JP4890696B2 - コンクリート補強用frp格子材の付着性強化方法、コンクリート補強用frp格子材、及びコンクリート構造物の補強方法 - Google Patents
コンクリート補強用frp格子材の付着性強化方法、コンクリート補強用frp格子材、及びコンクリート構造物の補強方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物の補強、補修用として使用されるFRP格子材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート構造物、特に老朽化した、クラックの発生等の問題のある高架橋、トンネル等の補強方法として、補強材として鋼板を用いた鋼板接着工法、補強材としてFRPシートを用いた連続繊維シート接着工法、補強材としてFRP格子材を用いポリマーやセメントのモルタルで増厚した増厚工法がある。
【0003】
鋼板接着工法は、コンクリート面に鋼板を接着剤で貼り付けて、アンカーで固定する工法であるが、鋼板の自重が大きく、施工時の安全性に注意が必要であり、また、鋼板自体が錆びて腐食し、補強効果が低下する可能性がある。
【0004】
連続繊維シート接着工法は、炭素繊維等の高強度強化繊維に常温硬化型エポキシ樹脂を十分に含浸させたシート状の連続繊維シート(FRP材)をコンクリート面に接着樹脂にて貼り付けて硬化させる工法である。しかしながら、この連続シート接着工法は、補修コンクリート面の不陸にコストがかかることや、湿潤面への施工が困難な場合があった。
【0005】
そこで、連続繊維シートを用いた連続繊維シート接着工法より安価で、施工が確実・容易な、繊維強化樹脂とされるFRP格子材100を補強材として用いた、図7に示すような増厚工法が開発された。
【0006】
増厚工法にて用いられるFRP格子材100は、図8、9を参照すると理解されるように、通常、直角に交差して格子状に配置された複数の補強筋、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とを含み、各補強筋101、102は、主に炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の強化繊維を一方向に並べて、ビニルエステル樹脂等のマトリックス樹脂を含浸させた帯状強化繊維を複数積層して形成されたものである。又、各補強筋101、102は、補強筋幅(w)3〜20mm、厚さ(t)1〜20mm、であり、格子間距離(W1)25〜150mmの格子板状に成形硬化され、全体としてシート状のFRP格子材100を形成する。このFRP格子材100は、図9に示すように筋の交差部分の厚さが他の部分の厚さと等しくなるように成形硬化されている。
【0007】
このFRP格子材100を用いた増厚工法は、図7の増厚工法施工図に示すように、FRP格子材100を、コンクリート1の表面に、アンカーボルト21で固定することによりコンクリート構造物に取り付けられる。FRP格子材100をアンカーボルト21と座金22で固定した後、FRP格子材100に、セメントのモルタル2を吹き付け、手塗りして、構築物と一体化させて所定の厚さ、T(=10mm〜50mm)に被覆する。その後、モルタル2は常温硬化してコンクリート1と一体化する。
【0008】
このFRP格子材100は鉄筋と同様の補強効果があり、軽量で、アンカーボルト21と座金22でコンクリート構造物表面にとめることができる。又、このFRP格子材100を用いた増厚工法では、FRP格子材100の補強筋101、102の隙間から広い面積でモルタル2がコンクリート面1に接着してFRP格子材100を貼り付けた状態となるため、FRP格子材100をコンクリート1に定着でき、腐食も少なく、施工が簡便である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した増厚工法にて用いられるFRP格子材100は、コンクリートの補強材としては、格子の交点で、モルタルと定着されるため機能を果たす。しかし、格子の交点でモルタル2と一体化してずれないのに対して、その交点間の筋材の表面は、図8、図9に示すように平滑にできており、若干の凸凹をつけたり、荒らしたりしても、モルタル2との付着がほとんどないため、図6(a)のFRP格子材100の正面図と図6(b)の施工断面図を並べて参照すれば理解されるように、モルタル2に発生するクラックX’が、FRP格子材100の縦格子筋101と横格子筋102の交点のところに集中して発生する。一般的には格子間隔の2倍のピッチでクラックX’が入る。
【0010】
従って、本発明の目的は、FRP格子材の表面とモルタル等との付着性を増し、クラックの発生を抑え、損傷時のモルタルの被りの剥落を極力少なくするコンクリート補強用FRP格子材の付着性強化方法、コンクリート補強用FRP格子材、及びそれを用いたコンクリート構造物補強方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係るコンクリート補強用FRP格子材付着性強化方法、コンクリート補強用FRP格子材、及びコンクリート構造物補強方法にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成されるFRP格子材に、表面処理を施して周囲のコンクリート或いはモルタルへの付着性を強化する方法において、
前記FRP格子材表面に、
(a)熱硬化性樹脂を主剤として硬化剤を配合したプライマーか、
(b)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定の硬化剤を配合したプライマーか、
(c)ポリマーエマルジョンであるプライマーか、
