JP4879633B2 - 眼科装置 - Google Patents

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本発明は、被検眼の複数の眼特性を測定(検査)する眼科装置に関する。
診察室等の省スペース化や測定作業の手間の軽減や測定時間の短縮化を図るべく、第1の眼特性を測定するための第1測定部と第2の眼特性を測定するための第2測定部を有し、それぞれの測定部を用いて被検眼の測定を行うことにより被検眼の複数の眼特性を測定(検査)する機能を搭載した複合型眼科装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示する眼科装置では、被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定部と、所定のノズルから被検眼角膜に対して流体を噴射することにより被検眼の眼圧を非接触にて測定する眼圧測定部とが測定ユニットの筐体内に配置されている。そして、眼圧測定を行う場合には、眼屈折力測定部に対して眼圧測定部をさらに被検眼方向に移動させ、眼屈折力測定部で被検眼を測定する際の作動距離よりも短い作動距離で測定が行われる。
特開2004−313758号公報
ところで、上記のような複合型眼科装置において、被検眼の眼圧を測定する場合、検者が被検眼とノズル先端との間隔を側方より観察して、所定の間隔(例えば、8mm〜10mm)以上近づかないように安全ストッパーを掛けている(安全ストッパーの構成については特開平5−176895参照)。したがって、被検眼の眼屈折力と眼圧を連続で測定する場合には、眼屈折力測定後に前述のような安全ストッパーの設定を行う必要があるが、検者にとって手間であるし、測定時間の長期化につながる。
本発明は、上記問題点を鑑み、被検者と装置との接触を回避し、複数の眼特性の測定を効率よく行うことができる眼科装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検眼の第1の眼特性を測定するための光学系を有する第1測定部と,被検眼に対し前記第1測定部の作動距離よりも短い距離から被検眼の第2の眼特性を測定するための光学系を有する第2測定部とが配置され,基台に対して前後左右に移動可能な測定ユニットと、を有する眼科装置において、
前記第1測定部を用いて被検眼の第1の眼特性を測定したときの前記基台に対する前記測定ユニットの前後方向の位置情報を予め取得する位置情報取得手段と、
該位置情報取得手段にて予め取得された前記位置情報に基づいて,前記第2測定部を用いて被検眼の第2の眼特性を測定するときの前記基台に対する前記測定ユニットの被検眼側への移動限界位置情報を予め取得する移動限界位置情報取得手段と、
該移動限界位置情報取得手段により予め求めた前記移動限界位置情報に基づいて前記第2測定部を用いて測定を行う際の前記基台に対する前記測定ユニットの移動を規制する移動規制手段と、
を備えることを特徴とする眼科装置。

本発明によれば、被検者と装置との接触を回避しつつ、複数の眼特性の測定を効率よく行うことができる。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、眼圧、眼屈折力及び角膜形状を測定する眼科装置を例として説明する。図1は、本実施形態に係る眼科装置の外観構成図である。図1(a)は、眼屈折力、角膜形状測定時の状態を表すものであり、図1(b)は、眼圧測定時の状態を表すものである。
眼科装置は、基台1と、基台1に取り付けられた顔支持ユニット2と、基台1に対して左右方向(X方向)、前後(作動距離)方向(Z方向)に移動可能な測定部本体400と、を備える。そして、測定部本体400は、基台1に対してXZ方向に摺動可能な本体部3と、本体部3に積載される測定ユニット4と、測定ユニット4を本体部3に対して少なくとも前後方向に移動させるXZ駆動部7と、を有する。測定ユニット4は、被検眼Eの眼屈折力及び角膜形状の眼特性(第1の眼特性)を測定するための眼屈折力・角膜形状測定部4a(以下、レフ・ケラト測定部と記す)と、非接触で被検眼Eの眼圧(第2の眼特性)を測定するための眼圧測定部4bとを持ち、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの測定光軸Laと眼圧測定部4bの測定光軸Lbとが異なる高さとなるようにレフ・ケラト測定部4aと眼圧測定部4bが配置されている。そして、測定光軸Laと測定光軸Lbを被検眼に対して各々位置合わせして被検眼を測定することにより第1及び第2の眼特性を測定する。なお、眼圧測定部4bを用いる場合、被検眼に対しレフ・ケラト測定部4aの作動距離よりも短い距離から被検眼の眼圧を測定する。2aは顔支持ユニット2の一部に形成されたアイレベル確認マークであり、顔支持ユニット2に設けられた顎受け2bを上下方向に移動させる際の被検眼の高さの目安とするものである。
