JP2014148128A - 記録装置及びそのクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジの往復運動中の払拭動作において、混色や吐出不良といった不具合を防止することのできる払拭方法を提供する。
【解決手段】記録ヘッドに含まれる複数の吐出口列の内の1つまたは複数の吐出口列をシート状の払拭部材を記録ヘッドの吐出口面に当接させて払拭する。その後、払拭部材を記録ヘッドの吐出口面から離間させて、用いた払拭部材を巻き取る。その後、再び払拭部材を記録ヘッドの吐出口面に当接させ、次の1つまたは複数の吐出口列を払拭する。
【選択図】 図6

Description

本発明は記録装置及びそのクリーニング方法に関し、特に、インクジェット記録装置及びその記録装置に搭載したインクジェット記録ヘッドのインク吐出口面を払拭するクリーニング方法に関する。
インクジェット記録装置(以下、記録装置)に搭載する記録ヘッドにおける吐出口が形成された面(以下、吐出口面)にインクが付着し、正常な吐出を阻害することがある。このような不具合を防止するため、記録装置には一般に、吐出口に付着したインクを拭きとるための払拭ユニットが備えられている。払拭ユニットは、吐出口面を払拭するために、例えば、弾性素材の払拭部材と、その払拭部材を吐出口面に接触させるための当接部材とを有する。払拭動作は所定のタイミングで払拭部材を吐出口面に当接し摺擦させることで行なう。
記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復運動させながらインクを記録媒体に吐出して記録する、所謂シリアル型の記録装置では、その往復運動停止中に当接部材を移動させることにより吐出口面を払拭する方法が知られている。また、当接部材を当接した状態で記録ヘッドを移動させることにより払拭する方法も知られている。後者の払拭方法は、特に、払拭頻度が高いときほど有効である。即ち、キャリッジの往復運動中に払拭動作を行うことができるため、キャリッジの往復運動停止中に払拭動作を行う方法に比べ一回の払拭動作が短時間で済む。
特許文献1は、シート状の払拭部材を用いて記録ヘッドの吐出口列に対して垂直方向に摺擦して払拭を行う例を開示している。シート状の払拭部材を用いた場合、いわゆるワイパブレードで摺擦する払拭方法より強力な払拭効果があることが知られている。
特開2005−21809号公報
さて、近年のインクジェット記録装置及びその記録方法の多様化に伴って、複数色のインクや相互に反応性を持つインクによる記録を同一の或いは複数の記録ヘッドにより行うことがある。このような場合、同一の払拭部材により払拭動作を行うと、一方のインクの吐出口に他方のインクが混入し、混色や反応による固着でインクの吐出不良が発生したりすることがある。
しかしながら、従来の特許文献1に示す方法では、シート状の払拭部材を巻き取ることで、混色や反応による固着によりインクの吐出不良が発生することを防止しているが、その効果は十分ではない。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、キャリッジの往復運動中の払拭動作において、インクの混色や吐出不良の発生を防止できる記録装置及びその記録装置のクリーニング方法を提供すること目的としている。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、インクを吐出する吐出口を複数、配列した吐出口列を、前記配列の方向とは異なる方向に、複数並べて構成した記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記複数の吐出口列が並べられた方向に往復移動させながら、前記記録ヘッドの前記複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置であって、巻き取りが可能なシート状の払拭部材を用いて前記記録ヘッドの吐出口面を払拭する払拭手段と、前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面に当接させたり、前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させる移動手段と、前記シート状の払拭部材を巻き取る巻き取り手段と、前記移動手段により前記シート状の払拭部材の一部を移動させることにより前記記録ヘッドの吐出口面に当接させ、前記キャリッジの移動により前記シート状の払拭部材を前記吐出口面に対して移動させ、かつ、前記巻き取り手段により前記シート状の払拭部材を巻き取りながら、前記複数の吐出口列の内の少なくとも1つの吐出口列のそれぞれの吐出口を払拭するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを吐出する吐出口を複数、配列した吐出口列を、前記配列の方向とは異なる方向に、複数並べて構成した記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記複数の吐出口列が並べられた方向に往復移動させながら、前記記録ヘッドの前記複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置におけるクリーニング方法であって、巻き取りが可能なシート状の払拭部材の内の一部の領域を前記記録ヘッドの吐出口面に当接させるように移動させ、前記キャリッジの移動により前記シート状の払拭部材を前記吐出口面に対して移動させながら前記複数の吐出口列の内の少なくとも1つの吐出口列の吐出口を払拭し、前記払拭に用いられた前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させることを特徴とするクリーニング方法を備える。
