JP2009285870A - キャリッジユニット及びインクジェット記録装置 - Google Patents

キャリッジユニット及びインクジェット記録装置 Download PDF

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【課題】キャリッジからインクミストを引き離しながらインクジェットヘッドを往復移動させてノズル面へのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制すること。
【解決手段】インクジェットヘッド3と、ノズル面を前記媒体に対向させた状態で複数の前記ヘッドが固定されるヘッドベース8aを有するキャリッジ8と、キャリッジを直交方向L2に沿って往復移動させる移動機構と、往復移動しているときに、キャリッジの外側で前記媒体に向けて気体の吹き付けを行って、前記媒体上に漂う空気を強制的にキャリッジから引き離すように流動させる第1の送風機構10と、キャリッジに一体的に設けられ、往復移動しているときに、気体をキャリッジと前記媒体との間に吹き付けて、キャリッジと前記媒体との間に漂う空気を強制的にキャリッジから引き離すように流動させる第2の送風機構11と、を備えるキャリッジユニットを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノズルよりインク滴を吐出して、被記録媒体に画像や文字等を記録するインクジェット方式の記録装置に搭載されるキャリッジユニット、及び、該キャリッジユニットを有するインクジェット記録装置に関するものである。
現在、記録紙等の被記録媒体にインク滴を吐出して画像や文字等の記録を行うインクジェット方式の記録装置が数多く提供されている。この種の記録装置は、インクタンク或いはインクカートリッジからインク供給管を介してインクジェットヘッドにインクを供給し、該インクジェットヘッドのノズルからインク滴を被記録媒体に吐出することで記録を行っている。このような記録装置としては、例えば、家庭用プリンタやファックス等の小型のものから横幅が64インチを越すような被記録媒体に記録を行うことができる大型インクジェットプリンタ等が知られている。
このうち、特に大型のインクジェットプリンタには、印字面を速やかに乾かして、被記録媒体へのインクの定着性を向上させると共に記録後の被記録媒体の取り扱いを容易にさせるヒータが一般的に組み込まれている。通常、このヒータは、被記録媒体が上面に乗って移動するプラテンに取り付けられており、該プラテンを40℃程度に加熱している。これにより、被記録媒体に付着したインク滴を速やかに乾かして、該インク滴が周囲に広がってしまうことを防止することができるようになっている。その結果、ぼやけた箇所や滲みのない鮮明な印字を実現している。
しかしながら、ヒータによってインク滴を強制的に乾かしているので、記録を行っている最中にインク滴が蒸発してインク揮発成分である霧状のインクミストがどうしても発生してしまう不都合があった。特に、揮発性の高いインクを使用した場合や、ヒータの温度を高くした場合や、プリンタが置かれている周囲温度が低い場合等には、インクミストが顕著に発生してしまうものであった。加えて、吐出されたインク滴が被記録媒体上に着弾するときに、飛び跳ねることでインクミストが発生することもあった。
ここで、インクジェットプリンタによって記録を行う場合には、被記録媒体が送り出される搬送方向に対して略直交する直交方向に向けてキャリッジを往復移動させている。このキャリッジには、被記録媒体にノズル孔が向いたインクジェットヘッドが複数搭載されている。そして、往復移動している間に、各インクジェットヘッドのノズル孔からインク滴を吐出させることで、記録を行っている。
ところが、上述したように記録を行っている最中にインクミストが発生してしまうので、キャリッジはインクミストが含まれる空気の中を往復移動せざるを得なかった。そのため、ノズル孔が形成されているインクジェットヘッドのノズル面にインクミストが付着してしまう。その結果、インクの吐出不良を招く恐れがあった。特に、鮮明な記録を行うために、インクジェットヘッドと被記録媒体との距離を近接させる場合があるが、この場合にはインクミストがより付着し易くなってしまい、上述した問題が起き易かった。
そこで、上述した問題の対策が考えられたインクジェット記録装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、作画媒体(被記録媒体)をグリップ部で挟持し、グリップ部の回転によって作画媒体をプラテン上でX軸方向(搬送方向)に送る一方、プラテン上をY軸方向(直交方向)に移動可能なインクジェット型の記録ヘッド(キャリッジユニット)で作画媒体にインク滴を吐出し印字作画を行うようにしたインクジェット記録装置において、記録ヘッドの両側に、風がX軸方向に流れるように送風口を斜め下向きに傾けて、送風機(ファン)を取り付けたものである。
即ち、特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、キャリッジが移動する方向である直交方向の前後に取り付けられたファンによって空気の吹き付けを行うことで、被記録媒体上に漂うインクミストを含む空気を強制的にキャリッジから引き離すように流動させるものである。
特開2005−212323号公報
しかしながら、特許文献1のインクジェット記録装置では、以下の課題がまだ残されていた。
即ち、キャリッジが直交方向に移動する過程で、ファンによって被記録媒体上のインクミストを除去した後に、その被記録媒体上にノズル面が移動するまでの間に、例えば被記録媒体上のインク滴が蒸発し、新たにインクミストが発生してしまうことがあった。このため、結局ノズル面にインクミストが付着して、吐出不良が生じてしまう恐れがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、キャリッジからインクミストを引き離しながらインクジェットヘッドを往復移動させてノズル面へのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができるキャリッジユニット、及び、該キャリッジユニットを有するインクジェット記録装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るキャリッジユニットは、プラテンの上面に置かれた状態で搬送される被記録媒体上を、搬送方向に直交する直交方向に沿って往復移動するキャリッジユニットであって、ノズル孔が形成されたノズル面を有し、供給されたインクを前記ノズル孔からインク滴として外部に吐出させるインクジェットヘッドと、前記ノズル面を前記被記録媒体に対向させた状態で複数の前記インクジェットヘッドが固定されるヘッドベースを有するキャリッジと、前記キャリッジを前記直交方向に沿って往復移動させる移動機構と、少なくとも前記往復移動しているときに、前記キャリッジの外側で前記被記録媒体に向けて気体の吹き付けを行って、前記被記録媒体上に漂う空気を強制的に前記キャリッジから引き離すように流動させる第1の送風機構と、前記キャリッジに一体的に設けられ、少なくとも前記往復移動しているときに、前記キャリッジ内の気体を前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けて、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に漂う空気を強制的に前記キャリッジから引き離すように流動させる第2の送風機構と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るキャリッジユニットによりインクを被記録媒体に吐出して文字や画像等を記録する場合には、まず被記録媒体の搬送と同時に移動機構によりキャリッジを往復移動させる。この際、被記録媒体の搬送方向に対して直交する直交方向に向けてキャリッジを往復移動させる。このキャリッジの往復移動に伴って、ヘッドベースに固定された複数のインクジェットヘッドは、ノズル孔が形成されたノズル面を被記録媒体に対向させた状態で往復移動する。そして、所定のタイミングで各インクジェットヘッドを作動させて、供給されたインクを所定サイズのノズル孔から外部に吐出する。この際、インクは液滴状、即ちインク滴となって吐出される。その結果、被記録媒体に文字や画像等を記録することができる。
