JP2001216618A - ディスク記録再生装置のスライダ - Google Patents

ディスク記録再生装置のスライダ

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JP2001216618A
JP2001216618A JP2000024536A JP2000024536A JP2001216618A JP 2001216618 A JP2001216618 A JP 2001216618A JP 2000024536 A JP2000024536 A JP 2000024536A JP 2000024536 A JP2000024536 A JP 2000024536A JP 2001216618 A JP2001216618 A JP 2001216618A
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disk
pad
air
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JP2000024536A
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Yoshihiro Ueno
善弘 上野
Shisei Den
志生 デン
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部振動などの外乱を受けても、スライダの
ピッチ角およびロール角の増加を効果的に抑制すること
ができる。 【解決手段】 ヘッド99が搭載されたスライダ3にお
ける磁気ディスク2に対向する表面に、エアーベアリン
グ表面が設けられている。エアーベアリング表面は、空
気流入側に設けられた平坦な流入側リセス面32と、こ
の流入側リセス面32から磁気ディスク2側に所定の高
さで突出して、表面が平坦になった流入側浮上面30
と、空気流出側に設けられた平坦な流出側リセス面31
とを有している。さらに、流入側リセス面31には、流
入側浮上面30よりも低い表面をそれぞれ有する一対の
流入側内パッド40および50が設けられており、流出
側リセス面33には、流出側浮上面30よりも低い表面
をそれぞれ有する一対の流出側内パッド60および70
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体であるデ
ィスクに対して情報の記録または再生を行うハードディ
スク装置等の記憶再生装置において、情報の記憶および
再生に使用されるヘッドが搭載されたスライダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のハードディスク装置(HDD)で
は、記録媒体であるディスクの両面に対して情報の記録
および再生を行なうヘッドが、セラミック材質等の支持
体であるスライダに搭載されており、ヘッドが搭載され
たスライダが、ディスクの情報記録面に対して、所定の
間隔をあけた浮上状態になるように構成されている。
【0003】HDDには、通常、複数枚のディスクが設
けられており、各ディスクは、回転可能になった主軸
に、相互に接触しないように間隔を空けた状態で、積み
重ねられた状態で主軸に取り付けられている。
【0004】各ディスクの表面は、外観的にはほぼ同様
の構成になっているが、実際には、それぞれの表面は、
トラックと呼ばれるパッド区画に分割されており、各ト
ラックにデータがそれぞれ記録される。各トラックは、
同心状の円環状にそれぞれ設けられている。コンパクト
ディスク(CD)も、HDD内に設けられるディスクと
同様に、それぞれが同心状態になった円環状のトラック
を有している。HDDあるいはコンパクトディスクのト
ラックは、いずれも、本質的には、45回転/分のレコ
ードの溝と同様に形成されている。HDD内に設けられ
る各ディスクのそれぞれのトラックは、更に、複数のセ
クターに分割されており、各セクターが1つのトラック
内にて各セクションを構成している。
【0005】ディスクは、金属、樹脂、ガラス等の種々
の材料によって作製されている。CDに用いられるよう
な樹脂製のディスクでは、情報をレーザ光によって記録
し、また、検索する。金属製のディスクでは、一般にト
ランスとして知られている電磁石によって情報を記録し
検索する。
【0006】磁気ディスク上にデータを記憶するために
は、一般にスライダと呼ばれる小さなセラミックのブロ
ックを用いて、ディスク表面を磁化する。そのスライダ
は、いわゆる書込みヘッドである磁気変換器を内蔵して
いる。更に詳述すると、その書き込みヘッドを内蔵した
スライダは、ディスク表面から数百NMから数十NMの
間隔をあけて浮上されて、ヘッドが、いくつかの異なる
状態に励起され、ヘッドに対向するディスクのトラック
を、情報に対応するように磁化するようになっている。
【0007】磁気ディスク上に記録された情報を検索す
るためには、読取りヘッドを内蔵するスライダをディス
ク上にて所定の間隔をあけて浮上される。そして、トラ
ック上の磁化された部分によって、読取りヘッド内に電
流が誘起される。コンピュータシステムは、この読取り