従って本発明によれば、キャリッジの往復運動中の払拭動作において、混色や吐出不良といった不具合を防止することができるという効果がある。また、キャリッジの往復運動中の払拭動作において、払拭動作に伴う動作時間を抑えつつ、1ないし複数の吐出口列を拭き分ける事が可能となる。これにより、混色や吐出不良のみならず、記録ヘッドのインク吐出面における固着を低減することができる。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す上面図である。 キャリッジに搭載された記録ヘッドの、特にインク吐出口の配列構造を示す模式図である。 図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。 記録ヘッドの各吐出口からのインク吐出性能を良好な状態に保つための回復動作を実行する回復ユニットの詳細な構成を示す斜視図である。 払拭ユニットによる記録ヘッドの払拭動作の様子を示す側面図である。 払拭ユニットにより3つの吐出口列を拭き分ける払拭動作の例を示す図である。 実施例2に従う払拭動作制御について説明する図である。 実施例3に従う回復ユニットの詳細な構成を示す斜視図である。 払拭ユニットによる2つの記録ヘッドの払拭動作の様子を示す側面図である。 払拭ユニットによる1つの記録ヘッドの6つの吐出口列と別の記録ヘッドの6つの吐出口列を拭き分ける払拭動作の例を示す図である。 2つの当接部材を用いて払拭動作を実行する様子を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素の相対配置等は、特定の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、この明細書において、「記録」(以下、「プリント」とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
また、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。インクの処理としては、例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化させることが挙げられる。
またさらに、「記録要素」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概略構成を示す上面図である。特に、図1ではインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)3を搭載したキャリッジ2の移動方向と、キャリッジ2と記録ヘッド3のインク吐出性能を良好な状態に保つための回復ユニットとの位置関係を明瞭に図示している。
記録装置1はシリアル型の記録装置であり、搬送ユニット(不図示)によって記録媒体をY方向へと間欠的に搬送すると共に、記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2を記録媒体の搬送方向であるY方向と直交する方向のX方向へと移動させながら記録を行う。また、記録装置1は、比較的大判の記録媒体(例えば、A1サイズ)への記録を行えるよう、X方向におけるサイズを大型化した構成となっている。
キャリッジ2に対して、記録ヘッド3が着脱可能に搭載され、キャリッジ2は記録ヘッド3と共にX方向に沿って往復運動する。具体的には、キャリッジ2は、X方向に沿って配置されたガイド軸4に沿って移動可能に支持されると共に、ガイド軸4と略平行に移動する無端ベルト5に固定されている。無端ベルト5は、キャリッジモータ(CRモータ)の駆動力によって往復運動し、それによってキャリッジ2をX方向に往復運動させる。
また、キャリッジ2の移動方向(X方向)に沿って、所定の間隔でスリットが設けられたスケール6が配置されている。キャリッジ2に搭載されたエンコーダセンサ(不図示)がキャリッジ2の移動とともにスケールを読みとることにより、キャリッジ2の移動方向の位置を検出することができる。
図2はキャリッジ2に搭載された記録ヘッド3の特にインク吐出口の配列構造を示す模式図である。なお、図2において、X軸とY軸とは、図1におけるX軸とY軸と同じ方向を示す。また、図2に示すように、記録ヘッド3には、同色のインクを吐出する1280個の吐出口3aがY方向に1200dpi(ドット/インチ)の密度で配列された、6個の吐出口列11〜16がX方向に並べられて形成された例が示されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の密度で、他の数の吐出口が配列され、他の数の吐出口列が並べられて形成される構成の記録ヘッドを用いることもできる。
また、記録ヘッド3には、図2に示す吐出口面3bにY方向に沿って形成される複数の吐出口3aと、個々の吐出口3aに対応して形成された複数の液路(不図示)と、複数の液路にインクを供給する共通液室(不図示)とが形成されている。
