JP4893469B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクなどの磁気記録媒体に対向するスライダに磁気機能部が設けられた磁気ヘッド装置に係り、特に、スライダが、記録媒体の内周側に位置しているときと外周側に位置しているときで、記録媒体からの浮上距離の変動を低減できるようにした磁気ヘッド装置に関する。
ハードディスクなどの磁気記録媒体に磁気信号を記録し、また磁気記録媒体に記録された磁気信号を読み取る磁気ヘッド装置として、磁気記録媒体に対向するスライダを有し、このスライダのトレーリング側端部に磁気機能部が設けられたものが使用されている。磁気機能部は、MR効果やGMR効果あるいはTMR効果を利用した再生機能部と、磁性材料のヨークおよびコイルなどが薄膜で形成された記録機能部とを有している。
磁気ヘッド装置のスライダは、ロードビームなどと称される弾性部材によって、磁気記録媒体の表面に押圧される。磁気記録媒体が回転すると、その表面とスライダとの間に流入する空気流(エアーベアリング)により、スライダが記録媒体から浮き上がり、その結果、磁気機能部と記録媒体との間に所定の浮上量が設定される。
この種の磁気ヘッド装置では、スライダにおける記録媒体との対向側に、空気流により浮上圧力を発生させる正圧面と、記録媒体に接近する力を発揮させる負圧発生面とが形成されており、正圧面に作用する浮上力と負圧発生面に生じる下降力とのバランスによって、スライダの浮上姿勢と浮上量とが設定されている。
以下の特許文献1には、磁気ヘッドを、ハードディスクなどの記録媒体の内周側と外周側との間で移動させるシーク動作の際の浮上量の変動を安定させ、特にヨー角の変動を抑制することを目的とした磁気ヘッド装置が開示されている。
この磁気ヘッド装置は、スライダに、前方動圧発生部と後方動圧発生部が設けられている。前方動圧発生部に浮上力を作用させ、後方動圧発生部に負圧を発生させるとともに、中間部に実質的に浮上力が作用せず負圧も発生しない深い窪みを形成することで、主に前方動圧発生部の浮上力と、後方動圧発生部の負圧とによってヘッドの動的姿勢を安定させようというものである。
特開平10−283622号公報
この種の磁気ヘッド装置では、スライダが記録媒体の外周側に対向すると、記録媒体の移動速度が大きくなるために、スライダ全体に作用する浮上力が大きくなり、逆に、スライダが内周側に対向すると、記録媒体の移動速度が低下するために、スライダ全体に作用する浮上力が小さくなる。
特許文献1に記載の磁気ヘッド装置をはじめとする従来の磁気ヘッド装置では、スライダが記録媒体の外周側に対向しているときに、スライダの対向面のほぼ全域に空気流が作用する構造であるために、スライダが記録媒体から浮き上がりすぎて、磁気機能部の記録媒体からの浮上距離が高くなりすぎる傾向にある。
そこで、特許文献1に記載された磁気ヘッド装置では、スライダの後方動圧発生部に負圧を発生させ、中間部に実質的に浮上力が作用せず負圧も発生しない深い窪みを設けることで、外周側においてスライダが浮上しすぎないように制御しようとしている。しかしそのために、逆に、スライダが内周側に対向しているときに、浮上距離が極端に低下することを避けることができない。
すなわち、スライダの対向面の正圧領域や負圧領域の分布を制御して、内周側に対向するときと外周側に対向するときの双方において、ヘッドの浮上距離を安定させることはきわめて難しい。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、磁気機能部の記録媒体からの浮上距離を、スライダの位置に依存することなく、常に安定させることができる磁気ヘッド装置を提供することを目的としている。
本発明は、記録媒体への対向側と、記録媒体へ向けての押圧力が作用する押圧側とを有するスライダと、スライダのトレーリング側に設けられて磁気記録と磁気再生の少なくとも一方の機能を発揮する磁気機能部とを有する磁気ヘッド装置において、
リーディング側端面に向く方向を前方、トレーリング側端面に向く方向を後方、前記リーディング側端面及び前記トレーリング側端面と平行な方向を左右方向とし、
前記スライダの対向側には、リーディング側に位置する前方正圧面と、トレーリング側に位置する後方正圧面とが形成されており、前記前方正圧面のリーディング側端面に向く前縁部の形状は、前記リーディング側端面及び前記トレーリング側端面を夫々、二分して前後方向へ延びる中心線O−Oを挟み、前記中心線O−Oから左右に離れた位置に、前記スライダの側面に向かうにしたがって後方へ向くように傾斜した両側前縁部と、前記両側前縁部の前記中心線O−O側の終端から、前記リーディング側端面に向けて、徐々に前記中心線O−Oに接近する突出前縁部とを備え、
