JP2007112061A - マルチビーム光走査方法及びそれを用いた光走査装置 - Google Patents

マルチビーム光走査方法及びそれを用いた光走査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 偏向面ごとの面間隔誤差と光束間の発光タイミングのズレの双方を補償することにより、高速でしかも高画質な画像が容易に得られること。
【解決手段】 複数の発光部を有する光源手段からの光束を共通の偏向手段で偏向し結像光学系を介して被走査面上を複数の光束で走査するとき複数の発光部のうち1つの発光部からの光束であって偏向手段の1回転に伴って各偏向面で偏向される光束を1つの検知手段で順次検知する第1の検知工程と、1つの発光部からの光束であって偏向手段の1つの偏向面Aで偏向された光束を検知手段で検知し次いで1つの発光部を消灯し他の発光部からの光束であって偏向面Aの次の上流側の偏向面Bで偏向された光束を検知手段で検知する第2の検知工程と、第1、第2の検知工程で得られる信号を用いて複数の発光部の発光タイミングを調整する調整工程とを利用して複数の光束で被走査面上を走査すること。
【選択図】 図1

Description

本発明はマルチビーム光走査方法及びそれを用いた光走査装置に関し、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等に好適な光走査装置に関するものである。
レーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ等の画像形成装置においては、高解像度の画像を高速に形成することが求められている。
近年ではこのような要求に答えるために、画像形成装置に複数の光源、もしくは半導体レーザアレイ等を使用する、所謂マルチビーム走査光学系を用いることが多く行われている。
高速度で走査する画像形成装置になると、光学性能や機械精度はより高精度なことが求められる。結像光学系に用いられるfθレンズの光学性能としては、スポット径や像面照度の均一性、走査線の直線性等がより高精度であることが求められる。また偏向走査を行う偏向手段であるポリゴンミラー(光偏向器)も高速度での安定した回転が求められる。
更に画質を向上させるためには副走査方向の走査線間隔が均等であることや、一つ一つの走査線(画像)の書き出し位置や終了位置を揃えることも重要となってくる。
副走査方向の走査線間隔については特にカラー画像形成装置に対しては重要であり、色ごとに走査線の位置がずれると色ずれが顕著となって現れ、画質を劣化させる一因となる。そのためには紙送りの速度の一定性や、光偏向器であるポリゴンミラーや感光ドラムの安定した回転が求められる。
また走査線の書き出し位置については、一つ一つの走査線の書き出し位置がずれると、例えば副走査方向への直線がジグザグとなり、画質の劣化につながる。走査線の書き出し位置を揃えるには、例えば走査線の書き出し位置を検知する同期検知部の前方に矩形や三角形の絞りを配置する。このような構成のもとで走査線の書き出し位置の時間的ズレや空間的ズレを検知してフィードバックすることで走査線の書き出しタイミングや副走査方向のずれを調整する。
通常、光走査装置においてはポリゴンミラーで偏向走査する光束の一部を用いて走査線の書き出し位置を揃えるための同期検知部を設けている。この同期検知部で偏向走査される光束が検知される時間を基に走査線の書出し位置を揃える等の施策がとられている。一般的な同期検知方法は、走査領域(画像有効領域)よりも先に(上流側で)偏向走査される光束を検知し、その時間に対して一定の遅延時間を与えて走査線の書き出し位置を設定している。
一方、複数の光束を用いる光走査装置においては光束間の時間的ずれを無くすことも重要である。この光束間の時間的ずれを補正した光走査装置は従来から提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1においては光源手段から出射した4つの光束についてポリゴンミラーの同一偏向面で偏向された光束を同期検知部で検知し、該同期検知部で得られた情報により光束間のずれを検知し、走査線の書き出しタイミングや副走査方向のずれを調整している。
一般に同期検知は走査される光束毎に行うのが望ましい。しかしながら解像度が1200dpiから2400dpiへと高精細な画像形成装置になると主走査方向の走査間隔は解像度から決まるため高精細になると光束間の同期検知器における時間的分離が不十分となる。また先行の光束が同期検知器から抜け出さないうちに次の光束が同期検知面へ到達したり、あるいは同期検知面へ到達せずとも先行の光束を同期検知器で検知したあと検知回路が待機状態へ戻りきらないうちに次の光束が同期検知面へ到達したりする。このような場合には、その光束が検知できなくなってくる。
そこで光源手段から出射した複数の光束のうちの一つだけを代表として同期検知し、他の光束は等間隔で遅延発光させる。こうすることにより各光束間が主走査方向に近接していても発光部ごとの発光タイミングを設定できる。
特開2003-305884号公報
