JP2004164685A - 浮上ヘッドスライダおよびこれを用いたディスク記憶装置 - Google Patents

浮上ヘッドスライダおよびこれを用いたディスク記憶装置 Download PDF

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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】防塵性を向上させつつ、CFH性、スキュー依存性、線速依存性を向上させて、浮上特性を向上させる。
【解決手段】浮上ヘッドスライダ1は、正圧発生面2として、ピッチ方向の剛性を確保するためのリーディングパッド2aと、このリーディングパット2aの後方左右に配置され、ロール方向の剛性を確保するための2組のサイドパッド2b,2cと、これらサイドパッド2b,2cの間に配置され、浮上特性をコントロールするセンターパッド2dを備える。そして、浮上ヘッドスライダ1において空気流入側となる部位に、正圧発生面2より一段低いステップ3をスライダ前方および側方エッジまで延伸させることで、浮上ヘッドスライダとディスクとの界面へのダストの侵入を防ぎ、安定した浮上特性が得られるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状の記憶媒体に対して情報の記録や書き込みを行うヘッドを浮上させるための浮上ヘッドスライダおよびこれを用いたディスク記憶装置に関する。詳しくは、ピッチ方向およびロール方向の剛性を確保しつつ、設計の自由度を持つ形状を有する正圧発生面を備え、この正圧発生面の空気流入側となる部位には、正圧発生面より高さの低いステップをスライダ前方および側方エッジまで延伸させることで、浮上ヘッドスライダとディスクとの界面へのダストの侵入を防ぎ、安定した浮上特性が得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図10はハードディスク装置に組み込まれる従来の浮上ヘッドスライダの構成例を示す説明図で、図10(a)は斜視図、図10(b)は平面図である。また、図11は従来のハードディスク装置の構成例を示す平面図である。なお、この図11では、ハードディスク装置の内部構造を説明するため、図示しないカバーを外してある。
【0003】
浮上ヘッドスライダ51は、図11に示すディスク52との対向面に、正圧発生面53、この正圧発生面53より高さの低い浅溝であるステップ54、このステップ54より高さの低い深溝であるリセス55から構成されている。
【0004】
ハードディスク装置56は、浮上ヘッドスライダ51を先端側に支持するサスペンション57およびこのサスペンション57が固定されるアーム本体58とからなるヘッドアクチュエータ59を備える。
【0005】
ヘッドアクチュエータ59は、アーム本体58がピボット60を軸に回転可能に取り付けられる。また、ヘッドアクチュエータ59は、ピボット60を挟んでサスペンション57と反対側に設けられるボイスコイルモータ61によって回転駆動される。
【0006】
ディスク52を図示しないスピンドルモータによって回転させると、浮上ヘッドスライダ51は、ディスク52の回転に伴う空気流の作用により、正圧発生面53ではディスク52から浮上しようとする正圧が発生し、リセス55中に斜線で示す負圧発生領域62ではディスク52に引き付けられる負圧が発生し、浮上ヘッドスライダ51をディスク52方向へ押圧しているサスペンション57の荷重とこの正圧および負圧のバランス点にて、安定浮上することができる構成となっている。
【0007】
そして、ボイスコイルモータ61でヘッドアクチュエータ59を回転させて浮上ヘッドスライダ51をディスク52の内周側と外周側との間を移動させ、情報の記録または再生が行われる。
【0008】
さて、ハードディスク装置56は、ディスク52の回転数を一定に保ちつつ、ヘッドアクチュエータ59を回転させて浮上ヘッドスライダ51をディスク52の内周側と外周側の間を移動させる。このため、浮上ヘッドスライダ51がディスク52の内周側にあるときと外周側にあるときで、浮上ヘッドスライダ51に対する空気流の速度が異なる。また、ヘッドアクチュエータ59の回転動作で浮上ヘッドスライダ51を移動させるので、空気の流れに対する浮上ヘッドスライダ51の角度(スキュー角と呼ばれる)も、浮上ヘッドスライダ51がディスク52の内周側にあるときと外周側にあるときで異なる。
