JP4204587B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクなどの磁気記録媒体に対向するスライダに磁気機能部が設けられた磁気ヘッド装置に係り、特に、トレーリング側に安定した浮上力を作用させることが可能な磁気ヘッド装置に関する。
ハードディスクなどの磁気記録媒体に磁気信号を記録し、また磁気記録媒体に記録された磁気信号を読み取る磁気ヘッド装置として、磁気記録媒体に対向するスライダを有し、このスライダのトレーリング側端部に磁気機能部が設けられたものが使用されている。磁気機能部は、MR効果やGMR効果を利用した再生機能部と、磁性材料のヨークおよびコイルなどが薄膜で形成された記録機能部とを有している。
磁気ヘッド装置のスライダは、ロードビームなどと称される弾性部材によって、磁気記録媒体の表面に押圧されるが、磁気記録媒体が回転すると、その表面とスライダとの間に流入する空気流(エアーベアリング)により、スライダが記録媒体から浮き上がり、その結果、磁気機能部と記録媒体との間に所定の浮上量が設定される。
現状の磁気ヘッド装置では、磁気記録媒体への磁気記録密度の向上に対応し、且つ磁気信号の記録速度および再生速度の高速化を達成するために、スライダの浮上姿勢を安定させるとともに、磁気機能部の記録媒体からの浮上量を極力低く設定することが必要である。そのための構造として、スライダの対向側では、浮上力を発生させる正圧面が、リーディング側とトレーリング側に分かれて形成されている。前方正圧面に作用する浮上力によって、浮上状態でのスライダの傾斜姿勢を安定させることができ、後方正圧面の面積を前方正圧面の面積よりも小さく設定することにより、後方正圧面の近傍に設けられた磁気機能部と記録媒体との浮上距離を短くできるようにしている。
また、特許文献1に記載の磁気ヘッド装置では、後方正圧面に、トレーリング側端面に向かって窪む空気案内溝が形成されており、記録媒体が回転したときの空気流を、前記空気案内溝から後方へ案内し、後方正圧面に空気流を局部的に集中させて、局部的な正圧を発生させるようにしている。この発明は、後方正圧面に局部的な正圧部を形成することにより、後方正圧面に作用する浮上力を安定させ、その結果、スライダのトレーリング側端部の記録媒体からの浮上距離を安定させようとするものである。
また、特許文献1には、前記空気案内溝が、前記中心線を挟んで左右両側に区分されて形成された態様も開示されている。
特表2003−515869号公報
特許文献1に記載の磁気ヘッド装置は、後方正圧部に設けられた空気案内溝が、前記中心線に対して平行に形成されている。そのため、記録媒体の表面に形成される空気流が、前記中心線と平行に流れていれば、空気案内溝により空気を集めてその後方に位置する後方正圧面に部分的に集中的させることが可能である。
しかしながら、ハードディスクなどのような円盤状の記録媒体に使用する磁気ヘッド装置は、通常は、スライダがアームの先部に取り付けられ、アームがその基部を中心として回動し、スライダは、記録媒体の内周側の終点(ID)と外周側の終点(OD)との間で移動する。そのため、スライダの中心線が記録媒体上の空気流と平行な姿勢となるとき(MD)が一時的にはあるものの、他の状態では、スライダの中心線と空気流の方向との間に所定のチルト角が存在する。
前記チルト角が存在していると、中心線に対して斜めに流れる空気流を、前記空気案内溝によって、効率的に集めることができず、後方正圧面に局部的な正圧部が形成されにくくなり、正圧領域が後方正圧面の広い範囲に分散しやすくなる。その結果、前記チルト角の変化に応じて、後方正圧面に作用する浮上力が変動し、スライダのトレーリング側端部に設けられた磁気機能部の記録媒体からの浮上距離が変動しやすくなる。
さらに、最近では、スライダが浮上姿勢のときに、磁気機能部を記録媒体にさらに接近させるために、スライダに磁気機能部およびその周辺を加熱するヒータが設けられ、その加熱温度によって、磁気機能部が設けられた部分を記録媒体に向けて突出させるものがある。このような構成の磁気ヘッドにおいて、後方正圧面の広い範囲に正圧領域を分布すると、記録媒体に向けて突出させた部分に、浮上力が作用することになり、記録媒体に接近させようとして突出させた部分が浮上力により記録媒体から離れようとし、ヒータを設けてスライダの一部を突出させることの効果を相殺することになる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、後方正圧面に局部的な正圧部を形成し、しかも局部的に正圧を作用させる領域が、スライダのチルト角によって変動しにくくなり、後方正圧面に常に安定した浮上力を作用させることが可能な磁気ヘッド装置を提供することを目的としている。
