JP2010281488A - 定量給水装置および自動製氷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を大型化することなく、かつ、簡単な弁の制御で定量の給水が可能な定量給水装置および自動製氷装置を提供すること。
【解決手段】製氷皿14に定量の水を供給するための定量給水装置10は、製氷皿よりも高い位置に配置された給水タンク11と、給水タンク11の水位を測定するための水位センサ41と、給水タンク11内の水を製氷皿14に供給するための給水管12と、給水管12に設けられ、開閉が可能な(電磁)弁13とを備える。制御ユニット50(内のCPU)は、水位センサ41により測定された給水タンク11の水位に基づいて、製氷皿14に定量の水を供給するのに必要な、弁13の開時間を算出する。そして、算出された開時間だけ弁13を開状態とする制御を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】製氷皿14に定量の水を供給するための定量給水装置10は、製氷皿よりも高い位置に配置された給水タンク11と、給水タンク11の水位を測定するための水位センサ41と、給水タンク11内の水を製氷皿14に供給するための給水管12と、給水管12に設けられ、開閉が可能な(電磁)弁13とを備える。制御ユニット50(内のCPU)は、水位センサ41により測定された給水タンク11の水位に基づいて、製氷皿14に定量の水を供給するのに必要な、弁13の開時間を算出する。そして、算出された開時間だけ弁13を開状態とする制御を行なう。
【選択図】図1
Description
本発明は、定量給水装置および自動製氷装置に関し、特に、製氷皿に定量の水を供給するための定量給水装置、および、このような定量給水装置を備えた自動製氷装置に関する。
自動製氷装置は、冷凍室を備えた冷蔵庫に設置される。自動製氷装置は、冷蔵室内に設置された給水タンクに貯めた水を、冷凍室内に設けられた製氷皿に一定量供給することで、製氷を行なう。
このような自動製氷装置の分野において、ポンプを用い、ポンプの駆動時間を制御して一定量の給水を行なう給水装置が提案されている(特許文献1)。
また、給水ポンプを用いない定量給水装置も幾つか提案されている。特許文献2では、給水タンクとは別に、給水タンク下部に定量計量を目的としたタンクを別途備える構成が提案されている。特許文献3では、給水タンクから製氷皿への水の供給経路中に、水圧に応じて弁の開度が調節可能な弁を設けることで、流路を一定流量で流過する構成が提案されている。
特許文献1のような給水装置では、製氷皿の位置と給水装置の位置との上下関係がどうであろうと給水可能である。しかし、給水ポンプのコスト面、あるいは、ポンプ内に残った水の腐敗といった衛生面で問題がある。
特許文献2の構成では、ポンプを用いずに弁の開閉で定量給水が可能となる。しかし、別途定量タンクを備えることにより給水装置が冷蔵庫内で占める体積が大きくなってしまう問題がある。
特許文献3の構成では、設置スペースを小さくすることが可能となる。しかし、弁の制御が複雑であり、かつ、複雑な機構の弁が必要になる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、装置を大型化することなく、かつ、簡単な弁の制御で定量の給水が可能な定量給水装置および自動製氷装置を提供することである。
この発明のある局面に従う定量給水装置は、製氷皿に定量の水を供給するための定量給水装置であって、製氷皿よりも高い位置に配置され、製氷皿へ供給する水を貯留するためのタンクと、タンクの水位を測定するための測定手段と、タンク内の水を製氷皿に供給するための給水管と、給水管に設けられ、開閉が可能な弁と、制御手段とを備える。制御手段は、測定手段により測定されたタンクの水位に基づいて、製氷皿に定量の水を供給するのに必要な、弁の開時間を算出するための算出手段と、算出された開時間だけ弁を開状態とする制御を行なう開閉制御手段とを含む。
好ましくは、算出手段は、製氷皿への給水開始時に測定された初期水位と、タンクの断面積と、給水管の断面積と、定量を表わす所定の水量とに基づいて、弁の開時間を算出する。
好ましくは、記憶手段をさらに備え、記憶手段は、タンクの断面積のデータと、給水管の断面積のデータと、所定の水量のデータとを予め記憶する。
好ましくは、給水管の一端は、タンクの底部と接続される。
好ましくは、弁は、電磁弁である。
好ましくは、弁は、電磁弁である。
