JPH11254707A - インクジェット記録装置及びクリーニングユニット - Google Patents

インクジェット記録装置及びクリーニングユニット

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JPH11254707A
JPH11254707A JP10082872A JP8287298A JPH11254707A JP H11254707 A JPH11254707 A JP H11254707A JP 10082872 A JP10082872 A JP 10082872A JP 8287298 A JP8287298 A JP 8287298A JP H11254707 A JPH11254707 A JP H11254707A
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blade
ink
wiper
recording
cleaner
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JP10082872A
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English (en)
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Toshiro Sugiyama
敏郎 杉山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレードクリーナーに吸収させるインク量を少
なくし、その容積を大きくすることなく長期間にわたっ
てブレードクリーニング性能を確保することにより、記
録ヘッドの吐出口面をワイピングする時の拭き取り性能
を安定的に高いレベルに維持する。 【構成】記録ヘッド201の吐出口面81をワイピング
した後のワイパーブレードを、先ず、インク吸収性が低
い第1のブレードクリーナー17bに接触させて大部分
の付着インクを掻き落とし、次いでインク吸収性に優れ
た第2のブレードクリーナー17aに接触させて残りの
インクを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段から記録
媒体へインクを吐出させて記録を行うインクジェット記
録装置及び記録手段の吐出口面をクリーニングするクリ
ーニングユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて記録用紙やプラスチック薄板等の記録媒体
に画像(文字や記号等を含む)を記録していくように構
成されている。前記記録装置は、記録方式により、イン
クジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザー
ビーム式等に分けることができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
する記録手段(記録ヘッド)によって画像を記録(主走
査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査としてのピッチ搬送)を行い、その後に再び停
止した記録媒体に対して次の行の画像を記録(主走査)
するという動作を繰り返すことにより、記録媒体の所望
範囲に記録が行われる。一方、記録媒体の搬送方向の副
走査のみで記録するラインタイプの記録装置において
は、記録媒体を所定の記録位置にセットし、一括して1
行分の記録を連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピ
ッチ送り)を行ない、記録媒体の所望範囲に画像が記録
される。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から記録媒体へインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理
を必要とせずに記録することができ、ランニングコスト
が安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、
しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を使用
してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を
有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易で
あり、記録手段のフルマルチ化及び高密度実装化も容易
である。
【0006】また、記録媒体の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が
進み、通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)
や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織
布、さらには金属等を記録媒体として用いる記録装置も
使用されるようになっている。
【0007】上記インクジェット記録装置においては、
記録ヘッドの吐出面に形成された微細な吐出口からイン
クを吐出して記録することから、該吐出面に固着イン
ク、紙粉、インク滴等の異物が付着すると吐出不良(不
吐出を含む)の原因となることがあり、そのため、通常
では、記録ヘッドの吐出面を定期的あるいは所定のタイ
ミングでクリーニングするようになっている。従来のイ
ンクジェット記録装置における吐出面のクリーニングに
関しては、例えば特開平6−340082号公報、特開
平7−9674号公報、特開平7−52396号公報な
どに種々の構成のものが記載されている。
【0008】図7はインクジェット記録装置の外観斜視
図であり、図8は図7のインクジェット記録装置のアッ
パーカバーを取り外した状態を示す斜視図である。図7
及び図8において、インクジェット装置の100の前面
に手差し挿入口88が設けられ、その下部に前面へ開閉
可能なロールユニット89が設けられており、記録紙等
の記録媒体は手差し挿入口88又はロールユニット89
から記録部へ供給される。インクジェット装置100
は、2個の脚部180に支持された装置本体190、排
紙された記録紙等の記録媒体を積載するスタッカ90、
内部が透視可能な透明で開閉可能なアッパーカバー91
を備えている。装置本体190の図示右側には、操作パ
ネル120、供給・回復ユニット300及びインクタン
ク130が配設されている。
【0009】図8において、インクジェット記録装置1
00は、さらに、記録紙等の記録媒体を矢印B方向(副
走査方向)に搬送するための搬送ローラ対110と、記
録媒体の幅方向(矢印A方向、主走査方向)に往復移動
可能に案内支持されたキャリッジ200と、キャリッジ