前記突出前縁部と前記中心線O−Oとの間で成す角度は、前記両側前縁部と前記中心線O−Oとの間で成す角度よりも小さく
前記前方正圧面は、前記突出前縁部と前記突出前縁部の前端の突出前端部とで囲まれた突出部と、前記突出部よりも後方に位置し中心線O−Oと平行な仮想線L1,L1と後縁部とで囲まれた中央部と、前記中央部の左右両側に位置して前記両側前縁部と端縁と後縁部とで囲まれた側方部と、を備え
前記両側前縁部の前方には、前記前方正圧面よりも記録媒体から離れる側に後退した前方ステップ面が設けられ、前記突出前端部の前方には、前記前方ステップ面が設けられておらず、前記突出前端部は、前記リーディング側端面と同一面で形成されており、
前記突出部と前記中央部と前記側方部とが同じ高さで形成されていることを特徴とするものである。
本発明の磁気ヘッド装置は、前方正圧面の中央部分をリーディング側端面に向けて突出させているため、空気流は、前方正圧面の中央部分を通過しにくくなり、左右両側部に優先的に流れるようになる。そのために、前方正圧面では左右両側部に正圧が発生しやすく中央部分では正圧が発生しにくい。よって、スライダが記録媒体の外周側に対向しているときと、外周側と内周側との中間に対向しているときのように、記録媒体の移動速度が比較的速いときに、前方正圧面に必要以上に大きな正圧が発生するのを抑制でき、また後方正圧面にも必要以上に大きな正圧が発生するのを抑制できる。
そのために、スライダが記録媒体の外周側や中間に対向しているときに、記録媒体からのスライダの浮上距離が過大となるのを防止できる。一方、スライダが内周側に対向しているときにも、スライダの対向面に流れる空気流が制限されるが、このときは、スライダの対向面の後方正圧部の位置や負圧発生領域の位置を工夫することで、スライダの浮上距離が極端に低下するのを避けることができる。
このように、本発明では、スライダが外周側に対向しているときと中間に対向しているときに、浮上距離が過大になるのを抑制することで、スライダが内周側に対向しているときと外周側に対向しているときとで、浮上距離のばらつきを最小限に抑えることができるように制御しやすくしている。
さらに本発明は、前記スライダが記録媒体の内周側に位置しているときに、外周側に位置しているときよりも、多くの空気を前記後方正圧面に導く案内手段が設けられているものである。
上記の案内手段を設けることで、スライダが記録媒体の内周側に対向し、記録媒体の移動速度が低下しているときに、後方正圧面に空気流を集めることができ、内周側に対向しているときのスライダの浮上距離の低下を抑制できるようになる。
本発明では、前記案内手段として、前記後方正圧面よりも前方には、記録媒体の内周側に向かって斜め延びる後方ステップ面が設けられている。または、前記案内手段として、前記後方正圧面よりも前方には、記録媒体の内周側に向かって斜めに延びる空気案内溝が設けられている。

本発明では、スライダが、記録媒体の外周側から内周側の間で移動する際に、記録媒体の表面の空気流に速度の差があっても、浮上距離を常に安定させることができるようになる。
図1(A)は、本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置のスライダを、記録媒体との対向側を手前に向けて示す平面図、図1(B)は、図1(A)のB矢視の側面図である。図2(A)は、本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置のスライダを、記録媒体との対向側を手前に向けて示す平面図、図2(B)は、図2(A)のB矢視の側面図である。図3(A)は、比較例の磁気ヘッド装置のスライダを、記録媒体との対向側を手前に向けて示す平面図、図3(B)は、図3(A)のB矢視の側面図である。図4は記録媒体と磁気ヘッド装置の対向状態を示す平面図、図5はスライダを支持する支持装置を示す側面図である。図6は実施の形態と比較例とでの浮上量の変動を説明する線図である。
図1には、本発明の実施の形態の磁気ヘッド装置1に設けられたスライダ10が示されている。スライダ10は、アルミナ・チタンカーバイトなどで立方体形状に形成されており、このスライダ10のトレーリング側端部に磁気機能部2が設けられている。
磁気機能部2は、磁気抵抗効果(MR効果)や巨大磁気抵抗効果(GMR効果)あるいはトンネル磁気抵抗効果(TMR効果)を利用して、記録媒体Dに記録された磁気信号を読み取る読み取り機能部と、磁性材料のヨークや、導電性材料のコイルが薄膜プロセスで形成されて、記録媒体Dに磁気信号を書き込む記録機能部とを有している。