【0009】
このため、従来より、浮上ヘッドスライダは、CFH(Constant Flying Height)性、スキュー依存性および線速依存性の向上を目的として、正圧発生面等の形状が決められている。
【0010】
すなわち、図10に示す浮上ヘッドスライダ51のように、正圧発生面52等の空気流入側を直線状としたものに対して、正圧発生面等の空気流入側を凸形状とした浮上ヘッドスライダもある(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−60373号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年ではハードディスク装置等の磁気を利用したディスク記憶装置の高記録密度化のため、浮上ヘッドスライダの低浮上化が進められている。しかしながら、浮上ヘッドスライダの低浮上化によって正圧発生面とディスクとの間の空気膜が薄くなると、ドライブ内の微小なダストの影響を受けやすくなるという問題点があった。
【0013】
具体的には、ダストが浮上ヘッドスライダとディスク界面に侵入することで、浮上ヘッドスライダがダストを介してディスクと接触、加振力を受けてサスペンションの固有モードが励振され、トラックフォローイングが困難となるという問題がある。また、ダストが過度に多い系では、ディスクに傷が付いたり、ヘッドクラッシュが発生するという問題がある。
【0014】
このような問題を解決するには、正圧発生面等の形状をダストの侵入を防止できるような形状とする等の必要があるが、設計自由度が少なくなり、防塵性と、CFH性、スキュー依存性および線速依存性との両立が困難であるという問題もあった。
【0015】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ダストの影響を受けず安定した浮上特性が得られる浮上ヘッドスライダおよびこれを用いたディスク記憶装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明に係る浮上ヘッドスライダは、ディスク状の記憶媒体に対して情報の記録および再生を行うディスク記憶装置に組み込まれる浮上ヘッドスライダにおいて、記憶媒体との対向面は、正圧発生面と、この正圧発生面より高さの低いステップと、このステップより高さの低いリセスの3面から構成されており、正圧発生面は、スライダ前方に位置し、空気流入側が凸となったU字型のリーディングパッドと、リーディングパッドの後方左右に位置する2つのサイドパッドと、2つのサイドパッドの間でかつリーディングパッドの後方に位置し、空気流入側が凹形状のセンターパッドから構成され、ステップは、リーディングパッドの前縁からスライダ前縁までを覆うリーディングステップと、リーディングパッドの左右後方から2つのサイドパッドにそれぞれ延伸して接続した2つのサイドステップと、センターパッドの前縁から前方に延伸し、空気流入側が凸形状となったセンターステップから構成され、リセスは、リーディングパッド、サイドステップおよびサイドパッドに囲まれる、センターパッドおよびセンターステップの周囲に構成されており、サイドステップは、サイドパッドの側縁からスライダ側部まで延伸しているとともに、リーディングパッドの幅をスライダ全幅より狭くして、リーディングステップとサイドステップはスライダ側部で一体となってスライダ側縁まで延伸し、サイドステップは後方に行くほど幅広とし、センターパッドの後縁はサイドパッドの後縁よりも後ろ側に位置し、センターパッド内の後縁近傍にヘッドが位置するものである。また、本発明に係るディスク記憶装置は、上述した浮上ヘッドスライダが組み込まれるものである。
【0017】
本発明に係る浮上ヘッドスライダおよびディスク記憶装置によれば、記憶媒体が回転することにより発生する空気流によって、正面発生面では記憶媒体から浮き上がろうとする力が発生する。
【0018】
この正圧発生面として、スライダ前方に、空気流入側が凸となったU字型のリーディングパッドを設けたので、このリーディングパッドの部分で、主にピッチ方向の剛性を確保することができる。また、リーディングパッドの後方左右に2つのサイドパッドを設けたので、これらサイドパッドの部分で、主にロール方向の剛性を確保することができる。
