JP2021159286A - 眼科装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被検眼の測定または検査を容易に行うことができる眼科装置を提供する。【解決手段】 被検眼の測定または検査を行う眼科装置において、被検眼の測定または検査を行うための光学系を有する検眼部を備えた装置本体部と、装置本体部へ着脱可能に保持され、検眼部を駆動させる操作信号を入力するためのジョイスティックと、操作信号に基づいて装置本体部を制御する制御手段と、ジョイスティックが装置本体部から取り外された状態で、ジョイスティックと制御手段との無線通信を可能とする無線通信手段と、を備え、制御手段は、ジョイスティックが装置本体部へ装着された状態と、ジョイスティックが装置本体部から取り外された状態と、のいずれにおいても、検眼部を制御することが可能である。【選択図】 図1
Description
本開示は、被検眼の測定または検査を行う眼科装置に関する。
従来の眼科装置として、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、眼底カメラ、OCT、SLO、等が知られている。例えば、これらの眼科装置では、被検眼と測定光軸が所定の位置関係となるように、ジョイスティック機構を用いて、検眼部を移動させる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、眼科装置を用いた測定または検査では、眼科装置の構造上、検者が被検者の対面からジョイスティック機構を操作している。しかし、例えば、被検者の開瞼を補助しながらの測定または検査等、被検者の対面からでは操作しづらい状況があった。
本開示は、上記従来技術に鑑み、被検眼の測定または検査を容易に行うことができる眼科装置の提供を技術課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
本開示に係る眼科装置は、被検眼の測定または検査を行う眼科装置であって、前記被検眼の測定または検査を行うための光学系を有する検眼部を備えた装置本体部と、前記装置本体部へ着脱可能に保持され、前記検眼部を駆動させる操作信号を入力するためのジョイスティックと、前記操作信号に基づいて前記装置本体部を制御する制御手段と、前記ジョイスティックが前記装置本体部から取り外された状態で、前記ジョイスティックと前記制御手段との無線通信を可能とする無線通信手段と、を備え、前記制御手段は、前記ジョイスティックが前記装置本体部へ装着された状態と、前記ジョイスティックが前記装置本体部から取り外された状態と、のいずれにおいても、前記検眼部を制御することが可能であることを特徴とする。
<実施形態>
本開示に係る眼科装置の実施形態について説明する。
本開示に係る眼科装置の実施形態について説明する。
例えば、本実施形態における眼科装置(例えば、眼屈折力測定装置1)は、被検眼の測定または検査を行う。例えば、眼科装置は、検眼部、装置本体部、ジョイスティック、制御手段、無線通信手段、等を備える。
検眼部(例えば、検眼部2)は、被検眼の測定または検査を行うための光学系を有する。装置本体部(例えば、装置本体部10)は、少なくとも、検眼部を有する。ジョイスティック(例えば、ジョイスティック機構80)は、装置本体部へ着脱可能に保持され、検眼部を駆動させる操作信号を入力するために用いられる。制御手段(例えば、制御部70)は、ジョイスティックからの操作信号に基づいて、装置本体部を制御する。無線通信手段(例えば、無線通信部100)は、ジョイスティックが装置本体部から取り外された状態で、ジョイスティックと制御手段との無線通信を可能とする。
なお、例えば、眼科装置は、ジョイスティックが装置本体部へ装着された状態と、ジョイスティックが装置本体部から取り外された状態と、のいずれにおいても、検眼部の制御が可能である。これによって、検者は、被検者の対面(装置の正面)のみならず、検査や測定を行いやすい任意の位置にジョイスティックを移動させて操作することができる。
例えば、ジョイスティックは、検出手段(例えば、第1検出部85)を備える。検出手段は、ジョイスティックの傾倒を検出する。例えば、検出手段は、ジョイスティックの傾倒を検出することが可能な位置であれば、ジョイスティックのいずれの位置に設けられてもよい。一例としては、ジョイスティックが有する操作桿(例えば、操作桿81)、回転ノブ(例えば、回転ノブ83)、等の少なくともいずれかの位置に設けられてもよい。なお、例えば、操作桿は、傾倒操作によって操作信号を入力することが可能であり、回転ノブは、回転操作によって操作信号を入力することが可能であってもよい。
例えば、検出手段は、ジョイスティックを傾倒させた際の移動量が多い位置に設けられてもよい。例えば、検出手段は、ジョイスティックの上部に設けられてもよい。一例としては、操作桿の上部に設けられてもよい。また、一例としては、操作桿の上部に設けられた回転ノブに設けられてもよい。例えば、このような構成とすれば、検出手段によるジョイスティックの傾倒が、より検出されやすい。
例えば、検出手段としては、ジョイスティックの傾倒を検出することが可能なセンサであれば、いずれのセンサを利用してもよい。一例として、検出手段には、角速度センサ(ジャイロセンサ)を用いてもよい。例えば、角速度センサで単位時間当たりの回転方向および回転角を算出することで、ジョイスティックの傾倒方向および傾倒角度を容易に検出することができる。
