JP4878574B2 - 光学走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像情報に応じて複数のレーザ光を各々に対応する複数の感光体に精度よく照射する光学走査装置に関するものである。
従来より、複数のレーザ光を用いて各々対応する感光体に静電潜像を形成し、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックのトナーにより可視像化して重ね合わせ、カラー画像を形成する画像形成装置がある。このようなカラー画像形成装置において、複数の光ビームを1つの偏向器によって偏向するものとして特許文献1のような光書込装置が提案されている。
特許文献1には、複数のレーザ光源から出射された光ビームを偏向手段および結像手段を介してスポット照射させる光書込装置が開示されている。この光学走査装置においては、2つのレーザ光源をそれぞれ異なる位置に配置するとともにレーザ光源から偏向手段に至る2つの光ビームの入射路のうちでビームの反射手段を設ける入射路と反射手段を設けない入射路とを設定している。この構成により、2つの光ビームを副走査方向に近接させて偏向手段に入射している。
特開2006−154091
しかしながら、上記特許文献1に記載された光書込装置においては、1つのレーザ光源と偏向手段の間に反射手段を介在させた分だけ、部品点数やコストが増加してしまう。また、介在させた反射手段の組み付け誤差によって2つのレーザ光間で感光体への書込みタイミングに誤差が生じ、転写材上に形成されるカラー画像の色ずれになる。
このような光学走査装置においては、レーザ光源装置から偏向手段までの入射光路中に介在する光学要素がそれぞれ精度良く配置されていないと、副走査方向に近接した2つのレーザ光間で被走査面上を主走査方向に書き出す位置がずれてしまうという課題を生じる。また、主走査平面内において異なる位置に配置していた2つのレーザ光源装置を副走査方向に重ねて配置させようとすると、上側のレーザ光源装置を搭載する座面を2つのレーザ光源装置の間に形成する分だけ光学走査装置が副走査方向に大型化するという問題がある。
本発明は、副走査方向に近接させた2つのレーザ光を偏向手段の同一偏向面によって偏向する光学走査装置において、光学走査装置の小型化をはかるとともに、2つのレーザ光源装置を、主走査方向に精度良く配置できる光学走査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る光学走査装置の代表的な構成は、レーザ光を出射する第1のレーザ光源装置と、前記第1のレーザ光源装置に対して副走査方向にずれて配置された第2のレーザ光源装置と、前記第1のレーザ光源装置から出射する第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光源装置から出射する第2のレーザ光を同一の偏向面によって偏向し、それぞれ異なる被走査面上に走査する偏向手段と、前記レーザ光源装置と前記偏向手段とを備える光学箱と、を有する光学走査装置において、前記光学箱は、主走査方向において前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置が共に当接して位置決めされる1つの基準平面と、該副走査方向において前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置がそれぞれ当接して位置決めされる2つの基準平面と、を有し、該副走査方向における2つの基準平面の間に前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置が配置されることを特徴とする。
本発明によれば、副走査方向に近接させた2つのレーザ光を偏向手段の同一偏向面によって偏向する光学走査装置において、光学走査装置の小型化をはかるとともに、2つのレーザ光源装置を、主走査方向に精度良く配置することができる。したがって、2つのレーザ光に対応する各色間の画像の主走査書き出し位置を精度よく合わせることができる。
[第一実施形態]
本発明に係る光学走査装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。
(カラー画像形成装置)
図2は本実施形態に係るカラー画像形成装置15の構成図である。図2に示すように、カラー画像形成装置15は、第1、第2の光学走査装置16a、16bを有している。第1、第2の光学走査装置16a、16bは、ほぼ同一の構成である。
光学走査装置16a、16bは、画像情報に基づいて各々光変調された各レーザ光3C、3Y、3M、3Kを出射し、各々対応する像担持体としての感光体1C、1Y、1M、1K面(被走査面)上を照射して静電潜像を形成する。この静電潜像は、1次帯電器2C、2Y、2M、2Kによって各々一様に帯電している感光体1C、1Y、1M、1K面上に形成されている。静電潜像は、現像器4C、4Y、4M、4Kによって各々、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックのトナー像に可視像化される。トナー像は、転写ベルト7上を搬送されてくる紙など転写材8に転写ローラ5C、5Y、5M、5Kによって順に転写され、カラー画像が形成される。
