JP7043758B2 - 眼科装置、およびそれに用いるジョイスティック - Google Patents

眼科装置、およびそれに用いるジョイスティック Download PDF

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Description

本開示は、被検眼を検査するための眼科装置、およびそれに用いるジョイスティックに関する。
従来の眼科装置としては、例えば、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、眼圧測定装置、眼底カメラ、OCT、SLO等が知られている。従来の眼科装置は、測定部を被検眼に対して移動させ、測定光軸と被検眼が適正な位置関係になるように測定部を移動させる。この場合、例えば、ジョイスティックに対する検者からの操作を電気的に検出し、検出結果に基づいて検眼部を電動駆動させる電動ジョイスティック機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1の装置では、ジョイスティックの傾倒角度に応じて検眼部が微動され、ジョイスティックのスライドに応じて検眼部が粗動される。
特開2006-130227号公報
しかしながら、従来のような装置の場合、ジョイスティックの操作が複雑であった。例えば、ジョイスティックを傾倒させたときにスライド機構を動かしてしまい、予期せぬ方向に検眼部が粗動する可能性があった。
本開示は、従来の問題点に鑑み、容易に操作を行える眼科装置、およびそれに用いるジョイスティックを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検眼を検査する眼科装置であって、前記被検眼を検眼するための検眼手段と、前記検眼手段を移動可能に支持する基台と、前記基台に対して前記検眼手段を移動させるための駆動手段と、傾倒可能に支持される第1操作部材と、前記第1操作部材に対する傾倒操作を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、前記第1操作部材の上部に設けられた第2操作部材と、前記第2操作部材に対する操作を検出する第2検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1検出手段からの出力に基づいて前記検眼手段を前後左右方向に微動させ、前記第2検出手段からの出力に基づいて前記検眼手段を前後左右方向に粗動させることを特徴とする。
(2) 眼科装置を操作するためのジョイスティックであって、傾倒可能に支持される第1操作部材と、前記第1操作部材に対する傾倒操作を検出する第1検出手段と、前記第1操作部材の上部に設けられた第2操作部材と、前記第2操作部材に対する操作を検出する第2検出手段と、を備え、前記第1検出手段は前記眼科装置の検眼手段を基台に対して前後左右方向に微動させるための操作信号を出力し、前記第2検出手段は前記検眼手段を前記基台に対して前後左右方向に粗動させるための操作信号を出力することを特徴とする。
眼科装置の外観を示す概略図である。 眼科装置の光学系および制御系を示す図である。 操作部の外観図である。 第1操作部材および第2操作部材の断面図である。 第2操作部材の断面を拡大した図である。
<実施形態>
以下、本開示に係る眼科装置の実施形態について説明する。本実施形態の眼科装置(例えば、眼科装置1)は、例えば、被検眼を検査する。眼科装置は、例えば、検眼部(例えば、検眼部2)、基台(例えば、基台5)、駆動部(例えば、駆動部4)、第1操作部材(例えば、第1操作部材81)、第1検出部(例えば、第1検出部82)、制御部(例えば、制御部70)、第2操作部材(例えば、第2操作部材83)、および第2検出部(例えば、第2検出部84)などを備える。検眼部は、被検眼を検査する。基台は、検眼部を移動可能に支持する。駆動部は、基台に対して検眼部を移動させる。第1操作部材は、傾倒可能に支持される。第1検出部は、第1操作部材に対する傾倒操作を検出する。制御部は、第1検出部の出力に基づいて駆動部を制御する。第2操作部材は、第1操作部材の上部に設けられる。第2検出部は、第2操作部材に対する操作を検出する。制御部は、第2検出部の出力に基づいて駆動部を制御する。つまり、制御部は、第1検出部の出力に基づいて駆動部を制御し、かつ、第2検出部の出力に基づいて駆動部を制御する。
