JP2017087428A - 液体吐出装置 - Google Patents

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高弘 小林
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Abstract

【課題】吐出部から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収する。【解決手段】媒体に液体を吐出する吐出部7を有し、往復移動方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、キャリッジ6に設けられ、液体が吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを誘導方向に誘導する誘導部20と、キャリッジ6の移動範囲に対して誘導方向の下流側に設けられ、ミストを回収可能な回収口16と、を備えることを特徴とする液体吐出装置1。このような構成の液体吐出装置1とすることで、吐出部7から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収することが可能になる。【選択図】図11

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、被記録媒体などの媒体にインクなどの液体を吐出する液体吐出装置が開示されている。このような液体吐出装置のうち、媒体に液体を吐出する吐出部を有し往復移動方向に往復移動可能なキャリッジを有するものが多く使用されている。
例えば、特許文献1及び2には、媒体に液体を吐出する吐出部を有し往復移動方向に往復移動可能なキャリッジを備え、該キャリッジの移動に伴う気流の影響を低減可能な液体吐出装置が開示されている。
特開2005−7880号公報 特開2006−142657号公報
しかしながら、従来の液体吐出装置においては、吐出部から吐出された液体のミストが該吐出部などに付着して溜まり、そのミストが媒体に垂れて媒体を汚してしまう場合などがあった。このため、吐出部から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収することが望まれている。
なお、特許文献1及び2の液体吐出装置は、キャリッジの移動に伴う気流の影響は低減可能であるが、吐出部から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収することが可能な構成にはなっていない。
そこで、本発明の目的は、吐出部から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、媒体に液体を吐出する吐出部を有し、往復移動方向に往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに設けられ、前記液体が前記吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを誘導方向に誘導する誘導部と、前記キャリッジの移動範囲に対して前記誘導方向の下流側に設けられ、前記ミストを回収可能な回収口と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、ミストを誘導方向に誘導する誘導部と、キャリッジの移動範囲に対して誘導方向の下流側に設けられミストを回収可能な回収口と、を備える。このため、吐出部から液体を吐出することに伴って発生する該液体のミストを効率よく回収することができる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記誘導部は、前記キャリッジの往復移動に伴って前記誘導方向に気流を発生させる斜面が設けられることを特徴とする。
本態様によれば、誘導部はキャリッジの往復移動に伴って誘導方向に気流を発生させる斜面が設けられる。このため、簡単な構成で誘導部を形成することができる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記誘導方向は、前記液体の吐出方向及び前記往復移動方向と交差する交差方向のベクトル成分を有することを特徴とする。
本態様によれば、誘導方向は液体の吐出方向及び往復移動方向と交差する交差方向のベクトル成分を有する。このため、一般的な液体吐出装置の構成において回収口を設けやすい位置に回収口を設けることができるとともに、往復移動方向に沿って回収口を設けることで特に効率よく液体のミストを回収することができる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第3の態様において、前記誘導部は、前記誘導方向を前記交差方向のうちの一方向側と他方向側とに分流させることを特徴とする。
本態様によれば、誘導部は誘導方向を交差方向のうちの一方向側と他方向側とに分流させる。このため、一方向側と他方向側とから特に効率よく液体のミストを回収することができる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記誘導方向は、前記液体の吐出方向とは反対方向のベクトル成分を有する方向であることを特徴とする。
