JP4904701B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。特に本発明は、レーザー照射でヒューズを溶断しなくても半導体装置の回路特性を調節することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
半導体装置の回路特性には、製造の際に多少のばらつきが生じる。半導体装置には予め複数のヒューズが設けられている。これら複数のヒューズそれぞれは、例えば互いに並列な複数の抵抗素子に接続しており、これらヒューズを適宜切断することにより、回路特性のばらつきが修正されている。
図8(A)は、ヒューズの第1の例を説明する為の断面図である。本例では、下地膜101(例えば素子分離膜又はシリコン基板)上にポリシリコンヒューズ102が形成されている。下地膜101上及びポリシリコンヒューズ102上には、層間絶縁膜103,104、及びパッシベーション膜105がこの順に積層されている。ポリシリコンヒューズ102の上方では、層間絶縁膜103,104それぞれが薄くなっており、かつパッシベーション膜105が開口されている。なお、層間絶縁膜103,104の間にはAl合金配線(図示せず)が形成されている。
図8(B)は、ヒューズの第2の例を説明する為の断面図である。本例では、層間絶縁膜103上にAl合金ヒューズ106が形成されている。層間絶縁膜103上及びAl合金ヒューズ106上には、層間絶縁膜104及びパッシベーション膜105がこの順に積層されている。Al合金ヒューズ106の上方では、層間絶縁膜104が薄くなっており、かつパッシベーション膜105が開口されている。
半導体装置の回路特性のばらつきを修正するとき、ポリシリコンヒューズ102、Al合金ヒューズ106それぞれにはレーザーが照射される。これにより、ポリシリコンヒューズ102、Al合金ヒューズ106それぞれは溶断する(例えば特許文献1参照)。なお、ポリシリコンヒューズ102、Al合金ヒューズ106それぞれの上方で層間絶縁膜が薄くなっており、かつパッシベーション膜105は開口されているため、レーザーは効率よくヒューズに到達する。
特開平9−252052号公報(図5及び第31段落)
上記したように、ヒューズの溶断はレーザーを照射することにより行われる。レーザー照射による熱は、ヒューズの下方にも伝達するため、半導体基板に形成された不純物領域の不純物プロファイルが変化する可能性がある。また、レーザーが効率よくヒューズに到達し、かつ半導体装置の回路特性及び耐久性に影響が出ないように、ヒューズの上方に位置する層間絶縁膜を薄くし、かつパッシベーション膜に開口部を設ける必要がある。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、レーザー照射でヒューズを溶断しなくても半導体装置の回路特性を調節することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上のうち、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方それぞれを含む領域に、第1の金属膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上及び前記第1の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する開口部を形成する工程と、
前記開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成する工程と、
前記第1のバンプを押下して前記第1のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
を具備する。
この半導体装置の製造方法によれば、半導体装置の回路特性を調節する際に、レーザー照射でヒューズを溶断する必要がなくなる。また、第1のバンプに負荷を加えることにより、第1の導電膜と第2の導電膜を導通させることができる。従って、容易に半導体装置の回路特性を調節することができる。なお、第1の金属膜は、第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれの一部の上方に位置してもよいし、全体の上方に位置してもよい。
この半導体装置の製造方法において前記第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の金属膜を形成する工程の間に、前記第2の絶縁膜を平坦化する工程を具備してもよい。また、前記第1の金属膜を形成する工程において、前記第2の絶縁膜上に、金属配線及び該金属配線に接続する金属パッドが形成され、前記第1の金属膜に第1のバンプを形成する工程において、前記金属パッド上に位置する第2のバンプが形成されてもよい。
開口部は、前記第1の金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
前記第1の金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置していてもよい。
本発明に係る他の半導体装置の製造方法は、半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上に、第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜に、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方それぞれを内側に含む第1の開口部又は凹部を形成する工程と、
前記第1の開口部又は凹部の底部上に、第1の金属膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜上、前記第1の開口部又は凹部の底部上、及び前記第1の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する第2の開口部を形成する工程と、
前記第2の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成する工程と、
前記第1のバンプを押下して前記第1のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