記録ヘッド3の各液路には、インクを吐出口3aから吐出させるための吐出エネルギーを発生させるエネルギー発生素子が配置されている。このエネルギー発生素子として、この実施例では、インクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その圧力によってインクを吐出させる電気熱変換体が用いられている。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、ピエゾ素子などの電気機械変換素子を用いることも可能である。なお、以下の説明においては、吐出口3aと液路とを含めてノズルと称す。
また、記録ヘッド3には、前述の6個の吐出口列夫々に対応して、異なる色材を含有したインク、例えば、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ、ブラックが、それぞれのインクを収容したインクタンク(不図示)より供給される。そして、記録装置本体に備えられた各インクタンクからは、対応する吐出口列11〜16のインク供給口にチューブ(不図示)で連結されて各インクを供給する。なお、これらのインクは、任意に設定可能なものであり、ここに搭載するインクの種類や色は一例に過ぎない。
図3は図1に示す記録装置1の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、主制御部100は演算、制御、判別、設定などの処理を実行するCPU101とCPU101が実行する制御プログラム等を格納するROM102とを備える。さらに、主制御部100は、インクの吐出/非吐出を表す2値の記録データを格納するバッファ及びCPU101による処理の作業領域等として用いられるRAM103と、入出力ポート104などを備える。
入出力ポート104には、搬送機構の搬送モータ(LFモータ)113、キャリッジモータ(CRモータ)114、記録ヘッド3、回復ユニット7などの各駆動回路105、106、107、108が接続されている。さらに、入出力ポート104には、記録ヘッド3の温度を検出するヘッド温度センサ112やキャリッジ2に固定されたエンコーダセンサ111や記録装置1の使用環境である温度と湿度を検知する温湿度センサ109などのセンサ類が接続されている。また、主制御部100はインタフェース回路110を介してホストコンピュータ(以下、ホスト)115に接続されている。
回復処理カウンタ116は回復ユニット7によって記録ヘッド3から強制的にインクを排出させた場合に、そのインク量をカウントする。また、予備吐出カウンタ117は、記録開始前や記録終了時、記録中に行われる予備吐出のインク量をカウントする。そして、フチ無しインクカウンタ118は、フチ無し記録を行う場合に記録媒体領域外に記録されるインク量をカウントする。さらに、吐出ドットカウンタ119は、記録中に吐出するインク量をカウントする。
以上の構成の記録装置によって実行される記録動作の概要は次の通りである。即ち、ホスト115からインタフェース回路110を介して記録データを受信すると、その記録データはRAM103のバッファに展開される。そして、記録動作が指示されると、搬送機構(不図示)が動作して、記録媒体を記録ヘッド3との対向位置へと搬送する。ここで、キャリッジ2はガイド軸4に沿ってX方向へと移動する。キャリッジ2の移動に伴って、記録ヘッド3からはインク滴が吐出され、記録媒体にキャリッジ1走査分の画像が記録される。この後、搬送ユニットにより、記録媒体はキャリッジ2と直交するY方向に1走査記録分だけ搬送される。以上の動作を繰り返すことにより、記録媒体には所定の画像が形成される。
なお、キャリッジ2の位置は、キャリッジ2の移動に伴ってエンコーダセンサ111から出力されるパルス信号を主制御部100でカウントすることにより検出される。即ち、エンコーダセンサ111は、X方向に沿って配置されたスケール6(図1参照)に一定の間隔で形成されたスリットを検出することによってパルス信号を主制御部100へ出力する。主制御部100はこのパルス信号をカウントすることにより、キャリッジ2の位置を検出する。キャリッジ2のホームポジション及びその他の位置への移動は、エンコーダセンサ111からの信号に基づいて行われる。
次に、以上のような構成の記録装置において実行される記録ヘッドのクリーニング動作、特に、記録ヘッドの吐出口面の払拭動作について、いくつかの実施例を説明する。
図4は記録ヘッド3の各吐出口3aからのインク吐出性能を良好な状態に保つための回復動作を実行する回復ユニット7の詳細な構成を示す斜視図である。回復ユニット7は、図1にも示されているように、記録装置1の所定の位置、具体的には、キャリッジの往復移動の一端に保持固定されている。
回復ユニット7は吸引回復機構7A及び7Bと、これを昇降させる昇降機構(不図示)と、払拭ユニット8とを備える。吸引回復機構7A及び7Bは、回復処理の一形態である吸引回復処理を行う。ここで、吸引回復処理とは、記録ヘッドに形成された複数のノズルから強制的にインクを吸引することによって、ノズル内のインクを吐出に適した状態のインクに置き換える処理をいう。具体的には、吸引回復機構7A及び7Bは、吐出口面3bをキャップで覆うと共に、そのキャップに連通するポンプ(不図示)によってキャップ内に負圧を発生させ、その負圧によって吐出口3aからインクを強制的に吸引する。なお、吸引回復機構7A及び7Bそれぞれが3つずつの吐出口列11〜13、14〜16に対して吸引回復処理を行う。
