JP4898517B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来、LSI中には、高電圧用の厚いゲート絶縁膜を有するMOSトランジスタと、低電圧用の薄いゲート絶縁膜を有するMOSトランジスタが形成されていた。LSIに用いられる電源電圧について、近年、低電圧化が進んでいる。電源電圧が例えば1.8Vの場合、一般的に使われる0.6V程度の閾値電圧との差が少ないため、例えば差動増幅回路などでは、閾値電圧が低いMOSトランジスタが無いと、低い電源電圧で安定した回路を形成することができない。
しかしながら、閾値電圧を下げると、それに伴ってMOSトランジスタのリーク電流が増えるため、全てのMOSトランジスタの閾値電圧を低くすることはできない。従って、低電圧用のMOSトランジスタのうち、その一部についてのみ、閾値電圧を低くすることが好ましい。一般的に、同一半導体基板上に高い閾値電圧と低い閾値電圧の2種類を有する同一導電型のMOSトランジスタの作成には、閾値電圧調整用のイオン注入工程を追加する方法があるが、製造工程において、フォトリソグラフィ工程が増加する問題がある。
特許文献1には、同一半導体基板上に、所定厚さの第1ゲート絶縁膜を有する第1のMOSトランジスタと、第1ゲート絶縁膜よりも薄い第2ゲート絶縁膜を共通に有する第2及び第3のMOSトランジスタとを備え、第3のMOSトランジスタは、その閾値電圧が第2のMOSトランジスタより低い半導体装置の製造方法において、第1及び第3のMOSトランジスタの閾値電圧調整のために第1のイオン注入を行う工程と第2のMOSトランジスタの閾値電圧調整のために第1のイオン注入とは注入条件の異なる第2のイオン注入を行う工程を備える方法が記載されている。
また、特許文献2には、半導体基板上に相対的に厚いゲート絶縁膜と相対的に薄いゲート絶縁膜とを設けている半導体装置の製造方法であって、
(a)前記半導体基板上において前記相対的に厚いゲート絶縁膜および相対的に薄いゲート絶縁膜の形成領域に第1の絶縁膜を形成する工程と、
(b)前記(a)工程後、前記相対的に薄いゲート絶縁膜が形成される領域が露出され、かつ、それ以外の領域が被覆されるマスクを前記第1の絶縁膜上に形成する工程と、
(c)前記マスクから露出される領域に、前記相対的に薄いゲート絶縁膜を持つnチャネル型電界効果トランジスタおよびpチャネル型電界効果トランジスタの閾値電圧調整用の不純物を一括して導入する工程と、
(d)前記(c)工程後、前記マスクをエッチングマスクとして、そこから露出する前記第1の絶縁膜をエッチング除去する工程と、
(e)前記(d)工程後、前記半導体基板上に相対的に厚いゲート絶縁膜および相対的に薄いゲート絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする方法が記載されている。
特開2006−86443号公報 特開2000−77536号公報
特許文献1の方法では、フォトリソグラフィ工程の追加なしに、同一導電型で高い閾値電圧と低い閾値電圧の2種類を有するMOSトランジスタを形成することができる。しかしながら、所定厚さの第1ゲート絶縁膜を有する第1のMOSトランジスタと、第1ゲート絶縁膜よりも薄い第2ゲート絶縁膜を有する第3のトランジスタの注入を第1のイオン注入のみで行うために、第1のMOSトランジスタと、第3のMOSトランジスタの閾値電圧を独立に制御できない課題がある。特許文献1内の図4に示すように、第1のMOSトランジスタの閾値電圧を0.6V程度にするように第1のイオン注入を行えば、第3のMOSトランジスタの閾値電圧は必然的に0.15V程度になり、第3のMOSトランジスタの閾値電圧のみを高くすることはできない。
特許文献2の方法においては、相対的に薄いゲート絶縁膜を持つnチャネル型電界効果トランジスタおよびpチャネル型電界効果トランジスタの閾値電圧調整用の不純物を一括して注入するので、注入工程の削減を行うことは可能である。しかしながら同一導電型で、ゲート絶縁膜厚もしくは閾値電圧の異なる3種類のMOSトランジスタを作成することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な方法で同一半導体基板上に、ゲート絶縁膜の膜厚、又は閾値電圧が異なる3種類のMOSトランジスタを有する半導体装置を製造する方法を提供するものである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の半導体装置の製造方法は、同一の半導体基板上に同一導電型の第1、第2及び第3MOSトランジスタを備え、第1MOSトランジスタは、第1ゲート絶縁膜を有し、第2及び第3MOSトランジスタは、第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄い第2ゲート絶縁膜を共通に有する半導体装置の製造方法であって、第1及び第3MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第1マスクを用いて前記半導体基板に対して第1イオン注入を行い、第2MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第2マスクを用いて前記半導体基板に対して第2イオン注入を行い、第2及び第3MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第3マスクを用いて前記半導体基板に対して第3イオン注入を行うと共に膜厚が互いに異なる第1及び第2ゲート絶縁膜を形成する工程を備え、第1MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第1イオン注入によって行われ、第2MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第2及び第3イオン注入によって行われ、第3MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第1及び第3イオン注入によって行われる。
上記の通り、特許文献1の方法では、第1MOSトランジスタの閾値電圧と第3MOSトランジスタの閾値電圧を独立して調整することができなかった。この問題を解決するには、例えば第3MOSトランジスタを形成する領域に開口を有するマスクを形成し、このマスクを用いてイオン注入を行うという方法が考えられるが、この方法ではマスクの数が増えるので製造効率の低下や製造コストの増大に繋がる。
本発明では、第2及び第3MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第3マスクを用いて前記半導体基板に対して第3イオン注入を行う工程が設けられている。第3イオン注入で用いるマスクは、膜厚が互いに異なる第1ゲート絶縁膜と第2ゲート絶縁膜を形成するために従来から必要とされていたものであるので、本発明によれば、マスクの数を増やすことなく第1MOSトランジスタの閾値電圧と第3MOSトランジスタの閾値電圧を独立して調整することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。
第1及び第2ゲート絶縁膜は、前記半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を形成し、第1ゲート絶縁膜上に第3マスクを形成し、第3マスクを用いて第1ゲート絶縁膜をエッチングすることによって第3マスクの開口部において前記半導体基板を露出させ、前記半導体基板の露出部分に第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄くなるように第2ゲート絶縁膜を形成する工程を含む方法によって形成されてもよい。この場合、膜厚が互いに異なる第1及び第2ゲート絶縁膜を容易に形成することができる。
第1及び第2ゲート絶縁膜は、第1イオン注入の後に前記半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を形成し、第2イオン注入の後であって第3イオン注入の前に第1ゲート絶縁膜上に第3マスクを形成し、第3イオン注入の後に第3マスクを用いて第1ゲート絶縁膜をエッチングすることによって第3マスクの開口部において前記半導体基板を露出させ、その後、前記半導体基板の露出部分に第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄くなるように第2ゲート絶縁膜を形成する工程を含む方法によって形成されてもよい。この場合、第1及び第2ゲート絶縁膜がイオン注入によって損傷を受けることを防ぐことができる。
第1及び第3イオン注入は、第1MOSトランジスタの閾値電圧が0.5〜0.8Vになり且つ第3MOSトランジスタの閾値電圧が0.05V〜0.45Vになるように行われてもよい。
第1〜第3イオン注入は、第3MOSトランジスタの閾値電圧が第2MOSトランジスタよりも低くなるように行われてもよい。また、第2及び第3MOSトランジスタは、第3MOSトランジスタの最短のゲート長が第2MOSトランジスタの最短のゲート長よりも長くなるように形成されてもよい。この場合、第3MOSトランジスタの閾値電圧を低くしても第3MOSトランジスタでのリーク電流の増大が抑えられる。
第1及び第2ゲート絶縁膜は、第2ゲート絶縁膜を形成した後の第1ゲート絶縁膜の膜厚が10〜16nmになり且つ第2ゲート絶縁膜の膜厚が3〜6nmになるように形成されてもよい。
ここで示した種々の実施形態は、互いに組み合わせることができる。
以下,本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図面や以下の記述中で示す内容は,例示であって,本発明の範囲は,図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