本発明は、記録媒体への対向側と、記録媒体へ向けての押圧力が作用する押圧側とを有するスライダと、スライダのトレーリング側に設けられて磁気記録と磁気再生の少なくとも一方の機能を発揮する磁気機能部とを有する磁気ヘッド装置において、
前記スライダの対向側には、リーディング側に位置する前方正圧面と、トレーリング側に位置する後方正圧面とが設けられ、前記磁気機能部は、前記後方正圧面の後方近傍に、または前記後方正圧面内に設けられており、
前記後方正圧面には、前記磁気機能部の中心を通過してリーディング側からトレーリング側へ延びる仮想直線である基準線を挟む両側のそれぞれに、空気案内溝が形成され、この空気案内溝よりも後方に前記後方正圧面の一部が存在しており、
それぞれの空気案内溝は、前記基準線側の内側内壁面が、トレーリング側に向かうにしたがって前記基準線から徐々に離れるように直線的にまたは曲線的に傾斜していることを特徴とするものである。
本発明の磁気ヘッド装置では、後方正圧面に形成された空気案内溝により空気流を収束させて、その後方に位置する後方正圧面に正圧部を局部的に形成することができる。また、空気案内溝の内側内壁面が傾斜しているため、スライダの移動によりチルト角が発生しそのチルト角が変動しても、空気案内溝で空気流を収束させる機能を常に発揮でき、後方正圧面での局部的な正圧部を常に安定させることができる。その結果、スライダのトレーリング側端面の浮上距離をチルト角に影響されることなく安定させることが可能である。
本発明は、それぞれの空気案内溝の前記内側内壁面と対向する外側内壁面が、前記内側内壁面と同じ方向へ傾斜しているものである。
あるいは、本発明は、それぞれの空気案内溝の前記内側内壁面と対向する外側内壁面が、前記基準線と平行に延びているものである。
さらには、前記外側内壁面が、リーディング側に向かうにしたがって、基準線から徐々に離れるように傾斜しているものであってもよい。
外側内壁面が、基準線と平行、あるいはリーディング側に向かうにしたがって、基準線から徐々に離れるように傾斜していると、空気案内溝の開口部が、リーディング側に向けて広がるようになり、チルト角が変動しても、常に空気案内溝で空気を捕捉でき、安定した局部的な正圧部を形成しやすくなる。
本発明は、好ましくは、前記基準線と前記内側内壁面との間の内角が、前記スライダが記録媒体上を移動するときのチルト角の最大値よりも大きいものである。
前記のように角度を設定することにより、チルト角が最大となったときにも、空気案内溝で空気流を捕捉しやすくなり、後方正圧面に局部的な正圧部を安定して形成しやすくなる。
本発明は、前記後方正圧面は、前記空気案内溝の後端よりも後方に位置する側方部分よりも、前記基準線上に位置する中央部分の方が記録媒体に向けて突出し、または突出可能とされているものに有効に対応できる。例えば、本発明は、スライダには、前記磁気機能部を加熱するヒータが設けられており、前記中央部分は、前記ヒータの熱よって突出可能とされているものである。
上記のように、磁気機能部が記録媒体に向けて突出するものでは、スライダが浮上姿勢のときに、磁気機能部と記録媒体との距離を短くできる。しかも、後方正圧面の基準線を挟む両側に局部的な正圧部を形成することにより、記録媒体に向けて突出している部分に大きな正圧が作用しにくくなる。よって、記録媒体に向けて突出させた部分に位置する磁気機能部と記録媒体との距離を短く維持できるようになり、しかも突出部分の両側に位置する前記局部的な正圧部によって、浮上距離を安定させることが可能となる。
本発明では、磁気機能部の浮上量を低下させた低浮上量の磁気ヘッド装置を実現でき、しかも、チルト角が発生し、チルト角が変化したときにも、スライダのトレーリング側端面と記録媒体との距離を常に安定させることが可能である。
