JP4513247B2 - 車両速度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両速度制御装置に関する。詳しくは、乗員に応じた適切な目標速度を設定することができるように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
運転者が目標車速を設定すれば、その目標車速となるようにエンジンの駆動力等を調節するいわゆるクルーズコントロール(Cruise controll:CC)機能を備えた車両用速度制御装置が知られている(特開平9−288797号公報)。
このクルーズコントロール機能は、アクセルペダルを踏まずに所定の速度で走行することができ、キャンセルスイッチを操作することにより、或いは、ブレーキペダルを踏むことにより解除することができる。
更に、上記公報に記載の車両用速度制御装置においては、カーナビゲーション機能を利用して、自車両が現在走行している道路に対応する参照速度を地図データから読み出し、該参照速度に基づいて自車両の目標車速を決定し、速度制御を実行することも行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に掲載された技術では、地図データに記憶された参照速度に基づいて一律に目標速度が決定されるため、乗員の嗜好速度に応じて適切な目標速度を設定することができない虞がある。
即ち、同じ道路でも高齢者や初心者等は比較的低速で走行したいと考えるのに対し、車両の運転に慣れた熟練者等は比較的高速で走行したいと考える場合があるため、上記公報に記載の技術では、乗員に応じた適切な目標速度を設定することができない虞がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1に係る車両速度制御装置は、車両の実車速を検出する車速検出手段と、前記車両の目標車速を設定する目標車速設定手段とを有し、前記車速検出手段による実車速を前記目標車速設定手段による目標車速に一致させるように車両を制御する車両速度制御装置において、道路地図データを記憶した地図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記地図データ記憶手段と前記現在位置検出手段とに基づいて、前記道路地図上の所定道路を車両が走行した時の走行情報として前記所定道路を走行した頻度及び該所定道路を走行した時の車速を記憶する走行情報記憶手段と、前記走行情報記憶手段の記憶データである前記頻度及び前記車速に基づいて前記目標車速の上限値を設定する目標車速補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
上記課題を解決する本発明の請求項に係る車両速度制御装置は、車両の実車速を検出する車速検出手段と、前記車両の目標車速を設定する目標車速設定手段とを有し、前記車速検出手段による実車速を前記目標車速設定手段による目標車速に一致させるように車両を制御する車両速度制御装置において、道路地図データを記憶した地図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記地図データ記憶手段と前記現在位置検出手段とに基づいて、前記道路地図上の所定道路を車両が走行した時の走行情報として前記所定道路を走行した頻度及び該所定道路を走行した時の車速を記憶する走行情報記憶手段と、車両が走行する走行路状態を検出する走行路状態検出手段を有し、前記走行情報記憶手段に記憶された記憶データである前記頻度及び前記車速と前記走行路状態検出手段による検出値とに基づいて、前記目標車速の上限値を設定する目標車速補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、図面に示す実施形態を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係る車両速度制御装置のブロック図を図1に示す。
図1に示すように、この実施形態に係る車両速度制御装置は、電子制御装置(ECU)である車両制御指令部10及び目標車速補正部11を備えると共に、アダプティブクルーズコントロール(Adaptive Cruise controll: ACC)機能を発揮するよう、目標車速設定手段20、メモリ30、CCDカメラ100等を備えるものである。
【0008】
即ち、目標車速設定手段20は、車両の目標車速を設定する手段であり、セットスイッチ21、車速設定スイッチ22及びレジュームスイッチ23より構成される。セットスイッチ21は、現在走行中における車速を目標車速として車両制御指令部10へ設定するスイッチである。車速設定スイッチ22は、セットスイッチ21により車両制御指令部10へ設定された目標車速を、例えば、時速5kmだけ減速又は加速するスイッチである。レジュームスイッチ23は、目標車速が解除された後に、解除時点における目標車速をレジュームスイッチ23操作時の目標車速として再び設定するスイッチである。
