JP4893752B2 - 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置としては、特許文献1に開示されるインクジェット式記録装置が公知である。特許文献1に開示されるインクジェット式記録装置は、本体ボックス2と、複数のノズルヘッド6を有するヘッドボックス3とを備えたインクジェット式記録装置Aにおいて、両ユニット2,3の着脱を容易にしてメンテナンス性の向上を図ることを目的とするものであり、以下のように構成されている。
インクジェット式記録装置Aは、ヘッドボックス3は、複数のノズルヘッド6(ヘッドベース41)それぞれが、FPC45aを介して接続された中継基板47を有し、中継基板47は、本体ボックス2に着脱自在に接続されるコネクタ47aを有している。
特開2005−74763号公報
本発明は、液滴を吐出する液滴吐出部と、その液滴吐出部に供給する液体供給部と、前記液滴吐出部を駆動する駆動回路部と、を備えた構成において、駆動回路部、液滴吐出部及び液体供給部が一体的に設けられた構成に比べ、液滴吐出部及び液体供給部を高精度に位置決めできるようにすることを課題とする。
本発明の請求項1に係る液滴吐出ヘッドは、記録幅が被記録領域の幅以上とされ、前記記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出部と、前記液滴吐出部と一体に設けられ、前記液滴吐出部が液滴として吐出する液体を前記液滴吐出部に供給する液体供給部と、前記液滴吐出部及び前記液体供給部と分割され、前記液滴吐出部及び前記液体供給部に弾性的に結合され、前記液滴吐出部を駆動する駆動回路部と、を備える。
本発明の請求項1に係る液滴吐出ヘッドでは、さらに、前記駆動回路部は、配線が収容される配線収容部と、前記配線収容部の外面に設けられた駆動回路基板と、を備える。
本発明の請求項2に係る液滴吐出ヘッドは、請求項1の構成において、前記配線収容部に形成され、外気を前記液体供給部に導くための通路を備える。
本発明の請求項1に係る液滴吐出ヘッドでは、さらに、前記駆動回路部は、前記液体供給部の外面に設けられた第1処理回路基板と、前記第1処理基板よりも外側に配置されて前記第1処理回路基板との間で段差が形成され、前記駆動回路基板としての第2処理回路基板と、を備える。
本発明の請求項3に係る液滴吐出装置は、請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの前記液滴吐出部及び前記液体供給部を支持する第1支持部と、前記液滴吐出ヘッドの前記駆動回路部を支持する第2支持部と、を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、駆動回路部、液滴吐出部及び液体供給部が一体的に設けられた構成に比べ、液滴吐出部及び液体供給部を高精度に位置決めできる。
本発明の請求項1の構成によれば、配線が駆動回路基板を覆う構成に比べ、駆動回路基板へのアクセスがしやすい。
本発明の請求項2の構成によれば、通路が形成されていない構成に比べ、駆動回路部で発生した熱による液体供給部の温度上昇を低減できる。
本発明の請求項1の構成によれば、第1処理回路基板と第2処理回路基板との間で段差が形成されていない構成に比べ、駆動回路部で発生した熱による液体供給部の温度上昇を低減できる。
本発明の請求項3の構成によれば、駆動回路部、液滴吐出部及び液体供給部が一体的に設けられた構成に比べ、液滴吐出部及び液体供給部を高精度に位置決めできる。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの構成を示す部分断面図である。 図3は、本実施形態に係る駆動回路部及びインク吐出部ユニットの支持構造を示す概略図である。 図4は、本実施形態に係る駆動回路部の構成を示す概略図である。 図5は、本実施形態に係る支持フレームの構成を示す概略図である。 図6は、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおける外気の流れを示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
本実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
なお、液滴吐出装置としては、インクジェット記録装置に限定されるものではない。液滴吐出装置としては、例えば、フィルムやガラス上にインク等を吐出してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、有機EL溶液を基板上に吐出してELディスプレイパネルを形成する装置、溶解状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置、金属を含む液体を吐出して配線パターンを形成する装置及び液滴を吐出して膜を形成する各種の成膜装置であってもよく、液滴を吐出するものであればよい。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成)
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部12と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録部14と、記録媒体収容部12から画像記録部14へ記録媒体Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部18と、を備えている。
画像記録部14は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドの一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C、20K(以下、20Y〜20Kと示す)を備えている。
また、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、ノズル(図示省略)が形成されたノズル面22Y〜22Kをそれぞれ有している。このノズル面22Y〜22Kは、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録媒体Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。
