JP4894927B2 - 弾性境界波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電基板と誘電体との界面に電極構造が形成されている弾性境界波装置に関し、より詳細には、ラダー型回路構成のフィルタが構成されている弾性境界波装置に関する。
携帯電話機の帯域フィルタなどにおいては、通過帯域外の減衰量が大きいことが強く求められる。従来、この種の帯域フィルタとして、弾性表面波フィルタ装置が広く用いられている。
図10は、下記の特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置を示す回路図である。弾性表面波フィルタ装置1001は、入力端子1002と出力端子1003とを結ぶ直列腕を有する。直列腕においては、互いに直列に直列腕共振子1004〜1006が接続されている。直列腕には、複数の並列腕が接続されている。各並列腕は、並列腕共振子1007を有する。
入力端子1002と直列腕共振子1004との間と、直列腕共振子1006と出力端子1003との間には、それぞれインダクタンスLが接続されている。また、各並列腕共振子1007の端部にも、それぞれ、インダクタンスLが接続されている。これらのインダクタンスLは、弾性表面波共振子チップと、該チップが実装されるパッケージとの間の配線や、接続部分またはボンディングワイヤーなどによるインダクタンス成分を表わす。
図10のインダクタンスLpは、パッケージ上の接続パッドから弾性表面波フィルタ装置1001が実装される装置のグラウンド電極すなわち図10のグラウンド電極1008,1009に至るまでのインダクタンス成分を表わす。
弾性表面波フィルタ装置1001では、入力端子1002に最も近い並列腕の端部と、出力端子1003に最も近い並列腕の端部との間に、容量手段1010が接続されている。
上記インダクタンス成分Lpを極めて小さくし、インダクタンス成分Lの値を適切な値に選択することにより、通過帯域幅を確保しつつ、通過帯域よりも低域側における減衰量の拡大を図ることができる。しかしながら、実際の弾性表面波フィルタ装置では、配線の引回しの制約などにより、インダクタンス成分Lpの値を小さくすることは非常に困難であった。そこで、特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置では、上記容量手段1010を設けることにより、インダクタンス成分Lpを小さくすることなく、通過帯域外減衰量の拡大を図ることが可能とされている。
他方、弾性表面波フィルタ装置に代わり、より一層の小型化を図ることができるので、近年、弾性境界波フィルタ装置が注目されている。
特開2003−101384号公報
特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置では、容量手段1010を設けることにより、通過帯域外における減衰量の拡大を図ることができる。しかしながら、このような構成は、ラダー型フィルタの並列腕共振子のグラウンド側端子にボンディングワイヤーのような大きなインダクタンスを有する構造が接続されている場合に有効なものである。
これに対して、弾性境界波装置では、弾性境界波を励振させる電極構造は、圧電体と誘電体との界面に配置されており、弾性境界波装置チップ内に埋設されているので、パッケージが不要である。従って、接続配線は、大きなインダクタンス成分を有しない。よって、特許文献1に記載のインダクタンス成分Lや容量手段1010を利用することにより帯域外減衰量を拡大する手法は、弾性境界波装置では有効ではない。
外部素子を接続することにより、インダクタンスや静電容量を設ける方法もあるが、それでは弾性境界波装置の利点である小型化を大きく損なうこととなる。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、ラダー型回路構成を有する弾性境界波装置において、通過帯域外減衰量の拡大を図ることが可能であり、従って小型化に有利な弾性境界波装置を提供することにある。