本態様によれば、誘導方向は液体の吐出方向とは反対方向のベクトル成分を有する方向である。このため、吐出部のノズル形成面などから離れる方向に簡単にミストを誘導できるので、ミストを吐出部のノズル形成面などに付着させることを抑制しつつミストを回収することができる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記回収口から回収した前記ミストの排出部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、回収口から回収したミストの排出部を備える。このため、液体吐出装置内にミストが溜まり液体吐出装置に悪影響を与えることを抑制できる。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記回収口は、前記液体の吐出方向及び前記往復移動方向と交差する交差方向から見て、前記液体の吐出方向における前記キャリッジの長さ以上に開口していることを特徴とする。
本態様によれば、回収口は液体の吐出方向及び往復移動方向と交差する交差方向から見て液体の吐出方向におけるキャリッジの長さ以上に開口している。すなわち、液体の吐出方向において広く開口している。このため、特に効率よく液体のミストを回収することができる。
本発明の実施例1の記録装置を表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略平面図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略正面図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略側面図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略背面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略側面図。 本発明の実施例1の記録装置を表すブロック図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略正面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略正面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略平面図。 本発明の実施例1の記録装置の回収部を表す概略斜視図。 本発明の実施例2の記録装置のキャリッジを表す概略側面図。 本発明の実施例2の記録装置のキャリッジを表す概略平面図。
[実施例1](図1〜図12)
以下に、本発明の液体吐出装置としての一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。
図1は本実施例の記録装置1の概略斜視図である。また、図2は本実施例の記録装置1の概略平面図である。また、図3は本実施例の記録装置1の概略正面図である。また、図4は本実施例の記録装置1の概略側面図である。また、図5は本実施例の記録装置1の概略背面図である。また、図6は本実施例の記録装置1の要部であるキャリッジ6及びその周辺を表す概略斜視図である。そして、図7は本実施例のキャリッジ6及びその周辺を表す概略側面図である。なお、また、図1から図6は、本実施例の記録装置1から構成部材の一部を取り外した状態を表しており、例えば、キャリッジ6から記録ヘッド7(図10及び図11参照)を有するサブキャリッジ5(図10参照)を取り外した状態を表している。
本実施例の記録装置1は、粘着剤が付着された支持面で被記録媒体(媒体)を支持する粘着性ベルト2(無端ベルト)により被記録媒体を搬送方向Aに搬送する搬送機構3を備えている。また、ロール状の被記録媒体をセット可能であり、該被記録媒体を搬送機構3に繰り出すことが可能な不図示の繰出部を備えている。また、搬送機構3による被記録媒体の搬送領域に、吐出部としての記録ヘッド7を備えたキャリッジ6を被記録媒体の搬送方向Aと交差する往復移動方向Bに往復走査させて記録する記録機構4を備えている。さらに、記録機構4において記録がなされた被記録媒体を巻き取ることが可能な不図示の巻取機構を備えている。
本実施例の搬送機構3は、繰出部から繰り出された被記録媒体を載置して搬送する粘着性ベルト2と、粘着性ベルト2を移動させる駆動ローラー8と、従動ローラー9と、を備えている。被記録媒体は粘着性ベルト2の支持面に貼り付けられて載置される。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、このような構成の搬送機構3を備えているが、このような構成の搬送機構に限定されず、被記録媒体を移動式の支持トレイなどに支持させて搬送する構成や、被記録媒体をローラー対などにより搬送させる構成などとしてもよい。さらには、被記録媒体を支持部に固定させ、固定された被記録媒体に対して記録ヘッド7を移動させて記録する、所謂フラッドベッドタイプの記録装置としてもよい。
記録機構4は、インク(液体)を吐出可能な記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復移動方向Bに往復移動させるキャリッジモーター30(図8参照)を有している。
