JP4883082B2 - 交通管理システムおよび交通管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交通管理システムおよび交通管理装置に係り、特に、外部から履行すべき交通ルールに関する情報を高速無線通信によって受信可能とし、この受信した情報に示される交通ルールに基づいて車両の運転状態に応じた処理を車両に対して行う交通管理システムおよび交通管理装置に関する。
従来、自動車などの車両は、登録番号が目視で確認できるナンバープレートを備え、この登録番号に基づいてスピード違反の取締りなどによって、その車両の運転者に交通ルールを遵守させるようにしてきた。また、幹線道路などにナンバープレート読み取り装置を設け、その読み取り装置付近を通過する車両のナンバープレートを記憶し、これを盗難車両の発見や、犯罪捜査に役立てることなども行われてきた。
現在、最先端の情報通信技術(IT)を用いて交通渋滞や交通事故や環境負荷等の問題を解決するため、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)に関する研究および実用化が日々行われており、その中でも、プローブカーと呼ばれるシステムの実験等が現在行われている。
これは、車両自体がセンサーとして機能し、走行車両のECU(Electric Control Unit)から得た車両の位置や走行速度等の情報を車両に搭載される車載機で一定時間間隔に記録してセンターへ無線送信することで、リアルタイムに変化する交通渋滞情報を提供したり、その記録を基に走行経路を再現して速度違反を検知する等の利用を可能としているものである。
しかし、この従来装置において、メモリ内の記録情報から得られる情報は、車両が走行を開始してから走行を終了するまでの間の平均速度だけであるので、例えば、監督者が、メモリ内の記録情報から運転者の行動についての安全性を高める指導をする、といったことはできなかった。
そのため、車両は速度情報などを受信しながら走行し、道路に設置された受信装置が情報を受信することを提案されている(例えば、特許文献1)。車両は、走行を始めると、免許情報がICカードに記憶されているIC免許証から読み出した免許番号、生年月日、現住所、本籍地、及び交通違反情報等を含むドライバ情報と、車両情報部が有する車両特定情報、現在の車両速度、及びシートベルト着用状況を含む車両情報とを、情報送信部から常に送信する。このため、速度超過違反やシーベルト非着用違反などの交通違反を簡易に取り締ることが可能となった。
また、路側送信機から受信した交通ルールに関する情報と、車両に搭載された運転情報取得手段が得た情報とを比較し、違反情報を外部に発信することを提案している(例えば、特許文献2)。また、車載器は、道路に設置された交通情報を読み取り、速度等を検出し、交通違反しているかを判断し、違反が予測されると警告を発し、取り締まりセンターに送信することが提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2003−296872号公報 特開2003−331388号公報 特開2002−312897号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような交通管理システムでは、ICカードとして、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリを用いている。これらの不揮発性メモリのアクセス速度は、高速で移動する車両に適用するには非常に遅い。例えば、EEPROMでは略3m秒を要し、また、フラッシュメモリでは略1秒を要する。特に、高速自動車道では、120km/時間を換算すると、一秒間で33メートル進むことになるため、他のデータ通信及びデータ処理時間を加えると、データを転換しないうちに、車両からのデータを受信する受信装置から車両が遠ざかってしまうことになる。したがって、十分な監視効果とはなっていなかった。
同様に、特許文献2及び特許文献3に記載されるような交通管理システムにおいても、ICカードからの読み出し速度と、ICカードへの書き込みの速度が遅いので、十分な監視効果とはなっていなかった。転送速度が遅い場合、データを転送しないうちに、車両が通過し遠く離れてしまうため、交通管理を十分に行うことができないと言った問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、外部から履行すべき交通ルールに関する情報を高速無線通信によって受信可能とし、この受信した情報に示される交通ルールに基づいて車両の運転状態に応じた交通規制処理を車両に対して行う交通管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、交通ルールに従って車両の運転状態を管理する交通管理システムであって、高速データ通信する所定周波数によって、交通標識を示す交通ルール情報を1Mbps以上で送信する交通ルール無線手段と、前記車両に備えられ、車両外部の前記交通ルール無線手段と前記所定周波数による1Mbps以上の高速データ通信を制御し、車両外部から現在位置周辺の交通ルール情報を受信する外部通信制御手段と、前記車両のエンジンを制御すると共に、前記車両の現行速度を検知可能なエンジン制御手段と、1Mbps以上の高速データアクセス可能な記録領域へ前記外部通信制御手段によって受信された前記交通ルール情報を記録し、該交通ルール情報に対する前記運転状態を前記現行速度を用いて判断する運転状態判断手段とを有し、前記記録領域は、前記現行速度と前記交通ルール情報とを該現行速度を検知した時間に対応させて記録する所定期間又は所定領域範囲にて循環して上書き可能な第一記録領域と、前記運転状態判断手段によって判断された前記運転状態を示す運転状態情報を上書き不可とする第二記録領域とを有し、前記運転状態判断手段は、前記記録領域を参照することによって、前記第一記録領域に記録されている前記現行速度を検知した時間に等しいか又は所定時間以内で最も近い時間の車両周辺情報から、走行中の路上での前記制限速度を示す制限速度情報を取得できたか否かを判断する制限速度情報判断手段と、前記制限速度情報を取得できなかった場合、前記第一記録領域から前記現行速度を検知した時間に等しいか又は所定時間以内で最も近い時間の他の交通ルール情報があるか否かを判断する他交通ルール情報判断手段とを有し前記他の交通ルール情報がある場合、該他の交通ルール情報に従って前記エンジン制御手段に前記現行速度を制御させるように構成される。