一方、給送トレイ9上に積載された転写材8は、給送ローラ10によって1枚ずつ順に給送される。給送された転写材8は、レジストローラ11によって画像の書き出しタイミングに同期をとって転写ベルト7上に送り出される。そして、感光体1C、1Y、1M、1K面上に形成されたシアンの画像、イエローの画像、マゼンダの画像、ブラックの画像が順に転写材8上に転写されてカラー画像が形成される。
駆動ローラ12は、回転ムラの小さな駆動モータ(図示しない)と接続しており、転写ベルト7の送りを精度よく行う。転写材8上に形成されたカラー画像は、定着器13によって熱定着されたのち、排出ローラ14などによって搬送されて装置外に出力される。
(光学走査装置)
図1は本実施形態における光学走査装置16b(16aも同一構成)の構成図である。図1に示すように、光学走査装置16bは、回転多面鏡21、スキャナモータ23、第2fθレンズ24K、24M、反射ミラー25〜27、光学箱29を有している。光学走査装置16bは、半導体レーザ30K、30M、コリメータレンズ31K、31M、シリンドリカルレンズ32、受光素子34、第1のレーザ光源装置51K及び第2のレーザ光源装置51M(図4参照)、板バネ54(図5参照)を有している。
図1中に記載されているZ軸は、レーザ光3の主走査方向と直交する軸であって、より厳密には回転多面鏡21の回転軸である。X軸は、Z軸に直交する光軸である。Y軸はレーザ光3の走査平面内にあってX軸に直交する軸である。
半導体レーザ30K、30Mは、Z方向(副走査方向;レーザ光の主走査方向と直交する方向)上下に配設されている。偏向手段としての回転多面鏡21及びスキャナモータ23、反射ミラー25〜27、fθレンズ24などの光学部材は樹脂製の光学箱29に内包される。光学箱29の上部開口は、蓋部材19(図2参照)によって閉塞される。
半導体レーザ30K、30Mから出射したレーザ光3(第1のレーザ光3K、第2のレーザ光3M)は、コリメータレンズ31K、31M、シリンドリカルレンズ32を透過した後、回転多面鏡21の同一の反射面22(偏向面)に集光される。回転多面鏡21はスキャナモータ23によって高速に回転駆動され、入射したレーザ光3K、3Mを同方向に偏向する。
偏向された第1のレーザ光3Kは、第1fθレンズ20を通過し、反射ミラー25に反射された後、第2fθレンズ24Kを通過し、反射ミラー26により、感光ドラム1K上に集光、走査して静電潜像を形成する。
偏向された第2のレーザ光3Mは、第1fθレンズ20を通過し、第2fθレンズ24Mを通過した後、反射ミラー27に反射され、感光ドラム1M上に集光、走査して静電潜像を形成する。
同期検知装置を構成する受光素子34は、2つのレーザ光3のうちどちらか一方のレーザ光を検知可能な位置に配設されている。受光素子34から得られる同期信号が不図示のレーザ駆動基板に伝達されることによって半導体レーザ30K、30Mの変調タイミングを決定し、感光体1の所定の位置に画像を形成することができる。
(レーザ光源装置)
図3に示すように、レーザ光源装置51K(51Mも同一構成)は、亜鉛ダイカストやガラス強化プラスチックなどで成形された略円筒形状のレーザホルダ50の一端に圧入等の手段によって半導体レーザ30Kを強固に保持している。レーザホルダ50のレーザ光の出射端にはコリメータレンズ31Kが位置調整されて接着固定されている。レーザ光源装置51K、51Mは、半導体レーザ30から出射したレーザ光3を平行光または規定の収束光に変換し、所定の方向に出射する。
2つのレーザ光源装置51K、51Mは、Z方向の上下に近接して配置されている。レーザ光源装置51K、51Mから各々出射したレーザ光3K、3Mは、X軸を基準としてZ方向(副走査方向)に互いに所定の角度αを有して回転多面鏡21の同一反射面22(同一偏向面)に照射される。
図4に示すように、レーザ光源装置51K、51Mは、各々光学箱29に矢印W1、W2方向に挿入されて固定される。
X方向(光軸方向)において、レーザホルダ50に設けられた突き当て部57K、57M(図5参照)が光学箱29に当接するまで、レーザ光源装置51K、51Mを矢印W1、W2方向に挿入して固定する。
Y方向(主走査方向)において、光学箱29に設けられた支持部61K、61M、62K、62M(基準平面)はZ方向と略平行である。支持部61、62は、X方向の前後に設けられている。レーザホルダ50はX方向の前後に、高精度の円筒形状の当接部52K、52M、53K、53Mを有している。当接部52K〜53Mと支持部61K〜62Mとが当接することで、レーザ光源装置51が光学箱29に固定される。