本実施例の記録装置1は、記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復走査させて記録するが、記録走査中(キャリッジ6の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体の搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、キャリッジ6の往復走査と被記録媒体の搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、キャリッジ6の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体を間欠搬送(粘着性ベルト2を間欠移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1の骨格部を構成するパイプ11aには往復移動方向Bに延設されるレール10aが構成され、本実施例の記録装置1の骨格部を構成するパイプ11bには往復移動方向Bに延設されるレール10bが構成されている。そして、本実施例のキャリッジ6は、レール10a及びレール10bに不図示の軸受部が受けられることで、往復移動方向Bへの移動がレール10a及びレール10bにガイドされる。
また、パイプ11bの下部の位置には、往復移動方向Bに延設され、不図示の複数の送風口から搬送方向Aとは逆方向に送風する、送風部12が設けられている。そして、パイプ11aの下部の位置には、往復移動方向Bに延設され、記録ヘッド7から吐出されたインクのミストを回収可能な、ミストの回収部13が設けられている。なお、ミストの回収部13は、パイプ11aの下部の位置において往復移動方向Bに延設される回収口16が設けられている。
また、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける下流側には、図3で表されるように、送風部12による送風力を発生させる送風ファン14が複数(3つ)設けられている。送風ファン14が発生させる送風力により、送風部12は回収部13の外部(搬送方向Aにおける下流側の位置)から回収口16に向けて送風することが可能になっている。そして、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける上流側には、図5で表されるように、回収口16から回収部13の内部に向けて、気流を発生させる吸引部としての吸引ファン15が複数(3つ)設けられている。
また、詳細は後述するが、本実施例のキャリッジ6には、図7で表されるように、往復移動方向Bの端部38に、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを所定の誘導方向(図7においては方向W1)に誘導する誘導部としての役割を有するスカート20が形成されている。このような構成により、スカート20による誘導効果と送風部12による送風力とにより、効率的に、ミストを回収口16から回収可能な構成となっている。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図8は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、記録ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動部28と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、キャリッジモーター30、搬送モーター31、繰出モーター32、巻取モーター33、送風ファンモーター17、吸引ファンモーター18及びサブキャリッジファンモーター22を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
ここで、キャリッジモーター30は、記録ヘッド7を備えたキャリッジ6を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター31は、駆動ローラー8を駆動するためのモーターである。また、繰出モーター32は、不図示の繰出部にセットされた被記録媒体を搬送機構3に送り出すための繰出部の駆動モーターである。また、巻取モーター33は、記録がなされた被記録媒体を巻き取るために不図示の巻取機構を駆動させるための駆動モーターである。また、送風ファンモーター17は、送風ファン14を駆動するためのモーターである。また、吸引ファンモーター18は、吸引ファン15を駆動するためのモーターである。そして、サブキャリッジファンモーター22は、後述するサブキャリッジファン21(図10参照)を駆動するためのモーターである。
さらに、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部34と接続されており、入出力部34は、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC35と接続されている。
次に、本実施例の記録装置1のキャリッジ6について説明する。
図9から図11は、本実施例のキャリッジ6の概略図を表している。このうち、図9及び図10は本実施例のキャリッジ6の概略正面図、図11は本実施例のキャリッジ6の概略平面図、を表している。また、図9はキャリッジ6から構成部材の一部、例えば、記録ヘッド7を有するサブキャリッジ5を取り外した状態を表している。そして、図10及び図11はキャリッジ6に記録ヘッド7を有するサブキャリッジ5を複数取り付けた状態を表しているが、図11は各サブキャリッジ5に設けられた複数の記録ヘッド7の配置がわかるように透視図となっている。
図10及び図11で表されるように、本実施例のキャリッジ6には、複数(6つ)のサブキャリッジ5を取り付け可能である。そして、図11で表されるように、各サブキャリッジ5には、複数の記録ヘッド7が互い違い(stagger)に配置されている。なお、各サブキャリッジ5には、複数の記録ヘッド7の他に、基板などが内部に構成されており、該基板を冷却するためのサブキャリッジファン21が設けられている。