このような交通管理システムでは、外部から履行すべき交通ルールに関する情報を受信し、この受信した情報に示される交通ルールに基づいて車両の運転状態に応じた交通規制処理を車両に対して行うことができる。
上記運転状態判断手段によって行われる処理をコンピュータに行わせるプログラムとして構成しても良い。また、そのようなプログラムを記録したメモリとすることもできる。
本発明によれば、外部から履行すべき交通ルールに関する情報を高速無線通信によって受信可能とし、この受信した情報に示される交通ルールに基づいて車両の運転状態に応じた交通規制処理を車両に対して行うことが可能となる。
本発明の一実施例に係る交通管理システムの概要を説明するための図である。 ICカードが車両の運転状態を監視して車両を制御する交通管理システムの構成を示す図である。 交通規制処理に係る情報の構成例を示す図である。 交通規制処理に係る情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る交通ルール無線機のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る交通管理システムの他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る交通規制プログラム処理を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る交通規制プログラム処理を説明するための図である。 交通制御処理によって表示されるメッセージの例を示す図である。
符号の説明
1,101,102 車両
5 電柱
11 ICカード通信装置
11b 制御部
12 無線通信制御装置
12a、30a 送受信部
13 エンジン制御装置
14 インタフェース
14a ナビゲーション装置
14b 監視カメラ
15 表示制御装置
20、21、22 ICカード
30 交通標識
35 交通ルール情報
39 違反情報
210、220 ICチップ
211、221 制御部
212、212b、222 記録部
213、213b、223 速度情報記録部
214、214b、224 車情報記録部
215、215b 道路周辺情報記録部
219、219b 交通規制プログラム記録部
1000、1001、1002 交通管理システム
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る交通管理システム1000の概要を説明するための図である。図1に示される交通管理システム1000おいて、1つ以上の交通標識30が設置された電柱5に備えられた交通ルール無線機300と車両1とは、赤外線通信、高速無線LAN(Local Area Network)などによる高速通信接続される。
また、可搬型媒体20は、車両1に備えられた読取書取手段によって車両1の運転状態を示す運転状態情報を取得し記録する。この例において、電柱5に交通標識30と交通ルール無線機300とが備えられるが、この設置構成に限定されるものではない。交通ルール無線機300がその場所における交通ルールを送信可能な場所に設置されていればよい。
可搬型媒体20は、少なくとも強誘電体メモリ(例えば、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)のような高速データ読取及び書込を可能とする不揮発性メモリとCPU(Central Processing Unit)のIC(Integrated Circuit)チップとを搭載した媒体であって、例えば、ICカード等であるが、ICカードに限定されるものではなく、運転者が身に付けられるような媒体であってもよい。可搬型媒体20は、運転者によって所持される免許証を兼ね備えるようにしてもよい。
交通ルール無線機300は、送受信部30aを介して自身が備えられている電柱5に設置されている1つ以上の交通標識30が示す速度制限情報、徐行情報、一時停止情報などの交通ルール情報35を送信している。
車両1は、交通ルール無線機300からの交通ルール情報35の受信可能領域に入ると、その交通ルール情報35を送受信部12aを介して受信する。
車両1は、車両1の随時速度情報を可搬型媒体20へ高速に記録する。また、車両1は、送受信部12aを介して受信した交通ルール情報35に基づいて交通違反であると判断した場合、交通違反の種類を示す違反情報39を可搬型媒体20へ記録する。更に、交通ルール情報35に基づいて判断された交通違反に応じた交通規制処理を車両1自身に行う。
車両1へ実施される交通規制処理は、ソフトウェアプログラムを実行することによって行われる車両1を制御する処理であって、可搬型媒体20或いは車両1に実装される。可搬型媒体20に実装される場合、可搬型媒体20から交通規制に係る制御情報が車両1へと送信され、車両1は、その制御情報に基づいて、運転者へ注意を促したり、車両1自身のエンジンを制御することによって運転状態を規制する。
また、交通ルール情報35に基づいて判断された交通違反の種類を示す違反情報39と車両1を特定する車両情報とが、車両1の送受信部12aから交通ルール無線機300の送受信部30aへと高速通信によって送信され、交通ルール無線機300によって受信した違反情報39と車両情報とは、交通ルール無線機300を特定する無線機情報と共に、交通状態を監視するセンターへと送信するようにしてもよい。