また、払拭ユニット8は、記録ヘッド3の往復運動反転位置(例えば、記録ヘッドのホームポジション)に上下方向(Z方向)において対向可能な位置に設けられている。払拭ユニット8はシート状の物質で構成された払拭部材9と、払拭部材9を吐出口面3bに接触させるための当接部材10と、当接部材10を当接位置と当接しない退避位置との間で移動可能な当接部材保持部(不図示)とを備える。その移動方向はZ方向、つまり、吐出口面に対して垂直な方向である。
図5は払拭ユニット8による記録ヘッド3の払拭動作の様子を示す側面図である。
なお、図5において、巻き取り部9Aがシート状の物質で構成された払拭部材9を巻き取る。巻き取り部9Aは当接部材10の上下位置(Z方向の位置)に関わらず動作可能となっている。その巻き取り方向はX方向、つまり、キャリッジ移動に対して平行な方向である。また、前述のように、当接部材10は当接位置と当接しない退避位置との間で移動可能な当接部材保持部(不図示)により保持されている。
図5において、(a)は記録ヘッド3が当接位置に移動している様子を示す。ここで、記録ヘッド3の移動とは、キャリッジの移動と同義であり、以下、記録ヘッドに注目した説明であるため、記録ヘッドの移動という。また、(b)は記録ヘッド3の吐出口列16の吐出口面を払拭している様子を示す。図5に示されるように、当接部材10を当接部材保持部(不図示)により当接位置まで押し上げた状態で記録ヘッド3を走査方向に移動させ、払拭部材9を吐出口面に押し当て、摺擦することで1回の払拭動作が実行される。
図6は払拭ユニット8により吐出口列16と吐出口列15と吐出口列14とを拭き分ける払拭動作の例を示す図である。
図6(a)〜(e)は(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の順で時間が進行し、記録ヘッド3が移動する。また、図6(a)において破線で示したX当接位置は当接部材10のX方向の位置、即ち、X方向の当接位置であり、別の破線で示したZ当接位置は吐出口列のZ方向の位置、即ち、Z方向の当接位置である。さらに、図6(b)において破線で示したZ退避位置は当接部材10が記録ヘッド3の吐出口面に当接しない退避位置のZ方向位置である。さらに、図6(a)〜(e)において、16A、15A、14Aはそれぞれ、吐出口列16、15、14を払拭する払拭部材9の一部であって、吐出口列との当接面の領域を表す。なお、その他の図中の名称は図5までに説明したのと同様の構成であるため省略する。
まず、図6(a)で示すように、第1の払拭対象吐出口列(図6の場合は吐出口列16)がX当接位置まで移動する前に当接部材10をZ当接位置まで押し上げる。その後、第1の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して、払拭部材上の領域16Aと接触することで1回の払拭動作が実行される。
次に、図6(b)で示すように、第1の払拭対象吐出口列の払拭完了後、当接部材10をZ退避位置まで下げ、同時に巻き取り部9Aにより払拭部材9を払拭部材9の当接面が記録ヘッド3の移動方向に沿う方向に吐出口列16の払拭に使用した領域分巻き取る。この巻き取り方向は、図6の場合は時計回りである。これにより、次の払拭対象吐出口15を払拭する際には、新規の払拭部材上の当接面、即ち、領域15Aが用いられることとなる。
さらに、図6(c)で示すように、第2の払拭対象吐出口列(図6の場合は吐出口列15)がX当接位置まで移動する前に当接部材10をZ当接位置まで押し上げる。その後、第2の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して次の1回の払拭動作が実行される。第3の払拭対象吐出口列14についても、図6(d)〜図6(e)に示されるように、同様の動作が実行される。
以上の動作を行うことで、吐出口列16を払拭する払拭部材9における当接面と、吐出口列15を払拭する払拭部材9における当接面と、吐出口列14を払拭する払拭部材9における当接面とを異ならせることができ、拭き分けが可能となる。
なお、ここでは、記録ヘッド3の移動方向に関して、下流側にある3つの吐出口列の拭き分けについて説明したが、拭き分け対象吐出口列の組み合わせはこの限りでない。
また、以上説明した例は、記録ヘッド3がX当接位置に向かう方向に各吐出口列を拭き分ける例であるが、記録ヘッドがX当接位置から遠ざかる時に払拭動作を行ってもよい。例えば、図6に示す記録ヘッドの走査方向に関し、吐出口列13、吐出口列12、吐出口列11の順で払拭動作を行っても良い。
ここでは、ある吐出口列と、複数の吐出口列からなる吐出口列群とを拭き分ける例について説明する。
図7は実施例2に従う払拭動作制御について説明する図である。図7では払拭ユニット8により、吐出口列16と、吐出口列15、14からなる吐出口列群とを拭き分ける払拭動作の様子を示している。
図7(a)〜(e)は(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の順で時間が進行し、記録ヘッド3が移動する。なお、その他の構成は、図6と同様なので、説明は省略する。