を具備する。
この半導体装置の製造方法において、前記第1の金属膜を形成する工程は、前記第3の絶縁膜上、及び前記開口部又は凹部の底部上に、第2の金属膜を形成する工程と、前記第2の金属膜をパターニングすることにより、前記第1の金属膜を形成するとともに、前記第3の絶縁膜上に、金属配線及び該金属配線に接続する金属パッドを形成する工程とを具備し、前記第1のバンプを形成する工程において、前記金属パッド上に位置する第2のバンプが形成されてもよい。
本発明に係る他の半導体装置の製造方法は、半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上に、前記第1の導電膜の上方に位置する第1の金属膜、及び前記第2の導電膜の上方に位置する第2の金属膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上、前記第1の金属膜上、及び前記第2の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する第1の開口部、及び第2の金属膜上に位置する第2の開口部を形成する工程と、
前記第1の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成するとともに、前記第2の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第2のバンプを形成する工程と、
前記第1及び第2のバンプそれぞれを押下して前記第1及び第2のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
を具備する。
上記した半導体装置の製造方法において、前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記半導体基板を熱酸化する工程であり、前記第1の絶縁膜と同時にトランジスタのゲート絶縁膜が形成され、前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜を形成する工程において、前記ゲート絶縁膜上に位置するゲート電極が形成されてもよい。
また、前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜を形成する工程において、複数の前記第1の導電膜及び複数の前記第2の導電膜を、同一の前記不純物領域上又は互いに異なる前記不純物領域上に形成し、
前記複数の第2の導電膜は、それぞれ抵抗値が互いに異なる抵抗に接続し、
前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを導通させる工程において、選択された前記第1の導電膜と前記第2の導電膜のみを導通させてもよい。
本発明に係る半導体装置は、半導体基板に形成された不純物領域と、
前記不純物領域上に形成され、互いに離間している第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、
前記第2の絶縁膜上に形成された第2の導電膜と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に形成された第3の絶縁膜と、
前記第3の絶縁膜上に形成された金属膜と、
前記第3の絶縁膜上及び前記金属膜上に形成された保護膜と、
前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する開口部と、
前記開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
を具備し
前記開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
前記金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜それぞれの絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している。
本発明に係る他の半導体装置は、半導体基板に形成された不純物領域と、
前記不純物領域上に形成され、互いに離間している第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、
前記第2の絶縁膜上に形成された第2の導電膜と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上に形成された第3の絶縁膜と、
前記第3の絶縁膜上に形成された第4の絶縁膜と、
前記第4の絶縁膜に形成され、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方を内側に含む第1の開口部又は凹部と、
前記第1の開口部又は凹部の底部上に形成された金属膜と、
前記第4の絶縁膜上、前記金属膜上、及び前記第1の開口部又は凹部の底部上それぞれに形成された保護膜と、
前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する第2の開口部と、
前記第2の開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
を具備し、
前記第2の開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
前記金属膜の縁及び前記第2の開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜それぞれの絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している
この半導体装置において、前記半導体基板に形成されたトランジスタと、
前記第4の絶縁膜上に形成され、前記トランジスタと電気的に接続された第2の金属膜と、
前記第2の金属膜上に形成された第2のバンプと、
を更に有し、
前記保護膜には、前記第2の金属膜上に位置する第3の開口部が形成され、
前記第2のバンプは前記第3の開口部内に位置し、
前記バンプは前記第2のバンプよりも下方に位置してもよい。
本発明に係る他の半導体装置は、半導体基板に形成された不純物領域と、