【0019】
さらに、2つのサイドパッドの間でかつリーディングパッドの後方に、空気流入側が凹形状のセンターパッドを設けたので、このセンターパッドの形状で浮上特性をコントロールすることができ、設計時の自由度を確保することができる。
【0020】
また、各正圧発生面の空気流入側となる部位には、正圧発生面より高さの低いステップをスライダ前方および側方エッジまで延伸させたので、ダストは浮上ヘッドスライダとディスクとの界面に侵入しにくくなっている。また、まれに侵入するダストも、空気流入側が凸となった正圧発生面の輪郭に沿って流れるので、最もダストの影響を受ける正圧発生面へのダストの侵入を防ぐことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の浮上ヘッドスライダおよびディスク記憶装置の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダの構成例を示す説明図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は平面図である。この第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1は、浮上特性を向上させつつ、かつ設計の自由度も持たせた形状とした正圧発生面2を備えるとともに、空気流入側となり得る部位に、正圧発生面2より一段低いステップ部3を設け、このステップ部3を、スライダ前方および側方エッジまで延伸させることで、浮上ヘッドスライダとディスクとの界面へのダストの侵入を防ぐこととしたものである。
【0022】
この図1に示す浮上ヘッドスライダ1は、ディスク記憶装置の一例としてのハードディスク装置に組み込まれるものであるので、まず、ハードディスク装置の構成を説明する。図2は第1の実施の形態のハードディスク装置の構成例を示す斜視図である。なお、図2では、ハードディスク装置21の内部構造を説明するため、図示しないカバーを外してある。
【0023】
第1の実施の形態のハードディスク装置21は、記憶媒体であるディスク22の取り外しができない固定型と呼ばれるものである。浮上ヘッドスライダ1は、ディスク22に対して情報の記録や再生を行うここでは図示しない磁気ヘッドを備え、ディスク22が回転することで発生する空気流によって浮上して、磁気ヘッドをディスク22から所定量だけ浮上させる役目を持つ。
【0024】
ハードディスク装置21は、この浮上ヘッドスライダ1を先端側に支持するサスペンション23およびこのサスペンション23が固定されるアーム本体24とからなるヘッドアクチュエータ25を備える。
【0025】
ヘッドアクチュエータ25は、アーム本体24がピボット26を軸に筐体27に対して回転可能に取り付けられる。また、ヘッドアクチュエータ25は、ピボット26を挟んでサスペンション23と反対側に設けられるボイスコイルモータ28によって回転駆動される。
【0026】
さらにヘッドアクチュエータ25への電力の供給と図示しない磁気ヘッドとの信号のやり取りは、アーム本体24に固定されたフレキシブルプリント基板29を介して行われる。
【0027】
そして、ディスク22を図示しないスピンドルモータによって回転させながら、ボイスコイルモータ28でヘッドアクチュエータ25を回転させて浮上ヘッドスライダ1をディスク22の内周側と外周側との間を移動させ、情報の記録または再生が行われる。
【0028】
以下、図1に戻り、浮上ヘッドスライダ1の詳細について説明する。まず、浮上ヘッドスライダ1のサイズは、L×W×H=1.25×1×0.3(mm)で、30%スライダあるいはピコスライダと呼ばれるものである。そして、図1(b)において、矢印aで示す側が空気流入側(リーディング側)、矢印bで示す側が空気流出側(トレーリング側)である。
【0029】
浮上ヘッドスライダ1の図2に示すディスク22との対向面である空気軸受け面1aは、正圧発生面2、この正圧発生面2より一段高さの低い浅溝であるステップ3、このステップ3より高さの低い深溝であるリセス4の3層によって構成されている。
【0030】
正圧発生面2は、リーディングパッド2aと、サイドパッド2b,2cと、センターパッド2dから構成されている。リーディングパッド2aは、浮上ヘッドスライダ1の前方に位置し、空気流入側が凸となったU字型で、浮上ヘッドスライダ1のほぼ全幅まで広がる幅を有し、幅方向の中央部の厚みが最も広く、両端に向かうに従い厚みが減少する形状である。