しかしながら各光束に対しそれぞれ同期検知を行う光走査装置の場合と違って、代表の一つの光束しか検知しない光走査装置においては、上述した遅延時間はポリゴンミラーが正しく回転し、正しい向きに偏向面が向いていることを前提にしている。このためこの前提条件に誤差がある場合には所望の走査が行なわれないという問題点がある。
偏向手段であるポリゴンミラーは、実際には偏向面同士の角度的な間隔(配置)に幾分かの誤差を持って製作されている。以下、この偏向面同士の角度的な間隔誤差を「面間隔誤差」と称す。
この面間隔誤差は加工上の誤差であり、公差の中で抑えられてはいるが現実的にはゼロには出来ない。そのため、ある偏向面を用いて光束間の時間的ずれを補正しても別の偏向面ではその補正量は本来異なることとなる。
上記特許文献1では光束間の発光タイミングのズレを検知し補正しているので発光部側の発光タイミングは一致する。しかしながら、それは実際に走査される際には次の走査線を描くときに面間隔誤差がのるため、発光タイミングが均一だとしても角度誤差分だけ走査線の書き出し位置がずれることとなる。
例えば6面構成のポリゴンミラーの偏向面同士の角度は120°であるが、角度誤差が30"あるとするとfθ係数200mmの結像光学系を用いた場合では被走査面上において29μm結像位置がずれることとなる。これは1200dpiの解像度(主走査方向のビーム間隔)である21.3μmを超えてしまう。
このため、この状態で全く同一な時間間隔でポリゴンミラーの各偏向面で走査して点像を描写すると、その点像は主走査方向に29μmの範囲でふらつきながら副走査方向へ形成されることとなる。更に光源が2ビーム(マルチビーム)の場合、より顕著に画像が劣化する。
本発明は偏向面ごとの面間隔誤差と光束間の発光タイミングのズレの双方を補償することにより、高速でしかも高画質な画像が容易に得られるマルチビーム光走査方法及びそれを用いた光走査装置の提供を目的とする。
請求項1の発明のマルチビーム光走査方法は、
複数の発光部を有する光源手段から出射した光束を共通の偏向手段で偏向し、結像光学系を介して被走査面上を複数の光束で走査するとき、
該複数の発光部のうち1つの発光部からの光束であって、該偏向手段の1回転に伴って各偏向面で偏向される光束を1つの検知手段で順次検知する第1の検知工程と、
該1つの発光部からの光束であって、該偏向手段の1つの偏向面Aで偏向された光束を該検知手段で検知し、次いで該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束であって、該偏向手段の偏向面Aの次の上流側の偏向面Bで偏向された光束を該検知手段で検知する第2の検知工程と、
該第1の検知工程と該第2の検知工程で得られる信号を用いて、該複数の発光部の発光タイミングを調整する調整工程とを利用して、該複数の光束で該被走査面上を走査することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記1つの発光部からの光束であって、前記偏向手段の任意の1つの偏向面で偏向された光束を前記検知手段で検知するときの検知時刻をTa、該偏向面の上流側の偏向面で偏向された光束を該検知手段で検知するときの検知時刻をTb、該偏向手段の1回転の周期をτ、該偏向手段の偏向面の数をM、面間隔誤差に伴う補正時間をTXとするとき、
τ/M=Tb−Ta+TX
となるように該補正時間TXを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整していることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項2の発明において、
前記1つの発光部からの光束で、前記偏向手段の1つの偏向面で偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻をTAa、該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束で該偏向手段の1つの偏向面の次の上流側の偏向面で偏向された光束を該検知手段で検知したときの時刻をTBb、各光束間の誤差に伴う補正時間をTpとするとき、
τ/M=TBb−(TAa+TX)+Tp
となるように該補正時間Tpを設定して、複数の発光部の発光タイミングを調整していることを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1の発明において、
前記1つの発光部からの光束が、前記偏向手段の複数の偏向面(Mを正の整数とするときM面)で偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻を各々順にTa、Tb、‥‥TM、該偏向手段の1回転の周期をτ、面間隔誤差に伴う補正時間を各々順にTXa、TXb、‥‥TXMとするとき、
τ/M=Tb−Ta+TXa
=Tc−Tb+TXb


=TM−T(M−1)+TX(M−1)
=Ta−TM+TXM
となるように各々の補正時間TXa、TXb、‥‥TXMを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整していることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1の発明において、