200を矢印A方向に往復移動させるためのキャリッジ
モータ(不図示)及びベルト伝動手段270と、キャリ
ッジ200に装着された記録手段としての記録ヘッド2
01と、キャリッジ200に装着されたインク貯留手段
としてのサブタンク501(図9参照)と、サブタンク
501にインクを供給するとともに記録ヘッド201の
吐出口の目詰まりなどによるインク吐出不良を解消させ
るための吸引式の前記供給・回復ユニット300と、を
備えている。
【0010】図示のインクジェット記録装置の場合、キ
ャリッジ200には、記録媒体にカラー記録を行うため
の複数の記録ヘッド201が装着されている。この複数
の記録ヘッド201は、例えば、それぞれ異なった色の
インクに対応した6つの記録ヘッド201{例えば、Y
(イエロー)用ヘッド、M(マゼンタ)用ヘッド、C
(シアン)用ヘッド、Bk(ブラック)用ヘッド、淡C
(淡色シアン)用ヘッド、淡M(淡色マゼンタ)用ヘッ
ド、}で構成されている。以上の構成で記録紙等の記録
媒体に記録を行う場合、搬送ローラ対110によって記
録媒体を所定の記録開始位置まで搬送した後、ここから
記録ヘッド201による主走査及び搬送ローラ110に
よる副走査を繰り返すことにより、記録媒体全体に対す
る記録が行われる。
【0011】すなわち、キャリッジベルト270および
キャリッジモータ(不図示)によってキャリッジ200
が図8中の矢印A方向に移動することにより、記録媒体
に記録が行われる。キャリッジ200が主走査される前
の位置に戻されると、搬送ローラ対110によって記録
媒体が副走査方向(図8中の矢印B方向)に搬送され、
その後再び図8中の矢印A方向にキャリッジ200の主
走査が行なわれることにより、記録媒体に対する画像や
文字等の記録が行なわれる。上記の動作を繰り返し、記
録媒体の1枚分の記録が終了すると、該記録媒体はスタ
ッカ90内に排紙され、1枚分の記録が完了する。な
お、以下の説明における「記録紙」は、プラスチック薄
板や布等を含む記録媒体の一例を指すものである。
【0012】図9はインクジェット記録装置のインク流
路図である。図9において、キャリッジ200には、複
数の記録ヘッド201で使用される複数のインク色に対
応した複数のサブタンク501が設けられている。各サ
ブタンク501と対応する各インクタンク130とは、
それぞれ1本のインクチューブ502により接続されて
いる。各インクチューブ502を通して、各インクタン
ク130から対応するサブタンク501にインクが供給
される。各サブタンク501は、供給・回復ユニット3
00に設けられた負圧発生手段に対して、それぞれの吸
引チューブ503を通して接続されている。図示の例で
は、前記負圧発生手段として、可撓性チューブ内の容積
を変化させて負圧を発生させることによりインクを送り
出すチューブポンプ504が使用されている。図示の例
では、インクタンク130からサブタンク501へイン
クチューブ502を通してインクを供給するための吸引
力を吸引チューブ503を通して作用させるための供給
用チューブポンプ504aと、記録手段201の吐出口
からインクを吸引するとともにサブタンク501内のイ
ンクをヘッドチューブ507を通して記録ヘッド201
内に導引するための吸引回復用チューブポンプ504b
と、の異なる用途のチューブポンプが使用されている。
前記インクチューブ502及び前記吸引チューブ503
は、キャリッジ200の往復移動の際に暴れることのな
いように、キャタピラ260によってそれらの全てが束
ねられている。
【0013】以上のインクジェット記録装置において
は、記録ヘッド201の吐出口の目詰まりによる記録品
位が低下することを防止するために、記録ヘッドの吐出
口面(吐出口が設けられた前面)をキャップ508で覆
ってキャッピングし、キャッピング状態で前記負圧発生
手段を作動させてキャップ508内を負圧にすることに
より、吐出口からインクを吸引するとともに該吐出口に
新しいインクを導引する吸引回復処理が行なわれる。キ
ャップ内に吸引された廃インクはキャップチューブ(廃
インクチューブ)509を通して廃液タンク510へ送
られる。
【0014】記録中や前記吸引回復処理後には、吐出口
の周縁にインク滴が付着して濡れ状態になり、吐出口か
ら吐出されるインクが吐出口面上の付着インクに引かれ
ることにより、インク吐出方向が不安定になって記録不
良(ヨレ)が発生することがある。このような記録不良
を解消するためには、吐出口の周縁(吐出口面)を確実
にワイピング(拭き取り清掃)することにより、吐出口
周縁の付着インクを除去する処理が必要になる。
【0015】図9を参照して、前記吸引回復動作及びワ
イピング動作について説明する。図9において、吐出口
面を覆うためのキャップ(ヘッドキャップ)508は、
各記録ヘッド201ごとに1個づつ設けられている。キ
ャリッジ200がホームポジション(図8中の右側)に
ある時の非記録時は、不図示の昇降手段によりキャップ
508を記録ヘッド201に接合(当接)させてキャッ
ピングすることにより、記録ヘッド201の吐出口内の
インクの蒸発によるインクの増粘や固着に起因する吐出
不良を防いでいる。各ヘッドキャップ508はキャップ
チューブ509を通して吸引回復用のチューブポンプ5
04bに接続されている。
【0016】上記キャッピング状態で、吸引回復用チュ
ーブポンプ504bを駆動させると、キャップチューブ
509を通して、記録ヘッド201から吸引されるイン
クが図9中の矢印E方向に流れ、吐出口の目詰まりなど
のインク不吐を回復することができる。これと同時に、
ヘッドチューブ507を通してサブタンク501内のイ
ンクが記録ヘッド201内に流れ込み、記録ヘッド20
1内が十分なインクで満たされて記録可能な状態とな
る。前記インク供給用のチューブポンプ504a及び前
記吸引回復用のチューブポンプ504bの下流側(排出
側)は、廃液を収集するための廃液タンク510に接続
されており、吸引されたインクは全て廃液タンク510
内へ送られる。
【0017】図10の(a)及び(b)はインクジェッ
ト記録装置における従来の供給・回復ユニット300の
平面図及び正面図であり、図11の(a)及び(b)は
図10の供給・回復ユニット300内に設けられたワイ
パーユニット(ワイピング機構部)の平面図及び正面図
であり、図12の(a)及び(b)は図11のワイパー
ユニットにより記録手段の吐出口を拭き取り清掃(ワイ
ピング)する動作を示す正面図である。次に、これらの
図を参照してワイパーユニットの構成及び動作について
説明する。図10において、300は装置本体の右側に
配設された供給・回復ユニット、40は供給・回復ユニ
ット300の側板、45は装置本体に取り付けられたキ
ャリッジ軸、46は装置本体の側板、47は供給・回復
ユニット300のベース板、200はキャリッジ軸45
に案内支持されてホームポジション(キャッピング位