【0031】
2つのサイドパッド2b,2cは、リーディングパッド2aの後方で、浮上ヘッドスライダ1の左右両側に位置し、空気流入側が凸形状となっている。センターパッド2dは、リーディングパッド2aの後方で、浮上ヘッドスライダ1の後方中央に位置し、空気流入側が凹形状となっている。
【0032】
ステップ3は、正圧発生面2からの深さが0.15umであり、リーディングステップ3aと、サイドステップ3b,3cと、センターステップ3dから構成されている。
【0033】
リーディングステップ3aは、リーディングパッド2aの前縁から浮上ヘッドスライダ1の前縁までを覆う。2つのサイドステップ3b,3cは、リーディングパッド2aの両側面から2つのサイドパッド2b,2cにそれぞれ延伸して接続している。センターステップ3dは、センターパッド2dの前縁から前方に延伸し、空気流入側が凸形状となっている。なお、センターステップ3dとリーディングパッド2aは接続していない。
【0034】
リセス4は、正圧発生面2からの深さが1.3umであり、リーディングパッド2a、サイドステップ3b,3cおよびサイドパッド2b,2cに囲まれる、センターパッド2dおよびセンターステップ3dの周囲に形成される。そして、リセス4のリーディングパッド2aで囲まれた斜線で示す部分が負圧発生領域5となっている。
【0035】
また、センターパッド2dの後端には、信号の記録再生を行うヘッド6が配置されている。図3は浮上ヘッドスライダの動作例を示す説明図である。浮上ヘッドスライダ1は、サスペンション23に対してボールピボット23aとバネ性を有する支持部材23bにより支持され、揺動自在となっている。
【0036】
ディスク22が回転すると、浮上ヘッドスライダ1は、ディスク22の回転に伴う空気流の作用により、図1に示すリーディングパッド2a、サイドパッド2b,2c、センターパッド2dではディスク22から浮上しようとする正圧が発生し、リセス4中の負圧発生領域5ではディスク22に引き付けられる負圧が発生し、浮上ヘッドスライダ1をディスク22方向へ押圧しているサスペンション23の荷重とこの正圧および負圧のバランス点にて、安定浮上することができる構成となっている。
【0037】
ここで、浮上ヘッドスライダ1が浮上する際、空気流入側が空気流出側より上昇するリーディング上がりのピッチ角がつく。そして、図1に示すようにヘッド6を有するセンターパッド2dの後縁はサイドパッド2b,2cの後縁よりも後ろ側に位置しているので、浮上時にはヘッド6位置近傍が最小浮上量となる。なお、この図3ではピッチ角等は誇張して表現しており、第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1のピッチ角は120μラジアン程度である。
【0038】
さて、図1に示す浮上ヘッドスライダ1において、リーディングパッド2a、サイドパッド2b,2cの空気流入側は凸形状で、前方には一段高さの低いリーディングステップ3a、サイドステップ3b,3cが設けられているので、ダストはリーディングパッド2a,サイドパッド2b,2cの輪郭に沿って流れ、ダストの正圧発生面2への侵入を防ぐ構成となっている。
【0039】
センターパッド2dの空気流入側は凹形状であるが、リーディングパッド2aがダストに対する障壁となっていることと、センターステップ3dの先端が凸形状となっていることでダストがそらされるため、ダストはセンターパッド2dの凹形状部までは侵入しにくい。
【0040】
逆に、センターパッド2dの空気流入側を凹形状とすることで、CFH性、スキュー依存性、線速依存性の設計自由度を増すことができる。具体的な例としては、図1(b)に示すように、センターパッド2dの空気流入側を略多角形の凹形状で構成すると、各頂点7a〜7dの位置を任意に動かすことで浮上量のコントロールができ、上述した各特性をドライブ条件にあわせて自由に調整できる。なお、センターパッド2bの空気流入側は、凹形状であれば、多角形以外に円弧状でもよい。
【0041】
