JP2007268881A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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和彦 佐藤
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Abstract

【課題】 本発明は、回復処理手段や予備吐出動作やフチ無し印字や印字により発生する廃インクやインクミストを最小限の容積で最大限の容量を収容することができるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
【解決手段】 廃インクやインクミストをカウントするためのカウントデータを規定時間毎に格納し、規定時間後に非蒸発成分の廃インクカウントデータを保持し、蒸発成分の廃インクカウントデータを削除する廃インクカウンタ手段である回復処理カウンタ117、予備吐出カウンタ118、フチ無しインクカウンタ119、インクミストカウンタ120と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置に関する。
インク滴を吐出して記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録方式の記録装置においては、複数の微細な吐出口およびそれらに連通する液路(以下、これらを含めてノズルと称す)などを形成した記録ヘッドが用いられる。このインクジェット記録装置では、液路内のインクに吐出口から気泡や塵埃が混入したり、インクに含有される溶剤の蒸発に起因してインクが増粘あるいは固着したりすることがある。この場合、記録ヘッドの吐出性能は大幅に低下する。すなわち、記録ヘッドには、吐出されたインク滴の着弾誤差や、インク滴の不吐出などが生じる。こうした記録ヘッドの吐出性能低下を回避するため、従来は、ノズル内に生じた増粘インクあるいは固化したインクを排出し、ノズル内のインクをリフレッシュする処理が行われている。以下、この処理を、吐出回復処理と称す。
吐出回復処理を行う手段の一形態としては、記録ヘッドの吐出口形成面を覆うことが可能なキャップと、このキャップに連通するポンプを設けたものがある。この形態では、キャップによって吐出口形成面を覆い、ポンプによってキャップ内に負圧を発生させて記録ヘッドのノズルからインクを強制的に吸出する。このため、この吐出回復処理は、吸引回復処理とも言われている。
また、吐出回復処理としては、キャップを吐出口形成面に対向させた状態でノズル内に設けられたインク吐出エネルギー発生素子を駆動して、ノズルからキャップにインクを吐出させる。このとき、ノズル内の増粘したインクや、気泡および塵埃を含んだインクなどを吐出して、ノズル内のインクがリフレッシュされる(新しいインクが供給される)ので、吐出回復処理を行うことで吐出状態を良好にすることができる。この動作を予備吐出動作とも称する。
なお、吐出回復処理によって、キャップやポンプ、およびこれらに連通する廃インクチューブなどを含む吐出回復装置に受容されたインクは、廃インク収容手段である廃インクタンクであるメンテナンスカートリッジへと導かれる。これはキャップを大気に開放した状態でポンプを作動させるいわゆる空吸引という動作によって行われる。さらに、廃インクタンクには、吸引回復処理により吸引されたインクや、予備吐出されたインク、印字中に発生するインクミストやフチ無し印字時のメディア領域外のインクも導かれる。
一方、廃インク計算手段は、廃インクタンクに導かれた廃インクの量を、カウントすることで廃インク量を管理し、廃インクタンクから廃インクが溢れる前に報知する。しかしながら、小型化のために廃インク収容手段の容量を小さくすると交換頻度が著しく増えたり、蒸発率を計算して積算すると吐出回復処理を連続して行うことでインク漏れが発生したりする。また、蒸発率は、使用する温度や湿度の条件で異なる。更に吐出回復処理、予備吐出動作、印字時に発生するインクミスト、フチ無し印字時のメディア領域外のインク量のそれぞれを時間管理するためには、膨大なメモリー量が必要となりコスト増へとつながることで現実的ではない。なお、ここで言う予備吐出とは、記録動作の開始などにおいて、記録ヘッドのノズルの吐出性能を良好な状態に保つ目的で行われる画像の形成に寄与しないインクの吐出を意味する。そこで廃インク収容手段が現在収容しているインク量を、回復処理手段によって現在までに排出された排出量と回復処理手段による排出が行われ始めてから現在までの経過時間とから計算する方法が提案されている。(特許文献1参照)。また、特許文献2には、回復処理手段によって記録ヘッドより排出されたインク量を積算して廃インク収容手段に収容される廃インク量を算出する方法が提案されている。さらに、この特許文献2には、所定時間を経過する毎の廃インク量の算出においては、廃インク収容手段に収容される廃インク量を収容量に基づいて得られる収容量の変化分に基づいて再計算する方法が提案されている。