置)に移動してきたキャリッジ、201はキャリッジ2
00に装着(搭載)された記録ヘッド(記録手段)、3
01は供給・回復ユニット300内に設けられたワイパ
ーユニット、をそれぞれ示す。
【0018】図11に示すワイパーユニット301にお
いて、145、147及び149はワイパーブレード1
0に回転力を伝達するためのギア列を構成するワイパー
ギア(A)、ワイパーギア(B)及びワイパーギア
(C)である。不図示の駆動モータからの回転は、これ
らのワイパーギアを介して、ワイパー回転軸150に伝
達される。なお、この回転伝達の途中には不図示の駆動
切換クラッチが設けられており、その駆動切換クラッチ
により、前記不図示の駆動モータからの回転の伝達及び
解除を切り換えることができる。
【0019】前記ワイパー回転軸150はワイパーケー
ス160に回転自在に軸支され、該ワイパー回転軸15
0にはワイパーブレード保持部材171が固定されてい
る。前記ワイパーケース160は、略箱型をしており、
供給・回復ユニット300の側板40に固定されてい
る。前記ワイパーブレード10は、ゴム等の弾性部材で
薄板状に形成されており、複数(6個)の記録ヘッド2
01の吐出口周縁(吐出口面)をキャリッジ200移動
方向(図8中の矢印B方向と直角方向)に次々と拭いて
いく。図示の例では、ワイパー回転軸150に固定され
た前記ワイパーブレード保持部材171に対して、円周
方向等間隔の3箇所にワイパーブレード10が取り付け
られている。前記ワイパーブレード保持部材171には
センサフラッグ171aが設けられており、ワイパーケ
ース160に固定されたワイパーセンサ172で該セン
サフラッグ171aを検知することによりワイパーブレ
ード10の回転位相を検出できるように構成されてい
る。
【0020】前記ワイパーセンサ172は、例えば、発
光素子としてのLEDと受光素子としてのフォトトラン
ジスタで構成され、前記センサフラッグ171aの回転
位置による光の透過・遮断に応じて前記フォトトランジ
スタから信号発生するように構成されている。この信号
によりワイパーブレード10の位相を検出することがで
きる。前記ワイパーケース160の所定位置には、イン
ク吸収体で形成されたブレードクリーナー173が配設
(固定)されている。このブレードクリーナー173
は、ワイパーブレード10の先端と当接することによ
り、該ワイパーブレード10に付着したインク滴等の異
物を除去(クリーニング)するためのものである。
【0021】次に、上記構成のワイパーユニット301
によるワイピング動作について説明する。不図示の駆動
切換クラッチをONし、駆動モータを回転させると、そ
の回転はギア列145、147、149及びワイパー回
転軸150を介してワイパーブレード保持部材171に
伝達され、該保持部材171に取り付けられたワイパー
ブレード10は図12中の矢印タ方向に回動する。そし
て、ワイパーセンサ172がセンサフラッグ171aを
検出した位置で駆動モータを停止し、駆動切換クラッチ
をOFFする。
【0022】そこで、記録ヘッド201を搭載したキャ
リッジ200がホームポジション(図10に示す右側位
置)から図12中の矢印チ方向に等速移動し、それと同
期してワイパーブレード10を図12中の矢印タ方向に
等速にて回転させる。このキャリッジ200及びワイパ
ーブレード10の移動速度及び回転速度、並びに回転開
始時の距離Mは、記録ヘッド201の吐出口周縁にワイ
パーブレード10の先端部が当接するように予め設定さ
れており、その当接により、図12の(b)に示すよう
に各記録ヘッド201の吐出口面を拭くことができる。
また、ワイパーブレード10は、図12に示すようにワ
イパーブレード保持部材171の円周方向等間隔の位置
に3枚設けられており、ワイパー回転軸150の1回転
(1周)により3個の記録ヘッド201を拭くことがで
きる。つまり、図示の構成例では、ワイパー回転軸15
0が2回転(2周)することで6個の記録ヘッド201
の全てを拭くように構成されている。
【0023】それから、各ワイパーブレード10と接触
する位置にインク吸収体で形成されたブレードクリーナ
ー173が1個配設されており、回転によりワイパーブ
レード10がこのブレードクリーナ173と当接し、該
ワイパーブレード10に付着したインク滴などをブレー
ドクリーナー173に転写させることで取り除いてい
る。記録ヘッド201のワイピング動作を行わない場合
は、図12の(a)の状態、すなわちワイパーセンサ1
72がワイパーブレード保持部材171のセンサフラグ
171aを検出した状態に保持されており、ワイパーブ
レード10が記録ヘッド201に当接することはない。
このように、回転ワイパーを用いる回転式ワイピング機
構は、特に記録ヘッド201の数が多い場合に有効であ
る。その理由は、記録ヘッド201の数だけワイパーブ
レード10を設けなくてもよいからである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成においては、ブレードクリーナー173が飽和する
と、クリーニング性能が悪化(低下)し、ワイパーブレ
ード10にインク滴を残した状態で記録ヘッド201を
ワイピングすることになるため、結果的に、ワイピング
性能を悪化させ、吐出不良に起因する記録不良が発生す
るという問題がある。これを解決するために、ブレー
ドクリーナー173を交換型とし、飽和する前に交換す
る方法、ブレードクリーナーとして本体寿命分の吸収
容量を持つインク吸収体を設置することにより飽和を防
止する方法、ブレードクリーナー173に吸収された
インクを絞り出すことにより飽和を防止する方法、など
の対策が採られている。しかし、の方法では、ユーザ
ーの使い勝手(操作性)が著しく悪化するという不都合
があり、の方法では、大きなスペースを必要とし装置
が大型になるという不都合があり、の方法では、絞り
出すための機構及び駆動源が必要であり、大幅なコスト
アップになるという不都合があり、解決すべき課題が残
されたままである。
【0025】本発明はこのように技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、ブレードクリーナ
ーに吸収させるインク量を少なくし、その容積を大きく
することなく、しかも簡単な構成で、長期間にわたって
クリーニング性能を確保することができ、それによっ
て、長期間にわたって、記録ヘッドをワイピングする時
の拭き取り性能を安定的に高いレベルに維持することが
でき、記録不良を確実に無くすことができるインクジェ
ット記録装置及びクリーニングユニットを提供すること
である。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体へインクを吐出して記録を行う記録手段の吐出口面
をワイピングするワイパーブレードを備えたインクジェ
ット記録装置において、前記吐出口面をワイピングした