無線機情報には、交通ルール無線機300を特定する無線機特定情報のみが含まれていてもよいし、又は、交通ルール無線機300の設置場所を特定する無線機設置場所情報のみが含まれていてもよい。無線機情報に、無線機特定情報と無線機設置場所情報とが含まれていてもよい。無線機情報には、センターが車両情報に基づいて特定した車両1が交通違反した場所を特定するのに十分な情報であればよい。
可搬型媒体20が車両1の運転状態を監視して車両1を制御する場合について説明する。以下、可搬型媒体20としてICカードを想定して説明するが、ICカードに限定されるものではない。
図2は、可搬型媒体20が車両1の運転状態を監視して車両1を制御する交通管理システム1001の構成を示す図である。図2において、車両1は、ICカード通信装置11と、無線通信制御装置12と、エンジン制御装置13と、ナビゲーション装置14a、監視カメラ14bなどのオプション装置用のインタフェース14と、表示制御装置15とを備え、各装置11から15はバスで接続される。
ICカード通信装置11は、可搬型媒体20へ一定の周波数を送信することによって起電させ、可搬型媒体20との通信を行うと共に、無線通信制御装置12と、エンジン制御装置13と、インタフェース14と、表示制御装置15の夫々と可搬型媒体20との通信の仲介を行う装置である。ICカード通信装置11は、可搬型媒体20による車両101に対する交通規制処理の実行を可能とする。
無線通信制御装置12は、交通標識30が設置された電柱5などに備えられた交通ルール無線機300から送信される交通標識30の交通ルール情報35を、無線通信制御装置12自身の送受信部12a及び交通ルール無線機300の送受信部30aとを介して受信し、ICカード通信装置11へ交通ルール情報35を通知することによって、ICカード11へとその交通ルール情報35を送信する。また、ICカード通信装置11によってICカード21から受信した違反情報39を交通ルール無線機300へと送信する。
エンジン制御装置13は、車輪に設置されたセンサーからの現行速度を示す現行速度信号を受信し、ICカード通信装置11に現行速度情報41として通知することによってICカード21へと送信する。また、エンジン制御装置13は、ICカード通信装置11から通知されるICカード21からの交通規制指示情報40を受信して、その交通規制指示情報40に基づいてエンジンを制御する。
インタフェース14は、ICカード通信装置11からの要求に応じて或いは所定時間毎などに、走行中の現在位置周辺に関する道路周辺情報42をICカード通信装置11へ通知することによって、ICカード21へと送信する。
表示制御装置15は、ICカード通信装置11を介してICカード21から受信した交通規制情報に基づいてその交通規制指示情報40に対応するメッセージを画面へ表示する。
ICカード21は、交通規制処理を車両101に実行させるためのICチップ210を搭載したカードである。
ICチップ210は、交通規制処理を実行し、その交通規制処理に係るデータを管理する制御部211と、記録部212と、速度情報記録部213と、車両情報記録部214と、道路周辺情報記録部215と、車両101のICカード通信装置11と通信するための端子216と、交通規制プログラム記録部219とを有する。
記録部212と、速度情報記録部213と、車両情報記録部214と、道路周辺情報記録部215とには、書き換え可能な不揮発性メモリが適用され、交通規制プログラム記録部219には、読み取りのみ可能な不揮発性メモリが適用される。各記録部212から215は、個々のメモリであってもよいし、1つのメモリ内に対応する領域を設けるようにしてもよい。
ICチップ210は、例えば、交通規制処理の実行に係る部分をSRAM(Static Random Access Memory)で構成し、種々のデータへの記録及び読取に係る部分をFRAM(登録商標)等の強誘電体を利用した不揮発メモリで構成することによって、プログラムの実行、種々のデータへの記録及び読取などを高速に処理することができる。これらの処理スピードはマイクロ秒以内であるので、車両101が高速で移動中であっても、交通標識30の周辺にて交通標識30が示す交通規制に応じた処理をタイムリーに行うことができる。また、処理スピードの速いMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、PRAM(Parameter Random Access Memory)、OUM(Ovonic Unified Memory)などを適用してもよい。車両101とのデータの送受信、交通規制処理に係る制御、及びデータの記録とも1秒間に1Mビット(1Mbps)で処理されることが望ましい。
制御部211は、CPU(Central Processing Unit)を有し、端子216を介して車両101に対して交通規制処理を行わせる。端子216は、接触型或いは非接触型を問わない。ICカード21が接触或いは非接触にてICカード通信装置11と安定して通信可能な状態となればよく、必要ならばICカード通信装置11周辺に支持される構造とする。
記録部212と、速度情報記録部213と、車両情報記録部214と、道路周辺情報記録部215とについて、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3及び図4は、交通規制処理に係る情報の構成例を示す図である。
図3において、時間、車両位置、車両周辺情報、周辺画像などの項目を1レコードとして構成する車両位置及び周辺情報が、道路周辺情報記録部215に記録される。車両位置、車両周辺情報、周辺画像などは、例えば、車両101のナビゲーション装置14aから取得した情報、交通ルール無線300から受信した交通ルール情報35から取得した情報などである。車両周辺情報は、速度制限情報、徐行情報、一時停止情報など交通ルール情報35を1つ以上含む。