例えば、制御手段は、上記のような、検出手段を備えたジョイスティックの傾倒に応じて入力される操作信号に基づき、装置本体部を制御して、検眼部を移動させることができる。このため、検者がジョイスティックを任意の位置に移動させて操作する場合であっても、検眼部を容易に移動させることができる。
<実施例>
本開示に係る実施例について説明する。
<実施例>
本開示に係る実施例について説明する。
本実施例の眼科装置は、被検眼の測定または検査を行う装置である。例えば、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、角膜形状測定装置、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、眼底カメラ、OCT(Optical Coherence Tomography)、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)、等が挙げられる。
以下では、眼科装置として、眼屈折力測定装置を一例に挙げる。例えば、眼屈折力測定装置は、被検眼の眼屈折力を他覚的に測定する。例えば、眼屈折力測定装置は、片眼毎に測定を行ってもよいし、両眼同時に(両眼視で)測定を行ってもよい。
図1は、眼屈折力測定装置の外観図である。図1では、眼屈折力測定装置の左右方向をX方向、上下方向をY方向、前後方向をZ方向として表している。
眼屈折力測定装置1は、装置本体部10と、ジョイスティック機構80と、を備える。さらに、装置本体部10とジョイスティック機構80は、後述の無線通信部100を備える。
<装置本体部>
装置本体部10は、検眼部2、駆動部3、顔支持部4、表示部5、可動部6、基台7、軸受部7a、制御部70、等を備える。例えば、検眼部2は、被検眼Eの眼屈折力を測定する。例えば、駆動部3は、検眼部2を基台7に対して、左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)、および前後方向(Z方向)に移動させる。例えば、顔支持部4は、額当てと顎台を備えてもよい。例えば、表示部5は、被検眼Eの観察画像、被検眼Eの測定結果、等の少なくともいずれかを表示する。
装置本体部10は、検眼部2、駆動部3、顔支持部4、表示部5、可動部6、基台7、軸受部7a、制御部70、等を備える。例えば、検眼部2は、被検眼Eの眼屈折力を測定する。例えば、駆動部3は、検眼部2を基台7に対して、左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)、および前後方向(Z方向)に移動させる。例えば、顔支持部4は、額当てと顎台を備えてもよい。例えば、表示部5は、被検眼Eの観察画像、被検眼Eの測定結果、等の少なくともいずれかを表示する。
<検眼部>
図2は、眼屈折力測定装置の光学系と制御系を示す図である。
図2は、眼屈折力測定装置の光学系と制御系を示す図である。
検眼部2は、被検眼Eの眼屈折力を測定するための光学系を備える。例えば、測定光学系20、固視標呈示光学系40、指標投影光学系50、観察光学系(撮像光学系)60、等を備える。
測定光学系20は、投影光学系(投光光学系)20aと、受光光学系20bと、を有している。投影光学系20aは、被検眼Eにおける瞳孔中心部を介して、被検眼Eの眼底に測定光束を投影する。受光光学系20bは、眼底により反射された測定光束の反射光束を、瞳孔周辺部を介してリング状に取り出し、主に眼屈折力の測定に用いるリング状の眼底反射像を撮像する。
投影光学系20aは、光源21と、リレーレンズ22と、ホールミラー23と、対物レンズ24と、を光軸L1上に有している。光源21は、リレーレンズ22から対物レンズ24、および、瞳孔中心部を介して眼底にスポット状の光源像を投影する。光源21は、移動機構33によって光軸L1方向に移動される。ホールミラー23には、リレーレンズ22を介した光源21からの光束を通過させる開口が設けられている。ホールミラー23は、被検眼の瞳孔と光学的に共役な位置に配置されている。
受光光学系20bは、ホールミラー23と、対物レンズ24と、を投影光学系20aと共用する。また、受光光学系20bは、リレーレンズ26と、全反射ミラー27と、を有している。更に、受光光学系20bは、受光絞り28と、コリメータレンズ29と、リングレンズ30と、撮像素子31と、をホールミラー23の反射方向の光軸L2上に有している。撮像素子31には、エリアCCD等の二次元受光素子を用いることができる。受光絞り28、コリメータレンズ29、リングレンズ30、及び撮像素子31は、移動機構33によって、投影光学系20aの光源21と一体的に光軸L2方向に移動される。移動機構33によって光源21が眼底と光学的に共役な位置に配置される場合、受光絞り28及び撮像素子31も、眼底と光学的に共役な位置に配置される。
リングレンズ30は、対物レンズ24からコリメータレンズ29を介して導かれる眼底反射光を、リング状に整形するための光学素子である。リングレンズ30は、リング状のレンズ部と、遮光部と、を有している。また、受光絞り28及び撮像素子31が、眼底と光学的に共役な位置に配置される場合、リングレンズ30は、被検眼Eの瞳孔と光学的に共役な位置に配置される。撮像素子31では、リングレンズ30を介したリング状の眼底反射光(以下、リング像という)が受光される。撮像素子31は、受光したリング像の画像情報を、制御部70に出力する。その結果、制御部70では、表示部5へのリング像の表示、およびリング像に基づく眼屈折力の算出、等が行われる。