また、被記録媒体への記録を行うためにキャリッジを往復移動させているときに、第1の送風機構によってキャリッジの外側で被記録媒体に向けて気体の吹き付けを行って、被記録媒体上に漂う空気を強制的にキャリッジから引き離すように流動させている。そのため、被記録媒体上に漂っているインクミストをキャリッジから引き離しながら、インクジェットヘッドを往復移動させることができる。
特に、往復移動しているときに、キャリッジ内の気体をキャリッジと被記録媒体との間に吹き付ける第2の送風機構を備えているので、第1の送風機構によって被記録媒体上のインクミストを除去した後に、その被記録媒体上にノズル面が移動されるまでの間に、仮に新たにインクミストが発生したとしても、第2の送風機構によってそのインクミストを強制的にキャリッジから引き離すように流動させることができる。このため、ノズル面へのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができる。
また、第2の送風機構は、キャリッジに一体的に設けられており、インクジェットヘッドとの位置関係は変わらないので、例えばキャリッジを高速移動させる場合であっても、キャリッジと被記録媒体との間に正確に気体を吹き付けることができる。このため、インクミストを確実にキャリッジから引き離すことができ、吐出不良を抑制することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記第2の送風機構は、複数の前記インクジェットヘッドのそれぞれに対応して複数設けられていること、が好ましい。
この場合、第2の送風機構が複数のインクジェットヘッドのそれぞれに対応して複数設けられているので、第2の送風機構が、キャリッジと被記録媒体との間に気体を吹き付ける際に、各インクジェットヘッドに対応して気体の風速及び方向を調整することができる。従って、各インクジェットヘッドに対して、個別に最適な状態に合わせて気体を吹き付けることができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記第2の送風機構は、前記キャリッジ内に設けられ、該キャリッジ内の気体を流動させるファンと、該ファンによって流動される気体が、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けられるように流路を形成する流路形成部と、を備えていることが好ましい。
この場合、第2の送風機構がファンを備えているので、流動させる気体の風速及び方向をより正確に調整することができる。しかも、ファンによって流動された気体は、流路形成部によってキャリッジと被記録媒体との間に吹き付けられるように形成された流路に沿って流動するので、流動される気体の風速や方向が大幅に変化することがない。よって、キャリッジと被記録媒体との間に吹き付ける気体の風速及び方向をより正確に調整することができるので、インクミストをより確実にキャリッジから引き離し、吐出不良を一層抑制することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記流路形成部は、前記ヘッドベースから突出されて前記ファンを前記ヘッドベースの上方に支持すると共に、前記キャリッジ内の気体が前記ヘッドベースに向けて流動されるように前記流路を形成するダクトと、前記気体が流動される前記ヘッドベースに設けられた開口を形成する周辺壁から前記被記録媒体側に突出され、前記開口を通過する前記気体を、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けさせるフィンと、を備えていることが好ましい。
この場合、キャリッジ内の気体が、ダクトにより形成された流路に沿ってヘッドベースに向けて流動され、ヘッドベースに設けられた開口を通過する。そして、この開口を形成する周辺壁には、開口を通過する気体を、キャリッジと被記録媒体との間に吹き付けさせるフィンが設けられている。従って、ファンによって流動されるキャリッジ内の気体を、キャリッジと被記録媒体との間に吹き付けさせることができる。このため、インクミストをより確実にキャリッジから引き離すことができ、吐出不良を一層抑制することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記流路形成部は、前記キャリッジ内の気体が前記インクジェットヘッドの外周面に沿って流動された後に、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けられるように前記流路を形成すること、が好ましい。
この場合、流路形成部によって、キャリッジと被記録媒体との間に吹き付けられる気体がインクジェットヘッドの外周面に沿って流動されるので、この気体によってインクジェットヘッドを冷却させることもできる。
特に、長時間記録を行う場合には、発熱によりインクジェットヘッド自体の温度が上昇して吐出不良を引き起こす可能性がある。しかしながら、上述したようにインクジェットヘッドを冷却できるので、インクジェットヘッドの温度上昇に起因する吐出不良を未然に防ぐことができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記ファンは、前記キャリッジ内の気体が前記インクジェットヘッド側に向かって流動するように、前記ヘッドベースに対して傾けて設けられていること、が好ましい。
この場合、キャリッジ内の気体がインクジェットヘッド側に向かって流動するように、ファンがヘッドベースに対して傾けて設けられている。従って、ファンによって流動される気体を確実にインクジェットヘッドに向けて流動させることができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、複数の前記インクジェットヘッドは、前記直交方向に互いに一定間隔をあけて配列され、前記第2の送風機構は、前記インクジェットヘッドの前記搬送方向に隣接して配置され、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に前記搬送方向に沿って前記キャリッジ内の気体を吹き付けること、が好ましい。