さらに、ヒータなどを備えて、磁気機能部を有する部分が記録媒体に向けて突出する構造の磁気ヘッド装置に採用したときに、記録媒体へ向けて突出する部分に大きな正圧が作用するのを防止でき、磁気機能部を記録媒体に接近させた状態を維持しやすくなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を、記録媒体との対向側から見た平面図である。図2、図3、図4は、前記磁気ヘッド装置のスライダの対向側に設けられた後方正圧面での局部的な正圧の発生状態をシミュレーションに基づいて説明する拡大説明図である。図5は本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置でのスライダの後方正圧面の拡大平面図である。図6は、磁気ヘッド装置を支持する支持装置を示す側面図、図7は記録媒体と磁気ヘッド装置の対向状態を示す平面図である。図8ないし図10は比較例の磁気ヘッド装置の後方正圧面での正圧の発生状態をシミュレーションに基づいて説明する説明図である。
図1に示す磁気ヘッド装置1は、アルミナ・チタンカーバイトなどで形成された立方体形状のスライダ10と、このスライダ10のトレーリング側端部に搭載された磁気機能部2とを有している。
磁気機能部2は、磁気抵抗効果(MR効果)や巨大磁気抵抗効果(GMR効果)あるいはトンネル磁気抵抗効果(TMR効果)を利用して、記録媒体Dに記録された磁気信号を読み取る読み取り機能部と、磁性材料のヨークや、導電性材料のコイルが薄膜プロセスで形成された、記録媒体Dに磁気信号を書き込む記録機能部とを有している。
図6に示すように、スライダ10は、記録媒体に対向する対向側10aと、この対向側10aと逆側に向く押圧側10bとを有している。図1は、スライダ10の対向側10aを示している。スライダ10は、記録媒体Dの表面に発生する空気流の流入側に向くリーディング側端面10cと、前記空気流が流出するトレーリング側端面10dを有しており、前記磁気機能部2はトレーリング側端面10dに設けられている。また、スライダ10は、図7に示すハードディスクなどの磁気記録方式の円盤状の記録媒体Dの回転中心側に向けられる内周側の側面10eと、記録媒体Dの外周に向けられる外周側の側面10fを有している。
本明細書では、リーディング側端面10cに向く方向を前方、またはリーディング側端面10cに向く端部を前端と呼び、トレーリング側端面10dに向く方向を後方、またはトレーリング側端面10dに向く端部を後端と呼ぶことがある。また、リーディング側端面10cおよびトレーリング側端面10dに平行な方向を左右方向と呼び、図1を基準として、内周側の側面10eに向く側を左側、外周側の側面10fに向く側を右側と呼ぶことがある。
図1では、リーディング側端面10cおよびトレーリング側端面10dをそれぞれ二分して前後方向へ延びる仮想線を中心線O−Oとしている。磁気機能部2の中心は、この中心線O−O上に位置している。よって、この実施の形態では、中心線O−Oが基準線である。
図6に示すように、磁気ヘッド装置1を構成するスライダ10の押圧側10bは、支持装置によって支持される。この支持装置には、弾性支持部材であるロードビーム5が設けられている。このロードビーム5の基部には弾性変形部が設けられており、この弾性変形部の弾性力によって、スライダ10に対して記録媒体D方向への押圧力が与えられる。ロードビーム5の先部には、ロードビーム5よりも薄く且つばね性を発揮する弾性板で形成されたフレキシャ6が固定されており、このフレキシャ6の一部が折り曲げられた支持片6aに、スライダ10の押圧側10bの面が接着固定される。
ロードビーム5の先部には下向きに突出したピボット7が一体に形成されており、このピボット7が、スライダ10の押圧側10bの面に当接し、または前記支持片6aに当接している。前記ロードビーム5で発揮される弾性押圧力は、ピボット7とスライダ10の押圧側10bの面との当接点7aに集中して作用する。前記フレキシャ6の支持片6aは各方向へ変形可能であり、支持片6aに固定されているスライダ10は、前記ピボット7との当接点7aを支点として、姿勢を変化できるようになっている。この姿勢変化の主な方向は、前記中心線O−Oが傾くピッチ方向、および中心線O−O回りに左右へ傾くロール方向である。図6に示すようにリーディング側端面10cが持ち上げられた浮上姿勢において記録媒体Dの表面との成す角度がピッチ角である。
図1には、ピボット7とスライダ10との当接点7aが投影されて示されている。この当接点7aは、前記中心線O−O上に位置し、且つリーディング側端面10cとトレーリング側端面10dとのほぼ中点に位置している。