本実施例では、対物レンズ24と被検眼Eとの間に、ダイクロイックミラー39が配置されている。ダイクロイックミラー39は、光源21から出射された光、および、光源21からの光に応じた眼底反射光を透過する。また、ダイクロイックミラー39は、後述の固視標呈示光学系40からの光束を被検眼Eに導く。更に、ダイクロイックミラー39は、後述の指標投影光学系50からの光の前眼部反射光を反射して、その前眼部反射光を、後述の観察光学系60に導く。
固視標呈示光学系40は、光源41、固視標42、リレーレンズ43、反射ミラー46、をダイクロイックミラー39の反射方向の光軸L4上に有している。固視標42は、他覚屈折力測定時に被検眼Eを固視させるために使用される。例えば、光源41によって固視標42が照明されることによって、被検眼Eに呈示される。
光源41及び固視標42は、駆動機構48によって光軸L4方向に一体的に移動される。光源41及び固視標42の移動によって、固視標の呈示位置(呈示距離)を変更してもよい。これによって、被検眼Eに雲霧をかけて屈折力測定を行うことができる。
指標投影光学系50は、主に、被検眼Eに対する光学系の位置合わせ(アライメント)に用いられる指標を前眼部に投影する。この場合、指標投影光学系50は、被検眼Eに対する光学系のXY方向又はZ方向の少なくともいずれかに位置合わせ(アライメント)に用いられる指標を前眼部に投影する。
指標投影光学系50は、例えば、リング指標投影部51と、指標投影部52と、を備える。リング指標投影部51は、被検眼Eの角膜に拡散光を投影し、リング指標(いわゆるマイヤーリング)を投影する。リング指標投影部51は、本実施例の眼屈折力測定装置1では、被検眼Eの前眼部を照明する前眼部照明としても用いられる。指標投影部52は、被検眼Eの角膜に平行光を投影し、無限遠指標を投影する。
観察光学系60は、撮像レンズ61と、撮像素子62と、をハーフミラー63の反射方向の光軸L3上に備える。撮像素子62は、被検眼Eの前眼部と光学的に共役な位置に配置される。撮像素子62は、リング指標投影部51によって照明される前眼部を撮像する。撮像素子62からの出力は、制御部70に入力される。その結果、撮像素子62によって撮像される被検眼Eの前眼部画像が、表示部5に表示される(図2参照)。また、撮像素子62では、指標投影光学系50によって被検眼Eの角膜に形成されるアライメント指標像(本実施例では、リング指標および無限遠指標)が撮像される。その結果、制御部70は、撮像素子62の撮像結果に基づいてアライメント指標像を検出できる。これによって、制御部70は、アライメント状態の適否を、アライメント指標像が検出される位置に基づいて判定できる。
<可動部>
例えば、可動部6は、表示部5の位置を移動させる。例えば、可動部6は、検眼部2の上面に、水平方向へ移動可能に取り付けられる。例えば、可動部6は、回転軸、スライダ、ガイドレール、等の少なくともいずれかによって、水平方向へ移動可能に取り付けられてもよい。例えば、可動部6には、表示部5が保持されており、可動部6の移動にともなって、表示部5は水平方向に移動される。
例えば、可動部6は、表示部5の位置を移動させる。例えば、可動部6は、検眼部2の上面に、水平方向へ移動可能に取り付けられる。例えば、可動部6は、回転軸、スライダ、ガイドレール、等の少なくともいずれかによって、水平方向へ移動可能に取り付けられてもよい。例えば、可動部6には、表示部5が保持されており、可動部6の移動にともなって、表示部5は水平方向に移動される。
なお、可動部6は、表示部5の上下を反転可能に保持してもよい。例えば、可動部6は、表示部5を水平軸回りに回転させ、上下を反転させた状態で、被検者側に表示画面を向けてもよい。これによって、検者は、被検者側に立って測定する場合であっても、表示部5の表示画面を確認することができる。
<軸受部>
例えば、軸受部7a(図3および図4参照)は、基台7に設けられる。例えば、軸受部7aは、ジョイスティック機構80を保持する。例えば、軸受部7aは、嵌合部8、移動板9、等を備える。例えば、嵌合部8は、後述の操作軸82と嵌合する。例えば、嵌合部8は、球体部8aおよび球体部8bを有する。例えば、嵌合部8は、強磁性体91bを有してもよい。例えば、移動板9は、球体部8bと係合する。
例えば、軸受部7a(図3および図4参照)は、基台7に設けられる。例えば、軸受部7aは、ジョイスティック機構80を保持する。例えば、軸受部7aは、嵌合部8、移動板9、等を備える。例えば、嵌合部8は、後述の操作軸82と嵌合する。例えば、嵌合部8は、球体部8aおよび球体部8bを有する。例えば、嵌合部8は、強磁性体91bを有してもよい。例えば、移動板9は、球体部8bと係合する。
例えば、嵌合部8は、球体部8aの球中心を回転基準として、左右方向(X方向)および前後方向(Z方向)へ、傾倒可能となっている。嵌合部8が傾倒すると、球体部8bの位置が移動する。球体部8bの位置が移動すると、移動板9の位置が移動する。なお、このような、ジョイスティック機構80の傾倒(ここでは、嵌合部8の傾倒)にともなう移動板9の移動機構は、従来と同様に構成することができる。
<制御部>
制御部70は、一般的なCPU(Central Processing Unit)71、ROM72、RAM73、等を備える。例えば、CPUは、眼屈折力測定装置1における各種の制御を司る。例えば、ROM72には、CPUが実行するプログラム等が記憶されている。例えば、RAM73は、各種の情報を一時的に記憶する。
制御部70は、一般的なCPU(Central Processing Unit)71、ROM72、RAM73、等を備える。例えば、CPUは、眼屈折力測定装置1における各種の制御を司る。例えば、ROM72には、CPUが実行するプログラム等が記憶されている。例えば、RAM73は、各種の情報を一時的に記憶する。
