JPH10765A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10765A
JPH10765A JP15372796A JP15372796A JPH10765A JP H10765 A JPH10765 A JP H10765A JP 15372796 A JP15372796 A JP 15372796A JP 15372796 A JP15372796 A JP 15372796A JP H10765 A JPH10765 A JP H10765A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
carriage
ink jet
jet recording
recording apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP15372796A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nagatomo
彰 長友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH10765A publication Critical patent/JPH10765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のインクジェット記録装置にあってもコ
ストアップを招くことなく、装置を大型化することなく
インクミストの回収を可能とする。 【解決手段】 記録ヘッドからインクを吐出して記録媒
体に記録を行うインクジェット記録装置において、信号
に応じてインクを吐出する記録ヘッドを搭載可能であっ
て、往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの移
動に伴って流れる空気流路を形成するための分離部材
と、前記空気流路に設けられたインクを吸収可能なフィ
ルタと、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク滴を吐出して
記録媒体に記録を行うためのインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】今日、インク滴を吐出して記録するイン
クジェット記録装置が広く使用されているが、このイン
クジェット記録装置は記録の際に、本来の記録に必要な
インク滴の他に、非常に微細なインク滴(以下「インク
ミスト」という)が多少なりとも発生する。
【0003】このインクミストは、インクジェット記録
装置を長期間使用する間に、装置本体内に付着蓄積し、
記録媒体に汚れをつけたり、記録媒体の搬送手段に付着
すると搬送負荷抵抗を増大したり、搬送精度に問題を発
生したりする等、の不具合を発生する原因となる。
【0004】前記不具合は、超高速インクジェット記録
装置では、専用のインクミスト回収装置を設けて対応す
る場合が多かった。
【0005】インクミスト回収装置としては、例えばイ
ンクミストを含んだ空気をファンで吸い込むと共に、そ
の空気中のインクミストをフィルタで濾過する構成が多
く採用されている。
【0006】しかし、上記インクミスト回収装置は小型
のインクジェット記録装置にはあまり採用されていな
い。これは、前記インクミスト回収装置をとり入れる
と、装置の部品点数が増加してコストアップとなると共
に、装置の小型化が困難となり、また従来の小型インク
ジェット記録装置では、印字速度がそれほど速くないた
めにインクミストの発生量が少なく、インクミストによ
る不具合対策は重要でなかったためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
技術進歩により、普及型インクジェット記録装置の記録
速度が格段に向上し、小型の記録装置であってもインク
ミスト対策を考慮することが好ましくなってきた。
【0008】しかし、ファンを使用するインクミスト回
収構成にあっては前述のようにコストアップを招くのみ
ならず、装置が大型化してしまうという課題があった。
【0009】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的は、小型のインクジェット記録装置にあ
ってもコストアップを招くことなく、装置を大型化する
ことなくインクミストの回収を可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、記録ヘッドからインク
を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装
置において、信号に応じてインクを吐出する記録ヘッド
を搭載可能であって、往復移動可能なキャリッジと、前
記キャリッジの移動に伴って流れる空気流路を形成する
ための分離部材と、前記空気流路に設けられたインクを
吸収可能なフィルタと、を有することを特徴とする。
【0011】上記構成にあっては、キャリッジの移動に
よって装置内に空気流を生じさせ、その空気流内のイン
クミストをフィルタで回収することにより、ファン等を
用いることなく、従って装置を大型化したり、コストア
ップを招くことなくインクミストを回収することが可能
となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るインクジェット
記録装置の一実施形態を図1乃至図3を参照して具体的
に説明する。尚、図1はインクジェット記録装置の斜視
説明図であり、図2は記録装置の断面模式説明図、図3
はインクミスト回収構成の説明図である。
【0013】ここではまず記録装置の全体構成について
説明し、次にインクミスト回収構成について説明する。
【0014】〔装置の全体構成〕この記録装置は、図1
及び図2に示すように、給送トレイ1にセットした記録
媒体Pをピックアップローラ2で給送すると共に、駆動
回転する搬送ローラ3a及び該ローラ3aに記録媒体P
を押圧させて従動回転するピンチローラ3bによってプ
ラテン4上へ搬送し、記録手段によって所定記録を行っ
た後、駆動回転する排出ローラ5a及びこれに記録媒体
Pを押圧して従動回転する拍車5bによって排出するよ
うに構成している。尚、前記拍車5bは撥水性の高い材
料から作られ、記録媒体Pの記録面と刃状の円周部のみ
で接触するものであり、記録直後の記録媒体上の未定着
画像に接触しても画像に影響を与えずに従動回転するも
のである。
【0015】前記プラテン4上を搬送される記録媒体P
は記録手段によって画像を記録されるが、本実施形態に
係る記録手段はシリアル型のインクジェット記録方式を
用いており、プラテン4と対向する位置にキャリッジ6
が記録媒体Pの搬送方向と直交する方向に往復移動可能
にガイドシャフト7によって摺動自在に保持されてい
る。このキャリッジ6には、図示しないキャリッジモー
タによって駆動するプーリ8に掛け渡されたタイミング
ベルト9が係止しており、記録動作に応じてキャリッジ
モータが駆動してキャリッジ6を主走査方向に往復移動
させる。
【0016】前記キャリッジ6には、液状インクを収納
したインクタンク10aと記録ヘッド10bとを一体化した
インクカートリッジ10が取り外し可能に装填してある。
前記記録ヘッド10bはインク吐出口がプラテン4と対向
するように設けてあると共に、キャリッジ6の移動に対
応して記録ヘッド10bに記録信号を伝達することによっ
て、前記吐出口から液状インクを吐出して記録媒体Pに
画像を記録するものである。
【0017】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【0018】{インクミスト回収構成}本実施形態に係
る記録装置は前記記録ヘッド10bがインク滴を吐出した
ときに生じたインクミストを回収し得るように構成して
いる。そのための構成を説明すると、インクカートリッ
ジ10を搭載したキャリッジ6の移動領域の上方には、該
キャリッジ6の移動に伴って装置内に空気流が生ずるよ
うに空気流路11を形成する分離部材12が設けてある。こ
の分離部材12によって、図3(a) に示すように、キャリ
ッジ6が矢印a方向に移動すると、分離部材12の上方に
形成された空気流路11に矢印b方向の空気流が生ずる。