ヘッドから出力される電流を解析することにより、磁気
ディスク上に記録された情報を再生し利用することがで
きる。いくつかのHDDは、別々の読取りヘッドと書込
みヘッドを用いるが、現在のほとんどのHDDは、読取
りと書込みの両方の動作をする磁気変換器をヘッドとし
て用いている。また、読取りヘッドとして、最近では、
磁気抵抗効果素子、インダクタンス素子等も用いられて
いる。
【0008】通常、HDDに設けられたディスクは、レ
コードと同様に、その両面に、各種情報が、他のHDD
の操作に必要な情報等とともに記録される。HDDにお
いては、複数のディスクが、互いに間隔をあけて積層さ
れた状態で保持されているために、積層された各ディス
クの表面および裏面の両方に、各ディスクに対する読取
り・書込み(再生・記録)ヘッドが、それぞれ設けられ
ている。このようなHDDは、あたかも、両面にそれぞ
れレコード針を備えたステレオが同時にレコードの両面
を再生できるようなものである。
【0009】HDDの読取り書込みヘッドとしては、回
転型のアクチュエータによって動作される構成と、リニ
ア型のアクチュエータによって動作される構成とが知ら
れている。回転型のアクチュエータは、レコードプレー
ヤのトーンアームのようなアクチュエータアームを有し
ており、読取り・書込みヘッドを内蔵したスライダが、
ディスクに設けられた全てのトラック上を移動できるよ
うに回転する。このように、読取り・書込みヘッドは、
アクチュエータアームを回転させてディスク上を移動す
ることにより、磁気ディスクの表面に設けられたトラッ
クを、情報に対応したパターンに磁化することができ、
また、トラック上の磁化されたパターンを検出すること
ができる。
【0010】このために、例えば、必要とされる情報
が、1つのディスクにおける異なる2つのトラック上に
記録されている場合には、磁気的に記録された情報を読
取るために、アクチュエータアームの回転によって、読
取り書込みヘッドは、一方のトラックから他方のトラッ
クへと移動する。
【0011】リニア型アクチュエータも、類似のアクチ
ュエータアームを有しているが、アクチュエータアーム
の直線的動きによって、読取り・書込みヘッドが移動さ
れる。
【0012】HDDの回転型アクチュエータアームは、
その先端にスライダが取り付けられており、スライダ内
に読取り・書込みヘッドが内蔵されている。また、スラ
イダにはパッドが固定されており、ディスクの回転によ
って、パッドとディスク表面との間に空気が流動し、そ
れによって、ディスクの表面からヘッドを浮上させる圧
力が発生するようになっている。このようにして、ヘッ
ドは、前記したように回転するディスクに対して、浮上
した状態で移動される。ディスクに対するヘッドの浮上
間隔は、両者の間に形成されるエア潤滑膜の厚さ、即
ち、ディスク表面とヘッドとの距離となる。
【0013】このように、スライダに設けられたパッド
が、エア・ベアリング表面(ABS)を構成しており、
ヘッドとディスクの記録面との間に自己加圧式のエア潤
滑膜を形成するとともに、形成されたエア潤滑膜を保持
するようになっている。このエア潤滑膜によって、ディ
スクとヘッドとの摩擦が防止され、しかも、ディスクの
回転中における振動等の外乱によって、ヘッドとディス
クとが機械的に接触して生じる摩耗も防止することがで
きる。
【0014】従来のABSは、例えば、特開平8−25
5331号公報に開示されているように、基本的には、
ディスクに対向した表面が平坦になった2つのパッドを
有するテーパーフラット・スライダとして知られてい
る。各パッドは、ディスクの回転方向に沿った間隔が形
成されるように、相互に配置される。そして、各パッド
間に形成された間隔の両端部が、それぞれ広がるよう
に、各パッドの側面がテーパー状に形成されている。
【0015】このような構成のABSでは、ディスクと
スライダとの間の空気が、基本的に、両パッドによって
形成された間隔に沿った一方向に流れる。従って、リニ
ア型アクチュエータによってスライダが動作される場合
には、スライダの移動方向と空気の流動方向とを容易に
一致させることができる。すなわち、ディスクの回転に
よって、スライダとディスクとの間を粘性的に流動する
空気の流動方向と、スライダにおける両パッド間に形成
される間隔の方向とを一致させることにより、スライダ
をディスクに対して確実に浮上させることができる。
【0016】このようなテーパーフラットのパッドが設
けられたABSは、直径の大きなディスクに対して、リ
ニア型アクチュエータを用いてアクセスするという、ア
クセス速度が相対的に遅い従来のHDDから用いられて
いる。
【0017】最近のHDDでは、直径の大きいディスク
に対してリニア型アクチュエータによってアクセスする
構成とは大きく異なっており、5.25インチ、3.5
0インチ、2.50インチ、1.80インチ等の小さな
直径のディスクに対して高速でアクセスするように、回
転型アクチュエータが使用されている。
【0018】しかしながら、このように、回転型アクチ
ュエータを使用するいることにより、スライダとディス
クとの間の空気の流れ(エアフロー)は、本質的に一方