本発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板上に形成された第1の誘電体と、前記圧電基板と前記第1の誘電体との界面に設けられた電極構造とを備え、該電極構造が、入力端と出力端とを結ぶ直列腕において互いに直列に接続された複数の直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位との間に接続された複数の並列腕のそれぞれにおいて、直列腕とグラウンド電位との間に接続された並列腕共振子と、前記複数の並列腕の各グラウンド電位に接続される側の端部にそれぞれ接続された複数のグラウンド配線と、複数のグラウンド配線にそれぞれ接続された複数のグラウンドパッドとを有し、ラダー型フィルタを形成しており、前記複数のグラウンドパッドの内少なくとも2つのグラウンドパッドの間に介在するように配置された前記直列腕を構成する信号配線と、前記少なくとも2つのグラウンドパッドを電気的に接続するグラウンド接続導体とを備え、前記信号配線と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差しており、かつ、全ての前記グラウンドパッドが電気的に接続されていることを特徴とする、弾性境界波装置が提供される。
本発明に係る弾性境界波装置のある特定の局面では、前記信号配線は前記圧電基板上に形成され、前記グラウンド接続導体は前記第1の誘電体上に形成され、前記第1の誘電体を貫通するビアホール導体を介して、前記少なくとも2つのグラウンドパッドに電気的に接続されており、前記信号配線と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差している。この場合には、立体交差の利用により、配線密度を高め、弾性境界波装置のさらなる小型化を図ることができる。
本発明に係る弾性境界波装置の他の特定の局面では、前記グラウンド接続導体が、全ての前記グラウンドパッドに電気的に接続されている。この場合には、グラウンド接続導体により全てのグラウンドパッドが電気的に接続されて、確実にグラウンドの強化が図られる。また、グラウンド接続導体により全てのグラウンドパッドを電気的に接続した構成では、圧電基板上に別途グラウンドパッド同士を電気的に接続するグラウンド配線を必ずしも必要としないので、圧電基板上の電極構造の簡略化を図ることもできる。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに他の特定の局面では、前記グラウンド接続導体と、前記グラウンド配線とが前記第1の誘電体を介して対向している部分において、静電容量が形成されている。この場合には、グラウンド接続導体がグラウンド電位に容量により結合されるので、より一層グラウンドを強化することができる。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに別の特定の局面では、前記信号配線の一部は前記第1の誘電体上に形成され、前記第1の誘電体を貫通するビアホール導体を介して、前記信号配線の他の部分に電気的に接続され、前記グラウンド接続導体は前記圧電基板上に形成されており、前記信号配線の一部と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差している。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに他の特定の局面では、前記ラダー形フィルタが、入力端側に配置された第1のフィルタ回路部と、出力端側に配置された第2のフィルタ回路部とを有し、第1,第2のフィルタ回路部が、それぞれ、直列腕に接続された少なくとも1つの直列腕共振子と、少なくとも1つの並列腕に配置された少なくとも1つの並列腕共振子とを有し、前記第1のフィルタ回路部と前記第2のフィルタ回路部のグラウンド電位に接続される側の端部同士が、前記グラウンド接続導体により電気的に接続されている。この場合には、弾性境界波装置のグラウンドをより確実に強化することができる。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに別の特定の局面では、前記グラウンドパッドを露出させるように前記第1の誘電体に貫通孔が形成されており、該貫通孔の内周面に前記ビアホール導体が形成されており、かつ該貫通孔内に充填されたアンダー・バンプ・メタル層と、該アンダー・バンプ・メタル層上に設けられた金属バンプとがさらに備えられている。この場合には、金属バンプを利用して、フリップチップボンディング工法などにより、弾性境界波装置を回路基板などに容易に表面実装することができる。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに他の特定の局面では、前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部を覆うように設けられた吸音樹脂層がさらに備えられている。