この場合、インクジェットヘッドは、直交方向に互いに一定間隔を空けて配置されている。つまり、搬送方向に沿って複数のインクジェットヘッドが配置されていない。そして、第2の送風機構が、キャリッジと被記録媒体との間に搬送方向に沿ってキャリッジ内の気体を吹き付ける。このようにして吹き付けられた気体は、そのまま搬送方向に沿って進むので、一つのインクジェットヘッドのノズル面から引き離されたインクミストは、他のインクジェットヘッドのノズル面に触れることなくキャリッジから引き離される。即ち、インクミストがキャリッジから引き離される過程で、他のインクジェットヘッドのノズル面に触れることがないので、インクミストのノズル面への付着を防止でき、吐出不良を一層抑制することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記第2の送風機構により吹き付けられる気体の風速は、前記第1の送風機構により吹き付けられる気体の風速より弱いこと、が好ましい。
この場合、第2の送風機構により吹き付けられる気体の風速が第1の送風機構のものより弱いので、第2の送風機構を小型化することができる。従って、第2の送風機構の設置スペースを低減することができるので、キャリッジを小型化することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記第1の送風機構は、前記キャリッジの前記直交方向の前後に一対設けられると共に、前記被記録媒体上に漂う空気を前記キャリッジから前記直交方向に沿って引き離すように流動させること、が好ましい。
ここで、直交方向の前側とは、直交方向の一方側を称し、直交方向の後側とは、一方側の反対側を称する。
この場合、第1の送風機構が、キャリッジの直交方向の前後に一対設けられると共に、被記録媒体上に漂う空気をキャリッジから直交方向に沿って引き離すように流動させる。つまり、移動機構によってキャリッジが直交方向の前後いずれに往復移動しているときであっても、キャリッジの移動経路に該当する被記録媒体上に漂う空気を、インクジェットヘッドが移動する前にキャリッジから引き離すように流動させる。従って、第1の送風機構によって、キャリッジからインクミストをより確実に引き離すことができ、吐出不良を一層抑制することができる。
また、本発明に係るキャリッジユニットでは、前記第2の送風機構は、前記ノズル面と前記被記録媒体との間に前記キャリッジ内の気体が流動するように、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に前記気体を吹き付けること、が好ましい。
この場合、第2の送風機構は、ノズル面と被記録媒体との間にキャリッジ内の気体を流動させるので、インクミストのノズル面への付着を防止でき、吐出不良を一層抑制することができる。
また、本発明に係るインクジェット記録装置は、上記本発明に係るキャリッジユニットと、前記被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送機構と、複数の前記インクジェットヘッドにそれぞれ接続され、前記インクが内部に封入されている複数のインクカートリッジと、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るインクジェット記録装置においては、搬送機構により被記録媒体を搬送させながら、キャリッジユニットによりキャリッジを往復移動させることで、被記録媒体の所望する範囲に対して正確に記録を行うことができる。
特に、ノズル面へのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができるキャリッジユニットを備えているので、インクジェット記録装置によって正確で高画質な記録を行うことができる。
本発明に係るインクジェットヘッドによれば、キャリッジからインクミストを引き離しながらインクジェットヘッドを往復移動させてノズル面へのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができる。
また、本発明に係るインクジェット記録装置によれば、上述したキャリッジユニットを備えているので、正確で高画質な記録を行うことができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る第1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。なお、本実施形態では、インクジェット記録装置の一例として、インクジェットプリンタを例に挙げて説明する。
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、記録紙(被記録媒体)Pを予め決められた搬送方向L1(図1において紙面に対して垂直な方向)に搬送する搬送機構2と、それぞれ異なる色のインクを吐出する複数のインクジェットヘッド3を搬送方向L1に直交する直交方向L2に往復移動させるキャリッジユニット4と、複数のインクジェットヘッド3にそれぞれ接続され、インクが内部に封入されている複数のインクカートリッジ5と、を備えている。
つまり、このインクジェットプリンタ1は、記録紙Pを搬送方向L1に搬送しながら、該搬送方向L1に直交する直交方向L2にインクジェットヘッド3を移動させて、記録紙Pに文字や画像等を記録するプリンタである。なお、本実施形態のインクジェットプリンタ1には、同一構成のインクジェットヘッド3が8つ備られている。
ここで、方向便宜のために、搬送方向L1及び直交方向L2の前後を定義する。
以下では、搬送方向L1において、図1の紙面の手前側を搬送方向L1の前側と称し、図1の紙面の奥側を搬送方向L1の後側と称する。また、直交方向L2において、図1の紙面に対して左側を直交方向L2の前側と称し、図1の紙面の右側を直交方向L2の後側と称する。
キャリッジユニット4は、ヒータ6によって加熱されたプラテン7の上面に置かれた状態で搬送される記録紙P上を、直交方向L2に沿って往復移動するものである。
キャリッジユニット4は、図1から図3に示すように、ノズル孔が形成されたノズル面3aを有し、供給されたインクをノズル孔からインク滴として外部に吐出させるインクジェットヘッド3と、ノズル面3aを記録紙Pに対向させた状態で複数のインクジェットヘッド3が固定されるヘッドベース8aを有するキャリッジ8と、キャリッジ8を直交方向L2に沿って往復移動させる移動機構9と、往復移動しているときに、キャリッジ8の外側で記録紙Pに向けて空気(気体)の吹き付けを行って、記録紙P上に漂う空気を強制的にキャリッジ8から引き離すように流動させる第1の送風機構10と、キャリッジ8に一体的に設けられ、往復移動しているときに、キャリッジ8内の空気(気体)をキャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けて、キャリッジ8と記録紙Pとの間に漂う空気を強制的にキャリッジ8から引き離すように流動させる第2の送風機構11と、を備えている。
キャリッジ8は、図2及び図3に示すように、底面である平面視矩形状のヘッドベース8aと、ヘッドベース8aの四辺から立設され、このヘッドベース8aを覆うよう形成されたカバー8bと、を備える。なお、図2では、キャリッジ8の内部が見えるように、カバー8bの一部分を取り外した状態を示している。