図1(A)では、スライダ10の記録媒体Dと対向する対向側10aが手前に向けて示されている。図1(B)に示すように、記録媒体Dとの対向側10aと逆側が押圧側10bであり、この押圧側10bに、記録媒体Dへ押圧する押圧力Fが作用する。スライダ10は、記録媒体Dの表面に発生する空気流の流入側に向くリーディング側端面10cと、前記空気流が流出するトレーリング側端面10dを有しており、前記磁気機能部2はトレーリング側端面10dに設けられている。
また、スライダ10は、図4に示すハードディスクなどの磁気記録方式の記録媒体Dの回転中心側に向けられる内周側(ID側)の側面10eと、記録媒体の外周に向けられる外周側(OD側)の側面10fとを有している。
本明細書では、リーディング側端面10cに向く方向を前方、またはリーディング側端面10cに向く端部を前端と呼び、トレーリング側端面10dに向く方向を後方、またはトレーリング側端面10dに向く端部を後端と呼ぶことがある。また、リーディング側端面10cおよびトレーリング側端面10dと平行な方向を左右方向と呼び、内周側の側面10eに向く側を左側、外周側の側面10fに向く側を右側と呼ぶことがある。
図1(A)では、リーディング側端面10cおよびトレーリング側端面10dをそれぞれ二分して前後方向へ延びる中心線をO−Oで示している。前記磁気機能部2の中心は、この中心線O−O上に位置している。
図5に示すように、磁気ヘッド装置1では、スライダ10の押圧側10bの背面が支持装置によって支持されている。この支持装置には、弾性支持部材であるロードビーム5が設けられている。このロードビーム5の基部には弾性変形部が設けられており、この弾性変形部の弾性力によって、スライダ10に対して記録媒体D方向への押圧力Fが与えられる。ロードビーム5の先部には、ロードビーム5よりも薄く且つばね性を発揮する弾性板で形成されたフレキシャ6が固定されており、このフレキシャ6に折り曲げられた支持片6aに、スライダ10の押圧側10bに向く背面が接着固定されている。
図5に示すように、ロードビーム5の先部には下向きに突出したピボット7が一体に形成されており、このピボット7が、スライダ10の押圧側10bの背面に当接し、または前記支持片6aに当接している。前記ロードビーム5で発揮される弾性押圧力は、ピボット7とスライダ10の押圧側10bの面との当接点である作用支点7aに集中して作用する。
前記フレキシャ6の支持片6aは各方向へ変形可能であり、支持片6aに固定されているスライダ10は、前記ピボット7との当接点である作用支点7aを支点として、姿勢が変化できるように支持されている。この姿勢変化の主な方向は、前記中心線O−Oが傾くピッチ方向、および中心線O−O回りに左右へ傾くロール方向である。
図1(A)には、ピボット7とスライダ10との作用支点7aが投影されて示されている。この作用支点7aは、前記中心線O−O上に位置し、且つリーディング側端面10cとトレーリング側端面10dとのほぼ中点に位置している。
図1(A)(B)に示すように、スライダ10の対向側10aでは、前記作用支点7aよりも前方に、前方正圧面21が形成されている。前方正圧面21は、記録媒体Dに対面する平面であり、前後方向の長さ寸法よりも左右方向の幅寸法が広く形成されている。
前方正圧面21のリーディング側端面10cに向く前縁部の形状は、中心線O−Oを挟み、中心線O−Oから左右に離れた位置に、側面10e,10fに向かうにしたがって徐々に後方へ向くように傾斜した両側前縁部21a,21aが形成されている。また、それぞれの両側前縁部21a,21aの中心線O−O側の終端から、リーディング側端面10cに向けて、徐々に中心線O−Oに接近する突出前縁部21b,21bが形成されている。突出前縁部21bと中心線O−Oとの間で成す角度は、両側前縁部21a,21aと中心線O−Oとの間で成す角度よりも小さい。
前記突出前縁部21b,21bの前端は、突出前端部21cである。この突出前端部21cは、スライダ10のリーディング側端面10cと同一面に形成されている。
前方正圧面21の左右両端縁21d,21dは、スライダ10のそれぞれの側面10e,10fと接近した位置にある。前方正圧面21の後縁部21eは、スライダ10のリーディング側端面10cと平行であり、この後縁部21eは、前記作用支点7aよりも前方に位置している。
