JP6551653B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、被記録媒体などの媒体にインクなどの液体を吐出する液体吐出装置が開示されている。このような液体吐出装置においては、該液体のミストが該液体の吐出部などに付着して溜まり、そのミストが媒体に垂れて媒体を汚してしまう場合があった。このため、ミストが液体の吐出部などに付着することを抑制する技術が開示されている。
例えば、特許文献1及び2には、インクを吐出部から吐出することに伴って発生するインクのミストを回収する回収部を備えた液体吐出装置が開示されている。なお、特許文献1及び2の液体吐出装置は、吐出部を有するキャリッジを往復移動方向に往復移動させて記録する構成である。
特開2004−237691号公報 特開2014−195887号公報
媒体に液体を吐出する吐出部を有し往復移動方向に移動可能なキャリッジを備える液体吐出装置において、該キャリッジの移動領域に、該液体のミストが多く存在すると、媒体にミストが付着する場合や、吐出部にミストが付着して吐出精度が低下して該液体が吐出された媒体の品質(例えば記録品質)が低下する場合がある。
ここで、特許文献1及び2の液体吐出装置は、インクを吐出部から吐出することに伴って発生するインクのミストを、キャリッジの移動領域から好適に移動させる(回収する)ことができるが、構成が複雑であった。
そこで、本発明の目的は、媒体に液体を吐出する吐出部を有し往復移動方向に移動可能なキャリッジの移動領域から、該液体が該吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを、簡単な構成で、移動させることである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、媒体に液体を吐出する吐出部を有し、往復移動方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う筐体と、前記キャリッジの前記往復移動によって生じる気流を受け入れる気流受入室と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記気流受入室は、前記往復移動方向に延設され、該往復移動方向の両端に前記気流の受入口を有することを特徴とする。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記気流受入室は、前記液体が前記吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部を有することを特徴とする。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第3の態様において、前記捕捉部は、一部が前記気流受入室内部に固定され、前記気流により姿勢を変更可能なフィルターであることを特徴とする。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記気流受入室は、排気可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記気流受入室は、逆流防止部を有することを特徴とする。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第6の態様において、前記キャリッジの前記往復移動における移動領域に、前記気流受入室とは別の経路から、気流を流入可能な気流流入部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、媒体に液体を吐出する吐出部を有し往復移動方向に移動可能なキャリッジの移動領域から、該液体が該吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを、簡単な構成で、移動させることができる。
本発明の実施例1の記録装置を表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置を表す概略側面断面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略平面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略正面図。 本発明の実施例1の記録装置のキャリッジを表す概略側面図。 本発明の実施例1の記録装置を表すブロック図。 本発明の実施例1の記録装置の記録機構を表す概略斜視図。 本発明の実施例1の記録装置の記録機構を表す概略正面図。 本発明の実施例2の記録装置の記録機構を表す概略正面図。 本発明の実施例3の記録装置の記録機構を表す概略正面図。 本発明の実施例4の記録装置の記録機構を表す概略正面図。
[実施例1](図1〜図10)
以下に、本発明の液体吐出装置としての一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。
図1及び図2は、本実施例の記録装置1の概略斜視図である。また、図3は本実施例の記録装置1の概略側面断面図である。なお、図2は、記録装置1の内部の説明が分かりやすいよう、筐体12など、構成部材の一部を取り外した状態を表している。