また、測定ユニット4は、本体部3に設けられたY駆動部6(上下動ユニット)により、被検眼に対して上下方向(図1に示すY方向)に移動される。また、Y駆動部6は、レフ・ケラト測定部4aや眼圧測定部4bの測定光軸が被検眼と略同じ高さになるように測定ユニット4を被検眼に対して上下方向に移動させる。したがって、Y駆動部6及びXZ駆動部7の駆動により、測定ユニット4は、本体部3に対して3次元方向に移動可能となる。なお、Y駆動部6及びXZ駆動部7としては、Y方向に移動可能なYテーブル上にX方向に移動可能なXテーブルを設け、このXテーブル上にZ方向に移動可能なZテーブルを設け、このZテーブルの上に測定ユニット4を搭載することにより構成できる。各テーブルの移動はXYZ用の各モータを駆動制御することにより行う。
また、眼圧測定部4aは、駆動部8の駆動によりレフ・ケラト測定部4aに対してZ方向に移動可能に配置されている。駆動部8は、眼圧測定部4bを用いて被検眼を測定する眼圧測定モードの際には眼圧測定部4bを被検眼Eに近づく方向に移動させ、レフ・ケラト測定部4aを用いて被検眼を測定するレフ・ケラト測定モードの際には眼圧測定部4bを被検眼Eから遠ざかる方向に移動させるために用いられる。
本体部3は、ジョイスティック5の操作により、基台1上をX方向及びZ方向に移動される。また、検者が回転ノブ5aを回転操作することにより、測定ユニット4はY駆動部6のY駆動によりY方向に移動される。ジョイスティック5の頂部には、測定開始スイッチ5bが設けられている。本体部3には、表示モニタ40が設けられている。
図2は、眼圧測定の際に被検眼とノズルの間隔を所定間隔以上近づかないようにするためのブレーキ機構について説明する図である。300は基台1に対して本体部3を前後方向に移動させるための前後方向移動機構であり、基台1に固定されたガイド軸301に沿って本体部3に固定された直動軸受302が移動することによって、基台1に対して本体部3が前後方向に移動可能な構成となっている。310は前述の前後方向移動機構300による基台1に対する本体部3の被検眼方向への移動を制止させるためのブレーキ機構であり、ジョイスティック5に対する検者による前後方向の操作によって基台1に対して本体部3が前後方向に移動すると、基台1に固定されたラック311によって本体部3に設けられた電磁ブレーキ312に連結されたピニオン313が回転するような構成となっている。ここで、電磁ブレーキ312は後述する制御部20に接続されており、電磁ブレーキ312を作動させるとピニオン313の回転が制止され、ラック311に対するピニオン313の前後移動が制止される。これにより、基台1に対する本体部3の被検眼方向への移動が規制される。このようにして安全ロックがかかると、検者がジョイスティック5を前後方向に操作しても、基台1に対して測定ユニット4が前後方向に移動しないため、結果的に、マニュアル操作による測定ユニット4の被検眼方向への移動を規制できる。
なお、本体部3に対して測定ユニット4を移動させるXZ駆動部7においても、眼圧測定の際に被検眼とノズルの間隔を所定間隔以上近づかないようにするために測定ユニット4の被検眼方向への移動を制止するブレーキ機構320を有する。この場合、XZ駆動部7に設けられた前後方向移動用のモータ7aの回転を制止させることによって、本体部3に対する測定ユニット4の被検眼方向への移動が規制される。なお、XZ駆動部7に設けられるブレーキ機構320についても、前述のブレーキ機構310と同様のものを用いるようにしてもよい。
以下、図3を用いて、本実施形態の眼科装置の光学系、眼圧測定部4bの流体噴射機構、及び本装置の制御系の構成について説明する。まず、眼屈折力測定光学系と角膜形状測定光学系を持つレフ・ケラト測定部4aの光学系について説明する。10は被検眼Eの眼屈折力を測定するための眼屈折力測定光学系である。測定光学系10は、眼Eの瞳孔中心部を介して眼Eの眼底Efにスポット状の測定指標を投影する投影光学系と、眼底Efから反射された眼底反射光を瞳孔周辺部を介してリング状に取り出し、二次元撮像素子にリング状の眼底反射像を撮像させる受光光学系と、から構成される。二次元撮像素子からの出力は、制御部20に入力される。
測定光学系10に用いられる測定光束を透過するダイクロイックミラー29は、固視標呈示光学系30からの固視標光束を眼Eに導き、被検眼Eの前眼部からの反射光を観察光学系50に導く。
固視標呈示光学系30は、可視光源31,固視標板32,投光レンズ33,全反射ミラー34、可視光透過・赤外光反射のダイクロイックミラー35,及び対物レンズ36を含み、ダイクロイックミラー29により測定光軸Laと同軸にされる。