まず、図7(a)で示すように、第1の払拭対象吐出口列(図7の場合は吐出口列16)がX当接位置まで移動する前に当接部材10をZ当接位置まで押し上げる。その後、第2の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して、払拭部材上の領域16Aと接触することで1回の払拭動作が実行される。
次に、図7(b)で示すように、第1の払拭対象吐出口列の払拭完了後、当接部材10をZ退避位置まで下げ、同時に巻き取り部9Aにより払拭部材9を払拭部材9の当接面が記録ヘッド3の移動方向に沿う方向に吐出口列16の払拭に使用した領域分巻き取る。この巻き取り方向は、図7の場合は時計回りである。これにより、次の払拭対象吐出口15を払拭する際には、新規の払拭部材上の当接面、即ち、領域15Aが用いられることとなる。
さらに、図7(c)で示すように、第2の払拭対象吐出口列(図7の場合は吐出口列15)がX当接位置まで移動する前に当接部材10をZ当接位置まで押し上げる。その後、第2の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して、次の払拭動作を実行する。その後、実施例1とは異なり、図7(d)に示すように、当接部材10をZ当接位置に維持し、払拭部材の巻き取りを行わないまま、図7(e)に示すように、第3の払拭対象吐出口列14の払拭動作を実行する。
以上の動作を行うことで、吐出口列16を払拭する払拭部材9における当接面と、吐出口列15及び14を払拭する払拭部材9における当接面とを異ならせることができ、拭き分けが可能となる。
この実施例では、実施例1とは異なり、吐出口列15と14は払拭部材上の同一の当接面を用いている。これは、例えば、吐出口列16がシアンインク、吐出口列15がマゼンタインク、吐出口列14がブラックインクといった場合に有効である。即ち、吐出口列16と15を同一当接面で払拭すると混色が目立つ恐れがあるが、吐出口列15と吐出口列14の順で払拭したとき吐出口列14からブラックインクが吐出されるなら、混色が目立たないため拭き分けする必要がない。このとき、吐出口列15→吐出口列14の順で払拭する際には払拭部材の巻き取りを行わずに払拭を1回の払拭動作で実行できるため、払拭部材の使用量を節約することができる。
なお、ここでは、吐出口列16と、吐出口列15、14からなる吐出口列群との拭き分けについて説明したが、拭き分け対象吐出口列の組み合わせはこの限りでない。また、ここでは、記録ヘッド3がX当接位置に向かう方向に拭き分ける例であるが、実施例1で説明したように記録ヘッド3がX当接位置から遠ざかる時に払拭動作を行ってもよい。
この実施例では、図1のキャリッジ2に2個の記録ヘッド3が搭載されていることを仮定して説明する。
従って、2個の記録ヘッド3に含まれる12個の吐出口列それぞれに対応して、種々の色材を含有したインクが使用可能になる。例えば、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ、ブラック、レッド、グリーン、ブルー、オレンジ、グレー、ライトグレーが、各インクを収容されたインクタンク(不図示)より供給される。
尚、この実施例では、記録ヘッド3を2個搭載した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3個、4個と、複数の記録ヘッドを搭載した構成でも良い。
図8は実施例3に従う回復ユニット7の詳細な構成を示す斜視図である。なお、実施例1において説明した回復ユニットと同じ構成や同じ構成要素の説明については省略し、ここでは、この実施例に特有の構成や構成要素についてのみ説明する。
この実施例における回復ユニット7は、キャリッジ2に2個の記録ヘッド3が搭載されていることに対応し、吸引回復機構7A及び7Bに加えて、さらに2つの吸引回復機構7Cと7Dを備える。従って、これを昇降させる昇降機構(不図示)も4つの吸引回復機構の昇降に対応したものとなっている。
なお、吸引回復機構7A及び7Bそれぞれが2つの記録ヘッドの内、1つの記録ヘッドの3つずつの吐出口列11〜13、14〜16に対して吸引回復処理を行う。そして、吸引回復機構7C及び7Dそれぞれが、他方の記録ヘッドの3つずつの吐出口列11〜13、14〜16に対して吸引回復を行う。
なお、図8では、2つの記録ヘッド3に対して4つの吸引回復機構7A、7B、7C、7Dを備えた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、2つの吸引回復機構7A及び7Bのみを備え、一方の記録ヘッドの吸引回復処理を2つの吸引回復機構7A及び7Bで実行後、キャリッジ2を移動して、他方の記録ヘッドを同じ吸引回復機構7A及び7Bで実行することも可能である。
図9は払拭ユニット8による2つの記録ヘッドの払拭動作の様子を示す側面図である。なお、払拭部材の巻き取り部は実施例1で説明したのと同じ構成なので、同じ参照番号を付し、その説明は省略する。シート状の物質で構成された払拭部材9を巻き取るための装置である。また、図9では2つの記録ヘッドを区別するために、一方を記録ヘッド31、他方を記録ヘッド32として言及する。これら2つの記録ヘッドは図2で説明した記録ヘッド3と同じものであるが、これらの供給するインクの色や種類が異なることもある。