制御部70は、検眼部2、駆動部3、表示部5、ジョイスティック機構80、後述の無線通信部100、記憶部74、等と電気的に接続されている。例えば、記憶部74は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体であってもよい。記憶部74としては、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、USBメモリ、等を使用することができる。
<ジョイスティック機構>
図3は、ジョイスティック機構80の外観図である。図4は、ジョイスティック機構80の内部構成図である。
図3は、ジョイスティック機構80の外観図である。図4は、ジョイスティック機構80の内部構成図である。
ジョイスティック機構80は、装置本体部10へ着脱可能に設けられる。例えば、ジョイスティック機構80は、装置本体部10の基台7に設けられた軸受部7aへ、着脱可能に設けられる。ジョイスティック機構80と軸受部7aは、強磁性体(例えば、磁石)91により固定される。より詳細には、ジョイスティック機構80における後述の操作軸82に設けられた強磁性体91aと、軸受部7aにおける嵌合部8に設けられた強磁性体91bと、の磁力によって固定される。例えば、ジョイスティック機構80と軸受部7aとの間に生じる磁力よりも大きな力を加えることで、ジョイスティック機構80は軸受部7aから取り外される。
ジョイスティック機構80は、操作桿81、操作軸82、回転ノブ83、測定ボタン84、第1検出部85、第2検出部86、第3検出部87、等を備える。
例えば、操作桿81は、検眼部2を基台7に対して左右方向および前後方向の少なくともいずれかの方向へ移動させるための移動信号を入力することができる。例えば、操作桿81はレバーであり、検者によって傾倒される。
例えば、操作桿81は操作軸82を有し、操作桿81の内部を操作軸82が貫通する。例えば、操作軸82の上端は、第3検出部87を介して、測定ボタン84に連結される。例えば、操作軸82の下端は、強磁性体81aを有し、嵌合部8に嵌合する。
例えば、回転ノブ83は、検眼部2を基台7に対して上下方向へ移動させるための移動信号を入力することができる。例えば、回転ノブ83は、操作桿81の側面に設けられる。例えば、回転ノブ83はダイヤルであり、検者によって回転される。
例えば、測定ボタン84は、検眼部2による被検眼Eの測定を開始させるための測定開始信号を入力することができる。例えば、測定ボタン84は、操作桿81の上面に設けられる。例えば、測定ボタン84は押しボタンであり、検者によって押圧される。
例えば、第1検出部85は、操作桿81に設けられる。第1検出部85は、操作桿81が傾倒されたことを検出し、移動信号を制御部70へ送信する。例えば、操作桿81が左右前後方向のいずれかの方向へ傾倒されると、検眼部2を操作桿81の傾倒方向と同一の方向へ移動させるための移動信号が出力される。例えば、第1検出部85には、角速度センサ(ジャイロセンサ)を用いてもよい。
第1検出部85は、操作桿81の傾倒を検出することが可能であれば、いずれの位置に設けられてもよい。例えば、第1検出部85は、操作桿81の上部に設けられる。例えば、操作桿81における長手方向の半分の位置Pよりも上側に設けられる。この場合、操作桿81の上面、操作桿81の側面、操作桿81が有する操作軸82、等の少なくともいずれかの位置でもよい。例えば、本実施例では、第1検出部85が操作軸82に設けられる。
もちろん、第1検出部85は、操作桿81に限定されず、回転ノブ83に設けられてもよい。例えば、この場合、第1検出部85は、回転ノブ83の側面、回転ノブ83の内部、等の少なくともいずれかの位置に設けられてもよい。
なお、第1検出部85は、その検出感度を向上させるため、操作桿81を傾倒させた際、大きく弧を描くような位置に設けることが好ましい。言い換えると、操作桿81を傾倒させた際、操作桿81の移動量が多い位置に設けることが好ましい。
例えば、第2検出部86は、回転ノブ83に設けられる。第2検出部86は、回転ノブ83が回転されたことを検出し、移動信号を制御部70へ送信する。例えば、回転ノブ83が左回りに回転されると、検眼部2を上方向へ移動させるための移動信号が出力され、回転ノブ83が右回りに回転されると、検眼部2を下方向に移動させるための移動信号が出力される。例えば、第2検出部86には、位置センサ(一例として、エンコーダ)を用いてもよい。
例えば、第3検出部87は、測定ボタン84に連結される。第3検出部87は、測定ボタン84が押圧されたことを検出し、測定開始信号を制御部70へ送信する。例えば、第3検出部87は、測定ボタン84が円環形状である場合、測定ボタン84の中央に配置されてもよい。例えば、第3検出部87には、荷重センサ、圧力センサ、等の少なくともいずれかを用いてもよい。
<無線通信部>
眼屈折力測定装置1において、装置本体部10とジョイスティック機構80は、無線通信部100を備える。無線通信部100は、装置本体部10とジョイスティック機構80とを無線で接続することが可能である。一例として、装置本体部10とジョイスティック機構80とを、赤外線、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、等の少なくともいずれかにより接続することが可能である。