後のワイパーブレードが接触する第1のブレードクリー
ナーと第2のブレードクリーナーとを備えた構成とする
ことにより、上記目的を達成するものである。
【0027】請求項2〜8の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記第1のブレードクリーナーは前記ワイ
パーブレードに付着したインクを大幅に掻き取るもので
あり、前記第2のブレードクリーナーは前記第1のブレ
ードクリーナーに接触した後のワイパーブレード上に残
ったインクを回収するものである構成、前記第1のブレ
ードクリーナーはインク吸収能力が低い材質である構
成、前記第1のブレードクリーナーは前記ワイパーブレ
ードとの接触面が階段状とされる構成、前記第2のブレ
ードクリーナーはインク吸収能力の高い材質である構
成、前記ワイパーブレードは記録手段に対して回転させ
ることにより記録手段の吐出口面をワイピングする構
成、前記ワイパーブレードは、1回転する間に前記第1
のブレードクリーナーと前記第2のブレードクリーナー
と接触する構成、あるいは、前記ワイパーブレードは回
転軸を中心に放射状に複数枚設けられている構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0028】請求項11の発明は、記録媒体へインクを
吐出して記録を行う記録手段の吐出口面をワイピングす
るワイパーブレードを備えたクリーニングユニットにお
いて、前記吐出口面をワイピングした後のワイパーブレ
ードが接触する第1のブレードクリーナーと第2のブレ
ードクリーナーとを備えた構成とすることにより、上記
目的を達成するものである。
【0029】請求項12〜17の発明は、上記請求項1
1の構成に加えて、前記第1のブレードクリーナーは前
記ワイパーブレードに付着したインクを大幅に掻き取る
ものであり、前記第2のブレードクリーナーは前記第1
のブレードクリーナーに接触した後のワイパーブレード
上に残ったインクを回収するものである構成、前記第1
のブレードクリーナーはインク吸収能力が低い材質であ
る構成、前記第1のブレードクリーナーは前記ワイパー
ブレードとの接触面が階段状とされる構成、前記第2の
ブレードクリーナーはインク吸収能力の高い材質である
構成、前記ワイパーブレードは記録手段に対して回転さ
せることにより記録手段の吐出口面をワイピングする構
成、あるいは、前記ワイパーブレードは、1回転する間
に前記第1のブレードクリーナーと前記第2のブレード
クリーナーと接触する構成とすることにより、上記目的
を達成するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明を適用したインクジェ
ット記録装置の一実施例を一部破断して示す斜視図であ
る。図1のインクジェット記録装置100におけるキャ
リッジ動作や記録媒体搬送動作などの記録動作及びその
ための構成、並びに供給・回復ユニット300の吸引回
復動作及びそのための構成は、図7〜図12を参照して
説明したものと実質的に同じである。そのため、図8〜
図12で説明したインクジェット記録装置の構成及び作
動は、発明の実施の態様で以下に説明するクリーニング
ユニットとしてのワイパーユニット(記録ヘッドのワイ
ピング手段及びワイパーブレードのクリーニング手段)
を除いて、本発明を適用したインクジェット記録装置の
実施例においてもそのまま援用することにする。従っ
て、図1のインクジェット記録装置に関しても、図7及
び図8についての説明を援用し、図7〜図12中の各部
分と同一又は対応する部分については、それらを同一符
号で示し、それらの詳細説明は省略する。
【0031】以下、本発明を適用したインクジェット記
録装置で使用される記録手段のワイピング手段及びワイ
パーブレードのクリーニング手段の構成及び動作につい
て説明する。図2の(a)及び(b)は、本発明を適用
したインクジェット記録装置の一実施例においてキャリ
ッジ200が供給・回復ユニット300上のホームポジ
ションに移動してきた状態を示す平面図及び正面図であ
る。図2において、40は供給・回復ユニット300の
左側の側板を示し、1は供給・回復ユニット300の駆
動源であるステップモータを示し、図2中で破線で囲ん
で符号302で示す部分は供給・回復ユニット300の
一部を成すワイパーユニット(ワイピング機構・クリー
ニングユニット)である。このワイパーユニット302
は、図22中のワイパーユニット301と対応する部分
である。
【0032】キャリッジ200に装着(搭載)された記
録手段(記録ヘッド)201は、記録信号に応じてエネ
ルギーを印加することにより、複数の吐出口からインク
を選択的に吐出して記録するインクジェット記録ヘッド
である。また、この記録ヘッド201は、熱エネルギー
を利用してインクを吐出するインクジェット記録手段で
あって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
備えたものである。さらに、前記記録ヘッド201は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。前記電気熱変換体は各吐出口の
それぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応す
る電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対
応する吐出口からインクを吐出するものである。
【0033】図6は、記録手段(記録ヘッド)201の
インク吐出部(一つの吐出口列)の構造を模式的に示す
部分斜視図である。図7において、被記録材(記録紙
等)と所定の隙間(例えば、約0.3〜2.0ミリ程
度)をおいて対面する吐出面81には、所定のピッチで
複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各吐出口
82とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出
用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵
抗体など)85が配設されている。記録ヘッド201
は、前記吐出口82が主走査移動方向(キャリッジ20
0に搭載される本実施例では該キャリッジ200の移動
方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で案内支持
されている。こうして、画像信号または吐出信号に基づ
いて対応する電気熱変換体85を駆動(パルス電圧を印
加)して、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に
発生する圧力によって吐出口82からインク滴を吐出さ
せる記録手段(記録ヘッド)201が構成されている。