前記不純物領域上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に形成され、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜と、
前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜上に形成された金属膜と、
前記第2の絶縁膜上及び前記金属膜上に形成された保護膜と、
前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する開口部と、
前記開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
を具備し、
前記開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
前記金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜それぞれの下方に位置する前記第1の絶縁膜が前記バンプの押下によって負荷を加えられて前記第1の絶縁膜の絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。本実施形態は、半導体装置の回路特性を調節するための特性調節素子を製造し、かつこの特性調節素子を用いて半導体装置の回路特性を調節する方法である。
まず、図1(A)に示すように、シリコン基板1に所定の開口パターンを有するマスク膜(図示せず)を形成する。このマスク膜は、窒化シリコン膜であってもよいし、フォトレジスト膜であってもよい。次いで、このマスク膜をマスクとしてシリコン基板1に不純物を注入する。これにより、シリコン基板1には不純物領域1aが形成される。その後、マスク膜を除去する。
次いで、シリコン基板1を熱酸化する。これにより、シリコン基板1には絶縁膜2が形成される。絶縁膜2の厚さは、例えば10nm以上100nm以下である。
次いで、絶縁膜2上にポリシリコン膜を、例えばCVD法により形成する。次いで、ポリシリコン膜上にフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、ポリシリコン膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてポリシリコン膜をエッチングする。これにより、絶縁膜2上には、不純物領域1aの上方に位置するポリシリコン配線3a,3bが形成される。ポリシリコン配線3a,3bは、互いに離間しており、かつ略平行である。
その後、レジストパターンを除去する。
次いで、図1(B)に示すように、絶縁膜2上及びポリシリコン配線3a,3b上それぞれを含む全面上に、酸化シリコンを主成分とする層間絶縁膜4を、CVD法により形成する。次いで、層間絶縁膜4の表面を、熱処理又はCMP法などにより平坦化する。なお、層間絶縁膜4を形成する前に、ポリシリコン配線3a,3bで覆われていない絶縁膜2を、エッチングにより除去してもよい。
次いで、層間絶縁膜4上にAl合金膜を、例えばスパッタリング法により形成する。次いで、Al合金膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、Al合金膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングする。これにより、層間絶縁膜4上には、不純物領域1aの上方に位置するAl合金膜5が形成される。Al合金膜5の下方には、ポリシリコン配線3a,3bの双方が位置している。
次いで、層間絶縁膜4上及びAl合金膜5上を含む全面上に、酸化シリコン膜及び窒化シリコン膜をこの順に積層したパッシベーション膜6を、CVD法により形成する。次いで、パッシベーション膜6上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、パッシベーション膜6上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてパッシベーション膜6をエッチングする。これにより、パッシベーション膜6には、Al合金膜5上に位置する開口部6aが形成される。開口部6aは、Al合金膜5上のうち、周辺部を除いた領域に形成される。その後、レジストパターンを除去する。
なお、ポリシリコン配線3aの側面の少なくとも一つは、パッシベーション膜6の開口部6aの縁6bと、Al合金膜5の縁5aに挟まれた領域の下方に位置している。同様に、ポリシリコン配線3bの側面の少なくとも一つは、パッシベーション膜6の開口部6aの縁6bと、Al合金膜5の縁5aに挟まれた領域の下方に位置している。
次いで、パッシベーション膜6上及び開口部6a内に位置するAl合金膜5上に、バリア膜としてのTiW膜(図示せず)を形成し、さらにTiW膜上に、密着金属膜としてのAu膜(図示せず)を形成する。次いで、Au膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜(図示せず)を露光及び現像する。これにより、Au膜上には、開口部を有するレジストパターンが形成される。
次いで、Au膜を電極として電解メッキを行う。これにより、レジストパターンの開口部内には、Auが析出、成長し、バンプ7が形成される。バンプ7は、Al合金膜5上、及びAl合金膜5の周囲に位置するパッシベーション膜6上それぞれに位置している。その後、レジストパターンを除去する。
なお、シリコン基板1には、他の半導体素子(例えばトランジスタ)が形成される。
その後、図1(C)に示すように、半導体装置の回路特性をプローブ装置(図示せず)で測定し、半導体装置の回路特性を調節する必要があると判断されると、プローブ装置に取り付けられたピン(図示せず)等を用いて、バンプ7を矢印X方向に押下し、負荷を加える。これにより、バンプ7の下に位置するAl合金膜5が押下され、さらに、Al合金膜5の下方に位置するポリシリコン配線3a,3bが矢印Y方向に押下される。