支持部61K〜62Mは、同一の基準平面を有するように設けられている。これにより、レーザ光源装置51K、51Mは、後述する板バネ54などによってY方向(主走査方向)における同一の基準平面に精度よく位置決めされて取り付けられる。
Z方向(副走査方向)において、光学箱29は、レーザ光源装置51K、51Mの上側と下側に、支持部63K、63M、64K、64M(基準平面)を有している。支持部63K〜64Mは、各々、支持部61K〜62Mに対して80°〜90°の角度で配置されている。
レーザホルダ50に設けられた当接部52K、52M、53K、53Mが、付勢部材である板バネ54(図5参照)によって支持部63K〜64Mに付勢されて、レーザ光源装置51K、51Mが光学箱29に固定される。ここで、Z方向で当接している支持部63Kと支持部64Kの座面と、支持部63Mと支持部64Mの座面との間に、レーザ光源装置51K及びレーザ光源装置51Mが配置される構成により、レーザ光源装置51Kとレーザ光源装置51Mを近接させて光学走査装置を小型化することができる。また、レーザ光3Kと3Mの出射角度αも小さくできる。
レーザ光源装置51K、51Mは、上述したように光学箱29にX、Y、Zの各方向で支持された状態で挿入されている。この状態で、図5に示すように、板バネ54は、レーザ光源装置51K、51Mを支持部62K(62M)と支持部64K(64M)に付勢(押圧)している。板バネ54の付勢方向(押圧方向)は、支持部62K(62M)と支持部64K(64M)の2等分方向U1(U2)である。ここで、2つのレーザ光源装置51K、51Mを主走査方向における1つの基準平面(支持部62K、62M)と副走査方向における2つの基準平面(支持部64K及び支持部64M)に対して1つの付勢部材(板バネ54)によって付勢している。この構成により、各レーザ光源装置に対してそれぞれ付勢部材を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
この押圧位置はレーザ光源装置51K、51Mを変形させないために、支持部63K(63M)と64K(64M)の近傍2ヶ所ずつであることが望ましい。このように上下に配置されたレーザ光源装置51K、51Mは近接して光学箱29に取り付けることができる。
また、本実施形態の光学走査装置16は、2つのレーザ光源装置51K、51Mから出射したレーザ光3K、3Mのうち、一方のレーザ光をのみ受光素子34で検知して画像形成する。このため、レーザ光3K、3Mは、互いの出射方向にばらつきが少なく、おおよそ同じであることが好ましい。本実施形態の光学走査装置16によれば、2つのレーザ光源装置51K,51Mを主走査方向において同一の基準平面で支持しているのため、2つのレーザ光3K、3Mの変調開始タイミングの補正量を小さく、かつ高分解能にして調整できる。 また、図6に示すように、半導体レーザ30は、発光時に熱を発生し、レーザホルダ50に熱を伝える。例えば、ガラス強化プラスチックのレーザホルダで、コリメータレンズ31近傍のレーザホルダ50の温度と半導体レーザ30近傍のレーザホルダ50の温度差を計測する。すると、8〜10℃程度半導体レーザ30近傍の温度の方が高くなる。この時、光学箱29に当接している当接部52と当接部53を比べると、当接部53の方が熱による樹脂の膨張が大きくなりレーザ光源装置51が矢印Y1方向に回転する。この回転量がレーザ光源装置毎に異なる場合、感光体上のレーザ光の走査位置ずれとなりカラー画像の色ずれになる。
しかしながら、本実施形態の光学走査装置16においては、Z方向(副走査方向)にレーザ光源装置51K、51Mを近接して配置し、Y方向(主走査方向)を同一の基準平面で支持する。これにより、光学走査装置を小型化できる。また、レーザ光源装置51K、51Mを主走査方向に精度良く配置することができるので、各色の画像の主走査書き出し位置を精度よく合わせることができる。また、熱膨張によるレーザ光源装置51K、51Mの回転方向と回転量は、ほぼ同じ回転方向、回転量となり、感光体上のレーザ光3K、3Mの位置ずれを揃えることができる。
また、回転多面鏡21の反射面22に入射するレーザ光3K、3Mが走査平面に対して角度をもって入射する斜入射光学系として、特開平10−327302、特開2001−051226に記載の斜入射光学系がある。このような斜入射光学系を用いた時、回転多面鏡21の反射面22の出入り(X方向の位置ずれ)によって走査線ピッチが不均一になることが知られている。このとき、レーザ光3K、3MのZ方向(副走査方向)における出射角度αが大きいほど、装置が大型化するとともに走査線ピッチもより不均一となる。
しかしながら、本実施形態に示すように、レーザ光源装置51K、51Mを副走査方向に近接して配置することにより、レーザ光3K、3MのZ方向(副走査方向)における出射角度αを小さくできる。よって、光学走査装置を小型化できるとともに、走査線ピッチ不均一の不良(いわゆるバンディング)を低減でき、画像品質を維持できる。