【0034】図3の(a)、(b)、(c)及び(d)
は図2中のワイパーユニット(クリーニングユニット)
302の平面図、正面図、縦断面図(断面A−A)及び
横断面図(断面B−B)である。つまり、図3の(b)
は図3の(a)中の線b−bから見た正面図であり、図
3の(c)は図3の(b)中の線A−Aに沿った縦断面
図であり、図3の(d)は図3の(a)中の線B−Bに
沿った横断面図である。図3において、2は図2の
(a)中のステップモータ1で回転駆動されるワイパー
ギア(A)を示し、このワイパーギア(A)に対して
は、ステップモータ1の回転が不図示のギア列及び駆動
切換クラッチを介して伝達される。この駆動切換クラッ
チとしては、例えば、ギア部と電磁コイル部と回転軸と
を有し、電磁コイル部に電流を流すと回転軸にギア部の
回転を伝達し、また、電磁コイル部の電流をOFFする
とギア部のみが空転する構成のものが使用される。
【0035】前記ワイパーギア(A)2は、カサ歯車を
有するワイパーギア(B)3とかみ合っている。このワ
イパーギア(B)3は、供給・回復ユニット300の側
板40に固定された揺動軸6に回転自在に軸支されてい
る。前記ワイパーギア(B)3のカサ歯車部はカサ歯車
から成るワイパーギア(C)4とかみ合っている。カサ
歯車を有する前記ワイパーギア3及び4により、回転方
向が略直角方向に方向転換されている。前記ワイパーギ
ア(C)の中心部にはワイパー回転軸5が固定されてい
る。前記揺動軸6は前記側板40に固定されている。こ
の揺動軸6は、前記ワイパーギア(B)3を回転自在に
軸支するとともに、ワイパー軸受7をも回動可能に軸支
している。前記ワイパー軸受7は略箱形のワイパーケー
ス8に固定されている。従って、前記ワイパーケース8
は、前記ワイパー軸受7によって前記揺動軸6を中心に
揺動可能に支持されている。
【0036】前記ワイパーケース8には、前記ワイパー
回転軸5が回転自在に軸支されている。また、前記ワイ
パーケース8には、回転部材から成る昇降カム13が当
接するカム当接部8aが設けられている。前記ワイパー
回転軸5にはブレードホルダー9が固定されている。こ
のブレードホルダー9にはワイパーブレード10が固定
されている。また、前記ブレードホルダー9にはセンサ
フラッグ部9aが設けられている。このセンサーフラグ
部9aは、ワイパー回転センサ14と協働して前記ブレ
ードホルダー9の回転位相を検出するためのものであ
る。
【0037】前記ワイパーブレード10は、従来例と同
様にゴム等の弾性部材で薄板状に形成されており、記録
ヘッド201の吐出口面81を記録ヘッド配列方向(図
1中の矢印Bで示す記録紙搬送方向と直角を成す方向、
つまりキャリッジ200の移動方向)に拭いていくもの
である。本実施例では、回転駆動されるブレードホルダ
ー9の円周方向等間隔の位置に3個のワイパーブレード
10が取り付けられている。11は当接コロである。こ
の当接コロ11は、ワイパーケース8に設けられた軸に
回転自在に軸支されている。12は付勢バネである。こ
の付勢バネ12は、一端でワイパーケース8に連結さ
れ、他端で側板40の切り欠き部(不図示)に連結され
る引張バネであり、該ワイパーケース8を揺動軸6を中
心に図3の(c)中の矢印Z方向に付勢している。13
は昇降カムである。この昇降カム13は、ステップモー
タ1から不図示のギア列及び駆動切換クラッチを介して
伝達される回転力により、図3の(c)中の矢印P方向
に回転駆動可能である。なお、この場合の駆動切換クラ
ッチは、前述のワイパーブレード10を回転駆動するの
に使用される駆動切換クラッチと全く同じものである。
【0038】図3において、14はワイパー回転センサ
である。このワイパー回転センサ14は、前記センサフ
ラッグ部9aを検知することによりワイパーブレード1
0の回転位相を検出するものである。前記ワイパー回転
センサ14としては、例えば、光学式(LEDとフォト
トランジスタにより構成される)検知手段を使用し、セ
ンサフラッグの回動位置に対応して、フォトトランジス
タがLEDからの光を検出すると該フォトトランジスタ
が信号を発生するように構成したものを使用することが
できる。前記フォトトランジスタからの検知信号により
ワイパーブレード10の回転位相を検出することができ
る。15はワイパー昇降センサである。このワイパー昇
降センサ15は、ワイパー昇降フラッグ16を検知する
ことにより昇降カム13の位相を検出するものである。
前記ワイパー昇降フラッグ16は、前記昇降カム13の
駆動伝達軸に固定され、該昇降カム13といっしょに回
転する。前記ワイパー昇降センサ15としても、前記ワ
イパー回転センサ14と同様の光学式検知手段を使用す
ることができる。
【0039】ここで、以上のワイパーユニット(クリー
ニングユニット)302の構成によって記録ヘッド20
1の吐出口面81をワイピング(拭き取り清掃)すると
きの動作について説明する。通常では、昇降カム13は
図3の(c)中の破線の位置に止まっており、この状態
で、図3の(b)に示すワイパー昇降センサ15はワイ
パー昇降フラッグ16を検出している。また、この状態
では、ワイパーユニット302は、昇降カム13によっ
て付勢バネ12の付勢力に抗して揺動軸6を中心に反時
計方向に回動されることで押し下げられており、ワイパ
ーブレード10は記録ヘッド201に触れることはな
い。そこで、記録中の適当な時期あるいは吸引回復処理
の後などに、CPUによりワイピング処理命令が出され
ると、キャリッジ200はホームポジション(図1中の
右側のキャップポジション)へ移動する。そして、CP
Uは、ワイパー昇降用駆動切換クラッチをONし、ステ
ップモータ1を駆動して昇降カム13を図3の(c)に
示す位相に回転させる。このときの回転量は、ワイパー
昇降センサ15がワイパー昇降フラッグ16のON又は
OFFの信号を検知してから所定ステップ駆動する回転
量に予め設定されている。そうすると、昇降カム13と
カム当接部8aとの接触が解除され、付勢バネ12の付
勢力によりワイパーケース8が揺動軸6を中心に図示時
計回りに回動して上昇し、該ワイパーケース8は、供給
・回復ユニット300の側板40に設けられた不図示の
ストッパーに接触する。この状態では、キャリッジ20
0は未だ図2に示すように右側のキャップポジション
(ホームポジション)に位置しており、ワイパーケース
8に軸支された当接コロ11は、キャリッジ200の案
内面210の位置(移動経路面)より上方向に突出す
る。
【0040】そして、キャリッジ200が右側のホーム
ポジションから左方向へ移動してワイパーユニット30
2上に到達すると、前記当接コロ11がキャリッジ20
0の案内面210に当接案内され、ワイパーユニット3
02が下方向へ押し下げられて揺動軸6を中心に図示反
時計回りに回動する。このように当接コロ11がキャリ
ッジ200の案内面210に接触している状態では、当
接コロ11の上面とワイパーブレード10の先端(上
端)の距離(高さの差)はワイパーユニット内で常に一
定であるため、記録ヘッド201の吐出口面81に対す
るワイパーブレード10の侵入量は常に所定の適正値に
設定される。つまり、上記上端間の距離を所定値に予め
設定することにより、吐出口面81に対するワイパーブ
レード10の侵入量を常に適正値に設定することがで
き、確実にして安定したワイピング性能を確保すること
ができる。
【0041】そして、CPUは、ワイパー回転用の駆動
切換クラッチ(不図示)をONし、供給・回復ユニット
300の駆動源であるステップモータ1をキャリッジ2
00の移動と同期させて回転させ、ワイパーブレード1
0を記録ヘッド201の吐出口面81に当接させて吐出
口周縁を拭いていく。また、ワイパーブレード10はブ
レードホルダー9の円周方向等間隔に3枚設けられてお
り、従って、1周(1回転)する間に3個の記録ヘッド
201を拭き取り清掃(ワイピング)することができ
る。本実施例のようにキャリッジ200に6個の記録ヘ
ッド201を装着する場合は、ワイパーホルダー9を2
周(2回転)させることにより、全ての記録ヘッド20
1を拭き取ることができる。
【0042】次に、前記ワイパーユニット(クリーニン
グユニット)302におけるワイパーブレード10のク
リーニング手段の構成及び動作について説明する。図3
において、ワイパーケース8には、前記ワイパーブレー
ド10が1回転する間に接触する第1のブレードクリー
ナー17bと第2のブレードクリーナー17aとが設け
られている。回転により記録ヘッド201をワイピング
したワイパーブレード10は、先ず第1のブレードクリ
ーナー17bに接触し、次いで第2のブレードクリーナ
ー17aに接触する。ここで、第1のブレードクリーナ
ー17aは、ワイパーブレード10に付着したインクを
大幅に掻き取るものであり、樹脂などのインク吸収能力
が低い材質で形成されている。一方、第2のブレードク
リーナー17bは、第1のブレードクリーナーに接触し
た後のワイパーブレード上に残ったインクを吸収するも
のであり、インク吸収能力の高い材質で形成されてい
る。前記第1のブレードクリーナー17bは、斜面を形
成し、その下側に形成された排出口17cの内面へ連続
している。これらの第1のブレードクリーナー17b、
第2のブレードクリーナー17a及び排出口17cは、
ブレードクリーニング手段17を構成するものであり、
ワイパーケース8内に設けられている。
【0043】このようなブレードクリーニング手段17
の動作を以下に説明する。図4の(a)、(b)、
(c)及び(d)はブレードクリーニング手段17によ
りワイパーブレード10をクリーニングする動作を順次
示す図3の(d)に対応する模式的断面図である。ワイ
パー回転軸5の回転により各ワイパーブレード10が各
記録ヘッド201の吐出口面に順次接触することでワイ
ピングする。吐出口面をワイピングした直後のワイピン
グブレード10には、図4の(a)中の引出し円内の拡
大図に示すように、インク滴Wが付着している。次のワ
イピングを行うためにワイパーブレード10が矢印カ方
向に回転すると、ワイピングした直後の前方のワイパー
ブレード10が図4の(b)に示すように第1のブレー
ドクリーナー17bと当接(接触)し、前記インク滴W
を掻き取る。しかしながら、第1のブレードクリーナー
17bはインク吸収力が低い(又はインク吸収力が無
い)ため、ワイパーブレード10上には図4の(c)中
の引出し円内の拡大図に示すように細かなインク滴wが
残る。
【0044】さらに矢印カ方向に回転すると、第1のブ
レードクリーナー17bを通過した前記ワイパーブレー
ド10が図4の(d)に示すように第2のブレードクリ
ーナー17aに当接し、該ワイパーブレード10上の細
かなインク滴wは該第2のブレードクリーナー17aに
転写吸収される。この第2のブレードクリーナー17a
はインク吸収性に優れた材質で形成されているので、ワ
イパーブレード10上の細かなインク滴wも確実に除去
(クリーニング)される。以上のブレードクリーニング
動作においては、第1のブレードクリーナー17bによ
り大部分のインク滴が除去されているため、第2のブレ
ードクリーナー17aに吸収させるインク量は従来に比
べ大幅に少なくなり、従って、第2のブレードクリーナ
ー17aの容積(容量)は小さなもので済ませることが
できる。そして、第2のブレードクリーナー17aの容
積に所望の余裕を持たせることで、その交換を不必要に
することができ、インク絞り出し機構も不必要にするこ
とができる。また、第1のブレードクリーナー17b
は、インク吸収能が無く(又は低く)、かつ図示のよう
な斜面を形成しているため、ワイパーブレード10から
掻き落とされて付着したインク滴は、その自重により、
連続面で形成された排出口17cへ導かれ、その先に接
続された廃液タンク(不図示)に集積される。
【0045】以上説明した実施例によれば、記録ヘッド
201の吐出口面81を拭き取るための回転式ワイピン
グ機構302のワイパーブレード10が1回転する間に
接触する第1のブレードクリーナー17bと第2のブレ
ードクリーナー17aとを設け、前記第1のブレードク
リーナー17bは、インク吸収能力が低い材質で形成さ
れ、前記ワイパーブレード10に付着したインクWを大
幅に掻き取るものであり、前記第2のブレードクリーナ
ー17aは、インク吸収能力の高い材質で形成され、前
記第1のブレードクリーナー17bに接触した後のワイ
パーブレード10上に残ったインクwを吸収するもので
ある構成としたので、ブレードクリーナー17aに吸収
させるインク量を少なくし、その容積を大きくすること
なく、しかも簡単な構成で、長期間にわたってクリーニ
ング性能を確保することができ、それによって、長期間
にわたって、記録ヘッド201をワイピングする時の拭
き取り性能を安定的に高いレベルに維持することがで
き、記録不良を確実に無くすことが可能になる。
【0046】図5は上記ブレードクリーニング手段17
の別の実施例を示す模式的断面図である。本実施例に係
るブレードクリーニング手段17は、図3及び図4に示
した前述の実施例のものに対して、第1のブレードクリ
ーナー17bの形状を変えたものであり、その他の部分
では実質的に同じ構成を有している。従って、第1のブ
レードクリーナー17bの部分についてのみ説明する。
【0047】図5において、第1のブレードクリーナー
17bは、引出し円内の拡大図に示すように、階段状の
斜面17dで形成されている。このような構成によれ
ば、ワイパーブレード10が各階段のエッジ部に当接す
ることで、インク滴の掻き取り効果を更に高めることが
できる。掻き落とされて第1のブレードクリーナー17
bに付着したインク滴は、前述の実施例の場合と同様
に、その自重により前記排出口17cへ導かれる。ま
た、第1のブレードクリーナー17bのワイパーブレー
ド10との当接面(斜面17d)の仕上げを粗くした
り、メッシュ状の孔を開けたりすることにより、さらに
掻き取り効果を高めることができる。
【0048】従って、図5の実施例によれば、前述の実
施例と同様の効果を得られることに加え、第1のブレー
ドクリーナー17bのクリーニング効果(インク掻き取
り効果)をさらに高めることが可能になる。なお、前述
の各実施例における第1のブレードクリーナー17bと
第2のブレードクリーナー17aの材質としては、前述
のように樹脂とインク吸収体を選定できるが、これに限
られるものではなく、インク吸収性の無い(又は少な
い)ものとインク吸収性に優れたものとの組み合わせで
あれば、他の適当な材質を自由に選定できるものであ
る。
【0049】なお、以上の実施例では、記録手段を記録
媒体(記録紙等)に対して相対移動させながら記録する
シリアル記録方式のインクジェット記録装置を例に挙げ
て説明したが、本発明は、シリアルタイプで記録手段の
走査を利用してワイパーブレードによって吐出口をクリ
ーニングする構成のインクジェット記録装置に適用する
こともできる。このとき、第1のブレードクリーナーと
第2のブレードクリーナーは記録手段に付設される構成
や記録手段を載置したキャリッジに付設して構成するこ
とができる。
【0050】また、記録媒体の全幅または一部をカバー
する長さのラインタイプの記録手段を用いて副走査のみ
で記録するライン記録方式のインクジェット記録装置に
対しても同様に適用することができ、同様の効果を達成
し得るものである。また、本発明は、異なる色のインク
で記録する複数の記録手段を用いるカラー記録装置の
他、1個の記録手段を用いる記録装置、あるいは同一色
彩で異なる濃度で記録する複数の記録手段を用いる階調
記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の
場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達
成し得るものである。
【0051】さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタ
ンクを一体化した交換可能なインクカートリッジを用い
る構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間
をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録
ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも
同様に適用することができ、同様の効果が得られるもの
である。なお、本発明は、インクジェット記録装置が、
例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録
手段を使用するものである場合にも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記
録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録媒体へインクを吐出して記録を
行う記録手段の吐出口面をワイピングするワイパーブレ
ードを備えたインクジェット記録装置において、前記吐
出口面をワイピングした後のワイパーブレードが接触す
る第1のブレードクリーナーと第2のブレードクリーナ
ーとを備えた構成としたので、ブレードクリーナーに吸
収させるインク量を少なくし、その容積を大きくするこ
となく、しかも簡単な構成で、長期間にわたってクリー
ニング性能を確保することができ、それによって、長期
間にわたって、記録ヘッドをワイピングする時の拭き取
り性能を安定的に高いレベルに維持することができ、記
録不良を確実に無くすことができるインクジェット記録
装置が提供される。
【0053】請求項2〜8の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記第1のブレードクリーナーは前
記ワイパーブレードに付着したインクを大幅に掻き取る
ものであり、前記第2のブレードクリーナーは前記第1
のブレードクリーナーに接触した後のワイパーブレード
上に残ったインクを回収するものである構成、前記第1
のブレードクリーナーはインク吸収能力が低い材質であ
る構成、前記第1のブレードクリーナーは前記ワイパー
ブレードとの接触面が階段状とされる構成、前記第2の
ブレードクリーナーはインク吸収能力の高い材質である
構成、前記ワイパーブレードは記録手段に対して回転さ
せることにより記録手段の吐出口面をワイピングする構
成、前記ワイパーブレードは、1回転する間に前記第1
のブレードクリーナーと前記第2のブレードクリーナー
と接触する構成、あるいは、前記ワイパーブレードは回
転軸を中心に放射状に複数枚設けられている構成とした
ので、一層効率よく上記効果を達成することができる。
【0054】請求項11の発明によれば、記録媒体へイ
ンクを吐出して記録を行う記録手段の吐出口面をワイピ
ングするワイパーブレードを備えたクリーニングユニッ
トにおいて、前記吐出口面をワイピングした後のワイパ
ーブレードが接触する第1のブレードクリーナーと第2
のブレードクリーナーとを備えた構成としたので、ブレ
ードクリーナーに吸収させるインク量を少なくし、その
容積を大きくすることなく、しかも簡単な構成で、長期
間にわたってクリーニング性能を確保することができ、
それによって、長期間にわたって、記録ヘッドをワイピ
ングする時の拭き取り性能を安定的に高いレベルに維持
することができ、記録不良を確実に無くすことができる
クリーニングユニットが提供される。
【0055】請求項12〜17の発明によれば、上記請
求項11の構成に加えて、前記第1のブレードクリーナ
ーは前記ワイパーブレードに付着したインクを大幅に掻
き取るものであり、前記第2のブレードクリーナーは前
記第1のブレードクリーナーに接触した後のワイパーブ
レード上に残ったインクを回収するものである構成、前
記第1のブレードクリーナーはインク吸収能力が低い材
質である構成、前記第1のブレードクリーナーは前記ワ
イパーブレードとの接触面が階段状とされる構成、前記
第2のブレードクリーナーはインク吸収能力の高い材質
である構成、前記ワイパーブレードは記録手段に対して
回転させることにより記録手段の吐出口面をワイピング
する構成、あるいは、前記ワイパーブレードは、1回転
する間に前記第1のブレードクリーナーと前記第2のブ
レードクリーナーと接触する構成としたので、一層効率
よく上記効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例を一部破断して示す斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置においてキャリ