吸音樹脂により、誘電体表面に漏洩してきた波をより確実に吸収することができ、それによって、減衰特性の改善を図ることができる。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに別の特定の局面では、前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部を覆うように設けられた第2の誘電体がさらに備えられている。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに他の特定の局面では、前記第1の誘電体と、前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部との間に設けられた第2の誘電体がさらに備えられている。
本発明に係る弾性境界波装置では、誘電体上または圧電基板上に設けられたグラウンド接続導体により全てのグラウンドパッドが電気的に接続されているので、各グラウンドパッド毎にグラウンド電位に接続した構成に比べて、グラウンドを強化することができる。すなわち、グラウンド電位に流れる電流の経路が増加されてグラウンドが強化されることとなる。従って、通過帯域外減衰量の拡大を図ることが可能となる。
本発明により、上記誘電体上または圧電基板上に設けられたグラウンド接続導体によりグラウンドの強化が図られるので、外部素子を接続することにより、インダクタンスや静電容量を設ける必要がない。従って、小型化を損なうことなく、帯域外減衰量の拡大を図ることができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る弾性境界波装置の模式的平面図であり、(b)は模式的正面断面図であり、(c)はその要部を拡大して示す部分切欠正面断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態の弾性境界波装置の平面図である。 図3は、直列腕共振子または並列腕共振子を構成している1ポート型弾性境界波共振子の電極構造を示す模式図である。 図4は、第1の実施形態の弾性境界波装置の回路図である。 図5は、第1の実施形態との比較のために用意した第1の比較例の弾性境界波装置の模式的平面図である。 図6は、図5に示した第1の比較例の弾性境界波装置の回路図である。 図7は、第1の実施形態及び第1の比較例の弾性境界波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図8は、第2の実施形態の弾性境界波装置の模式的平面図である。 図9は、第1の実施形態及び第2の実施形態の弾性境界波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図10は、従来の弾性表面波フィルタ装置の回路図である。 図11は、本発明の第3の実施形態に係る弾性境界波装置の模式的正面断面図である。 図12は、本発明の第4の実施形態に係る弾性境界波装置の模式的正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る弾性境界波フィルタ装置の要部を説明するための模式的平面図であり、(b)は該弾性境界波装置の略図的部分正面断面図であり、(c)は(b)の要部を拡大して示す部分切欠正面断面図である。
図2は、本実施形態の弾性境界波装置の平面図である。
図2に示すように、弾性境界波装置1は、矩形の平面形状を有する。弾性境界波装置1の上面には、金属バンプ2〜7が配置されている。この金属バンプ2〜7を用いて、フリップチップボンディング工法によりプリント回路基板などに弾性境界波装置1を表面実装することができる。
図1(b)に示すように、弾性境界波装置1は、圧電基板11を有する。圧電基板11は、本実施形態では、LiNbO基板からなる。圧電基板11は、LiNbO、LiTaOまたは水晶などの圧電単結晶からなる。圧電基板11は、圧電セラミックスなどの圧電単結晶以外の圧電材料により形成されていても良い。
圧電基板11の上面に、誘電体12が積層されている。本実施形態では、誘電体12は、厚さ6μmのSiO膜からなる。もっとも、誘電体12は、SiOに限らず、SiNなどの他の誘電体セラミックスなどの無機系誘電体材料、あるいは合成樹脂などの有機系誘電体材料などの適宜の誘電体材料により形成され得る。