好ましくは、算出手段は、所定の計算式を用いて、弁の開時間を算出する。
好ましくは、計算式は、弁の開時間をΔT、初期水位をh0、所定の水量をQf、タンクの断面積をS1、給水管の断面積をS2とした場合、後述の式(1)〜(4)で表わされる。
好ましくは、計算式は、弁の開時間をΔT、初期水位をh0、所定の水量をQf、タンクの断面積をS1、給水管の断面積をS2とした場合、後述の式(1)〜(4)で表わされる。
この発明の他の局面に従う自動製氷装置は、上記記載の定量給水装置を備える。
本発明によると、タンクの水位から算出された時間だけ弁を開状態とするだけで、一定量の水を製氷皿に給水することができる。したがって、定量給水装置を大型化することなく、かつ、簡単な弁の制御で、定量の給水が可能となる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<構成例について>
はじめに、本実施の形態における自動製氷装置の概略構成例について説明する。
はじめに、本実施の形態における自動製氷装置の概略構成例について説明する。
図1は、本実施の形態において、冷蔵庫1に自動製氷装置20が搭載された例を示す概略の側面断面図である。
図1を参照して、冷蔵庫1は、冷蔵室1aと冷凍室1bと野菜室1cとを含んでいる。
自動製氷装置20は、定量給水装置10と、製氷皿14とを含む。定量給水装置10は、製氷皿14に定量の水を供給する。製氷皿14に供給された水は、冷凍室1b内で冷却製氷される。製氷された氷は、製氷容器15に落下し貯蔵される。なお、自動製氷装置20は、製氷容器15を含んでいてもよい。
自動製氷装置20は、定量給水装置10と、製氷皿14とを含む。定量給水装置10は、製氷皿14に定量の水を供給する。製氷皿14に供給された水は、冷凍室1b内で冷却製氷される。製氷された氷は、製氷容器15に落下し貯蔵される。なお、自動製氷装置20は、製氷容器15を含んでいてもよい。
次に、図1の他、図2および図3も参照して、本実施の形態における定量給水装置10について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態における定量給水装置10の概略構成例を示す図である。図3は、本発明の実施の形態における定量給水装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。
図1および図2を参照して、定量給水装置10は、給水タンク11と、給水管12と、電磁弁13と、開閉駆動部30と、水位センサ41と、制御ユニット50とを含む。なお、図1では、開閉駆動部30、および、各信号線の図示が省略されている。また、図2では、図1に示した定量給水装置10と左右が反転しているものとする。
給水タンク11は、冷蔵室1aに設置され、製氷皿14へ供給する水を貯留する。給水タンク11は、製氷皿14よりも高い位置に配置されている。なお、本実施の形態では、冷蔵室1aに給水タンク11が設置されることとしたが、製氷皿14が設けられる冷凍室よりも高い位置にある空間であれば、野菜室に設置されてもよい。
給水管12は、給水タンク11内の水を製氷皿14に供給する経路を構成する。給水管12は、給水タンク11の底部(底面)にその一端が接続される。給水管12は、水の流路が垂直方向となるよう垂直に設けられる。また、給水管12は単純な円筒状であり、どの位置の断面積も等しいものとする。
電磁弁13は、給水管12に設けられる。電磁弁13は、全開および全閉の2状態のみが可能な簡単な構成(たとえばゲートバルブ)である。電磁弁13は、本実施の形態における電磁弁13は、通常閉(ノーマルクローズ)のタイプである(図1参照)。電磁弁13が開状態となれば、給水タンク11内の水は、重力により、給水管12を通って製氷皿14に流出される(図2参照)。なお、電磁弁13は、給水管12の上端側、つまり、給水タンク11の底面の直下に設けられることが望ましい。
開閉駆動部30は、電磁弁13および制御ユニット50と接続される。開閉駆動部30は、制御ユニット50から与えられる開信号または閉信号に応じて、電磁弁13の駆動を制御する。
水位センサ41は、給水タンク11の底部に設置され、給水タンク11内の水の水位すなわち、給水タンク11の底面を基準とした水面の高さを検知する。水位センサ41は制御ユニット50と接続される。