本実施形態は、第1操作部材の上部に第2操作部材が設けられることによって、検眼部の移動操作が容易となる。例えば、第1操作部材と第2操作部材とで操作を切り換える場合であっても、第1操作部材を持ちかえる必要がなく、片手で容易に操作することができる。したがって、一方の手で検眼部の操作を行い、他方の手で開瞼などの被検者の補助を行うことができる。
制御部は、例えば、第2検出部からの出力に基づいて検眼部を前後左右方向に移動させる。例えば、制御部は、第2検出部からの出力に基づいて検眼部を前後左右方向に粗動させ、第1検出部からの出力に基づいて検眼部を前後左右方向に微動させる。この場合、例えば、第2操作部材を指で操作することによって検眼部を粗動させた後、第1操作部材を手首で操作することよって検眼部を微動させて被検眼に対するアライメントを行う。このように、粗動と微動の操作が区別しやすいため、検者は粗動と微動で操作を間違える可能性が低い。なお、粗動とは、例えば、大まかなアライメント(粗アライメント)のために検眼部を大きく(または速く)移動させることであり、微動とは、例えば、細かなアライメント(微アライメント)のために検眼部を小さく(またはゆっくり)移動させることである。
なお、第1操作部材は、検眼部の測定を開始させるための測定ボタン(例えば、測定ボタン86)をさらに備えてもよい。この場合、第2操作部材は、測定ボタンの周囲に設けられてもよい。例えば、第2操作部材は、測定ボタンを中心として配置されてもよい。例えば、第2操作部材は、測定ボタンを中心として、前後左右方向にそれぞれ配置されてもよい。もちろん、第2操作部材は、必ずしも測定ボタンを中心として配置されなくてもよい。例えば、測定ボタンは、第1操作部材の側面に設けられ、第2操作部材は、第1操作部材の上面に設けられてもよい。
なお、第2操作部材は、押しボタンであってもよい。例えば、第2操作部材は、前後左右の4つの方向に押し込み可能な押しボタンであってもよい。また、第2操作部材は、複数の押しボタンであってもよい。例えば、第2操作部材は、前進ボタン、後退ボタン、左移動ボタン、右移動ボタンの4つの押しボタンであってもよい。もちろん、押しボタンは、前後左右斜めの8方向に設けられてもよい。
なお、押しボタンは、前後左右の位置に方向確認部(例えば、方向確認部85)を備えてもよい。方向確認部は、例えば、凸部、凹部、粗面部でもよいし、第2操作部材と色の異なる塗装などでもよい。方向確認部を備えることによって、検者は、触覚または視覚で押しボタンの前後左右方向を確認することができる。
なお、押しボタンは、その上面が測定ボタンの上面よりも高くなるように設けられてもよい。例えば、検眼部を被検者側に前進させるための前進ボタン(押しボタンの前側)を押すときに、測定ボタンを押してしまう可能性がある。このため、測定ボタンを押さないように、押しボタンの上面が測定ボタンの上面よりも高くなるように配置するとよい。なお、押しボタンのうち、前進ボタンを押す場合、特に測定ボタンを押す可能性が高いと考えられるため、前進ボタンの上面のみを測定ボタンより高く設けてもよい。もちろん、押しボタン全体の上面を測定ボタンの上面よりも高く配置し、さらに前進ボタンは他のボタンよりも高く配置してもよい。
なお、制御部は、押しボタンの先に触れた方向に移動させてもよい。これによって、複数の方向を押してしまい、検眼部が予期せぬ方向に移動してしまうことを防止できる。例えば、検眼部を横に移動させようとしたときに、押しボタンの左側または右側と共に前側を押してしまい、誤って前進させることを抑制できる。
なお、第2操作部材は、必ずしも押しボタンでなくてもよく、例えば、ジョイスティックであってもよいし、トラックボールであってもよい。
なお、ジョイスティックは、眼科装置に対して着脱可能であってもよい。この場合、ジョイスティックは、第1操作部材と、第1検出部と、第2操作部材と、第2検出部等を備え、第1検出部または第2検出部は、眼科装置の検眼部を基台に対して移動させるための操作信号を出力してもよい。