向ではなく、スライダの縦軸(ディスクの接線方向)に
対して、さまざまな角度を有する多方向的に広がってい
る。しかも、アクセス中のアクチュエータの高速動作
が、ヘッドとディスクとの間のエアフローが傾く原因と
なっている。従って、回転型アクチュエータを使用した
HDDにおいては、エフフローは、スライダの縦軸に沿
った方向、あるいは、その方向からわずかに傾斜した方
向とは考えられなくなっている。
【0019】スライダの縦軸に対するエアフロー傾斜角
度は、スキュー角と呼ばれる。エアフローが、ディスク
の外周側に対応するスライダの側縁に向かうように、ア
クチュエータアームが位置しているときは、スキュー角
は正になり、ディスクの内周側に対応するスライダの側
縁またはハブに向かうようにアクチュエータアームが位
置しているときは、スキュー角は負になる。前述したよ
うに、テーパーフラット構造のABSは、回転型アクチ
ュエータ用ではなく、むしろリニア型アクチュエータ用
に設計されているために、正または負の高スキュー角に
なって、しかも、アクセス速度が速い場合には、ディス
クに対するスライダの浮上高度が極端に低下するおそれ
がある。
【0020】また、エアフローのねじれによって、スラ
イダが回転するおそれもあり、これにより、スライダの
浮上高度が、全体にわたって一定にならないおそれがあ
る。すなわち、スライダの回転によって、スライダの一
方の側部がディスクに接近した状態になると、反対側の
側部が、ディスクから離れた状態になり、これにより、
スライダの浮上高度が全体にわたって一定にならない。
スライダにおけるディスクの外周側に対応して配置され
た外パッドがディスク表面から離れる際には、正のスキ
ュー角になるようにスライダが回転し、反対に外パッド
がディスク表面に接近する際に負のスキュー角になるよ
うにスライダが回転する。
【0021】HDDにおいては、ディスクに対するスラ
イダの浮上高度は、制御を必要とする重要なパラメータ
である。ディスクに対するスライダの浮上高度が大きく
なると、信号振幅が小さくなり、信号対雑音比が減少
し、従って誤り率が高くなる。反対に、浮上高度が小さ
くなると、ヘッドがディスク表面と接触する可能性が高
くなり、接触すれば、ヘッドとディスク表面双方の摩耗
が進み、信頼性が低下し、さらにはHDDの故障の原因
ともなる。故障を引き起こすような極端なヘッドとディ
スク表面との接触は、クラッシュと呼ばれ、これによ
り、ディスクに記録された情報が、再生不能になるおそ
れがある。
【0022】スライダの回転の制御もまた重要である。
スライダの回転によって、読取り・書込みヘッドがディ
スク表面に接近すると、そのヘッドがディスク表面と接
触する可能性が高くなる。スライダの回転によって、読
取り・書込みヘッドがディスク表面から離れると、読取
り・書込みヘッドのディスク表面からの距離が大きくな
り、浮上高度が大きくなってデータエラーが生じる場合
と同様に、データエラーが生じる原因となる。このよう
なスライダの回転の悪影響は、読取り・書込みヘッドが
スライダの回転によって、ディスクに対して接離する部
分に搭載されている場合に、さらにひどくなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】近年のHDDでは、デ
ィスクの記録密度の向上とともに、スライダのディスク
に対する浮上量が極小化し、さらにスキュー角の変化速
度(シーク速度)が高速化している。特開平8−255
331号公報に開示された従来のスライダの構成では、
シーク速度の高速化に伴い、ディスクに対するスライダ
の浮上量の変化量が大きくなり、スライダとディスクの
接触による摩耗を発生させるおそれがある。
【0024】また、HDDの動作時に、衝撃など外乱を
受けると、スライダのロール角の揺動およびピッチ角の
揺動により、スライダの浮上面に発生する空気圧力が乱
れ、これによっても、スライダとディスクの接触による
摩耗を発生させるおそれがある。
【0025】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、その目的は、ハードディスク装置が動作
しているときに、衝撃など外乱を受けても、ロール角の
揺動或いはピッチ角の揺動を抑制し、ディスクに対する
浮上量の変動の小さいエア・ベアリング表面を有するス
ライダを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のディスク記録再生装置のスライダは、回転
する記録媒体との間で情報の記録あるいは再生を行うヘ
ッドが搭載されており、該記録媒体との間に流入した空
気によって、該記録媒体の表面に対して適当な間隔をあ
けて浮上するようになったディスク記録再生装置のスラ
イダであって、前記記録媒体に対向する表面に設けられ
た平坦なリセス面と、このリセス面から記録媒体側に所
定の高さで突出して、表面が平坦になった第1の浮上面
と、前記リセス面に、該第1の浮上面よりも低い状態で
突出するように設けられたパッドと、を具備することを
特徴とする。
【0027】前記パッドは、空気流動方向上流側の側部
における空気流動方向の両側、または、空気流動方向下