尚、本実施形態では、回転多面鏡21に所定の角度αをもってレーザ光を入射する斜入射光学系について説明したが、本発明はかかる構成に限定されるものではなく、上記効果が得られるものであれば角度αを有しなくてもよい。また、支持部の配置やその数に関しても、本発明は上記構成に限定されるものではなく、安定して支持できればよい。
[第二実施形態]
次に本発明に係る光学走査装置の第二実施形態について図を用いて説明する。図7は本実施形態に係る複数の発光点を有するレーザ光源装置の取り付けを説明する図である。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る光学走査装置は、上記第一実施形態の半導体レーザ30K、30Mに変えて、マルチレーザである半導体レーザ70K、70Mを用いたものである。
半導体レーザ70K、70Mは、例えば発光点が2つある場合、副走査方向(Z方向)の走査線調整を行う必要がある。
第1のレーザ光源装置71K及び第2のレーザ光源装置71Mは、前記実施形態と同様に、板バネ77によって光学箱79の支持部75K、75Mと支持部76K、76Mに付勢して仮固定されている。副走査方向の走査線が所定の間隔になるようにレーザ光源装置71K、71Mを各々の光軸X1周りに回転調整する。
回転調整後に、レーザホルダ72K、72Mに設けられたフランジ部73K、73Mと、光学箱79に設けられた接着部74K、74Mを跨ぐように、例えばUV接着剤78(光硬化型接着剤)を塗布して固定する。フランジ部73K、73Mの突出方向は、支持部75K、75Mと支持部76K、76Mの2等分方向U1、U2と略平行である。
これにより、接着剤の硬化収縮する方向が支持部75K、75M、支持部76K、76Mに突き当たる方向になる。このため、レーザ光源装置71K、71Mを支持部75K、75M、76K、76Mから浮かせることなくレーザ光源装置71K、71Mを固定できる。
[第三実施形態]
次に本発明に係る光学走査装置の第三実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は本実施形態に係る光学走査装置17の構成図である。図8に示すように、本実施形態の光学走査装置17は、1つの光学走査装置から4色に分解された画像信号によって各々対応する感光体上にレーザ光を照射し、フルカラー画像を形成する。
光学走査装置17は、左右に2つ、更には上下にも2列、すなわち4つのレーザ光源装置81を二次元的に配置する。レーザ光源装置81は、上記実施形態とほぼ同一の構成であって、半導体レーザ80、コリメータレンズ82、レーザホルダ83から構成されている。光学走査装置17は、回転多面鏡84を中心にして左右が略対称にレンズ85、86、87やミラー88、89、90を有している。
レーザ光は、反時計回り方向に高速で回転している回転多面鏡84によって偏向される。図8中の左側に配置された2つのレーザ光源から出射したレーザ光は感光体上で矢印S1の方向に走査される。一方、図8中の右側に配置された2つのレーザ光源から出射したレーザ光は感光体上で矢印S2の方向に走査されるため、逆方向に画像が形成される。
この場合、左右各々2つずつのレーザ光を検知して感光体上を走査する画像形成のタイミングを合わせることが好ましい。しかし、この検知手段が多くなり構成が複雑になるため、光学走査装置17は最小限の検知手段で画像形成タイミングを合わせる。
画像形成位置を揃えるための検知手段91は、レーザ光源装置81の図8中左側に配置されており、1つのレーザ光の画像書き出し位置を決定する。他の3つのレーザ光の書き出し位置は、前記1つのレーザ光から発生する検知信号をトリガとして事前にディレイ時間を検出して記憶させておくことにより決定する。これにより、全てのレーザ光3が感光体1の所定位置に画像を形成できる。
図9はレーザ光源装置81および光学箱92の光源挿入部93を表す図である。図9に示すように、レーザホルダ83は、略円筒形状をした先端側当接部831と根元側当接部832を有する。光学箱92は、レーザ光源装置81を位置決めするための先端側支持部94と根元側支持部95を備えている。
先端側支持部94は、各レーザ光源装置81の先端側当接部831に対応して、Y方向と略平行な面941とZ方向に略平行な面942を有している。根元側支持部95は、各レーザ光源装置81の根元側当接部832に対応して、Y方向と略平行な面951とZ方向と略平行な面952を有している。
このように光源挿入部93は、Y方向と略平行な面941、951とZ方向に略平行な面942、952とこれらに挟まれた隅部4箇所で構成されたトンネル形状である。
各隅部に対してレーザ光源装置81が1つずつ取り付けられ、先端側当接部831を先端側支持部94に、根元側当接部832を根元側支持部95に、それぞれ当接してレーザ光源装置81の位置を決定する。