<実施例>
以下、本開示に係る実施例について説明する。本実施例の眼科装置は、例えば、被検眼を検査する装置である。眼科装置としては、例えば、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、角膜形状測定装置、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、眼底カメラ、OCT(optical coherence tomography)、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)等が挙げられる。以下の説明では、一例として眼屈折力測定装置を説明する。
本実施例の眼科装置は、例えば、被検眼の眼屈折力を他覚的に測定する。例えば、本実施例の眼科装置は、片眼毎に測定を行ってもよいし、両眼同時に(両眼視で)測定を行う装置であってもよい。眼科装置は、例えば、検眼部と、表示部と、駆動部と、制御部等を備える。なお、以下の説明において、検眼部2の光軸方向をZ軸方向(前後方向)、Z軸方向に垂直な水平方向をX軸方向(左右方向)、Z軸およびX軸に垂直な方向をY軸方向(上下方向)とする。
図1に基づいて、眼科装置の概略構成を説明する。図1に示すように、本実施例の眼科装置1は、例えば、検眼部2、操作部80、駆動部4、制御部70などを備える。検眼部2は、被検眼を検査する。検眼部2は、例えば、被検眼の眼屈折力、角膜曲率、眼圧等を測定する光学系を備えてもよい。また、検眼部2は、被検眼の前眼部、眼底等を撮影するための光学系等を備えてもよい。本実施例では、屈折力を測定する検眼部2を例に説明する。操作部80は、検眼部2の移動操作、測定開始時の操作などに用いられる。操作部80は、例えば、ジョイスティックである。駆動部4は、例えば、検眼部2を基台5に対して上下左右前後方向(3次元方向)に移動させる。制御部70は、駆動部4などを制御する。
なお、本実施例の眼科装置1は、例えば、顔支持部9、表示部100等を備えてもよい。顔支持部9は、例えば、額当てと顎台を備えてもよい。例えば、顎台は、顎台駆動部の駆動によって上下方向に移動されてもよい。表示部100は、例えば、被検眼の観察画像および測定結果等を表示させる。表示部100としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部100として操作部80として兼用されてもよい。
<検眼部>
検眼部2は、被検眼の測定,検査,撮影などを行う。検眼部2は、例えば、被検眼の屈折力を測定する測定光学系を備えてもよい。例えば、図2に示すように、検眼部2は、測定光学系20と、固視標呈示光学系40と、指標投影光学系50と、観察光学系(撮像光学系)60と、を備えてもよい。
測定光学系20は、投影光学系(投光光学系)20aと、受光光学系20bと、を有している。投影光学系20aは、被検眼の瞳孔を介して眼底Efに光束を投影する。また、受光光学系20bは、瞳孔周辺部を介して眼底Efからの反射光束(眼底反射光)をリング状に取り出し、主に屈折力の測定に用いるリング状の眼底反射像を撮像する。
投影光学系20aは、測定光源21と、リレーレンズ22と、ホールミラー23と、対物レンズ24と、を光軸L1上に有している。光源21は、リレーレンズ22から対物レンズ24、および、瞳孔中心部を介して眼底Efにスポット状の光源像を投影する。光源21は、移動機構33によって光軸L1方向に移動される。ホールミラー23には、リレーレンズ22を介した光源21からの光束を通過させる開口が設けられている。ホールミラー23は、被検眼の瞳孔と光学的に共役な位置に配置されている。
受光光学系20bは、ホールミラー23と、対物レンズ24と、を投影光学系20aと共用する。また、受光光学系20bは、リレーレンズ26と、全反射ミラー27と、を有している。更に、受光光学系20bは、受光絞り28と、コリメータレンズ29と、リングレンズ30と、撮像素子32と、をホールミラー23の反射方向の光軸L2上に有している。撮像素子32には、エリアCCD等の二次元受光素子を用いることができる。受光絞り28、コリメータレンズ29、リングレンズ30、及び撮像素子32は、移動機構33によって、投影光学系20aの測定光源21と一体的に光軸L2方向に移動される。移動機構33によって光源21が眼底Efと光学的に共役な位置に配置される場合、受光絞り28及び撮像素子32も、眼底Efと光学的に共役な位置に配置される。
