JP2003334973A - 印字カートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

印字カートリッジ及びインクジェット記録装置

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JP2003334973A
JP2003334973A JP2002147674A JP2002147674A JP2003334973A JP 2003334973 A JP2003334973 A JP 2003334973A JP 2002147674 A JP2002147674 A JP 2002147674A JP 2002147674 A JP2002147674 A JP 2002147674A JP 2003334973 A JP2003334973 A JP 2003334973A
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ink
gas
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print cartridge
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JP2002147674A
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Akira Nagatomo
彰 長友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録時に発生するインクミス
ト発生ガスを吸収し、回収することを目的とする。 【解決手段】 印字ヘッドとインクタンクを一体化した
印字カートリッジに、インクミストとガスを吸収するフ
ィルタを取り付け、印字カートリッジが、印字時に走査
方向に移動することで発生する空気流をフィルタに導
き、濾過する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出し
て記録媒体に記録を行うための印字カートリッジ及び、
これを使用するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー化が容易、低騒音、高速、
小型化、低価格化の要因により、インクジェット記録装
置が普及している。
【0003】このインクジェット記録装置は、記録の際
に、本来の記録に必要なインク滴の他に、非常に微細な
インク滴(以下、「インクミスト」という。)が多少な
りとも発生する。
【0004】このインクミストは、インクジェット記録
装置を長期間使用する間に、装置本体内に不着蓄積し、
記録媒体に汚れをつけたり、記録媒体の搬送手段に付着
すると、搬送負荷抵抗を増大したり、搬送精度に問題を
発生したりする等の不具合を発生する原因となってい
る。
【0005】また、インク滴及びインクミストが乾燥す
る際に、インクに含まれた有機化合物が蒸発することに
より、微少ではあるが、ガスを発生している。このガス
は、いずれ大気中に放出されるので、大気汚染を考える
と、放出量は少ないに越したことがない。
【0006】前記、不具合は超高速インクジェット記録
装置では、専用のインクミスト回収装置を設けて対応す
る場合が多かった。
【0007】インクミスト回収装置としては、例えばイ
ンクミストを含んだ空気をファンで吸い込むと共に、そ
の空気中のインクミストをフィルタで濾過する構成が多
く採用されている。
【0008】しかし、上記インクミスト回収装置は、小
型のインクジェット記録装置には、あまり採用されてい
ない。
【0009】これは、前記インクミスト回収装置を取り
入れると、装置の部品点数が増加してコストアップとな
ると共に、装置の小型化が困難となり、また従来の小型
インクジェット記録装置では、印字速度がそれほど速く
ないためにインクミストの発生量が少なく、インクミス
トによる不具合対策は重要でなかった為である。
【0010】また、微少ではあるが発生ガスの不具合に
ついても同様で、ガス回収装置は、発生量が少ない事
と、回収方法が難しいために、小型のインクジェット記
録装置には、採用されていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年の技術進歩によ
り、普及型インクジェット記録装置の記録速度が格段に
向上し、小型の記録装置であってもインクミスト及び発
生ガスの対策を考慮することが好ましくなってきてい
る。
【0012】しかし、ファンを使用するインクミスト回
収装置の構成は、前述のようにコストアップだけでな
く、装置が大型化するという課題があった。
【0013】また、装置内にフィルタを取り付けてイン
クミストを吸収したり、ガス吸収体を取り付けて発生ガ
スを吸収することも考えられるが、フィルタが汚れても
交換されない場合が多く、本来のインクミスト回収やガ
ス吸収機能が発揮されないおそれがある。
【0014】本発明は、従来の課題を解決する物であ
り、その目的は、小型のインクジェット記録装置でも大
型化することなく、インクミストやガスの回収機能が有
