JP4883401B2 - プーリユニット - Google Patents
プーリユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4883401B2 JP4883401B2 JP2006265753A JP2006265753A JP4883401B2 JP 4883401 B2 JP4883401 B2 JP 4883401B2 JP 2006265753 A JP2006265753 A JP 2006265753A JP 2006265753 A JP2006265753 A JP 2006265753A JP 4883401 B2 JP4883401 B2 JP 4883401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- rotational speed
- elastic body
- way clutch
- alternator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pulleys (AREA)
- Springs (AREA)
Description
ベルトが巻掛けられるプーリと、そのプーリと同芯状に配置され一体回転可能な回転軸とのうち一方を原動体、他方を従動体とし、原動体から従動体に至る伝動径路に回転調整機構が介装されたプーリユニットであって、
前記回転調整機構は、
前記伝動径路途中に配設され、前記原動体と従動体との少なくとも一方に発生する回転変動に基づき弾性変形する弾性体と、
その弾性体から前記従動体に至る前記伝動径路途中であって前記弾性体よりも伝動下手側に配設され、前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を予め設定された設定値以上下回ったときに前記原動体から従動体への動力伝達を遮断するクラッチ機構としての一方向クラッチ部とを備え、
前記原動体の回転数と前記従動体の回転数とに差を生じた場合には、前記弾性体の弾性変形により前記原動体又は従動体の回転変動を低減する一方、
前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を前記設定値以上下回ったときには、前記一方向クラッチ部は前記原動体から従動体への動力伝達を遮断するとともに、前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を前記設定値以上下回っていないときには、前記一方向クラッチ部は前記原動体から従動体への動力伝達を継続することを特徴とする。
ベルトが巻掛けられるプーリから、そのプーリと同芯状に配置され一体回転可能な回転軸に至る伝動径路に回転調整機構が介装されたプーリユニットであって、
前記回転調整機構は、
前記伝動径路途中に配設され、前記プーリと回転軸との少なくとも一方に発生する回転変動に基づき弾性変形する弾性体と、
その弾性体から前記回転軸に至る前記伝動径路途中であって前記弾性体よりも伝動下手側に配設され、前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を予め設定された設定値以上下回ったときに前記プーリから回転軸への動力伝達を遮断するクラッチ機構としての一方向クラッチ部とを備え、
前記プーリの回転数と前記回転軸の回転数とに差を生じた場合には、前記弾性体の弾性変形により前記プーリ又は回転軸の回転変動を低減する一方、
前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を前記設定値以上下回ったときには、前記一方向クラッチ部は前記プーリから回転軸への動力伝達を遮断するとともに、前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を前記設定値以上下回っていないときには、前記一方向クラッチ部は前記プーリから回転軸への動力伝達を継続することを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係るプーリユニットの一例を示す正面断面図である。図1は自動車用エンジン(図示せず)で駆動されるオルタネータ(図示せず)のプーリユニット1を示し、エンジンからの駆動力がベルトBから伝達される原動体としてのオルタネータプーリ2(プーリ)と、オルタネータプーリ2と同芯状に配置されて一体回転可能な従動体としてのオルタネータ軸3(回転軸)と、オルタネータプーリ2とオルタネータ軸3との間に介装された回転調整機構4と、を備えている。
実施例1の一方向クラッチ部8(クラッチ機構6)において、図3に示す断面多角形状のオルタネータ軸3に代わり、図8のように円弧状等の湾曲状の凹曲面を有するカム面3c’が形成された断面凹面形状のオルタネータ軸3’(内輪8b)を用いてもよい。
つぎに、図4は本発明に係るプーリユニットの他の例を示す正面断面図である。図4のプーリユニット1aでは、前述のクラッチ機構6を構成するコロタイプの一方向クラッチ部8が、バネタイプの一方向クラッチ部18に変更されている。かかる一方向クラッチ部18は、オルタネータ軸3(回転軸;従動体)の軸本体3aの外周面3bにおいて、玉軸受31と玉軸受部32との間に、円形状のクラッチ面18aを備えている。
つぎに、図5は本発明に係るプーリユニットのさらに他の例を示す正面断面図である。図5のプーリユニット1bでは、図1(実施例1)に示したプーリユニット1において、伝動経路中に配設されたクラッチ機構6のラジアル方向外側で取り巻くように配置される弾性体(コイルばね5)の配置位置が変更されている。
つぎに、図7はスプラグタイプの一方向クラッチ部を用いた場合の作動を示す説明図である。図7では、図3(実施例1)に示すコロタイプの一方向クラッチ部8がスプラグタイプの一方向クラッチ部28に変更されている。かかる一方向クラッチ部28は、支持体7の筒部7aを外輪28a、オルタネータ軸3を内輪28bとし、これら外輪28aと内輪28bとの間に形成される環状空間に、軸線をアキシャル方向に沿わせて配置された複数のスプラグ28cと、環状空間内でスプラグ28cを保持する環状の内輪側保持器28d、環状の外輪側保持器28eおよび環状バネ28fとを備えている。
2 オルタネータプーリ(プーリ;原動体)
3 オルタネータ軸(回転軸;従動体)
4 回転調整機構
5,15 コイルばね(渦巻きばね;弾性体)
6 クラッチ機構
7 支持体
8,18,28 一方向クラッチ部
9 ブッシュ(保持体)
Claims (7)
- ベルトが巻掛けられるプーリと、そのプーリと同芯状に配置され一体回転可能な回転軸とのうち一方を原動体、他方を従動体とし、原動体から従動体に至る伝動径路に回転調整機構が介装されたプーリユニットであって、