眼屈折力測定装置1において、装置本体部10とジョイスティック機構80は、無線通信部100を備える。無線通信部100は、装置本体部10とジョイスティック機構80とを無線で接続することが可能である。一例として、装置本体部10とジョイスティック機構80とを、赤外線、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、等の少なくともいずれかにより接続することが可能である。
例えば、無線通信部100は、装置本体部10からジョイスティック機構80が取り外された状態で、装置本体部10とジョイスティック機構80との無線通信を可能とする。もちろん、無線通信部100は、装置本体部10にジョイスティック機構80が装着された状態であっても、装置本体部10とジョイスティック機構80との無線通信が可能である。
無線通信部100は、送信部101、受信部102、等を備える。例えば、送信部101は、ジョイスティック機構80の操作により入力された操作信号を、受信部102に向けて送信する。例えば、操作桿81の傾倒により入力された移動信号、回転ノブ83の回転により入力された移動信号、測定ボタン84の押圧により入力された測定開始信号、等の少なくともいずれかを、受信部102に向けて送信する。例えば、受信部102は、送信部101から送信された各々の操作信号(移動信号および測定開始信号)を受信し、これらを制御部70へ入力する。例えば、制御部70は、各々の操作信号に基づいて、検眼部2を制御する。
<制御動作>
上記の眼屈折力測定装置1におけるジョイスティック機構80の操作について説明する。例えば、検者は、ジョイスティック機構80を操作することによって、被検眼Eに対する検眼部2(測定光軸)のアライメント等を行う。
上記の眼屈折力測定装置1におけるジョイスティック機構80の操作について説明する。例えば、検者は、ジョイスティック機構80を操作することによって、被検眼Eに対する検眼部2(測定光軸)のアライメント等を行う。
本実施例の眼屈折力測定装置1では、装置本体部10にジョイスティック機構80を装着した状態で(言い換えると、軸受部7aに操作軸82を挿し込んだ状態で)、ジョイスティック機構80を操作することができる。例えば、この状態では、操作軸82と嵌合部8とが磁力によって固定されるので、操作桿81を傾倒させることで、操作桿81および嵌合部8が球体部8aの球中心を基準として傾倒する。検者は、従来のジョイスティック機構80における傾倒機構(例えば、特開2015−195919号公報等を参照)と操作感が類似するため、ジョイスティック機構80の操作を違和感なく行うことができる。
しかし、装置本体部10にジョイスティック機構80を装着した状態では、検者は被検者の対面(装置の正面であり、顔支持部4が位置しない側)にてジョイスティック機構80の操作を行うことに制限されてしまう。
例えば、この場合には、眼屈折力測定装置1の配置スペースを大きく設ける必要が生じる。一例としては、検者と、眼屈折力測定装置1と、被検者と、が一列になることが可能なスペースを設ける必要が生じる。例えば、眼屈折力測定装置1の配置スペースを十分に設けることができず、各々の間隔が狭いと、検者は様々な動作がしづらく、ジョイスティック機構80の操作を行いづらくなる。
また、例えば、この場合には、検者が被検眼Eの開瞼作業を行う際、装置本体部10の上部または側部から被検眼Eに向けて一方の手を伸ばし、被検眼Eの開瞼を維持しながら、ジョイスティック機構80を他方の手で操作しなければならない。検者の体勢に負荷がかかるため、ジョイスティック機構80の操作を行いづらくなる。
上述のような問題を解消するため、本実施例の眼屈折力測定装置1では、装置本体部10からジョイスティック機構80を取り外した状態であっても(言い換えると、軸受部7aから操作軸82を抜き出した状態で)、ジョイスティック機構80を操作することができる。例えば、この状態では、検者は被検者の対面(装置の正面)とは異なる位置から、アライメント等を行うことができる。
検者は、装置本体部10からジョイスティック機構80を取り外し、任意の位置にて、ジョイスティック機構80を操作する。例えば、装置本体部10の側面にて、ジョイスティック機構80を操作する。このとき、検者は、可動部6を移動させ、表示部5を装置本体部10の側面に配置してもよい。例えば、これによって、検者と、眼屈折力測定装置1と、被検者と、がL字に並ぶように、眼屈折力測定装置1を配置することができ、スペースを有効に活用できる。また、これによって、検者と被検者との距離が近づくため、検者は被検眼Eに向けて一方の手を伸ばしやすくなる。
まず、検者は、表示部5に表示された被検眼Eの観察画像を確認しながら、回転ノブ83を回転させる。第2検出部86は、回転ノブ83の回転方向および回転量を検出し、検眼部2を上下方向へ移動させるための移動信号を、無線通信部100を介して制御部70へと送信する。制御部70は、このような移動信号に基づいて、回転方向に応じた方向へ、回転量に応じた移動量だけ、検眼部2を移動させる。これによって、被検眼Eに対する上下方向(Y方向)のアライメントが完了される。
次に、検者は、表示部5に表示された被検眼Eの観察画像を確認しながら、操作桿81を初期位置(例えば、傾倒量が0となる位置)から任意の方向へと傾倒させる。第1検出部85は、操作桿81の傾斜方向および傾斜量を検出し、検眼部2を左右方向および前後方向へ移動させるための移動信号を、無線通信部100を介して制御部70へと送信する。制御部70は、このような移動信号に基づいて、傾倒方向に応じた方向へ、傾倒量に応じた移動量だけ、検眼部2を初期位置から移動させる。これによって、被検眼Eに対する左右方向(X方向)および前後方向(Z方向)のアライメントが完了される。