これにより、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの下方に位置する絶縁膜2が押下され、例えばポリシリコン配線3a,3bそれぞれの側面の下に位置する部分には機械的な負荷が加わり、絶縁膜2の絶縁性が破壊される。そして、ポリシリコン配線3a,3bが不純物領域1aを介して導通する。これにより、半導体装置の回路特性が調節される。なお、従来の半導体装置は、ヒューズを切断して配線を断線させることにより、半導体装置の回路特性を調節していたが、本実施形態では、配線を導通させることにより半導体装置の回路特性を調節する。
上記したように、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの側面は、パッシベーション膜6の開口部6aの縁6bと、Al合金膜5の縁5aに挟まれた領域の下方に位置している。このため、絶縁膜2のうち、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの側面の下に位置する部分には、バンプ7を押下する力が効率よく伝達し、絶縁膜2の絶縁性が破壊されやすくなる。
以上、本実施形態によれば、バンプ7を押下して、ポリシリコン配線3a,3bを、不純物領域1aを介して導通させることにより、半導体装置の回路特性を調節することができる。従って、レーザーを用いなくても半導体装置の回路特性を調節することができる。なお、層間絶縁膜4は平坦化されなくてもよい。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
本半導体装置において、ポリシリコン配線3a,3b、Al合金パッド5、パッシベーション膜6の開口部6a、及びバンプ7を有する特性調節素子が、第1の実施形態と同一の工程で複数同時に形成されている。ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの下には、絶縁膜2(図1に示す)が、シリコン基板1を熱酸化することにより形成されている。ポリシリコン配線3a,3bとAl合金パッド5の間には層間絶縁膜4(図1に示す)が形成されている。これらの形成方法も、第1の実施形態と同一である。なお、シリコン基板1に形成された不純物領域1a(図1に示す)はひとつであってもよいし、複数であってもよい。不純物領域1aが複数ある場合、それぞれの不純物領域1a毎に特性調節素子が形成される。
また、ポリシリコン配線3bそれぞれには、ポリシリコン抵抗3cが形成されている。ポリシリコン抵抗3cの抵抗値は、ポリシリコン配線3b毎に異なっている。
なお、シリコン基板1には、他の半導体素子(例えばトランジスタ)が形成される。
複数のポリシリコン配線3aそれぞれは、第1の配線(図示せず)に接続しており、また、複数のポリシリコン配線3bそれぞれは、第2の配線(図示せず)に接続している。半導体装置の回路特性は、第1の配線と第2の配線の間に接続されるポリシリコン抵抗3cを選択することにより、調節される。
選択したポリシリコン抵抗3cを第1の配線と第2の配線に接続するためには、選択したポリシリコン抵抗3cに対応するポリシリコン配線3a,3bの上方に位置するバンプ7を押下すればよい。これにより、第1の実施形態と同一の作用により、ポリシリコン配線3a,3bが互いに導通する。
これに対し、ヒューズを用いた従来の半導体装置では、予めすべてのポリシリコン抵抗を、互いに異なるヒューズを介して第1の配線と第2の配線に接続しておき、選択されなかったポリシリコン抵抗に接続するヒューズのすべてを溶断する必要がある。このため、本実施形態と比べて、半導体装置の回路特性を調節するための工程数が多くなる。
このように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。また、半導体装置の回路特性を調節するための工程数を、従来と比べて少なくすることができる。
図3の各図は、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、図3(A)に示すように、シリコン基板1に絶縁膜2を形成し、さらにポリシリコン配線3a,3b及び層間絶縁膜4を形成する。これらの形成方法は、第1の実施形態と同一である。
次いで、図3(B)に示すように、層間絶縁膜4上にAl合金膜をスパッタリング法により形成する。次いで、Al合金膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、Al合金膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングする。これにより、層間絶縁膜4上には、ポリシリコン配線3aの上方及びポリシリコン配線3bの上方それぞれにAl合金膜5が形成される。その後、レジストパターンが除去される。
次いで、図3(C)に示すように、パッシベーション膜6、開口部6a、及びバンプ7を形成する。これらの形成方法は第1の実施形態と同一であるが、開口部6a及びバンプ7は、2つのAl合金膜5それぞれ上に形成される。
その後、半導体装置の回路特性を修正する場合、2つのバンプ7それぞれを押下する。これにより、第1の実施形態と同一の作用により、ポリシリコン配線3a,3bが不純物領域1aを介して導通する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
図4及び図5の各図は、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。本実施形態は、第1の実施形態に示した特性調節素子と、トランジスタとを同一の工程で製造するものである。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、図4(A)に示すように、シリコン基板1を熱酸化し、熱酸化膜(図示せず)を形成する。次いで、この熱酸化膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、熱酸化膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして、熱酸化膜をエッチングし、さらに、第1導電型の不純物イオンを注入する。これにより、第1素子領域10aに位置するシリコン基板1には、不純物領域1aが形成され、第2素子領域10bに位置するシリコン基板1には、ウェル1bが形成される。
その後、レジストパターン及び熱酸化膜を除去する。