図9から分かるように、記録ヘッドの走査方向に関して、上流側に記録ヘッド31を下流側に記録ヘッド32を配置する。また、記録ヘッド31の6つの吐出口列をその上流側より、11、12、13、14、15、16とし、記録ヘッド32の6つの吐出口列をその上流側より、21、22、23、24、25、26とする。
図9において、(a)はキャリッジ2に搭載された記録ヘッド31及び32が当接位置に移動している様子を示し、(b)は記録ヘッド31における吐出口列26の吐出口面を払拭している様子を示す。図9(b)に示すように、当接部材10を当接部材保持部(不図示)により当接位置まで押し上げた状態で記録ヘッド31、32を走査方向に移動させ、当接部材10を吐出口面に押し当て、摺擦することで払拭動作を実行する。
図10は払拭ユニット8による記録ヘッド31の吐出口列11〜16と記録ヘッド32の吐出口列21〜26を拭き分ける払拭動作の例を示す図である。図10(a)〜(c)は、(a)→(b)→(c)の順で時間が進行し、記録ヘッド3が走査方向に移動する。
また、図10(a)において破線で示したX当接位置は当接部材10のX方向の位置、即ち、当接部材10のX方向の当接位置であり、Z当接位置は吐出口列のZ方向の位置、即ち、Z方向の当接位置である。さらに、図10(a)〜(b)において、26A、16Aはそれぞれ、記録ヘッド31、32を払拭する払拭部材上の当接面の領域を表し、30は記録ヘッド31と記録ヘッド32との間には互いが離間した領域である吐出口列間を示している。なお、その他の図中の名称は図9までに説明したので、その説明は省略する。
まず、図10(a)に示すタイミングでは第1の吐出口列群の払拭動作が行われる。この実施例では第1の吐出口列群は吐出口列21〜26が対象となる。図10(a)に示すように、第1の払拭対象吐出口列(図10の場合は吐出口列26)がX当接位置まで移動する前に当接部材10を不図示の退避位置からZ当接位置まで押し上げる。その後、記録ヘッド31、32の移動により、第1の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して、払拭部材上の領域26Aと接触することで払拭動作が実行される。この払拭動作は、キャリッジの移動に伴って吐出口列26から吐出口列25、24、23、21の順に払拭部材上の領域26Aを用いて実行される。
図10(b)は、記録ヘッド32の払拭動作が終了し、キャリッジ移動により、吐出口列間30が当接部材10と対向する位置、即ち、払拭部材9が記録ヘッドと接触しないX当接位置にいることを示している。そして、この時に、巻き取り部9Aにより払拭部材9を、払拭部材9の当接面が記録ヘッド3の移動方向に沿う方向に、吐出口列21〜26の払拭に使用した領域分、即ち、領域26Aの分だけ巻き取る(図6の場合は時計回り)。これにより、次の払拭対象吐出口を払拭する際には、新規の払拭部材上の当接面、即ち、領域16Aが用いられることとなる。
図10(c)に示すタイミングでは第2の吐出口列群の払拭動作が行われる。図に示す様に、記録ヘッドの移動に従って、払拭部材上の領域16Aと吐出口列16とが接触することで払拭動作が実行される。この払拭動作は、吐出口列16から吐出口列15、14、13、12、11の順に払拭部材上の領域16Aを用いて実行される。この動作により記録ヘッド31の吐出口列の払拭動作が完了する。
第2の吐出口列群の払拭動作終了後、巻き取り部9Aにおいて、吐出口列11〜16の払拭に使用した領域分、即ち、領域16Aの分だけ払拭部材9を巻き取る。尚、巻き取り動作は、当接部材10を押し上げたまま行ったが、当接部材10を下げてから巻き取り動作を行っても良い。
以上のような動作を実行するなら、吐出口列21〜26から吐出されるインクと、吐出口列11〜16から吐出されるインクとで、払拭動作に用いる払拭部材の当接面を異ならせることができる。その為、例えば、吐出口列21〜26から吐出されるインクの何れかと、吐出口列11〜16から吐出されるインクの何れか同士が相互に反応性を持つ場合、払拭動作によって、記録ヘッドの吐出口面で両者のインクが混合し反応することを防止することができる。
また、2つの記録ヘッドの間の吐出口列間30がない場合、払拭部材の新たな当接面を繰り出す為には、記録ヘッドの吐出口面と払拭部材が接触しない位置まで、当接部材を下げる必要がある。そして、更に新たな当接面を繰り出す動作を行い、その後再度、当接部材を押し上げる事が必要となる。このため、一連の払拭動作を完了するまでに時間が掛ってしまう。しかしながら、この実施例では、拭き分けたい吐出口列の間に吐出口列間30がある為、払拭部材9が当接位置に存在した状態で、新たな当接面を繰り出す事ができ、払拭動作時間を抑えることが可能となる。
ここでは、実施例1〜3とは異なり、それぞれ独立してZ退避位置とZ当接位置との間で移動可能な2つの当接部材(第1の当接部材と第2の当接部材)10Aと10Bとを備えた払拭ユニットを用いた例について説明する。
図11は2つの当接部材を用いて払拭動作を実行する様子を示す図である。図11に示すように、当接部材10Aと10Bは払拭部材の巻き取り方向に並んで配置されている。また、図11(b)に示すように、Z退避位置は記録ヘッド3の位置の如何に関わらず当接部材10A,10Bと記録ヘッドの吐出口列とが当接しないZ方向の位置である。その他の事項は図10と同様の構成であるためその説明は省略する。