以下の説明では、第1、第2及び第3MOSトランジスタが何れもPMOSトランジスタである場合を例にとって説明を進める。また、以下の説明中の「P型」と「N型」を入れ替える等必要な読み替えをすることによって、以下の説明は、第1、第2及び第3MOSトランジスタが何れもNMOSトランジスタである場合にも基本的に適用可能である。以下の実施形態中の各工程は、必ずしもここで示す順序で実施する必要がなく、実施可能である限り、実施する順序を互いに入れ替えることができ、入れ替えたものも本発明の範囲に含まれる。
また、以下の説明では、第1、第2及び第3PMOSトランジスタに加えて、第1及び第2NMOSトランジスタも形成する場合を例にとって説明を進める。第1及び第2NMOSトランジスタが不要な場合には、第1及び第2NMOSトランジスタが関係する部分は、省略可能である。
第1、第2及び第3PMOSトランジスタを形成する領域(以下、「PMOSトランジスタ形成領域」と呼ぶ。)、及び第1及び第2NMOSトランジスタを形成する領域(以下、「NMOSトランジスタ形成領域」と呼ぶ。)は、図1(a)に示す通りである。
PMOSトランジスタを形成するためにN型不純物イオン注入(以下、「N型イオン注入」と呼ぶ。)工程が行われ、NMOSトランジスタを形成するためにP型不純物イオン注入(以下、P型イオン注入」と呼ぶ。)工程が行われる。従って、以下の工程中の第1N型イオン注入10a(図1(c))、第2N型イオン注入10b(図2(f))及び第3N型イオン注入10c(図2(g))が第1、第2及び第3PMOSトランジスタの形成に関係する。
以下、各工程を詳細に説明する。
1.素子分離領域及び犠牲酸化膜形成工程(図1(a))
まず、P型の半導体基板1に素子分離領域3及び犠牲酸化膜5を形成し、図1(a)に示す構造を得る。
半導体基板1の種類は、限定されない。半導体基板1は、例えば、シリコンなどの元素半導体基板又はGaAsなどの化合物半導体基板からなる。
素子分離領域3の種類は、限定されない。素子分離領域3は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)からなる。素子分離領域3は、一般的な方法で形成することができる。
犠牲酸化膜5の種類、膜厚及び形成方法は、限定されない。犠牲酸化膜5は、例えば、酸化シリコン膜からなる。犠牲酸化膜5は、例えば、半導体基板1の熱酸化によって形成することができる。犠牲酸化膜5の膜厚は、例えば、10〜20nmにする。
素子分離領域3及び犠牲酸化膜5は、不要な場合には省略可能である。
2.第1P型イオン注入工程(図1(b))
次に、第1NMOSトランジスタ形成領域に開口部を有するNMOSトランジスタ用第1マスク7aを形成し、NMOSトランジスタ用第1マスク7aを用いて半導体基板1に第1P型イオン注入9aを行うことによって、第1P型ウエル11aを形成すると共に第1NMOSトランジスタの閾値電圧を調整し、図1(b)に示す構造を得る。NMOSトランジスタ用第1マスク7aは、第1P型イオン注入9aの後、除去する。
NMOSトランジスタ用第1マスク7aの形成方法は、特に限定されない。NMOSトランジスタ用第1マスク7aは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いて第1NMOSトランジスタ形成領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。
第1P型イオン注入9aの注入条件は、特に限定されない。本明細書において「注入条件」とは、イオン注入のエネルギー、注入量、又は角度などを意味する。第1P型ウエル11a形成のための第1P型イオン注入9aは、例えば、P型の不純物、例えばボロンを、注入エネルギー350KeV、注入量4×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入し、さらに、注入エネルギー150KeV、注入量5.5×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。第1NMOSトランジスタの閾値電圧調整のための第1P型イオン注入9aは、例えば、P型の不純物、例えばボロンを注入エネルギー20KeV、注入量3.0×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。
なお、P型ウエルの形成は、省略することもできる。
3.第1N型イオン注入工程(図1(c))
次に、第1及び第3PMOSトランジスタ形成領域に開口部を有するPMOSトランジスタ用第1マスク7bを形成し、PMOSトランジスタ用第1マスク7bを用いて半導体基板1に第1N型イオン注入10aを行うことによって、第1及び第3N型ウエル12a,12cを形成すると共に第1及び第3PMOSトランジスタの閾値電圧を調整し、図1(c)に示す構造を得る。PMOSトランジスタ用第1マスク7bは、第1N型イオン注入10aの後、除去する。