運転履歴情報は、時間、現行速度、位置、周辺の制限情報などの項目を1レコードとして構成する情報である。運転履歴情報における現行速度は、車両101の車両に設置されたセンサーから送信される現行速度信号から取得した現行速度情報によって示される瞬間の速度を示す値であって、運転履歴情報における時間は、現行速度を取得した時刻を示す値である。時間と現行速度の値は、速度情報記録部213へ随時記録され、速度情報記録部213の記録領域は、例えばエンジン始動後1時間毎の所定期間又は割り当てられた所定領域範囲内で循環的に上書きして使用される。
時間及び現行速度の値に、位置、周辺の制限情報などの値を設定した運転履歴情報を記録部212へと記録する。位置及び周辺の制限情報の値として、車両位置及び周辺情報の車両位置及び車両周辺情報の値を設定する。
交通違反記録情報は、制御部211が交通規制プログラム記録部219に格納された交通規制プログラムを実行することによって車両101が交通違反をしていると判断した場合に、その違反内容を示す情報であって、違反の判断の対象となった運転履歴情報と併せて記録部212の所定記録領域へ記録する。交通違反記録情報を記録する所定記録領域は、消去及び上書き不可の領域とする。
記録部212には、運転履歴情報を格納する領域にて循環的に運転履歴情報を上書きして最近の運転履歴情報を保持するようにする。また、記録部212には、違反に関する情報のみを格納し、かつ、上書きを許可しない所定記録領域を備え、その所定記録領域に違反の判断の対象となった運転履歴情報と交通違反記録情報とを記録する。違反内容として、速度違反、信号無視などを示す情報が記録される。
図4において、免許証情報は、運転者の氏名、生年月日、住所、免許証番号、免許取得年月日、免許種類などの免許証に記載される項目を1レコードとして構成する情報である。また、車検証情報は、車両番号、登録年月日、初年度登録年月、者名、型式、車両重量、排気量、車台番号などの項目を1レコードとして構成する情報である。更に、他の情報として、保険情報、車両走行累積情報などの情報である。
このような免許証情報と、車検証情報と、他の情報とは、車情報記録部214へと記録される。
ICチップ210には、認証された者(例えば、警察署の権限者)のみが各記録部212から215、及び219の書き換えを行えるようにセキュリティ機構を備え、運転者による改ざんを許可しないものとする。
図5は、本発明の一実施例に係る交通ルール無線機のハードウェア構成を示す図である。図5において、交通ルール無線機300は、交通ルール転送制御部301と、送受信部30aを備えた無線通信制御部302と、交通標識情報格納部303と、設置位置情報格納304と、通知先情報格納305とを有する。
交通ルール転送制御部301は、CPU(Central Processing Unit)を有し、交通ルール無線機300全体を制御する。
無線通信制御部302は、交通ルール転送制御部301の指示に従って交通ルール転送制御部301によって読み出された交通標識情報格納部303に予め格納されている交通ルール情報35を送信し、また、車両101から違反情報39を受信すると交通ルール転送制御部301へ通知する。
交通標識情報格納部303は、1つ以上の交通ルール情報35を格納している。例えば、50km/hを示す速度制限情報、徐行を示す徐行情報、一時停止を示す一時停止情報などである。交通ルール情報35は、夫々交通標識30に対応する情報である。
設置位置情報格納部304は、交通標識30が設置されている位置を示す設置位置情報を格納している。交通ルール転送制御部301は、設置位置情報格納部304から設置位置情報を読み出して、交通標識情報格納部303から読み出した交通ルール情報35に付加して無線通信制御部302に送信指示するようにしてもよい。
通知先情報格納部305は、受信した違反情報39を転送すべき交通制御管理システムの通知先を示す通知先情報を格納している。交通ルール転送制御部301は、無線通信制御部302が送受信部30aを介して受信した違反情報39を、通知先情報格納部305に格納されている通知先情報に基づいて交通制御管理システムへとその違反情報の送信指示を無線通信制御部302に行う。
図6は、本発明の一実施例に係る交通管理システムの他の構成を示す図である。図6中、図2と同様の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図6に示す交通管理システム1002における構成では、車両102側にて交通規制処理が実行され、ICカード22のICチップ220内にはプログラムを保持せず、情報の記録だけが行われる。
従って、車両102は、図2に示す車両101の構成に加えて、図2のICチップ210の記録部212と、速度情報記録部213と、車情報記録部214と、道路周辺情報記録部215と、交通規制プログラム記録部219とに相当する、記録部212bと、速度情報記録部213bと、車情報記録部214bと、道路周辺情報記録部215bと、交通規制プログラム記録部219bとを有する。
また、車両102は、図2に示す車両101のICカード通信装置11の代わりに、ICカード22との通信機能を備えると共に、交通規制処理を実行する制御部11bを備えている。
交通規制処理を実行する制御部11bは、CPU(Central Processing Unit)を有し、図2に示すICカード通信装置11と同等の機能を備え、可搬型媒体20との通信を行うと共に、無線通信制御装置12と、エンジン制御装置13と、インタフェース14と、表示制御装置15の夫々と可搬型媒体20との通信の仲介を行う。
また、制御部11bは、各記録部212bから215b、及び219bへのアクセスを高速に実行する。そして、制御部11bは、交通規制プログラム記録219bから交通規制プログラムを読み込んで交通規制処理を車両102に対して行う。