さらに、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、記録媒体Pの搬送方向の下流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順で並列に並べられており、その各色に対応したインク滴を、圧電方式によって、複数のノズルから吐出し、画像を記録する構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにおいて、インク滴を吐出させる構成は、サーマル方式等の他の方式によって吐出させる構成であっても良い。
インクジェット記録装置10には、液体を貯留する貯留部として、各色のインクを貯留するインクタンク21Y、21M、21C、21K(以下、21Y〜21Kと示す)が設けられている。このインクタンク21Y〜21Kから、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへインクが供給される。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ供給されるインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクの使用が可能である。
搬送手段16は、記録媒体収容部12内の記録媒体Pを1枚ずつ取り出す取出ドラム24と、画像記録部14のインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ記録媒体Pを搬送し、その記録面(表面)をインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対面させる搬送体としての搬送ドラム26と、画像が記録された記録媒体Pを記録媒体排出部18へ送り出す送出ドラム28と、を有している。そして、取出ドラム24、搬送ドラム26、送出ドラム28は、それぞれ記録媒体Pがその周面に静電的吸着手段、或いは吸引や粘着などの非静電的吸着手段によって保持されるように構成されている。
また、取出ドラム24、搬送ドラム26、送出ドラム28には、それぞれ記録媒体Pの搬送方向下流側端部を挟んで保持する保持手段としてのグリッパー30が、例えば2組ずつ備えられており、これら3個のドラム24、26、28は、それぞれその周面に記録媒体Pを、この場合は2枚まで保持可能に構成されている。そして、グリッパー30は、各ドラム24、26、28の周面に2つずつ形成された凹部24A、26A、28A内に設けられている。
具体的には、各ドラム24、26、28の凹部24A、26A、28A内の所定位置に、各ドラム24、26、28の回転軸32と平行に回転軸34が支持されており、この回転軸34には、その軸方向に間隔をおいて複数のグリッパー30が固定されている。したがって、回転軸34が、図示しないアクチュエーターによって正逆両方向に回転することにより、グリッパー30が各ドラム24、26、28の略周方向に沿って正逆両方向に回転し、記録媒体Pの搬送方向下流側端部を挟んで保持したり、離したりすることができるようになっている。
つまり、グリッパー30は、その先端部が各ドラム24、26、28の周面から若干突出するように回転することで、取出ドラム24の周面と搬送ドラム26の周面とが対面する受渡位置36において、取出ドラム24のグリッパー30から搬送ドラム26のグリッパー30へ記録媒体Pを受け渡すことができ、搬送ドラム26の周面と送出ドラム28の周面とが対面する受渡位置38において、搬送ドラム26のグリッパー30から送出ドラム28のグリッパー30へ記録媒体Pを受け渡すことができるようになっている。
また、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスするメンテナンスユニット(図示省略)を備えている。メンテナンスユニットは、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面を覆うキャップ、予備吐出(空吐出)された液滴を受ける受け部材、ノズル面を清掃する清掃部材、ノズル内のインクを吸引するための吸引装置等を有しており、メンテナンスユニットがインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対向する対向位置に移動し、各種のメンテナンスを行う。
次に、インクジェット記録装置10の画像記録動作について説明する。
記録媒体収容部12から取出ドラム24のグリッパー30により1枚ずつ取り出されて保持された記録媒体Pは、取出ドラム24の周面に吸着されつつ搬送され、受渡位置36において、取出ドラム24のグリッパー30から搬送ドラム26のグリッパー30へ受け渡される。
搬送ドラム26のグリッパー30により保持された記録媒体Pは、その搬送ドラム26に吸着されつつインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの画像記録位置まで搬送され、そのインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kから吐出されるインク滴により、記録面に画像が記録される。
記録面に画像が記録された記録媒体Pは、受渡位置38において、搬送ドラム26のグリッパー30から送出ドラム28のグリッパー30へ受け渡される。そして、送出ドラム28のグリッパー30により保持された記録媒体Pは、その送出ドラム28に吸着されつつ搬送され、記録媒体排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像記録動作が行われる。
(インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの構成)
次に、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの構成について説明する。
なお、ここでは、インクジェット記録ヘッド20Yの構成を例に挙げて説明するが、インクジェット記録ヘッド20M〜20Kにおいても同様に構成されている。図2は、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Yの構成を示す部分断面図である。