【0009】
ここで、ACC制御とは、通常のクルーズコントロールと同様に、運転者が目標車速を設定すれば、車両の実車速がその目標車速となるようにエンジンの駆動力、制動力等を調節する機能を発揮できる他に、ミリ波レーダ又はレーザーレーダ(図示省略)により先行車に追従して走行する機能を付加したものである。
尚、目標車速の解除は、通常のクルーズコントロールと同様にブレーキペダルを踏むことにより行うことができ、或いは、キャンセルスイッチ(図示省略)を操作することにより行うことができる。
【0010】
車両制御指令部10には、目標車速設定手段20から目標車速が設定されると共に、車両の実車速を検出する車速検出手段としての車速センサ40が接続され、車両の実車速が逐次入力される。
車両制御指令部10は、車速センサ40により検出される実車速が、目標車速設定手段20から設定される目標車速に一致するように、エンジンECU50、A/TECU60及びブレーキ70を制御する。
エンジンECU50は、機関の制動力を制御する電子制御装置であり、また、A/TECU60は自動変速機の制動力を制御する電子制御装置である。
尚、上記車両制御指令部10は、必ずしもエンジンECU50、A/TECU60、ブレーキ70のすべてに接続されている必要はなく、所望の制動力が得られるように、何れか1つに接続されたり、何れか2つに接続されていても良い。
【0011】
一方、メモリ30は、地図データ記憶手段31及び走行情報記憶部32とから構成される。
走行情報記憶部32には、上記地図データ記憶手段31、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段であるGPSセンサ80が接続されている。ここで、GPSセンサ80とは、GPS衛星からの信号を受信して車両の現在位置を検出する装置である。
そして、走行情報記憶部32は、地図データ記憶手段31に記憶された道路地図データと、GPSセンサ80により検出された車両の現在位置に基づいて、道路地図上の所定道路を車両が走行した時の走行情報を記憶する。
走行情報としては、例えば、後述するフローチャートに示すように、車両が所定道路を走行した頻度及び所定道路を走行した時の車速が挙げられる。
その走行情報が走行情報記憶部32から目標車速補正手段11へ出力されると、目標車速補正手段11は、走行情報である所定道路を走行した頻度及び車速に基づいて、目標車速を補正する。具体的には、後述するフローチャートに示すように、走行情報記憶部32の走行情報に基づいて目標車速の上限値を設定するものである。
【0012】
尚、目標車速補正手段11による目標車速の補正は、法定速度以上には目標車速を補正することは行わないように予め設定されている。
また、GPSセンサ80に代えて、車速を検出するセンサ及び車両の進行方向を検出する方位センサの検出結果からの自律航法によって、車両の現在位置を検出する装置を用いても良く、更には、これらを併用してもよい。
【0013】
更に、走行情報記憶部32には、IDカード検出器90が接続されている。
IDカード検出器90は、IDカードから運転者毎に異なる走行情報を読み出すことにより、走行情報記憶部32に対し、複数のドライバそれぞれに対応した走行情報を記憶させることが可能である。
更に、目標車速補正手段11には、CCDカメラ100が接続されている。
このCCDカメラ100は、車両が走行する走行路状態を検出する走行路状態検出手段である。具体例としては、後述するフローチャートに示すように、撮像された走行車線に基づいて道路幅Wrの計測を行うものである。
CCDカメラ100により計測された道路幅Wrが目標車速補正手段11へ出力されると、目標車速補正手段11は、道路幅Wrに基づいて、目標車速を補正する。具体的には、後述するフローチャートに示すように、道路幅Wrにより、高速道路/一般道の判別を行い、目標車速の上限値を設定する。
ここで、自動車専用道路は、通常、高速道路には含まれないが、本発明においては、自動車専用道路をも含めて高速道路相当というものとする。
【0014】
上述した車両速度制御装置による目標速度の自動設定を行うフローチャートを図4に示す。
先ず、ACC機能がONとされているか否か判定する(ステップS1)。
ACC機能は、図示しないメインスイッチによりON/OFFできる。
ACC機能がOFFのときには、GPSセンサ80により検出された地図データ31上の現在位置と、車速センサ40により検出される車速を走行情報記憶部32へ記録する(ステップS2)。
即ち、地図データ31に記憶された道路は所定道路毎(例えば10km毎)に該地図データ31上で区分されており、車両が区分された所定道路のうちの1区間(例えば第1区)を通過した場合に、第1区における平均車速が算出される。