ヘッドベース8aには、インクジェットヘッド3が、直交方向L2に互いに一定間隔をあけて配列されている。本実施形態では、インクジェットヘッド3は、図3に示すように、平面視千鳥状に配列されている。詳しく説明すると、インクジェットヘッド3は、直交方向L2の前側から後側に向かって1つ置きに、搬送方向L1の配置位置を揃えて配列されている。即ち、直交方向L2の前側から後側に向かって奇数個目に配列されているインクジェットヘッド3の搬送方向L1の配置位置が揃い、偶数個目に配列されているインクジェットヘッド3の搬送方向L1の配置位置が、奇数個目のものより搬送方向L1の後側にずれて揃っている。しかも、奇数個目に配列されているインクジェットヘッド3の搬送方向L1の後側の端部と、偶数個目に配列されているインクジェットヘッド3の搬送方向L1の前側の端部とが、ヘッドベース8aの搬送方向L1の略中央部分の中央領域Rに位置するように配列されている。
各インクジェットヘッド3には、図1に示すように、インクチューブ5aを介してインクカートリッジ5がそれぞれ接続されている。なお、このインクチューブ5aは、キャリッジ8の移動に影響を与えないように、軟質な材料で形成された可撓性を有する長尺なチューブとされている。
また、カバー8bの直交方向L2の前側及び後側の壁面であるキャリッジ8の側面8cには、図2に示すように、開口8dが設けられており、この開口8dを覆うように第1の送風機構10が設けられている。
第1の送風機構10は、キャリッジ8の直交方向L2の前後に一対設けられると共に、記録紙P上に漂う空気をキャリッジ8から直交方向L2に沿って引き離すように流動させるものである。第1の送風機構10は、図2から図4に示すように、キャリッジ8の側面8cに設けられたサイドファン12と、サイドファン12により流動された空気を記録紙Pに向けて吹き付けさせる流路を形成するサイドダクト13と、を備えている。
サイドファン12は、キャリッジ8の側面8cの開口8dを外側から塞ぐように取り付けられた軸流ファンであり、キャリッジ8内の空気をサイドダクト13内に流動させる。なお、本実施形態では、サイドファン12の一例として、直方体状のケースに収容された軸流ファンを用いるものとするが、これに限られず、遠心ファン等も採用することができる。
サイドダクト13は、図4に示すように、側面視で矩形状に形成されると共に、サイドファン12の直交方向L2の外側面を覆うように配置されている。サイドダクト13には、図2及び図4に示すようにその下面から直交方向L2の外側の側面に亘って形成されるスリット13aが、直交方向L2に複数並んで設けられている。
この第1の送風機構10によれば、ファン14によって流動されたキャリッジ8内の空気が、サイドダクト13内、及びスリット13aを通過して、記録紙Pに向かうと共に、直交方向L2に沿って吹き付けられる。
第2の送風機構11は、複数のインクジェットヘッド3のそれぞれに対応して8つ設けられている。本実施形態では、第2の送風機構11は、図3に示すように、それぞれに対応するインクジェットヘッド3の搬送方向L1の前側、或いは後側のヘッドベース8a上に隣接して設けられている。詳しく説明すると、直交方向L2の前側から後側に向かって奇数個目に配列されているインクジェットヘッド3に対応する第2の送風機構11は、各インクジェットヘッド3の搬送方向L1の後側に設けられている。また、直交方向L2の前側から後側に向かって偶数個目に配列されているインクジェットヘッド3に対応する第2の送風機構11は、各インクジェットヘッド3の搬送方向L1の前側に設けられている。即ち、インクジェットヘッド3と第2の送風機構11とは、搬送方向L1に沿って対をなして配置されている。
また、ヘッドベース8aの直交方向L2の最も前側、及び最も後側に設けられた第2の送風機構11は、直交方向L2でインクジェットヘッド3とキャリッジ8の側面8cとの間の位置に設けられている。その他の第2の送風機構11は、直交方向L2でインクジェットヘッド3に挟まれる位置に設けられている。つまり、第2の送風機構11は、平面視千鳥状に設けられたインクジェットヘッド3の間に形成された隙間に設けられている。
ここで、8つの第2の送風機構11は、いずれも構成が同一であるので、1つの第2の送風機構11の構成について代表して説明する。
第2の送風機構11は、図5及び図6に示すように、キャリッジ8内に設けられ、キャリッジ8内の空気を流動させるファン14と、ファン14によって流動される空気が、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられるように流路を形成する流路形成部28と、を備える。
ファン14は、キャリッジ8内の空気がインクジェットヘッド3側に向かって流動するように、ヘッドベース8aに対して傾けて設けられている。本実施形態では、ファン14として、サイドファン12より小型の軸流ファンを用いている。このファン14は、ヘッドベース8aの一部であるダクト取付部8eを四方から囲むように突出されたダクト15によって、ヘッドベース8aの上方に支持されている。
ダクト15は、キャリッジ8内の空気がヘッドベース8aに向けて流動されるように流路を形成するもので、下方から上方に向かうに連れて、搬送方向L1の幅が両側から縮むと共に、直交方向L2の両側に拡幅するように形成されている。そして、このダクト15において、ファン14は、インクジェットヘッド3の反対側、即ち、中央領域Rの反対側の面に取り付けられ、ファン14の軸流ファンの軸と、ヘッドベース8aに平行な面とがなす角度が、略30度であるように設けられている。
また、ダクト取付部8eには、図6及び図7に示すように、複数の第1の開口(開口)16及び複数の第2の開口(開口)17と、第1の開口16を形成する周辺壁から記録紙P側に突出され、第1の開口16を通過する空気を、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けさせる第1のフィン(フィン)18と、第2の開口17を形成する周辺壁から記録紙P側に突出され、第2の開口17を通過する空気を、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けさせる第2のフィン(フィン)19と、が設けられている。
第1の開口16は、直交方向L2に沿った長穴状に形成され、搬送方向L1に一定間隔をあけて複数配列されている。
第1のフィン18は、各第1の開口16を形成する周辺壁においてヘッドベース8aの周縁側部分から、中央領域R側へ向けて、斜め下方に突出されている。
上述したように形成された第1の開口16及び第1のフィン18によれば、ファン14によって流動されて第1の開口16を通過する空気を、第1のフィン18によってガイドすることができる。これにより、第2の送風機構11の搬送方向L1に隣接して配置されたインクジェットヘッド3のノズル面3aと記録紙Pとの間にキャリッジ8内の空気が流動するように、キャリッジ8と記録紙Pとの間に搬送方向L1に沿って空気を吹き付けさせることができる。
加えて、キャリッジ8内の空気がヘッドベース8aの中央領域R側に流動するように、ファン14がヘッドベース8aに対して傾けて設けられている。従って、ファン14によって流動される空気を、第1の開口16を通過させてより確実にインクジェットヘッド3に向けて流動させることができる。
また、第2の開口17は、搬送方向L1に沿った長穴状に形成され、搬送方向L1に一定間隔をあけて複数配列されている。
第2のフィン19は、各第2の開口17を形成する周辺壁においてダクト取付部8eの直交方向L2の内側部分から、ダクト取付部8eの外側へ向けて、斜め下方に突出されている。