眼Eの前眼部の前方には、眼Eの角膜Ecにリング指標を投影するための近赤外光を発するリング指標投影光学系45と、眼Eの角膜Ecに無限遠指標を投影することにより被検眼に対する作動距離方向のアライメント状態を検出するための近赤外光を発する作動距離指標投影光学系46が光軸Laに対して左右対称に配置されている。
観察光学系50は、固視標呈示光学系30の対物レンズ36及びダイクロイックミラー35が共用され、ダイクロイックミラー35の反射方向の光軸上に配置された,撮像レンズ51及び二次元撮像素子52を備える。撮像素子52は制御部20に接続されており、撮像素子52からの撮像信号は制御部20に入力される。これにより、被検眼Eの前眼部像は、二次元撮像素子52により撮像され、モニタ40上に表示される。
次に、眼圧測定部4bの構成について説明する。60は被検眼角膜に空気を噴射する空気(流体)吹付機構であり、ピストン62の移動によりシリンダ61内で圧縮された空気は、ノズル63を介して被検眼Eの角膜Ecに向けて噴射される。。64はノズル63を保持する透明なガラス板である。65はノズル63の背後に設けられた透明なガラス板である。66はシリンダ61内の圧力を検出する圧力センサである。圧力センサ66は制御部20に接続されており、圧力センサ66によって検出される検出信号は制御部20に入力され、眼圧値の算出に利用される。
次に、眼圧測定部4bの光学系について説明する。70は前眼部照明用の赤外光源であり、ノズル63の軸線と一致する光軸Lbを中心に4個配置されている。光源70による被検眼Eの前眼部像は、光軸Lb上に配置されたガラス板65,ハーフミラー71,対物レンズ72,ダイクロイックミラー73及びフィルタ74を介して、二次元撮像素子75により撮像される。なお、ダイクロイックミラー73は、赤外光を透過し可視光を反射する特性を持つ。また、フィルタ74は、光源70及び後述する光源80の光を透過し後述する光源90の光を透過しない特性を持つ。二次元撮像素子75により撮像された前眼部像は、制御部20へ入力されたのちに表示モニタ40上に表示される。
80はX方向及びY方向のアライメント用の赤外光源であり、その光は投影レンズ81,ハーフミラー71及びガラス板65を介して、角膜Ecに正面から投影される。光源80による角膜反射像は、ガラス板65からフィルタ74までを介して撮像素子75に撮像される。撮像素子75は制御部20に接続され、撮像素子75による撮像信号は制御部20に入力され、X方向及びY方向のアライメントに利用される。85は固視標投影用の可視光源であり、光源85により照明された固視標86の光は、投影レンズ87,ダイクロイックミラー73,対物レンズ72,ハーフミラー71及びガラス板65を介して、被検眼Eに向かう。
90は角膜Ecの変形状態検出用の赤外光源であり、光源90による光は、コリメータレンズ91により略平行光束とされて角膜Ecに投影される。光源90による角膜反射像は、受光レンズ92,フィルタ93,ハーフミラー94及びピンホール板95を介して、光検出器96により受光される。フィルタ93は、光源90の光を透過し光源70及び光源80の光を透過しない特性を持つ。これら光学系は、角膜Ecが所定の変形状態(偏平状態)のときに光検出器96の受光量が最大になるように配置されている。光検出器96は制御部20と接続されており、光検出器96からの検出信号は制御部20に入力され、眼圧値の算出に用いられる。
また、光源90及びコリメータレンズ91はZ方向のアライメント検出の指標投影系に共用され、光源90による角膜反射像は、受光レンズ92からハーフミラー94を介してPSDやラインセンサ等の一次元位置検出素子97に入射する。そして、位置検出素子97は制御部20と接続されており、位置検出素子97からの検出信号は制御部20に入力され、Z方向のアライメント検出に利用される。
なお、図2においては、説明の便宜上、これら角膜変形検出及び作動距離検出の光学系を上下に配置しているように図示したが、本来は被検眼に対して左右方向に配置されているものである。
次に、制御系の構成について説明する。装置全体の制御や測定値の算出等を行う制御部20は、レフ・ケラト測定部4aや眼圧測定部4bに備わる各部材の他、表示モニタ40、Y駆動部6、XZ駆動部7、駆動部8、測定結果等を記憶するメモリ21、回転ノブ5a、測定開始スイッチ5b、ブレーキ機構310、ブレーキ機構320、及び測定モード選択スイッチ24aや後述する安全ロックを解除するための解除スイッチ24b等の各種スイッチ群が配置されたスイッチ部24などが接続されている。