前方正圧面21は、突出前縁部21b,21bと突出前端部21cとで囲まれた領域が突出部22である。前方正圧面21は、前記突出部22よりも後方に位置し、中心線O−Oと平行な仮想線L1,L1と後縁部21eとで囲まれた領域が中央部23aである。また、中央部23aの左右両側に位置して、それぞれの両側前縁部21aと端縁21dと後縁部21eで囲まれた領域が側方部23b,23cである。
前記中心線O−Oは、突出前端部21cを左右に二分する位置を通過している。ただし、突出前端部21cが、中心線O−Oに対して左右のいずれかの方向に位置ずれして形成されていてもよい。前方正圧面21の突出部22および突出前端部21cは、スライダ10が外周側(OD)で記録媒体Dに対向しているときに、空気がトレーリング側に多く流れすぎないように制限するためのものである。よって、前記突出部22および突出前端部21cが、中心線O−Oに対して外周側(OD)の側面10fに近づくように片寄った位置に形成されていてもよい。
スライダ10のリーディング側端面10cと、前方正圧面21の両側前縁部21a,21aとの間には前方ステップ面25a,25bが形成されている。前方ステップ面25a,25bは、前方正圧面21よりも、記録媒体Dから離れており、前方ステップ面25a,25bと前方正圧面21との段差は0.1μm程度である。
また、前方正圧面21の突出部22の前方、すなわち突出前端部21cよりも前方には前方ステップ面が形成されていない。なお、突出前端部21cよりも前方に前方ステップ面25a,25bと同じ高さ位置にあるステップ面が形成されていてもよいが、このステップ面は前方ステップ面25a,25bよりも十分に面積が小さく、突出部22に向けて積極的に空気流を導く機能が低いことが必要である。
前方正圧面21の後縁部21eよりも後方には、トレーリング側端面10dに向けて延びるレール部25c,25cが形成されている。このレール部25c,25cは、前方ステップ面25a,25bと同じ高さの平面である。前方正圧面21の後縁部21eよりも後方には、負圧面28が形成されている。この負圧面28は、前方ステップ面25a,25bおよびレール部25c,25cの表面よりも、さらに記録媒体Dから1〜3μm程度後退した位置に形成されている平面であり、この負圧面28は、スライダ10のトレーリング側端面10dおよび両側面10e,10fまで延びている。
図5に示すように、スライダ10の対向側10aが記録媒体Dに対向した状態で、記録媒体Dが回転すると、記録媒体Dの表面に形成される空気流(エアーベアリング)が、リーディング側端面10cから、記録媒体Dとスライダ10との間に入る。空気流は、前方ステップ面25a,25bから前方正圧面21の主に側方部23b,23cの表面に導かれ、前方正圧面21と記録媒体Dとの間に流れる空気流により、前方正圧面21に、記録媒体Dから離れる方向へ持ち上げようとする浮上圧力が作用する。
また、前方正圧面21の後縁部21eの後方では、前方正圧面21と負圧面28との段差が大きくなっており、この段差部分の左右両側部には、レール部25c,25cが位置している。よって、後縁部21eよりも後方でレール部25c,25cで囲まれている領域が前方負圧発生領域29となる。前方正圧面21の表面を流れた空気流が前方負圧発生領域29内に流れ込むことで、前方負圧発生領域29では、記録媒体Dとの距離を接近させようとする吸引圧力が発生する。前方正圧面21に作用する正圧と、前方負圧発生領域29に作用する負圧とで、スライダ10のリーディング側端縁10cの記録媒体Dの表面からの浮上量が調整される。
スライダ10の対向側10aでは、作用支点7aよりもさらに後方で、トレーリング側端面10dに直近した位置に後方正圧面31が設けられている。後方正圧面31は、前方正圧面21と同じ高さ位置の平面であり、後方正圧面31の面積は、前方正圧面21の面積よりも十分に小さい。
後方正圧面31よりも前方には、案内堤部32a,32bが一体に延びている。案内堤部32aと案内堤部32bとの間には、前方に向けて開放する空気案内溝33が形成されている。案内堤部32a,32bの表面は、後方正圧面31と同じ高さの平面であり、空気案内溝33の底面は、前記負圧面28と同じ高さ位置にある平面である。案内堤部32aと案内堤部32bは互いに平行である。この案内堤部32a,32bと前記空気案内溝33は、リーディング側端面10cに向かうにしたがって、内周側の側面10eに接近するように、中心線O−Oに対して内周側へ傾斜して延びている。また、空気案内溝33の前方の開口端には、前方ステップ面25a,25bと同じ高さの制御突条部34が設けられている。空気流はこの制御突条部34を乗り越えて空気案内溝33内に導かれる。ただし、この制御突条部34は無くてもよい。