制御ユニット50は、たとえば冷蔵庫1の筐体の背面側に設置され、製氷皿14への給水量を制御する。図3を参照して、制御ユニット50は、各種の演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)52と、計時動作を行なうためのタイマ56と、各種のプログラムやデータを記憶するためのメモリ54とを含む。メモリ54は、不揮発性のメモリである。
ここで、本実施の形態における定量給水装置10が実行する機能について説明する。
定量給水装置10は、水位測定部40と、算出部62と、開閉制御部64と、上述の開閉駆動部30および電磁弁13とを含んでいる。
定量給水装置10は、水位測定部40と、算出部62と、開閉制御部64と、上述の開閉駆動部30および電磁弁13とを含んでいる。
水位測定部40は、給水タンク11の水位を測定する。本実施の形態では、水位センサ41に対応する。
算出部62は、水位測定部40により測定された給水タンク11の水位に基づいて、製氷皿14に定量の水を供給するのに必要な、電磁弁13の開時間(電磁弁13を開状態とする時間)を算出する。より具体的には、算出部62は、給水タンク11の水位に加え、給水タンク11の断面積と、給水管12の断面積と、製氷皿14に給水すべき所定の水量とをさらに用いて、電磁弁13の開時間を算出する。算出された開時間のデータは、開閉制御部64に出力される。
なお、給水タンク11の断面積と、給水管12の断面積と、製氷皿14に給水すべき所定の水量のデータは、メモリ54に予め記憶されている。これらのデータは、定量給水装置10の製造時または出荷時に記憶されているものとする。
開閉制御部64は、算出部62により算出された開時間だけ電磁弁13を開状態にする制御を行なう。より具体的には、開時間のデータが入力されると、開閉駆動部30に開信号を送信する。そして、算出された開時間分の時間が経過すると、開閉駆動部30に閉信号を送信する。開閉制御部64は、タイマ56によって電磁弁13を開状態にしてからの経過時間を計測する。
開閉駆動部30は、開信号を受信してから閉信号を受信するまでの間、電磁弁13に電気を流す。これにより、電磁弁13は、算出部62により算出された開時間だけ開状態とされる。その結果、当該開時間の間、給水タンク11の水が製氷皿14に供給される。
上記算出部62および開閉制御部64の機能は、メモリ54中に格納されたソフトウェアを実行することで実現される。なお、これらのうち少なくとも一方は、ハードウェアで実現されてもよい。
本実施の形態では、給水管12の流路の開閉を実現するための弁として、高速応答可能な電磁弁13を設けている。しかしながら、限定的ではなく、全開および全閉の2状態が(高速で)切替え可能なものであれば、たとえば電動弁を設けてもよい。
<動作について>
次に、本実施の形態における定量給水装置10の動作の具体例を説明する。
次に、本実施の形態における定量給水装置10の動作の具体例を説明する。
図4は、本発明の実施の形態における定量給水処理を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ54に格納されており、CPU52がこのプログラムを読み出して実行することにより、定量給水処理の機能が実現される。
図4を参照して、はじめに、CPU52の算出部62は、製氷皿14への給水タイミングかどうかを判断する(ステップS2)。この時点では、電磁弁13は閉じられている。本実施の形態において「給水タイミング」は、たとえば、給水タンク11内に水が供給されたとき(給水が終わったとき)である。あるいは、ユーザからの、製氷皿14への給水指示を検知したときであってもよいし、製氷皿14内の氷が製氷容器15に落下したことを検知したときであってもよい。
算出部62は、給水タイミングとなるまで待機する(ステップS2にてNO)。給水タイミングと判断されると(ステップS2にてYES)、給水タンク11内の水の水位が測定される(ステップS4)。つまり、算出部62は、給水タイミングとなった時点で水位センサ41にて検出された水位を取得する。この時点で測定された水位は、製氷皿14への給水開始時の水位であるため、当該水位を以下「初期水位h0」と表わす。
水位データが取得されると、算出部62は、電磁弁13の開時間ΔTを算出する(ステップS6)。具体的には、メモリ54より、給水タンク11の断面積(「断面積S1」と表わす)、給水管12の断面積(「断面積S2」と表わす)および所定の水量(「水量Qf」と表わす)のデータを読出す。そして、読出されたこれらのデータと、初期水位h0とに基づいて、開時間“ΔT”を算出する。
本実施の形態では、以下に示す数式(1)〜(4)により、開時間ΔTが算出される。