図1に示すように、スライダ10の対向側10aには、記録媒体Dに最も近い位置に形成された正圧面が設けられている。この正圧面は、前記当接点7aよりもリーディング側に位置する前方正圧面21と、当接点7aよりもトレーリング側に位置し、且つトレーリング側端面10dに近接した位置に設けられた後方正圧面22と、当接点7aよりもトレーリング側に位置し且つ後方正圧面22よりもリーディング側に位置する側方正圧面23,24である。前方正圧面21と後方正圧面22および側方正圧面23,24は、互いに同一面上に位置し、記録媒体D方向への突出高さ寸法が同一である。ただし、前方正圧面21と後方正圧面22および側方正圧面23,24は、記録媒体D方向への突出高さ寸法が互いに相違していてもよい。
後方正圧面22は、前方正圧面21よりも面積が小さい。また、前方正圧面21の左右方向の幅寸法の中心、および後方正圧面22の左右方向の幅寸法の中心は、前記中心線O−O上に位置している。側方正圧面23は、内周側の側面10eに接近した位置に形成され、側方正圧面24は、外周側の側面10fに接近した位置に形成されており、側方正圧面23と側方正圧面24は、中心線O−Oを挟んで中心線O−Oから左右に同じ距離だけ離れて位置している。側方正圧面23,24のそれぞれの面積は、後方正圧面22の面積よりも小さい。
スライダ10の対向側10aには、前記正圧面よりも記録媒体Dから離れる側へ一段低く形成されたステップ面が設けられている。このステップ面は、前方正圧面21の前端21aとリーディング側端面10cとの間に形成された前方ステップ面31と、後方正圧面22の前端から前方に延びる後方ステップ面32と、側方正圧面23の前端から前方に延びる側方ステップ面33、および側方正圧面24の前端から前方に延びる側方ステップ面34である。
前方ステップ面31と、後方ステップ面32と、側方ステップ面33および側方ステップ面34は、互いに同一平面上に位置し、記録媒体Dへ向かう方向への突出高さ寸法が互いに同じである。ただし、それぞれのステップ面は、記録媒体D側への突出高さ寸法が互いに相違してもよい。
スライダ10の対向側10aでは、前記正圧面と前記ステップ面以外の領域が、最下底面36である。この最下底面36は、前記ステップ面よりもさらに記録媒体Dから離れる側に後退した位置に形成されている。
前方ステップ面31は、リーディング側端面10cから対向側10aに流れ込む空気流(エアーベアリング)を前方正圧面21の表面に導く機能を発揮する。前記後方ステップ面32は、トレーリング側端面10dに向かう空気流を後方正圧面22の表面に導く機能を発揮する。同様に、側方ステップ面33,34は、共に側方正圧面23,24の表面に空気流を導く機能を発揮する。
そのため、各正圧面の表面と各ステップ面の表面との段差の高さ寸法は、例えば0.3μm以下程度であり、その下限は0.05μm程度である。
前記最下底面36は、対向側10aの空気流によって実質的に正圧を発生しないように、正圧面から離れていることが必要であり、そのためには、各正圧面と最下底面36との段差の高さ寸法は、1μm以上で5μm以下であることが好ましい。
スライダ10の対向側10aでは、前記前方正圧面21の左右両側部から後方へ一体に延びる延長部25と26が形成され、両延長部26,26と前方正圧面21の後端21bとで囲まれた部分に前記最下底面36が位置している。延長部25は、前方正圧面21の後端21bに連続して側面10eに沿って後方へ延び、延長部26は、前方正圧面21の後端21bから側面10fに沿って後方へ延びている。延長部25と26の表面は、前方正圧面21の表面と連続している。その結果、前方正圧面21の後方には、対向側10aを流れる空気流によって負圧を発生する負圧発生領域27が形成されている。前方正圧面21に作用する正圧と、前記負圧発生領域27の負圧とによって、スライダ10の記録媒体からの浮上距離が調整され、またスライダ10の傾斜姿勢も調整される。
図2ないし図4に示すように、後方正圧面22よりも後方には、前記後方正圧面22よりも、やや記録媒体から離れる位置に形成されたリセス面35が設けられており、前記磁気機能部2は、このリセス面35に位置している。すなわち、磁気機能部2は、後方正圧面22の後端22aに近接した位置に設けられている。なお、前記磁気機能部2が、後方正圧面22の内部に設けられてもよい。