のいずれかを塗付する工程を有することを特徴とするFRP格子材付着性強化方法を提供する。
【0012】
第2の本発明は、繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成され、コンクリート構造物を補強するFRP格子材において、
表面に、
(a)熱硬化性樹脂を主剤として硬化剤を配合したプライマーか、
(b)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定の硬化剤を配合したプライマーか、
(c)ポリマーエマルジョンであるプライマーか、
のいずれかとされる接着層を有することを特徴とするFRP格子材を提供する。
【0013】
第1、第2の本発明の一実施態様によると、前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、MMA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂のいずれかを選択したものか、その二種類以上の混合物である。
【0014】
第1、第2の本発明の他の実施態様によると、前記硬化剤は、アミン類、酸無水物、過酸化物から選択できるものである。
【0015】
第1、第2の本発明の他の実施態様によると、前記ポリマーエマルジョンはアクリル系エマルジョン、又はSBR系エマルジョンである。
【0016】
第3の本発明は、繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成されるFRP格子材に、表面処理を施して周囲のコンクリート或いはモルタルへの付着性を強化する方法において、
前記FRP格子材表面に接着樹脂を塗付し、その上に粒状物質か又は繊維状物質で構成される付着強化材を付着することを特徴とするFRP格子材付着性強化方法を提供する。
【0017】
第4の本発明は、繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成され、コンクリート構造物を補強するFRP格子材において、
表面に粒状物質か又は繊維状物質で構成される付着性強化材が付着されていることを特徴とするFRP格子材を提供する。
【0018】
第3、第4の本発明の一実施態様によると、前記粒状物質は、高炉スラグの粉砕砂又は硅砂であり、又、前記FRP格子材表面に0.1g/cm2〜10g/cm2で散布され、又、前記粒状物質の半径粒形は重量平均で0.05mm〜3mmであることが可能である。
【0019】
第3、第4の本発明の他の実施態様によると、前記繊維状物質は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプの繊維であり、又、直径5μm〜200μm、長さ1mm〜5mmであり、前記FRP格子材表面に、10g/m2〜100g/m2で散布される。
【0020】
第2、第4の本発明の一実施態様によると、前記補強筋は、互いに25〜150mm離間して格子状に配置され、又、前記補強筋は、幅が3〜20mm、厚さが1〜20mmとされる。
【0021】
第2、第4の本発明の他の実施態様によると、前記補強筋を形成する前記繊維強化樹脂は強化繊維にマトリクス樹脂を含浸して形成され、前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされ、また、前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含む。
【0022】
第5の本発明は、第2、第4の本発明である前記FRP格子材を、コンクリート構造物の被補強面に固定して、固定された前記FRP格子材の側からセメントモルタルか、又は、ポリマーモルタルを塗付して増厚することを特徴とするコンクリート構造物の補強方法を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコンクリート補強用FRP格子材の付着性強化方法、コンクリート補強用FRP格子材、及びコンクリート構造物の補強方法を図面に則して詳しく説明する。
【0024】
実施例1
本発明に係るFRP格子材100の基本構造及びそのコンクリートへの取りつけ方法は、従来例で説明したものと同様なので詳細な説明は省略する。
【0025】
本実施例によれば、FRP格子材100に、特に表面部分にプライマー3を、吹き付け、浸漬、手塗り等の方法で塗付し、モルタル2との付着性を強化する。
【0026】
プライマー3を塗付したFRP格子材100について、図1を用いて説明する。図1(a)は、FRP格子材100のモルタル2に接する面100aにプライマー3を塗付したFRP格子材100の正面図で、図1(b)は、本実施例の特殊プライマー3を、浸漬、コートにより塗付したFRP格子材100をコンクリート1に取りつけ、図7に示すように、モルタル2で増厚した施工断面図である。
【0027】
プライマー3は、FRP格子材100と、コンクリート1及びモルタル2との付着性能を向上するための仲立ちをする材料であり、FRP格子材100の材料と、コンクリートモルタル材料の双方に対して親和性に優れた材料で、FRP格子材100とその周囲のモルタル2との界面を形成する。
【0028】
即ち、プライマー3は、FRP格子材100の表面を化学的に処理し、平滑だったFRP格子材100の表面100aとモルタル2との付着を向上させる働きがある。
【0029】
プライマー3は、FRP格子材100の材料と、コンクリートモルタル系材料の双方に対して、親和性に優れ且つ、形成した界面の強度が良好な材料として、以下の(A)、(B)、(C)の材料が適している。
【0030】