図4は第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダの圧力分布例を示すグラフである。図1に示すように浮上ヘッドスライダ1の前方に幅が広く中央部の厚いリーディングパッド2aを設けるとともに、浮上ヘッドスライダ1の後方左右にサイドパッド2b,2cを持つことで、この図4に示すように、浮上ヘッドスライダ1の前方と左右で十分な正圧が発生している。よって、浮上ヘッドスライダ1は十分なピッチ剛性及びロール剛性を有することが出来、ダストの侵入があっても浮上姿勢が変化しにくく、浮上量が発散したりクラッシュすることがない。
【0042】
図5は空気流の比較例を示す説明図である。図5(a)は、図1に示す第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1のように、サイドステップ3b,3cを設けた場合の空気流を示す。サイドステップ3b,3cを設けることで、空気流の乱れが防止されていることが判る。比較として、図5(b)にサイドステップを設けない場合の空気流を示すが、空気流に乱れが発生していることがわかる。このように空気流が乱れると、逆流部分や淀み部分にダストや潤滑剤が付着しやすくなるので、なるべくスムーズな空気流となるように設計する必要がある。このため、サイドステップ3b,3cを設けることは重要である。
【0043】
図6は第1の形態の浮上ヘッドスライダ1の正圧発生面の輪郭の状態を示す平面図で、次に、第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1の要部形状について説明する。
【0044】
リーディングパッド2a、サイドパッド2b,2cおよびセンターパッド2dにおいて、実線で示す範囲の輪郭部8aは、リセス4との間にステップ3が介在しない構成となっている。
【0045】
輪郭部8aは、使用されるスキュー角範囲内で空気流出側となる部分であり、当該位置に、深さが極めて浅いステップが介在するとダストが付着しやすいため、ステップを介在させずに直接リセス4にまで落としている。
【0046】
これに対して、点線で示す範囲の輪郭部8bは、使用されるスキュー角範囲内で空気流出側となる部分であるが、浮上ヘッドスライダ1の側部のエッジ近傍部は浮上ヘッドスライダ1全体での空気流入側ともなりうる個所でもある。このため、空気流出側となったときのダストの付着問題よりも、空気流入側となったときのダスト侵入防止効果の方が効果的であるため、リーディングパッド2aの側部と浮上ヘッドスライダ1の側縁の間および各サイドパッド2b,2cの側部とスライダ側縁との間にはサイドステップ3b,3cを延伸させてある。また、リーディングパッド2aおよびサイドパッド2b,2cの側部を浮上ヘッドスライダ1の側縁まで延伸させると、エッジ部での製造時のチッピング(欠け)が避けられないので、製造上からも、サイドステップ3b,3cを、リーディングパッド2aの側部および各サイドパッド2b,2cの側部とスライダ側縁との間に延伸させる形状は有利である。
【0047】
また、リーディングパッド2aとサイドステップ3b,3cの接続部も、ダストの付着の悪影響よりも気流乱れ防止の効果の方が大きいのでステップを設けることを許容している。ただし、ダストの付着を抑えるため、サイドステップ3b,3cは先端に行くほど狭くするような構成として、リーディングパッド2aとサイドステップ3b,3cの接続部の長さが最小となるようにしてある。
【0048】
浮上ヘッドスライダ1において、正圧発生面2およびステップ3の輪郭線は曲線あるいは曲線とその接線のみで構成され、不連続部分が存在しない構成とすることが望ましい。しかしながら、正圧発生面2とリセス4との間にステップ3が介在しない部分と正圧発生面2とリセス4の間にステップ3が介在する部分との界面9a、および正圧発生面2のスライダ端面に接続する輪郭線とスライダ端面の交点9bにおいて、例外的に輪郭線が不連続となっている。
【0049】
これは、ステップ3を形成する工程と正圧発生面2を形成する工程で2枚のマスクを用いるためである。すなわち、図7は、マスクの構成例を示す平面図で、実線はステップ3を形成するマスク10aの輪郭を示し、破線は正圧発生面2を形成するマスクの輪郭を示す。
【0050】
浮上ヘッドスライダ1の製造工程は、まず、マスク10aで図1に示すステップ3を形成する部分にレジストを行い、エッチングでリセス4の部分を落とす。次に、マスク10bで正圧発生面2を形成する部分にレジストを行い、ステップ3(およびリセス4)の部分を落とす。
【0051】