前記後方正圧面22には、中心線O−Oを挟んで左側に第1の空気案内溝41が形成され、中心線O−Oを挟んで右側に第2の空気案内溝42が形成されている。第1の空気案内溝41の底面41aと、第2の空気案内溝42の底面42aは、前記後方ステップ面32と連続する面である。
図2ないし図4に示すように、第1の空気案内溝41では、中心線O−Oに近い側の溝内壁面である内側内壁面41bが傾斜線に沿って形成されている。この傾斜線は直線であり、トレーリング側端面10dに向かうにしたがって中心線O−Oから徐々に離れるように傾斜している。同様に、第2の空気案内溝42では、中心線O−Oに近い側の溝内壁面である内側内壁面42bが、傾斜線に沿って形成されている。この傾斜線も直線であり、トレーリング側端面10dに向かうにしたがって中心線O−Oから徐々に離れる向きに傾斜している。なお、前記内側内壁面41bと内側内壁面42bが、トレーリング側端面10dに向かうにしたがって中心線O−Oから徐々に離れるように曲線軌跡で形成された傾斜線に沿って形成されているものであってもよい。
第1の空気案内溝41では、前記内側内壁面41bに対向する外側内壁面41cが、内側内壁面41bと同じ向きに傾斜し、第2の空気案内溝42では、前記内側内壁面42bに対向する外側内壁面42cが、前記内側内壁面42bと同じ向きに形成されている。よって、第1の空気案内溝41の内幅を二分する溝中心線と、第2の空気案内溝42の内幅を二分する溝中心線は、共にトレーリング側端面10dに向かうにしたがって、中心線O−Oから徐々に離れるように傾斜している。
前記第1の空気案内溝41は、後方正圧面22の一部に空気流を集中させることができ、第1の空気案内溝41の後方に位置する後方正圧面22の一部が局部正圧発生部22bとなっている。同様に、第2の空気案内溝42は、後方正圧面22の一部に空気流を集中させることができ、第2の空気案内溝42の後方では、後方正圧面22の一部が局部正圧発生部22cとなっている。
後方正圧面22には、中心線O−Oに沿って前方へ突出する前方突出部22dが形成されており、この前方突出部22dは、その左右両側に位置している後方正圧面22の側方前端22e,22fよりも前方へ突出している。よって、後方面32の表面を、トレーリング側へ向かう空気流は、前方突出部22dにおいて左右に分岐させられて、第1の空気案内溝41内と第2の空気案内溝42内とへ分流しやすくなっている。
図7に示すように、この磁気ヘッド装置1を支持する支持装置では、ロードビーム5が固定されたアーム15の基部が軸16によって回動自在に支持されており、図示しない電磁駆動方式のアクチュエータにより、アーム15が回動させられ、その結果、スライダ10は、記録媒体Dの内周側から外周側にかけて、軸16を中心とする円弧軌跡に沿って移動する。
図7では、スライダ10が記録媒体Dの内周側に移動してその移動範囲の終端に至った位置を(ID)で示し、外周側の移動範囲の終端に至った位置を(OD)で示している。また、スライダ10の中心線O−Oが、その位置での記録媒体上の円周の接線に一致した位置を(MD)で示している。
スライダ10が(ID)の位置に至ると、その位置での記録媒体上の円周の接線と、スライダ10の中心線O−Oとの間にチルト角θiが形成され、スライダ10が(OD)の位置に至ると、その位置での記録媒体上の円周の接線と、スライダ10の中心線O−Oとの間にチルト角θoが形成される。
図3に示すように、第2の空気導入溝42の内側内壁面42bと中心線O−Oとが成す内角αは、スライダ10が(ID)に位置するときの前記チルト角θiよりも大きい。また図4に示すように、第1の空気導入溝41の内側内壁面41bと中心線O−Oとの成す内角βは、スライダ10が(OD)に位置するときの前記チルト角θoよりも大きい。
したがって、図3に示すように、スライダ10が(ID)に位置しているときに、中心線O−Oに対してチルト角θiの角度で流入する空気流を、第2の空気案内溝42内に確実に導くことができる。このとき、第1の空気案内溝41は、空気流の上流に向けて開口しているため、空気流を第1の空気案内溝41内へも確実に導くことができる。また、図4に示すように、スライダ10が(OD)に位置しているときに、中心線O−Oに対してチルト角θoの角度で流入する空気流を、第1の空気案内溝41内に確実に導くことができる。このとき、第2の空気案内溝42は、空気流の上流に向けて開口しているため、空気流を第2の空気案内溝42内へも導くことができる。