次いで、LOCOS酸化法により、シリコン基板1に素子分離膜12を形成する。なお、素子分離膜12は、トレンチアイソレーション法によりシリコン基板1に埋め込まれても良い。次いで、シリコン基板1を熱酸化する。これにより、ウェル1bにはゲート絶縁膜13が形成され、不純物領域1aには絶縁膜2が形成される。
次いで、図4(B)に示すように、ゲート絶縁膜13上及び絶縁膜2上それぞれを含む全面上に、ポリシリコン膜をCVD法により形成する。次いで、このポリシリコン膜上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、ポリシリコン膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてポリシリコン膜をエッチングする。これにより、ゲート絶縁膜13上にはゲート電極14が形成され、絶縁膜2上にはポリシリコン配線3a,3bが形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、図5(A)に示すように、第1素子領域10a及び第2素子領域10bを含む全面上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布する。次いで、このフォトレジスト膜を露光及び現像し、フォトレジスト膜を第2素子領域10b上から除去する。次いで、このフォトレジスト膜、素子分離膜12及びゲート電極14をマスクとして、ウェル1bに第2導電型の不純物イオンを注入する。これにより、ウェル1bには第2導電型の低濃度不純物領域16が形成される。その後、フォトレジスト膜を除去する。
その後、ゲート電極14上及びポリシリコン配線3a,3bそれぞれ上を含む全面上に、酸化シリコン膜をCVD法により形成する。次いで、この酸化シリコン膜をエッチバックする。これにより、ゲート電極14の側壁及びポリシリコン配線3a,3bそれぞれの側壁は、サイドウォール15a,15b,15cで覆われる。また、ゲート絶縁膜13及び絶縁膜2のうち、ゲート電極14、ポリシリコン配線3a,3b、又はサイドウォール15a,15b,15cで覆われていない部分は除去される。
次いで、第1素子領域10a及び第2素子領域10bを含む全面上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、フォトレジスト膜は第2素子領域10b上から除去される。次いで、このフォトレジスト膜、素子分離膜12、ゲート電極14、及びサイドウォール15aをマスクとして、ウェル1bに第2導電型の不純物イオンを注入する。これにより、ウェル1bには、ソース及びドレインとなる第2導電型の不純物領域17が形成される。その後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、図5(B)に示すように、第1素子領域10a及び第2素子領域10bを含む全面上に、層間絶縁膜4を形成し、その後、層間絶縁膜4の表面をCMP法により平坦化する。次いで、層間絶縁膜4上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、層間絶縁膜4上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして層間絶縁膜4をエッチングする。これにより、層間絶縁膜4には、ゲート電極14上に位置する接続孔4aが形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、接続孔4a内及び層間絶縁膜4上に、Al合金膜をスパッタリング法により形成する。次いで、Al合金膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、Al合金膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングする。これにより、層間絶縁膜4上には、第1素子領域10aに位置するAl合金膜5、及び第2素子領域10bに位置するAl合金配線16aが形成される。Al合金配線16aは、一部が接続孔4a内に埋め込まれることにより、ゲート電極14に接続する。また、Al合金配線16aの端部には、素子分離膜12の上方に位置するAl合金パッド16bが形成される。
その後、レジストパターンを除去する。
次いで、層間絶縁膜4、Al合金膜5、Al合金配線16a及びAl合金パッド16bそれぞれを含む全面上に、パッシベーション膜6をCVD法により形成する。次いで、パッシベーション膜6上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、パッシベーション膜6上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてパッシベーション膜6をエッチングする。これにより、パッシベーション膜6には、Al合金膜5上に位置する開口部6a、及びAl合金パッド16b上に位置する開口部6cそれぞれが形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、パッシベーション膜6上、開口部6a内に位置するAl合金膜5上、及び開口部6c内に位置するAl合金パッド16b上に、バリア膜としてのTiW膜(図示せず)を形成し、さらにTiW膜上に、密着金属膜としてのAu膜(図示せず)を形成する。次いで、Au膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜(図示せず)を露光及び現像する。これにより、Au膜上には、開口部を有するレジストパターンが形成される。
次いで、Au膜を電極として電解メッキを行う。これにより、レジストパターンの開口部内には、Auが析出、成長し、バンプ7,8が形成される。バンプ7はAl合金膜5上及びその周囲に位置するパッシベーション膜6上に位置しており、バンプ8はAl合金パッド16b上及びその周囲に位置するパッシベーション膜6上に位置している。その後、レジストパターンを除去する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。また、トランジスタと特性調整素子を同一工程で形成することができるため、製造工程数の増加を抑制することができる。