空気案内溝33の前方の開口端は、前方正圧面21の内周側の側方部23cに対向している。外周側に位置する案内堤部32aの前端は、内周側に位置する案内堤部32bの前端よりも前方に延びている。空気案内溝33が、内周側に向けて斜めに延び、且つ外周側の案内堤部32aが内周側の案内堤部32bよりも前方へ長く延びていることにより、スライダ10が図4に示す内周側(ID側)に位置しているときに、スライダ10と記録媒体Dとの間の空気流IAを集めて、後方正圧面31に供給しやすくなっている。
後方正圧面31の前方では、案内堤部32aと案内堤部32bとの間に後方ステップ面35aが形成されている。また、内周側の案内堤部32bよりもさらに内周側にも後方ステップ面35bが形成されている。ただし、外周側の案内堤部32aよりも外周側には、後方ステップ面が形成されていない。後方ステップ面35a,35bは、内周側に向けて斜め前方に延びているため、スライダ10が図4に示す内周側(ID側)に位置しているときに、スライダ10と記録媒体Dとの間の空気流IAを、後方正圧面31の表面に供給しやすくなっている。
後方正圧面31の後方には、後方ステップ面35a,35bと同じ高さの後方突出面36が形成されており、磁気機能部2は、後方突出面36に配置されている。
前方正圧面21と後方正圧面31との間には、中間正圧面41,41が設けられている。中間正圧面41,41は、中心線O−Oを挟んで左右に離れる位置にそれぞれ形成されている。左右両側の中間正圧面41,41は、その前縁部が、作用支点7aよりも後方に離れて位置している。また、2つの中間正圧面41,41の面積の合計は、前方正圧面21の面積よりも小さい。それぞれの中間正圧面41,41は、前方正圧面21および後方正圧面31と同じ高さに位置する平面である。
それぞれの中間正圧面41,41の前方には中間ステップ面42,42が形成されている。この中間ステップ面42,42は、前方ステップ面25a,25bおよび後方ステップ面35a,35bと同じ高さ位置に形成されている。空気流は中間ステップ面42,42からそれぞれの中間正圧面41,41の表面に導かれる。
外周側の中間正圧面41と外周側の前記案内堤部32aとの間には中間壁部43aが形成され、内周側の中間正圧面41と内周側の前記案内堤部32bとの間には、中間壁部43bが形成されている。中間壁部43aと中間壁部43bは、それぞれの中間正圧面41,41および案内堤部32a,32bの表面と同じ高さ位置にある平面である。
中間壁部43a,43bの後方には前記負圧面28が位置して段差が大きくなっており、中間壁部43aの後方に後方負圧発生領域44aが形成され、中間壁部43bの後方に後方負圧発生領域44bが形成されている。スライダ10の後方では、後方正圧面31に作用する正圧および中間正圧面41,41に作用する正圧と、後方負圧発生領域44a,44bに作用する負圧により、後方部分の記録媒体Dからの浮上距離が設定される。
図1(A)に示すように、それぞれの中間正圧面41,41の後方には、中間ステップ面42などの各ステップ面と同じ高さの平面である後方突出面45,45が形成されている。
なお、各正圧面とステップ面および負圧面は平面であるが、ここでの平面とは、曲率半径が無限大の純粋な平面はもとより、曲率半径が非常に大きい曲面をも含む概念である。
実施の形態の磁気ヘッド装置1では、図4と図5に示すように、スライダ10が記録媒体Dに対向し、ハードディスクなどの記録媒体Dが回転すると、記録媒体Dの表面とスライダ10との隙間内で、リーディング側からトレーリング側に空気が流れる。この空気流は、前方ステップ面25a,25bから前方正圧面21の表面に導かれ、前方正圧面21に正圧が発生する。また、後方正圧面31と記録媒体Dとの間の空気流により後方正圧面31にも正圧が作用する。その結果、図5に示すように、スライダ10の対向側10aに当たる空気の圧力を受けて、スライダ10は、リーディング側端面10cが上向きに持ち上げられて斜めの浮上姿勢となる。また、後方正圧面31に作用する浮上力を受けて、トレーリング側端面10dが記録媒体Dの表面から所定の寸法で浮き上がり、トレーリング側端面10dに設けられた磁気機能部2と記録媒体Dとの間に所定の浮上距離が設定される。
また、スライダ10の対向側10aに与えられる空気流により、中間正圧面41,41に正圧が作用する。中間正圧面41,41は、中心線O−Oから左右に離れて位置しているため、両中間正圧面41,41に作用する正圧により、スライダ10のロール方向への傾斜姿勢が安定させられる。