本実施例の記録装置1は、粘着剤が付着された支持面で被記録媒体(媒体)を支持する粘着性ベルト2(無端ベルト)により被記録媒体を搬送方向Aに搬送する搬送機構3を備えている。また、ロール状の被記録媒体をセット可能であり、該被記録媒体を搬送機構3に繰り出すことが可能な不図示の繰出部を備えている。また、搬送機構3による被記録媒体の搬送領域に、吐出部としての記録ヘッド7(図4参照)を備えたキャリッジ6を被記録媒体の搬送方向Aと交差する往復移動方向Bに往復走査させて記録する記録機構4を備えている。さらに、記録機構4において記録がなされた被記録媒体を巻き取ることが可能な不図示の巻取機構を備えている。
本実施例の搬送機構3は、繰出部から繰り出された被記録媒体を載置して搬送する粘着性ベルト2と、粘着性ベルト2を移動させる駆動ローラー8と、従動ローラー9と、を備えている。被記録媒体は粘着性ベルト2の支持面に貼り付けられて載置される。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、このような構成の搬送機構3を備えているが、このような構成の搬送機構に限定されず、被記録媒体を移動式の支持トレイなどに支持させて搬送する構成や、被記録媒体をローラー対などにより搬送させる構成などとしてもよい。さらには、被記録媒体を支持部に固定させ、固定された被記録媒体に対して記録ヘッド7を移動させて記録する、所謂フラッドベッドタイプの記録装置としてもよい。
記録機構4は、インク(液体)を吐出可能な記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復移動方向Bに往復移動させるキャリッジモーター30(図8参照)を有している。
本実施例の記録装置1は、記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復走査させて記録するが、記録走査中(キャリッジ6の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体の搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、キャリッジ6の往復走査と被記録媒体の搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、キャリッジ6の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体を間欠搬送(粘着性ベルト2を間欠移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1の骨格部を構成するパイプ11aには往復移動方向Bに延設されるレール10aが構成され、本実施例の記録装置1の骨格部を構成するパイプ11bには往復移動方向Bに延設されるレール10bが構成されている。そして、本実施例のキャリッジ6は、レール10a及びレール10bに不図示の軸受部が受けられることで、往復移動方向Bへの移動がレール10a及びレール10bにガイドされる。
また、図3で表されるように、本実施例の記録機構4は、筐体12と壁部16とにより、キャリッジ6の移動領域18と、後述する気流受入室13と、キャリッジ6にデータ及び信号を送信するためのケーブルなどを収容したケーブル収容部36と、に仕切られている。そして、このような構成により、キャリッジ6の移動領域18でインクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを気流受入室13に移動させることを可能にしているとともに、該ミストがケーブル収容部36に侵入するのを抑制している。
次に、本実施例の記録装置1のキャリッジ6について説明する。
図4から図7は、本実施例のキャリッジ6の概略図を表している。このうち、図4は本実施例のキャリッジ6の概略斜視図、図5は本実施例のキャリッジ6の概略平面図、図6は本実施例のキャリッジ6の概略正面図、図7は本実施例のキャリッジ6の概略側面図、を表している。
なお、本実施例のキャリッジ6は複数の記録ヘッド7を有するサブキャリッジ5が複数(6つ)取り付けられるが、図4及び図5は、各サブキャリッジ5に設けられた複数の記録ヘッド7の配置がわかるように透視図となっている。
図5及び図6で表されるように、本実施例のキャリッジ6には、複数(6つ)のサブキャリッジ5を取り付け可能である。そして、図4及び図5で表されるように、各サブキャリッジ5には、複数の記録ヘッド7が互い違い(stagger)に配置されている。なお、各サブキャリッジ5には、複数の記録ヘッド7の他に、基板などが内部に構成されており、図6で表されるように、該基板を冷却するためのサブキャリッジファン21が設けられている。
サブキャリッジファン21は、サブキャリッジ5の内部に気流を送る(送風する)ことで、サブキャリッジ5の内部の温度上昇を抑制するものなので、インクのミストがサブキャリッジファン21の周辺にあると該ミストをサブキャリッジ5の内部に送ってしまい、基板などにミストを付着させる虞がある。
このため、本実施例の記録装置1は、基板などへのミストの付着を抑制するために、上記のとおり、キャリッジ6の移動領域18からミストを気流受入室13に移動させることが可能な構成にしている。
また、記録ヘッド7から吐出されたインクのミストが上側に舞い上がり、該ミストがサブキャリッジ5に付着することを抑制するための枠状部37が設けられている。枠状部37は、記録ヘッド7に近くミストが多い領域に対して、ミストが舞い上がってくるのを抑制してサブキャリッジ5の上側の領域をミストの少ない領域に保つセパレーターの役割をしている。