第3PMOSトランジスタの閾値電圧は、後述する第3N型イオン注入10cで最終調整される。従って、第3PMOSトランジスタの閾値電圧は、第1及び第3N型イオン注入10a,10cによって調整される。
PMOSトランジスタ用第1マスク7bの形成方法は、特に限定されない。PMOSトランジスタ用第1マスク7bは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いて第1及び第3PMOSトランジスタ形成領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。
第1N型イオン注入10aの注入条件は、特に限定されない。第1及び第3N型ウエル12a,12c形成のための第1N型イオン注入10aは、例えば、N型の不純物、例えばPを、注入エネルギー800KeV、注入量5×1012ions/cm2、入角度7度で半導体基板1にイオン注入し、さらに注入エネルギー330KeV、注入量3×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。第1及び第3PMOSトランジスタの閾値電圧調整のための第1N型イオン注入10aは、例えば、N型の不純物、例えばPを注入エネルギー40KeV、注入量1.2×1012ions/cm2程度、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。
なお、半導体基板1としてN型の半導体基板を用いれば、N型ウエルの形成は、省略することもできる。
4.第1ゲート絶縁膜形成工程(図1(d))
次に、犠牲酸化膜5を除去し、半導体基板1上の全面に第1ゲート絶縁膜13を形成し、図1(d)に示す構造を得る。
犠牲酸化膜5の除去方法は、特に限定されない。犠牲酸化膜5は、例えば1%の希弗酸溶液を用いたエッチングにより除去することができる。
第1ゲート絶縁膜13の種類や形成方法は、特に限定されない。第1ゲート絶縁膜13は、例えば酸化シリコン膜又は酸化シリコン膜を形成後に窒化した膜などからなる。第1ゲート絶縁膜13は、半導体基板1の熱酸化やCVD法によって形成することができる。なお、犠牲酸化膜5を除去する工程を省略し、犠牲酸化膜5が存在している状態で半導体基板1の熱酸化やCVD法によって第1ゲート絶縁膜13を形成してもよい。
第1ゲート絶縁膜13は、例えば、半導体基板1の熱酸化により約8nm形成する。第1ゲート絶縁膜13の膜厚は、半導体基板1の熱酸化により第2ゲート絶縁膜15を形成する際に厚くなり、例えば、11nmになる。
本工程は、イオン注入の際に第1ゲート絶縁膜13がダメージを受けることを防ぐため第1N型イオン注入10aの後に行うことが好ましいが、この工程の前に行ってもよい。また、本工程は、第2P型イオン注入9b、第2N型イオン注入10b及び第3N型イオン注入10cの何れの後に行ってもよい。
5.第2P型イオン注入工程(図2(e))
次に、第2NMOSトランジスタ形成領域に開口部を有するNMOSトランジスタ用第2マスク7cを形成し、NMOSトランジスタ用第2マスク7cを用いて半導体基板1に第2P型イオン注入9bを行うことによって、第2P型ウエル11bを形成すると共に第2NMOSトランジスタの閾値電圧を調整し、図2(e)に示す構造を得る。NMOSトランジスタ用第2マスク7cは、第2P型イオン注入9bの後、除去する。
第2NMOSトランジスタの閾値電圧は、後述する第3N型イオン注入10cによって変化する。従って、第2NMOSトランジスタの閾値電圧は、第2P型イオン注入9b及び第3N型イオン注入10cによって調整される。第3N型イオン注入10cでN型の不純物が注入される分を考慮にいれて、第2P型イオン注入9bでは、P型の不純物を多めに注入しておく。
NMOSトランジスタ用第2マスク7cの形成方法は、特に限定されない。NMOSトランジスタ用第2マスク7cは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いて第2NMOSトランジスタ形成領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。
第2P型イオン注入9bの注入条件は、特に限定されない。第2P型ウエル11b形成のための第2P型イオン注入9bは、例えば、P型の不純物、例えばボロンを注入エネルギー200KeV、注入量7.6×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入し、さらに、注入エネルギー100KeV、注入量1.0×1013ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。第1NMOSトランジスタの閾値電圧調整のための第2P型イオン注入9bは、例えば、P型の不純物、例えばボロンを注入エネルギー20KeV、注入量1.1×1013ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。
6.第2N型イオン注入工程(図2(f))
次に、第2PMOSトランジスタ形成領域に開口部を有するPMOSトランジスタ用第2マスク7dを形成し、PMOSトランジスタ用第2マスク7dを用いて半導体基板1に第2N型イオン注入10bを行うことによって、第2N型ウエル12bを形成すると共に第2PMOSトランジスタの閾値電圧を調整し、図2(f)に示す構造を得る。PMOSトランジスタ用第2マスク7dは、第2N型イオン注入10bの後、除去する。
第2PMOSトランジスタの閾値電圧は、後述する第3N型イオン注入10cで最終調整される。従って、第2PMOSトランジスタの閾値電圧は、第2及び第3N型イオン注入10b,10cによって調整される。第3N型イオン注入10cでN型の不純物が注入される分を考慮にいれて、第2N型イオン注入10bでは、N型の不純物を少なめに注入しておく。
PMOSトランジスタ用第2マスク7dの形成方法は、特に限定されない。PMOSトランジスタ用第2マスク7dは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いて第2PMOSトランジスタ形成領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。
第2N型イオン注入10bの注入条件は、特に限定されない。第2PMOSトランジスタの閾値電圧と第3PMOSトランジスタの閾値電圧を互いに異ならせるために、第2N型イオン注入10bの注入条件は、第1N型イオン注入10aとは異なるようにすることが好ましい。一般に、不純物の注入量が多いほど閾値電圧が高くなるので(特許文献1の図4を参照。)、例えば、第2N型イオン注入10bでの注入量を第1N型イオン注入10aよりも多くすると、第3PMOSトランジスタの閾値電圧が第2PMOSトランジスタよりも低くなる。
第2N型ウエル12b形成のための第2N型イオン注入10bは、例えば、N型の不純物、例えばPを、注入エネルギー530KeV、注入量1.5×1013ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入し、さらに注入エネルギー240KeV、注入量3.9×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。第2PMOSトランジスタの閾値電圧の調整のための第2N型イオン注入10bは、例えば、N型の不純物、例えばPを注入エネルギー40KeV、注入量5.0×1012ions/cm2、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。
7.第3N型イオン注入工程(図2(g))
次に、第2NMOSトランジスタ形成領域及び第2及び第3PMOSトランジスタ形成領域に開口部を有する第3マスク7eを形成し、第3マスク7eを用いて半導体基板1に第3N型イオン注入10cを行うことによって第2NMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ及び第3PMOSトランジスタの閾値電圧を調整し、図2(g)に示す構造を得る。
第3N型イオン注入10cによって第2NMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ及び第3PMOSトランジスタの閾値電圧が最終調整される。
第3マスク7eは、膜厚が互いに異なる第1及び第2ゲート絶縁膜13,15を形成するために従来から必要とされていたものである(例えば、特許文献1を参照。)。本実施形態では、このような従来から必要とされていたマスクを用いて第3N型イオン注入10cを行うので、新たなマスクの追加が不要である。また、特許文献1に記載されているような方法では第1PMOSトランジスタの閾値電圧と第3PMOSトランジスタの閾値電圧を独立して変化させることができなかったが、本実施形態によれば、第1PMOSトランジスタ形成領域には第3N型イオン注入10cがなされないので第1PMOSトランジスタの閾値電圧と第3PMOSトランジスタの閾値電圧を独立して変化させることが可能である。
第3マスク7eの形成方法は、特に限定されない。第3マスク7eは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いて第2NMOSトランジスタ形成領域及び第2及び第3PMOSトランジスタ形成領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。
第3N型イオン注入10cの注入条件は、特に限定されない。第3N型イオン注入10cは、例えば、N型の不純物、例えばPを注入エネルギー40KeV、注入量4×1012ions/cm2程度、注入角度7度で半導体基板1にイオン注入することによって行うことができる。