図6に示す車両102の構成では、少なくとも記録部212bと交通規制プログラム記録部219bを不揮発性メモリで構成する。車両102では、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いてより高速に処理を行えるようにする。
車両102では、ICカード22は、ICチップ220を搭載したカードである。
ICチップ220は、制御部221と、記録部222と、速度情報記録部223と、車両情報記録部224と、車両102のICカード通信装置11と通信するための端子226とを有する。ICチップ220では、データ記録のみであるので、FRAM(登録商標)等の強誘電体を利用した不揮発メモリを用いて構成し、高速な処理を実現する。
制御部221は、CPU(Central Processing Unit)を有し、端子226を介して車両102に対して交通規制処理を行わせる。端子226は、接触型或いは非接触型を問わない。ICカード21が接触或いは非接触にてICカード通信装置11と安定して通信可能な状態で、ICカード通信装置11周辺に支持される構造であればよい。
車両102及びICカード22において、記録部212b及び222、速度情報記録部213b及び223、車情報記録部214b及び224、道路周辺情報記録部215bの夫々に記録される情報の構成は、図3及び図4で説明した通りであるのでその説明を省略する。
また、ICチップ210には、認証された者(例えば、警察署の権限者)のみが各記録部222から224の書き換えを行えるようにセキュリティ機構を備え、運転者による改ざんを許可しないものとする。
次に、交通規制プログラムによって実行される交通規制処理について図7及び図8で説明する。図7及び図8は、本発明の一実施例に係る交通規制プログラム処理を説明するための図である。図7及び図8の説明において、車両101及び車両102を総称して車両1と言う。
図7において、交通規制処理は、現行速度情報Aを取得すると、速度情報記録部213に現在の時間と共に高速に記録する(ステップS101)。そして、交通規制処理は、現行速度情報Aに示される速度Aが所定高速値SP80より遅いか否かを判断する(ステップS102)。所定高速値SP80は、例えば、高速道路の標準的な制限速度として80km/hである。交通規制処理は、現行速度情報Aが所定高速値SP80と等しいか速い場合、図8のステップS110へと進む。
一方、現行速度情報Aが所定高速値SP80より遅い場合、交通規制処理は、更に、道路周辺情報記録部215に記録されている現行速度情報Aを取得した時間に等しい時間か又は所定時間以内で最も近い時間の車両周辺情報から、走行中の路上での制限速度Cを示す制限速度情報Cを取得できたか否かを判断する(ステップS103)。制限速度Cは、高速道路ではなく通常道路の走行速度を制限するための基準速度である。
制限速度情報Cを取得できなかった場合、交通規制処理は、道路周辺情報記録部215から現行速度情報Aを取得した時間に等しいか又は所定時間以内で最も近い時間の他の交通ルール情報35があるか否かを判断する(ステップS103−2)。すなわち、制限速度以外の交通ルールを示す交通ルール情報35が存在するか否かを判断する。他の交通ルール35がある場合、交通規制処理は、ステップS107へと進む。
一方、ステップS103−2にて、他の交通ルール35がないと判断した場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS109)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
ステップS103にて、制限速度情報Cを取得できたと判断した場合、交通規制処理は、制限速度情報Aで示される速度Aから制限速度情報Cで示される速度Cを減算した差分(以下、A−C差分と言う)が、予め設定しておいた第一速度差NSD20より小さいか否かを判断する(ステップS104)。A−C差分が第一速度差NSD20と等しいか又は大きい値の場合、車両1に対して速度制限を行うために図8のステップS110−2へと進む。第一速度差NSD20として、一般道路において速度制限が必須であると判断される値であって、例えば、制限速度との差が20km/hである。
一方、A−C差分が第一速度差NSD20より小さい場合、交通規制処理は、そのA−C差分と第二速度差NSD15より小さいか否かを判断する(ステップS105)。A−C差分が第速度差NSD15と等しいか又は大きい値の場合、車両1に対して制限速度以上であり、速度を落とす必要があることを警告するメッセージを表示制御装置15に表示させ(ステップS105−2)、終了する。第二速度差NSD15として、一般道路において強制的に速度制限をしないまでも警告が必須であると判断される値であって、例えば、制限速度との差が15km/hである。
一方、A−C差分が第速度差NSD15より小さい場合、交通規制処理は、他の交通ルール情報があるか否かを判断する(ステップS106)。すなわち、制限速度以外の交通ルールを示す交通ルール情報35が存在するか否かを判断する。他の交通ルール35がある場合、交通規制処理は、ステップS107へと進む。一方、他の交通ルール情報がない場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS109)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
交通規制処理は、ステップS103−2及びS106において、他の交通ルール35があると判断した場合、制限の必要な走行状態であるか否かを判断する(ステップS107)。例えば、他の交通ルール35が徐行情報、一時停止情報等の1つ以上を示しているか否かを判断する。制限の必要な走行状態でない場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS109)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