そして、該平均車速が第1区に関連づけられて走行情報として走行情報記憶部32に記憶される。
【0015】
次に、所定道路として区分された範囲毎に走行情報として記録された数がある閾値を越えるか否か、つまり、使用頻度の高い道路か否かを判定する(ステップS3)。
走行情報として記録された数がある閾値を越えるとき、即ち、使用頻度の高い道路のときには、記録されている平均車速からさらに平均値を計算し、この速度(=平均値)をドライバの嗜好車速として走行情報記憶部32へ記録する(ステップS4)。
車速として記録された数がある閾値を越えないとき、即ち、使用頻度の低い道路のときには、ドライバの嗜好車速としては記録されない。
【0016】
一方、ステップS1おいて、ACC機能がONとされていると判定されるときには、現在位置に嗜好車速が記録されているか否かを判定する(ステップS5)。
現在位置に嗜好車速が記録されているときには、目標車速補正部11により乗員が設定することのできる目標車速の上限値として、記録されている嗜好車速を設定する(ステップS6)。
従って、乗員により設定された目標車速が上記嗜好車速を越えるときは、嗜好車速を目標車速としてACC制御を行うと共に、設定された目標車速が嗜好車速を越えないときは設定された目標車速に従ってACC制御を行う(ステップS7)。
【0017】
更に、ステップS5において、現在位置に嗜好車速が記録されていないと判定されるときは、現在走行位置が地図データ(いわゆるカーナビゲーション地図)31の道路上を走行しているか否かを判定する(ステップS8)。
現在位置に嗜好車速が記録されていないときでも、地図データ31を利用して目標車速を補正するためである。
引き続き、現在走行位置が地図データ31の道路上を走行していると判定されるときには、地図データ31の情報に基づいて高速道路を走行中か否かを判定する(ステップS9)。
高速道路を走行中と判定されるときには、設定された目標車速の上限値としてVhを設定し(ステップS11)、高速道路以外、つまり、一般道を走行中と判定されるときには、設定された目標車速の上限値としてVIを設定する(ステップS10)。
【0018】
ここで、Vhは高速道路で推奨される車速の上限値(以下、推奨車速Vh)であり、VIは一般道で推奨される車速の上限値(以下、推奨車速VI)である。高速道路における推奨車速Vh、一般道における推奨車速VIとして、例えば、それぞれ100km/h,60km/hとすることができる。
従って、高速道路において、乗員により設定された目標車速が推奨車速Vhを越えるときは、推奨車速Vhを目標車速としてACC制御を行うと共に、設定された目標車速が推奨車速Vhを越えないときは設定された目標車速に従ってACC制御を行う(ステップS12)。
また、一般道において、設定された目標車速が推奨車速VIを越えるときは、推奨車速VIを目標車速としてACC制御を行うと共に、設定された目標車速が推奨車速VIを越えないときは設定された目標車速に従ってACC制御を行う(ステップS13)。
【0019】
また、ステップS8において、現在走行位置が地図データ31の道路上を走行していないと判定されるときは、CCDカメラ100による道路幅Wrの計測を行う(ステップS14)。
尚、現在走行位置が地図データ31の道路上を走行していないときとは、具体的には、地図情報が古くなっている場合や、位置精度が悪い場合があげられる。
そして、計測された道路幅Wrがある閾値を越えるか否かの判定を行う(ステップS15)。
それは、嗜好車速を利用することができず、また、現在走行位置が地図データ31の道路上を走行していないため、地図データ31も利用できないときでも、高速道路は一般に車線幅Wrが一般道よりも広いことを利用して、高速道路/一般道の判別し、目標車速を補正するためである。
尚、高速道路は車線幅Wrが3.8m以上であることから、高速道路/一般道の判別する車線幅Wrの閾値としては例えば3.8mとすれば良い。
【0020】
ステップS15において、車線幅Wrが3.8m以上(高速道路)であると判定されるときには、設定された目標車速の上限値としてVhを設定し(ステップS16)、車線幅Wrが3.8m以下(一般道)であると判定されるときには、設定された目標車速の上限値としてVIを設定する(ステップS17)。
従って、車線幅Wrが3.8m以上であると判定される場合であって、設定された目標車速が推奨車速Vhを越えるときは、推奨車速Vhを目標車速としてACC制御を行うと共に、設定された目標車速が推奨車速Vhを越えないときは設定された目標車速に従ってACC制御を行う(ステップS18)。
また、ステップS15において、車線幅Wrが3.8m以下であると判定される場合であって、設定された目標車速が推奨車速VIを越えるときは、推奨車速VIを目標車速としてACC制御を行うと共に、設定された目標車速が推奨車速VIを越えないときは設定された目標車速に従ってACC制御を行う(ステップS19)。
