出部)が設けられている。給水タンク検出スイッチ9は、給水タンク1の設置の有無に応じた信号(ONまたはOFF)を、電気配線72を介して制御基板72に出力する。なお、自動製氷装置のその他の構成は実施の形態1と同様であるので、図15では図2と同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。給水タンク検出スイッチ9を設けることにより、給水タンク1設置時の水位L(初期)から、製氷動作1回あたりの製氷皿4への給水量Qによる水位変化ΔLに製氷回数nを掛けたものを引くことで、給水タンク1内の水位Lを検知することが可能となり、実施の形態1と同様に、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることができる。
図16は、本実施の形態における制御フローチャートである。まず、マイクロコンピュータ73は、S101で給水タンク検出スイッチ9がONであるか否かを判定し、ONであれば(S101,Yes)、S103で製氷モードである否かを判定する。なお、給水タンク1が設置されているときは、給水タンク検出スイッチ9はONを出力する。給水タンク1が設置されていない場合(S101,No)、または製氷モードでない場合(S103,No)は、S102に従って製氷回数をリセットする。
次に、製氷モードの場合は(S103,No)、マイクロコンピュータ73は、S104に従って製氷動作初回であるか否かを判定し、製氷初回動作の場合は(S104,Yes)、S105に従って給水タンク1の水位L(初期)を検出する。この初期の水位Lの検出方法は、実施の形態1で説明した通りであり、光学式水位センサ11からの出力を水位Lに換算することで行われる。また、マイクロコンピュータ73は製氷回数nを計数しているので、製氷動作が初回かどうかを判定できる。
続いて、マイクロコンピュータ73は、S106で水位L(初期)が製氷可能水位L以上であるか否かを判定し、製氷可能水位Lに満たないと判定された場合には(S106,No)、S107に従って操作パネル75を点滅させ、給水タンク1の水量が不足している旨をユーザに知覚させることができる。
製氷動作初回でないと判定された場合は(S104,Yes)、マイクロコンピュータ73は、S108に従って、給水タンク1の水位L(初期)から、製氷動作1回あたりの製氷皿4への給水量Qによる水位変化ΔLに製氷回数nを乗じた値を引いて、給水タンク1の水位Lを算出する。
続いて、マイクロコンピュータ73は、S108で算出された給水タンク1の水位Lが製氷可能水位L以上であるか否かを判定し(S109)、製氷可能水位Lに満たないと判定された場合には(S109,No)、S107に従って操作パネル75を点滅させ、給水タンク1の水量が不足している旨をユーザに知覚させることができる。
水位Lが製氷可能水位L以上である場合は(S109,Yes)、S110に従う。また、S106で水位L(初期)が製氷可能水位L以上の場合も、S110に従う。
次に、マイクロコンピュータ73は、水位LがL未満であるか否かを判定する(S110)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S110,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S111)。
水位LがL以上と判断された場合は(S110,No)、マイクロコンピュータ73は、水位LがL以上かつL未満であるか否かを判定する(S112)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S112,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S113)。
水位LがL以上と判断された場合は(S112,No)、マイクロコンピュータ73は、水位LがL以上かつL未満であるか否かを判定する(S114)。ここで、Lは、図8および図9で示したようにL>Lを満たす予め設定された値である。水位LがL以上かつL未満であると判断された場合は(S114,Yes)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S115)。
水位LがL以上と判断された場合は(S114,No)、マイクロコンピュータ73は、メモリ74に記憶された一定の給水量Qを与えるための水位Lと給水ポンプ駆動時間Tとの対応情報を参照し、水位Lに対応する給水ポンプ駆動時間TとしてTを選択し、給水ポンプ2をT時間駆動させる(S116)。
S111,S113,S115,または、S116に従って給水ポンプ2を駆動した後、マイクロコンピュータ73は、製氷回数のカウントを1つ増す(S117)。なお、マイクロコンピュータ73は製氷回数nを計数し、その値をメモリ74に保存する。
以上のように制御することで、給水タンク1が設置された時の初回のみ光学式水位センサ11を用いて給水タンク1内の初期水位Lを検出すれば、その後の水位Lは製氷回数nに応じて算出することができるので、実施の形態1と同様にして、製氷皿4への一回の給水量Qを給水タンク1内の水量によらずに一定量とすることが可能となり、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることができる。なお、本実施の形態のその他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
以上の実施の形態1,2では、光学式水位センサ11を用いて給水タンク1内の水位Lを検知したが、図17のように水位検知部として電子天秤101を用いて給水タンク1の重量Wを測定することにより、水位Lを検知するように構成することもできる。図17は、本実施の形態における自動製氷装置の構成を示す断面図である。図18は、給水タンク1の重量Wと給水タンク1の水位Lとの関係の一例を示した図である。
図17に示すように、本実施の形態における自動製氷装置は、給水タンク1、給水ポンプ2、給水パイプ3、製氷皿4、製氷ギアボックス5、貯氷検知レバー6、および電子天秤101を備えて構成されている。電子天秤101は、給水タンク1の重量Wを検出し、その検出結果を、電気配線72を介して制御基板71に出力する。また、給水タンク1と製氷皿4との間に、冷蔵室61と製氷室62の2つの温度帯を分離するための断熱材31が配置されている。なお、本実施の形態に係る冷蔵庫の構成は、実施の形態1と同様である。
図18に示すように、電子天秤101により測定された給水タンク1の重量Wと給水タンク1の水位Lには一定の関係があるため(図示例ではリニアな関係)、給水タンク1の重量Wと給水タンク1の水位Lとの対応情報をデータとして予めメモリ74に記憶させておくことで、マイクロコンピュータ73は、電子天秤101による給水タンク1の重量Wをもとに、メモリ74に記憶された給水タンク1の重量Wと給水タンク1の水位Lとの対応情報を参照することにより、検出された重量Wに対応した給水タンク1の水位Lを検知することができる。そのため、マイクロコンピュータ73は、実施の形態1で説明したように、検知した水位Lに応じて給水ポンプ2の駆動時間Tを調整することで、製氷皿4への給水量Qを一定にすることが可能となり、常に同じ大きさで、粒の数も同じ氷を作ることができる。また、本実施の形態を、実施の形態2と組み合わせることもできる。なお、本実施の形態のその他の構成、動作、および効果は、実施の形態1,2と同様である。
本発明は、冷蔵庫の自動製氷装置および冷蔵庫に好適に適用することができる。
1 給水タンク
2 給水ポンプ
3 給水パイプ
4 製氷皿
5 製氷ギアボックス
6 貯氷検知レバー
8 アクリル部
9 給水タンク検出スイッチ
11 光学式水位センサ
12 発光素子
13 受光素子
21 遮光ケース
31 断熱材
51 冷蔵庫
61 冷蔵室
62 製氷室
63 切替室
64 冷凍室
65 野菜室
66 貯氷ケース
71 制御基板
72 電気配線
73 マイクロコンピュータ
74 メモリ
75 操作パネル
101 電子天秤