前記回転調整機構は、
前記伝動径路途中に配設され、前記原動体と従動体との少なくとも一方に発生する回転変動に基づき弾性変形する弾性体と、
その弾性体から前記従動体に至る前記伝動径路途中であって前記弾性体よりも伝動下手側に配設され、前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を予め設定された設定値以上下回ったときに前記原動体から従動体への動力伝達を遮断するクラッチ機構としての一方向クラッチ部とを備え、
前記原動体の回転数と前記従動体の回転数とに差を生じた場合には、前記弾性体の弾性変形により前記原動体又は従動体の回転変動を低減する一方、
前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を前記設定値以上下回ったときには、前記一方向クラッチ部は前記原動体から従動体への動力伝達を遮断するとともに、前記原動体の回転数が前記従動体の回転数を前記設定値以上下回っていないときには、前記一方向クラッチ部は前記原動体から従動体への動力伝達を継続することを特徴とするプーリユニット。 - ベルトが巻掛けられるプーリから、そのプーリと同芯状に配置され一体回転可能な回転軸に至る伝動径路に回転調整機構が介装されたプーリユニットであって、
前記回転調整機構は、
前記伝動径路途中に配設され、前記プーリと回転軸との少なくとも一方に発生する回転変動に基づき弾性変形する弾性体と、
その弾性体から前記回転軸に至る前記伝動径路途中であって前記弾性体よりも伝動下手側に配設され、前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を予め設定された設定値以上下回ったときに前記プーリから回転軸への動力伝達を遮断するクラッチ機構としての一方向クラッチ部とを備え、
前記プーリの回転数と前記回転軸の回転数とに差を生じた場合には、前記弾性体の弾性変形により前記プーリ又は回転軸の回転変動を低減する一方、
前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を前記設定値以上下回ったときには、前記一方向クラッチ部は前記プーリから回転軸への動力伝達を遮断するとともに、前記プーリの回転数が前記回転軸の回転数を前記設定値以上下回っていないときには、前記一方向クラッチ部は前記プーリから回転軸への動力伝達を継続することを特徴とするプーリユニット。 - 前記プーリと弾性体との間に、それらプーリと弾性体との周方向の相対変位を許容しつつ、前記弾性体のラジアル方向の相対変位を規制する保持体が配置されている請求項2に記載のプーリユニット。
- 前記回転軸のラジアル方向外側に周方向に沿って前記一方向クラッチ部が配置され、さらにその一方向クラッチ部のラジアル方向外側に周方向に沿って前記弾性体が配置されている請求項2又は3に記載のプーリユニット。
- 前記弾性体は、前記一方向クラッチ部を取り巻くように配置されるとともに、矩形状断面を有するコイルばねで構成されている請求項4に記載のプーリユニット。
- 前記回転軸のラジアル方向外側に周方向に沿って前記一方向クラッチ部が配置され、さらにその一方向クラッチ部のアキシャル方向一端部には、前記回転軸の軸線に交差する面において前記弾性体が弾性変形するように配置されている請求項2又は3に記載のプーリユニット。
- 前記弾性体は、前記回転軸の軸線に直交する面に配置された渦巻き状のコイルばねで構成されている請求項6に記載のプーリユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006265753A JP4883401B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プーリユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006265753A JP4883401B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プーリユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008082508A JP2008082508A (ja) | 2008-04-10 |
JP4883401B2 true JP4883401B2 (ja) | 2012-02-22 |
Family
ID=39353577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006265753A Expired - Fee Related JP4883401B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プーリユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4883401B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009118834A1 (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | 株式会社ジェイテクト | プーリユニット |
JP2010019313A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Ntn Corp | プーリユニット |
DE102009052611B4 (de) | 2009-11-10 | 2018-06-07 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Riemenscheibenanordnung |
US8506434B2 (en) * | 2011-01-24 | 2013-08-13 | The Gates Corporation | Isolating decoupler |
JP5930147B2 (ja) * | 2011-04-27 | 2016-06-08 | Nok株式会社 | トルク変動吸収プーリユニット |
US8678157B2 (en) * | 2011-05-25 | 2014-03-25 | Gates Corporation | Isolator decoupler |
KR20150029645A (ko) * | 2012-06-20 | 2015-03-18 | 데이코 아이피 홀딩스 엘엘시 | 액세서리 구동 디커플러 |