図2に示すように、スライダ10が(MD)に位置しているときには、中間中央ステップ面32の表面をトレーリング側端面10dに向けて、ほぼ中心線O−Oと平行に流れる空気流は、第1の空気案内溝41と第2の空気案内溝42内に分流する。第1の空気案内溝41と第2の空気案内溝42は、トレーリング側に向かうにしたがって互いに離れるように傾斜している。よって、第1の空気案内溝41内に移行した空気流と、第2の空気案内部42内に移行した空気流は、トレーリング側に向かうにしたがって、互いに離れながら進行して、その後方の局部正圧発生部22bと局部正圧発生部22cの表面に集中して移動する。そのため、後方正圧面22では、局部正圧発生部22bが比較的大きな正圧発生領域A1となり、局部正圧発生部22cが比較的大きな正圧発生領域A2となる。しかも正圧発生領域A1と正圧発生領域A2とを左右方向に分離させやすくなる。
図3に示すように、スライダ10が(ID)に位置したときも、前記のようにチルト角θiの角度で中間中央ステップ面32の表面を移動する空気流が、第1の空気案内溝41と第2の空気案内溝42内に分流するため、後方正圧面22では、局部正圧発生部22bが比較的大きな正圧発生領域B1となり、局部正圧発生部22cが比較的大きな正圧発生領域B2となる。同様にして、図4に示すように、スライダ10が(OD)に位置しているときにも、局部正圧発生部22bが比較的大きな正圧発生領域C1となり、局部正圧発生部22cが比較的大きな正圧発生領域C2となる。
いずれの場合も、後方正圧面22の中心線O−Oの付近では、正圧が発生しないか、または発生したとしてもその正圧により後方正圧面22の中心線O−O付近に作用する浮上圧力は、局部正圧発生部22bおよび局部正圧発生部22cに作用する浮上圧力よりも十分に小さな値となる。
図6と図7に示すように、磁気ヘッド装置1のスライダ10が、記録媒体Dに対向した状態で、記録媒体Dが図7の矢印方向へ回転すると、記録媒体Dの表面とスライダ10の対向側10aとの間で、空気流(エアーベアリング)がスライダ10のリーディング側からトレーリング側に向かう。この空気流が、前方ステップ面31の表面から前方正圧面21の表面に流入することにより、前方正圧面21に正圧が作用し、浮上力が作用して、記録媒体Dが始動した直後にリーディング側端面10cが持ち上がる。さらに、空気流がスライダ10の対向側10aと記録媒体Dとの間をリーディング側からトレーリング側に向けて通過することにより、スライダ10が記録媒体Dの表面から浮上する。前方正圧面21の面積が後方正圧面22の面積よりも大きいために、スライダ10の前方部分に大きな正圧が作用し、またスライダ10は空気流に煽られる姿勢となるため、スライダ10は、図6に示すように、リーディング側端面10cがトレーリング側端面10dよりも記録媒体Dから離れるように所定のピッチ角を有する浮上姿勢となる。
このとき、スライダ10のトレーリング側端部に設けられている磁気機能部2の記録媒体Dの表面からの浮上距離は、後方正圧面22に作用する浮上力に大きな影響を受ける。
前記磁気ヘッド装置では、図2ないし図4に示すように、後方正圧面22の局部正圧発生部22b,22cに正圧が局部的に集中して作用する。しかも、スライダ10が(ID)から(OD)の間のどのチルト角に設定されている場合であっても、前記局部正圧発生部22b,22cに正圧が局部的に集中して作用し続ける。後方正圧面22に局部的に集中する正圧を常に作用させることができるため、スライダ10が記録媒体D上のどの位置にあっても、磁気機能部2の記録媒体Dからの浮上距離を安定させることが可能である。
また、実施の形態の磁気ヘッド装置では、中心線O−Oから左右に離れた位置に側方正圧面23,24が設けられているため、この側方正圧面23,24に作用する正圧により、スライダ10のロール方向への回動姿勢を安定させることができる。
図8ないし図10は、比較例の磁気ヘッド装置でのスライダの対向側の一部を示している。比較例の磁気ヘッド装置では、後方ステップ面132の後方に後方正圧面122が形成されており、この後方正圧面122には中心線O−Oを挟む左右両側位置に空気案内溝141,142が形成されている。ただし、この空気案内溝141と142の内側内壁面141b,142bは、中心線O−Oと平行であり、空気案内溝141と142の外側内壁面141c,142cも、中心線O−Oと平行である。