本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Yは、図2に示すように、記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出部の一例として、記録媒体Pにインクを吐出するインク吐出部40を備えている。
このインク吐出部40は、記録幅が被記録領域の幅以上とされている。インク吐出部40は、例えば、記録幅方向に沿って複数配置されたモジュールで構成されている。なお、記録幅方向は、記録媒体搬送方向と交差する方向である。
インク吐出部40のノズル面22Yには、ノズル(図示省略)が記録幅方向に沿って複数形成されている。ノズルは千鳥状に配置されても、碁盤目状に配置されてもよい。この各ノズルに対応して、そのノズルからインク滴を吐出するための圧力を発生させる圧力発生素子(図示省略)が設けられている。なお、圧力発生素子は、例えば、圧電方式においては圧電素子であり、サーマル方式においては発熱素子となる。
また、インクジェット記録ヘッド20Yは、前記液滴吐出部が液滴として吐出する液体を前記液滴吐出部に供給する液体供給部の一例として、インク吐出部40が吐出するインクをインク吐出部40に供給するインク供給部42を備えている。このインク供給部42は、インク吐出部40のノズル面22Yとは反対側である背面側に配置されている。具体的には、ノズル面22Yがインク吐出部40の下部側に形成されるのに対して、インク供給部42は、インク吐出部40の上部側に配置されている。
インク吐出部40及びインク供給部42は、一体的に設けられて、インク吐出部ユニット43を構成し、インク吐出部40及びインク供給部42は、一体に移動するようになっている。
インク供給部42は、インクタンク21Yから供給されたインクを一時貯留する一時貯留タンク44と、一時貯留タンク44とインク吐出部40との間でインクを循環させる循環路46と、を備えている。
一時貯留タンク44には、インクタンク21Yからのインクが供給される供給口44Aが形成されている。
循環路46は、一時貯留タンク44からインク吐出部40へインクを供給する供給路46Aと、インク吐出部40から一時貯留タンク44へインクを戻す戻し路46Bを備えて構成されている。
この供給路46A及び戻し路46Bは、それぞれの一端部が一時貯留タンク44に接続され、それぞれの他端部がインク吐出部40に接続されている。また、供給路46A及び戻し路46Bは、例えば、インク吐出部40を構成する複数のモジュール毎に設けられている。
また、インクジェット記録ヘッド20Yは、前記液滴吐出部を駆動する駆動回路部として、インク吐出部40を駆動する駆動回路部56を備えている。
この駆動回路部56は、図2及び図3に示すように、インク吐出部40を駆動するための駆動回路基板48と、この駆動回路基板48を支持する支持部としての支持フレーム54と、を備えている。
この駆動回路基板48は、複数の処理基板から構成されており、第1処理回路基板としてのアナログ処理基板52と、第2処理回路基板としてのデジタル処理基板50とを備えている。
デジタル処理基板50は、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定するデジタル処理を行う。アナログ処理基板52は、デジタル処理基板50で決定されたノズルに対応する圧力発生素子に駆動信号を印加するアナログ処理を行う。このアナログ処理基板52には、トランジスタなどの発熱素子52Aが配置されている。
デジタル処理基板50及びアナログ処理基板52は、配線53によって電気的に接続されている。アナログ処理基板52とインク吐出部40とは、配線55によって電気的に接続されている。なお、駆動回路基板48は、単一の基板から構成されていても良い。
支持フレーム54は、図2及び図4に示すように、フレーム本体部54Aと、フレーム本体部54Aから伸びる一対のフレーム腕部54Bとを備えて構成されており、側面視(側断面視)にてU字(コ字)形状をしている。
フレーム本体部54Aは、インク供給部42から見てインク吐出部40とは反対側に配置されている。具体的には、フレーム本体部54Aは、インク供給部42の上方に配置されている。
フレーム腕部54Bは、フレーム本体部54Aからインク供給部42側(具体的には、下方側)に延び出ており、インク供給部42の側方に配置されている。
なお、フレーム腕部54Bは、インク吐出部40の側方まで延び出ていてもよい。フレーム腕部54Bは、インク供給部42の側方に配置されず、支持フレーム54が覆うようになっていなくても良い。
また、フレーム本体部54Aの側面には、デジタル処理基板50が配置され、フレーム腕部54Bの側面には、アナログ処理基板52が配置されている。
フレーム本体部54A及び一対のフレーム腕部54Bで囲まれる空間に下側から差し込まれるようにインク吐出部ユニット43(インク供給部42)が配置されている。インク吐出部ユニット43(インク供給部42)は、一対のフレーム腕部54Bに挟まれており、側面視(側断面視)にて、3方から支持フレーム54に囲まれている。
なお、フレーム本体部54Aには、デジタル処理基板50及びアナログ処理基板52を覆うためのカバー体72が設けられている。
支持フレーム54及び駆動回路基板48を備えて構成される駆動回路部56は、インク吐出部ユニット43とは、分割されており、別体で構成されている。駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43は、図5に示すように、インクジェット記録装置10の装置内に設けられた支持部材60に支持されている。
支持部材60は、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の幅方向両端部にそれぞれ配置されており、インク吐出部ユニット43は、支持部材60に固定されている。具体的には、インク吐出部ユニット43は、例えば、ねじ70によりねじ止めされることで固定される。
一方、駆動回路部56は、支持部材60の上部に載せられ、下から支持部材60に支持されている。駆動回路部56は、固定されておらず、インクジェット記録装置10の装置内において、インク吐出部ユニット43よりも粗く位置決めされている。
このように、支持部材60は、インク吐出部ユニット43を支持する第1支持部及び駆動回路部56を支持する第2支持部として機能する。なお、第1支持部及び第2支持部は別体で構成されていてもよい。