流側における空気流動方向の両側、あるいはそれらの両
方に設けられている。
【0028】また、本発明のディスク記録再生装置のス
ライダは、回転する記録媒体との間で情報の記録あるい
は再生を行うヘッドが搭載されており、記録媒体との間
に流入した空気によって、記録媒体の表面に対して適当
な間隔をあけて浮上するようになったディスク記録再生
装置のスライダであって、前記記録媒体に対向する表面
に設けられた平坦な第1のリセス面と、この第1のリセ
ス面から記録媒体側に所定の高さで突出して、表面が平
坦になった第1の浮上面と、前記第1のリセス面に、該
第1の浮上面よりも低い状態で突出するように設けられ
たパッドと、該パッドに連続して設けられており、前記
第1のリセス面よりも高く、連続するパッドよりも低く
なった平坦な第2のリセス面と、を具備することを特徴
とする。
【0029】前記パッドは、空気流動方向上流側の側部
における空気流動方向の両側、または、空気流動方向下
流側における空気流動方向の両側、あるいはそれらの両
方に設けられており、空気流動方向上流側の両側に設け
られた各パッドに対して、第2のリセス面が、それぞれ
空気流動方向上流側に連続し、空気流動方向下流側にお
ける空気流動方向の両側に設けられた各パッドに対し
て、第2のリセス面が、それぞれ、空気流動方向の両側
における外側に設けられている。
【0030】さらに本発明のディスク記録再生装置のス
ライダは、回転する記録媒体との間で情報の記録あるい
は再生を行うヘッドが搭載されており、記録媒体との間
に流入した空気によって、記録媒体の表面に対して適当
な間隔をあけて浮上するようになったディスク記録再生
装置のスライダであって、記録媒体に対向する表面に設
けられた平坦な第1のリセス面と、この第1のリセス面
から記録媒体側に所定の高さで突出して、表面が平坦に
なった第1の浮上面と、該第1の浮上面よりも記録媒体
側に低く突出するとともに、該第1の浮上面とは非平行
になった第2の浮上面と、を具備することを特徴とす
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0032】(実施の形態1)図1は、HDD(ハード
ディスク装置)の内部の構造を示す斜視図、図2は、そ
のHDDの断面図である。このHDDは、ハウジングカ
バー(図示せず)により覆われるハウジング7を有して
いる。ハウジング7内には、ハウジング7の底面に取り
付けられたモータ8(図2参照)によって回転される主
軸1が設けられている。主軸1には、多数の磁気ディス
ク2が、相互に適当な間隔をあけた積層状態でそれぞれ
取り付けられている。各磁気ディスク2は、モーター8
によって回転する主軸1とともに、図1に矢印Aで示す
方向に、一体となって回転する。
【0033】ハウジング7の内部には、アクチュエータ
軸20が、各磁気ディスク2の外周側の所定位置に、主
軸1と平行に取り付けられており、アクチュエータ軸2
0に、アクチュエータアーム5の基端部が、回動可能に
取り付けられている。アクチュエータアーム5には、主
軸1に取り付けられた各磁気ディスク2にそれぞれ対応
して延出する複数のアーム部5aが設けられており、各
アーム部5aの先端部には、対応する各磁気ディスク2
を厚さ方向に挟みこむように、各アーム部5aの先端部
からそれぞれ延出する一対のサスペンション14がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0034】各サスペンション14の先端部には、磁気
変換器によって構成された読取り・書込みヘッド(図1
および図2には図示せず)を保持するスライダ3が、そ
れぞれ、対応する磁気ディスク2の表面および裏面のい
ずれかに対向するように、それぞれ設けられており、各
スライダ3に保持された読取り・書込みヘッドによっ
て、各磁気ディスク2の表面または裏面に、データがそ
れぞれ記録され、あるいは、磁気ディスク2の表面また
は裏面に書き込まれたデータがそれぞれ再生される。
【0035】アクチュエータ軸20に回転可能に支持さ
れたアクチュエータアーム5は、ボイスコイルモータ6
によって、アアクチュエータ軸20の周りを揺動され
る。これにより、アクチュエータアーム5に対して、各
サスペンション14を介して取り付けられたスライダ3
は、各磁気ディスク2のほぼ直径方向に沿って移動す
る。
【0036】図3は、磁気ディスク2とスライダ3との
関係を示す平面図である。HDDのハウジング7内に収
容された各磁気ディスク2は、通常のHDDに使用され
る磁気ディスクと同様に、磁気情報が記録される複数の
円環状のトラックが、同心状態で、表面および裏面にそ
れぞれ設けられている。各トラックは、磁気情報が記憶
される最も内側のトラック11(内直径=ID)と、磁
気情報が記憶される最も外側のトラック10(外直径=
OD)との間に設けられている。
【0037】磁気変換器を保持するスライダ3は、アク
チュエータアーム5の対応する磁気ディスク2の表面ま
たは裏面におけるいずれのトラックに対しても、磁気情
報の書き込みおよび読み出しできるように、アクチュエ
ータアーム5が、ボイスコイルモータ6によって揺動さ