圧電基板11と誘電体12との界面に電極構造13が形成されている。この電極構造13により、後述のラダー型のフィルタ回路が構成されている。
なお、図1(b)は、図1(a)のZ−Z線に沿う部分の略図的断面図である。実際には、電極構造13はこの断面に表れないが、理解を容易とするために、図1(b)において電極構造13を図示することとする。
電極構造13は、Au、Pt、AlもしくはCuなどの金属またはこれらを主体とする合金などの金属により形成される。電極構造13を形成するための電極膜は、複数の金属膜を積層したものであってもよい。
上記誘電体12を覆うように、吸音樹脂層14が形成されている。吸音樹脂層14は、誘電体12の上面側に伝搬してきた波を吸収するために設けられている。このような吸音樹脂としては、例えば、ポリイミドなどの適宜の材料を用いることができる。
誘電体12には、貫通孔12aが複数の形成されている。この貫通孔12aが設けられている部分に、前述した金属バンプ2〜7のいずれかの金属バンプが配置されている。図1(a)は、上記弾性境界波装置1において、誘電体12及び吸音樹脂層14などを取り除いて、電極構造13を示す模式的平面図である。
圧電基板11上に形成された電極構造13は、直列腕共振子S1〜S6と、並列腕共振子P1〜P4とを有するラダー型のフィルタ回路を構成している。図4は、このラダー型のフィルタ回路を示す回路図である。また、直列腕共振子S1〜S6及び並列腕共振子P1〜P4は、いずれも、1ポート型弾性境界波共振子からなる。1ポート型弾性境界波共振子の電極構造を図3に模式的に示す。図3に示すように、1ポート型弾性境界波共振子8は、IDT電極9と、IDT電極9の弾性境界波伝搬方向両側に配置された反射器10a,10bとを有する。IDT電極9は、互いに間挿し合う複数本の電極指を有する一対のくし歯電極からなる。
なお、図1(a)では、上記1ポート型弾性境界波共振子の電極構造は図示を容易とするために省略している。すなわち、図1(a)では、直列腕共振子S1〜S6及び並列腕共振子P1〜P4が設けられている部分は、矩形枠中にXを記したブロックで略図的に示すこととする。
図4に示すように、本実施形態で構成されるラダー型回路では、入力端子21と出力端子22とを結ぶ直列腕に、直列腕共振子S1〜S6が互いに直列に接続されている。直列腕とグラウンド電位との間に、複数の並列腕が接続されている。すなわち、並列腕共振子P1〜P4をそれぞれ有する複数の並列腕が、直列腕とグラウンド電位との間に接続されている。
上記電極構造13は、これらの直列腕共振子S1〜S6を互いに電気的に接続している信号配線23と、各並列腕共振子P1〜P4をグラウンド電位に接続するために一端が各並列腕共振子P1〜P4に接続されたグラウンド配線24〜27と、グラウンド配線24〜27の他端すなわちグラウンド電位側端部にそれぞれ電気的に接続されたグラウンドパッド28〜31とを有する。また、電極構造13は、上記信号配線23に電気的に接続される電極パッドである入力端子21及び出力側に接続される電極パッドである出力端子22をも有する。
図1(a)では、前述した金属バンプ2〜7が形成される位置を一点鎖線で模式的に示す。金属バンプ2及び7は、それぞれ、上記入力端子21及び出力端子22に接続される金属バンプである。他方、金属バンプ3,4,5,6はグラウンドパッド28〜31上にそれぞれ形成され、グラウンドパッド28〜31に電気的に接続される金属バンプである。ここで、グラウンドパッド28,29と、グラウンドパッド30,31との間には、入力端子21と出力端子22とを結ぶ直列腕が介在している。圧電基板11を小型化していくと、各共振子やグランドパッドの配置は制限され、このように、少なくとも2つのグラウンドパッドの間に直列腕を介在させざるを得ない場合がでてくる。
本実施形態の特徴は、少なくとも2つのグラウンドパッドの間に直列腕を介在していても、図4に示すように、全てのグラウンドパッド28〜31が電気的に接続されていることにあり、それによって、グラウンドの強化が図られていることにある。これを、より具体的に説明する。
図1(a)に破線で示されているのは、前述した誘電体12の上面に設けられているグラウンド接続導体32である。このグラウンド接続導体32により、グラウンドパッド28〜31が共通接続され、グラウンドの強化が図られる。グラウンド接続導体32は、Ag、AlもしくはCuなどの金属またはこれらを主体とする合金などの適宜の金属からなる。