図4に示すように、スライダ10が記録媒体Dの外周側(OD)に対向しているとき、記録媒体Dの表面の空気流が最も速い。また、外周側に位置するスライダ10は、中心線O−Oとリーディング側端面10cとの交点が、中心線O−Oとトレーリング側端面10dとの交点よりも記録媒体Dの中心側に向くように、中心線O−Oが記録媒体Dの接線に対して傾斜する姿勢である。したがって、スライダ10が記録媒体Dの外周側に対向しているとき、図1に示すように、空気流OAは、外周側(OD)の斜め前方から、スライダ10の対向側10aに導かれる。
スライダ10が記録媒体Dの内周側(ID側)に対向しているとき、記録媒体の表面の空気流は最も遅い。このとき、スライダ10は、中心線O−Oとリーディング側端面10cとの交点が、中心線O−Oとトレーリング側端面10dとの交点よりも記録媒体Dの中心から離れる側へ向くように、中心線O−Oが記録媒体Dの接線に対して傾斜する姿勢となる。したがって、スライダ10が記録媒体Dの内周側ID)に対向しているとき、図1に示すように、空気流IAは、内周側(ID)の斜め前方から、スライダ10の対向側10aに導かれる。
スライダ10が、外周側(OD)と内周側(ID)のほぼ中間部(MD)において記録媒体Dに対向するとき、記録媒体Dの表面の空気流は、外周側(OD)よりも遅く内周側(ID)よりも速い。ただし、スライダ10の中心線O−Oは、記録媒体Dの接線とほぼ平行であり、図1に示すように、空気流MAは、ほぼ中心線O−Oと平行に流れて対向側10aに導かれる。
よって、従来のスライダでは、記録媒体Dの外周側(OD)に対向しているときに、記録媒体Dの表面からの浮上距離が高くなる。スライダが外周側と内周側との間の中間部(MD)に対向しているとき、記録媒体Dの表面の空気流は、外周側(OD)よりも遅くなるが、スライダの中心線O−Oが、記録媒体Dの接線とほぼ平行であるため、空気流がリーディング側端面とほぼ直角に流れ込む。この姿勢のときに、正圧面が最も効果的に機能するようになり、スライダの記録媒体Dからの浮上距離は、外周側(OD)に対向しているときと、ほぼ同等に高くなる。
これに対し、スライダが記録媒体Dの内周側(ID)に対向しているときには、記録媒体Dの表面の空気流が遅くなり、さらにスライダの中心線O−Oが、記録媒体の接線に対して傾く姿勢となるため、スライダの対向側に形成された正圧面に作用する正圧が低下し、記録媒体Dからの浮上距離が低下しやすい。
そこで、図1(A)(B)に示すスライダ10は、記録媒体Dの中間部(MD)に対向しているときと、外周側(OD)に対向しているときとで、スライダ10の浮上距離が過大にならないように制御して、スライダ10が内周側(ID)に対向しているときと比べて、浮上距離の差が大きくならないように構成されている。
すなわち、図1(A)に示すように、前方正圧面21の前縁部では、中心線O−Oの位置で、前方へ突出する突出部22が形成されており、突出部22の突出前端部21cよりも前に前方ステップ面が設けられていない。一方、前方正圧面21の両側前縁部21a,21aのそれぞれの前方には前方ステップ面25a,25bが形成されている。
そのため、スライダ10が記録媒体Dの中間部(MD)に対向しているときに、リーディング側端面10cとほぼ垂直な向きで流入する空気流MAは、前方ステップ面25a,25bに導かれて前方正圧面21の側方部23b,23cに優先的に導かれ、突出部22とその後方の中央部23aには空気流MAが流入しにくい。よって、側方部23b,23cに正圧が作用してこの部分に浮上圧力が発生するが、突出部22および中央部23aに発生する正圧は小さい。また、後方正圧面31は、前方正圧面21の中央部23aの後方に位置しているため、後方正圧面31の表面に導かれる空気流は比較的少ない。
そのため、前方正圧面21に発生する浮上圧力と、後方正圧面31に発生する浮上圧力の双方が比較的低くなり、これと、前方負圧発生領域29と後方負圧発生領域44a,44bに作用する負圧とにより、中間部(MD)に位置しているときのスライダ10の浮上距離が抑制される。