特開平6−210874号公報 特開平11−300989号公報
しかしながら、廃インク収容手段には、吐出回復処理による廃インク、予備吐出動作による廃インク、印字時に発生するインクミスト、フチ無し印字時のメディア領域外のインクと高頻度な複数のタイミングで廃インクが収容される。特に最大印字幅A2以上のインクジェット記録装置では、印字時に発生するインクミスト量が多いため、本体でインクミストを回収する手段を設けている。それにともない廃インク収容手段へ回収される廃インク量及びそのタイミングは、非常に高頻度で複数のタイミングである。また、吐出回復処理や予備吐出動作に関しても、A3以下のインクジェット記録装置に対して廃インク量及びそのタイミングは、高頻度で複数タイミングである。従って、それぞれのタイミングで発生する廃インクを記憶させて、経過時間に対して廃インク量を変換させることは、膨大な記憶領域を設ける必要があり、コストアップや装置体積の増加を招く。
すなわち、上記特許文献1及び2に記載のインクジョット記録装置では、回復手段による排出が行われてからの経過時間によって計算する方法であり、高頻度かつ複数のタイミングで廃インク量を記憶させるのには適していない。
本発明は上述の課題に着目してなされたもので、特にA2以上のインクジェット記録装置における廃インクの算出方法であり、記憶領域を膨大に確保することなく、最大限の廃インクを収容することが可能となるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の形態は、インクの吐出口を複数形成した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において、廃インク収容手段は、吐出回復処理によって発生する廃インク、予備吐出動作による廃インク、印字時に発生するインクミスト、フチ無し印字時のメディア領域外のインクをそれぞれ規定時間毎にデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することを特徴とする。
本発明によれば、廃インク収容手段に導かれる廃インクの算出の際に、規定時間毎のデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することで、インク蒸発を加味しない方法と比べて多量の廃インク収容することが可能となる。さらに、規定時間後に蒸発分を削除することで、記憶領域を膨大に確保することがないため、記憶領域の容量を小さくすることが可能となる。さらに、本体の小型化やコストダウンを図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置を上側から見た平面図である。
図1において、1は記録用紙(記録媒体)の搬送系ユニット(図示せず)を含む各種の機構部を備えた記録装置本体を示しており、この記録装置本体1と、これに搭載された後述の制御系とによりインクジェット記録装置が構成されている。なお、本実施形態における記録装置は、搬送系ユニットによって記録媒体をY方向に間欠的に搬送すると共に、記録ヘッド3を記録媒体の搬送方向であるY方向(副走査方向)と交差するX方向(主走査方向)に移動させながら記録を行うシリアル型の記録装置である。また、図1に示す記録装置本体1は、比較的大判の記録媒体(例えば、A1サイズ)への記録を行い得るよう、X方向におけるサイズを大型化した構成となっている。
また、図1において、2はキャリッジを示している。このキャリッジ2には、複数個(この実施形態では2個)の記録ヘッド3が搭載され、記録ヘッド3と共に記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動する。すなわち、キャリジ2は、X方向に沿って配置されたガイド軸4に沿って移動可能に支持されると共に、ガイド軸4と略平行に移動する無端ベルト5に固定されている。無端ベルト5は、キャリッジモータ(CRモータ)の駆動力によって往復移動し、それによってキャリッジ2をX方向(主走査方向)に往復移動させる。
また、本実施形態の各記録ヘッド3には、副走査方向に1200dpi(ドット/インチ)の密度で、1280個の吐出口が配列されている。さらに、記録ヘッド3の各液路には、インクを吐出口から吐出させるための吐出エネルギーを発生させるエネルギー発生素子が配置されている。このエネルギー発生素子として、本実施形態では、インクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その圧力によってインクを吐出させる電気熱変換体が用いられている。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、電気機械変換素子を用いることも可能である。なお、以下の説明においては、吐出口と液路とを含めてノズルと称す。キャリッジ2に搭載される記録ヘッドには、それぞれ6個の異なる色材を含有したインクが供給される。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクの他に、形成する画像の粒状感の低減を目的として使用される淡シアン、淡マゼンタのインクを加えた計6色のインクが各記録ヘッド3にそれぞれ供給される。