US8820503B2 (en) * | 2012-07-03 | 2014-09-02 | The Gates Corporation | Isolator decoupler |
DE102012215949A1 (de) | 2012-08-14 | 2014-02-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Riemenscheibenanordnung für einen Riementrieb zum Antrieb von Nebenaggregaten eines Kraftfahrzeugs und Verfahren zum Antrieb eines über eine Riemenscheibenanordnung angebundenen Nebenaggregats eines Kraftfahrzeugs |
BR102012022803B1 (pt) * | 2012-09-10 | 2017-05-02 | Zen S/A Indústria Metalúrgica | desacoplador com sistema de roda livre e amortecimento de vibrações |
US11236812B2 (en) | 2012-09-10 | 2022-02-01 | Zen S/A Industria Metalurgica | Decoupler with one-way clutch and fail-safe system |
US8931610B2 (en) * | 2013-04-11 | 2015-01-13 | The Gates Corporation | Isolator decoupler |
US9097335B2 (en) * | 2013-07-29 | 2015-08-04 | Gates Corporation | Crankshaft isolating decoupler |
US9702412B2 (en) * | 2013-08-19 | 2017-07-11 | Litens Automotive Partnership | Decoupler clutch engagement surface with selected surface finish |
CN104442349A (zh) * | 2014-11-10 | 2015-03-25 | 北京汽车研究总院有限公司 | 一种混合动力系统及全时四驱越野车 |
US11274739B2 (en) | 2017-03-30 | 2022-03-15 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Pulley structure and method for manufacturing pulley structure |
JP6731433B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2020-07-29 | 三ツ星ベルト株式会社 | プーリ構造体、及び、プーリ構造体の製造方法 |
JP6908552B2 (ja) | 2017-04-19 | 2021-07-28 | 三ツ星ベルト株式会社 | プーリ構造体 |
JP2022039999A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-10 | 三ツ星ベルト株式会社 | クランクプーリ装置 |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006265753A patent/JP4883401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008082508A (ja) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4883401B2 (ja) | プーリユニット | |
WO2009118834A1 (ja) | プーリユニット | |
JP2007113634A (ja) | プーリ構造体 | |
JP2005163932A (ja) | プーリユニット | |
JP2007064348A (ja) | 一方向クラッチおよびクラッチ内蔵プーリ | |
JP4940994B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP2011169397A (ja) | プーリユニット | |
JP2006009899A (ja) | 動力伝達装置 | |
EP1041305B1 (en) | One-way clutch | |
JP5057209B2 (ja) | 一方向クラッチユニット | |
JP2005337398A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP5045996B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP4123846B2 (ja) | プーリ装置 | |
JP4320997B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP2009299862A (ja) | 一方向クラッチ、及びその一方向クラッチを組み込んだトルクコンバータ用ステータユニット | |
JP2008215527A (ja) | 一方向クラッチ | |
JP4905001B2 (ja) | 一方向クラッチ及び動力伝達装置 | |
JP2004132436A (ja) | スプリングクラッチ | |
JP6711684B2 (ja) | 一方向クラッチ及び一方向クラッチ装置並びにプーリ装置 | |
JP5035619B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP2003232386A (ja) | 一方向クラッチおよびプーリ装置 | |
JP2005299856A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2006177523A (ja) | 一方向クラッチ用保持器および一方向クラッチ | |
JPH11223228A (ja) | 一方向クラッチおよびプーリユニット | |
JP2009156406A (ja) | 一方向クラッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111124 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |