JPH0443046A - クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えたインクジェット記録装置

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JPH0443046A
JPH0443046A JP14989190A JP14989190A JPH0443046A JP H0443046 A JPH0443046 A JP H0443046A JP 14989190 A JP14989190 A JP 14989190A JP 14989190 A JP14989190 A JP 14989190A JP H0443046 A JPH0443046 A JP H0443046A
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JP
Japan
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cleaning means
sliding
ink
cleaning
recording head
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JP14989190A
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Inventor
Atsushi Arai
篤 新井
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Naoji Otsuka
尚次 大塚
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明?!1、インクを記録ヘッドの吐出口から吐出さ
せて記録を行なうインクジェット記録装置6二関し、中
でも前記記録ヘッドの吐出口面を清掃1゛るクリーニン
グ装置と、該クリーニング装置を備えたインクジェット
記9装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッドのイン
クを吐出する吐出口および該吐出口が多数個並列してな
る吐出口面に紙粉、ゴミ等の異物および不要インクが付
着すると、前記吐出口から吐出されるインクの吐出方向
が変化したり、インクの吐出が不可能になったりして正
常な記録ができなくなる場合がある。
そこで従来の・インクジェット記B装置では、正常なイ
ンク吐出状態を回復させるための吸引用ポンプから構成
したヘッド回復装置を設け、ポンプの負圧の力で前記各
吐出「」からインクを吸引させ、吸い出されるインクの
流れにより紙粉、ゴミ等の異物を前記各吐出口および吐
出口面から取り除く構成が採用されている。
また、」二記のインクの流ねでは取り除くことができな
い大きな紙粉、ゴミ等の異物を除去するために、こイ1
らを払い落づ−ブレードを前記ヘッド回復装置に隣接し
て設け、前記記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動に
より前記記録ヘッドの吐出口面と前記ブ1ノートとを摺
接させる構成が採用されている。
しかし、上記のブレードを設けた構成マ゛はブ1ノード
の前記吐出口面との摺接面6:二伺着しだ紙粉、ゴミ等
の異物はそのままでどこにも回収されるところが無いた
めに、これらの紙粉、ゴミ等の異物が次の動作の際に逆
にプレー!・から、前記吐出1−」面に再度何着して悪
循環を謀り返1−どいつ問題があった為、前記ブ1.・
−ト(以下、「第1消掃手段」という。)を清掃するた
めの第2清掃手段をさらに設ける構成が提案されている
7前記第2清掃手段と11では、インクを吸収オる多孔
質体等からなるインク吸収体を備え、前記インク吸収体
の乎らなインク吸収面が前記第1清掃手段の前記摺接面
と相対的に摺接することにより、前記異物および不要イ
ンクを第1清掃手段の前記摺接面から除去し2、前記不
要インクについてはインク吸収体のインク吸収面からそ
の内部に吸収させたのち自然蒸発させるものがある。
第11図に従来の第1清掃手段および第2清掃手段の一
例を示す。
第11図にj6いて、記録ヘッド73は互いに平行に配
設された2本のガイドシャフト74a74bに摺動可能
に嵌合されたキャリッジ74に搭載されており、該キャ
リッジ74が図示しない駆動手段により矢印G方向およ
びその逆方向に往復移動1゛ることにより記録ヘッド7
3が被記録媒体(不図示) I:二沿って往復移動(5
,記録を行〆J′)構成となっている。また、前記記録
ヘラ1−73の移動経路」二の記録動作をする範囲外の
位置には、前記第1清掃手段(不図示)が配設さねでい
る。
前記しまた第2清掃手段77は、前記キャリ・〕シフ4
のfl:!録ヘラト73に隣接した位置に固着されたホ
ルダ78 N、二交換可能に装置されており、キVノッ
ジ74の移動により前記第1清掃f段を通過するとき(
こ、第2清掃手段77の平らなインク吸収面7721が
第1清掃手段の摺接面と摺接する構成となっている。
[発明が解決しようとする課題] 」二記従来のインクンエ・す1へご己録装置(,7オ5
いて、長期間使用し丁いくうぢに、第2清掃手段の平ら
なインク吸収面には、次第に、第1清掃手段の摺接面か
ら除去[−1た鉱扮、ゴミ等の異物および増粘1.7た
不要インクが堆積して、第1清掃手段の摺接面を清掃す
る能力が低下し、でいき、ついにはその清掃ができなく
なってしまうという技術課題がある。
また、前記堆積した異物および増粘した不要インク(以
下、「不要物質」という。)が、前記インク吸収面から
再び第1清掃手段の摺接面に付着して記録ヘッドの吐出
口面に運ばれ、記録ヘッドのインクの吐出不良を引き起
こすことがあるという技術課題がある。
さらに、前記各技術課題を解決するための手段として、
第11図に示した一例のように、第2清掃手段を交換可
能としたものがあるが、部品点数が増すことなどにより
、コストが高くなり、今日の低価格およびメインテナン
スフリーが要望される傾向に対しては不適合である。
本発明は、上記従来の技術の有する技術課題に鑑みてな
されたものであり、第2清掃手段の第1清掃手段の摺接
面に付着した不要物質を除去して清掃する能力の寿命を
簡単な構成により飛躍的に向上させ、第2清掃手段の定
期的な交換を不要としたクリーニング装置及び該クリー
ニング装置を備えたインクジェット記録装置を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明のクリーニング装置は
、 インクを吐出口から吐出させ記録を行なう記録ヘッドの
吐出口面と摺接することで前記吐出口面の清掃を行なう
第1清掃手段と、該第1清掃手段の清掃を行なう第2清
掃手段とを備えたクリーニング装置において、 前記第2清掃手段は、前記第1清掃手段の記録ヘッドと
の摺接面と摺接する摺擦部と、前記第1清掃手段の記録
ヘッドとの摺接面と当接し、該摺接面を保持する保持部
と、 前記摺擦部と前記保持部とを介して前記第1清掃手段か
ら除去した不要物質を回収し貯蔵するための貯蔵部とを
有することを特徴とするクリーニング装置。
また、第2清掃手段は、その摺擦部および保持部の少な
くとも一方から貯蔵部に向うにしたがって不要物質を回
収し貯蔵する能力が大きくなっている請求項1に記載の
クリーニング装置。
また、本発明のクリーニング装置を備えたインクジェッ
ト記録装置は、 インクを吐出口から吐出させて記録を行なう記録ヘッド
と、該記録ヘッドの吐出口面に当接され、該吐出口面と
相対的に摺接することにより前記吐出口面を清掃するた
めの第1清掃手段とを備えたインクジェット記録装置に
おいて、前記記録ヘッドの吐出口面から除去されて前記
第1清掃手段の摺接面に付着した不要物質を除去するた
めの第2清掃手段は、前記第1清掃手段の前記摺接面と
相対的に摺接する位置に配設されたものであって、 前記第1清掃手段の前記摺接面と摺接する摺擦部と、 前記第1清掃手段の前記摺接面が前記摺擦部と摺接した
後に当接し前記摺接面を保持する保持部と、 前記摺擦部と前記保持部とを介して前記第1清掃手段か
ら除去した不要物質を回収し貯蔵するための貯蔵部とを
有することを特徴とするものである。
また、記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを
吐出するものであって、該熱エネルギーを発生するため
の電気熱変換体を備えたものとしたものとすることもで
きる。
[作用] 上記のように構成された本発明のクリーニング装置及び
該クリーニング装置を備えたインクジェット記録装置に
おいて、 第2清掃手段の摺擦部は、第1清掃手段の摺接面が該摺
擦部と相対的に摺接することにより、紙粉、ゴミ等の固
形状の異物および不要インクが前記第1清掃手段の摺接
面から主に除去される。
第2清掃手段の保持部は、前記第1清掃手段の摺接面が
摺接した後に該保持部と当接することにより、前記摺擦
部が除去し切れなかった液状の不要インクが第2清掃手
段の保持部から回収される。
前記第2清掃手段の摺擦部および保持部から回収された
不要インクは、該第2清掃手段の貯蔵部に貯I足さス1
4、不要インクの揮発成分が自然蒸発する。
[実施例] 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1実施例について説明する。
第1図に43いて、インクジェット記録装置108は、
記録ヘッド3およびインクタンク8を搭載したギヤリッ
ジ4が、駆動子−夕113の駆動力を伝達する駆動ベル
t−112の一部位に結合されて、互いに平行に配設さ
れた2本のガイドシャフト114a。114bに摺動可
能に嵌合さねており、前記駆動モーフ113の駆動力に
より、前記記録ヘッド3が、該記録ヘラ1<3の吐出口
面3aに対向するようにプラテン115士に給送された
被記録媒体である記録紙(不図示)の全幅にわたって、
矢印へ方向に往復移動して該記録紙への記録を行なう構
成どなっている。
また、本実施例のインク記録ソl−紀録装「108には
ヘッド回復装置lが設6づられており、該ヘッド回復装
置1のキャップ部1δは、記録ヘラl’3の記録動作に
お6づる往復移動の範囲(以下、「記録領域」という。
)Mで、後述するヘッド回復動作の際に記録ヘラ1り3
が移動される位置(図中にガイドシV)1114aの左
端、以下、回復ポジションと称す。)において、該記録
ヘッド3の吐出口面3aに対向し、伝動機構119を介
したモーフ118の駆動力によって駆動されて記録ヘッ
ド3の吐出[〕面3aをキャッピングするものである。
このヘッド回復装置1は、前記キャップ部1aにより記
録ヘラt”3の吐出口面3aをキャッピングし、適宜の
吸引手段によるインク吸引もしく l:!記録ヘッド3
へのインク供給経路に設ζづた適宜の加圧手段によるイ
ンク圧送を行ない、イ:ノクを記録ヘッド3の吐出口3
b(第2図参照)より強制的に排出させる置とにより該
吐出口3b内の増粘イ〕ツクを除去する等のヘッド回復
動作を行なうものである、 前記ヘッド回復装置1の図示右側の側面にU′、シリコ
ンゴム等で形成された弾力性を有する板状体からなる第
1清掃手段である第1除去部材2がブレ−ド保持部2a
によりカンチレバー形態で保持されている。このブレー
ド保持部2aば、ヘッド回復装置1ど同様に、伝動機構
119を介したモーフ118の駆動力により矢印B方向
に往復移動することにより第1除去部材2の先端を記録
ヘッド3の吐出[1面3aの移動経路を越えた適宜位置
まで突出させたり後退させたりすることができる構成ど
なっている。
ここで、前記記録ヘラF 3の吐出口面3aから拭い取
られて第1清掃手段の摺接面に付着した不要物質を除去
するための第2清掃手段である第2除去部材7について
、第2図および第3図も多照して説明する。
前記第2除去部材7cプ2、内部に無数の気孔が形成さ
れたインクを吸収する能力の高いインク吸収体からなる
ものであり、側面視に字状で記録ヘラ[・3の吐出口面
3aと同一・の幅またはそれ以上の幅を有し、第2図に
示すように、前記キャリッジ4の記録ヘッド3に隣接し
た位置に固着されている。
前記第2除去部祠7のうち中央部の略長方体部分は、後
述する摺擦部7aおよび保持部である保持面7bから回
収された不要物質(不要インク)を貯蔵するための貯蔵
部7cとなっており該貯蔵部7cから記録ヘッド3側へ
向けて斜めに突出した部分が、第1除去部材2の摺接面
がオ、)ん曲しながら摺接する摺擦部7aとなっている
。4−の摺擦部7aの先端には、記録ヘッド3が往復移
動する方向(矢印へ方向)と平行な平面7(」が形成さ
れている。また、前記貯蔵部7cの摺擦部7dの付根部
から少し間をあけた位置から記録ヘッド3のインクが吐
出する方向と同方向に長方体状に突出した部分の前記摺
擦部7a側の一面が、第1除去部材2の摺接面が摺擦部
7aと摺接した後に元の板状体に伸びた状態で当接する
保持部である保持面71)となっており、矢印へ方向に
対してほぼ垂直な平面どなっている。
また、前記摺擦部7a、保持面7bおよび貯蔵部7cけ
第2除去部材7に一体的に成形されたものである。
つぎに、前記第1除去部材2の摺接面を第2除去部材7
が清掃するときの清掃動作について、第4図(a)〜(
C)および第5図(a) 〜(c)を参照して説明する
第4図(a)において、記録ヘッド3は、前記回復ポジ
ションに停止して前記ヘッド回復動作を受けているとこ
ろであり、このヘッド回復動作が終了したときに、ヘッ
ド回復装置1は矢印C方向とは逆方向に後退し、第1除
去部材2は矢印C方向に前進してその先端が記録ヘッド
3の吐出口面3aの移動経路を越えた位置まで突出され
る。ついで、前記記録ヘッド3は矢印り方向に移動され
、第4図(b)に示すように、第1除去部材2をわん曲
させながら通過する。このとき、前記第1除去部材2の
わん曲部の径方向外側面となる摺接面が記録ヘッド3の
吐出口面3aおよびその周囲の面と相対的に摺接して、
紙粉、ゴミ等の異物および不要インクが前記吐出口面3
aおよびその周囲の面から除去されて第1除去部材2の
摺接面に付着する。
その後、前記記録ヘッド3を搭載したキャリッジ4がさ
らに、矢印り方向に移動を続けると、第4図(c)に示
すように、第2除去部材7の摺擦部7aが前記第1除去
部材2の摺接面に達する。
ここで、第5図(a)〜(c)を参照してさらに詳述す
ると、 前記第1除去部材2の摺接面は、第2除去部材7が矢印
り方向に移動するのに伴って、わん曲させられながら第
2除去部材7の摺擦部7aの尖った先端およびその平面
7dと順次相対的に摺接する(第5図(a)および(b
)参照、)このとき、第1除去部材2の摺接面に付着し
た前記異物および不要インクのうち固形状のものが主に
前記摺擦部7aの尖った先端により除去され、液状のも
のは前記摺擦部7aの前記先端および平面7dから内部
へ吸収される。
第2除去部材7がさらに矢印り方向に移動されると、前
記第1除去部材2はその先端が前記摺擦部7aから離れ
て、勢いよく元の板状体に伸びた形状に戻り、その状態
で第2除去部材7の保持面7bと第1除去部材2の摺接
面とが当接する。この時に、第2除去部材7を搭載した
キャリッジ4はその位置で所定時間停止し、この間に、
前記摺擦部7aが除去し切れなかった液状の不要インク
等が第1除去部材2の摺接面から前記保持面7bに吸収
される(第5図(C)参照ン。
前記所定時間が経過したのち、第1除去部材2は矢印C
方向とは逆方向に後退され、ついで、第2除去部材7を
搭載したキャリッジ4は、矢印り方向とは逆方向に移動
して前記回復ポジションに戻る9以上が、第2除去部材
7の清掃動作である。
前記清掃動作により、第2除去部材7の摺擦部7aおよ
び保持面7bから吸収された前記不要インクは、第2除
去部材7の内部を毛管吸収により伝播していきその貯蔵
部7Cに達して貯蔵され、その不要インクの揮発成分が
自然蒸発していく。
本実施例の第2除去部材7の第1除去部材2の摺接面を
清掃する能力の寿命と、第11図に示した従来の第2除
去部材77のそれとを比較した実験を行なったので、そ
の結果について述べる。
温度35℃、湿度lO%の環境において10分間隔で清
掃動作を行なったところ、従来の第2除去部材77につ
いては、約50Oo回の清掃動作を終えたところで、第
1除去部材の清掃が不十分になり、第2除去部材77が
ヨレ、記録ヘッド73のインク吐出不良が発生し、記録
された画像に不鮮明さが生じた。本実施例の第2除去部
材7については、約20、000回の清掃動作を終えた
ところでも、なお、第1除去部材2の摺接面の清掃が十
分行なわれており、記録ヘッド3のインク吐出不良は発
生せず、記録された画像に不鮮明さは生じなかった。
以上のように第2除去部材(第2清掃手段)7の摺擦部
7aにより固形状の異物および不要インクを除去し、第
2除去部材7の保持面(保持部)7bにより残留した液
状の不要インクを除去し、前記不要インクが内部を伝播
して貯蔵部7cに達して回収されることにより、第1除
去部材(第1清掃手段)2の摺接面の確実な清掃が毎回
行なわれる。
また、このような構成の第2除去部材7を用いると長期
間使用し、第2除去部材7の摺擦部7aのイック吸収能
力が低下してその清掃能力が落ちても、第2除去部材7
の保持面7bのインク吸収能力は保1.′:わでいるた
め、第2除去部材7の全体どしての清掃能力は長期間に
わたり持続される、本実施例で(ユ、第2除去部材7の
保持面’7 b 1.::固形状の異物が堆積すること
はほとんどなく、保持面7bの不要インクを吸収する能
力が低下l、7ないので、第2除去部材7の第1除去部
材2の摺接面を清掃する能力の寿綿を飛躍的に向上させ
る。二とができ、第2除去部材7の定期的な交換を不要
とすることができたや また、前記第2除去部材7の清掃動作において、第1除
去部材2の先端が第2除去部材7の摺擦部7aから離j
′lで勢いよく元の形状に戻る際、第1除去部材2の摺
接面に残留している一部の不要インクが飛散されるが、
この飛散された不要インクは、第2除去部材7の保持面
7bに再付着するので、インクジェット記録装置108
のその他の部分を汚すことはない。
つぎに、第2実施例について説明する7第6図において
、本実施例に使用される第2清掃手段である第2除去部
材27にLゴ:、その保持部である保持面27bから保
持面27bに対して垂直方向に内部に伸びる多数個の吸
引穴27eが、第2除去部材27の一体成形後に針など
を刺すことにより、穿設されており、各吸引穴27eの
内径はその内部に向かうにしたがって小さくなっている
、その他の点については、第1実施例と同様の構成なの
でその説明は省略する。
前記第2除去部材27の保持面27bは、前記吸引穴2
7eが無い場合に比較して不要インクを第2除去部材2
7の内部に吸収する速度が速く、不要インクが保持面2
7b上に留まっている時間を短くすることができる。こ
れにより、第2除去部材27がより短い時間間隔で連続
し、た清掃動作を行なつときでも、長期間にわたる、第
1除去部材2(第1図参照)の摺接面の清掃を十分行な
うことができる。
本実施例ににおいても、第2除去部材27の第1除去部
材2(第1図参照)の摺接面を清掃する能力の寿命と、
第11図に示した従来の第2除去部材77のそれとの比
較実験を行なったので、その結果について述べる。
温度35℃、溝度10%の環境において、1分間隔で清
掃動作を行なったところ、従来の第2除去部材77につ
いては、約1.000回の清掃動作を終えたところで、
第1除去部材の清掃が不」−・分になり、記録へラド7
3のインク吐出不良が発生し、本実施例の第2除去部材
27についは、約10、000回の清掃動作を終えたと
ころでもなお、第1除去部材2の摺接面の清掃が十分行
なわA]ており、記録ヘッドのインク吐出不良による画
像の鮮明さの低下はみられなかった、 また、本実施例においても、第1実施例と同様の効果が
得られることは、いうまでもない。
つぎに、第3実施例について説明する。
第7図において、インクジェットカートリッジ33は、
記録ヘッド部33cおよびインクタンク部33dが一体
的に設けられたものであり、第1実施例と同様の構成に
より矢印F方向に往復移動する図示しないキャリッジに
交換可能に搭載されている。
第1清掃手段である第1除去部材32は、前記記録ヘッ
ド部33 cの移動経路上の記録領域の範囲外の適宜位
置に位置しており、その軸部32aが矢印F方向に対し
て垂直な矢印F方向およびその逆方向に回転自在にイン
フジエラ]・記録装置本体に支承されている。
前記第1除去部材32の図示下方には、第1実施例と同
様の第2清掃手段である第2除去部材37がインフジエ
ラ(・記録装置本体に固設されI可ホルダ38に固着さ
れている。
前記第1除去部材32は、記録ヘッド部33cがその前
方に停止したときに、図示しない公知の駆動手段により
矢印E方向に回動され、記録ヘッド部33cの吐出口面
33aの一端と当接してわん曲し、そのわん曲部の径方
向外側面である摺接面が該吐出口面33aと摺接する。
前記吐出口面33aと摺接した第1除去部材32の前記
摺接面は、さらに矢印E方向に回動を続け、わん曲しな
がら第2除去部材37の摺擦部37aと摺接し、該摺擦
部37aと摺接した後に元の板状に伸びた状態で第2除
去部材37の保持面37bと当接して停止し、所定時間
後、矢印E方向とは逆方向に回動されて元の位置に戻る
という清掃動作をする。
本実施例の以上説明した以外の点は第1実施例と同様な
のでその説明は省略する。
本実施例においても第1実施例と同様の効果が得られる
上記各実施例に使用できる第2清掃手段である第2除去
部材の他の例を第8図および第9図に示す。
第8図に示す第2除去部材47は、その摺擦部47aの
先端部が半円柱状のわん曲面47dとされており、その
他の部分は第1実施例の第2除去部材7と同一である。
第9図に示す第2除去部材57は、その摺擦部57aの
先端部に断面ねじ山状の3個の突起57dが形成されて
お9、その他の部分は第1実施例の第2除去部材7と同
一である。
前記各第2除去部材47.57は、第1実施例の第2除
去部材7と比較して、その各摺擦部47a、57aの異
物および不要インクの除去能力が高いという効果がある
また、上記した各第2除去部材7,27゜37.47.
57の不要インクを吸収して貯蔵する能力を、その摺擦
部7a、’27a、37a。
47a、57aおよび保持面7b、27b。
37b、47b、57bから貯蔵部7c。
27c、37c、47c、57cに向かうにしたがって
大きくなるようにするとさらに効果が向上する。その具
体的な手段として例えば、第2除去部材の内部に形成さ
れる気孔の大きさをその摺擦部および保持面から貯蔵部
に向かうにしたがって小さくし、かつ前記気孔の密度(
単位体積あたりの個数)をその摺擦部および保持面から
貯蔵部に向かうにしたがって大きくするという手段であ
る。
ここで前述各実施例に使用する電気熱変換体を備えた記
録ヘッドの一例について説明する。第10図に示すよう
に、記録ヘッド63には、列状に設けられた複数個の吐
出口63bからインクを吐出させるために、印加電圧が
供給される熱エネルギーを発生させる電気熱変換体63
dが各液路ごとに配設されている。そして駆動信号を印
加することによって、前記電気熱変換体63dに熱エネ
ルギーを発生せしめて膜沸騰を生じ液路内に気泡を形成
する。そしてこの気泡の成長によって前記各吐出口63
bからインクを吐出させる構成となっている。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン株式会社が提唱するバブルジェット方式の記録ヘッド
、インクジェット記録装置に於いて、優れた効果をもた
らすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行なうものが
好ましい、この方式は所謂オンデマンド型、コンティニ
ュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデ
マンド型の場合には、液体(インク)が保持されている
シートや液路に対応して配置されてい電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録
ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信
号に一体一対応し液体(インクツ内の気泡を形成出来る
ので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開
口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一
つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると
、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応
答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好
ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許
第4463359号明細書、同第4345262号明細
書に記載されているようなものが適している。尚、上記
熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431
3124号明細tに紀112さね、τいる条件を採用す
るど、更(、:二価4]、iさ記録を行なうことかでき
る。
記録ヘッドの構成として(は、」二連の各明細沓に開示
さiqていZ)、、!、うtノ・吐出口、液路、電気熱
変換体の組み合わJ−a構成(直線状液流路又は直角液
流路)の他に熱作用部が屈曲する領域67:配置さねで
いる構成を開示する米国特許第4558333号明細書
、米国特許第4459600号明細器に記載された構成
のものにも本発明は有効である。加えて、複数の電気熱
変換体に対して、共通ずるスリットを電気熱変換体の吐
出部とする構成を開示する特開昭59年第123670
号公報や熱J、ネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出
部に対応ぜる構成を開示する特開昭59年第13846
1号公報に基づいた構成としても本発明は有効である。
加えてインクジェット・記録装置本体に装着されること
で、インクジェット記録装置本体との電気的な接続や・
fツクジェット記録装置本体からのインクの供給が可能
になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは
記録ヘラ1ぐ自体に−・体向に設けられたカートリッジ
タイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効であ
る。
更に、インクジェット記録装置の記録モードとし、では
黒色等の主流色のみの記録千−トだ1・づではなく、配
録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによ
ってでもよいが、異なる色の複色カラー又は、混色によ
るフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明
は極めて有効である。
以上説明した本発明の各実施例においては、インクを液
体として説明しているが、室温やそれ以下で固化するイ
ンクであって、室温で軟化もしく(、−:f、液体或い
(式、上述のインクジェットではインク自体を30℃以
−ト70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号伺与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加六で、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化の
工〜ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は
、インクの蒸発防止を目的とじて放置状態で固化するイ
ンクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記
録信号に応じた付与によってインクが液化してインク液
状として吐出するものや記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによっ
て初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可
能である、このような場合インクは、特開昭54−56
847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に
記載されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状
又は固形物と17で保持された状態で、電気熱変換体に
対して対向するような形態としても良い。本発明におい
ては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上
述した膜沸騰方式を実行するものである。
[発明の効果コ 本発明(ゴ、以上説明したとおり構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
記録ヘッドの吐出口面から除去されて第1漬掃手段の摺
接面C付着しI、−紙粉、ゴミ等の固形状の異物および
不要インク(不要物質)lj:、主に第2清掃手段の摺
擦部により除去され、前記摺擦部が除去し切れなかった
液状の不要インクは第2清掃手段の保持部から回収され
、さらに、前記摺擦部および保持部から回収された不要
インク6j第2清掃手段の貯蔵部に貯蔵され、その後自
然蒸発するので、前記異物が第2清掃手段の保持部に堆
積することにより保持部の不要インクを回収する能力が
低下すること(ゴはとんどない。こねにより、第2清掃
手段の第1清掃手段の摺接面を清掃する能力の寿命が飛
躍的Gこ向上し、第2清掃手段の定期的な交換を不要と
したメインテナンスフリーを実現することができ、また
、第2清掃手段を交換可能な構成とする必要がなくなり
、低コストが維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(′:J本発明の第1実施例の斜視図、第2図は
同実施例の要部斜視図、第:3図は同実施例の第2清掃
手段のq44図、第4図fa)〜[C)および第5図(
a)〜(C)のそれぞれは同実施例の第2清掃手段の清
掃動作を説明するための説明図、第6図は本発明の第2
実施例の第2清掃手段の斜視図、第7図は本発明の第3
実施例の要部斜視図、第8図および第9図は本発明の各
実施例に使用できる第2清掃手段の各斜視図、第10図
は本発明の各実施例に使用される記録ヘッドの要部概略
斜視図、第11図は従来のインクジェット記録装置の要
部斜視図である。 1・・・ヘッド回復装置   1a・・・キャップ部2
.32・・・第1除去部材 2a・・・ブレード保持部 3.63・・・記録ヘッド 3a、33a・・・吐出口面 3b、33b、63b・・・吐出口 4・・・キャリッジ 7 27.37,47.57・・・第2除去部材7a、
27a、37a、47a、57a・・・摺擦部7b、2
7b、37b、47b、57b・・・保持面、7c、2
7c、37c、47c、 57cm・・貯蔵部7d・・