さらに、制御部20には、装置の固定部(基台1)に対して相対移動可能な測定ユニット4の相対位置(前後方向の位置情報)を求めるための前後位置検出機構110が接続されている。これにより、測定ユニット4の前後方向の位置を検出することが可能となる。測定ユニット4の前後位置を求める構成としては、例えば、基台1側に2つの光源110A及び110Bを配置し、測定ユニット4側に光源110A及び110Bの光束の入射を制限するスリット板112を備える一次元検出素子113を配置し、一次元検出素子113上で検出された2つのスリット像に基づいて基台1に対する測定ユニット4の相対位置が求めるような構成が考えられる(詳しくは、特開平9−149885号公報)。なお、前後位置検出機構110としては、これに限るものではなく、ポテンショメータ等を用いるようにしてもよい。なお、前後位置検出機構110によって検出する測定ユニット4の前後方向の位置情報としては、測定ユニット4の座標位置及び、所定の基準位置からの移動量であってもよい。
また、制御部20には、測定眼が左右眼の何れかであるかを検知するための左右眼検知機構200が接続されている。なお、左右眼検知機構としては、前述の前後位置検出機構110と同様な構成により、基台1に対する測定ユニット4の左右方向の位置情報を求めるものが考えられる。この場合、装置の左右中心位置に対する測定ユニット4の左右方向の位置から左右眼の検知を行うことができる。
以上のような構成を備える眼科装置において、その動作について説明する。本実施形態では、レフ・ケラト測定を行った後、眼圧を測定する連続測定モードの場合について説明する。
ここで、測定モード選択スイッチ24aにより連続測定モードに設定された場合、制御部20は、レフ・ケラト測定を行うための初期化を実行する。まず、制御部20は、顔支持ユニット2に形成されるアイレベル確認ライン2aと測定光軸Laが略同じ高さになるように測定ユニット4の高さ位置を調整する。また、制御部20は、駆動部8を駆動させることにより、眼圧測定部4bをレフ・ケラト測定部4aに対して装置本体側に後退させ(被検眼Eから遠ざかる方向に移動させ)、レフ・ケラト測定を行う際にノズル63の先端が被検者の額等に接触しないようにしておく。これにより、レフ・ケラト測定が可能な装置形態となる(図4(a)参照)。また、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を本体部3に対する原点位置に移動させておくことが好ましい。
以下の説明では、レフ・ケラト測定において、初めに右眼の測定を行い、右眼の測定が完了後、左眼の測定に移行する場合について説明する。まず、被検眼Eの右眼ERに対するレフ・ケラト測定部4aのX,Y及びZ方向のアライメントを行う。ここで、検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5及び回転ノブ5aを操作し、ラフなアライメントを行う。すると、二次元撮像素子52に撮像された前眼部像Fがモニタ40に表示されるようになり、やがて、リング指標投影光学系45によるリング指標R及び作動距離投影光学系46による無限遠指標像Mが撮像素子52により撮像される状態になる。
ここで、制御部20は、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの上下左右方向及び前後方向のアライメント状態を検出することができる。そこで、制御部20は、アライメント検出結果に基づいてY駆動部6及びXZ駆動部7を駆動制御することにより測定ユニット4をXYZの各方向に自動的に移動させる(自動アライメント)。これにより、被検眼Eとレフ・ケラト測定部4aとの詳細な位置合わせが行われる。この場合、制御部20は、例えば、撮像素子52によって検出されたリング指標Rの中心位置の座標を算出することにより被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの上下左右方向のアライメントずれ量を求めることができる。また、制御部20は、測定ユニット4が被検眼Eに対してZ(作動距離)方向にずれた場合に、作動距離指標投影光学系46による角膜Ec上の無限遠指標Mの間隔がほとんど変化しないのに対して、前述のリング指標Rの所定経線方向の像間隔が変化するという特性を利用して、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4の作動距離方向のアライメントずれ量を求めることができる。
このようにして、XYZ方向の被検眼に対するアライメントが完了したら自動的に測定が行われる。一方、オートショットがOFFの場合には、アライメントが完了して、検者から測定開始スイッチ5bが押されると、測定が開始される。
制御部20は、まず、撮像素子52にて撮像されたリング指標像Rの形状に基づいて眼Eの角膜形状を測定する。このとき、制御部20は、角膜形状の測定結果をモニタ40に表示する。そして、測定エラーを除いた測定値が所定数(例えば3個)得られたら、眼屈折力の測定に移行する。
制御部20は、測定開始信号の入力に基づき測定光学系10に設けられた測定光源を点灯させる。測定光源から出射された測定光は、図示なき測定光学系10の投光光学系、ダイクロイックミラー29を介して、被検眼の眼底Efに投影され、眼底Ef上でスポット状の点光源像を形成する。