図2は本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置を横側から見た断面図である。
図2において、7は記録ヘッド3の各吐出口からのインク吐出性能を良好な状態に保つための回復処理装置を示している。この回復処理装置7は、記録装置本体1の所定の位置に保持固定されており、後述の吸引回復機構7A,7Bと、ワイピング回復機構9とを備える。吸引回復機構7A,7Bは、回復処理の一形態である吸引回復処理を行う。ここで、吸引回復処理とは、記録ヘッドに形成された複数のノズルから強制的にインクを吸引することによって、ノズル内のインクを吐出に適した状態のインクに置き換える処理である。具体的には、この吸引回復機構7A,7Bでは、吐出口形成面をキャップで覆うと共に、そのキャップに連通するポンプによってキャップ内に負圧を発生させ、その負圧によって吐出口からインクを強制的に吸引する。なお、各吸引回復機構7A,7Bは、それぞれ記録ヘッド3の3つのインクに対して吸引回復処理を行う。強制的に吸引された廃インクは、廃インクを収容するメンテナンスカートリッジ10へと流れ込む。
また、回復処理の他の形態としては予備吐出がある。この予備吐出は、記録動作に寄与しないインク吐出を予備吐出インク収容部8A及び8Bに対して行い、記録ヘッドの各ノズル内のインクを吐出に適した状態に保つ処理である。この予備吐出は、主として記録動作の開始時あるいは終了時などにおいて行われる。さらに、記録動作中に所定間隔毎に行われることもある。
また、画像形成時に発生するインクミストは、本体内部で拡散されるが、画像へ付着することで、画像品位を低下させたり、機内のセンサ等に付着して誤動作をさせたりしないために、インクミスト収容部11へと回収される。
更に、フチ無し画像を形成する場合には、メディア領域外へも若干はみ出して印字を行うことでフチ無し画像を形成している。このメディア領域外へ印字されたインクは、フチ無しインク収容部12A、12B及び12Cへと流れ込む。
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の記録装置本体1に搭載される制御系(制御手段)の構成を示すブロック図である。図3において、100は主制御部を示している。この主制御部100は、演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPU101と、このCPU101によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM102を備える。さらに、種制御部100は、インクの吐出/非吐出を表す2値の記録データを格納するバッファおよびCPU101による処理のワークエリア等として用いられるRAM103と、入出力ポート104などを備える。このRAM103には、後述する廃インク算出の際に用いられる各種パラメータも格納される。
前記入出力ポート104には、前述の搬送ユニットにおける搬送モータ(LFモータ)112、キャリッジモータ(CRモータ)113、記録ヘッド3、および回復処理装置7などの各駆動回路105,106,107,109が接続されている。また、入出力ポート104には、記録ヘッドの温度を検出するヘッド温度センサ(ヘッド温度検出手段)114や、キャリッジ2に固定されたエンコーダセンサ110が接続されている。さらに、入出力ポート104には、本体1の使用環境である温度と湿度を検知する温湿度センサ115などのセンサ類も接続されている。また、前記主制御部100はインターフェース回路111を介してホストコンピュータ116に接続されている。
117は回復処理装置7によって記録ヘッド3から強制的にインクを排出させた場合に、そのインク量をカウントする回復処理カウンタである。また、118は、印字開始前や印字終了時、印字中に行われる予備吐吐出をカウントする予備吐出カウンタである。そして、119は、フチ無し印字を行う場合にメディア領域外に印字されるインクをカウンタするフチ無しインクカウンタであり、更に、120は、印字中に発生するインクミストをカウントするインクミストカウンタである。
次に、以上の構成を有するインクジェット記録装置によって実行される記録動作および廃インクカウンタ方法を説明する。
まず、記録動作の概略を説明する。