図1(c)は、グラウンドパッド31が形成されている部分を模式的に示す断面図である。グラウンドパッド31は、並列腕共振子P4を形成しているIDT電極にグラウンド配線27により電気的に接続されている。グラウンドパッド31を露出させるように、誘電体12に貫通孔12aが形成されている。この貫通孔12aの内周面を覆うように、ビアホール導体33が形成されている。ビアホール導体33の下端は、グラウンドパッド31の上面に至り、グラウンドパッド31に電気的に接続されている。ビアホール導体33の上端は、グラウンド接続導体32に連ねられている。本実施形態では、ビアホール導体33は、グラウンド接続導体32と同じ材料を用いて同じ工程で形成されている。もっとも、ビアホール導体33と、グラウンド接続導体32とは異なる材料で別個に形成されてもよい。
上記ビアホール導体33及びグラウンド接続導体32の形成は、蒸着、スパッタリング等の適宜の方法により行い得る。
なお、図1(c)において、上記ビアホール導体33で囲まれた部分に、アンダー・バンプ・メタル層34が形成されており、該アンダー・バンプ・メタル層34上に、金属バンプ6が形成されている。
グラウンドパッド31とグラウンド接続導体32との電気的接続構造につき説明したが、他のグラウンドパッド28〜30も同様に、誘電体12に設けられた貫通孔12aに露出しており、同様のビアホール導体33とグラウンド接続導体32との電気的接続構造により、相互に電気的に接続されている。
すなわち、本実施形態では、全てのグラウンドパッド28〜31が、上記複数のビアホール導体33とグラウンド接続導体32とにより電気的に接続されている。従って、図4に示すように、グラウンドパッド28〜31に相当する各並列腕共振子P1〜P4のグラウンド電位に接続される側の端部が、様々な経路でグラウンド電位に接続されることになるため、グラウンドの強化が図られる。それによって、後述するように、通過帯域外における減衰量の拡大を図ることができる。
また、本実施形態では、信号配線23が、図1(a)の矢印Aで示す部分において、上記グラウンド接続導体32と誘電体12を介して立体交差している。そのため、グラウンドパッド28,29と、グラウンドパッド30,31とが直列腕によって圧電基板11上で分断されていたとしても、弾性境界波装置1の平面形状を大型化することなく、全てのグラウンドパッド28〜31を電気的に接続できるため、グラウンドの強化を図ることが可能とされている。また、本実施形態のように、グラウンド接続導体32をIDT電極ではなく、信号配線23の一部に立体交差させたほうが、フィルタ特性が変化しないので望ましい。
さらに、本実施形態では、グラウンド接続導体32は、全てのグラウンドパッド28〜31に電気的に接続されており、グラウンド接続導体32と、グラウンド配線25,26とが、誘電体12を介して対向している部分である対向部Bを有する。そのため、図4に示す静電容量35,36が形成されている。この静電容量35,36の形成により、グラウンド電位に接続される経路がさらに増えるため、より一層のグラウンドの強化が図られ、帯域外減衰特性を改善することができる。
なお、本実施形態では、図1(a)に示すように、誘電体12上に設けられたグラウンド接続導体32により、全てのグラウンドパッド28〜31が共通接続されていたが、グラウンドパッド28及びグラウンドパッド29は、圧電基板上に設けられたグラウンド接続導体により電気的に接続されていてもよい。また、グラウンドパッド30及びグラウンドパッド31も、圧電基板上に設けられたグラウンド接続導体により電気的に接続されていてもよい。すなわち、全てのグラウンドパッド28〜31が電気的に接続されている限り、全てのグラウンドパッド28〜31が上記誘電体12上に設けられたグラウンド接続導体32により電気的に接続されている必要は必ずしもない。
従って、複数のグラウンドパッドの内、少なくとも2つのグラウンドパッドが、2つのビアホール導体33及び1つのグラウンド接続導体32より電気的に接続されておりさえすればよい。
図4に示すように、直列腕に直列腕共振子S1〜S6が接続されており、4個の並列腕にそれぞれ並列腕共振子P1〜P4が接続されている。この場合、入力端子21側を第1のフィルタ回路部C、出力端子22側を第2のフィルタ回路部Dとする。第1のフィルタ回路部Cが、直列腕共振子S1〜S3と並列腕共振子P1,P2とを有する部分であり、第2のフィルタ回路部Dが直列腕共振子S4〜S6と、並列腕共振子P3,P4を有する部分になる。そして、上記グラウンド接続導体32により、第1,第2のフィルタ回路部C,Dのグラウンド側端部が電気的に接続されていることになる。