眼底Ef上に形成された点光源像の光は、反射・散乱されて被検眼Eを射出し、ダイクロイックミラー29を透過したのち、図示なき測定光学系10の受光光学系を介してリング像として撮像素子に受光される。
このとき、はじめに眼屈折力の予備測定が行われ、予備測定の結果に基づいて光源31及び固視標板32が光軸方向に移動されることにより、被検眼Eに対して雲霧がかけられる。その後、雲霧がかけられた被検眼に対して眼屈折力の測定が行われる。
測定光学系10が持つ撮像素子からの出力信号は、メモリ21に画像データとして記憶される。その後、制御部20は、メモリ21に記憶されたリング画像に基づいて被検眼の眼屈折値、S(球面度数)、C(柱面度数)、A(乱視軸角度)の各値を演算し、測定結果をモニタ40に表示する。そして、測定エラーを除いた測定値が所定数(例えば3個)得られたら、眼屈折力測定を終了する。
眼屈折力及び角膜形状の測定によりそれぞれ予め定められた個数の測定結果が得られる等、所定の測定終了条件が満たされると、右眼の測定を完了とする。ここで、制御部20は、被検者の右眼のレフ・ケラト測定をした際の測定ユニット4の前後方向の位置情報ER(Z)をメモリ21に記憶させておく。この際、制御部20は、前述の左右眼検知機構200による被検眼の左右眼情報に対応づけて測定ユニット4の前後方向の位置情報ER(Z)を記憶する。なお、位置情報ER(Z)は前後位置検出機構110からの検出結果に基づいて取得可能である。なお、前述の測定ユニット4の前後位置情報ER(Z)を検出するタイミングとしては、右眼ERに対するアライメント完了時、や測定完了時などが考えられる。また、現在測定した被検眼が左右眼のいずれかであるかは、左右位置検出機構110からの左右検出信号に基づいて取得可能である。
右眼の測定が完了すると、表示モニタ40の画面上にFINISHの文字が表示されるので、検者は、これに基づいて左眼の測定に移行する。このとき、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を本体部3に対する原点位置に復帰させておく。
検者は、ジョイスティック5の操作により基台1に対して本体部3を右方向に移動させることにより、測定ユニット4を被検眼の左眼EL方向に移動させる(図5参照)。そして、右眼の測定と同様に、検者の手動操作によるレフ・ケラト測定部4aと被検眼とのラフな位置合わせ、制御部20の駆動制御による被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの自動アライメントによって、左眼ELとレフ・ケラト測定部4aとの位置合わせを行う。
このようにして、アライメントが完了したら自動的に左眼ELに対する測定が行われる。このとき、制御部20は、右眼測定時と同様に、被検眼の角膜形状・眼屈折力測定を行う。そして、所定の測定終了条件が満たされると、左眼の測定を完了とする。ここで、制御部20は、被検者の左眼ELのレフ・ケラト測定をした際の測定ユニット4の前後方向の位置情報EL(Z)を左右眼情報に対応付けてメモリ21に記憶しておく。
上記のように眼特性測定モードにて左右眼のレフ・ケラト測定が順次行われ、両眼の測定が完了したら、眼圧測定モードに移行する。なお、この時点で、眼光学特性測定時の測定ユニット4の前後方向の位置情報が左右眼情報に対応付けられた状態でメモリ21に記憶されている。
測定完了信号が発せられると、制御部20は、眼圧測定モードへの切換信号を自動的に発し、眼圧を測定するモードに切換える。この場合、測定モード選択スイッチ24aからの操作信号に応じて眼圧測定へのモード切換(選択)を行うようにしてもよい。
眼圧測定モードへの切換信号が入力されると、制御部20は、Y駆動部6を駆動させることにより測定ユニット4を下方向に移動させ、眼圧測定部4bの測定光軸Lbと被検眼Eとがほぼ同じ高さになるようにする(ラフで構わない)(図4(b)参照)。この場合、制御部20は、眼圧測定部4bの測定光軸Lbがレフ・ケラト測定部4aによる測定時の測定光軸Laと略同じ高さになるようにY駆動部6を制御する。
また、眼圧測定モードへの切換信号が入力されると、本体部3を後方へ移動する旨のメッセージがモニタ40に表示される。この表示に従って検者がジョイスティック5を手前に引くことにより本体部3が後方に移動され、前後位置検出機構110からの検出結果に基づいて測定ユニット4が所定の後方位置まで移動したことが検知されると、制御部20は、駆動部8の駆動によるレフ・ケラト測定部4aに対する眼圧測定部4bの前進動作が許可される。
眼圧測定部4bの前進が許可されると、制御部20は、駆動部8を駆動させることにより眼圧測定部4bを被検眼Eへ近づく方向に移動させ、ノズル63の先端をレフ・ケラト測定部4aの筐体前面より被検者側に位置する(せり出す)ようにしておく(図4(c)参照)。