スライダ10が外周側(OD)に位置するときは、図1(A)に示すように、外周側の斜め前方からの空気流OAが、外周側の前方ステップ面25aから、前方正圧面21の外周側の側方部23bの表面および中央部23aに導かれやすい。ただし前方正圧面21に前方へ突出する突出部22が形成されているため、空気流OAは内周側の側方部23bの表面に導かれにくい。したがって、前方正圧面21に正圧が発生する領域が狭められ、スライダ10のリーディング側端面10cの浮上距離が抑制される。また、後方正圧面31の前方では、内周側の側面10eに向かって延びる空気案内溝33と、内周側の側面10eに向く後方ステップ面35a,35bが形成されているが、外周側に向けられる空気案内溝や後方ステップ面が設けられていない。したがって、スライダ10が外周側(OD)に対向しているときに、後方正圧面31に発生する正圧が小さく、スライダ10のリーデング側とトレーリング側の双方の浮上距離が抑制される。
このように、図1に示すスライダ10は、中間部(MD)に位置しているときと、外周側(OD)に位置しているときとで、記録媒体Dの表面からの浮上距離が抑制されるため、中間部(MD)と外周部(OD)において、内周側(ID)に対向しているときの浮上距離との差を小さくできる。
よって、スライダ10が内周側(ID)に位置しているときを基準として、磁気機能部2の浮上距離が最適になるように設計することで、スライダが内周側から外周側までのどの位置で記録媒体Dに対向していても、磁気機能部2の浮上距離を安定させることができる。
さらに、図1(A)(B)に示す磁気ヘッド装置1では、スライダ10が内周側(ID)に位置しているときに、磁気機能部2の記録媒体Dからの浮上距離が低下しすぎないように対処されている。すなわち、後方正圧面31の前方では、前方へ向かって内周側へ傾斜して延びる空気案内溝33が形成され、また後方正圧面31の前方では、内周側へ向けて斜めに延びる後方ステップ面35a,35bが形成されている。したがって、スライダ10が内周側(ID)に位置しているときに、空気流IAが、空気案内溝33と各後方ステップ面35a,35bとで後方正圧面31の表面に導かれやすくなり、記録媒体Dの表面の空気流が比較的遅くても後方正圧面31に作用する正圧が低下しにくくなっている。
よって、スライダが内周側から外周側までのどの位置で記録媒体Dに対向していても、磁気機能部2の浮上距離を安定させることができる。
図2(A)(B)に示す第2の実施の形態の磁気ヘッド装置のスライダ110は、図1に示すスライダ10と同じ構造の部分には同じ符号を付して、詳しい説明を省略している。
図2に示すスライダ110は、前方正圧面121のパターンが、図1に示す前方正圧面21のパターンと相違している。前方正圧面121は、突出部122の面積が図1(A)に示す突出部22よりも広く、前方正圧面121の前端部121cの幅寸法W2が、図1(A)に示す突出部22の前端面21cの幅寸法W1よりも広く形成されている。突出部122以外の前方正圧面121のパターンは、図1(A)に示す前方正圧面21のパターンと同じである。また、図2に示すスライダ110は、後方正圧面31や中間正圧面41などの構造が、図1に示すスライダ10と同じである。
図2に示す第2の実施の形態の磁気ヘッド装置では、スライダ110の対向側10aに形成された前方正圧面121の突出部122の面積が広く、前端部121cの幅寸法W2が広いため、空気流の流入が突出部122により広い範囲で抑制される。そのため、記録媒体Dの中間部(MD)に対向するときと外周側(OD)に対向するときにおける磁気機能部2の浮上距離を、図1に示すスライダ10よりもさらに低く設定でき、内周側(ID)と中間部(MD)と外周側(OD)とでの浮上距離の差をさらに小さくできる。
(実施例)
図1(A)(B)に示すスライダ10を用いたものであり、前方正圧面21の突出部22の突出前端部21cの幅寸法W1を0.06mmとしたものを実施例1とした。図2(A)(B)に示すスライダ110を用いたものであり、前方正圧面121の前端部121cの幅寸法W2を0.15mmとしたものを実施例2とした。
(比較例1)
図3(A)(B)に示すスライダ210を使用した磁気ヘッド装置を比較例とした。このスライダ210は、前方正圧面221に突出部が形成されておらず、前方正圧面221の前縁部221aは、スライダ10のリーディング側端面10cと平行であり、前縁部221aは、リーディング側端面10cから後方に離れた位置にあるそして、前方正圧面221の前縁部とリーディング側端面10cとの間に、広い前方ステップ面225が形成されている。また、後方正圧面31や中間正圧面41,41および空気案内溝33と後方ステップ面35a,35bの構造は、実施例1および実施例2と同じである。
(評価)