8.第1ゲート絶縁膜のパターニング工程(図2(h))
次に、第3マスク7eを用いて第1ゲート絶縁膜13をパターニングすることによって第3マスク7eの開口部において半導体基板1を露出させ、図2(h)に示す構造を得る。この後、第3マスク7eは除去する。
第1ゲート絶縁膜13のパターニングの方法は、特に限定されない。第1ゲート絶縁膜13のパターニングは、例えば、第1ゲート絶縁膜13をエッチングすることによって行うことができる。第1ゲート絶縁膜13のエッチングは、例えば、1%の希弗酸溶液等を用いて行うことができる。
9.第2ゲート絶縁膜形成工程(図3(i))
次に、半導体基板1の露出部分に第1ゲート絶縁膜13よりも膜厚が薄くなるように第2ゲート絶縁膜15を形成し、図3(i)に示す構造を得る。
第1ゲート絶縁膜のパターニング工程と第2ゲート絶縁膜形成工程とによって、膜厚が互いに異なる第1及び第2ゲート絶縁膜13,15が形成される。
第2ゲート絶縁膜15の種類や形成方法は、特に限定されない。第2ゲート絶縁膜15は、例えば酸化シリコン膜又は酸化シリコン膜を形成後に窒化した膜などからなる。第2ゲート絶縁膜15は、半導体基板1の熱酸化やCVD法によって形成することができる。
第2ゲート絶縁膜15は、例えば、半導体基板1の熱酸化により約4nm形成する。第1ゲート絶縁膜13の膜厚は、半導体基板1の熱酸化により第2ゲート絶縁膜15を形成する際に厚くなり、例えば、11nmになる。
第1及び第2ゲート絶縁膜13,15の膜厚は、特に限定されないが、例えば、第2ゲート絶縁膜15を形成した後の第1ゲート絶縁膜13の膜厚は、10〜16nmであり、第2ゲート絶縁膜15の膜厚は、3〜6nmである。
本工程は、イオン注入の際に第2ゲート絶縁膜15がダメージを受けることを防ぐため第3N型イオン注入工程の後に行うことが好ましいが、第3N型イオン注入工程の前に行ってもよい。
第1及び第2ゲート絶縁膜13,15の形成方法は、ここで示した方法に限定されず、最終的に、第3マスク7eを用いて、2種類の厚さのゲート絶縁膜が形成され、第1ゲート絶縁膜13の厚さが第2ゲート絶縁膜15よりも厚くなる方法であれば、何れの方法であってもよい。
10.ゲート電極形成工程(図3(j)、(k))
次に、得られた基板上に導電膜16を形成し、さらにその上にゲート電極17形成用の第4マスク7fを形成し、図3(j)に示す構造を得る。
導電膜16の種類、膜厚及び形成方法は、特に限定されない。導電膜16は、例えば、ポリシリコンからなる。導電膜16は、例えば、CVD法で形成することができる。導電膜16の膜厚は、例えば、150〜300nmにする。
第4マスク7fは、例えば、基板上の全面にレジストを2〜4μmの厚さで塗布し、続いてゲート電極17を形成する領域以外の領域を露光し、その後、現像することによって形成することができる。この時、第2PMOSトランジスタのゲート長を例えば180〜220nmにし、第3PMOSトランジスタのゲート長を500nm以上にする。第3PMOSトランジスタのゲート長を第2PMOSトランジスタよりも長くすると、第3PMOSトランジスタの閾値電圧が第2PMOSトランジスタよりも低い場合でも、第3PMOSトランジスタでのリーク電流の増大を抑えることができる。
次に、第4マスク7fを用いて導電膜16をパターニングしてゲート電極17を形成することによって図3(k)に示す構造を得る。導電膜16のパターニングは、例えば、反応性イオンエッチング等の異方性エッチングにより行うことができる。
11.その他の工程
次に、図示しないが、周知の技術を用いて、LDD注入、サイドウォール絶縁膜形成、ソースドレイン注入、層間絶縁膜形成、コンタクトホールの形成、Wプラグ形成、金属配線の形成を行い、CMOSのトランジスタを形成し、本実施形態の半導体装置の製造工程を完了する。
以上の方法及び例示した条件によれば、一例では、第1PMOSトランジスタの閾値電圧は約0.6V、第2PMOSトランジスタの閾値電圧は約0.6V、第3PMOSトランジスタの閾値電圧は約0.25Vとなる。
第1PMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ、第3PMOSトランジスタの閾値電圧は、特に限定されない。第1PMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ、第3PMOSトランジスタの閾値電圧は、それぞれ、例えば、0.5〜0.8V、0.5〜0.8V、0.05〜0.4Vである。
以上の実施形態で示した種々の特徴は,互いに組み合わせることができる。1つの実施形態中に複数の特徴が含まれている場合,そのうちの1又は複数個の特徴を適宜抜き出して,単独で又は組み合わせて,本発明に採用することができる。