れる。これにより、スライダ3は、磁気ディスク2の表
面または裏面におけるほぼ直径方向に沿って移動し、磁
気ディスク2の表面または裏面におけるいずれのトラッ
ク上に配置される。
【0038】各スライダ3における磁気ディスク2に対
向する表面または裏面には、その表面または裏面と磁気
ディスク2との間に、空気が流入して、スライダ3を、
磁気ディスク2の表面または裏面と適当な間隔をあけて
浮上させるように、エア・ベアリング表面(ABS)が
それぞれ設けられている。
【0039】図4は、スライダ3のエア・ベアリング表
面(ABS)の形状を示す平面図、図5は、図4のA−
A線における断面図である。ABSは、スライダ3に対
応する磁気ディスク2に対向して設けられており、型成
形、エッチング、レーザ切削加工、イオン粉砕加工、汎
用の機械加工、あるいは、その他の種々の方法によって
形成される。
【0040】ABSは、磁気ディスク2に対向して配置
されたスライダ3における磁気ディスク2の内周側およ
び外周側にそれぞれ位置する内周側縁23および外周側
縁24と、磁気ディスク2の回転方向上流側に位置する
流入側縁21と、磁気ディスク2の回転方向下流側に位
置する流出側縁22とによって囲まれたスライダ3の表
面に設けられており、流入側縁21から空気が流入し
て、他方の流出側縁22に向かって空気が通流するよう
に形成されている。
【0041】ABSは、流入側縁21の近傍が、平坦な
流入側リセス面32になっており、この流入側リセス面
23に連続して、流入側リセス面23よりも突出した高
さの平坦な流入側浮上面31が設けられている。流入側
浮上面31は、流入側縁21の中央から、空気の流動方
向下流側になるにつれて、順次、スライダ3の内周側縁
23および外周側縁24にそれぞれ近接するように、そ
れぞれ傾斜した状態で形成されている。この流入側浮上
面31の空気流動方向下流側には、流入側リセス面23
よりも低い平坦な流出側リセス面33が形成されてい
る。
【0042】流出側リセス面33における流出側縁22
の中央部近傍には、流出側リセス面33よりも高くなっ
た平坦な流出側浮上面32が設けられている。流出側浮
上面32は、流出側縁22の中央部において、空気の流
動方向上流側に向かって先細り状に突出する三角形状に
形成されている。そして、この流出側浮上面32におけ
る流出側縁21に沿った中央部、すなわち、スライダ3
におけるアクチュエータ軸20の遠方側に、ヘッド99
が設けられている。
【0043】流入側リセス面32における内周側縁23
および外周側縁24にそれぞれ近接した位置には、流入
側リセス面32よりも高く突出した平坦な表面をそれぞ
れ有する流入側内パッド40および流入側外パッド50
が、それぞれ設けられている。流入側内パッド40およ
び流入側外パッド50の各表面は、それぞれ長方形状に
形成されており、流入側内パッド40および流入側外パ
ッド50における空気流動方向上流側には、流入側内パ
ッド40および流入側外パッド50の表面よりもそれぞ
れ低い平坦な流入側リセス面41および51が、それぞ
れ設けられている。
【0044】流出側リセス面33における内周側縁23
および外周側縁24にそれぞれ近接した位置には、流出
側リセス面32よりも高く突出した平坦な表面をそれぞ
れ有する流出側内パッド60および流出側外パッド70
が、それぞれ設けられている。流出側内パッド60およ
び流出側外パッド70の各表面は、それぞれ長方形状に
形成されており、流出側浮上面31よりも高さhだけ、
それぞれ低くなっている。流出側内パッド60および流
出側外パッド70における内周側縁23および外周側縁
24にそれぞれ近接した側部には、流出側内パッド60
および流出側外パッド70の表面よりもそれぞれ低い平
坦な流出側リセス面61および71が、それぞれ連続し
て設けられている。
【0045】このような構成のHDDでは、磁気ディス
ク2が回転すると、その回転によって、磁気ディスク2
に対向して配置されたスライダ3と磁気ディスク2の表
面または裏面との間に、磁気ディスク2の回転による粘
性効果によって、空気が流入する。空気は、ABSにお
ける流入側リセス面32の下を通過して、流入側浮上面
30と磁気ディスク2の表面または裏面との間に押し込
まれ、さらに、流出側リセス面33を介して流出側浮上
面31と磁気ディスク2の表面または裏面との間に押し
込まれる。これにより、流入側浮上面30および流出側
浮上面31には、磁気ディスク2から離れる方向、すな
わち、スライダ3を浮上させる方向に圧力が発生して、
エア潤滑膜が形成される。
【0046】なお、スライダ3を磁気ディスク2から浮
上させる方向に作用する圧力は、正圧と呼ばれ、スライ
ダ3を磁気ディスク2側に牽引する圧力は、負圧と呼ば
れている。
【0047】この場合、流入側内パッド40および流入
側外パッド50の各表面と、流出側内パッド60および
流出側外パッド70の各表面とは、流入側浮上面30お
よび流出側浮上面31よりも、突出高さが低くなってい
るために、流入側内パッド40、流入側外パッド50、
流出側内パッド60、流出側外パッド70の各表面に対
してそれぞれ発生する正圧は、流入側浮上面30および
流出側浮上面31に対して発生する正圧よりも、著しく
低くなる。
【0048】このようなスライダ3において、スライダ
3が外乱によって、図6に示すように、流入側縁21が
磁気ディスク2に接近するように傾斜した状態になっ
て、ピッチ角が大きくなると、流入側浮上面30でのエ
ア潤滑膜が崩れるが、この場合、スライダ3のピッチ角
が大きくなることによって、流入側内パッド40および
流入側外パッド50の各表面と、これらに対して空気流
入側に連続して設けられた流入側リセス面41および5
1とが、それぞれ磁気ディスク2に接近し、流入側内パ
ッド40および流入側外パッド50の各表面と、流入側
リセス面41および51とにより、新たなエア潤滑膜が
形成されて、正圧が発生する。この正圧によって、スラ
イダ3のピッチ角が定常状態に戻され、スライダ3の浮
上量が定常状態(スライダが傾斜していない状態)に戻
される。
【0049】流入側内パッド40および流入側外パッド
50の各表面にそれぞれ連続して設けられた各流入側リ
セス面41および51は、スライダ3のピッチ角が大き
くなる場合に、流入側内パッド40および流入側外パッ
ド50の各表面における流入側リセス面41および51
側の側縁部が、磁気ディスク2に接触することを防止す
るという効果をそれぞれ有している。
【0050】また、図7(a)に示すように、スライダ
2が、磁気ディスク2の内周側に対して傾斜して、スラ
イダ3のロール角が負になり、流出側内パッド60の表
面が磁気ディスク2に接近した状態になると、流出側内
パッド60に対して磁気ディスク2の内周側に、流出側
内パッド60の表面よりも低い流出側リセス面61が設
けられているために、流出側リセス面61を通って、流
出側内パッド60の表面の下方に空気が流入し易くな
る。この場合の流出側内パッド61の表面の下方にて発
生する圧力を図7(a)に斜線で示す。スライダ3のロ
ール角が大きくなると、流出側内パッド60の表面が磁
気ディスク2に接近し、空気潤滑膜による正圧が発生す
るが、磁気ディスク2に接近する側に、流出側内パッド
60の表面よりも低い流出側リセス面61が設けられて
いることにより、流出側リセス面61に対して大きな正
圧が発生することになる。これにより、スライダ3のロ
ール角が容易に定常状態に戻される。
【0051】なお、流出側内パッド60の内周側に流出
側リセス61が設けられていない場合を、図7(b)に
示す。この場合も、スライダ3のロール角が大きくなる
と、流出側内パッド60の表面が磁気ディスク2に接近
することによって、流出側内パッド60の表面の下方に
空気潤滑膜による正圧が発生し、この正圧により、スラ
イダ3のロール角が、定常状態に戻される。
【0052】図7(a)および図7(b)にそれぞれ示
す構成において、スライダ3のロール角と正圧との関係
を、図8のグラフに示す。図8のグラフにおいて、X軸
とY軸との交点は、定常状態を示し、定常状態から外乱
によりスライダ3のロール角が増加すると、流出側内パ
ッド60に対して正圧が発生する。
【0053】図7(a)に示すように、流出側リセス面
61が設けられている場合には、流出側リセス面61に
おける磁気ディスク2内周側のコーナー部が磁気ディス
ク2に接近するとともに、流出側内パッド60における
流出側リセス面61側のコーナー部も、磁気ディスク2
に接近した状態になり、それらの各コーナー部と磁気デ
ィスク2との間隙において、発生する正圧がそれぞれ上
昇している。
【0054】これに対して、図7(b)に示すように、
流出側リセス面61が設けられていない場合には、流出
側内パッド60における磁気ディスク2内周側のコーナ
ー部のみが磁気ディスク2に接近するために、そのコー
ナー部と磁気ディスク2との間隙内においてのみ、正圧
が上昇することになる。
【0055】このように、流出側リセス面61が設けら
れていると、スライダ3のロール角が順次、増加するこ
とにより、正圧が上昇するピークが二カ所にわたって形
成される。従って、この場合には、正圧が発生すると、
その正圧が長時間にわたって継続することになる。
【0056】以上のように、流出側内パッド60が設け
られていることによって、流出側リセス面61の有無に
関わらず、正圧が発生して、スライダ3のロール角を定
常状態に戻すことができるが、さらに、流出側リセス面
61を設けることにより、正圧の発生継続時間が長くな
り、スライダ3のロール角を、より効果的に定常な状態
に戻すことができる。
【0057】また、流出側リセス面61を設けることに
よって、磁気ディスク2との間隙を大きくすることがで
きるため、磁気ディスク2との接触を抑制することがで
きる。
【0058】なお、スライダ3の傾斜方向が反対になっ
た場合には、流出側外パッド70および流出側リセス面
61によって、同様の効果が得られる。
【0059】(実施の形態2)図9(a)は、本発明の
スライダの実施の形態2を示す背面図である。このスラ
イダ3では、流出側浮上面31に対して、磁気ディスク
2の内周側および外周側にそれぞれ設けられた流出側内
パッド60および流出側外パッド70の各表面が、流出
側浮上面31よりも、それぞれ、低くなっており、しか
も、磁気ディスク2の内周側および外周側になるにつれ
て、順次、低くなるように傾斜した状態、すなわち、流
出側浮上面31とは非平行状態になっている。そして、
流出側内パッド60および流出側外パッド70には、流
出側リセス面が連続して設けられていない。その他の構
成は、実施の形態1におけるスライダ3と同様になって
いる。
【0060】図9(a)に示すように、スライダ3が磁
気ディスク2の内外方向に対して傾斜することなく、定
常な状態になっている場合には、流出側内パッド60お
よび流出側外パッド70の各表面と、磁気ディスク2と
の間隔が広くなっており、流出側内パッド60および流
出側外パッド70に対して正圧が発生しにくい状態にな
っており、流出側浮上面31に対して正圧が発生して、
スライダ3を磁気ディスク2に対して浮上させている。
このように、スライダ3が定常な状態では、流出側内パ
ッド60および流出側外パッド70は、スライダ3の浮
上量に対して、はほとんど影響を与えない。
【0061】これに対して、図9(b)に示すように、
スライダ3が、外乱の影響によって、流出側内パッド6
0が磁気ディスク2に接近するように傾斜した状態にな
ると、流出側内パッド60表面と磁気ディスク2との間
隙が小さくなって空気が圧縮され、流出側内パッド60
に正圧が発生する。これにより、スライダ3の傾斜状態
が解消されて、定常な状態に戻される。このように、流
出側内パッド60の傾斜した表面が正圧を発生させる浮
上面になるために、スライダ3の振動が抑制されること
になる。
【0062】この場合、流出側内パッド60の表面が傾
斜状態になっているために、スライダ3が大きく傾く
と、流出側内パッド60の表面と磁気ディスク2とが、
ほぼ平行な状態になる。これにより、流出側内パッド6
0の下面への空気の流入が容易になる。しかも、この場
合、正圧の発生する流出側内パッド60の表面の面積が
大きいために、正圧が容易に発生し、スライダ3を、効
率よく、定常な状態に戻すことが出来る。
【0063】なお、スライダ3の傾斜方向が反対になっ
た場合には、流出側外パッド70の傾斜した表面によっ
て、同様の効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】本発明のディスク記録再生装置のスライ
ダは、このように、ハードディスク装置が動作している
間に、ハードディスク装置に対する衝撃などの外乱を受
けて、スライダのロール角あるいはピッチ角が揺動した
場合に、パッドが記録媒体に対して定常状態よりもさら
に接近して、パッドと記録媒体との間に高い圧力が発生
するようになっているために、スライダの揺動が確実に
抑制される。しかも、パッドの高さは、浮上面よりも低
くなっているために、パッドと記録媒体との間に発生す
る圧力が低く、定常状態におけるスライダの浮上量に対
する影響がほとんどない。
【0065】また、パッドが、空気流動方向上流側の側
部における空気流動方向の両側、または、空気流動方向
下流側における空気流動方向の両側、あるいはそれらの
両方に設けられていることにより、パッドが記録媒体に
定常状態より接近した場合に、パッドと記録媒体との間
への空気の流入が容易に行われ、スライダの揺動を、よ
り効果的に抑制することができる。
【0066】また、各パッドに連続して、第1のリセス
面よりも高くて、各パッドよりも低い第2のリセス面を
設けることにより、スライダのロール角が、定常な状態
より大きくなって、パッドが記録媒体に接近した場合
も、パッドと第2のリセス面との段差によって、パッド
て記録媒体との間への空気の導入及び空気の圧縮効果が
増大するために、スライダは、定常な状態に容易に戻さ
れる。
【0067】さらには、パッドの表面を、浮上面に対し
て傾斜した状態とすることにより、パッドが記録媒体に
対して、定常状態時よりも更に接近した場合に、パッド
表面が記録媒体に対して平行な状態になりやすく、従っ
て、パッドと記録媒体との間に、空気圧力が発生し易い
間隙が形成されるために、スライダをより効果的に定常
状態に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HDDの内部構造を示す斜視図である。
【図2】そのHDDの断面図である。
【図3】そのHDDに設けられたディスクとアクチュエ
ータアームとの関係を示す概略平面図である。
【図4】本発明のスライダの実施の形態の一例を示すエ
ア・ベアリング表面(ABS)の平面図である。
【図5】図4のA−A線における断面図である。
【図6】図4に示すスライダの動作説明図である。
【図7】(a)は、図4に示すスライダの動作説明図、
(b)は、図4に示すスライダの変形例における動作説
明図である。
【図8】図7(a)および(b)におけるスライダのロ
ール角と発生する正圧との関係を示すグラフである。
【図9】(a)は、本発明のスライダの実施の形態の他
の例を示す背面図、(b)は、そのスライダの動作説明
図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 磁気ディスク 3 スライダ 5 アクチュエータアーム 6 ボイスコイルモータ 7 ハウジング 8 モータ 14 サスペンション 20 アクチュエータ軸 21 流入側縁 22 流出側縁 23 内周側縁 24 外周側縁 30 流入側浮上面 31 流出側浮上面 32 流入側リセス面 33 流出側リセス面 40 流入側内パッド 41 流入側リセス面 50 流入側外パッド 51 流入側リセス面 60 流出側内パッド 61 流出側リセス面 70 流出側外パッド 71 流出側外リセス面 99 ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D042 NA02 PA01 PA05 QA02 QA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する記録媒体との間で情報の記録あ
    るいは再生を行うヘッドが搭載されており、該記録媒体
    との間に流入した空気によって、該記録媒体の表面に対
    して適当な間隔をあけて浮上するようになったディスク
    記録再生装置のスライダであって、 前記記録媒体に対向する表面に設けられた平坦なリセス
    面と、 このリセス面から記録媒体側に所定の高さで突出して、
    表面が平坦になった第1の浮上面と、 前記リセス面に、該第1の浮上面よりも低い状態で突出
    するように設けられたパッドと、 を具備することを特徴とするディスク記録再生装置のス
    ライダ。
  2. 【請求項2】 前記パッドは、空気流動方向上流側の側
    部における空気流動方向の両側、または、空気流動方向
    下流側における空気流動方向の両側、あるいはそれらの
    両方に設けられている請求項1記載のディスク再生装置
    のスライダ。
  3. 【請求項3】 回転する記録媒体との間で情報の記録あ
    るいは再生を行うヘッドが搭載されており、記録媒体と
    の間に流入した空気によって、記録媒体の表面に対して
    適当な間隔をあけて浮上するようになったディスク記録
    再生装置のスライダであって、 前記記録媒体に対向する表面に設けられた平坦な第1の
    リセス面と、 この第1のリセス面から記録媒体側に所定の高さで突出
    して、表面が平坦になった第1の浮上面と、 前記第1のリセス面に、該第1の浮上面よりも低い状態
    で突出するように設けられたパッドと、 該パッドに連続して設けられており、前記第1のリセス
    面よりも高く、連続するパッドよりも低くなった平坦な
    第2のリセス面と、 を具備することを特徴とするディスク記録再生装置のス
    ライダ。
  4. 【請求項4】 前記パッドは、空気流動方向上流側の側
    部における空気流動方向の両側、または、空気流動方向
    下流側における空気流動方向の両側、あるいはそれらの
    両方に設けられており、空気流動方向上流側の両側に設
    けられた各パッドに対して、第2のリセス面が、それぞ
    れ空気流動方向上流側に連続し、空気流動方向下流側に
    おける空気流動方向の両側に設けられた各パッドに対し
    て、第2のリセス面が、それぞれ、空気流動方向の両側
    における外側に設けられている請求項3に記載のディス
    ク記録再生装置のスライダ。
  5. 【請求項5】 回転する記録媒体との間で情報の記録あ
    るいは再生を行うヘッドが搭載されており、記録媒体と
    の間に流入した空気によって、記録媒体の表面に対して
    適当な間隔をあけて浮上するようになったディスク記録
    再生装置のスライダであって、 記録媒体に対向する表面に設けられた平坦な第1のリセ
    ス面と、 この第1のリセス面から記録媒体側に所定の高さで突出
    して、表面が平坦になった第1の浮上面と、 該第1の浮上面よりも記録媒体側に低く突出するととも
    に、該第1の浮上面とは非平行になった第2の浮上面
    と、 を具備することを特徴とするディスク記録再生装置のス
    ライダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008293569A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Tdk Corp 磁気ヘッド装置
US7614137B2 (en) 2005-07-11 2009-11-10 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method of manufacturing a magnetic slider head

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7614137B2 (en) 2005-07-11 2009-11-10 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method of manufacturing a magnetic slider head
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