【0019】そして、前記空気流路11にはインクミスト
を吸収し得る材質からなるフィルタ13が取り付けてあ
る。このため、記録に際して生じたインクミストは前記
空気流よって空気流路11を流れ、フィルタ13を通過する
際に該フィルタ13によって吸収される。
【0020】尚、前記キャリッジ6の移動断面積よりも
フィルタ13の断面積、即ち空気流路11の断面積が大きく
なるように構成してある。このため、キャリッジ6が移
動することにより、空気流路11内の空気が確実にフィル
タ13を通過するようになり、インクミストを効率よく吸
収することが出来るようになっている。
【0021】ここで、前記インクミストは記録頻度が高
くなるほど発生し易くなるが、記録頻度が高ければキャ
リッジ8の移動量も多くなり、フィルタ13を通過する空
気流も増加する。一方、記録頻度が低い場合にはキャリ
ッジ8の移動量が少なくなるが、その場合はインクミス
トの発生も少なくなる。従って、インクミストの発生頻
度に応じてフィルタ13によって効率的に回収することが
出来るものである。
【0022】このように、キャリッジ6の移動によって
装置内に空気流を生じさせることにより、特別にファン
等をもうけなくても装置内のインクミストをフィルタ13
で吸収することが可能となる。このため、小型のインク
ジェット記録装置にあってもコストアップを招くことな
く装置内のインクミストを回収することが出来る。
【0023】尚、前記フィルタ13の材質としては、前記
空気の流れがよく、且つインクミストを吸収し易いもの
がよく、更には交換してもランニングコストが高くなら
ない材質、例えば不織布等が好ましい。
【0024】また、前記分離部材12の材質としては、イ
ンクミストが付着し難いように帯電防止剤を含んだ樹脂
や金属で構成することが好ましく、更にはインクミスト
を吸収可能な材質で構成することが好ましい。
【0025】尚、分離部材12がインクミストを吸収し得
るフィルタの一部として考える場合には、分離部材12が
型くずれしないように、分離部材12を枠体等で保持する
ように構成してもよい。
【0026】また、前記フィルタ13及び分離部材12をカ
ートリッジ化して装置本体から着脱可能に構成し、交換
可能するに構成することがより好ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
キャリッジの移動によって装置内に空気流を生じさせ、
その空気流内のインクミストをフィルタで回収すること
により、ファン等を用いることなく、従って装置を大型
化したり、コストアップを招くことなくインクミストを
回収することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の斜視説明図である。
【図2】記録装置の断面模式説明図である。
【図3】インクミスト回収構成の説明図である。
【符号の説明】
P …記録媒体 1 …給送トレイ 2 …ピックアップローラ 3a …搬送ローラ 3b …ピンチローラ 4 …プラテン 5a …排出ローラ 5b …拍車 6 …キャリッジ 7 …ガイドシャフト 8 …プーリ 9 …タイミングベルト 10 …インクカートリッジ 10a …インクタンク 10b …記録ヘッド 11 …空気流路 12 …分離部材 13 …フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドからインクを吐出して記録媒
    体に記録を行うインクジェット記録装置において、 信号に応じてインクを吐出する記録ヘッドを搭載可能で
    あって、往復移動可能なキャリッジと、 前記キャリッジの移動に伴って流れる空気流路を形成す
    るための分離部材と、 前記空気流路に設けられたインクを吸収可能なフィルタ
    と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドを搭載したキャリッジの
    移動断面積が、前記フィルタの断面積よりも大きくなる
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前述分離部材は、前記インクを吸収可能
    な材質によって構成したことを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記分離部材は、前記インクが付着し難
    い帯電防止剤を含んだ材質によって構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、電気熱変換体によっ
    て印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸
    騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
JP15372796A 1996-06-14 1996-06-14 インクジェット記録装置 Pending JPH10765A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15372796A JPH10765A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 インクジェット記録装置

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JP15372796A JPH10765A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 インクジェット記録装置

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JPH10765A true JPH10765A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15568785

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JP15372796A Pending JPH10765A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 インクジェット記録装置

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JP (1) JPH10765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959255B2 (en) 2007-05-14 2011-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid droplet jetting apparatus
US9315037B2 (en) 2012-10-30 2016-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink aerosol filtration
JP2016182756A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959255B2 (en) 2007-05-14 2011-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid droplet jetting apparatus
US8210643B2 (en) 2007-05-14 2012-07-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid droplet jetting apparatus
US9315037B2 (en) 2012-10-30 2016-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink aerosol filtration
JP2016182756A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

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