ッジが供給・回復ユニット上のキャップポジションに位
置するときの状態を示す平面図(a)及び正面図(b)
である。
【図3】図2中のワイパーユニットの平面図(a)と正
面図(b)と縦断面図(c)である。
【図4】図3のワイパーユニット(クリーニングユニッ
ト)のブレードクリーニング手段の動作を順次示す模式
図である。
【図5】図2中のワイパーユニットのブレードクリーニ
ング手段の別の実施例を示す模式図である。
【図6】記録手段のインク吐出部の構造を模式的に示す
部分斜視図である。
【図7】インクジェット記録装置の外観斜視図である。
【図8】図7のインクジェット記録装置のアッパーカバ
ーを取り外した状態を示す斜視図である。
【図9】インクジェット記録装置のインク流路図であ
る。
【図10】インクジェット記録装置における供給・回復
ユニット上にキャリジが位置するときの状態を示す平面
図(a)及び正面図(b)である。
【図11】図10の供給・回復ユニット内に設けられた
従来のワイパーユニットの平面図(a)及び正面図
(b)である。
【図12】図11のワイパーユニットにより記録手段の
吐出口を拭き取る動作を正面から見た動作図である。
【符号の説明】
1 ステップモータ 5 ワイパー回転軸 6 揺動軸 7 ワイパー軸受 8 ワイパーケース 9 ブレードホルダー 10 ワイパーブレード 11 当接コロ 12 付勢バネ 13 昇降カム 17 ブレードクリーニング手段 17a 第2のブレードクリーナー 17b 第1のブレードクリーナー 17c 排出口 17d 階段状の斜面 45 キャリッジ軸 50 ステイ(ガイドレール) 51 プラテン 81 吐出口面 82 吐出口 85 電気熱変換体 100 インクジェット記録装置 101 記録媒体(記録紙) 110 搬送ローラ 130 インクタンク 190 装置本体 200 キャリッジ 200a キャリッジコロ 201 記録手段(記録ヘッド) 210 案内面 300 供給・回復ユニット 302 ワイパーユニット(クリーニングユニッ
ト) 501 サブタンク 508 キャップ 504a 吸引回復用チューブポンプ 504b 供給用チューブポンプ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体へインクを吐出して記録を行
    う記録手段の吐出口面をワイピングするワイパーブレー
    ドを備えたインクジェット記録装置において、前記吐出
    口面をワイピングした後のワイパーブレードが接触する
    第1のブレードクリーナーと第2のブレードクリーナー
    とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のブレードクリーナーは前記
    ワイパーブレードに付着したインクを大幅に掻き取るも
    のであり、前記第2のブレードクリーナーは前記第1の
    ブレードクリーナーに接触した後のワイパーブレード上
    に残ったインクを回収するものであることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のブレードクリーナーはイン
    ク吸収能力が低い材質であることを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のブレードクリーナーは前記
    ワイパーブレードとの接触面が階段状とされることを特
    徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のブレードクリーナーはイン
    ク吸収能力の高い材質であることを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイパーブレードは記録手段に対
    して回転させることにより記録手段の吐出口面をワイピ
    ングすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイパーブレードは、1回転する
    間に前記第1のブレードクリーナーと前記第2のブレー
    ドクリーナーと接触することを特徴とする請求項6に記
    載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイパーブレードは回転軸を中心
    に放射状に複数枚設けられていることを特徴とする請求
    項6に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段がインクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段が前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする
    請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 記録媒体へインクを吐出して記録を
    行う記録手段の吐出口面をワイピングするワイパーブレ
    ードを備えたクリーニングユニットにおいて、前記吐出
    口面をワイピングした後のワイパーブレードが接触する
    第1のブレードクリーナーと第2のブレードクリーナー
    とを備えたことを特徴とするクリーニングユニット。
  12. 【請求項12】 前記第1のブレードクリーナーは前
    記ワイパーブレードに付着したインクを大幅に掻き取る
    ものであり、前記第2のブレードクリーナーは前記第1
    のブレードクリーナーに接触した後のワイパーブレード
    上に残ったインクを回収するものであることを特徴とす
    る請求項11に記載のクリーニングユニット。
  13. 【請求項13】 前記第1のブレードクリーナーはイ
    ンク吸収能力が低い材質であることを特徴とする請求項
    12に記載のクリーニングユニット。
  14. 【請求項14】 前記第1のブレードクリーナーは前
    記ワイパーブレードとの接触面が階段状とされることを
    特徴とする請求項13に記載のクリーニングユニット。
  15. 【請求項15】 前記第2のブレードクリーナーはイ
    ンク吸収能力の高い材質であることを特徴とする請求項
    12に記載のクリーニングユニット。
  16. 【請求項16】 前記ワイパーブレードは記録手段に
    対して回転させることにより記録手段の吐出口面をワイ
    ピングすることを特徴とする請求項11に記載のクリー
    ニングユニット。
  17. 【請求項17】 前記ワイパーブレードは、1回転す
    る間に前記第1のブレードクリーナーと前記第2のブレ
    ードクリーナーと接触することを特徴とする請求項16
    に記載のクリーニングユニット。
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