リングレンズ30は、対物レンズ24からコリメータレンズ29を介して導かれる眼底反射光を、リング状に整形するための光学素子である。リングレンズ30は、リング状のレンズ部と、遮光部と、を有している。また、受光絞り28及び撮像素子32が、眼底Efと光学的に共役な位置に配置される場合、リングレンズ30は、被検眼の瞳孔と光学的に共役な位置に配置される。撮像素子32では、リングレンズ30を介したリング状の眼底反射光(以下、リング像という)が受光される。撮像素子32は、受光したリング像の画像情報を、制御部70に出力する。その結果、制御部70では、表示部100でのリング像の表示、およびリング像に基づく屈折力の算出等が行われる。
また、図2に示すように、本実施例では、対物レンズ24と被検眼との間に、ダイクロイックミラー39が配置されている。ダイクロイックミラー39は、光源21から出射された光、および、光源21からの光に応じた眼底反射光を透過する。また、ダイクロイックミラー39は、後述の固視標呈示光学系40からの光束を被検眼に導く。更に、ダイクロイックミラー39は、後述の指標投影光学系50からの光の前眼部反射光を反射して、その前眼部反射光を観察光学系60に導く。
図2に示すように、被検眼の前方には、指標投影光学系50が配置されている。指標投影光学系50は、主に、被検眼に対する光学系の位置合わせ(アライメント)に用いられる指標を前眼部に投影する。この場合、指標投影光学系50は、被検眼に対する光学系のXY方向又はZ方向の少なくともいずれかに位置合わせ(アライメント)に用いられる指標を前眼部に投影する。なお、指標投影光学系50を用いず、前眼部画像における特徴部位を検出することによってアライメント検出を行うようにしてもよい。もちろん、指標検出と、特徴部位の検出とを併用して、アライメントを検出してもよい。
指標投影光学系50は、例えば、リング指標投影部51と、指標投影部52と、を備える。リング指標投影部51は、被検者眼Eの角膜に拡散光を投影し、リング指標(いわゆるマイヤーリング)を投影する。リング指標投影部51は、本実施例の眼科装置1では、被検者眼Eの前眼部を照明する前眼部照明としても用いられる。指標投影部52は、被検眼の角膜に平行光を投影し、無限遠指標を投影する。
視標呈示光学系40は、光源41、固視標42、リレーレンズ43、反射ミラー46の反射方向の光軸L4上に有している。固視標42は、他覚屈折力測定時に被検眼を固視させるために使用される。例えば、光源41によって固視標42が照明されることによって、被検眼に呈示される。
光源41及び固視標42は、駆動機構48によって光軸L4の方向に一体的に移動される。光源41及び固視標42の移動によって、固視標の呈示位置(呈示距離)を変更してもよい。これによって、被検眼に雲霧をかけて屈折力測定を行うことができる。
前眼撮影光学系60は、撮像レンズ61と、撮像素子62とを、ハーフミラー63の反射方向の光軸L3上に備える。撮像素子62は、被検眼の前眼部と光学的に共役な位置に配置される。撮像素子62は、リング指標投影部51によって照明される前眼部を撮像する。撮像素子62からの出力は、制御部70に入力される。その結果、撮像素子62によって撮像される被検眼の前眼部画像が、表示部100に表示される(図2参照)。また、撮像素子62では、指標投影光学系50によって被検眼の角膜に形成されるアライメント指標像(本実施例では、リング指標および無限遠指標)が撮像される。その結果、制御部70は、撮像素子62の撮像結果に基づいてアライメント指標像を検出できる。これによって、制御部70は、アライメント状態の適否を、アライメント指標像が検出される位置に基づいて判定できる。
<制御系>