まず、図11(a)に示すタイミングでは、第1の吐出口列群の払拭動作が行われる。この実施例では第1の吐出口列群は吐出口列21〜26である。図11(a)に示すように、第1の払拭対象吐出口列(図11(a)の場合は吐出口列26)がX当接位置まで移動する前に当接部材10AをZ当接位置まで押し上げる。その時、他方の当接部材10BはZ退避位置に退避した状態にある。そして、記録ヘッド3の移動により、第1の払拭対象吐出口列がX当接位置まで移動して、払拭部材上の領域26Aと接触することで払拭動作が実行される。この払拭動作は、吐出口列26から吐出口列25、24、23、21の順に払拭部材上の領域26Aを用いて実行される。
次に、図11(b)では、記録ヘッドの吐出口列と当接する払拭部材9の領域を切り替える。図11(b)に示すように、第1の払拭対象吐出口列群である吐出口列21〜26の払拭完了後、キャリッジ移動により、吐出口列間30が当接部材10と対向する位置、即ち、払拭部材9が記録ヘッドと接触しないX当接位置にくる。この時、当接部材10AをZ当接位置からZ退避位置へと退避させると共に、当接部材10BをZ退避位置からZ当接位置へと押し上げる。この動作により、吐出口列21〜26の払拭に使用した払拭部材領域26A部は吐出口と接触しない位置まで下がり、当接部材10Bにより押し上げられた領域16Aが、次の払拭対象吐出口を払拭する際の吐出口列との当接面となる。
図11(c)に示すタイミングでは、第2の吐出口列群の払拭動作が行われる。図11(c)に示すように、記録ヘッドの移動により、払拭部材上の領域16Aと吐出口列16とが接触することで払拭動作が実行される。この払拭動作は、吐出口列16から吐出口列15、14、13、12、11の順に払拭部材上の領域16Aを用いて実行される。この動作により記録ヘッド31の吐出口列の払拭動作が完了する。
第2の吐出口列群の払拭動作終了後、巻き取り部9Aは、吐出口列11〜16並びに吐出口列21〜26の払拭に使用した領域分、即ち、領域16Aと領域26Aの分だけ払拭部材9を巻き取る。
以上説明したようにこの実施例では実施例3と比較して、第1の払拭対象吐出口列群を払拭した後、払拭部材を巻き取らずに払拭部材と当接する当接部材を切り替えることで、払拭部材の新たな当接面の繰り出しを行うことができる。
尚、上述した実施例3、4では、記録ヘッド31と32の間に吐出口列間30が形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一個の記録ヘッドにおいて、各吐出口列間に凹部を設け、記録ヘッド内に吐出口列間を設けても良い。
また実施例3、4でも、記録ヘッド3がX当接位置に向かう方向に拭き分ける例を挙げて説明したが、遠ざかる時に払拭動作を行ってもよい。
本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用紙等、さらには、金属などの記録媒体を用いる機器すべてに適用可能である。具体的な適用機器としては、インクジェット記録方法を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や、工業用生産機器などを挙げることができる。

Claims (11)

  1. インクを吐出する吐出口を複数、配列した吐出口列を、前記配列の方向とは異なる方向に、複数並べて構成した記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記複数の吐出口列が並べられた方向に往復移動させながら、前記記録ヘッドの前記複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置であって、
    巻き取りが可能なシート状の払拭部材を用いて前記記録ヘッドの吐出口面を払拭する払拭手段と、
    前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面に当接させたり、前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させる移動手段と、
    前記シート状の払拭部材を巻き取る巻き取り手段と、
    前記移動手段により前記シート状の払拭部材の一部を移動させることにより前記記録ヘッドの吐出口面に当接させ、前記キャリッジの移動により前記シート状の払拭部材を前記吐出口面に対して移動させ、かつ、前記巻き取り手段により前記シート状の払拭部材を巻き取りながら、前記複数の吐出口列の内の少なくとも1つの吐出口列のそれぞれの吐出口を払拭するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記払拭手段と前記巻き取り手段は払拭ユニットを構成し、