(a)〜(d)は、本発明の一実施形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (e)〜(h)は、本発明の一実施形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (i)〜(k)は、本発明の一実施形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1:基板 3:素子分離領域 5:犠牲酸化膜 7a:NMOSトランジスタ用第1マスク 7b:PMOSトランジスタ用第1マスク 7c:NMOSトランジスタ用第2マスク 7d:PMOSトランジスタ用第2マスク 7e:第3マスク 7f:第4マスク 9a:第1P型イオン注入 9b:第2P型イオン注入 10a:第1N型イオン注入 10b:第2N型イオン注入 10c:第3N型イオン注入 11a:第1P型ウエル 11b:第2P型ウエル 12a:第1N型ウエル 12b:第2N型ウエル 12c:第3N型ウエル 13:第1ゲート絶縁膜 15:第2ゲート絶縁膜 17:ゲート電極

Claims (7)

  1. 同一の半導体基板上に同一導電型の第1、第2及び第3MOSトランジスタを備え、第1MOSトランジスタは、第1ゲート絶縁膜を有し、第2及び第3MOSトランジスタは、第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄い第2ゲート絶縁膜を共通に有する半導体装置の製造方法であって、
    第1及び第3MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第1マスクを用いて前記半導体基板に対して第1イオン注入を行い、
    第2MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第2マスクを用いて前記半導体基板に対して第2イオン注入を行い、
    第2及び第3MOSトランジスタが形成される領域に開口部を有する第3マスクを用いて前記半導体基板に対して第3イオン注入を行うと共に膜厚が互いに異なる第1及び第2ゲート絶縁膜を形成する工程を備え、
    第1MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第1イオン注入によって行われ、
    第2MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第2及び第3イオン注入によって行われ、
    第3MOSトランジスタの閾値電圧調整は、第1及び第3イオン注入によって行われる半導体装置の製造方法。
  2. 第1及び第2ゲート絶縁膜は、前記半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を形成し、第1ゲート絶縁膜上に第3マスクを形成し、第3マスクを用いて第1ゲート絶縁膜をパターニングすることによって第3マスクの開口部において前記半導体基板を露出させ、その後前記半導体基板の露出部分に第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄くなるように第2ゲート絶縁膜を形成する工程を含む方法によって形成される請求項1に記載の方法。
  3. 第1及び第2ゲート絶縁膜は、第1イオン注入の後に前記半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を形成し、第2イオン注入の後であって第3イオン注入の前に第1ゲート絶縁膜上に第3マスクを形成し、第3イオン注入の後に第3マスクを用いて第1ゲート絶縁膜をパターニングすることによって第3マスクの開口部において前記半導体基板を露出させ、その後、前記半導体基板の露出部分に第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が薄くなるように第2ゲート絶縁膜を形成する工程を含む方法によって形成される請求項1に記載の方法。
  4. 第1及び第3イオン注入は、第1MOSトランジスタの閾値電圧が0.5〜0.8Vになり且つ第3MOSトランジスタの閾値電圧が0.05V〜0.45Vになるように行われる請求項1〜3の何れか1つに記載の方法。
  5. 第1〜第3イオン注入は、第3MOSトランジスタの閾値電圧が第2MOSトランジスタよりも低くなるように行われる請求項1〜4の何れか1つに記載の方法。
  6. 第2及び第3MOSトランジスタは、第3MOSトランジスタの最短のゲート長が第2MOSトランジスタの最短のゲート長よりも長くなるように形成される請求項5に記載の方法。
  7. 第1及び第2ゲート絶縁膜は、第2ゲート絶縁膜を形成した後の第1ゲート絶縁膜の膜厚が10〜16nmになり且つ第2ゲート絶縁膜の膜厚が3〜6nmになるように形成される請求項1〜6の何れか1つに記載の方法。
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