以上の動作により、装置が眼圧測定可能な装置形態に移行する。(図4(c)参照)。そして、制御部20は、モニタ40に表示する画像を二次元撮像素子75からの撮像信号に切換える。以下の説明では、初めに左眼の眼圧測定を行い、左眼の測定が完了後、右眼の眼圧測定を行う場合について説明する。
ここで、被検眼Eの左眼ELに対する眼圧測定部4bのX、Y、Z方向のアライメントを行う。検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5を操作し、左眼ELに対する眼圧測定部4bのXZ方向のラフなアライメントを行う。ここで、光源90による角膜反射像が位置検出素子97に入射する状態になると、制御部20は、この検出結果に基づいてXZ駆動部7を駆動制御し、Z方向の詳細なアライメントを行う。また、制御部20は、撮像素子75の光源80による角膜反射像の検出結果に基づき、XZ駆動部7及び上下動ユニット6を駆動制御し、X方向及びY方向の詳細なアライメントを行う。
上記のようなアライメント動作において、本実施形態では、レフ・ケラト測定部4aを用いて被検眼の測定をしたときの測定ユニット4の前後方向の位置情報EL(Z)及びER(Z)に基づいて測定ユニット4の被検者側移動限界位置情報を取得し、取得された移動限界位置情報に基づいて眼圧測定部4bを用いて測定を行う際の測定ユニット4の移動を規制する。このとき、制御部20は、前述のような左右眼検知機構によって検知された左右眼情報に対応する前後位置情報をメモリ21から取得する。
図6は、眼圧測定とレフ・ケラト測定の場合における適正作動距離の違いについて説明する例である。本実施形態では、レフ・ケラト測定の際の適性作動距離WD1が約40mm程度であって、眼圧測定の際の適性作動距離WD2が約10mm程度に設定されている。そして、眼圧測定時には、レフ・ケラト測定部4aの筐体前面に対してノズル63の先端が一定量迫り出した状態となる。その迫り出し量Sは、例えば、WD1とWD2の差分として設定されている(WD1−WD2=40−10=30mm)。ここで、ΔZは、レフ・ケラト測定の際の適性作動距離WD1から迫り出し量Sを差し引いた距離から、さらに所定間隔ZSを差し引いた距離を示す。
ここで、被検眼とノズル63の先端との間隔が所定間隔ZSとなるときを被検眼方向における測定ユニット4の移動限界位置とすると、レフ・ケラト測定の際の測定ユニット4の前後方向の位置情報EL(Z)及びER(Z)に対して距離ΔZを加えた位置が測定ユニット4の被検者側移動限界位置EL(Z)+ΔZ及びER(Z)+ΔZとなる。なお、移動限界位置を取得する場合、前述のような演算処理によって求めるようにしてもよいし、レフ・ケラト測定時の測定ユニット4の前後方向の位置情報と移動限界位置との関係を求めたテーブルをメモリ21に記憶させておくようにしてもよい。
ここで、測定眼が左眼ELであると判別された場合、制御部20は、メモリ21に記憶された左眼に対応する測定ユニット4の前後位置情報EL(Z)を取得し、取得された測定ユニット4の前後位置情報EL(Z)に基づいて測定ユニット4の被検眼側への移動限界位置情報EL(Z)+ΔZを取得する。そして、制御部20は、前後位置検出機構110によって取得される現在の測定ユニット4の前後方向の位置が、測定ユニット4の前後方向の位置情報EL(Z)に対して距離ΔZ以上被検眼方向に動いたことを検知する(測定ユニット4が移動限界位置EL(Z)+ΔZに達したことを検知する)と、ブレーキ機構310及び320に対して制止信号を送り、左眼ELに対する測定ユニット4の被検眼方向への移動を規制する。これにより、左眼ELとノズル63の先端との間隔が所定間隔以上近づかないようにすることができる。このとき、測定部本体400がロックされ、測定部本体400の移動が不可となる。よって、検者がジョイスティック5を前後方向に操作しても、ノズル63の先端が左眼ELに接近しない状態となる。なお、制御部20は、上記のような安全ロック動作が作動した場合、測定部本体400がロックされたことをモニタ40に表示する。ここで、検者は、モニタ40の表示に応じて、顔支持ユニット2への被検者の顔の固定を再度行う等の対応をとる。その後、検者によって、解除スイッチ24bを押されると、制御部20は、スイッチ24bからの解除信号に応じてブレーキ機構310及び320による移動規制を解除する。このとき、検者は、ジョイスティック5を後方に操作させることにより、測定ユニット4と被検眼を遠ざけたのち、再度アライメントを行う。