一方、ステップS107において、制限の必要な走行状態であると判断した場合、交通規制処理は、更に、他の交通ルール35を守っているか否かを判断する(ステップS108)。例えば、他の交通ルール35が徐行情報であれば、現行速度情報Aに示される速度Aが20km/h未満であるか否かを判断する。また、他の交通ルール35が一時停止情報であれば、現行速度情報A及び現行速度情報Aの時間を含む所定時間範囲内で停止状態であるか否かを判断する。
ステップS108において、他の交通ルール35を守っている場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS109)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
一方、他の交通ルール35を守っていない場合、交通規制処理は、他の交通ルール35に示される交通ルールを表示制御装置15に表示させ(ステップS108−2)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
ステップS102において、現行速度情報Aに示される速度Aが所定高速値SP80と等しいか又はそれより速い速度である場合、ステップS110へ進み、高速道路での走行であると想定して図8に示す制御を車両1に対して行う。
図8において、ステップS110では、速度規制処理は、道路周辺情報記録部215から現行速度情報Aを取得した時間に最も近い時間の車両周辺情報から、走行中の路上が高速道路であることを示す高速道路情報を取得できたか否かを判断する(ステップS110)。
ステップS110にて、高速道路情報を取得できなかったと判断した場合、速度規制処理は、一般道路を走行中であると判断して、車両1に対して自動制御を始動する(ステップS110−2)。すなわち、速度規制処理は、エンジン制御装置13に対して減速する指示を行う。そして、車両1は、ステップS110から続く処理である場合は所定高速値SP80或いはステップS102から続く処理である場合は一般道路での制限速度情報Cに基づく速度まで強制的に減速される。この場合、例えば、車両1の走行状態にふらつきがあるような場合には、車両1を停止させるような自動制御としてもよい。
速度規制処理は、更に、交通ルール情報35に基づく交通違反情報を記録部212へ記録する(ステップS110−4)。ステップS110−4では、速度規制処理は、無線通信制御装置12に対して交通違反情報を通知するようにしてもよい。その場合、無線通信制御装置12が交通違反情報に基づいて作成した違反情報39を送受信部12aを介して送信される。その後、速度規制処理は終了する。
一方、ステップS110において、高速道路情報を取得できたと判断した場合、速度規制処理は、道路周辺情報記録部215から高速道路での制限速度Bを示す制限速度情報Bを取得できたか否かを判断する(ステップS111)。制限速度Bは、高速道路の走行速度を制限するための基準速度である。制限速度Bは、制限速度Cより速い速度を示す。
制限速度情報Bを取得できなかった場合、速度規制処理は、現行速度情報Aが所定高速値SP130より遅いか否かを判断する(ステップS112)。所定高速値SP130として、高速道路にて速度違反に相当する速度が設定され、例えば、130km/hである。現行速度情報Aが所定高速値SP130に等しいか又はそれより速い速度である場合、速度規則処理は、自動制御を始動するためステップS110−2へと進む。
一方、ステップS112において、現行速度情報Aが所定高速値SP130より遅いと判断した場合、速度規則処理は、更に、現行速度情報Aが所定高速値SP120より遅いか否かを判断する(ステップS113)。所定高速値SP120として、高速道路にて通常走行の範囲内として許容可能な速度が設定され、例えば、120km/hである。現行速度情報Aが所定高速値SP120と等しいか又はそれより速い速度である場合、速度規則処理は、表示制御装置15に高速道路での制限速度を超過していることを警告するメッセージを表示させ(ステップS113−2)、終了する。
一方、ステップS113にて、現行速度情報Aが所定高速値SP120より遅いと判断した場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS114)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
上述したステップS111において、制限速度情報Bを取得できた場合、速度規制処理は、制限速度情報Aで示される速度Aから制限速度情報Bで示される速度Bを減算した差分(以下、A−B差分と言う)が、予め設定しておいた第三速度差HSD30より小さいか否かを判断する(ステップS115)。
A−B差分が第三速度差HSD30と等しいか又はそれより大きい値の場合、速度規制処理は、制限速度をかなり超過しているため車両1が自動制御され減速されることを警告するメッセージを表示制御装置15に表示させる(ステップS115−2)。車両1に対して速度制限を行うためにステップS110−2へと進む。第三速度差HSD30として、高速道路において速度制限が必須であると判断される値であって、例えば、制限速度との差が30km/hである。
一方、A−B差分が第三速度差HSD30より小さい場合、交通規制処理は、そのA−B差分と第四速度差HSD20より小さいか否かを判断する(ステップS116)。A−B差分が第四速度差HSD20と等しいか又はそれより大きい値の場合、車両1に対して制限速度以上であり、速度を落とす必要があることを警告するメッセージを表示制御装置15に表示させ(ステップS116−2)、終了する。第四速度差HSD20として、高速道路において強制的に速度制限をしないまでも警告が必須であると判断される値であって、例えば、制限速度との差が20km/hである。