図2に示すように、本装置1は制御部70を備える。制御部70は、本装置1の各種制御を司る。制御部70は、例えば、一般的なCPU(Central Processing Unit)71、ROM72、RAM73等を備える。例えば、ROM72には、眼科装置を制御するための眼科装置制御プログラム、初期値等が記憶されている。例えば、RAMは、各種情報を一時的に記憶する。制御部70は、検眼部2、駆動部4、表示部100、操作部80、記憶部(例えば、不揮発性メモリ)74等と接続されている。記憶部74は、例えば、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、ハードディスクドライブ、着脱可能なUSBフラッシュメモリ等を記憶部74として使用することができる。
<表示部の移動手段>
なお、眼科装置1は、表示部100の位置を移動させるための可動部130を備えてもよい。可動部130は、例えば、眼科装置1に対して水平方向に移動する。可動部130は、例えば、回転軸、またはスライダおよびガイドレール等によって眼科装置1に対して移動する。可動部130には表示部100が取り付けられており、表示部100は可動部130とともに水平方向に移動される。このように可動部130は、表示部100の移動手段として機能する。
また、可動部130は、表示部100を上下反転可能に保持してもよい。例えば、可動部130は、表示部100を水平軸回りに回転させ、上下反転させた状態で画面を被検者側に向けてもよい。これによって、検者は、被検者側に立って検査する場合であっても表示部100の表示を見ることができる。
<操作部>
操作部80は、検者の操作を受け付け、制御部70に操作信号を送信する。操作部80は、眼科装置の基台5に設けられる。図3に示すように、本実施例の操作部80は、いわゆるジョイスティックである。本実施例の操作部80は、第1操作部材81、第1検出部82、第2操作部材83、第2検出部84、測定ボタン86、回転ダイヤル88等を備える。
第1操作部材81は、例えば、レバーであり、検者に把持される。第1操作部材81は、例えば、図4に示すように、傾倒機構90によって傾倒可能に基台5に保持される。第1操作部材81は、検者によって傾倒される。
第1検出部82は、例えば、スティックコントローラである。第1検出部82は、第1操作部材81の傾倒動作を検出し、制御部70に操作信号を出力する。本実施例の第1操作部材81は、検眼部2の微動操作に用いられる。第1検出部82は、第1操作部材81と連結されており、第1操作部材81の傾倒方向と傾倒量を検出する。
第2操作部材83は、例えば、押しボタンである。第2操作部材83は、例えば、第1操作部材81の上部に設けられる。第2操作部材83は、例えば、検者の指によって押される。本実施例の第2操作部材83は、円環形状であり、前後左右の各部を押し込むことができる。第2検出部84は、例えば、タクタイルスイッチ等のスイッチである。本実施例の第2検出部84は、第2操作部材83の前後左右の各位置にタクタイルスイッチを備えている。第2検出部84は、第2操作部材83の各部が押し込まれたことを検出し、制御部70に操作信号を出力する。本実施例の第2操作部材83は、検眼部2を粗動させるための粗動ボタンとして用いられる。
第2操作部材83は、前後左右方向を確認するために方向確認部85が設けられている。方向確認部85は、触覚または視覚によって第2操作部材83の前後左右方向を検者に認識させる。本実施例の方向確認部85は凸部であり、検者は指で触れることによって第2操作部材83の前後左右方向を確認することができる。例えば、検者は、第2操作部材83の前側に設けられた方向確認部85を指によって確認し、方向確認部85が形成された部分を押すことによって、検眼部2を前進させる。同様に、検者は、第2操作部材83の後側、左側、右側の各部に設けられた方向確認部85を押すことによって、検眼部2を各方向に移動させることができる。なお、方向確認部85は凸部でなくともよく、凹部であってもよいし、粗面であってもよいし、第2操作部材83と色の異なる塗装であってもよい。
測定ボタン86は、検眼部2によって被検眼の測定を開始させるためのボタンである。測定ボタン86は、例えば、押しボタンなどである。測定ボタン86は、例えば、第1操作部材81の上部に設けられる。測定ボタン86には、第3検出部87が連結される。第2検出部87は、測定ボタン86が押されたことを検出し、制御部70に測定開始信号を送信する。本実施例のように、第2操作部材83が円環形状である場合、第2操作部材83の中央に配置されてもよい。