位置決めされたレーザ光源装置81は、板バネ96などによって隅部方向に付勢され、固定される。隣り合う2つのレーザ光源装置81の付勢方向は略90°をなしている。また、X方向の位置決めは、レーザホルダ83の突き当て部833を光学箱92に突き当てて行われる。
このようにレーザ光源装置を光学箱に対して主走査方向に精度よく取り付けることによって、上述の如く、基準となるレーザ光から得られる検知信号をトリガにして、他の3つのレーザ光の主走査書き出し位置を合わせやすくなる。
また、図10に示すように、半導体レーザ80が発熱することによって、前述したように半導体レーザの熱がレーザホルダ83に伝わり先端側当接部831に対して根元側当接部832の方が温度が高くなる。この2つの当接部831、832の熱膨張の差によってレーザ光3が互いに離れる方向T1、T2にレーザ光源装置81が回転する。この時、回転多面鏡84の異なる面によって走査されたレーザ光3はそれぞれT1a、T2aの方向に変動する。よって、変動したレーザ光3は、感光体1上で同一方向にずれるため、走査線ピッチ不均一の不良(いわゆるバンディング)も低減でき、カラー画像の色ずれへの影響は小さい。
このように、本実施形態の光学走査装置17は、装置の小型化に有効な上に、上下左右に配置されたレーザ光源装置81から出射した4つのレーザ光3は相互に感光体上での位置を維持でき、カラー画像品質を損なうことを抑制できる。
なお、本実施形態では、レーザ光源装置81の固定手段に板バネ96を用いたときの構成について述べたが、固定手段として接着剤を用いてもよい。
第一実施形態に係る光学走査装置の構成図である。 第一実施形態に係る光学走査装置を用いたカラー画像形成装置の断面図である。 第一実施形態のレーザ光源装置周辺の断面図である。 第一実施形態のレーザ光源装置の組み付けを説明する図である。 第一実施形態のレーザ光源装置部の詳細図である。 第一実施形態の半導体レーザが発熱した時にレーザ光が変動することを説明する図である。 第二実施形態に係る複数の発光点を有するレーザ光源装置の取り付けを説明する図である。 第三実施形態に係る光学走査装置の構成図である。 第三実施形態に係るレーザ光源装置の組み付けを説明する図である。 第三実施形態に係る半導体レーザが発熱した時にレーザ光が変動することを説明する図である。
符号の説明
21、84 …回転多面鏡
24 …第2fθレンズ(光学部材)
25〜27 …反射ミラー(光学部材)
29、79、92 …光学箱
51、71、81 …レーザ光源装置
61、62、63、64 …支持部(基準平面)

Claims (4)

  1. レーザ光を出射する第1のレーザ光源装置と、前記第1のレーザ光源装置に対して副走査方向にずれて配置された第2のレーザ光源装置と、前記第1のレーザ光源装置から出射する第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光源装置から出射する第2のレーザ光を同一の偏向面によって偏向し、それぞれ異なる被走査面上に走査する偏向手段と、
    前記レーザ光源装置と前記偏向手段とを備える光学箱と、を有する光学走査装置において、
    前記光学箱は、主走査方向において前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置が共に当接して位置決めされる1つの基準平面と、該副走査方向において前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置がそれぞれ当接して位置決めされる2つの基準平面と、を有し、該副走査方向における2つの基準平面の間に、前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置が配置されることを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置を該主走査方向における前記1つの基準平面と該副走査方向における前記2つの基準平面に対して付勢する1つの付勢部材を有することを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置は、それぞれ複数の発光点を有し、該主走査方向における1つの基準平面と該副走査方向における2つの基準平面にそれぞれ当接した状態で回転調整された後、光硬化型接着剤によって前記光学箱に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学走査装置。
  4. 前記第1のレーザ光源装置及び前記第2のレーザ光源装置は、前記第1のレーザ光の光軸と前記第2のレーザ光の光軸とが所定の角度を有するように前記光学箱に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学走査装置。
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