一方、A−B差分が第一速度差HSD20より小さい場合、交通規制処理は、車両1に通常運行を継続させて(ステップS117)、終了する。交通規制処理は、現行速度情報Aの取得によってステップS101から再開される。
上記交通制御処理における所定高速値SP80、所定高速値SP130、所定高速値SP120、第一速度差NSD20、第二速度差NSD15、第三速度差HSD30、第四速度差HSD20などの値は、プログラム内に記述されていても良いし、テーブルとして交通規制プログラム記録部219又は219b内の所定記憶領域に設定しておいてもよい。
上述したような交通制御処理によって表示制御装置15に表示される警告するメッセージは、例えば、図9のようなメッセージである。図9は、交通制御処理によって表示されるメッセージの例を示す図である。
図9(A)は、図7のステップS105−2にて表示制御装置15に表示されるメッセージの例を示す。例えば、「制限速度より15km/h以上超過しています。速度を落として、安全運転をしてください。」などのように表示される。
図9(B)は、図7のステップS108−2にて表示制御装置15に表示されるメッセージの例を示す。例えば、「警告です。あなたは「一時停止」を無視しました。」などのように表示される。
図9(C)は、図7のステップS115−2にて表示制御装置15に表示されるメッセージの例を示す。例えば、「制限速度より30km/h以上超過しています。数秒後に、減速して停止する自動制御が始動します。」などのように表示される。
また、図7及び図8に示す交通規制処理において、このようなメッセージは、超過した速度、交通ルールなどに基づいて適宜表示するようにしてもよい。
上記した警告のメッセージが表示制御装置15に表示される際には、音声、警告音などで運転者に通知するようにしてもよい。
上記より、本発明によれば、路側などに設置された交通ルール無線機300と車両1とは高速で通信可能であると共に、車両1と可搬型媒体20間のデータ処理は高速で実行可能であるため、タイムリーに車両1に対して警告又は減速するなどの自動制御を実施することが可能となる。
また、交通標識30の交通ルール情報35と現在の速度との速度差を演算するため、速度差のレベルによって、車両1の運転者に対し警告を行うと共に、強制的に減速させる自動制御を始動することができる。また、車両1を減速後停止させるように制御することもできる。
更に、記録部212では、運転履歴情報は循環的に上書きして使用され、交通違反記録情報は消去及び上書き不可の所定記録領域に記録される。従って、交通違反記録情報から交通違反の内容と交通違反時の運転状態とを参照することができ、また、最近の運転状態を運転履歴情報を参照することによって確認することができる。
また、車両1が交通ルール情報35を受信した場合、その交通ルール情報35を表示、音声などで通知させるようにすることで、悪天候又は街路樹等の物理的要因や運転者の注意不足による道路標識及び信号機などの見逃しを防止することができる。従って、運転者による意図的な交通違反を許容しないようにすることができる。従って、故意又は不注意による交通事故を防止し、その発生数を低減することができる。
更に、違反情報が車両1から交通ルール無線機300を介して交通制御管理システムへ通知するため、車両1が盗難にあった場合など車両1に関する情報として検証することが可能となる。
よりタイムリーに交通違反に対応するために、高速データ転送、高速データ処理、また、長寿命であることが望ましい。
高速データ転送とするために、車両1と交通ルール無線機300間の通信は、赤外線、高速無線LAN、GPS(Global Positioning System)などを用いて1秒間の転送速度を1Mbit(1Mbps)以上とする。高速通信を可能とする広帯域の周波数を適用する。
また、高速データ処理とするために、上述したような可搬型媒体20の構成とすることで、可搬型媒体20における書き込みや読み出しのアクセス時間が100μsec以下とすることができる。
更に、長寿命とするために、書き換え回数10の10乗(10^10)回数以上であるFRAM(登録商標)、PRAM、OUM、或いはそれ以上の性能を有するICチップを搭載したICカードを用いる。
上述した実施例において、下記のような仕組みを適用することも可能である。
車両1で検出できる情報として、現行速度を示す現行速度信号の他、シートベルトの着用又は非着用を示す信号を用いて、シートベルト非着用を示す情報を交通ルール情報35として作成し、交通違反記録情報として記録部212に記録するようにしてもよい。この場合、表示制御装置15に交通違反であることを警告するメッセージを表示するようにしてもよい。
車両1は、可搬型媒体20に格納されている免許証情報に相当する運転者を特定可能な情報を予め所定記憶領域に記憶しておき、可搬型媒体20に記憶されている免許証情報と所定記憶領域に記憶しておいた運転者を特定可能な情報とが一致する場合に、上述した種々の情報を可搬型媒体20へ記録するようにする。このような運転者に係る情報の一致を確認する仕組みを有することによって、運転者に係る情報が不一致の場合にエンジンがかからないように制御することができる。このような制御によって、車両1の盗難を防止することが可能となる。また、車両1の持ち主を特定することができる。
免許証情報や運転者を特定可能な情報の代わりに、運転者の指紋データを車両1と可搬型媒体20とに記憶しておいて、両者の指紋データが一致した場合に車両1にエンジンがかかるようにしてもよい。更に、セキュリティを上げるために、車両1に運転者の指の指紋を読み取る指紋読取装置を備え、車両1に記憶された指紋データと指紋読取装置が読み取った指紋データの一致によって、可搬型媒体20に記憶された指紋データと指紋読取装置が読み取った指紋データの一致によって、或いは、車両1と可搬型媒体20とに記憶された指紋データと指紋読取装置が読み取った指紋データの一致によって、車両1にエンジンがかかるようにしてもよい。