前記1つの発光部からの光束が、前記偏向手段の複数の偏向面(Mを正の整数とするときM面)Pa、Pb‥‥PMで偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻を各々順にTa、Tb、‥‥TM、該偏向手段の1回転の周期をτ、面間隔誤差に伴う補正時間を各々順にTXa、TXb、‥‥TXMとするとき、
τ/M=Tb−Ta+TXa
=Tc−Tb+TXb


=TM−T(M−1)+TX(M−1)
=Ta−TM+TXM
となるように各々の補正時間TXa、TXb、‥‥TXMを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整し、
次いで該1つの発光部からの光束で、該1つの偏向面Paで偏向された後に、該検知手段によって検知された時刻をTAa、該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束で該1つの偏向面Paの次の上流側の偏向面Pbで偏向された光束を該検知手段で検知したときの時刻をTBb、各光束間の誤差に伴う補正時間をTp、面間隔誤差に伴う補正時間をTXとするとき、
τ/M=TBb−(TAa+TX)+Tp
となるように該補正時間Tpを設定して、複数の発光部の発光タイミングを調整していることを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1乃至5の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における書き出し位置が一致していることを特徴としている。
請求項7の発明は請求項1乃至6の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における書き終り位置が一致していることを特徴としている。
請求項8の発明は請求項1乃至7の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における画像中央位置が一致していることを特徴としている。
請求項9の発明は請求項1乃至8の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部の数をN、前記偏向手段の偏向面の数をM(N、Mは整数で、N>M)、該偏向手段の1回転の周期をτ、pをN/Mを上限とする整数1、2、3‥‥N/Mとし、各発光部をM倍の時間間隔を持たせ、(N/M(p-1)+1)で表される番号の発光部を発光させてそのタイミングを順次計測し、測定された発光タイミングの間隔時間hと、該偏向手段の1回転の周期τから一面あたりに割り出させる時間τ/Mを比較し、(h-τ/M)/(N/M)を測定に用いた発光部から次の測定に用いた発光部前までの各光束に対する補正時間とすることを特徴としている。
請求項10の発明のマルチビーム光走査装置は、
請求項1乃至9の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法を利用していることを特徴としている。
請求項11の発明の画像形成装置は、
請求項10に記載のマルチビーム光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マルチビーム光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項12の発明の画像形成装置は、
請求項10に記載のマルチビーム光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記マルチビーム光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項13の発明のカラー画像形成装置は、
各々が請求項10に記載のマルチビーム光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項14の発明は請求項13の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々のマルチビーム光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば偏向面ごとの面間隔誤差と光束間の発光タイミングのズレの双方を補償することにより、正確な走査を行なうことができ、これにより高速でしかも高画質な画像を容易に得ることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1のマルチビーム光走査方法を利用した光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向とは回転多面鏡の回転軸及び結像光学系の光軸に垂直な方向(回転多面鏡で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向とは回転多面鏡の回転軸と平行な方向である。また主走査断面とは主走査方向と結像光学系の光軸を含む平面である。また副走査断面とは主走査断面と垂直な断面である。
同図において1は光源手段であり、2つの発光部1a,1bを有するマルチ半導体レーザより成っている。この2つの発光部1a,1bは主走査方向及び副走査方向に対して各々離れて配置されている。