(A)ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、MMA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂、又はこれらのうちの二種類以上の混合物の主剤各々に所定のアミン類、酸無水物、過酸化物等の硬化剤を配合したプライマーは、硬化剤の硬化前にFRP格子材100に塗付され、硬化剤の硬化によって強力なコンクリート1及びモルタル2への付着性を発揮する界面を形成する。
【0031】
具体例:日鉄コンポジット(株)製トウシート工法用エポキシ樹脂プライマー「EP−NS」(商品名)、同「EP‐WE7」(商品名)、同「EP−S」(商品名)、日鉄コンポジット(株)製トウシート工法用MMAプライマー「EP−M」(商品名)が挙げられる。
【0032】
(B)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定のアミン類、酸無水物、過酸化物等の硬化剤を配合したプライマーは、硬化剤の硬化前にFRP格子材100に塗付され、硬化剤の硬化によって、強力なモルタル2への付着性を発揮する界面を形成する。
【0033】
(C)ポリマーエマルジョンであるプライマーをFRP格子材100表面100aに塗付し、モルタル2に対して強力な付着性を発揮する界面を形成する。特に、ポリマーエマルジョンとして、アクリル系エマルジョン又はSBR系エマルジョンを用いたものが好適である。ポリマーエマルジョンによる表面処理によって、表面が化学的に界面活性化され、結合力が強化され、アンカー効果が発生し、更に良好な界面の接着が可能となる。
【0034】
具体例:日鉄コンポジット(株)製トウシート工法用表面保護皮膜・仕上げ剤「モルプロテックスFMP−JA−30」(商品名)、同「モルプロテックスFMP−JA−35」(商品名)、が挙げられる。
【0035】
上記の(A)〜(C)に記載したプライマー3を塗付することで、FRP格子材100表面の界面を活性化させて、付着性能を向上させることにより、図1(b)に示されるように、クラックがFRP格子材100の縦補強筋101と横補強筋102との交点に集中することなくなり、FRP格子材100の表面100a全域に分散される傾向にでき、従って、クラックの発生も遅くできる。
【0036】
実施例2
FRP格子材100の表面100aとモルタル2との付着性を強化するFRP格子材付着性強化方法としては、実施例1のようにFRP格子材100の表面100aを化学的に処理する方法の他に、次に説明する方法がある。
【0037】
即ち、接着性の高い接着樹脂に浸漬させ、十分に接着剤が付着したFRP格子材100の表面に、接着樹脂が硬化しないうちに粒状物質や繊維状物質の付着性強化材を分散して、そのまま接着樹脂を硬化させることで、表面に付着させた付着性強化材によりFRP格子材表面100aを凸凹状に形成し、付着性能を増す方法である。
【0038】
本実施例における、付着性強化材として粒状物質である砂4を用いたFRP付着性強化方法による、以下の(1)(2)(3)の工程を有す。
【0039】
(1)樹脂浸漬:通常の方法にて成形したFRP格子材100を、図3に示すように、樹脂槽8に浸漬して表面に接着樹脂7を付着する。
【0040】
(2)砂蒔き:図4に示すように、樹脂層8より引き上げたFRP格子材100に、付着した樹脂7が乾かないうちにスプレーノズル9により表面に砂4を均一に散布する。
【0041】
(3)成形:常温か、必要に応じて加熱することで樹脂7を硬化させる(図5)。
【0042】
このような方法でも、工程(2)において、砂4を散布したFRP格子材100の100a面は、図2(a)のFRP格子材100の正面図に示されるように、表面が粗くなる。従って、このFRP格子材100を、図7の増厚方法にてコンクリート1に施工した場合、FRP格子材100表面100aに対するモルタル2の付着性が強化され、図2(a)と並べて示された図2(b)のFRP格子材100の施工図を参照すれば理解されるように、クラックがFRP格子材100の縦補強筋101と横補強筋102との交点に集中することなく、分散する傾向になり、クラックの発生をかなり遅らせることができる。
【0043】
尚、上記工程(1)で使用する接着樹脂7は、FRP格子材100の成形時に強化繊維樹脂を硬化するのに使用するマトリクス樹脂と同様のものか、ビニルエステル系樹脂、若しくはポリエステル系樹脂若しくはポリカーボネイト樹脂等の樹脂を使用することができ、塗装の方法も、浸漬に限らず、吹き付け、手塗り等の方法も可能である。
【0044】
本実施例においては砂4である上記工程(2)で散布する粒状物質の付着性強化材は、施工条件によって、粒径を適宜選択するが、通常散布する粒状物質の大きさとしては、一般的に、重量平均で0.1mm〜3mmの半形粒形のものである。それより小さくなると付着力の効果が少なくなり、大きい径だと、FRP格子材100表面の付着がしにくくなる。
【0045】
ここで用いられる粒状物質としては、硅砂等が適用できるが、特に、高炉スラグの粉砕砂が好適である。なぜなら、高炉スラグはそれに含まれるシリカ成分やアルミ成分が、セメントのカルシウム分と反応してより強固な水和物を形成するため、良好な接着性能を発揮できるからである。
【0046】
又、これらの砂4等の粒状物質は、樹脂7が付着したFRP格子材表面100aに0.1g/cm2〜10g/cm2で、均一に散布する。
【0047】
又、付着性強化材としては、本実施例における砂等の粒状物質以外に炭素繊維や有機繊維等の繊維状物質も適用できる。
【0048】
付着性強化材として、繊維状物質を用いる場合は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプが用いられる。