さらに、往復移動方向Bにおける枠状部37の外側に、キャリッジファン20が設けられた気流発生部38a及び38bが設けられている。別の表現をすると、往復移動方向Bにおける枠状部37の外側に設けられた気流発生部38a及び38bには、搬送方向Aの下流側に設けられた開口部39付近に、搬送方向Aの上流側の開口部40に向かって気流を発生させるキャリッジファン20が設けられている。
ここで、本実施例のキャリッジ6は、制御部23の制御により、記録中(キャリッジ6を往復移動方向Bに移動させつつ記録ヘッド7からインクを吐出させている最中)、キャリッジファン20を駆動させ、キャリッジ6の移動領域18における往復移動方向Bから見て記録ヘッド7と重ならない位置(搬送方向Aの上流側)にミストを移動させることができる。
このように本実施例のキャリッジ6は、枠状部37、気流発生部38a及び38bが設けられていることで、特にミストの影響を受けにくい構成になっている。しかしながら、本発明は、このような構成のキャリッジを備える記録装置に限定されない。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図8は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、記録ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動部28と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、キャリッジモーター30、搬送モーター31、繰出モーター32、巻取モーター33、キャリッジファンモーター19及びサブキャリッジファンモーター22を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
ここで、キャリッジモーター30は、記録ヘッド7を備えたキャリッジ6を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター31は、駆動ローラー8を駆動するためのモーターである。また、繰出モーター32は、不図示の繰出部にセットされた被記録媒体を搬送機構3に送り出すための繰出部の駆動モーターである。また、巻取モーター33は、記録がなされた被記録媒体を巻き取るために不図示の巻取機構を駆動させるための駆動モーターである。また、キャリッジファンモーター19は、キャリッジファン20を駆動するためのモーターである。そして、サブキャリッジファンモーター22は、サブキャリッジファン21を駆動するためのモーターである。
さらに、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部34と接続されており、入出力部34は、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC35と接続されている。
次に、本実施例の記録装置1の要部である気流受入室13について説明する。
ここで、図9は、本実施例の記録装置1の記録機構4の一部であるキャリッジ6の移動領域18及び気流受入室13を表す概略斜視図である。また、図10は、本実施例の記録装置1の記録機構4の一部であるキャリッジ6の移動領域18及び気流受入室13を表す概略正面図である。なお、図10のうち、図10(A)はキャリッジ6が往復移動方向Bのうちの方向B1に移動する際のキャリッジ6の移動領域18及び気流受入室13における気流W1を合わせて表す図であり、図10(B)はキャリッジ6が往復移動方向Bのうちの方向B2に移動する際のキャリッジ6の移動領域18及び気流受入室13における気流W2を合わせて表す図である。
図9で表されるように、本実施例のキャリッジ6は、該キャリッジ6の移動領域18において、ポジションP1からポジションP2までの該キャリッジ6の移動範囲R1を、往復方向Bに移動可能である。そして、本実施例の記録装置1は、キャリッジ6の移動領域18を覆う筐体12を備えており、図10(A)で表されるように、キャリッジ6が方向B1に移動することによってキャリッジ6の移動領域18から押し出される気流W1を受け入れ可能な気流受入室13を備えている。なお、気流受入室13は、図10(B)で表されるように、キャリッジ6が方向B2に移動することによってキャリッジ6の移動領域18から押し出される気流W2も受け入れ可能である。
すなわち、本実施例の記録装置1は、被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッド7を有し往復移動方向Bに移動可能なキャリッジ6と、キャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を受け入れる気流受入室13と、を備えている。
このため、本実施例の記録装置1は、このような構成、すなわち、気流受入室13を備えるという簡単な構成で、キャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を利用して、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる。
なお、「キャリッジ6の移動領域18を覆う」とは、本実施例の記録装置1のように、少なくともキャリッジ6の移動領域18を覆っていれば他の部分も含めて覆っていてもよく、密閉状態で覆っていることは要しない意味である。