ホストコンピュータ116からインターフェースを介して記録データを受信すると、その記録データはRAM103のバッファに展開される。そして、記録動作が指示されると、不図示の搬送ユニットが作動し、記録媒体を記録ヘッド3との対向位置へと搬送する。ここで、キャリッジ2はガイド軸4に沿って主走査方向(X方向)へと移動する。キャリッジ2の移動に伴って、記録ヘッド3からはインク滴が吐出され、記録用紙に1バンド分の画像が記録される。この後、搬送ユニットにより、記録媒体はキャリッジ2と直交する方向(副走査方向)に1バンド分だけ搬送される。以上の動作を繰り返すことにより、記録媒体には所定の画像が形成される。
なお、キャリッジ2の位置は、キャリッジ2の移動に伴ってエンコーダセンサ110から出力されるパルス信号を主制御部100でカウントすることにより検出される。すなわち、エンコーダセンサ110は、主走査方向に沿って配置されたエンコーダフィルム6(図1参照)に一定の間隔で形成された検出部を検出することによってパルス信号を主制御部100へ出力する。主制御部100はこのパルス信号をカウントすることにより、キャリッジ2の位置を検出する。キャリッジ2のホームポジションおよびその他の位置への移動は、エンコーダセンサ110からの信号に基づいて行われる。
次に、本実施形態によって実行される廃インクカウント方法について説明する。
廃インクをカウントすることは、次の4つの場合がある。
一つめは、記録ヘッド3の長期間の放置後や、ある所定のドット数以上の印字が行われた場合に回復処理装置7によって記録ヘッド3から強制的にインクを排出させる。この時、回復処理カウンタ117では、回復処理によってメンテナンスカートリッジ10へと流れ込んだ廃インク量を規定時間毎に格納し、規定時間後に非蒸発分の廃インク量を保持し、蒸発分の廃インク量を削除することを行う。非蒸発分と蒸発分のそれぞれの割合は、回復処理が行われた温度及び湿度によって異なる。従って、回復処理カウンタ117は、温湿度センサ115からの情報を受けて非蒸発分と蒸発分の割合を確定させる。回復処理装置7による記録ヘッド3からの強制的なインク排出は、本体の操作パネルに設けられたクリーニングボタンやプリントドライバーに設けられたクリーニングコマンドによって行われる場合もある。
二つめは、良好な画像を形成するために画像形成前に予備吐出インク収容部8Aに行う予備吐出動作によって発生する廃インクをカウントする予備吐出カウンタ118である。また、印字終了後、記録ヘッド3のインク吐出口に溜まった、異なる色のインクをノズル内に混入させないために予備吐出動作を行う。更に印字中には、インク吐出口の表面でインクが乾燥することで発生する吐出不良を改善させるために予備吐出インク収容部8Aおよび8Bに予備吐出動作を行う。これらすべての予備吐出動作によって発生した廃インクは8Aおよび8Bへと流れ込み、予備吐出カウンタ118が、これら廃インクを規定時間毎に格納し、規定時間後に非蒸発分の廃インク量を保持し、蒸発分の廃インク量を削除することを行う。非蒸発分と蒸発分のそれぞれの割合は、回復処理が行われた温度及び湿度によって異なる。従って、予備吐出カウンタ118は、温湿度センサ115からの情報を受けて非蒸発分と蒸発分の割合を確定させる。
三つめは、フチ無し画像を形成する場合、メディア領域外に若干はみ出して印字を行う時に発生する廃インクをカウントするフチ無しインクカウンタ119である。フチ無しインク収容部12A、12B及び12Cに印字されて流れ込んだ廃インクは、フチ無しインクカウンタ119が、これら廃インクを規定時間毎に格納し、規定時間後に非蒸発分の廃インク量を保持し、蒸発分の廃インク量を削除することを行う。非蒸発分と蒸発分のそれぞれの割合は、回復処理が行われた温度及び湿度によって異なる。従って、フチ無しインクカウンタ119は、温湿度センサ115からの情報を受けて非蒸発分と蒸発分の割合を確定させる。
四つめは、画像形成時に発生するインクミストをカウントするインクミストカウンタ120である。画像形成時に発生したインクミストは、キャリッジ2の往復動作によって本体内部で拡散されるが、本体に設けられたインクミスト収容部11へと回収される。このインクミスト収容部11へと回収されたインクミストは、インクミストカウンタ120がこれら廃インクを規定時間毎に格納し、規定時間後に非蒸発分の廃インク量を保持し、蒸発分の廃インク量を削除することを行う。非蒸発分と蒸発分のそれぞれの割合は、回復処理が行われた温度及び湿度によって異なる。従って、インクミストカウンタ120は、温湿度センサ115からの情報を受けて非蒸発分と蒸発分の割合を確定させる。
次に、上記実施形態における実施例の廃インクカウント方法と、従来の廃インクカウント方法による比較例について述べる。
(比較例)
この比較例におけるインクジェット記録装置では、以下のような廃インクカウントを実行した。