各実施例の磁気ヘッド装置および各比較例の磁気ヘッド装置と同じ構造のスライダを想定したコンピュータ解析によるシミュレーションを行った。このシミュレーションでは、実施例と比較例のスライダの長辺を1.24mm、短辺を1.00mmとし、前方正圧面と前方ステップ面との段差、および後方正圧面と後方ステップ面との段差を0.10μm、前方正圧面と負圧面との段差、および後方正圧面と負圧面との段差を1.50μmとした。作用支点7aに作用する記録媒体D方向への押圧力(ロード圧)Fを、19.6mNとし、記録媒体Dの回転数を5400rpmとした。
図6はその評価結果を示している。横軸は記録媒体の中心からスライダの作用支点7aまでの距離(半径)、縦軸は、磁気機能部の記録媒体Dの表面からの浮上距離(nm)である。
図6において線(i)が実施例1、(ii)が実施例2、(iii)が比較例である。実施例1と実施例2は、比較例に比較して、内周側(ID)から外周側(OD)へスライダが移動したときの浮上距離の変動が少ない。
(A)は、本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を対向側を手前に向けて示す平面図、(B)は(A)のB矢視の側面図、 (A)は、本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置を対向側を手前に向けて示す平面図、(B)は(A)のB矢視の側面図、 (A)は、比較例の磁気ヘッド装置を対向側を手前に向けて示す平面図、(B)は(A)のB矢視の側面図、 記録媒体と磁気ヘッドとの対向位置を示す平面図、 磁気ヘッド装置を支持する支持装置の側面図、 実施例と比較例の評価結果を示す線図、
符号の説明
1 磁気ヘッド装置
2 磁気機能部
7a 作用支点
10,110 スライダ
10a 対向側
10b 押圧側
10c リーディング側端面
10d トレーリング側端面
10e 内周側の側面
10f 外周側の側面
21,121 前方正圧面
22,122 突出部
21c,121c 前端部
23a 中央部
23b,23c 側方部
25a,25b 前方ステップ面
31 後方正圧面
41 中間正圧面

Claims (4)

  1. 記録媒体への対向側と、記録媒体へ向けての押圧力が作用する押圧側とを有するスライダと、スライダのトレーリング側に設けられて磁気記録と磁気再生の少なくとも一方の機能を発揮する磁気機能部とを有する磁気ヘッド装置において、
    リーディング側端面に向く方向を前方、トレーリング側端面に向く方向を後方、前記リーディング側端面及び前記トレーリング側端面と平行な方向を左右方向とし、
    前記スライダの対向側には、リーディング側に位置する前方正圧面と、トレーリング側に位置する後方正圧面とが形成されており、前記前方正圧面のリーディング側端面に向く前縁部の形状は、前記リーディング側端面及び前記トレーリング側端面を夫々、二分して前後方向へ延びる中心線O−Oを挟み、前記中心線O−Oから左右に離れた位置に、前記スライダの側面に向かうにしたがって後方へ向くように傾斜した両側前縁部と、前記両側前縁部の前記中心線O−O側の終端から、前記リーディング側端面に向けて、徐々に前記中心線O−Oに接近する突出前縁部とを備え、
    前記突出前縁部と前記中心線O−Oとの間で成す角度は、前記両側前縁部と前記中心線O−Oとの間で成す角度よりも小さく
    前記前方正圧面は、前記突出前縁部と前記突出前縁部の前端の突出前端部とで囲まれた突出部と、前記突出部よりも後方に位置し中心線O−Oと平行な仮想線L1,L1と後縁部とで囲まれた中央部と、前記中央部の左右両側に位置して前記両側前縁部と端縁と後縁部とで囲まれた側方部と、を備え
    前記両側前縁部の前方には、前記前方正圧面よりも記録媒体から離れる側に後退した前方ステップ面が設けられ、前記突出前端部の前方には、前記前方ステップ面が設けられておらず、前記突出前端部は、前記リーディング側端面と同一面で形成されており、
    前記突出部と前記中央部と前記側方部とが同じ高さで形成されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 前記スライダが記録媒体の内周側に位置しているときに、外周側に位置しているときよりも、多くの空気を前記後方正圧面に導く案内手段が設けられている請求項記載の磁気ヘッド装置。
  3. 前記案内手段として、前記後方正圧面よりも前方には、記録媒体の内周側に向かって斜めに延びる後方ステップ面が設けられている請求項記載の磁気ヘッド装置。
  4. 前記案内手段として、前記後方正圧面よりも前方には、記録媒体の内周側に向かって斜めに延びる空気案内溝が設けられている請求項記載の磁気ヘッド装置。
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