尚、一般道は通常、3.2m以下であることが多いことから、高速道路/一般道の判別する車線幅Wrの閾値として、3.2m〜3.8mの間で変更しても良い。
【0021】
このように説明したように上述した車両速度制御装置によれば、実際に所定道路を走行した時の走行情報に基づいて(ステップS1〜S4)、乗員の嗜好速度に対応した目標車速に補正することができる(ステップS5〜S7)。
即ち、走行情報記憶部32は、車両が所定道路を走行した頻度及び該所定道路を走行した時の車速を記憶すると共に、目標車速補正手段11により前記頻度及び前記車速に基づいて目標車速を補正したため、つまり、目標車速を嗜好車速で制限したため、乗員の嗜好車速を正確に把握し、目標車速を適切に補正することができるという効果を奏する。
その結果、例えば、同じ道路でも高齢者や初心者等は比較的低速で走行するため嗜好車速は比較的低速となり、また、車両の運転に慣れた熟練者等は比較的高速で走行するため嗜好速度は比較的高速となり、乗員に応じた適切な目標速度としてそれぞれの嗜好車速が設定されることになる。
【0022】
また、本実施の形態では、嗜好車速で目標車速が制限される結果、ACC制御をキャンセルした後に、運転者が誤ってACC制御を再開させた時に、急加速を防止することができるという第2の効果を奏する。
例えば、目標車速を100km/hにセットしてACC制御で高速道路を走行した後、ACC制御を解除し、高速道路から一般道へ下りた場合に、仮に、レジュームスイッチ23を誤操作してACC制御を再開すると、直前の目標車速100km/hに到達するべく一般道において車両が急加速をする虞があった。
しかし、本実施の形態では、目標車速の上限が嗜好車速で制限されるため(ステップS5〜S7)、嗜好車速以上に急加速されることがなく、運転者の操作ミスを回避して安全運転が可能となる。
【0023】
また、本実施の形態では、現在位置に嗜好車速が記録されていない場合においても、地図データ31を利用することにより、更には、地図データが利用できないときでも、CCDカメラ100により道路幅Wrを計測し、高速道路/一般道を判別し、道路状態に応じて、推奨車速Vh,VI以下で走行するようにACC制御を行うので(ステップS8〜S13及びS14〜S19)、更に安全性を高めることができる。
尚、上記実施形態例では、所定道路に嗜好車速が設定きれている場合に目標車速の上限値を該嗜好車速とする構成としたが、嗜好車速をそのまま目標車速に設定してACC制御を行っても良い。また、地図データ31やCCDカメラ100により現在走行している道路が高速道路相当の道路や一般道路相当の道路であると判定された場合に、Vh、VIをそのまま目標車速に設定してACC制御を行っても良い。
また、本発明において目標車速を補正するとは、目標車速の上限値を嗜好車速や推奨車速とすることや、目標車速自体を嗜好車速や推奨車速とすることが含まれる。
【0024】
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る車両速度制御装置のブロック図を図2に示す。
この実施形態に係る車両速度制御装置は、図1に示す車両速度制御装置において、CCDカメラ100を省略したものである。
従って、本実施形態においては、車両が走行する走行路状態を検出することは行わないことになる。
【0025】
具体的には、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS14〜S19は行はないことになる。
尚、本実施形態においても、図4に示すように、使用頻度の高い道路においては嗜好速度に基づいて、目標車速を補正することができ(ステップ1〜S8)、また、使用頻度の低い道路においても地図データ31を利用することにより、高速道路/一般道を判別し、推奨車速VI,Vhにより、目標車速の上限値を制限する(ステップ9〜S13)ことができる点は前述した実施形態と略同様な効果を奏するものである。
また、車両にCCDカメラを設置する必要がないため、製造工程を簡略化することができると共に、コストを低下させることもできる。
尚、上記第1、第2実施形態では、ナビゲーション情報に基づいて現在走行中の道路が高速か否かを判別している(ステップS8〜S13)が、必ずしも判別が必要という訳ではない。
【0026】
〔第3の実施形態〕
本発明の第3の実施形態に係る車両速度制御装置のブロック図を図3に示す。
この実施形態に係る車両速度制御装置は、図1に示す車両速度制御装置において、メモリ30である地図データ記憶手段31及び走行情報記憶部32、GPSセンサ80及びIDカード検出器90を省略したものである。