もっとも、本発明が適用されるラダー型回路構成は、図4に示すものに限定されず、直列腕に複数の直列腕共振子が配置されており、複数の並列腕のそれぞれにおいて、少なくとも1つの並列腕共振子が配置されている適宜のラダー型フィルタに本発明を適用することができる。
次に、従来例と対比した実験例に基づき、本実施形態の効果を明らかにする。
比較のために、第1の比較例として、図6に示す回路構成のラダー型フィルタを用意した。図4と図6とを比較すれば明らかなように、この第1の比較例のラダー型回路では、第2の並列腕共振子P2のグラウンド側端部と、第3の並列腕共振子P3のグラウンド側端部とが電気的に接続されていない。すなわち、前述した第1のフィルタ回路部と、第2のフィルタ回路部のグラウンド側端部同士が電気的に接続されていない。その他の構成は、図4と同様であるため、その参照番号を付することとする。
図5は、図6の回路構成を有する第1の比較例の弾性境界波装置の模式的平面図であり、上記実施形態について示した図1(a)に相当する図である。ここでは、誘電体12上に設けられたグラウンド接続導体32が設けられていないこと、グラウンドパッド28とグラウンドパッド29とが圧電基板11上に形成されたグラウンド接続導体51aにより、グラウンドパッド30とグラウンドパッド31とが圧電基板11上に形成されたグラウンド接続導体51bにより電気的に接続されていることを除いて、上記実施形態と同様とされている。
図7は、第1の実施形態及び第1の比較例の各弾性境界波装置の減衰量周波数特性を示す図である。
図7において、実線が第1の実施形態の結果を、破線が第1の比較例の結果を示す。図7から明らかなように、第1の比較例に比べて、第1の実施形態によれば、通過帯域外における減衰量を、特に通過帯域低域側における減衰量を大幅に改善し得ることがわかる。これは、前述したように、全てのグラウンドパッド28〜31に接続される端部が上記グラウンド接続導体32を含む電気的接続構造により電気的に接続されているため、グラウンドが強化されていること、並びに上記静電容量35,36の付加によってもグラウンドが強化されていることによると考えられる。
よって、第1の実施形態によれば、大きなインダクタンスや静電容量を形成せずとも、通過帯域外減衰量を大幅に拡大することができる。
図8は、第2の実施形態に係る弾性境界波装置の模式的平面図であり、第1の実施形態について示した図1(a)に相当する図である。ここでは、上記誘電体12上に設けられたグラウンド接続導体32が設けられておらず、圧電基板11上に形成された電極パターンにより全てのグラウンドパッド28〜31が電気的に接続されている。すなわち、グラウンドパッド28〜31は、圧電基板11上に形成されたグラウンド接続導体41a〜41cにより電気的に接続されている。そして、直列腕共振子S3と直列腕共振子S4とを接続する信号配線42を上記グラウンド接続導体41bと立体交差させている。すなわち、信号配線42は、前述したグラウンド接続導体32と同様に、誘電体12上に形成された導体とされている。図8において、誘電体12の矢印J、Kで示す斜線部分に設けられた貫通孔及びビアホール導体により直列腕共振子S3、S4と信号配線42とが電気的に接続されている。このように、全てのグラウンドパッド28〜31を電気的に接続する限り、電気的接続を図るための配線は、圧電基板11の上面に全て形成されていてもよい。従って、第2の実施形態では、図1(a)に示した矢印Bで示す対向部が設けられていない。すなわち、第1の実施形態では、上記誘電体12を介して、グラウンド接続導体32の一部が下方のグラウンド配線に対向している対向部Bが形成されていた。これに対して、図8に示す第2の実施形態では、上記対向部Bを有しておらず、グラウンド配線25とグラウンド接続導体41aとが圧電基板上で対向している。また、グラウンド配線26とグラウンド接続導体41cとが、圧電基板上で対向している。その他の点については、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様とされている。
