JP2017081049A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1及び2には、液体の吐出部と該吐出部を駆動するための駆動基板とを備える液体吐出装置が開示されている。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置1の概要について説明する。
図1は本実施例の記録装置1の概略斜視図である。また、図2は本実施例の記録装置1の概略平面図である。また、図3は本実施例の記録装置1の概略正面図である。また、図4は本実施例の記録装置1の概略側面図である。また、図5は本実施例の記録装置1の概略背面図である。なお、図1から図5は、本実施例の記録装置1から構成部材の一部を取り外した状態を表しており、例えば、キャリッジ6からサブキャリッジ5(図6から図10参照)を取り外した状態を表している。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、このような構成の搬送機構3を備えているが、このような構成の搬送機構に限定されず、被記録媒体を移動式の支持トレイなどに支持させて搬送する構成や、被記録媒体をローラー対などにより搬送させる構成などとしてもよい。さらには、被記録媒体を支持部に固定させ、固定された被記録媒体に対して記録ヘッド7を移動させて記録する、所謂フラッドベッドタイプの記録装置としてもよい。
本実施例の記録装置1は、記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復走査させて記録するが、記録走査中(キャリッジ6の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体の搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、キャリッジ6の往復走査と被記録媒体の搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、キャリッジ6の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体を間欠搬送(粘着性ベルト2を間欠移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体の搬送方向Aと交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、被記録媒体の交差方向全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体を相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの交差方向のノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体の交差方向全体をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける下流側には、図3で表されるように、送風部12による送風力を発生させる送風ファン14が複数(3つ)設けられている。送風ファン14が発生させる送風力により、送風部12は回収部13の外部(搬送方向Aにおける下流側の位置)から回収口16に向けて送風することが可能になっている。そして、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける上流側には、図5で表されるように、回収口16から回収部13の内部に向けて、さらに、回収部13の内部から記録装置1の外部に向けて、気流を発生させる吸引部としての吸引ファン15が複数(3つ)設けられている。
ここで、図6は、キャリッジ6の概略正面図である。また、図7は、サブキャリッジ5の概略側面透視図である。また、図8は、サブキャリッジ5の概略斜視図である。図9は、筐体22及び45を外した状態のサブキャリッジ5の概略斜視図である。
ここで、図10は、サブキャリッジ5の概略側面断面図であり、駆動基板収容部19の内部は省略して表している。また、図11は、吐出部収容部20の概略斜視図である。また、図12は、筐体45を外した状態の吐出部収容部20の概略斜視図である。また、図13は、吐出部収容部20から一部のヘッドユニット47を取り外した状態における吐出部収容部20の一部分の概略斜視図である。また、図14は、吐出部収容部20の一部分の概略斜視図である。
図15は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、キャリッジモーター30、搬送モーター31、繰出モーター32、巻取モーター33、送風ファンモーター17及び吸引ファンモーター18を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
ここで、キャリッジモーター30は、記録ヘッド7を備えたキャリッジ6を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター31は、駆動ローラー8を駆動するためのモーターである。また、繰出モーター32は、不図示の繰出部にセットされた被記録媒体Mを搬送機構3に送り出すための繰出部の駆動モーターである。また、巻取モーター33は、記録がなされた被記録媒体Mを巻き取るために不図示の巻取機構を駆動させるための駆動モーターである。また、送風ファンモーター17は、送風ファン14を駆動するためのモーターである。そして、吸引ファンモーター18は、吸引ファン15を駆動するためのモーターである。
さらに、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部34と接続されており、入出力部34は、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC35と接続されている。
なお、本実施例の記録装置1においては、制御基板(記録装置1全体の駆動を制御する基板)としての制御部23の位置については明らかにはしていないが、例えば、駆動基板収容部19に設けることが可能である。
インク流路46からインクが漏れ、該インクが駆動基板40に付着すると、該駆動基板40がショートしてしまう虞がある。また、駆動基板40の熱がインク流路46を流れるインクに伝わると、粘度などのインクの物性が変化して記録ヘッド7からの該インクの吐出安定性が低下する虞がある。一方、本実施例の記録装置1では、インク流路46は、駆動基板収容部19に配置されることなく、不図示のインクカートリッジから吐出部収容部20を介して記録ヘッド7まで接続されている。このため、インク流路46を流れるインクが駆動基板40に付着することや駆動基板40の熱がインク流路46を流れるインクに伝わることを抑制することができる構成になっている。
記録ヘッド7と駆動基板40との信号(データ)の伝送距離が長くなると、信号を伝送する際において伝送の損失を生じる虞がある。しかしながら、本実施例の記録装置1では、吐出部収容部20と駆動基板収容部19とは吐出部収容部20に設けられたコネクター端子(接続部39)と駆動基板収容部19に設けられたコネクター端子(接続部38)とで接続される(伝送距離が長いケーブルで接続されるのではない)ので、記録ヘッド7と駆動基板40との信号の伝送距離を短くすることができている。このため、信号を伝送する際の伝送の損失を抑制している。
4…記録機構、5…サブキャリッジ、6…キャリッジ、7…記録ヘッド(吐出部)、
8…駆動ローラー、9…従動ローラー、10a、10b…レール、
11a、11b…パイプ、12…送風部、13…回収部、14…送風ファン、
15…吸引ファン、16…回収口、17…送風ファンモーター、
18…吸引ファンモーター、19…駆動基板収容部、20…吐出部収容部、
21…伝熱板、22…駆動基板収容部19の筐体、23…制御部、24…CPU、
25…システムバス、26…ROM、27…RAM、28…ヘッド駆動部、
29…モーター駆動部、30…キャリッジモーター、31…搬送モーター、
32…繰出モーター、33…巻取モーター、34…入出力部、35…PC、
36…板状部、37…伝熱板、
38…駆動基板収容部19側の接続部(コネクター端子)、
39…吐出部収容部20側の接続部(コネクター端子)、40…駆動基板、
41…嵌合孔、42…突起部、43…FFC、44…FFC、
45…吐出部収容部20の筐体、46…インク流路(液体流路)、
47…ヘッドユニット、48…孔、49…取っ手、50…記録ヘッド7の取り付け孔、
51…ネジ止め部
Claims (5)
- 液体を吐出する吐出部と、
前記吐出部を収容する吐出部収容部と、
前記吐出部を駆動する駆動基板と、
前記吐出部収容部とは別に設けられ、前記駆動基板を収容する駆動基板収容部と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記液体を前記吐出部に供給する液体流路を備え、
前記液体流路は、前記駆動基板収容部に配置されることなく、前記吐出部収容部を介して前記吐出部まで接続されることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
前記吐出部収容部と前記駆動基板収容部とは、前記吐出部収容部に設けられたコネクター端子と前記駆動基板収容部に設けられたコネクター端子とで接続されることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記吐出部と前記吐出部収容部に設けられたコネクター端子とはフレキシブルフラットケーブルで接続され、前記駆動基板と前記駆動基板収容部に設けられたコネクター端子とはフレキシブルフラットケーブルで接続されることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記駆動基板は、前記吐出部に面しない配置で設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
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