また、図10(A)及び(B)で表されるように、本実施例の気流受入室13は、往復移動方向Bに延設されており、該往復移動方向Bの両端に気流W1及びW2の受入口49を有している。すなわち、本実施例の気流受入室13は、このような構成により、該往復移動方向Bにおける両方の移動方向B1及びB2において、該両端の受入口49から気流W1及びW2を受け入れることができる構成になっている。このため、効率的に、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる。
また、図9及び図10で表されるように、本実施例の気流受入室13は、往復移動方向Bにおける両端の受入口49の近傍に、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部17を有している。このため、キャリッジ6の移動領域18から移動させたミストを該捕捉部17により捕捉し回収することができる構成になっている。
なお、本実施例の捕捉部17は、気流を透過しミストを捕捉可能なフィルターであって気流受入室13に固定するタイプのフィルターで構成されているが、ミストを捕捉可能であれば捕捉部17の構成に特に限定はない。なお、ここでのフィルターは、付着した液体を吸収可能な吸収部材である。
[実施例2](図11)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図11は本発明の実施例2に係る記録装置1の記録機構4を表す概略斜視図であり、図11(A)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(A)に対応し、図11(B)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(B)に対応している。
なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、本実施例の記録装置1の要部である気流受入室13の構成のみが実施例1の記録装置1と相違する。
図10で表されるように、実施例1の気流受入室13は、気流受入室13に固定するタイプのフィルターで捕捉部17を構成していた。
一方、本実施例の気流受入室13は、図11で表されるように、一部(上部)が気流受入室13内部に固定されて気流受入室13内部にぶら下がった複数の可撓性のフィルター(吸収部材)で構成されている。このため、本実施例の捕捉部17は、気流W1及びW2により姿勢を変更可能であり、気流受入室13内部においてキャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を遮断することがない。すなわち、本実施例の記録装置1は、キャリッジ6の移動領域18からミストを有する気流W1及びW2を気流受入室13において効率的に受け入れ、気流受入室13内部でミストを捕捉し回収することができる構成になっている。
なお、本実施例の気流受入室13は、往復移動方向Bの両端部分に複数の可撓性のフィルターを有する構成であるが、このような構成に限定されず、気流受入室13内部全体に可撓性のフィルターが設けられる構成であってもよく、例えば、往復移動方向Bの中央部分が両端部分よりも高密度で可撓性のフィルターが設けられる構成であってもよい。
[実施例3](図12)
次に、本発明の実施例3に係る記録装置について説明する。
図12は本発明の実施例3に係る記録装置1の記録機構4を表す概略斜視図であり、図12(A)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(A)に対応し、図12(B)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(B)に対応している。
なお、上記実施例1及び2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、本実施例の記録装置1の要部である気流受入室13の構成のみが実施例1及び2の記録装置1と相違する。
図10で表されるように、実施例1の気流受入室13は、往復移動方向Bの一方の端部から気流W1及びW2を流入するとともに、往復移動方向Bの他方の端部から気流W1及びW2を流出させることが可能な構成であった。
一方、本実施例の気流受入室13は、図12で表されるように、記録装置1の外部につながるダクト41と接続され、該ダクト41を介して気流W1及びW2を排気可能に構成されている。なお、このことのみが実施例1の記録装置1と相違している。このため、キャリッジ6が移動することによってキャリッジ6の移動領域18から押し出される気流W1及びW2を受け入れやすくなっており、気流受入室13内にキャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を効率的に受け入れることができる構成になっている。
[実施例4](図13)
次に、本発明の実施例4に係る記録装置について説明する。
図13は本発明の実施例3に係る記録装置1の記録機構4を表す概略斜視図であり、図13(A)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(A)に対応し、図13(B)は実施例1の記録装置1の記録機構4を表す図10(B)に対応している。