サブキャリッジファン21は、サブキャリッジ5の内部に気流を送る(送風する)ことで、サブキャリッジ5の内部の温度上昇を抑制するためのものである。
また、本実施例のキャリッジ6には、図8で表されるように、サブキャリッジ5の取付部37が設けられる。
また、図9から図11で表されるように、取付部37の往復移動方向Bの両端には、端部38(端部38a及び38b)が形成されており、その更に往復移動方向Bの端部側にはスカート20(スカート20a及び20b)が形成されている。
図9から図11で表されるように、スカート20a及び20bは、三角錐形状をしており、搬送方向Aの下流側から上流側に向かって細くなり、鉛直上方向Cに向かって細くなる形状をしている。本実施例のキャリッジ6は、このような形状のスカート20a及び20bを有していることにより、往復移動方向Bのうちの方向B1に移動することに伴いスカート20aにより搬送方向Aの上流側及び鉛直上方向C側に向けて気流を発生させ、往復移動方向Bのうちの方向B2に移動することに伴いスカート20bにより搬送方向Aの上流側及び鉛直上方向C側に向けて気流を発生させる。すなわち、キャリッジ6を往復移動方向Bに往復移動させることに伴い、所定の誘導方向(搬送方向Aの上流側及び鉛直上方向C側)にミストを誘導させることが可能な構成になっている。なお、本実施例の記録装置1は、キャリッジ6に対して気流の向う一方向である搬送方向Aの上流側に回収口16を備える構成であるが、キャリッジ6に対して気流の向う別の一方向である鉛直上方向C側に回収口16を備える構成としてもよく、キャリッジ6に対して搬送方向Aの上流側と鉛直上方向C側の両方に回収口16を備える構成としてもよい。
ここで、本実施例の記録装置1の回収部13について説明する。
ここで、図12は、回収部13の内部の回収室41を表す概略斜視図である。また、図12と合わせて図7を用いて、本実施例の回収部13とキャリッジ6及び送風部12との位置関係を説明する。
図7で表されるように、搬送方向Aにおいて、キャリッジ6の往復移動方向Bにおける移動領域(記録領域に対応)よりも下流側には、搬送方向Aにおける上流側に向けて(方向W1の)気流を送風可能な送風部12が設けられ、該移動領域よりも上流側には、回収部13が設けられている。このように回収部13が配置されていることにより、記録領域で発生したインクのミストを効率よく回収可能にしている。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、インクを吐出する記録ヘッド7と、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを回収口16から回収する回収部13と、を備えている。また、上記のように、本実施例の記録装置1は、図5で表されるように吸引ファン15を備えているが、吸引ファン15は図12で表されるダクト42を介して回収室41と接続されている。このため、本実施例の記録装置1は、回収部13からインクのミストが逆流することを好適に抑制することができる構成になっている。
ここで、本実施例の記録装置1についてまとめると、本実施例の記録装置1は、媒体にインクを吐出する記録ヘッド7を有し往復移動方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、6に設けられインクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを誘導方向(例えば図7における方向W1)に誘導するスカート20と、キャリッジ6の移動範囲に対して誘導方向の下流側に設けられミストを回収可能な回収口16と、を備えている。このため、記録ヘッド7からインクを吐出することに伴って発生する該インクのミストを効率よく回収することができる構成になっている。
また、図7、図9、図10及び図11で表されるように、本実施例のスカート20は、三角錐形状をしており、キャリッジ6の往復移動に伴って誘導方向に気流を発生させる斜面が設けられている。このため、このような簡単な構成で誘導部を形成している。
また、本実施例のスカート20は、図11で表されるように、搬送方向Aの下流側から上流側に向けて細くなる形状をしているので、キャリッジ6の往復移動に伴う誘導方向は、インクの吐出方向(鉛直上方向Cに沿う方向)及び往復移動方向Bと共に交差する交差方向である搬送方向Aの下流側から上流側に向かう方向のベクトル成分を有している。このため、本実施例の記録装置1の構成において回収口16を設けやすい位置に回収口16を設けることができている。そして、図12で表されるように、往復移動方向Bに沿って回収口16を設けているので特に効率よくインクのミストを回収することができる構成になっている。
また、本実施例のスカート20は、図9及び図10で表されるように、鉛直上方向Cに向けて細くなる形状をしているので、キャリッジ6の往復移動に伴う誘導方向は、インクの吐出方向(鉛直下方向)とは反対方向(鉛直上方向C)のベクトル成分を有している。このため、記録ヘッド7のノズル形成面などから離れる方向にミストを誘導するので、ミストを記録ヘッド7のノズル形成面などに付着させることを抑制しつつミストを回収することができる構成になっている。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、回収口16から回収したミストの排出部としての吸引ファン15を備えている。このため、記録装置1内にミストが溜まり記録装置1に悪影響を与えることを抑制している。