このマスク10bにおいて、リーディングパッド2aの後縁の輪郭にあたる部分およびサイドパッド2b,2cの内側の側部の輪郭にあたる部分、すなわち、それぞれリセス4と対向する部分は、マスク10aに対してサイズを大きくしてある。
【0052】
これにより、マスク10aとマスク10bでクロスする交点11が存在し、結果として、正圧発生面2の輪郭に不連続な部分が存在することになるが、正圧発生面2の一部の形状をこのような形状とすることで、多少のマスクずれによっても全体の形状に悪影響を与えないことが可能となり、製造上、有利である。
【0053】
図8は第2の実施の形態の浮上ヘッドスライダの構成例を示す平面図である。第2の実施の形態の浮上ヘッドスライダ12は、スライダ長手方向中心線に対して二分割されたリーディングパッド2La,2Raを備えている。
【0054】
2分割されたリーディングパッド2La,2Ra備えることで、ロール剛性を上げることが可能となり、スライダの浮上安定性をより向上させることができる。また、サイドパッド2b,2cの空気流入側を凹形状としている。このサイドパッド2b,2cの空気流入側を凹形状とすると、この凹形状を変化させることでも浮上量のコントロールが可能となり、設計自由度がより向上する。
【0055】
なお、第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1と第2の浮上ヘッドスライダ12の違いであるセンター溝の有無や、サイドパッドの凸凹形状は、侵入しうるダスト量から最適値が変わるので、使用するドライブの想定条件に応じて実験的に最適形状を求める必要がある。
【0056】
図9は第2の実施の形態のハードディスク装置の構成例を示す平面図で、次に、ハードディスク装置の変形例について説明する。なお、図9では、ハードディスク装置31の内部構造を説明するため、図示しないカバーを外してある。
【0057】
第2の実施の形態のハードディスク装置31は、ディスク32を収納したディスクカートリッジ33をハードディスク装置31に対して着脱自在としたリムーバブル型と呼ばれるものである。
【0058】
ディスクカートリッジ33は薄箱形状で、一の側面に開口部34を有する。この開口部34には開閉自在なシャッター35が設けられ、ディスクカートリッジ33をハードディスク装置31から取り外しているときは、このシャッター35が開口部34を塞ぐことで、ディスクカートリッジ33内のディスク32を保護する。
【0059】
ハードディスク装置31には、ディスクカートリッジ33を着脱自在とする図示しない機構や、ディスクカートリッジ33内のディスク32を回転させるスピンドルモータ等を備える。
【0060】
ヘッドアクチュエータ25は、アーム本体24がピボット26を軸に回転可能に取り付けられる。また、ヘッドアクチュエータ25は、ピボット26を挟んでサスペンション23と反対側に設けられるボイスコイルモータ28によって回転駆動される。
【0061】
ヘッドアクチュエータ25は、アーム本体24の延在方向に対してサスペンション23がディスク32側に向くように所定の角度を付けて取り付けられることで、上方から見て「く」の字型に屈曲した形状である。このヘッドアクチュエータ25のサスペンション23の部分が、ディスクカートリッジ33の開口部34より内部に入る。
【0062】
上述したリムーバブル型のハードディスク装置31では、ディスクカートリッジ33が着脱自在であるため、シャッター35等の防塵構造を設けても、ダストの影響が大きくなる。そこで、上述した第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダ1や第2の実施の形態の浮上ヘッドスライダ12を利用することで、ダストの影響を抑えることが可能となる。
【0063】
なお、以上説明した各実施の形態は本発明の好適な具体例であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以上の説明において特に本発明を限定する旨の記載が無い限り、これらの態様に限られるものではない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、浮上ヘッドスライダの正圧発生面として、スライダ前方に、空気流入側が凸となったU字型のリーディングパッドを設けたので、このリーディングパッドの部分で、主にピッチ方向の剛性を確保することができる。また、リーディングパッドの後方左右に2つのサイドパッドを設けたので、これらサイドパッドの部分で、主にロール方向の剛性を確保することができる。