A:回復処理による廃インクカウント
・蒸発制御なし
B:予備吐出による廃インクカウント
・蒸発制御なし
C:フチ無し印字による廃インクカウント
・蒸発制御なし
D:インクミストによる廃インクカウント
・蒸発制御なし
(実施例)
この実施例におけるインクジェット記録装置では、以下のような廃インクカウントを実行した。
A:回復処理による廃インクカウント
・蒸発制御あり
B:予備吐出による廃インクカウント
・蒸発制御あり
C:フチ無し印字による廃インクカウント
・蒸発制御あり
D:インクミストによる廃インクカウント
・蒸発制御あり
ここで、A、B、C、Dいずれかの廃インクカウントが実行されたタイミングを初期値として、規定時間毎に廃インクをカウントさせる。初期値のタイミングは、最初に電源を入れた時など、廃インクカウントが実行される前であるならば問題ではない。
本発明の実施例では、廃インクを格納するメモリー領域を24時間間隔で5個持たせる。各メモリー領域に格納された廃インクカウントデータは、カウントを開始してから120時間未満のときには、廃インク量を100%保持している。120時間経過後に、各メモリー領域に格納された廃インクカウントデータは、表1の係数を乗じた非蒸発成分の廃インクカウント値のみ保持され、蒸発成分の廃インクカウント値はリセットされる。
蒸発係数及び非蒸発係数は、廃インクカウントデータを保持している間に検出できる温湿度センサからの情報に基づいて決定すればよい。例えば、廃インクカウントデータ保持時間中の平均温度及び平均湿度から決定しても、廃インクカウントデータがそれぞれ格納された時点での温度及び湿度から決定してもよい。また、それぞれのデータが格納されてから温度及び湿度の経緯を反映させることも可能である。
回復手段により発生する廃インク量が、廃インク収容手段であるメンテナンスカートリッジ10に収容可能な量であるか判断し、収容可能であると判断された場合には、蒸発制御を加味した廃インクカウントを実行する。しかし、収容可能でないと判断された場合には、回復手段の実行を警告及び禁止する。また、廃インク収容手段である予備吐出収容部8A、8Bは、印字前後や印字中に発生する予備吐出量が、収容可能である場合は、蒸発制御を加味した廃インクカウントを実行するが、収容可能でない場合は、印字の実行を警告及び禁止する。同様に、フチ無し印字により発生する廃インク量が、廃インク収容手段であるフチ無しインク収容部12A、12B、12Cに収容可能な量であるか判断し、収容可能であると判断された場合は蒸発制御を加味した廃インクカウントを実行する。また、収容可能でないと判断された場合はフチ無し印字の実行を警告及び禁止する。更に廃インク収容手段であるインクミスト収容部11は、印字により発生する廃インク量が、収容可能である場合は、蒸発制御を加味した廃インクカウントを実行するが、収容可能でない場合は、印字の実行を警告及び禁止する。
比較例は、表2のように蒸発制御を実施しない場合である。比較例は、廃インクカウントデータがすべて積算されてしまうため、廃インク収容手段の収容量満杯警告、交換及び禁止メッセージを早期に実施しなければならなくなる。それを回避するためには、本体を大型化し、収容量を膨大に確保する必要があり、その結果、コストアップにもつながる。
廃インクカウントデータをすべて個別にカウントされてからの経過時間を管理することで蒸発制御することも可能であるが、データ量が膨大となるため、多くの記憶領域を確保する必要がある。その結果、記憶素子の増量に伴うコストアップや装置の大型化を招き好ましくない。
本発明を実行することで、規定時間毎に廃インクカウントデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分の廃インクカウント値を保持し、蒸発成分の廃インクカウント値をリセットすることで、多量の廃インクを収容することが可能となる。本発明を実行すると、同じサイズの廃インク収容手段に対して比較例よりも多くの廃インクを収容することが可能となる。その際、本体大型化や記憶領域拡大、コストアップをすることなく達成している。つまり、本発明によると、廃インク収容手段により多くの廃インクを収容できるため、廃インク収容手段を小さくすることが可能となり、記録装置本体を小型化することができる。また、廃インクカウント値をリセットするため、廃インク量算出のために小さい記憶領域を確保するだけで良く、メモリ容量を小さくできる。さらに、装置の小型化、メモリ容量を小さくできることにより、コスト削減にも効果がある。