左眼ELに対する眼圧測定部4bのX,Y及びZ方向のアライメントがそれぞれ許容範囲に入ると、制御部20は、自動的にトリガ信号を発し(またはアライメント完了の旨をモニタ40に表示することにより、検者が測定開始スイッチ5bを押してトリガ信号を入力し)、図示なきロータリソレノイドを駆動させる。ロータリソレノイドの駆動によりピストン62が移動されると、シリンダ61内の空気が圧縮され、圧縮空気がノズル63から角膜Ecに向けて吹き付けられる。角膜Ecは、圧縮空気の吹き付けにより徐々に変形し、扁平状態に達したときに光検出器96に最大光量が入射される。制御部20は、圧力センサ66からの出力信号と光検出器96からの出力信号とに基づき眼圧値を求める。そして、測定結果を表示モニタ40に表示する。ここで、所定の測定終了条件が満たされると、左眼の測定を完了とする。左眼の測定が完了したら、検者は、右眼の測定に移行する。
検者は、ジョイスティック5を一旦手前に引いてから、右眼の正面にノズル63を移動させる。ここで、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を本体部3に対する原点位置(XZ方向)に復帰させておく。
そして、検者は、被検眼Eの右眼ERに対する眼圧測定部4bのX,Y及びZ方向のアライメントを行う。検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5を操作し、ラフなアライメントを行う。この場合、左眼の眼圧測定の際と同様に、検者の手動操作による眼圧測定部4bと右眼ERとのラフな位置合わせ、制御部20の駆動制御による被検眼に対する眼圧測定部4aの自動アライメントによって、右眼ERと眼圧測定部4aとの位置合わせを行う。このようにして、アライメントが完了したら自動的に右眼ERの眼圧測定が行われる。
なお、測定眼が右眼ELであると判別された場合、制御部20は、メモリ21に記憶された右眼に対応する測定ユニット4の前後位置情報ER(Z)を取得し、取得された測定ユニット4の前後位置情報ER(Z)に基づいて測定ユニット4の被検眼側への移動限界位置情報ER(Z)+ΔZを取得する。そして、制御部20は、前後位置検出機構110によって取得される現在の測定ユニット4の前後方向の位置が、測定ユニット4の前後方向の位置情報ER(Z)に対して距離ΔZ以上被検眼方向に動いたことを検知する(測定ユニット4が移動限界位置ER(Z)+ΔZに達したことを検知する)と、ブレーキ機構310及び320に対して制止信号を送り、右眼ERに対する測定ユニット4の被検眼方向への移動を規制する。これにより、右眼ERとノズル63の先端との間隔が所定間隔以上近づかないようにすることができる。このとき、測定部本体400がロックされ、測定部本体400の移動が不可となる。この場合、検者がジョイスティック5を前後方向に操作しても、ノズル63の先端が右眼ERに接近しない状態となる。
以上示したように、レフ・ケラト測定部4aによるレフ・ケラト測定終了後、眼圧を測定する際に、レフ・ケラト測定時に記憶された測定ユニット4の前後方向の位置情報に基づいて眼圧測定部4bのノズル63が所定距離以上被検眼に接近しないように測定ユニット4を制止する制御を行うことにより、被検者のノズル63との接触を保護しつつ、レフ・ケラト測定と眼圧測定をスムーズに行うことができる。
また、以上のように測定部本体400にロックがかかった後、制御部20は、測定ユニット4(ノズル63)を所定量(例えば、3mm)だけ後進させた後、ロックを解除するようにしてもよい(図7のフローチャート参照)。より具体的には、制御部20は、XZ駆動部7のモータ7aを駆動させることにより測定ユニット4を被検眼から遠ざかる方向に移動させ、前後位置情報検出機構110からの検出結果に基づいて測定ユニット4が所定量移動したことが検知されたら、電磁ブレーキ312による前後方向移動機構300の制止状態を解除する。このようにすれば、検者のジョイスティック5の操作によって測定ユニット4を後方に移動させる手間を軽減することができる共に、被検眼に対するアライメント動作にスムーズに復帰することができる。この場合、制御部20は、ノズル63と被検眼との距離が所定距離以上確保された旨をモニタ40に表示する。なお、前述のように自動でノズル63を退避させるものに限るものではなく、スイッチ部24に設けた所定の退避スイッチからの操作信号を退避動作のトリガとしてもよい。
なお、前述のようにXZ駆動部7の駆動により測定ユニット4を被検眼から遠ざかる方向に移動させる場合、測定ユニット4の移動にロックがかかった時点で、XZ駆動部7の移動可能範囲の後方限界位置に達してしまい、被検眼とノズル63との接近状態を解除できないことが考えられる。この場合、XZ駆動部7による測定ユニット4の前後移動において、被検眼と測定ユニット4との前後方向の自動アライメントを行うためのアライメント用移動可能範囲に加えて、測定ユニット4を後進させるための後進用移動可能範囲を設定するようにしてもよい。この場合、制御部20は、通常のアライメント動作時においては、測定ユニット4の移動可能範囲をアライメント用移動範囲に設定し、設定した範囲内で測定ユニット4を前後方向に移動させる。一方、制御部20は、測定部本体400のロックがかかった場合には、測定ユニット4の移動可能範囲をアライメント用移動可能範囲に後進用移動可能範囲を加えた範囲に設定し、後進用移動可能範囲を利用して測定ユニット4を後進させる。