なお、上記実施例1から3と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、本実施例の記録装置1の要部である気流受入室13の構成及び筐体12の一部の構成のみが実施例1から3の記録装置1と相違する。
図10で表されるように、実施例1から3の気流受入室13は、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部17を有している構成であった。
一方、本実施例の気流受入室13は、図13で表されるように、捕捉部17の代わりに、逆流防止部42を有している。このため、気流受入室13からキャリッジ6の移動領域18にミストを有する気流W1及びW2が逆流することを抑制できる構成になっている。
なお、本実施例の逆流防止部42は、搬送方向Aに沿う方向の回動軸43と、回動軸43を基準に回転方向Cに回動可能な蓋部44と、気流受入室13の内側から外側に向かう方向の蓋部44の回動を規制する規制部45と、を有している。そして、蓋部44が気流受入室13の内側に回動することで気流W1及びW2が気流受入室13内部に流入し、蓋部44が規制部45に規制されることで気流W1及びW2が気流受入室13外部に流出することが抑制される構成になっている。しかしながら、逆流防止部42の構成に特に限定はない。また、当然、気流受入室13の内部に捕捉部17を備えていてもよい。
また、本実施例の記録装置1の筐体12におけるキャリッジ6の移動領域18には、気流受入室13とは別の経路であって、気流W3及びW4を流入可能な気流流入部46を備えている。すなわち、本実施例の記録装置1は、気流流入部46、キャリッジ6の移動領域18、気流受入室13の順となる方向に気流W1からW4を生じさせることができる構成になっている。このため、本実施例の記録装置1は、効率的に、インクが記録ヘッド7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる構成になっている。
なお、本実施例の気流流入部46は、搬送方向Aに沿う方向の回動軸47と回動軸47を基準に回転方向Cに回動可能な蓋部48とを有し、筐体12の一部により気流流入部46の内側から外側に向かう方向の蓋部48の回動が規制される構成になっている。そして、蓋部48が気流流入部46の内側に回動することで気流W3及びW4が気流流入部46内部に流入し、蓋部48が筐体12の一部により規制されることで気流W3及びW4が気流流入部46外部に流出することが抑制される構成になっている。しかしながら、気流流入部46の構成に特に限定はない。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の液体吐出装置1は、媒体に液体を吐出する吐出部7を有し、往復移動方向Bに移動可能なキャリッジ6と、キャリッジ6の移動領域18を覆う筐体12と、キャリッジ6の前記往復移動によって生じる気流W1及びW2を受け入れる気流受入室13と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、キャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を受け入れる気流受入室13を備える。このため、気流受入室13を備えるという簡単な構成で、キャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を利用して、該液体が該吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる。
なお、「キャリッジ6の移動領域18を覆う」とは、少なくともキャリッジ6の移動領域18を覆っていれば他の部分も含めて覆っていてもよく、密閉状態で覆っていることは要しない意味である。
本発明の第2の態様の液体吐出装置1は、前記第1の態様において、気流受入室13は、往復移動方向Bに延設され、該往復移動方向Bの両端に気流W1及びW2の受入口49を有することを特徴とする。
本態様によれば、気流受入室13は、往復移動方向Bに延設され、該往復移動方向Bの両端に気流W1及びW2の受入口49を有する。すなわち、該往復移動方向Bにおける両方の移動方向B1及びB2において、該両端の受入口49から気流W1及びW2を受け入れることができる。このため、効率的に、液体が吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置1は、前記第1又は第2の態様において、気流受入室13は、前記液体が吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部17を有することを特徴とする。
本態様によれば、気流受入室13は、液体が吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部17を有する。このため、キャリッジ6の移動領域18から移動させたミストを該捕捉部17により捕捉し回収することができる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置1は、前記第3の態様において、捕捉部17は、一部が気流受入室13内部に固定され、気流W1及びW2により姿勢を変更可能なフィルターであることを特徴とする。