従って、本実施形態においては、使用頻度に応じて嗜好速度を設定することは行わず、CCDカメラ100により、車両が走行する走行路状態を検出し、その検出結果に基づいて目標車速補正手段11が目標車速を補正することになる。
【0027】
具体例としては、前述した図4に示すフローチャートにおいて、ステップS1でACC機能がONと判定されれば、ステップS14〜S19に示すように、CCDカメラ100により道路幅Wrの計測し、目標車速補正手段11と道路幅Wrにより、高速道路/一般道の判別し、推奨車速VI,Vhにより、目標車速の上限値を制限することができる。
本実施形態においては、車両が走行する走行路状態を検出するため、実際の走行路に対応した適切な目標車速に補正できるという効果を奏する。
また、本実施形態においては、ドライバの嗜好車速を記録しないため、また、地図データ31も不要となるため、使用頻度の低い道路のとき特に有効である。
尚、本発明の上記第1から第3の実施形態例にそれぞれインフラ情報受信器を追加すると共に、豪雨等によりインフラから送られてくる速度規制情報を上記インフラ情報受信器が受信したときは、目標速度補正部11によって他の入力よりも優先させて目標車速の上限値又は目標車速自体を上記速度規制時の速度(例えば50Km/h)に設定する構成としても良い。
【0028】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発明においては、実際に所定道路を走行した時の走行情報に基づいて、乗員の嗜好速度に対応した目標車速に補正することができる。また、車両が走行する走行路状態を検出する走行路状態検出手段の検出結果に基づいて、目標車速を補正する目標車速補正手段を備えたため、実際の走行路に対応して適切に目標車速を補正することができる。更には、走行情報記憶手段に記憶された記憶データと走行路状態検出手段による検出値とに基づいて、前記目標車速を補正すれば、乗員の嗜好速度及び実際の走行路に対応した適切な目標車速に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車両速度制御装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る車両速度制御装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る車両速度制御装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る車両速度制御装置による目標速度の自動設定を行うフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両制御指令部
11 目標車速補正部
20 目標車速設定手段
21 セットスイッチ
22 車速設定スイッチ
23 レジュームスイッチ23
30 メモリ
40 車速センサ
50 エンジンECU
60 A/TECU
70 ブレーキ
80 GPSセンサ
90 IDカード検出器
100 CCDカメラ

Claims (2)

  1. 車両の実車速を検出する車速検出手段と、前記車両の目標車速を設定する目標車速設定手段とを有し、前記車速検出手段による実車速を前記目標車速設定手段による目標車速に一致させるように車両を制御する車両速度制御装置において、道路地図データを記憶した地図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記地図データ記憶手段と前記現在位置検出手段とに基づいて、前記道路地図上の所定道路を車両が走行した時の走行情報として前記所定道路を走行した頻度及び該所定道路を走行した時の車速を記憶する走行情報記憶手段と、前記走行情報記憶手段の記憶データである前記頻度及び前記車速に基づいて前記目標車速の上限値を設定する目標車速補正手段とを備えたことを特徴とする車両速度制御装置。
  2. 車両の実車速を検出する車速検出手段と、前記車両の目標車速を設定する目標車速設定手段とを有し、前記車速検出手段による実車速を前記目標車速設定手段による目標車速に一致させるように車両を制御する車両速度制御装置において、道路地図データを記憶した地図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記地図データ記憶手段と前記現在位置検出手段とに基づいて、前記道路地図上の所定道路を車両が走行した時の走行情報として前記所定道路を走行した頻度及び該所定道路を走行した時の車速を記憶する走行情報記憶手段と、車両が走行する走行路状態を検出する走行路状態検出手段を有し、前記走行情報記憶手段に記憶された記憶データである前記頻度及び前記車速と前記走行路状態検出手段による検出値とに基づいて、前記目標車速の上限値を設定する目標車速補正手段とを備えたことを特徴とする車両速度制御装置。
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