効に機能するようにした物である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では代表的な構成として、インクジェット記
録装置に装着可能な印字カートリッジにおいて、インク
を吐出する印字記録ヘッドと、インクを収納可能なイン
クタンクと、インクミストを吸収可能なフィルタと、ガ
スを吸収可能な吸収体とを有することを特徴とする。
【0016】また、記録ヘッドからインクを吐出して記
録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
インクを吐出する印字記録ヘッドと、インクを収納可能
なインクタンクと、インクミストを吸収可能なフィルタ
と、ガス吸収可能な吸収体とを一体的に有する印字カー
トリッジを搭載可能で、往復移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの移動に伴って流れる空気流路を形成す
るための分離部材とを有することを特徴とする。
【0017】上記構成において、印字カートリッジを搭
載したキャリッジを移動させて記録を行うと、移動によ
って装置内に空気流が発生する。記録の際に発生したイ
ンクミストおよびガスは、前記空気流に沿って流れ、印
字カートリッジに設けられているインクミスト吸収フィ
ルタやガス吸収体に回収される。
【0018】前記フィルタやガス吸収体は、印字カート
リッジと一体構成の為、印字カートリッジを交換すると
必ず新しいフィルタ、ガス吸収体に交換されるので、フ
ィルタやガス吸収体によるインクミスト及びガス回収効
果は、常に良好に保たれることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の実施
形態を順に説明する。
【0020】図1は、印字記録装置(プリンタ)の印字
部分の側断面図である。1は、印字ヘッドとインクタン
クなどを一体化した印字カートリッジ。2は、印字カー
トリッジを搭載したキャリッジ。3は、キャリッジを走
査方向に移動するための支持棒。4は、プラテン。6
は、印字媒体を排出するローラ。7は、印字媒体を案内
するガイド。8は、印字媒体を給紙(吸い込む)ロー
ラ。9は、印字媒体。10は、印字媒体を搭載するトレ
ー。
【0021】図2は、印字カートリッジ1の詳細図であ
る。11は、印字ヘッド12は、インクタンク。13
は、インクミスト吸収体と、ガス吸収体のフィルタ。
【0022】本構成による印字動作は、図1で示すよう
に、印字媒体(通常は紙など)9を給紙ローラ8により
吸い込み、ガイド7を通してプラテン4に移動する。
【0023】次に印字カートリッジは、パソコン(不図
示)から送られてきた印字信号により、印字動作を行
う。
【0024】この時に印字カートリッジは、図1の手前
と奥に走査するように移動しながらインクを吐出し、印
字媒体9に記録していく。
【0025】1走査による印字が終了すると、給紙ロー
ラ8により、印字媒体9が送られ次の1走査の位置まで
移動する。そして1走査の印字が行われる。
【0026】この繰り返しによって、印字媒体9の印字
動作が完了すると、排出ローラ6により、印字媒体9が
排出される。
【0027】この一連の印字動作中に印字カートリッジ
1の印字ヘッド11からは、インク滴が吐出されるが、
この吐出されたインク滴には、印字に関係ないインクミ
スト(微少なインク滴)が含まれる。
【0028】また、吐出されたインク滴及びインクミス
トが蒸発する際に、インクに含まれた水分やイソプロピ
ル・アルコールなどが蒸発成分として放出される。
【0029】この水分を除き、イソプロピル・アルコー
ルなどは、ガスとして放出されるが、事務所などで多数
のプリンタから放出される量は、無視できない量であ
る。
【0030】そこで、図2で示すように、インクミスト
とガス吸収体を一体にしたフィルタ13を印字カートリ
ッジに取り付けた。
【0031】次に印字時のインクミストとガスをフィル
タによって回収する状態を説明する。
【0032】図3と図4は、インクミストとガスをフィ
ルタで回収する状態を説明した図である。
【0033】図3と図4は、プリンタ(不図示)を正面
から見た図で、14は、キャリッジ。15は、キャリッ
ジが走査方向に移動する際の支持棒。16は、フィルタ
に空気流を有効に導入するための板。
【0034】図3では、印字カートリッジが向かって右
に移動する図で、印字時に発生したインクミストやガス
が、空気流により右から左にフィルタ13を通過して、
濾過されている所を示した物である。
【0035】図4では、図3と逆に印字カートリッジが
向かって左に移動する図で、印字時に発生したインクミ
ストやガスが、空気流によりフィルタ13を左から右に
通過して濾過されている状態を示した図である。
【0036】(第二の実施形態)実施形態1では、イン
クミストとガスを吸収するフィルタを印字カートリッジ
に設け、印字時に印字カートリッジがプリンタ内部を走
査方向に移動する際に発生する空気流をフィルタに通す
ことで、インクミストとガスを回収する構成を説明し
た。
【0037】しかし、ガスは印字ヘッドのノズル面から
も放出される為、印字カートリッジを使用しないで保管