なお、図5に示すように、第2操作部材83の上面K1は、測定ボタン86の上面K2よりも高くなるように設けられている。これによって、被検者が第2操作部材83を操作するときに、誤って測定ボタン86を押すことが抑制される。例えば、検者の指によって第2操作部材83の前側が押されるとき、第2操作部材83の上面K1が測定ボタン86の上面K2よりも高い位置にあるため、指の腹が測定ボタン86に接触する可能性が低くなる。もちろん、第2操作部材83の他の部分が押される場合であっても、指が測定ボタン86に接触する可能性を低めることができる。
回転ダイヤル88は、検眼部2を上下方向に移動させるための操作信号を制御部70に出力する。回転ダイヤル88は、例えば、第1操作部材81の側面に設けられる。回転ダイヤル88の回転は、例えば、エンコーダ89によって検出される。例えば、回転ダイヤル88が左回りに回転されると検眼部2を上方向に移動させるための操作信号が出力され、回転ダイヤル88が右回りに回転されると検眼部2を下方向に移動させるための操作信号が出力される。
<アライメント操作>
以下、本装置1のアライメント操作について説明する。検者は、操作部80を操作することによって、被検眼に対する検眼部2のアライメントを行う。検者は、表示部に表示された被検眼の画像を確認しながら操作部80を操作し、検眼部2を移動させる。
まず、検者は、第2操作部材83に対する操作によって検眼部2を粗動させ、大まかなアライメント(粗アライメント)を行う。例えば、検者は、第2操作部材83の前側を押す。第2検出部84は、第2操作部材83の前側が押されたことを検出し、検眼部2を前進させるための操作信号を制御部70に送信する。制御部70は、第2検出部84からの操作信号を受信すると、駆動部4を駆動させて検眼部2を前方(被検者に近づく方向)に粗動させる。
検眼部2が被検眼に十分に近づくと、検者は、第2操作部材83から指を離す。第2検出部84は、第2操作部材83に対する操作がなくなると、制御部70への操作信号の送信を停止させる。制御部70は、操作信号が受信されなくなると駆動部の駆動を停止させる。検者は、被検眼の画像、または検眼部2と被検眼の位置を確認しながら、第2検出部84材の右側または左側を押し、検眼部2と被検眼の左右方向(X方向)の位置を合わせる。第2検出部84材の右側または左側が押されると、第2検出部84は制御部70に操作信号を送信する。制御部70は、第2検出部84からの操作信号に基づいて駆動部を制御し、検眼部2を右または左に粗動させる。
また、検者は、回転ダイヤル88によって上下方向(Y方向)のアライメントを行う。例えば、検者は、回転ダイヤル88を左回転させることによって検眼部2を上に移動させ、回転ダイヤル88を右回転させることによって検眼部2を下に移動させる。上記のようにして、検者は、第2操作部材83への操作によって粗アライメントを完了させる。
続いて、検者は、第1操作部材81に対する操作によって検眼部2を微動させ、より精密なアライメント(微アライメント)を行う。例えば、検者は、第1操作部材81を傾倒させる。第1検出部82は第1操作部材81の傾倒方向および傾倒量を検出し、制御部70に操作信号を送信する。制御部70は、第1検出部82からの操作信号に基づいて検眼部2を微動させる。このとき、例えば、制御部70は、第1操作部材81の傾倒方向に、傾倒量に応じた移動量だけ検眼部2を移動させる。検者は、表示部に表示された被検眼の前眼部画像を確認しながら検眼部2の位置を調整する。
上記のような操作によって微アライメントが完了すると、検者は測定ボタン86を押す。制御部70は、測定ボタン86が押されると検眼部2を制御して被検眼を測定する。例えば、制御部70は、測定光を被検眼の眼底に照射し、眼底によって反射された測定光の検出結果に基づいて、被検眼の眼屈折力を測定する。例えば、制御部70は、撮像素子32によって受光したリング像の形状に基づいて屈折力の算出を行う。片眼の測定が完了すると、検者は、操作部80を操作し、もう一方の被検眼に対してアライメントを行う。例えば、制御部70は、検査が完了した眼からもう一方の眼に検眼部2を移動させ、再度アライメントを行う。