Claims (6)

  1. 冷蔵温度帯に設置された給水タンクと、この給水タンク内の水を製氷皿へ供給するための給水ポンプと、前記給水タンクの水位を検知可能な水位検知部とを有する自動製氷装置と、
    前記製氷皿への一回の給水量を前記水位によらずに一定に保つための前記水位に応じた前記給水ポンプの駆動時間を前記水位と前記駆動時間との対応情報として予め保持する記憶部と、前記水位検知部からの出力に基づいて前記水位を算出した後、前記記憶部に記憶された前記対応情報を参照し、当該水位に対応する駆動時間を選択して、この駆動時間前記給水ポンプを駆動させる制御部とを有する制御基板と、
    を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記自動製氷装置は、前記給水タンクが前記自動製氷装置に設置されているか否かを検出する給水タンク検出部を有し、
    前記制御部は、前記給水タンク検出部からの出力により前記給水タンクが設置された後の製氷回数を計数しており、前記製氷回数に基づいて製氷動作が初回であると判定した場合のみ、前記水位検知部からの出力に基づいて前記給水タンクの設置時における初期水位を算出した後、前記記憶部に記憶された前記対応情報を参照し、当該初期水位に対応する駆動時間を選択し、前記製氷回数に基づいて製氷動作が二回目以降であると判定した場合は、前記初期水位から、前記製氷皿への一回の給水量による水位変化に前記製氷回数を掛けたものを引くことで前記水位を算出した後、前記記憶部に記憶された前記対応情報を参照し、当該水位に対応する駆動時間を選択することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記水位が製氷可能水位以上であるか否かを判定し、前記水位が前記製氷可能水位に満たないと判定した場合は、冷蔵室扉部に設けられた操作パネルにて前記給水タンクの水量が不足している旨の表示を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記水位検知部は、前記給水タンク内の水面までの距離を測定することで前記水位を検知可能な光学式の水位センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記給水タンクは遮光ケース内に収納され、
    前記水位センサは、前記給水タンクの上方における前記遮光ケースに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記水位検知部は、前記給水タンクの重量を測定することで前記水位を検知可能な電子天秤であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。










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