・平面       8・・・インクタンク27e・・
・吸引穴     32a・・・軸部33・・・インク
ジェットカートリッジ33c・・・記録ヘッド部 33d・・・インクタンク部 47d・・・わん曲面    57d・・・突起63d
・・・電気熱変換体 108・・・インクジェット記録装置 112・・・駆動ベルト   113・・・駆動モータ
114a、114b・・・ガイドシャフト115・・・
プラテン    118・・・モータ119・・・伝導
機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、インクを吐出口から吐出させ記録を行なう記録ヘッ
    ドの吐出口面と摺接することで前記吐出口面の清掃を行
    なう第1清掃手段と、該第1清掃手段の清掃を行なう第
    2清掃手段とを備えたクリーニング装置において、 前記第2清掃手段は、前記第1清掃手段の記録ヘッドと
    の摺接面と摺接する摺擦部と、 前記第1清掃手段の記録ヘッドとの摺接面と当接し、該
    摺接面を保持する保持部と、 前記摺擦部と前記保持部とを介して前記第1清掃手段か
    ら除去した不要物質を回収し貯蔵するための貯蔵部とを
    有することを特徴とするクリーニング装置。 2、第2清掃手段は、その摺擦部および保持部の少なく
    とも一方から貯蔵部に向うにしたがって不要物質を回収
    し貯蔵する能力が大きくなっている請求項1に記載のク
    リーニング装置。 3、インクを吐出口から吐出させて記録を行なう記録ヘ
    ッドと、該記録ヘッドの吐出口面に当接され、該吐出口
    面と相対的に摺接することにより前記吐出口面を清掃す
    るための第1清掃手段とを備えたインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドの吐出口面から除去されて
    前記第1清掃手段の摺接面に付着した不要物質を除去す
    るための第2清掃手段は、前記第1清掃手段の前記摺接
    面と相対的に摺接する位置に配設されたものであって、 前記第1清掃手段の前記摺接面と摺接する摺擦部と、 前記第1清掃手段の前記摺接面が前記摺擦部と摺接した
    後に当接し前記摺接面を保持する保持部と、 前記摺擦部と前記保持部とを介して前記第1清掃手段か
    ら除去した不要物質を回収し貯蔵するための貯蔵部とを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。 4、記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐
    出するものであって、該熱エネルギーを発生するための
    電気熱変換体を備えたものとした請求項3に記載のイン
    クジェット記録装置。
JP14989190A 1990-06-11 1990-06-11 クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えたインクジェット記録装置 Pending JPH0443046A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11254707A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Canon Inc インクジェット記録装置及びクリーニングユニット
JP2001180013A (ja) * 1999-10-15 2001-07-03 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6834586B1 (en) 1999-05-31 2004-12-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lithographic method and lithographic device, plate making method and plate making device, and ink jet printing method and printing device
JP2009011919A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 洗浄装置、洗浄方法、予備吐出装置、塗布装置及び予備吐出方法

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