また、眼圧測定での被検眼に対するアライメント中に、突然前後動が制限されると操作性が損なわれる可能性がある。そこで、制御部20は、モニタ40の表示画面上に被検眼側移動限界位置までの距離を表示するようにしてもよい。例えば、前述のように取得される移動限界位置情報と、前後位置検出機構110によって検出される現在の測定ユニットの前後方向の位置情報との偏位量を求め、これに基づいて限界位置までの距離をインジケータ等で表現することが考えられる。このようにすれば、検者は、被検眼に対するアライメント中に直感的に移動限界位置を知ることができるので、操作性を向上させることができる。なお、測定ユニット4が制限位置に達したときには、制御部20は、モニタ40の画面上にその旨を表示する。
また、レフ・ケラト測定時において被検眼と測定ユニット4との位置関係を正確に記憶するために、被検者の顔が顔支持ユニット2に適切に固定されているかを検知するための検知手段を設けるようにしてもよい。例えば、顔支持ユニット4の額当ての接触センサを設け、レフ・ケラト測定中に被検者の額が額当てに接しているか否かを検知し、被検者の額が額当てに接していなければ、モニタ40の画面上に警告表示を行うようにしてもよい。また、被検者の額が額当てに接していない場合には、強制的に測定ユニット4の前後方向の移動を制限するようにしてもよい。なお、眼圧測定時の脈波を利用して眼圧測定を行うための脈波センサを接触センサとして用いるようにしてもよい。
なお、以上の説明においては、レフ・ケラト測定部4aを用いて被検眼を測定したときの基台1に対する測定ユニット4の相対的な位置を検出するような構成としたが、これに限るものではなく、レフ・ケラト測定部4aを用いて被検眼を測定したときの測定部本体400の前後方向の位置情報が取得できるものであればよい。例えば、基台1に対する本体部3の前後方向の位置情報をポテンショメータ等で取得し、その位置情報に基づいて基台1に対する本体部3の被検眼側移動限界位置を取得するようにしてもよい。
なお、以上の説明においては、測定部本体400の被検眼方向への移動を規制する場合に、基台1に対する本体部3の移動と、本体部3に対する測定ユニット4の移動とを規制するような構成としたが、これに限るものではない。例えば、本体部3に対する測定ユニット4の移動量が小さいような場合、基台1に対する本体部3の移動のみを規制するようにしてもよい。
本実施形態に係る眼科装置の外観構成図である。 眼圧測定の際に被検眼とノズルの間隔を所定間隔以上近づかないようにするためのブレーキ機構について説明する図である。 本実施形態の眼科装置の光学系、眼圧測定部の流体噴射機構、及び本装置の制御系の構成について説明する図である。 レフ・ケラト測定モードから眼圧測定モードに移行する際の装置形態の変化を示す図である。 レフ・ケラト測定部を用いて左右眼を測定する際の図である。 眼圧測定とレフ・ケラト測定の場合における適正作動距離の違いについて説明する例である。 安全ロック動作について説明するフローチャートである。
符号の説明
3 本体部
4 測定ユニット
4a レフ・ケラト測定部
4b 眼圧測定部
7 XZ駆動部
20 制御部
110 前後位置検出機構
300 前後方向移動機構
310、320 ブレーキ機構
400 測定部本体

Claims (1)

  1. 被検眼の第1の眼特性を測定するための光学系を有する第1測定部と,被検眼に対し前記第1測定部の作動距離よりも短い距離から被検眼の第2の眼特性を測定するための光学系を有する第2測定部とが配置され,基台に対して前後左右に移動可能な測定ユニットと、を有する眼科装置において、
    前記第1測定部を用いて被検眼の第1の眼特性を測定したときの前記基台に対する前記測定ユニットの前後方向の位置情報を予め取得する位置情報取得手段と、
    該位置情報取得手段にて予め取得された前記位置情報に基づいて,前記第2測定部を用いて被検眼の第2の眼特性を測定するときの前記基台に対する前記測定ユニットの被検眼側への移動限界位置情報を予め取得する移動限界位置情報取得手段と、
    該移動限界位置情報取得手段により予め求めた前記移動限界位置情報に基づいて前記第2測定部を用いて測定を行う際の前記基台に対する前記測定ユニットの移動を規制する移動規制手段と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
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