なお、本実施形態において、Al合金膜5及びバンプ7の構成を、第2の実施形態と同一の構成にしてもよい。また、ウェル1bと不純物領域1aを別工程で形成し、不純物領域1aの不純物濃度を適切な値に調節することにより、不純物領域1aを抵抗素子として用いてもよい。
図6及び図7の各図は、第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。以下、第4の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、図6(A)に示すように、シリコン基板1に不純物領域1a、ウェル1b
を形成し、さらに素子分離膜12、絶縁膜2、ゲート絶縁膜13、ポリシリコン配線3a,3b、ゲート電極14、サイドウォール15a,15b,15c、低濃度不純物領域16、及び不純物領域17を形成する。これらの形成方法は第4の実施形態と同一である。
次いで、図6(B)に示すように、層間絶縁膜4、接続孔4a、及びAl合金配線16aを形成する。これらの形成方法は第4の実施形態と同一であるが、第4の実施形態と異なり、層間絶縁膜4上には、Al合金膜5及びAl合金パッド16bが形成されない。
次いで、層間絶縁膜4及びAl合金配線16aそれぞれ上に、酸化シリコンを主成分とする層間絶縁膜18をCVD法により形成し、層間絶縁膜18の表面を、CMP法により平坦化する。次いで、層間絶縁膜18上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、層間絶縁膜18上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして層間絶縁膜18をエッチングする。これにより、層間絶縁膜18には、Al合金配線16a上に位置する接続孔18b、及び第1素子領域10aに位置する開口部18aそれぞれが形成される。開口部18aは、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの上方を含む領域に形成される。その後、レジストパターンを除去する。
なお、エッチング条件によっては、開口部18aは凹部になることもある。また、開口部18aを形成する際にオーバーエッチングを行えば、層間絶縁膜4の一部もエッチングされる。
次いで、図7(A)に示すように、開口部18aの底部上、接続孔18b内、及び層間絶縁膜18上に、Al合金膜をスパッタリング法により形成する。
次いで、図7(B)に示すように、Al合金膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、Al合金膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングする。これにより、層間絶縁膜18の開口部18aの底部上には、Al合金膜5が形成され、層間絶縁膜18上には、第2素子領域10bに位置するAl合金配線19aが形成される。Al合金配線19aは、一部が接続孔18b内に埋め込まれることにより、Al合金配線16aに接続する。また、Al合金配線19aの端部には、素子分離膜12の上方に位置するAl合金パッド19bが形成される。
その後、レジストパターンを除去する。
次いで、図7(C)に示すように、層間絶縁膜18上、開口部18aの底部上、Al合金膜5、Al合金配線19a及びAl合金パッド19bそれぞれを含む全面上に、パッシベーション膜6をCVD法により形成する。次いで、パッシベーション膜6上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像する。これにより、パッシベーション膜6上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてパッシベーション膜6をエッチングする。これにより、パッシベーション膜6には、Al合金膜5上に位置する開口部6a、及びAl合金パッド19b上に位置する開口部6cそれぞれが形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、バンプ7,8を形成する。これらの形成方法は第4の実施形態と同一である。ただし、バンプ8はAl合金パッド19bに接続している。
本実施形態によっても、第4の実施形態と同一の効果を得ることができる。また、層間絶縁膜18のうち、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの上方を含む領域には、開口部18aが形成されている。そして、この開口部18aの内部に位置する層間絶縁膜4上に、Al合金膜5が形成されている。このため、半導体装置が多層配線構造になっても、バンプ7とポリシリコン配線3a,3bの間に位置する層間絶縁膜の層数は増加せず、バンプ7を押下する力が、効率よく絶縁膜2に伝達する。
また、プローブ試験を行う際には、Al合金パッド19bに接続しているバンプ8にプローブ針が接触するが、バンプ7がバンプ8より下方に位置しているため、プローブ針が誤ってバンプ7を押下することが、抑制される。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば第5の実施形態において、層間絶縁膜18に開口部18aを形成せずに、Al合金膜5を層間絶縁膜18上に形成してもよい。
また、第5の実施形態では、層間絶縁膜及びAl合金配線層はそれぞれ2層であったが、これらを3層以上としてもよい。この場合、第2層より上に位置する層間絶縁膜それぞれには、ポリシリコン配線3a,3bそれぞれの上方を含む開口部が形成され、この開口部内には、第1層の層間絶縁膜上に位置するAl合金膜5及びバンプ7が形成される。
(A)は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図、(C)は(B)の次の工程を説明する為の断面図。 第2の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図。 (A)は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図、(C)は(B)の次の工程を説明する為の断面図。 (A)は第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図。 (A)は図4(B)の次の工程を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図。 (A)は第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図。 (A)は図6(B)の次の工程を説明する為の断面図、(B)は(A)の次の工程を説明する為の断面図、(C)は(B)の次の工程を説明する為の断面図。 (A)はヒューズの第1の例を説明する為の断面図、(B)はヒューズの第2の例を説明する為の断面図。