【0049】
そして繊維状物質の場合はその直径が、5μm〜200μm、長さが、1mm〜5mmであり、前記FRP格子材表面に、10g/m2〜100g/m2で散布する。
【0050】
散布方法も、スプレーノズル9による方法に限らず、均一に散布できればどのような方法でもよい。
【0051】
実施例1、2に説明したように、FRP格子材付着性強化方法は、FRP格子材100の両面に施すのが好ましいが、片面のみでも、適用できる。片面の場合は、付着性を強化した面100aをモルタル2のほうに向ける。
【0052】
又、実施例1、2、で用いるFRP格子材100の原料のFRPとしては、炭素繊維の他に、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維を含む無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数混入したハイブリッドタイプとし得る。マトリクス樹脂としては、ビニルエステル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂又はMMA等のラジカル反応系樹脂等を使用することができる。
【0053】
実施例1、2、で説明した、FRP格子材表面にプライマーを塗付する方法か、又は、FRP格子材表面に接着剤を塗り、その上に粒状物質か繊維状物質で構成される付着性強化材を付着する方法によって周囲のコンクリートとの付着性を強化したFRP格子材で補強したコンクリート構造物は、大きなクラックが生じにくく、トンネル、梁、柱、桁、壁、床板、煙突、給水槽等の補強に好適であり、トンネルや橋梁や橋桁等のコンクリート落下防止効果もある。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、FRP格子材に表面処理を施して周囲のコンクリートへの付着性を強化する方法において、(1)FRP格子材表面に(a)熱硬化性樹脂を主剤として硬化剤を配合したプライマーか、(b)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定の硬化剤を配合したプライマーか、(c)ポリマーエマルジョンであるプライマーか、のいずれかを塗付するか、又は、(2)FRP格子材表面に接着樹脂を塗付し、その上に粒状物質又は繊維状物質の付着性強化材を付着することを特徴とするコンクリート補強用FRP格子材付着性強化方法、その方法による処理がなされたコンクリート補強用FRP格子材、及びそのFRP格子材をコンクリート構造物の被補強面に固定して、固定された前記FRP格子材の側からセメントモルタルか、又は、ポリマーモルタルを塗付して増厚するコンクリート構造物の補強方法であるので、コンクリートに発生するクラックを分散でき、初期クラックの発生を遅くでき、FRP格子材の補強としての性能を向上できる。又、コンクリートの剥落も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係るFRP格子材付着性強化方法を適用したFRP格子材の正面図であり、図1(b)は、該FRP格子材のコンクリートへの施工状態を示す断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明に係るFRP格子材付着性強化方法を適用したFRP格子材の正面図であり、図2(b)は、該FRP格子材のコンクリートへの施工状態を示す断面図である。
【図3】本発明のFRP格子材付着性強化方法の第2実施例を説明する斜視図である。
【図4】本発明のFRP格子材付着性強化方法の第2実施例を説明する斜視図である。
【図5】本発明のFRP格子材付着性強化方法の第2実施例を説明する斜視図である。
【図6】図6(a)はFRP格子材の正面図であり、図6(b)は、該FRP格子材を用いた、従来のコンクリートへの施工状態を示す断面図である。
【図7】FRP格子材のコンクリートへの施工状態を示す斜視図である。
【図8】FRP格子材の斜視図である。
【図9】FRP格子材の補強筋交差部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 コンクリート
2 モルタル
3 プライマー
4 砂(付着性強化材)
7 接着樹脂
8 浸漬層
9 スプレーノズル
100 FRP格子材
101、102 補強筋
Claims (24)
- 繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成されるFRP格子材に、表面処理を施して周囲のコンクリート或いはモルタルへの付着性を強化する方法において、
前記FRP格子材表面に
(a)熱硬化性樹脂を主剤として硬化剤を配合したプライマーか、
(b)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定の硬化剤を配合したプライマーか、
(c)ポリマーエマルジョンであるプライマーか、
のいずれかを塗付する工程を有することを特徴とするFRP格子材付着性強化方法。 - 前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、MMA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂のいずれかを選択したものか、その二種類以上の混合物であることを特徴とする請求項1のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記硬化剤は、アミン類、酸無水物、過酸化物から選択されることを特徴とする請求項1又は2のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記ポリマーエマルジョンはアクリル系エマルジョン、又はSBR系エマルジョンであることを特徴とする請求項1のFRP格子材付着性強化方法。