検者は、被検眼Eに対する検眼部2の、左右方向、上下方向、および前後方向のアライメントが完了すると、測定ボタン84を押圧する。第3検出部87は、測定ボタン84の押圧を検出し、検眼部2を用いた測定を開始するための測定開始信号を、無線通信部100を介して制御部70へと送信する。制御部70は、このような測定開始信号に基づいて、眼屈折力の測定を開始する。例えば、制御部70は、測定光を被検眼の眼底に照射し、眼底によって反射された測定光の検出結果に基づいて、被検眼の眼屈折力を測定する。また、例えば、制御部70は、撮像素子31によって受光したリング像の形状に基づいて、眼屈折力の算出を行う。
検者は、被検眼Eの一方の測定が完了すると、ジョイスティック機構80を操作して、同様に被検眼Eの他方に対するアライメントを行い、眼屈折力の測定を開始する。
以上、説明したように、例えば、本実施例における眼科装置は、装置本体部へ着脱可能に保持され、検眼部を駆動させる操作信号を入力するためのジョイスティックを有し、装置本体部からジョイスティックが取り外された状態で、制御手段とジョイスティックとの無線通信を可能とする。これによって、検者は、被検者の対面(装置の正面)のみならず、検査や測定を行いやすい任意の位置にて、検眼部を駆動させることができる。
また、例えば、本実施例における眼科装置は、ジョイスティックに、ジョイスティックの傾倒を検出する検出手段が備えられ、ジョイスティックの傾倒に基づいて、検眼部を移動させることができる。このため、検者は、ジョイスティックを任意の位置にて操作する場合であっても、検眼部を容易に移動させることができる。
また、例えば、本実施例における眼科装置は、ジョイスティックの傾倒を検出する検出手段が、ジョイスティックの上部に設けられる。例えば、ジョイスティックの上部は傾倒させた際の移動量が多いため、傾倒が検出されやすく、検眼部を容易に移動させることができる。
<変容例>
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、軸受部7aと固定された状態で、取り外すことが可能な構成としてもよい。すなわち、軸受部7aを基台7へ着脱可能に設ける構成としてもよい。この場合、検者は、ジョイスティック機構80を、検査や測定を行いやすい任意の位置に移動させて使用できるとともに、従来のジョイスティック機構80における傾倒機構と類似した操作感で使用できる。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、軸受部7aと固定された状態で、取り外すことが可能な構成としてもよい。すなわち、軸受部7aを基台7へ着脱可能に設ける構成としてもよい。この場合、検者は、ジョイスティック機構80を、検査や測定を行いやすい任意の位置に移動させて使用できるとともに、従来のジョイスティック機構80における傾倒機構と類似した操作感で使用できる。
なお、本実施例では、ジョイスティック機構80に第1検出部85を設け、第1検出部85の検出結果に基づいて検眼部2が移動する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、ジョイスティック機構80には、従来の傾倒機構(例えば、特開2015−195919号公報等を参照)が設けられ、傾倒機構によって検眼部2が移動する構成としてもよい。この場合、ジョイスティック機構80は、ジョイスティック機構80の軸受けと一体的に着脱可能とされ、装置本体部10との無線通信が可能とされてもよい。例えば、このような構成であれば、検者は、従来のジョイスティック機構80と同様の操作感で、ジョイスティック機構80を任意の位置にて操作することができる。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、装置本体部10に装着された状態で、図示なきバッテリーを充電できるように構成されてもよい。すなわち、基台7が、ジョイスティック機構80が有するバッテリーを充電するための充電台を兼ねてもよい。もちろん、ジョイスティック機構80は、バッテリーに代えて、電池等で電気を供給するように構成されてもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80または装置本体部10(基台7)の少なくともいずれかには、ジョイスティック機構80が装置本体部10に装着されているときに、ジョイスティック機構80の落下を抑制するためのロック機構を設けてもよい。例えば、ロック機構は、機械的な要素を含む機構(一例として、カム等)であってもよいし、電気的な要素を含む機構(一例として、ソレノイド、アクチュエータ、等)であってもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、検者による操作桿81の傾倒操作により、検眼部2を移動させ続けるようにしてもよい。例えば、この場合、第1検出部80によって検出される操作桿81の傾斜量には、予め閾値が設定されてもよい。制御部70は、操作桿81が初期位置から任意の方向へ傾倒され、その傾斜量が閾値を超えると、検眼部2を初期位置から傾倒方向に応じた方向へ移動させ続ける。また、制御部70は、操作桿81が初期位置へ戻されたときに、検眼部2を移動位置にて停止させる。なお、制御部70は、検眼部2が移動可能な限界の位置にまで到達したら、操作桿81が傾倒していても、検眼部2の移動を停止させてもよい。