上述したように形成された第2の開口17及び第2のフィン19によれば、ファン14によって流動されて第2の開口17を通過する空気を、第2のフィン19によってガイドすることができる。これにより、直交方向L2の前側及び後側にそれぞれ配置されたインクジェットヘッド3のノズル面3aと記録紙Pとの間にキャリッジ8内の空気が流動するように、キャリッジ8と記録紙Pとの間に直交方向L2に沿って空気を吹き付けさせることができる。
即ち、ダクト15、第1のフィン18及び第2のフィン19は、ファン14によって流動される空気が、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられるように流路を形成する流路形成部28を構成する。
また、第1の開口16及び第2の開口17を通過してキャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられる空気の風速は、第1の送風機構10によって吹き付けられる空気の風速より弱くなるように、ファン14の大きさ及び各開口18、19の大きさ等が予め調整されている。しかも、空気の風速は、ノズル面3aからのインク飛翔に影響を与えない程度に調整されている。
上記キャリッジ8は、図1に示すように、直交方向L2に沿って配された状態で基台30に固定された図示しないキャリッジレール上に移動自在に固定されていると共に、一対のプーリ31に巻回された搬送ベルト32に連結されている。一対のプーリ31のうち、一方のプーリは基台30に固定された駆動モータ33からの回転駆動力を受けて回転するようになっている。他方の図示していないプーリは、搬送ベルト32によって連れ回りする。これにより、キャリッジ8は、直交方向L2に向けて往復移動できるようになっている。
即ち、これらキャリッジレール、一対のプーリ31、搬送ベルト32及び駆動モータ33は、上記移動機構9を構成している。
また、基台30には、キャリッジレールと同じ直交方向L2に沿って搬送ローラ34が設けられている。この搬送ローラ34は、記録紙Pの下側に位置する一本の下側ローラと、記録紙Pの上側に位置する複数の上側ローラとで構成されている。下側ローラは、図示しないモータによって回転駆動するようになっており、上側ローラは、記録紙Pを押さえ付けて記録紙Pの搬送によって連れ回りするピンチローラとして機能する。つまり、搬送ローラ34は、図示しないモータによって駆動され、記録紙Pを間に挟んだ状態で互いに逆方向に回転するようになっている。これにより、記録紙Pは、搬送方向L1に搬送されるようになっている。即ち、搬送ローラ34は、上記搬送機構2として機能する。
また、記録紙Pの下面には、ヒータ6が組み込まれたプラテン7が配置されている。また、このプラテン7には、図示しない吸着機構が備わっている。これにより記録紙Pは、プラテン7の上面に吸い付きながら滑り、搬送ローラ34によって搬送させられるようになっている。
また、複数のインクカートリッジ5は、着脱自在に基台30上に固定されている。つまり、封入されているインクの残量に応じて、容易に交換することができるようになっている。この際、インクカートリッジ5は、ノズル孔に所定の負圧がかかるように、ノズル孔に対して高さ調整されている。
また、基台30には、吸引ユニット35及びワイプユニット36が設けられている。吸引ユニット35は、キャリッジ8が記録紙Pの上方領域(印刷領域)から外れて待機する位置、即ち、ホームポジションに設けられており、吸引キャップ35aと、吸引ポンプ35bとから構成されている。吸引キャップ35aは、各インクジェットヘッド3のノズル面3aに当接すると共に、ノズル孔に連通する図示しない吸引孔を有している。
また、吸引ポンプ35bは、吸引孔を介してノズル孔内の吸引を行って強制的にインクを排出させるポンプである。これにより、何らかの原因によりノズル孔が詰まってしまった場合には、ホームポジションにおいて吸引を行い、ノズル孔内の詰まりを強制的なインクの排出によって解消することができるようになっている。なお、排出されたインクは、吸引ポンプ35bに接続された廃液タンク35cに回収されるようになっている。
ワイプユニット36は、記録紙Pと吸引ユニット35との間に設けられており、該ワイプユニット36の動作時にノズル面3aに接触して該ノズル面3aを拭って汚れ等を除去する弾性体又は多孔質のワイプ部36aを有している。これにより、各インクジェットヘッド3のノズル面3aをできるだけ清浄な状態に維持している。
次に、インクジェットプリンタ1の印刷時のキャリッジユニット4の動作を説明する。
まず、記録紙Pの搬送と同時に移動機構9によりキャリッジ8を往復移動させる。この際、記録紙Pの搬送方向L1に対して直交する直交方向L2に向けてキャリッジ8を往復移動させる。このキャリッジ8の往復移動に伴って、ヘッドベース8aに固定された複数のインクジェットヘッド3は、ノズル孔が形成されたノズル面3aを記録紙Pに対向させた状態で往復移動する。そして、所定のタイミングで各インクジェットヘッド3を作動させて、供給されたインクを所定サイズのノズル孔から外部に吐出する。この際、インクは液滴状、即ちインク滴となって吐出される。その結果、記録紙Pに文字や画像等を記録することができる。
また、記録紙Pへの記録を行うためにキャリッジ8を往復移動させているときに、キャリッジ8の直交方向L2の前後にそれぞれ設けられた第1の送風機構10によって空気の吹き付けを行って、記録紙P上に漂う空気を強制的にキャリッジ8から引き離すように流動させている。そのため、記録紙P上に漂っているインクミストをキャリッジ8から引き離しながら、キャリッジ8を往復移動させることができる。
特に、往復移動しているときに、キャリッジ8内の空気をキャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付ける第2の送風機構11を備えている。このため、第1の送風機構10によって記録紙P上のインクミストを除去した後に、その記録紙P上にノズル面3aが移動されるまでの間に、仮に新たにインクミストが発生したり、第1の送風機構10によって引き離されたインクミストが戻ってきたりしたとしても、第2の送風機構11によってそのインクミストを強制的にキャリッジ8から引き離すように流動させることができる。よって、ノズル面3aへのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができる。
また、第2の送風機構11は、キャリッジ8に一体的に設けられており、インクジェットヘッド3との位置関係は変わらないので、例えばキャリッジ8を高速移動させる場合であっても、キャリッジ8と記録紙Pとの間に正確に空気を吹き付けることができる。このため、インクミストを確実にキャリッジ8から引き離すことができ、吐出不良を抑制することができる。
また、第1の送風機構10は、キャリッジ8の外側に設けられると共に、空気をキャリッジ8から引き離すように吹き付ける。つまり、インクジェットヘッド3のノズル面3aに空気を吹き付けることがないので、インク飛翔に影響を与えることがない。従って、記録紙Pに向けて空気を強く吹き付けても印刷品質に影響を与えることがなく、キャリッジ8が移動される前に記録紙P上の空気中に漂うインクミストをキャリッジ8から確実に引き離すことができる。