符号の説明
1…シリコン基板、1a,17…不純物領域、2…絶縁膜、3a,3b…ポリシリコン配線、3c…ポリシリコン抵抗、4,18,103,104…層間絶縁膜、4a,18b…接続孔、5…Al合金膜、5a,6b…縁、6,105…パッシベーション膜、6a,6c,18a…開口部、7,8…バンプ、10a…第1素子領域、10b…第2素子領域、12…素子分離膜、13…ゲート絶縁膜、14…ゲート電極、15a,15b,15c…サイドウォール、16a,19a…Al合金配線、16b,19b…Al合金パッド、101…下地膜、102…ポリシリコンヒューズ、106…Al合金ヒューズ

Claims (13)

  1. 半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上のうち、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方それぞれを含む領域に、第1の金属膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上及び前記第1の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する開口部を形成する工程と、
    前記開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成する工程と、
    前記第1のバンプを押下して前記第1のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の金属膜を形成する工程の間に、前記第2の絶縁膜を平坦化する工程を具備する請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の金属膜を形成する工程において、前記第2の絶縁膜上に、金属配線及び該金属配線に接続する金属パッドが形成され、
    前記第1の金属膜に第1のバンプを形成する工程において、前記金属パッド上に位置する第2のバンプが形成される請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記開口部は、前記第1の金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
    前記第1の金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置している請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜に、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方それぞれを内側に含む第1の開口部又は凹部を形成する工程と、
    前記第1の開口部又は凹部の底部上に、第1の金属膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜上、前記第1の開口部又は凹部の底部上、及び前記第1の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する第2の開口部を形成する工程と、
    前記第2の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成する工程と、
    前記第1のバンプを押下して前記第1のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の金属膜を形成する工程は、
    前記第3の絶縁膜上、及び前記開口部又は凹部の底部上に、第2の金属膜を形成する工程と、
    前記第2の金属膜をパターニングすることにより、前記第1の金属膜を形成するとともに、前記第3の絶縁膜上に、金属配線及び該金属配線に接続する金属パッドを形成する工程とを具備し、
    前記第1のバンプを形成する工程において、前記金属パッド上に位置する第2のバンプが形成される請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板の不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜それぞれを形成する工程と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に、第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に、前記第1の導電膜の上方に位置する第1の金属膜、及び前記第2の導電膜の上方に位置する第2の金属膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上、前記第1の金属膜上、及び前記第2の金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜に、前記第1の金属膜上に位置する第1の開口部、及び第2の金属膜上に位置する第2の開口部を形成する工程と、
    前記第1の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第1のバンプを形成するとともに、前記第2の開口部内及びその周囲に位置する前記保護膜上に、第2のバンプを形成する工程と、
    前記第1及び第2のバンプそれぞれを押下して前記第1及び第2のバンプに負荷を加えることにより前記第1の絶縁膜に負荷を加え、該第1の絶縁膜の絶縁性を破壊し、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを、前記不純物領域を介して導通させる工程と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記半導体基板を熱酸化する工程であり、前記第1の絶縁膜と同時にトランジスタのゲート絶縁膜が形成され、