- 繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成されるFRP格子材に、表面処理を施して周囲のコンクリート或いはモルタルへの付着性を強化する方法において、
前記FRP格子材表面に接着樹脂を塗付し、その上に粒状物質か又は繊維状物質で構成される付着性強化材を付着することを特徴とするFRP格子材付着性強化方法。 - 前記粒状物質は、高炉スラグの粉砕砂又は硅砂であることを特徴とする請求項5のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記粒状物質を、前記FRP格子材表面に0.1g/cm2〜10g/cm2で散布することを特徴とする請求項5又は6のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記粒状物質の半径粒径は重量平均で、0.05mm〜3mmであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかの項に記載のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記繊維状物質は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプの繊維であることを特徴とする請求項5のFRP格子材付着性強化方法。
- 前記繊維状物質は、直径5μm〜200μm、長さ1mm〜5mmであり、前記FRP格子材表面に、10g/m2〜100g/m2で散布されることを特徴とする請求項5又は9のFRP格子材付着性強化方法。
- 繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成され、コンクリート構造物を補強するFRP格子材において、
表面に、
(a)熱硬化性樹脂を主剤として硬化剤を配合したプライマーか、
(b)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂主剤に親水基を導入して、所定の硬化剤を配合したプライマーか、
(c)ポリマーエマルジョンであるプライマーか、
のいずれかとされる接着層を有することを特徴とするFRP格子材。 - 前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、MMA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂のいずれかを選択したものか、その二種類以上の混合物であることを特徴とする請求項11のFRP格子材。
- 前記硬化剤は、アミン類、酸無水物、過酸化物から選択されることを特徴とする請求項11又は12のFRP格子材。
- 前記ポリマーエマルジョンはアクリル系エマルジョン、又は、SBR系エマルジョンであることを特徴とする請求項11のFRP格子材。
- 繊維強化樹脂とされる複数の補強筋を格子状に配置して形成され、コンクリート構造物を補強するFRP格子材において、
表面に粒状物質か又は繊維状物質で構成される付着性強化材が付着されていることを特徴とするFRP格子材。 - 前記粒状物質は、高炉スラグの粉砕砂又は硅砂であることを特徴とする請求項15のFRP格子材。
- 前記粒状物質が、表面に0.1g/cm2〜10g/cm2で散布されていることを特徴とする請求項15又は16のFRP格子材。
- 前粒状物質の半径粒径は重量平均で、0.05mm〜3mmであることを特徴とする請求項15〜17のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 前記繊維状物質は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプの繊維であることを特徴とする請求項15のFRP格子材。
- 前記繊維状物質は、直径5μm〜200μm、長さ1mm〜5mmであり、前記FRP格子材表面に、10g/m2〜100g/m2で散布されていることを特徴とする請求項15又は19のFRP格子材。
- 前記補強筋は、互いに25〜150mm離間して格子状に配置されることを特徴とする請求項11〜20のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 前記補強筋は、幅が3〜20mm、厚さが1〜20mmとされることを特徴とする請求項11〜21のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 前記補強筋を構成する前記繊維強化樹脂は強化繊維にマトリクス樹脂を含浸して形成され、前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされ、又、前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項11〜22のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 請求項11〜23のいずれかの項に記載の前記FRP格子材を、コンクリート構造物の被補強面に固定して、固定された前記FRP格子材の側からセメントモルタルか、又は、ポリマーモルタルを塗付して増厚することを特徴とするコンクリート構造物の補強方法。
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