[実施例2](図13及び図14)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図13は本実施例のキャリッジ6及びその周辺を表す概略側面図であり、実施例1の記録装置1のキャリッジ6及びその周辺を表す図7に対応している。また、図14は本実施例のキャリッジ6を表す概略平面図であり、実施例1の記録装置1のキャリッジ6を表す図11に対応している。
なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、回収部13の構成とスカート20の形状とが実施例1の記録装置1と相違する。
図13で表されるように、本実施例の記録装置1は、実施例1の記録装置1のような送風部12を備えない(詳細には該送風部12に対応する送風ファン14及び送風ファンモーター17も備えない)代わりに、対応する位置(キャリッジ6の移動範囲よりも搬送方向Aの下流側)に回収部13(回収口16)が形成されている。すなわち、本実施例の記録装置1は、キャリッジ6の移動範囲に対する搬送方向Aの上流側と下流側とに、回収部13(回収口16)を備えている。なお、本実施例の記録装置1における搬送方向Aの上流側と下流側の回収部13は、実施例1の回収部13と同様の構成になっている。
また、本実施例のスカート20(スカート20a及び20b)は、図14で表されるように、平面視で中央部分から搬送方向Aの上流側及び下流側に向かうにつれて細くなる形状をしている。すなわち、本実施例のスカート20は、キャリッジ6の往復移動に伴い、ミストの誘導方向をインクの吐出方向及び往復移動方向Bと共に交差する交差方向のうちの一方向側(図13の方向W1側)と他方向側(図13の方向W2側)とに分流させる構成になっている。このため、一方向側と他方向側とに設けられた回収口16から特に効率よくインクのミストを回収することができる構成になっている。
また、本実施例の回収口16は、図13で表されるような側面視、或いは、正面視(すなわち、インクの吐出方向及び往復移動方向Bと共に交差する交差方向から見た場合)で、キャリッジ6の高さ(インクの吐出方向におけるキャリッジ6の長さ)L1以上に開口している(開口高さL2がキャリッジ6の高さL1よりも大きい)。すなわち、インクの吐出方向において広く開口している。このため、特に効率よくインクのミストを回収することができる構成になっている。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…記録装置(液体吐出装置)、2…粘着性ベルト、3…搬送機構、4…記録機構、
5…サブキャリッジ、6…キャリッジ、7…記録ヘッド(吐出部)、8…駆動ローラー、
9…従動ローラー、10a、10b…レール、11a、11b…パイプ、
12…送風部、13…回収部、14…送風ファン、15…吸引ファン(排出部)、
16…回収口、17…送風ファンモーター、18…吸引ファンモーター、
20、20a、20b…スカート(誘導部)、21…サブキャリッジファン、
22…サブキャリッジファンモーター、23…制御部、24…CPU、
25…システムバス、26…ROM、27…RAM、28…ヘッド駆動部、
29…モーター駆動部、30…キャリッジモーター、31…搬送モーター、
32…繰出モーター、33…巻取モーター、34…入出力部、35…PC、
37…サブキャリッジ5の取付部、38、38a、38b…端部、
41…回収室、42…ダクト、
L1…キャリッジ6の高さ(インクの吐出方向におけるキャリッジ6の長さ)、
L2…回収口16の開口高さ

Claims (7)

  1. 媒体に液体を吐出する吐出部を有し、往復移動方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに設けられ、前記液体が前記吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを誘導方向に誘導する誘導部と、
    前記キャリッジの移動範囲に対して前記誘導方向の下流側に設けられ、前記ミストを回収可能な回収口と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記誘導部は、前記キャリッジの往復移動に伴って前記誘導方向に気流を発生させる斜面が設けられることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
    前記誘導方向は、前記液体の吐出方向及び前記往復移動方向と交差する交差方向のベクトル成分を有することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置において、
    前記誘導部は、前記誘導方向を前記交差方向のうちの一方向側と他方向側とに分流させることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記誘導方向は、前記液体の吐出方向とは反対方向のベクトル成分を有する方向であることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記回収口から回収した前記ミストの排出部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記回収口は、前記液体の吐出方向及び前記往復移動方向と交差する交差方向から見て、前記液体の吐出方向における前記キャリッジの長さ以上に開口していることを特徴とする液体吐出装置。
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