    前記払拭ユニットは前記キャリッジの往復移動の一端に設けられることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、1回の払拭動作により前記複数の吐出口列の内の1つの吐出口列を払拭した後、前記移動手段を制御して前記シート状の払拭部材の一部を前記吐出口面から退避させ、さらに、前記巻き取り手段を制御して前記シート状の払拭部材を巻き取り、再び前記移動手段を制御して前記シート状の払拭部材の一部を前記吐出口面に当接させて、次の1回の払拭動作により前記複数の吐出口列の内の別の吐出口列の吐出口を払拭するよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記複数の吐出口列それぞれからは、異なるインクを吐出することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、1回の払拭動作により前記複数の吐出口列の内の1つ又は複数の吐出口列を払拭した後、前記移動手段を制御して前記シート状の払拭部材の一部を前記吐出口面から退避させ、さらに、前記巻き取り手段を制御して前記シート状の払拭部材を巻き取り、再び前記移動手段を制御して前記シート状の払拭部材の一部を前記吐出口面に当接させて、次の1回の払拭動作により前記複数の吐出口列の内の別の複数の吐出口列の吐出口を払拭するよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  6. 前記1回の払拭動作により払拭される複数の吐出口列それぞれからは混色が目立たないインクが吐出されることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記キャリッジには、前記記録ヘッドを複数、前記キャリッジの移動方向に並べて搭載し、前記複数の記録ヘッドの間には、互いが離間した領域が設けられ、
    前記複数の記録ヘッドそれぞれの複数の吐出口列からは相互に反応性を持つインクを吐出することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記キャリッジの移動に伴って、前記複数の記録ヘッドそれぞれの複数の吐出口列を順に払拭する場合に、前記複数の記録ヘッドの1つの記録ヘッドの複数の吐出口列を払拭した後、前記払拭に用いられた前記シート状の払拭部材の一部を、前記シート状の払拭部材の前記吐出口面との当接位置が前記離間した領域にきたときに、前記巻き取り手段を制御して前記シート状の払拭部材を巻き取り、その後、次の払拭動作により前記複数の記録ヘッドの次の記録ヘッドの複数の吐出口列の吐出口を払拭するよう制御することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記移動手段は、
    前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面に当接させたり、前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させる第1の当接部材と、
    前記第1の当接部材により移動させる領域とは異なる、前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面に当接させたり、前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させる第2の当接部材とを有することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記キャリッジの移動に伴って、前記複数の記録ヘッドそれぞれの複数の吐出口列を順に払拭する場合に、
    前記第1の当接部材を用いて前記複数の記録ヘッドの1つの記録ヘッドの吐出口面に前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を当接させ、該当接した吐出口面に含まれる複数の吐出口列を払拭した後、前記シート状の払拭部材の前記吐出口面との当接位置が前記離間した領域にきたときに、
    前記第1の当接部材を制御して、前記払拭に用いられた前記シート状の払拭部材の一部を前記吐出口面から退避させるとともに、前記第2の当接部材を制御して、前記第1の当接部材により当接したのとは異なる、前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面に当接させ、その後、次の払拭動作により前記複数の記録ヘッドの次の記録ヘッドの複数の吐出口列の吐出口を払拭するよう制御することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. インクを吐出する吐出口を複数、配列した吐出口列を、前記配列の方向とは異なる方向に、複数並べて構成した記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記複数の吐出口列が並べられた方向に往復移動させながら、前記記録ヘッドの前記複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置におけるクリーニング方法であって、
    巻き取りが可能なシート状の払拭部材の内の一部の領域を前記記録ヘッドの吐出口面に当接させるように移動させ、
    前記キャリッジの移動により前記シート状の払拭部材を前記吐出口面に対して移動させながら前記複数の吐出口列の内の少なくとも1つの吐出口列の吐出口を払拭し、
    前記払拭に用いられた前記シート状の払拭部材の内の一部の領域を前記吐出口面から退避させるように、前記シート状の払拭部材の一部を移動させることを特徴とするクリーニング方法。
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