2はコリメータレンズであり、光源手段1から射出した光束を略平行光束としている。上記2つの発光部1a,1bは不図示のホルダによりコリメータレンズ2との位置合わせが行われている。
3はレンズ系(シリンドリカルレンズ)であり、副走査断面内(副走査方向)のみに所定の屈折力を有しており、コリメータレンズ2で規制された略平行光束を後述するポリゴンミラー6の偏向面6aもしくはその近傍にて副走査方向に収束(主走査方向に長手の線像)させている。
尚、コリメータレンズ2とシリンドリカルレンズ3を1つの光学素子より構成しても良い。またコリメータレンズ2とシリンドリカルレンズ3等の各要素は入射光学系LAの一要素を構成している。
5は開口絞り(入射絞り)であり、シリンドリカルレンズ3を射出した光束を所望の最適なビーム形状(光束径)に成形している。この開口絞り5により主走査方向においては2つの発光部1a,1bから射出された光束の光束径が一致する。尚、開口絞り5は後述するBD光学系の一要素をも兼ねている。
6は偏向手段としての4面構成より成る光偏向器であり、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成り、モータ等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
7は集光機能とfθ特性を有する結像光学系であり、第1、第2の結像レンズ7a,7bを有している。結像光学系7はポリゴンミラー6によって反射偏向された画像情報に基づく光束を主走査断面内において被走査面としての感光ドラム面8上にスポットに結像させている。また副走査断面内においてポリゴンミラー6の偏向面6aと感光ドラム面8との間を光学的に共役関係にすることにより、倒れ補償を行っている。
8は被走査面としての感光ドラム面である。Wは走査領域(画像形成領域)である。
4は同期検知用の結像レンズであり、後述する同期検知用のスリット(BDスリット)9面上にポリゴンミラー6で偏向された同期信号検知用の光束(BD光束)を結像させている。尚、本実施例における同期結像レンズ4は入射光学系LAの一要素を構成するシリンドリカルレンズ3と一体化に形成しても良い。
BDスリット9は感光ドラム8面と光学的に等価な位置に配されており、走査線(画像)の書き出し位置を決めている。
12は同期検知部(同期検知手段)であり、同期検知用のレンズ(BDレンズ)10と同期検知用の同期検知器(BDセンサー)11とを有している。同期検知器11で検知して得られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面8上への画像記録の走査開始位置のタイミングを調整している。本実施例における同期検知器11は光源手段1と同一の基板13上に配置されている。尚、同期検知器11と光源手段1とをそれぞれ独立に配置しても良い。
上記結像レンズ4、BDスリット9、BDレンズ10、そしてBDセンサー11等の各要素はBD光学系(同期位置検知手段)の一要素を構成している。
本実施例において画像情報に応じてマルチ半導体レーザ1から光変調され出射した2つの光束はコリメータレンズ2により略平行光束に変換される。
発光部1a,1bは、該発光部1a,1bから像面(被走査面)に至るまでの光学系の副走査方向の倍率から副走査方向に離間すべく距離を設定する必要がある。例えば像面で600dpi(副走査方向の間隔42.3μm)を得るためには、像面までの副走査断面内の倍率をmとすると、42.3/m[μm]に設定しておく。そのためにはマルチ半導体レーザをコリメートレンズ2の光軸周りに回転させ、2つの発光部1a,1bの副走査方向の間隔を42.3/m[μm]になるように設定しておけばよい。
尚、図1は説明を簡便にする為に発光部を2個用いた2ビーム光走査装置を示しているが、発光部は3つ以上でも良い。
また本実施例において光源手段に単一、あるいは複数の発光部を有する半導体レーザを複数用いても良い。この場合には、例えば光源手段にそれぞれ用意したコリメータレンズにより光束を整形し、それをプリズムやミラーにより合成してマルチビーム走査を行うようにすればよい。その場合でも半導体レーザを保持するホルダやプリズムやミラーを保持するホルダ等を要求される解像度に合せて回転調整や傾け調整を行い、必要な発光部間の副走査方向の距離に合せることで同様の効果が得られる。これは合成される発光部が3つでも4つでも、合成箇所が1箇所でも複数箇所でも同様である。
そしてコリメータレンズ2により略平行光束に変換された2つの光束は、主走査方向の発光部間隔から決まる若干の射出角度を持って離間しながらシリンドリカルレンズ3に入射し、副走査方向に収束しながら開口絞り5に向かう。
開口絞り5でそれぞれの光束の光束径は主走査方向に完全に一致し、該光束径を整形された後にポリゴンミラー6の偏向面6aへ向かう。開口絞り5はポリゴンミラー6の偏向面6a上で2つの光束が離間しないよう、通常ポリゴンミラー6の近傍に配置される。