また、制御部70は、続いて操作桿81が初期位置から任意の方向へ傾倒されたときは、検眼部2を移動位置から傾倒方向に応じた方向へ移動させてもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、操作桿81の初期位置からの傾倒と、検眼部2の初期位置からの移動と、を連動させるようにしてもよい。例えば、この場合、制御部70は、操作桿81が初期位置から任意の方向へ傾倒されると、検眼部2を初期位置から傾倒方向に応じた方向へ所定の移動量で移動させ、検眼部2を移動位置にて停止させてもよい。また、制御部70は、操作桿81が初期位置へ戻されたときに、検眼部2を移動位置から初期位置へ所定の移動量で移動させ、検眼部2を初期位置へ戻してもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、操作桿81、回転ノブ83、測定ボタン84、とは異なる入力部を有していてもよい。例えば、被検眼Eに対して検眼部2を大まかにアライメント(粗アライメント)するための粗動スイッチを有してもよい。例えば、この場合、操作桿81や回転ノブ83は、被検眼Eに対して検眼部2を細かくアライメント(微アライメント)するための微動スイッチとして機能してもよい。例えば、検者は、粗動スイッチを用いて、検眼部2を大きく(あるいは素早く)移動させ、その後に、操作桿81と回転ノブ83との少なくともいずれかを用いて、検眼部2を小さく(あるいはゆっくりと)移動させ、アライメントを行ってもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80には、操作桿81の傾倒方向および傾倒量を検出可能な第1検出部85による検出を有効あるいは無効にするための、制御スイッチが設けられてもよい。例えば、この場合、検者が制御スイッチを入れた状態では、第1検出部85により傾倒方向や傾倒量が検出されたときに、これに基づく検眼部2の移動が行われるようにしてもよい。また、例えば、この場合、検者が制御スイッチを切った状態では、第1検出部85により傾倒方向や傾倒量が検出されても、これに基づく検眼部2の移動が行われないようにしてもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80は、無線通信部100により装置本体部10との無線通信が可能となった状態でのみ、第1検出部85による検出が有効とされてもよい。すなわち、ジョイスティック機構80が装置本体部10との通信距離内に配置されたときのみ、第1検出部85の検出結果に基づく検眼部2の移動が行われてもよい。
例えば、ジョイスティック機構80と装置本体部10との無線通信が可能な状態では、さらに、操作桿81の操作によって制御される眼屈折力測定装置1の動作が、表示部5に表示される画面毎に、変更されるようにしてもよい。
一例として、表示部5に被検眼Eの観察画像等を含む測定画面が表示されている場合は、第1検出部85による操作桿81の傾斜方向および傾倒量の検出結果に応じて送信される信号に基づき、検眼部2が移動されてもよい。つまり、検者は、操作桿81の傾倒操作で、検眼部2を移動させることができる。
また、一例として、表示部5に操作画面が表示されている場合は、第1検出部85による操作桿81の傾斜方向および傾倒量の検出結果に応じて送信される信号に基づき、操作画面が切り換えられてもよい。例えば、制御部70は、このような信号に基づき、操作画面をスクロールさせることで、操作画面を切り換えてもよい。なお、操作画面は、装置本体部10における種々の設定を行うための設定画面、被検眼Eの測定結果を示すための結果画面、被検者情報(氏名、年齢、過去の測定に関する履歴、等)を示すための情報画面、等の少なくともいずれかであってもよい。例えば、これによって、検者は、操作桿81の傾倒操作で操作画面をスクロールさせ、操作画面の外に隠れた、設定項目、測定結果、被検者情報、等を確認することができる。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80には、操作桿81の傾倒方向および傾倒量を検出可能な第1検出部85とともに、操作桿81の傾倒速度を検出可能な第4検出部を設けてもよい。例えば、第4検出部は、加速度センサであってもよい。例えば、検者がジョイスティック機構80を握ったとき、ジョイスティック機構80が既に傾倒していると、第1検出部85が傾倒を検出して、意図せず検眼部2が移動する可能性がある。特に、ジョイスティック機構80を装置本体部10から取り外して使用する際には、このような問題が生じやすい。
そこで、第4検出部にて操作桿81の単位時間あたりの速度変化を検出し、この検出結果に基づいて、第1検出部85の検出結果に基づく検眼部2の移動を、制限するようにしてもよい。一例として、操作桿81の単位時間あたりの速度変化には、実験やシミュレーションから、予め、所定の閾値が設定されてもよい。例えば、制御部70は、操作桿81の単位時間あたりの速度変化が、所定の閾値を超えない速度であった場合には、第1検出部85の検出結果を無効と判定し、検眼部2を移動させないようにしてもよい。また、例えば、制御部70は、操作桿81の単位時間あたりの速度変化が、所定の閾値を超える速度であった場合には、第1検出部85の検出結果を有効と判定し、検眼部2を移動させるようにしてもよい。
なお、本実施例において、ジョイスティック機構80には、ジョイスティック機構80が装置本体部10に対するいずれの位置から操作されるかを検出可能な、第5検出部が設けられてもよい。例えば、第5検出部は、方位センサであってもよい。