【0065】
さらに、2つのサイドパッドの間でかつリーディングパッドの後方に、空気流入側が凹形状のセンターパッドを設けたので、このセンターパッドの形状で浮上特性をコントロールすることができ、設計時の自由度を確保することができる。
【0066】
また、各正圧発生面の空気流入側となる部位には、正圧発生面より高さの低いステップをスライダ前方および側方エッジまで延伸させることで、浮上ヘッドスライダとディスクとの界面へのダストの侵入を防ぐことができる。
【0067】
以上のことから、極低浮上系やダストの多い環境における浮上系を有するディスク記憶装置において、ダストが与える悪影響を抑えることができるという効果を有する。
【0068】
また、CFH性、スキュー依存性、線側依存性を向上させることが出来、防塵性を満足させつつ良好な浮上特性を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダの構成例を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態のハードディスク装置の構成例を示す斜視図である。
【図3】浮上ヘッドスライダの動作例を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態の浮上ヘッドスライダの圧力分布例を示すグラフである。
【図5】空気流の比較例を示す説明図である。
【図6】第1の形態の浮上ヘッドスライダの正圧発生面の輪郭の状態を示す平面図である。
【図7】マスクの構成例を示す平面図である。
【図8】第2の実施の形態の浮上ヘッドスライダの構成例を示す平面図である。
【図9】第2の実施の形態のハードディスク装置の構成例を示す平面図である。
【図10】従来の浮上ヘッドスライダの構成例を示す平面図である。
【図11】従来のハードディスク装置の構成例を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・浮上ヘッドスライダ、2・・・正圧発生面、2a・・・リーディングパッド、2b,2c・・・サイドパッド、2d・・・センターパッド、3・・・ステップ、3a・・・リーディングステップ、3b,3c・・・サイドステップ、3d・・・センターステップ、4・・・リセス、5・・・負圧発生領域、6・・・ヘッド、12・・・浮上ヘッドスライダ、21・・・ハードディスク装置、22・・・ディスク、23・・・サスペンション、24・・・アーム本体、25・・・ヘッドアクチュエータ、26・・・ピボット、27・・・筐体、28・・・ボイスコイルモータ

Claims (11)

  1. ディスク状の記憶媒体に対して情報の記録および再生を行うディスク記憶装置に組み込まれる浮上ヘッドスライダにおいて、
    前記記憶媒体との対向面は、正圧発生面と、この正圧発生面より高さの低いステップと、このステップより高さの低いリセスの3面から構成されており、
    前記正圧発生面は、
    スライダ前方に位置し、空気流入側が凸となったU字型のリーディングパッドと、
    前記リーディングパッドの後方左右に位置する2つのサイドパッドと、
    前記2つのサイドパッドの間でかつ前記リーディングパッドの後方に位置し、空気流入側が凹形状のセンターパッドから構成され、
    前記ステップは、
    前記リーディングパッドの前縁からスライダ前縁までを覆うリーディングステップと、
    前記リーディングパッドの左右後方から前記2つのサイドパッドにそれぞれ延伸して接続した2つのサイドステップと、
    前記センターパッドの前縁から前方に延伸し、空気流入側が凸形状となったセンターステップから構成され、
    前記リセスは、
    前記リーディングパッド、前記サイドステップおよび前記サイドパッドに囲まれる、前記センターパッドおよびセンターステップの周囲に構成されており、
    前記サイドステップは、前記サイドパッドの側部からスライダ側縁まで延伸しているとともに、前記リーディングパッドの幅をスライダ全幅より狭くして、前記リーディングステップと前記サイドステップはスライダ側部で一体となってスライダ側縁まで延伸し、