図8に示すように、スライダが(MD)に位置しているときに、ステップ面132の表面を流れる空気流が空気案内溝141と142に分流するが、空気案内溝141と142は共に中心線O−Oと平行に形成されているため、空気案内溝141,142内を移行した空気流が、その後方の後方正圧面122に至ったときに、空気流が後方正圧面122の表面の比較的広い範囲に流れるようになり、後方正圧面122の比較的広い範囲が正圧発生領域Eとなる。そのため、本発明の実施の形態のように、空気案内溝の後方に正圧を局部的に集中させることができない。
図9に示すように、スライダが(ID)に位置すると、チルト角θiの角度で流れる空気流が第2の空気案内溝142内に流入し難くなり、空気流が後方正圧面122の中心線O−O上の表面にまで流れやすくなる。そのため、後方正圧面122の広い範囲に正圧発生領域F1とF2が形成されるようになる。図10に示すようにスライダが(OD)に位置しているときも、チルト角θoで流れる空気が第1の空気案内溝141内に入り込みにくく、空気流が後方正圧面122の中心線O−O上の表面に移行しやすくなるため、正圧発生領域Gが、後方正圧面122の比較的広い範囲で分布する。
なお、前記第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1および比較例の磁気ヘッド装置のシミュレーションは、コンピュータ解析によるものであり、実施の形態と比較例は、共に、シミュレーションでは、スライダの長辺を1.24mm、短辺を1.00mmとし、ステップ面と正圧面との段差を0.15μm、最下底面と正圧面との段差を2μmとした。またロードビームによる記録媒体D方向への押圧力(ロード圧)を、24.5mNとし、記録媒体Dの回転数を7200rpmとして、解析を行なった。
図5は本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置において、スライダの対向側の一部を拡大して示している。
この実施の形態では、後方正圧面222に第1の空気案内溝241と第2の空気案内溝242が設けられている。第1の空気案内溝241の内側内壁面241bと中心線O−Oとの成す内角αの好ましい範囲、および第2の空気案内溝242の内側内壁面242bと中心線O−Oとの成す内角βの好ましい範囲は、第1の実施の形態と同じである。
図5に示す実施の形態では、第1の空気案内溝241の外側内壁面241cが、リーディング側端面に向かうにしたがって中心線O−Oから徐々に離れるように傾斜し、第2の空気案内溝242の外側内壁面242cが中心線O−Oと平行である。
この実施の形態でも、後方正圧面222のうちの、第1の空気案内溝241よりも後方部分に、局部正圧発生部222bを形成でき、第2の空気案内溝242よりも後方部分に、局部正圧発生部222cを形成することができる。
以上のように、本発明の実施の形態では、後方正圧面において、中心線O−Oから左右に同じ距離だけ離れた位置に、正圧を局部的に集中させて作用させることができ、しかもチルト角およびその変化によっても正圧の局部的な集中が変化しないため、スライダが記録媒体D上のどの位置にあっても、後方正圧面に作用する浮上力を安定させることができ、磁気機能部2と記録媒体Dとの浮上距離を常に安定させることが可能である。
また、後方正圧面およびその近傍において、中心線O−Oの付近を記録媒体に向けて突出させ、磁気機能部2を記録媒体Dに接近させることができる磁気ヘッド装置の場合に、記録媒体に向けて突出する部分に大きな正圧が作用せず、その左右両側に正圧が局部的に集中して作用するようになるため、突出部に対して記録媒体Dから離れる力が作用することがなく、しかも、磁気機能部2と記録媒体Dとの浮上距離が安定する。
また、スライダ10に磁気機能部2を加熱するヒータが搭載され、このヒータの熱でスライダを膨張変形させて、磁気機能部2を記録媒体Dに接近させる磁気ヘッド装置においても、膨張変形して記録媒体に向けて突出している部分(主に中心線O−O上の部分)に大きな浮上力が作用するのを防止でき、その両側に局部的に集中する正圧によって、記録媒体からの磁気機能部2の浮上距離を安定させることができる。