例えば、第5検出部は、装置本体部10から送信される、赤外線、超音波、マイクロ波、等の少なくともいずれかを検出することで、ジョイスティック機構80が装置本体部10に対して位置する方位(方向)を検出してもよい。例えば、制御部70は、第5検出部の検出結果に基づき、操作桿81の傾倒方向と、検眼部2の移動方向と、を一致させてもよい。
一例として、検者が装置の正面にてジョイスティック機構80を操作する場合、装置の後方向(すなわち、検者の前方向)へ操作桿81を傾倒させると、これに応じて、装置の後方向(すなわち、検者の前方向)へ検眼部2を移動させるための移動信号が出力される。制御部70が、このような移動信号に基づいて検眼部2を移動させることで、被検眼Eに検眼部2が近づく。
また、一例として、検者が装置の左側面にてジョイスティック機構80を操作する場合、装置の後方向(すなわち、検者の左方向)へ操作桿81を傾倒させると、これに応じて、装置の後方向(すなわち、検者の左方向)へ検眼部2を移動させるための移動信号が出力される。制御部70が、このような移動信号に基づいて検眼部2を移動させることで、被検眼Eに検眼部2が近づく。
上記ではジョイスティック機構80に第5検出部を設ける構成を例示したが、装置本体部10に第5検出部を設ける構成としてもよい。この場合、第5検出部は、検眼部2、表示部5、基台7、等の少なくともいずれかの位置に配置されてもよい。例えば、ジョイスティック機構80あるいは装置本体部10に第5検出部を設けることによって、検者はジョイスティック機構80を直感的に操作することができる。
1 眼屈折力測定装置
2 検眼部
70 制御部
80 ジョイスティック機構
100 無線通信部
2 検眼部
70 制御部
80 ジョイスティック機構
100 無線通信部
Claims (5)
- 被検眼の測定または検査を行う眼科装置であって、
前記被検眼の測定または検査を行うための光学系を有する検眼部を備えた装置本体部と、
前記装置本体部へ着脱可能に保持され、前記検眼部を駆動させる操作信号を入力するためのジョイスティックと、
前記操作信号に基づいて前記装置本体部を制御する制御手段と、
前記ジョイスティックが前記装置本体部から取り外された状態で、前記ジョイスティックと前記制御手段との無線通信を可能とする無線通信手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記ジョイスティックが前記装置本体部へ装着された状態と、前記ジョイスティックが前記装置本体部から取り外された状態と、のいずれにおいても、前記検眼部を制御することが可能であることを特徴とする眼科装置。 - 請求項1の眼科装置において、
前記ジョイスティックは、前記ジョイスティックの傾倒を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検眼部を移動させることを特徴とする眼科装置。 - 請求項2の眼科装置において、
前記検出手段は、前記ジョイスティックの上部に設けられることを特徴とする眼科装置。 - 請求項3の眼科装置において、
前記ジョイスティックは、傾倒操作により前記操作信号を入力することが可能な操作桿を有し、
前記検出手段は、前記操作桿に設けられることを特徴とする眼科装置。 - 請求項2〜4のいずれかの眼科装置において、
前記検出手段は、角速度センサであることを特徴とする眼科装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020063524A JP2021159286A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020063524A JP2021159286A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 眼科装置 |
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JP2021159286A true JP2021159286A (ja) | 2021-10-11 |
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ID=78001668
Family Applications (1)
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JP2020063524A Pending JP2021159286A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 眼科装置 |
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JP (1) | JP2021159286A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024024867A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | 株式会社ニデック | 眼科装置 |
-
2020
- 2020-03-31 JP JP2020063524A patent/JP2021159286A/ja active Pending
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WO2024024867A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | 株式会社ニデック | 眼科装置 |
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