なお、この数式により開時間ΔTが導き出される原理については後述する。
開時間ΔTが算出されると、開閉制御部64は、開閉駆動部30に開信号を送信する。これにより、電磁弁13が開状態となる(ステップS8)。同時に、開閉制御部64は、電磁弁13を実際に開状態としている時間の計測を開始する。具体的には、タイマ56に計時動作を開始させる。そして、タイマ56が計時する時間(すなわち、電磁弁13を開状態にしてからの経過時間)が、開時間ΔTとなったか否かが判断される(ステップS10)。
開時間ΔTが算出されると、開閉制御部64は、開閉駆動部30に開信号を送信する。これにより、電磁弁13が開状態となる(ステップS8)。同時に、開閉制御部64は、電磁弁13を実際に開状態としている時間の計測を開始する。具体的には、タイマ56に計時動作を開始させる。そして、タイマ56が計時する時間(すなわち、電磁弁13を開状態にしてからの経過時間)が、開時間ΔTとなったか否かが判断される(ステップS10)。
タイマ56が計時する時間が、時間ΔTと等しくなったと判断されると(ステップS10にてYES)、開閉制御部64は、開閉駆動部30に閉信号を送信する。これにより、電磁弁13が閉状態となる(ステップS8)。同時に、開閉制御部64は、タイマ56をリセットする。
以上で、定量給水処理は終了される。
<数式(1)〜(4)について>
ここで、上記した数式(1)〜(4)によって開時間ΔTが導き出される原理について図2を参照しながら説明する。
<数式(1)〜(4)について>
ここで、上記した数式(1)〜(4)によって開時間ΔTが導き出される原理について図2を参照しながら説明する。
上述のように、給水タンク11の断面積S1[m2]、給水管12の断面積S2[m2]とする。また、ある時刻tにおいて、給水タンク11の水位がh(t)[m]であり、この時に給水管12からは流速v2(t)[m/s]で水が流れ出しているとする。
この状態から微小時間Δt[s]が経過したとすると、時間Δtの間に給水管12から流出した水量Q1[m3]は、
Q1=S2×v2(t)×Δt
で表わされる。
Q1=S2×v2(t)×Δt
で表わされる。
一方、給水タンク11の水位はh(t)→h(t+Δt)に変化しており、給水タンク11内の水量の減少分Q2[m3]は、
Q2=S1×[h(t)−h(t+Δt)]
となる。
Q2=S1×[h(t)−h(t+Δt)]
となる。
給水管12からの流出量Q1と給水タンク11内の水量の減少分Q2とは等しいので、次の式(5)の関係が得られる。
式(1)の両辺をΔtで除して、Δt→0の極限をとると、以下の微分方程式(6)が得られる。
次に、力学的エネルギーの収支を考える。給水タンク11底部の給水管12入口を高さの基準点として、給水タンク11の水面と給水管12に対してベルヌーイの式を適用すると、次の式(7)が得られる。
ここで“v1(t)[m/s]”は、給水タンク11の水面の降下速度であり、“−dh/dt”に等しい。“p1”および“p2”は共に、大気圧に等しいとして、式(7)を整理する。そうすると、給水管12からの流出速度と給水タンク11の水位との関係を示す式(8)が得られる。
ここで、式変形に“−dh/dt=v1(t)=(S1/S2)v2(t)”の関係を用いた。式(8)を式(6)に代入して整理し、“v2(t)”を消去する。そうすると、給水タンク11の水位h[m]に関する微分方程式(9)が得られる。
式(9)を解くことで、式(10)に示すような給水タンク11の水位の時間変化が得られる。
ここでh0は時刻t=0、即ち給水前の給水タンク11の水位である。
式(11)とおいて、式(10)を展開すると、次の式(12)が得られる。
給水開始時(t=0)の水位(初期水位)をh0とし、電磁弁13が時間Δt[s]間開状態で、水量Q[m3]が流出したとする。この場合、水量Qは、式(13)で表わされる。また、この式(13)より、Δtについての二次方程式(14)が得られる。
この式(14)の解が、式(15)〜(18)で表わされる。
式(15)の“Δt”を“ΔT”に置き換えたものが、上述の式(1)であり、式(17)の“Q”を“Qf”に置き換えたものが、上述の式(3)である。他の式(16)および(18)は、それぞれ、上述の式(2)および(4)と同じである。
本実施の形態では、上述のような演算に基づいて得られた計算式(1)〜(4)を用いて、電磁弁13の開時間ΔTが算出される。したがって、給水開始時の給水タンク11の水位h0を測定するだけで、一定量Qfの水を製氷皿14に供給することができる。したがって、給水ポンプや、定量を測定する別途の機構を備えなくてもよい。その結果、装置を大型化しなくてすむ。