また、交通管理システム1002では、車両1の複数の運転者について各運転者を特定可能な情報を記憶しておき、運転者毎に種々の情報を車両1内に記録しておくことで、車両1がどの運転者によってどのような運転状態にて使用されたのかを検証することが可能となる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。

Claims (9)

  1. 交通ルールに従って車両の運転状態を管理する交通管理システムであって、
    高速データ通信する所定周波数によって、交通標識を示す交通ルール情報を1Mbps以上で送信する交通ルール無線手段と、
    前記車両に備えられ、車両外部の前記交通ルール無線手段と前記所定周波数による1Mbps以上の高速データ通信を制御し、車両外部から現在位置周辺の交通ルール情報を受信する外部通信制御手段と、
    前記車両のエンジンを制御すると共に、前記車両の現行速度を検知可能なエンジン制御手段と、
    1Mbps以上の高速データアクセス可能な記録領域へ前記外部通信制御手段によって受信された前記交通ルール情報を記録し、該交通ルール情報に対する前記運転状態を前記現行速度を用いて判断する運転状態判断手段とを有し、
    前記記録領域は、前記現行速度と前記交通ルール情報とを該現行速度を検知した時間に対応させて記録する所定期間又は所定領域範囲にて循環して上書き可能な第一記録領域と、前記運転状態判断手段によって判断された前記運転状態を示す運転状態情報を上書き不可とする第二記録領域とを有し、
    前記運転状態判断手段は、
    前記記録領域を参照することによって、前記第一記録領域に記録されている前記現行速度を検知した時間に等しいか又は所定時間以内で最も近い時間の車両周辺情報から、走行中の路上での前記制限速度を示す制限速度情報を取得できたか否かを判断する制限速度情報判断手段と、
    前記制限速度情報を取得できなかった場合、前記第一記録領域から前記現行速度を検知した時間に等しいか又は所定時間以内で最も近い時間の他の交通ルール情報があるか否かを判断する他交通ルール情報判断手段とを有し
    前記他の交通ルール情報がある場合、該他の交通ルール情報に従って前記エンジン制御手段に前記現行速度を制御させることを特徴とする交通管理システム。
  2. 前記記録領域は、FRAM(登録商標)であることを特徴とする請求項1記載の交通管理システム。
  3. 前記運転状態判断手段は、コンピュータによって1Mbps以上の高速データ処理で実行されるコンピュータ読取可能なプログラムであることを特徴とする請求項1記載の交通管理システム。
  4. 前記車両に備えられ、前記交通ルール無線手段、前記外部通信制御手段、前記エンジン制御手段の各々と前記運転状態判断手段との通信を該運転状態判断手段を起電させる周波数の送信によって行う通信手段を有し、
    前記運転状態判断手段は、集積回路に記憶されたコンピュータ読取可能なプログラムであって、前記周波数の受信によって起電し動作可能となる可搬型媒体に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の交通管理システム。
  5. 前記運転状態判断手段は、前記車両に搭載されたコンピュータ読取可能なプログラムであり、
    前記記録領域は、携帯可能な媒体に搭載されており、
    前記車両は、前記運転状態判断手段を実行すると共に、前記交通ルール情報と前記運転状態とを前記記録領域に記録する制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の交通管理システム。
  6. 前記運転状態判断手段は、前記車両から該交通ルール情報に対する前記運転状態を前記外部通信制御手段へ通知し、
    前記外部通信制御手段は、前記運転状態を示す車両ルール状態情報を前記交通ルール無線手段へ送信し、
    前記交通ルール無線手段は、交通管理を行う所定機関へ前記車両ルール状態情報を送信することを特徴とする請求項1記載の交通管理システム。
  7. 前記運転状態判断手段は、
    前記他の交通ルール情報がある場合、該他の交通ルール情報が徐行情報及び一時停止情報の1つ以上を示し、かつ、該他の交通ルール情報に従って制限が必要な走行状態であることを判断する制限状態判断手段と、
    前記他の交通ルール情報に従って制限が必要な走行状態であると判断した場合、該他の交通ルール情報が徐行情報を示す場合には、前記エンジン制御手段に前記現行速度を所定の徐行速度に制御させ、該他の交通ルール情報が一時停止情報を示す場合には、前記記録領域を参照することによって、前記現行速度を検知した時間に等しいか又は所定時間範囲内で停止状態であるか否かを判断する他交通ルール制限手段とを有することを特徴とする請求項記載の交通管理システム。
  8. 前記運転状態判断手段は、前記制限速度情報を取得できた場合、前記現行速度と制限速度との差分の大きさのレベルに応じて、前記エンジン制御手段に前記現行速度を規制するように制御させる規制制御手段を有することを特徴とする請求項記載の交通管理システム。
  9. 前記規制制御手段は、
    前記制限速度情報を取得できた場合、前記現行速度と該制限速度情報で示される制限速度との差分の大きさが第一速度差以上ある場合に、交通違反をしていると判断して前記車両に対して減速させる制御を行う第一違反判断手段と、
    前記現行速度と制限速度との差分の大きさが前記第一速度差より小さい第二速度差以上かつ該第一速度差未満である場合に、交通違反していることを運転者に警告する第二違反判断手段と、
    前記現行速度と制限速度との差分の大きさが前記第二速度差未満である場合に、前記車両に対して速度を制限する制御を抑止する第三違反判断手段とを有することを特徴とする請求項記載の交通管理システム。
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