本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を対向側から見た平面図、 第1の実施の形態の磁気ヘッドにおいて、スライダが(MD)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、 第1の実施の形態の磁気ヘッドにおいて、スライダが(ID)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、 第1の実施の形態の磁気ヘッドにおいて、スライダが(OD)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、 本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置の後方正圧面を示す拡大平面図、 磁気ヘッド装置を支持する支持装置の側面図、 記録媒体と磁気ヘッドとの対向位置を示す平面図、 比較例の磁気ヘッドにおいて、スライダが(MD)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、 比較例の磁気ヘッドにおいて、スライダが(ID)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、 比較例の磁気ヘッドにおいて、スライダが(OD)に位置しているときに、後方正圧面での正圧の作用状態を示す平面図、
符号の説明
1 磁気ヘッド装置
2 磁気機能部
7a 当接点(押圧力の作用点)
10 スライダ
10a 対向側
10b 押圧側
10c リーディング側端面
10d トレーリング側端面
21 前方正圧面
22 後方正圧面
22b,22c 局部正圧発生部
31 前方ステップ面
32 後方ステップ面
33,34 側方ステップ面
41 第1の空気案内溝
41b 内側内壁面
41c 外側内壁面
42 第2の空気案内溝
42b 内側内壁面
42c 外側内壁面
θi,θo チルト角

Claims (6)

  1. 記録媒体への対向側と、記録媒体へ向けての押圧力が作用する押圧側とを有するスライダと、スライダのトレーリング側に設けられて磁気記録と磁気再生の少なくとも一方の機能を発揮する磁気機能部とを有する磁気ヘッド装置において、
    前記スライダの対向側には、リーディング側に位置する前方正圧面と、トレーリング側に位置する後方正圧面とが設けられ、前記磁気機能部は、前記後方正圧面の後方近傍に、または前記後方正圧面内に設けられており、
    前記後方正圧面には、前記磁気機能部の中心を通過してリーディング側からトレーリング側へ延びる仮想直線である基準線を挟む両側のそれぞれに、空気案内溝が形成され、この空気案内溝よりも後方に前記後方正圧面の一部が存在しており、
    それぞれの空気案内溝は、前記基準線側の内側内壁面が、トレーリング側に向かうにしたがって前記基準線から徐々に離れるように直線的にまたは曲線的に傾斜していることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. それぞれの空気案内溝の前記内側内壁面と対向する外側内壁面が、前記内側内壁面と同じ方向へ傾斜している請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. それぞれの空気案内溝の前記内側内壁面と対向する外側内壁面が、前記基準線と平行に延びている請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  4. 前記基準線と前記内側内壁面との間の内角が、前記スライダが記録媒体上を移動するときのチルト角の最大値よりも大きい請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  5. 前記後方正圧面は、前記空気案内溝の後端よりも後方に位置する側方部分よりも、前記基準線上に位置する中央部分の方が記録媒体に向けて突出し、または突出可能とされている請求項1ないし4のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  6. スライダには、前記磁気機能部を加熱するヒータが設けられており、前記中央部分は、前記ヒータの熱よって突出可能とされている請求項5記載の磁気ヘッド装置。
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