本態様によれば、捕捉部17は、一部が気流受入室13内部に固定され、気流W1及びW2により姿勢を変更可能なフィルターである。このため、気流受入室13内部においてキャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を遮断することなく、すなわち、キャリッジ6の移動領域18からミストを有する気流W1及びW2を気流受入室13において効率的に受け入れ、気流受入室13内部でミストを捕捉し回収することができる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、気流受入室13は、排気可能に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、気流受入室13は排気可能に構成されている。このため、気流受入室13内にキャリッジ6の往復移動によって生じる気流W1及びW2を効率的に受け入れることができる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、気流受入室13は、逆流防止部42を有することを特徴とする。
本態様によれば、気流受入室13は逆流防止部42を有する。このため、気流受入室13からキャリッジ6の移動領域18にミストを有する気流W1及びW2が逆流することを抑制できる。
本発明の第7の態様の液体吐出装置1は、前記第6の態様において、キャリッジ6の前記往復移動における移動領域18に、気流受入室13とは別の経路から、気流を流入可能な気流流入部46を備えることを特徴とする。
本態様によれば、キャリッジ6の往復移動における移動領域18に、気流受入室13とは別の経路から、気流W3及びW4を流入可能な気流流入部46を備える。すなわち、気流流入部46、キャリッジの移動領域18、気流受入室13の順となる方向に気流W1からW4を生じさせることができる。このため、効率的に、液体が吐出部7から吐出されることに伴い発生するミストを、キャリッジ6の移動領域18から移動させることができる。
1 記録装置(液体吐出装置)、2 粘着性ベルト、3 搬送機構、4 記録機構、
5 サブキャリッジ、6 キャリッジ、7 記録ヘッド(吐出部)、8 駆動ローラー、
9 従動ローラー、10a、10b レール、11a、11b パイプ、12 筐体、
13 気流受入室、16 壁部、17 捕捉部、18 キャリッジ6の移動領域、
19 キャリッジファンモーター、20 キャリッジファン、
21 サブキャリッジファン、22 サブキャリッジファンモーター、23 制御部、
24 CPU、25 システムバス、26 ROM、27 RAM、
28 ヘッド駆動部、29 モーター駆動部、30 キャリッジモーター、
31搬送モーター、32 繰出モーター、33 巻取モーター、34 入出力部、
35 PC、36 ケーブル収容部、37 枠状部、38a、38b 気流発生部、
39 開口部、40 開口部、41 ダクト、42 逆流防止部、43 回動軸、
44 蓋部、45 規制部、46 気流流入部、47 回動軸、48 蓋部、
49 受入口、P1 キャリッジ6のポジション、P2 キャリッジ6のポジション、
R1 キャリッジ6の移動範囲、W1、W2、W3、W4 気流

Claims (6)

  1. 媒体に液体を吐出する吐出部を有し、往復移動方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジの移動領域を覆う筐体と、
    前記キャリッジの前記往復移動によって生じる気流を受け入れる気流受入室と、
    を備え、
    前記気流受入室は、前記液体が前記吐出部から吐出されることに伴い発生するミストを捕捉可能な捕捉部を有し、
    前記捕捉部は、一部が前記気流受入室内部に固定され、前記気流により姿勢を変更可能な可撓性のフィルターであり、
    前記フィルターを複数備え、
    前記フィルターは、前記気流受入室における前記往復移動方向の両端部分に設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項に記載の液体吐出装置において、
    前記フィルターは、前記気流受入室における前記往復移動方向に沿って複数設けられており、前記往復移動方向の中央部分に設けられるフィルターの方が前記往復移動方向の両端部分に設けられるフィルターよりも高密度であることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体吐出装置において、
    前記気流受入室は、前記往復移動方向に延設され、該往復移動方向の両端に前記気流の受入口を有することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記気流受入室は、排気可能に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記気流受入室は、逆流防止部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項に記載の液体吐出装置において、
    前記キャリッジの前記往復移動における移動領域に、前記気流受入室とは別の経路から、気流を流入可能な気流流入部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
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