このため、第2の送風機構11によって流動させる必要があるインクミストを最小限に抑制することができるので、インクミストを引き離すための第2の送風機構11による吹き付けを、インク飛翔に影響を与えない程度に弱くすることができる。よって、第2の送風機構11による吹き付けも印刷品質に影響を与えることがないので、高品質な印刷を行うことができる。
加えて、第2の送風機構11による空気の吹きつけが第1の送風機構10より弱いので、第2の送風機構11を小型化することができる。従って、第2の送風機構11の設置スペースを低減することができるので、キャリッジ8を小型化することができる。
また、いずれのインクジェットヘッド3も、ヘッドベース8aの中央領域Rに集約しているため、中央領域R近傍のインクミストの濃度が高まってしまう。しかしながら、第2の送風機構11が、いずれも中央領域R側に向けて空気を吹き付けるように配置されている。そのため、第2の送風機構11によって、インクミストの濃度が高い空気をキャリッジ8から引き離すように空気を吹き付けることができるので、インクミストのノズル面3aへの付着をより効果的に防止し、吐出不良を抑制することができる。
また、第2の送風機構11は、平面視千鳥状に設けられたインクジェットヘッド3の隙間に設けられている。つまり、ヘッドベース8a上で、インクジェットヘッド3及び第2の送風機構11が集約されている。このため、ヘッドベース8aをコンパクトにすることができ、キャリッジ8を小型化することができる。
また、第2の送風機構11が複数のインクジェットヘッド3のそれぞれに対応して複数設けられているので、第2の送風機構11が、キャリッジ8と記録紙Pとの間に空気を吹き付ける際に、各インクジェットヘッド3に対応して空気の風速及び方向を調整することができる。従って、各インクジェットヘッド3に対して、個別に最適な状態に合わせて空気を吹き付けることができる。
加えて、第2の送風機構11は、ノズル面3aと記録紙Pとの間にキャリッジ8内の空気を流動させるので、インクミストのノズル面3aへの付着を防止でき、吐出不良を一層抑制することができる。
また、第2の送風機構11がファン14を備えているので、流動させる空気の風速及び方向をより正確に調整することができる。しかも、ファン14によって流動された空気は、流路形成部28によってキャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられるように形成された流路に沿って流動するので、流動される空気の風速や方向が大幅に変化することがない。よって、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付ける空気の風速及び方向をより正確に調整することができるので、インクミストをより確実にキャリッジ8から引き離し、吐出不良を一層抑制することができる。
また、インクジェットヘッド3は、直交方向L2に互いに一定間隔を空けて配置されている。つまり、搬送方向L1に沿って複数のインクジェットヘッド3が配置されていない。そして、第2の送風機構11が、キャリッジ8と記録紙Pとの間に向けて、搬送方向L1に沿ってキャリッジ8内の空気を吹き付ける。このようにして吹き付けられた空気は、そのまま搬送方向L1に沿って進むので、一つのインクジェットヘッド3のノズル面3aから引き離されたインクミストは、他のインクジェットヘッド3のノズル面3aに触れることなくキャリッジ8から引き離される。即ち、インクミストがキャリッジ8から引き離される過程で、他のインクジェットヘッド3のノズル面3aに触れることがないので、インクミストのノズル面3aへの付着を防止でき、吐出不良を一層抑制することができる。
また、第1の送風機構10が、キャリッジ8の直交方向L2の前後に一対設けられると共に、記録紙P上に漂う空気をキャリッジ8から直交方向L2に沿って引き離すように流動させる。つまり、移動機構9によってキャリッジ8が直交方向L2の前後いずれに沿って往復移動しているときであっても、キャリッジ8の移動経路に該当する記録紙P上に漂う空気を、インクジェットヘッド3が移動する前にキャリッジから引き離すように流動させる。従って、第1の送風機構10によって、キャリッジ8からインクミストをより確実に引き離すことができ、吐出不良を一層抑制することができる。
そして、本発明に係るインクジェット記録装置においては、搬送機構2により記録紙Pを搬送させながら、キャリッジユニット4によりキャリッジ8を往復移動させることで、記録紙Pの所望する範囲に対して正確に記録を行うことができる。
特に、ノズル面3aへのインクミストの付着を防止し、吐出不良を抑制することができるキャリッジユニット4を備えているので、インクジェット記録装置によって正確で高画質な記録を行うことができる。
〔第1変形例〕
次に、本発明に係る第1実施形態の第1変形例を、図8を参照して説明する。なお、この第1変形例においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態と第1変形例の異なる点は、ダクト取付部8eに形成される開口16A及びフィン18Aの形状である。
開口16Aは、図8に示すように、ダクト取付部8eの直交方向L2の中心線を基準線Cとして、線対称に2列配列されている。各開口16Aは、基準線Cから直交方向L2に沿って離れるに連れて、ヘッドベース8aにおける搬送方向L1の中央領域R側から周縁部側に向かうように長穴状に形成されている。
フィン18Aは、開口16Aの一対の長辺のうちの直交方向L2の基準線C側の長辺を形成する周辺壁から他方の長辺側に向けて、斜め下方に突出されている。
上述したように形成された開口16A及びフィン18Aによれば、基準線Cから直交方向L2に沿って離れる方向、且つヘッドベース8aの搬送方向L1の周縁部側から中央領域R側に向かう方向に向けて、即ち、第2の送風機構11に対して直交方向L2の前側及び後側に設けられたインクジェットヘッド3のノズル面3aに向けて空気を吹き付けることができる。
〔第2変形例〕
次に、本発明に係る第1実施形態の第2変形例を、図9(a)及び図9(b)を参照して説明する。なお、この第2変形例においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態と第2変形例の異なる点は、キャリッジ8の側面8c、及び第1の送風機構10Aである。
キャリッジ8の側面8cには、図9(a)及び図9(b)に示すように、開口が形成されていない。
そして、第1の送風機構10Aは、上方の空気を下方に向けて、且つ直交方向L2に沿ってキャリッジ8から引き離すように流動させるサイドファン12Aと、サイドファン12Aを収納する直方体状のサイドダクト13Aと、を備える。
サイドファン12Aは、図9(b)に示すように、例えばファンケースに収納された軸流ファンであって、その軸がキャリッジ8の側面8cに対して傾けた状態で、キャリッジ8の側面8cから直交方向L2に突出したファン配置板13Bに設けられている。詳しく説明すると、サイドファン12Aは、軸流ファンの軸が、キャリッジ8の側面8cから離れるに連れて下方に向かうように傾けて設けられている。
サイドダクト13Aには、その上面に直交方向L2に沿って形成されたスリット13Aaが、搬送方向L1に複数並んで設けられていると共に、その下面から直交方向L2の外側の側面に亘って形成されるスリット13Abが、搬送方向L1に複数並んで設けられている。