    前記サイドステップは後方に行くほど幅広とし、
    前記センターパッドの後縁は前記サイドパッドの後縁よりも後ろ側に位置し、前記センターパッド内の後縁近傍にヘッドが位置する
    ことを特徴とする浮上ヘッドスライダ。
  2. 前記2つのサイドパッドは、空気流入側が凸形状となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  3. 前記2つのサイドパッドは、空気流入側が凹形状となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  4. 前記正圧発生面は、使用されるスキュー角範囲内で空気流出側となり得る輪郭部のうち、空気流入側ともなり得る前記サイドステップと接続される部分以外は、ステップが介在せず前記リセスまで落ち込む形状とした
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  5. 前記正圧発生面の輪郭部は、前記ステップから立ち上がる部分では、曲線あるいは曲線とその接線のみで構成される連続した形状とし、前記ステップから立ち上がる部分と前記リセスから立ち上がる部分の交点および前記ステップから立ち上がる部分とスライダ端面との交点は不連続な形状とした
    ことを特徴とする請求項4記載の浮上ヘッドスライダ。
  6. 前記リーディングパッドは、中央部の厚みが最も広く、両端に向かうに従い厚みが減少する形状とした
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  7. 前記正圧発生面、前記ステップおよび前記リセスは、スライダ長手方向中心線に対して対称形とした
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  8. 前記リーディングパッドは、スライダ幅方向に対して二分割されている
    ことを特徴とする請求項1記載の浮上ヘッドスライダ。
  9. ディスク状の記憶媒体と、この記憶媒体に対して情報の記録および再生を行うヘッドを有する浮上ヘッドスライダとを備えたディスク記憶装置において、
    前記浮上ヘッドスライダの前記記憶媒体との対向面は、正圧発生面と、この正圧発生面より高さの低いステップと、このステップより高さの低いリセスの3面から構成されており、
    前記正圧発生面は、
    スライダ前方に位置し、空気流入側が凸となったU字型のリーディングパッドと、
    前記リーディングパッドの後方左右に位置する2つのサイドパッドと、
    前記2つのサイドパッドの間でかつ前記リーディングパッドの後方に位置し、空気流入側が凹形状のセンターパッドから構成され、
    前記ステップは、
    前記リーディングパッドの前縁からスライダ前縁までを覆うリーディングステップと、
    前記リーディングパッドの左右後方から前記2つのサイドパッドにそれぞれ延伸して接続した2つのサイドステップと、
    前記センターパッドの前縁から前方に延伸し、空気流入側が凸形状となったセンターステップから構成され、
    前記リセスは、
    前記リーディングパッド、前記サイドステップおよび前記サイドパッドに囲まれる、前記センターパッドおよびセンターステップの周囲に構成されており、
    前記サイドステップは、前記サイドパッドの側部からスライダ側部まで延伸しているとともに、前記リーディングパッドの幅をスライダ全幅より狭くして、前記リーディングステップと前記サイドステップはスライダ側部で一体となってスライダ側縁まで延伸し、
    前記サイドステップは後方に行くほど幅広とし、
    前記センターパッドの後縁は前記サイドパッドの後縁よりも後ろ側に位置し、
    前記センターパッド内の後縁近傍に前記ヘッドが位置する
    ことを特徴とするディスク記憶装置。
  10. 前記記憶媒体が着脱不可に組み込まれた固定型ハードディスク装置である
    ことを特徴とする請求項9記載のディスク記憶装置。
  11. 前記記憶媒体がカートリッジに収納され、着脱自在とされたリムーバブルハードディスク装置である
    ことを特徴とする請求項9記載のディスク記憶装置。
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