また、電磁弁13の単純な開閉制御のみで定量給水が可能である。したがって、複雑な構成の弁も必要とせず、極めて簡単な構成で、定量の水を製氷皿14に供給することができる。
<変形例>
なお、本実施の形態では、水位測定部40の機能を実現するために、水位センサ41を設けることとしたが、給水タンク11内の水の水位が測定できれば、これに限定されない。
なお、本実施の形態では、水位測定部40の機能を実現するために、水位センサ41を設けることとしたが、給水タンク11内の水の水位が測定できれば、これに限定されない。
図5は、本発明の実施の形態の変形例における定量給水装置10#の概略構成例を示す図である。
図5を参照して、定量給水装置10#は、実施の形態の水位センサ41に代えて、重量センサ42を備える。給水タンク11は、重量センサ42に載せられた状態で設置される。重量センサ42は、給水タンク11の重量を測定することで、給水タンク11内の水位データを得る。なお、重量センサ42を備える場合、水位測定部40の機能は、重量センサ42およびCPU52により実現されてよい。つまり、CPU52(の算出部62)が、給水タンク11の重量に基づいて水位データを算出してもよい。
本変形例では、メモリ54内には、たとえば、重量と水位とを対応付けた重量−水位データテーブルが予め記憶されており、この重量−水位データテーブルを利用して水位を算出してよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷蔵庫、1a 冷蔵室、1b 冷凍室、1c 野菜室、10 定量給水装置、11 給水タンク、12 給水管、13 電磁弁、14 製氷皿、15 製氷容器、20 自動製氷装置、30 開閉駆動部、40 水位測定部、41 水位センサ、42 重量センサ、50 制御ユニット、52 CPU、54 メモリ、56 タイマ、62 算出部、64 開閉制御部。
Claims (8)
- 製氷皿に定量の水を供給するための定量給水装置であって、
前記製氷皿よりも高い位置に配置され、前記製氷皿へ供給する水を貯留するためのタンクと、
前記タンクの水位を測定するための測定手段と、
前記タンク内の水を前記製氷皿に供給するための給水管と、
前記給水管に設けられ、開閉が可能な弁と、
制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記測定手段により測定された前記タンクの水位に基づいて、前記製氷皿に前記定量の水を供給するのに必要な、前記弁の開時間を算出するための算出手段と、
算出された開時間だけ前記弁を開状態とする制御を行なう開閉制御手段とを含む、定量給水装置。 - 前記算出手段は、前記製氷皿への給水開始時に測定された初期水位と、前記タンクの断面積と、前記給水管の断面積と、前記定量を表わす所定の水量とに基づいて、前記弁の開時間を算出する、請求項1に記載の定量給水装置。
- 記憶手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記タンクの断面積のデータと、前記給水管の断面積のデータと、前記所定の水量のデータとを予め記憶する、請求項2に記載の定量給水装置。 - 前記給水管の一端は、前記タンクの底部と接続される、請求項2または3に記載の定量給水装置。
- 前記弁は、電磁弁である、請求項2〜4のいずれかに記載の定量給水装置。
- 前記算出手段は、所定の計算式を用いて、前記弁の開時間を算出する、請求項2〜5のいずれかに記載の定量給水装置。
- 製氷皿と、
前記製氷皿に定量の水を供給するための定量給水装置とを備え、
前記定量給水装置は、
前記製氷皿よりも高い位置に配置され、前記製氷皿へ供給する水を貯留するためのタンクと、
前記タンクの水位を測定するための測定手段と、
前記タンク内の水を前記製氷皿に供給するための給水管と、
前記給水管に設けられ、開閉が可能な弁と、
制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記測定手段により測定された前記タンクの水位に基づいて、前記製氷皿に前記定量の水を供給するのに必要な、前記弁の開時間を算出するための算出手段と、
算出された開時間だけ前記弁を開状態とする制御を行なう開閉制御手段とを含む、自動製氷装置。
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