    前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜を形成する工程において、前記ゲート絶縁膜上に位置するゲート電極が形成される請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜を形成する工程において、複数の前記第1の導電膜及び複数の前記第2の導電膜を、同一の前記不純物領域上又は互いに異なる前記不純物領域上に形成し、
    前記複数の第2の導電膜は、それぞれ抵抗値が互いに異なる抵抗に接続し、
    前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とを導通させる工程において、選択された前記第1の導電膜と前記第2の導電膜のみを導通させる、請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 半導体基板に形成された不純物領域と、
    前記不純物領域上に形成され、互いに離間している第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、
    前記第2の絶縁膜上に形成された第2の導電膜と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に形成された第3の絶縁膜と、
    前記第3の絶縁膜上に形成された金属膜と、
    前記第3の絶縁膜上及び前記金属膜上に形成された保護膜と、
    前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する開口部と、
    前記開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
    を具備し、
    前記開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
    前記金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜それぞれの絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している半導体装置。
  11. 半導体基板に形成された不純物領域と、
    前記不純物領域上に形成され、互いに離間している第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、
    前記第2の絶縁膜上に形成された第2の導電膜と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上に形成された第3の絶縁膜と、
    前記第3の絶縁膜上に形成された第4の絶縁膜と、
    前記第4の絶縁膜に形成され、前記第1の導電膜の上方及び前記第2の導電膜の上方を内側に含む第1の開口部又は凹部と、
    前記第1の開口部又は凹部の底部上に形成された金属膜と、
    前記第4の絶縁膜上、前記金属膜上、及び前記第1の開口部又は凹部の底部上それぞれに形成された保護膜と、
    前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する第2の開口部と、
    前記第2の開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
    を具備し、
    前記第2の開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
    前記金属膜の縁及び前記第2の開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜それぞれの絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している半導体装置。
  12. 前記半導体基板に形成されたトランジスタと、
    前記第4の絶縁膜上に形成され、前記トランジスタと電気的に接続された第2の金属膜と、
    前記第2の金属膜上に形成された第2のバンプと、
    を更に有し、
    前記保護膜には、前記第2の金属膜上に位置する第3の開口部が形成され、
    前記第2のバンプは前記第3の開口部内に位置し、
    前記バンプは前記第2のバンプよりも下方に位置する請求項11記載の半導体装置。
  13. 半導体基板に形成された不純物領域と、
    前記不純物領域上に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成され、互いに離間している第1の導電膜及び第2の導電膜と、
    前記不純物領域上、前記第1の導電膜上、及び前記第2の導電膜上、若しくはこれらの上方に形成された第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜上に形成された金属膜と、
    前記第2の絶縁膜上及び前記金属膜上に形成された保護膜と、
    前記保護膜に形成され、前記金属膜上に位置する開口部と、
    前記開口部内、及びその周囲に位置する前記保護膜上に形成されたバンプと、
    を具備し、
    前記開口部は、前記金属膜上のうち、周辺部を除いた領域に形成され、
    前記金属膜の縁及び前記開口部の縁に挟まれた領域の下方に、前記第1の導電膜の縁の一部及び前記第2の導電膜の縁の一部それぞれが位置しており、
    前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜それぞれの下方に位置する前記第1の絶縁膜が前記バンプの押下によって負荷を加えられて前記第1の絶縁膜の絶縁性が破壊されていることにより、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜とが前記不純物領域を介して導通している半導体装置。
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