上述したように形成された第1の送風機構10Aによれば、サイドファン12Aによって、サイドダクト13Aの上方の空気をスリット13Aaを通して流動させ、その後、サイドダクト13A内、及びスリット13Abを通過させる。これにより、記録紙Pに向かうと共に、直交方向L2に沿って吹き付けられる。よって、キャリッジ8内の空気を外部に流動させることがなく、記録紙Pに向かって空気を流動させることができる。
ところで、キャリッジ8の側面8c近傍の空気をサイドファン12によって流動させる場合、キャリッジ8内の空気を局所的に流動させることで、印刷に影響を与える要因であるキャリッジ8内の温度等を局所的に変動させてしまう可能性があった。しかし、本変形例によればこの可能性を抑えることができるので、より高品質な印刷を実施することができる。
以上、第1実施形態について、2つの変形例を示したが、各変形例で示した構成は、後述する第2実施形態で採用することも可能である。
また、第2の送風機構11は、上記実施形態に示したものに限られない。
例えば、図10(a)、図10(b)及び図10(c)にそれぞれ示すように、ダクト15の形状を変化させた第2の送風機構11A、11B、11Cでも構わない。
第2の送風機構11Aは、図10(a)に示すように、ファン14の軸流ファンの軸がヘッドベース8aと平行な面となす角度が、第2の送風機構11のファン14がなす角度より大きくなるように支持されている。詳細に説明すると、ファン14の表面がヘッドベース8aと平行な面となす角度が、略60度になるようにダクト15Aにより支持されている。
また、第2の送風機構11Bは、図10(b)に示すように、ファン14の表面がヘッドベース8aと略平行になるようにダクト15Bにより支持されている。
また、第2の送風機構11Cは、図10(c)に示すように、ファン14の表面がヘッドベース8aと略平行になるようにダクト15Cにより支持されていると共に、ダクト15Cの高さが第2の送風機構11Bよりも高くなっている。
また、上記実施形態では、第2の送風機構11は、ノズル面3aと記録紙Pとの間にキャリッジ8内の空気を流動させたが、キャリッジ8と記録紙Pとの間に空気が吹き付けられれば、これに限られるものでは無い。
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る第2実施形態を、図11を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第2の送風機構20の流路形成部21の形状である。
即ち、本実施形態の第2の送風機構20の流路形成部21は、図11に示すように、インクジェットヘッド3の外周面に沿ってキャリッジ8内の空気が流動された後に、キャリッジ8と記録紙Pとの間に空気が吹き付けられるように流路を形成するものである。
流路形成部21は、ヘッドベース8aから突出されてファン14をヘッドベース8aの上方に支持するメインダクト22と、インクジェットヘッド3との間に隙間をあけた状態で、インクジェットヘッド3を囲うように形成された筒状のスカートダクト23と、メインダクト22とスカートダクト23を連通させる筒状の連通ダクト24と、を備えている。なお、図11では、流路形成部21の内部がわかるように、スカートダクト23及び連通ダクト24の一部(図面中央部分)を取り除いた状態を示している。
メインダクト22は、第1実施形態のダクト15と類似の形状である。第1実施形態のダクト15と異なる点は、インクジェットヘッド3側に開口が設けられ、その開口を覆うように連通ダクト24が連結されると共に、連通ダクト24と連通している点である。
スカートダクト23は、連通ダクト24に側面で連結されて連通ダクト24と連通すると共に、ヘッドベース8aの上方で支持されている。また、スカートダクト23の上端開口部では、インクジェットヘッド3との隙間にスポンジ25が埋設されており、メインダクト22から連通ダクト24を通して流動された空気がスカートダクト23の上方へ漏れ出ることが防止されている。
本実施形態のキャリッジユニット4によれば、流路形成部21によって、キャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられる空気がインクジェットヘッド3の外周面に沿って流動されるので、この空気によってインクジェットヘッド3を冷却させることもできる。
特に、長時間記録を行う場合には、発熱によりインクジェットヘッド3自体の温度が上昇して吐出不良を引き起こす可能性がある。しかしながら、上述したようにインクジェットヘッド3を冷却できるので、インクジェットヘッド3の温度上昇に起因する吐出不良を未然に防ぐことができる。
なお、本実施形態では、流路形成部21を通った空気がキャリッジ8と記録紙Pとの間に吹き付けられるので、第1実施形態でダクト取付部8eに設けた各開口16、17、及び各フィン18、19はなくても構わない。
また、本実施形態においても、第1実施形態で示したように、ファン14を支持するメインダクト22の形状を適宜変更させて、ファン14の取り付け高さ、角度を変化させても構わない。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、インクジェット記録装置の一例として、インクジェットプリンタ1を例に挙げて説明したが、プリンタに限られるものではない。例えば、ファックスやオンデマンド印刷機等であっても構わない。但し、ヒータ6を用いて記録紙Pに吐出したインクをプラテン7上で乾燥させるようなインクジェットプリンタ1として好適に利用することができる。
また、上記実施形態では、インクジェットヘッド3の配置を平面視千鳥状としたが、これに限られず、例えば、全てのインクジェットヘッド3を搬送方向L1に揃え、直交方向L2に一定間隔をあけて一列に配列しても構わない。
また、上記実施形態では、第1の送風機構10は、記録紙P上に漂う空気をキャリッジ8から直交方向L2に沿って引き離すものとしたが、これに限られず、例えば、搬送方向L1に沿って吹き付けても構わない。
また、上記実施形態では、第2の送風機構をファン14、及び流路形成部からなる構造としたが、これに限られず、例えば、流路形成部を設けずにヘッドベース8aに直接ファン14を設けるものとしても構わない。
また、上記実施形態では、ダクト取付部8eに設けた開口を複数としたが、これに限らず、開口は1つであっても構わない。
また、上記実施形態では、第2の送風機構による空気の風速は、第1の送風機構10による空気の風速より弱いものとしたが、これに限られず、例えば、等しい風速であっても構わない。
また、上記実施形態では、各送風機構10、11による空気の吹き付けを、直交方向L2に往復移動するときとしたが、少なくとも直交方向L2に往復移動するときに吹き付けていればよく、常時行っても構わない。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置を示す正面図である。 図1に示すインクジェット記録装置を構成するキャリッジユニットの斜視図である。 図2に示すキャリッジユニットの平面図である 図2に示すキャリッジユニットを構成する第1の送風機構の断面図である。 図2に示すキャリッジユニットを構成する第2の送風機構の斜視図である。 図2に示すキャリッジユニットを構成する第2の送風機構、及びインクジェットヘッドの断面図である。 図5に示す第2の送風機構の断面矢視A−A図である。 第1実施形態の開口及びフィンの他の例を示す平面図である。 (a)は、第1実施形態の第1の送風機構の他の例を示す斜視図である。(b)は、第1実施形態の第1の送風機構の他の例を示す断面図である。 (a)は、第1実施形態の第2の送風機構の他の例を示す斜視図である。(b)は、第1実施形態の第2の送風機構の他の例を示す斜視図である。(c)は、第1実施形態の第2の送風機構の他の例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るキャリッジユニットを構成するダクトを示す斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 搬送機構