なお、支持部材60は、昇降装置(図示省略)により昇降するようになっており、支持部材60が昇降することにより、インク吐出部ユニット43及び駆動回路部56を含むインクジェット記録ヘッド20Yが昇降される。インクジェット記録ヘッド20Yを上昇させてできた空間に、例えば、メンテナンスユニットをインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対向する対向位置に移動させて、メンテナンスが行われる。
ここで、本実施形態では、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43は、弾性的に結合されている。弾性的に結合されている状態とは、少なくとも一部で結合しているものの、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の一方の振動(移動力)は、その間で吸収されて、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の他方に直接伝達しないか、伝達された場合でも、小さくなって伝達される状態をいう。
本実施形態では、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43は、インク吐出部40と駆動回路基板48とを接続する配線55のみで結合されている。この配線55には、たるみが設けられている。また、支持フレーム54とインク供給部42の間には、隙間Sが形成されている。
従って、本実施形態では、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の一方が外力により振動(移動)した場合でも、その振動(移動力)は隙間Sで吸収され、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の他方は、振動(移動)しないか、配線55を通じて振動(移動)したとしても、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の一方の振動量(移動量)よりも小さくなって伝達されるようになっている。
また、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Yでは、フレーム本体部54Aの側板と側板の間の中央部には、配線64を収容する配線収容部62が形成されている。この配線収容部62は、デジタル処理基板50の間である内側に配置されている。配線64が配線収容部62に配置されることにより、配線64がデジタル処理基板50を覆うように、デジタル処理基板50の外側に配置されることは無くなる。
配線収容部62には、外気をインク供給部42に導くための通路66が形成されている。
フレーム本体部54Aの上部には、図6に示すように、通路66に外気を流入させるための開口68が形成されている。フレーム本体部54Aの下部には、通路66に流入した外気を流出させるための開口69が形成されている。
開口68から流入した外気は、通路66を通過して、開口69から排出され、インク供給部42に到達するようになっている。
フレーム本体部54Aの側面は、フレーム腕部54Bの側面よりも横方向外側に張り出しており、段差が形成されている。このため、フレーム本体部54Aの側面に配置されたデジタル処理基板50と、フレーム腕部54Bの側面に配置されたアナログ処理基板52との間にも、段差が形成されている。
これにより、デジタル処理基板50側からアナログ処理基板52側への外気の流通がしやすくなる。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置10の作用)
次に、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、駆動回路部56と、インク供給部42及びインク吐出部40とは、弾性的に結合されている。このため、駆動回路部56と、インク吐出部ユニット43とは、異なる精度で、インクジェット記録装置10の装置内に位置決めした場合でも、駆動回路部56及びインク吐出部ユニット43の一方から他方へ与える振動等の影響が抑制される。
また、駆動回路部56と、インク供給部42及びインク吐出部40とは、弾性的に結合されていることにより、駆動回路部56と、インク供給部42及びインク吐出部40とが一体的に設けられた構成よりも、インク吐出部ユニット43は、質量及び容積が低減される。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20Y インクジェット記録ヘッド
40 インク吐出部(液滴吐出部)
42 インク供給部(液体供給部)
48 駆動回路基板
50 デジタル処理基板(第2処理回路基板)
52 アナログ処理基板(第1処理回路基板)
56 駆動回路部
60 支持部材(第1支持部、第2支持部)
62 配線収容部
66 通路

Claims (3)

  1. 記録幅が被記録領域の幅以上とされ、前記記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出部と、
    前記液滴吐出部と一体に設けられ、前記液滴吐出部が液滴として吐出する液体を前記液滴吐出部に供給する液体供給部と、
    前記液滴吐出部及び前記液体供給部と分割され、前記液滴吐出部及び前記液体供給部に弾性的に結合され、前記液滴吐出部を駆動する駆動回路部と、
    を備え、
    前記駆動回路部は、配線が収容される配線収容部と、前記配線収容部の外面に設けられた駆動回路基板と、を備え、
    さらに、前記駆動回路部は、前記液体供給部の外面に設けられた第1処理回路基板と、前記第1処理基板よりも外側に配置されて前記第1処理回路基板との間で段差が形成された前記駆動回路基板としての第2処理回路基板と、を備える
    液滴吐出ヘッド。
  2. 前記配線収容部に形成され、外気を前記液体供給部に導くための通路を備える請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの前記液滴吐出部及び前記液体供給部を支持する第1支持部と、
    前記液滴吐出ヘッドの前記駆動回路部を支持する第2支持部と、
    を備える液滴吐出装置。
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