図9は、第1の実施形態及び第2の実施形態の減衰量周波数特性を示す図であり、実線が第1の実施形態の結果を破線が第2の実施形態の結果を示す。第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、通過帯域低域側における減衰特性が悪くなっている。これは、グランド配線とグラウンド接続配線が圧電基板上で対向するだけで、誘電体12を介して対向する対向部Bを有しないことによる。すなわち、第1の実施形態では、対向部Bを設けることにより、容量付加による効果が大きくなり、それによって、グラウンドのより一層の強化が図られて、通過帯域外減衰特性が改善されていることによる。もっとも、第2の実施形態であっても、前述した第1の比較例に比べると、通過帯域外減衰量は大幅に改善されている。
なお、第2の実施形態の通過帯域外減衰量を、上記実施形態と同等とするには、上記対向部Bによる静電容量に相当する静電容量を付加しなければならない。より具体的には、圧電基板上に設けられた複数の並列腕共振子のグラウンド側端部に接続されているグラウンド配線間に、例えばグラウンド配線25,26と、グラウンド配線24,27間にそれぞれ0.05pFの静電容量を付加すればよいと考えられる。しかしながら、このような構成では、0.05pFの静電容量のコンデンサを圧電基板上において、櫛型電極パターンより形成しなければならず、弾性境界波装置の大型化を招く。また、外付けのコンデンサ素子を用いた場合には部品点数が増大することとなる。従って、第1の実施形態のほうが、第2の実施形態よりも通過帯域外特性及び小型化の両面で有利である。
また、第1の実施形態では、SiO膜からなる誘電体12を覆うように、吸音樹脂層14が形成されている膜構造を有する弾性境界波装置1を例示したが、本発明の弾性境界波装置1の膜構造はこれに限定されない。例えば、図11は、本発明の第3の実施形態に係る弾性境界波装置の略図的部分正面断面図であるが、第3の実施形態のような膜構造としてもよい。すなわち、第3の実施形態では、第1の実施形態よりも膜厚を薄くした誘電体12の上に、SiNからなる第2の誘電体61を形成している。その他の点については、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様とされている。
このように、伝搬する横波の音速がSiOを伝搬する横波の音速より速いSiNのような材料からなる第2の誘電体61を誘電体12の上に設けることにより、弾性境界波の振動エネルギーを効果的に閉じ込めることができる。また、第3の実施形態では、第1の実施形態より、誘電体12が薄いので、誘電体12を介して、グラウンド接続導体32の一部が下方のグラウンド配線に対向している対向部Bによって形成される静電容量が大きくなり、さらに帯域外減衰特性を改善することができる。なお、ここでは第2の誘電体61上に吸音樹脂層14を設けているが、吸音樹脂層14は必ずしも必要ではない。
また、図12は、本発明の第4の実施形態に係る弾性境界波装置の略図的部分正面断面図であるが、本発明の弾性境界波装置1の膜構造は、第4の実施形態のような膜構造としてもよい。すなわち、第4の実施形態では、第1の実施形態よりも膜厚を薄くした誘電体12とグラウンド接続導体32との間に、SiNからなる第2の誘電体62が介在している。その他の点については、第4の実施形態は、第1の実施形態と同様とされている。なお、この場合も吸音樹脂層14は必ずしも必要ではない。第4の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、帯域外減衰特性を改善することができる。
なお、第3の実施形態および第4の実施形態では、第1の実施形態と同様にグラウンド接続導体32を膜上に設けたが、第2の実施形態と同様に信号配線42を膜上に設けてもよい。
1…弾性境界波装置
2〜7…金属バンプ
8…1ポート型弾性境界波共振子
9…IDT電極
10a,10b…反射器
11…圧電基板
12…誘電体
12a…貫通孔
13…電極構造
14…吸音樹脂層
21…入力端子
22…出力端子
23…信号配線
24〜27…グラウンド配線
28〜31…グラウンドパッド
32…グラウンド接続導体
33…ビアホール導体
34…アンダー・バンプ・メタル層
35,36…静電容量
41a〜41c…グラウンド接続導体
42…信号配線
51a,51b…グラウンド接続導体
61,62…第2の誘電体
P1〜P4…並列腕共振子
S1〜S6…直列腕共振子

Claims (10)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成された第1の誘電体と、