以上のように、本実施例の眼科装置1は、第1操作部材81の上部に、粗動操作のための第2操作部材83を設けることによって、操作部80による粗動と微動の操作を行いやすくなり、操作ミスも少なくなる。例えば、粗動と微動の操作を変更するときに、第1操作部材81を持ち直す必要がない。また、第1操作部材81と第2操作部材83は片手で操作できる。
なお、以上の説明において、制御部70は、第2操作部材の前後左右のうち、先に押された方向に検眼部2を移動させるものと説明したがこれに限らない。例えば、4つのボタンのうち、複数のボタンが押された場合は、複数の方向の中間の方向に進むようにしてもよい。例えば、前進ボタンと右ボタンが押された場合、制御部70は測定部を右斜め前方に移動させてもよい。
なお、以上の実施例において、第2操作部材83は、円環形状であると説明したが、これに限らない。例えば、第2操作部材83は、前後左右で分離された部材であってもよい。例えば、第2操作部材83は、検眼部2を前進させる前進ボタン、後退させる後退ボタン、右に移動させる右移動ボタン、左に移動させる左移動ボタンの4つを備えてもよい。
なお、以上の説明において、第2検出部84はタクタイルスイッチ等であったが、これに限らない。例えば、第2検出部84はスティックコントローラであってもよい。この場合、第1操作部材81の上部に小型ジョイスティックが設けられ、小型ジョイスティックの傾倒操作によって制御部70に操作信号が出力される構成であってもよい。
なお、以上の実施例において、第2操作部材83によって、前後左右の4方向に検眼部2を粗動させるとしたが、これに限らない。例えば、第2操作部材83は、前後左右斜めの8つの方向に押し込み可能であり、制御部70は、第2操作部材83が押し込まれた方向に向けて検眼部2を移動させてもよい。
1 眼科装置
2 検眼部
4 駆動部
5 基台
6 外装
9 顔支持部
70 制御部
71 CPU
72 ROM
73 RAM
80 操作部
81 第1操作部材
82 第1検出部
83 第2操作部材
84 第2検出部

Claims (3)

  1. 被検眼を検査する眼科装置であって、
    前記被検眼を検眼するための検眼手段と、
    前記検眼手段を移動可能に支持する基台と、
    前記基台に対して前記検眼手段を移動させるための駆動手段と、
    傾倒可能に支持される第1操作部材と、
    前記第1操作部材に対する傾倒操作を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記第1操作部材の上部に設けられた第2操作部材と、
    前記第2操作部材に対する操作を検出する第2検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1検出手段からの出力に基づいて前記検眼手段を前後左右方向に微動させ、前記第2検出手段からの出力に基づいて前記検眼手段を前後左右方向に粗動させることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記第1操作部材は、前記検眼手段の測定を開始させるための測定ボタンを有し、
    前記第2操作部材は、前記測定ボタンの周囲に設けられることを特徴とする請求項1の眼科装置。
  3. 眼科装置を操作するためのジョイスティックであって、
    傾倒可能に支持される第1操作部材と、
    前記第1操作部材に対する傾倒操作を検出する第1検出手段と、
    前記第1操作部材の上部に設けられた第2操作部材と、
    前記第2操作部材に対する操作を検出する第2検出手段と、を備え、
    前記第1検出手段は前記眼科装置の検眼手段を基台に対して前後左右方向に微動させるための操作信号を出力し、前記第2検出手段は前記検眼手段を前記基台に対して前後左右方向に粗動させるための操作信号を出力することを特徴とするジョイスティック。
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