本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用紙等、さらには、金属などの記録媒体を用いる機器すべてに適用可能である。具体的な適用機器としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や、工業用生産機器などを挙げることができる。また、本発明は、大型の記録媒体に対して高速に記録を行う機器などに特に有効である。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を上側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を横側から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る制御系回路の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 記録装置本体
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
4 ガイド軸
5 無端ベルト
6 エンコーダフィルム
7 回復処理装置
7A、7B 吸引回復機構
8A、8B 予備吐出収容部
9 ワイピング機構
10 メンテナンスカートリッジ
11 インクミスト収容部
12A、12B、12C フチ無しインク収容部
100 主制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 入出力ポート
105 LFモータの駆動回路
106 CRモータの駆動回路
107 記録ヘッドの駆動回路
109 回復制御処理装置の駆動回路
110 エンコーダセンサ
111 インターフェース回路
112 LFモーター
113 CRモーター
114 ヘッド温度センサ
115 温湿度センサ
116 ホストコンピュータ
117 回復処理カウンタ
118 予備吐出カウンタ
119 フチ無しインクカウンタ
120 インクミストカウンタ

Claims (10)

  1. インクの吐出口を複数形成した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからインクを排出させて、吐出回復を行う回復手段と、前記回復手段により排出されたインクを収容する廃インク収容手段と、前記回復手段によって排出されてからの規定時間毎のデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記廃インク計算手段は、前記記録ヘッドから予備吐出するインク量と前記予備吐出からの規定時間毎のデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記廃インク計算手段は、前記記録ヘッドから発生するインクミスト量と前記記録ヘッドが印字してからの規定時間毎のデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記廃インク計算手段は、フチ無し画像を形成する時にメディア領域外へ印字するインク量と前記フチ無し画像を形成してからの規定時間毎のデータを格納し、規定時間後に非蒸発成分を保持し、蒸発分を削除することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記廃インク計算手段は、温度情報を元に非蒸発成分と蒸発成分の比率を可変することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記廃インク計算手段は、湿度情報を元に非蒸発成分と蒸発成分の比率を可変することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記廃インク計算手段は、蒸発しない非蒸発成分と蒸発する蒸発成分の廃インク量をそれぞれ独立にカウントすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記廃インク計算手段による排出される廃インク計算結果と前記廃インク収容手段の残収容量を比較して、排出される廃インク量が多い場合には、前記回復手段による前記記録ヘッドからのインク排出について、警告および/または禁止する手段を設けることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記廃インク計算手段による排出される廃インク計算結果と前記廃インク収容手段の残収容量を比較して、排出される廃インク量が多い場合には、前記記録手段による吐出について、警告および/または禁止する手段を設けることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記廃インク計算手段による排出される廃インク計算結果と前記廃インク収容手段の残収容量を比較して、排出される廃インク量が多い場合には、前記廃インク収容手段の警告および/または交換を表示することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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