    前記圧電基板と前記第1の誘電体との界面に設けられた電極構造とを備え、該電極構造が、入力端と出力端とを結ぶ直列腕において互いに直列に接続された複数の直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位との間に接続された複数の並列腕のそれぞれにおいて、直列腕とグラウンド電位との間に接続された並列腕共振子と、前記複数の並列腕の各グラウンド電位に接続される側の端部にそれぞれ接続された複数のグラウンド配線と、複数のグラウンド配線にそれぞれ接続された複数のグラウンドパッドとを有し、ラダー型フィルタを形成しており、
    前記複数のグラウンドパッドの内少なくとも2つのグラウンドパッドの間に介在するように配置された前記直列腕を構成する信号配線と、
    前記少なくとも2つのグラウンドパッドを電気的に接続するグラウンド接続導体とを備え、
    前記信号配線と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差しており、
    かつ、全ての前記グラウンドパッドが電気的に接続されていることを特徴とする、弾性境界波装置。
  2. 前記信号配線は前記圧電基板上に形成され、
    前記グラウンド接続導体は前記第1の誘電体上に形成され、前記第1の誘電体を貫通するビアホール導体を介して、前記少なくとも2つのグラウンドパッドに電気的に接続されており、
    前記信号配線と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差している、請求項1に記載の弾性境界波装置。
  3. 前記グラウンド接続導体が、全ての前記グラウンドパッドに電気的に接続されている、請求項1または2に記載の弾性境界波装置。
  4. 前記グラウンド接続導体と、前記グラウンド配線とが前記第1の誘電体を介して対向している部分を有し、該対向している部分において、静電容量が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
  5. 前記信号配線の一部は前記第1の誘電体上に形成され、前記第1の誘電体を貫通するビアホール導体を介して、前記信号配線の他の部分に電気的に接続され、
    前記グラウンド接続導体は前記圧電基板上に形成されており、
    前記信号配線の一部と前記グラウンド接続導体とは、前記第1の誘電体を介して立体交差している、請求項1に記載の弾性境界波装置。
  6. 前記ラダー形フィルタが、入力端側に配置された第1のフィルタ回路部と、出力端側に配置された第2のフィルタ回路部とを有し、第1,第2のフィルタ回路部が、それぞれ、直列腕に接続された少なくとも1つの直列腕共振子と、少なくとも1つの並列腕に配置された少なくとも1つの並列腕共振子とを有し、前記第1のフィルタ回路部と前記第2のフィルタ回路部のグラウンド電位に接続される側の端部同士が、前記グラウンド接続導体により電気的に接続されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
  7. 前記グラウンドパッドを露出させるように前記第1の誘電体に貫通孔が形成されており、該貫通孔の内周面に前記ビアホール導体が形成されており、かつ該貫通孔内に充填されたアンダー・バンプ・メタル層と、該アンダー・バンプ・メタル層上に設けられた金属バンプとをさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
  8. 前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部を覆うように設けられた吸音樹脂層をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
  9. 前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部を覆うように設けられた第2の誘電体をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
  10. 前記第1の誘電体と、前記第1の誘電体上に形成された前記グラウンド接続導体または前記信号配線の一部との間に設けられた第2の誘電体をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
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