3 インクジェットヘッド
3a ノズル面
4 キャリッジユニット
5 インクカートリッジ
7 プラテン
8 キャリッジ
8a ヘッドベース
9 移動機構
P 記録紙
10、10A 第1の送風機構
11、11A、11B、11C、20 第2の送風機構
14 ファン
15、15A、15B、15C ダクト
16 第1の開口(開口)
16A 開口
17 第2の開口(開口)
18 第1のフィン(フィン)
18A フィン
19 第2のフィン(フィン)
21、28 流路形成部
L1 搬送方向
L2 直交方向

Claims (11)

  1. プラテンの上面に置かれた状態で搬送される被記録媒体上を、搬送方向に直交する直交方向に沿って往復移動するキャリッジユニットであって、
    ノズル孔が形成されたノズル面を有し、供給されたインクを前記ノズル孔からインク滴として外部に吐出させるインクジェットヘッドと、
    前記ノズル面を前記被記録媒体に対向させた状態で複数の前記インクジェットヘッドが固定されるヘッドベースを有するキャリッジと、
    前記キャリッジを前記直交方向に沿って往復移動させる移動機構と、
    少なくとも前記往復移動しているときに、前記キャリッジの外側で前記被記録媒体に向けて気体の吹き付けを行って、前記被記録媒体上に漂う空気を強制的に前記キャリッジから引き離すように流動させる第1の送風機構と、
    前記キャリッジに一体的に設けられ、少なくとも前記往復移動しているときに、前記キャリッジ内の気体を前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けて、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に漂う空気を強制的に前記キャリッジから引き離すように流動させる第2の送風機構と、
    を備えていることを特徴とするキャリッジユニット。
  2. 請求項1に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記第2の送風機構は、複数の前記インクジェットヘッドのそれぞれに対応して複数設けられていること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  3. 請求項2に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記第2の送風機構は、
    前記キャリッジ内に設けられ、該キャリッジ内の気体を流動させるファンと、
    該ファンによって流動される気体が、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けられるように流路を形成する流路形成部と、
    を備えていることを特徴とするキャリッジユニット。
  4. 請求項3に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記流路形成部は、
    前記ヘッドベースから突出されて前記ファンを前記ヘッドベースの上方に支持すると共に、前記キャリッジ内の気体が前記ヘッドベースに向けて流動されるように前記流路を形成するダクトと、
    前記気体が流動される前記ヘッドベースに設けられた開口を形成する周辺壁から前記被記録媒体側に突出され、前記開口を通過する前記気体を、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けさせるフィンと、
    を備えていることを特徴とするキャリッジユニット。
  5. 請求項3に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記流路形成部は、前記キャリッジ内の気体が前記インクジェットヘッドの外周面に沿って流動された後に、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に吹き付けられるように前記流路を形成すること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  6. 請求項4又は5に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記ファンは、前記キャリッジ内の気体が前記インクジェットヘッド側に向かって流動するように、前記ヘッドベースに対して傾けて設けられていること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  7. 請求項2から6のいずれか1項に記載のキャリッジユニットにおいて、
    複数の前記インクジェットヘッドは、前記直交方向に互いに一定間隔をあけて配列され、
    前記第2の送風機構は、前記インクジェットヘッドの前記搬送方向に隣接して配置され、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に前記搬送方向に沿って前記キャリッジ内の気体を吹き付けること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記第2の送風機構により吹き付けられる気体の風速は、前記第1の送風機構により吹き付けられる気体の風速より弱いこと、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記第1の送風機構は、前記キャリッジの前記直交方向の前後に一対設けられると共に、前記被記録媒体上に漂う空気を前記キャリッジから前記直交方向に沿って引き離すように流動させること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のキャリッジユニットにおいて、
    前記第2の送風機構は、前記ノズル面と前記被記録媒体との間に前記キャリッジ内の気体が流動するように、前記キャリッジと前記被記録媒体との間に前記気体を吹き付けること、
    を特徴とするキャリッジユニット。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のキャリッジユニットと、
    前記被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送機構と、
    複数の前記インクジェットヘッドにそれぞれ接続され、前記インクが内部に封入されている複数のインクカートリッジと、
    を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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