する際には、保管箱に保存しなければならなかった、。
【0038】この保管箱に保存する動作が面倒で、保存
されない場合も多々あった。
【0039】また、実施形態1では、フィルタがある程
度の面積が必要なことから、印字カートリッジが大きく
なる不便さがあった。
【0040】そこで、本実施形態では、実施形態1で説
明したインクミストとガスを吸収するフィルタに印字ヘ
ッドをキャップするキャップと、インク吸収体を設け、
さらに折り畳み式とした。
【0041】次に本実施形態を説明する。
【0042】図5a、図5b,図5cにおいて、図5a
の21は、インクミストとガスを吸収するフィルタと、
印字ヘッドをキャップするキャップと、印字ヘッドから
流れたインクを吸収するインク吸収体とを一体化した物
である。22は、印字ヘッドとインクタンクを一体化し
た物である。
【0043】図5bの23は、印字ヘッド。24は、印
字ヘッドをキャップするキャップ。25は、印字ヘッド
から流れたインクを吸収するインク吸収体。26は、イ
ンクミストとガスを吸収するフィルタ。
【0044】図5cは、この印字カートリッジの使用時
を説明した図である。
【0045】図5aでは、この印字カートリッジの保管
時を示した図である。
【0046】この内部は、図5bで示すように、印字ヘ
ッド23をキャップ24で覆っている状態で、印字ヘッ
ドのノズル面からインクが多少流れてもインク吸収体2
5で、吸収することにより、流れ出ることを防止してい
る。
【0047】図5cでは、印字カートリッジの印字時の
使用状態を示した図である。
【0048】キャップ24とインク吸収体25と、イン
クミストとガスを吸収するフィルタ26を一体にした2
1を広げ、印字カートリッジが印字時に走査方向に移動
することにより発生する空気流をフィルタ26に通るよ
うにするのは、実施形態1の図3と図4の動作と同じで
ある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、イン
クミストやガスを回収する為に、新たに動力を使用する
ことなく、安価かつ小型にインクミストやガスを回収す
る事を可能にした。
【0050】これによって、インクミストがプリンタの
機内に付着して発生する不具合を防止すると共に、ガス
放出量を減らすことにより、プリンタの置かれている環
境を良好に保つ効果がある。
【0051】このインクミストを回収するフィルタは、
不織布などを使用し、ガス吸収体には、活性炭などが使
用できる。もちろん、これらの素材を限定する物ではな
い。
【0052】また、フィルタの形状は、限定されない。
【0053】また、フィルタ26とキャップ24とイン
ク吸収体25を一体化かつ折り畳み式にしたことによ
り、印字カートリッジの小型化および使い勝手を改善し
た効果が得られる。
【0054】これは、安価に量産性のある形で提供可能
である。
【0055】キャップ24とインク吸収体25の材料お
よび形状は、本実施形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字記録装置(プリンタ)の印字部分の側断面
図である。
【図2】印字カートリッジ1の詳細図である。
【図3】インクミストとガスをフィルタで回収する状態
を説明した図である。
【図4】インクミストとガスをフィルタで回収する状態
を説明した図である。
【図5】印字カートリッジの保管時、使用時を示した図
である。
【符号の説明】
1 印字カートリッジ 2 キャリッジ 3 支持棒 4 プラテン 6 ローラ 7 ガイド 8 ローラ 9 印字媒体。 10 トレー 11 印字ヘッド 12 インクタンク。 13 フィルタ 14 キャリッジ 15 支持棒 16 フィルタに空気流を有効に導入するための板 21 フィルタと、キャップと、インク吸収体とを一体
化した物 22 印字ヘッドとインクタンクを一体化した物 23 印字ヘッド 24 キャップ 25 インク吸収体 26 フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に装着可能な印
    字カートリッジにおいて、 インクを吐出するための印字記録ヘッドと、 インクを収納可能なインクタンクと、 インク粒子を吸収可能なフィルタと、ガス吸収可能なフ
    ィルタと、を有することを特徴とする印字カートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 特許請求項1において、 印字記録ヘッドのキャップと、 インク吸収体と、 を有することを特徴とする印字カートリッジ。
JP2002147674A 2002-05-22 2002-05-22 印字カートリッジ及びインクジェット記録装置 Withdrawn JP2003334973A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182756A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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