ポリゴンミラー6の偏向面上で2つの光束が主走査方向に離間していると、結像光学系7の前後の共役関係が2つの光束間で異なることとなり、結像位置にズレを生じてしまう。また同期検知器11に光束の一部を導く際にも使用される光束内の光量分布が異なってしまう。これは同期検知器11を光束が通過する際、徐々に受光光量が増加して検知される光量にまでなるタイミングが異なってしまうこととなる。すると光量の分布による同期時間のずれが発生することとなり、更に画質が劣化する元となる。
そしてポリゴンミラー6の偏向面6aで反射偏向された2つの光束は結像光学系7により感光ドラム面8上にスポット状に結像される。ポリゴンミラー6を矢印A方向に回転させることによって、感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面8上に2本の走査線を同時に形成し、画像記録を行っている
また本実施例では上記の如く上流側に走査開始側の走査領域Wの外側の光束(BD光束)を用いて走査線(画像)の書き出しタイミングを検知する同期検知部12が設けられている。同期検出用の結像レンズ4により走査光束の一部が該同期検知部12に取り入れられる。この同期検知部12により検知された時間(タイミング)を元に、設定された遅延時間をおいて走査領域において画像信号による発光が開始される。
次に感光ドラム面8上における画像の書出し位置の調整方法について図2(A),(B)を用いて説明する。図2(A),(B)は各々説明を容易に行うため、偏向面付近で主光線が偏向反射されている様子を示した説明図である。
さて光源手段を構成する2つの発光部1a,1bから発せられ、偏向面6aに対して入射する2つの光束A,Bのうち、発光部1aから発した光束Aについて注目する。ここでは図2(A)に示すように光束Aのみを用いるため発光部1bは消灯しておく。
発光部1aから発せられた光束Aは走査領域外の位置で同期検知器11により走査領域Wに達する前(上流側)に検知され、その到達時間が記録される。
走査領域Wで画像(走査線)を書き始める位置と、同期検知器11で検知される像高は結像光学系7のfθ係数をkとするとき、
y=kθ .......<数式1>
(y:走査像高、k:結像光学系7のfθ係数、θ:ポリゴンミラー6で偏向
された光束の結像光学系7の光軸からの角度)
で求まる。
同期検知器11で検知された時間Tにおける像高yと、画像を書き始める時間T´における像高との差をΔy(mm)とする。このΔyの間を走査する時間差をΔT(sec)とすると、該時間差ΔTは、
ΔT=T´−T
ΔT=(Δy・25.4・N)/(dpi・W・Vp)[Sec]......<数式2>
(dpi:解像度(dpi)、N:光束数、W:面当りの走査可能幅(mm)、
Vp:プロセススピード)
で求めることができる。
ここでWはポリゴンミラー6の一面当りで走査可能な走査幅(走査領域)を示しており、
W=4π・kθ/M...........<数式3>
(M:ポリゴンミラーの偏向面の数)
で求まる範囲である。
本実施例ではこの時間差ΔTが一定となるように設定する。今、発光部1aから射出された光束Aが偏向面6aで偏向された際の同期検知器11での検知された検知時間をTaとする。次に1/4周期のポリゴンミラー6が回転し、偏向面6aとは他の面である偏向面6bで同じく同期検知を行い、この時の検知時間をTbとする。同様にして別の偏向面6c,6dでも同期検知を行い、該偏向面6c、6dの時に検知された検知時間をそれぞれTc、Tdとする。
このときの検知は第1の検知工程となる。そして検知時間Ta〜Tdを記憶手段に記憶しておく。
ポリゴンミラー6に面間隔誤差(面同士の角度誤差)がなく、正確に角度が設定されているとすれば、
t=Tb−Ta=Tc−Tb=Td−Tc=Ta−Td...........<数式4>
となる。その時間tはポリゴンミラー6の1回転の周期τの1/4の時間に等しい。
即ち、
t=τ/4
となる。
しかしながら、実際には加工誤差があり、面間隔誤差は一定とはならず、
Tb−Ta≠Tc−Tb≠Td−Tc≠Ta−Td..............<数式5>
となってしまう。
そこで理論上の4面構成より成るポリゴンミラー6の1回転の周期τの1/4周期にかかる時間τ/4と、それぞれの項を比較し、
(Tb−Ta)+Tα=τ/4..............................<数式6>
となるように第1の補正手段により面間隔誤差に伴う補正時間(面間隔誤差)Tαを加える。ここで補正時間Tαは正または負の実数である。
こうして補正した後の周期で記述すると、数式4は補正時間Tα、Tβ、Tγ、Tδを用いて
Tb−Ta+Tα=Tc−Tb+Tβ
=Td−Tc+Tγ
=Ta−Td+Tδ
=τ/4................................<数式7>
となる。ここで補正時間Tβ、Tγ、Tδは各々正または負の実数である。
これらそれぞれの補正時間(発光タイミングのズレ)Tα、Tβ、Tγ、Tδは計測手段で算出する。
このようにして偏向面同士に角度誤差があった場合でも画像の書き出し位置を揃えることができる。このときの各タイミングは制御手段で行う。
但し、ここまでは光束Aの発光タイミングに関し、面間隔誤差によらず同じタイミングで画像の書き出し位置を揃えて発光させることができただけである。この他の光束、ここでは光束Bとの時間的配置までは設定されていない。
そこで本実施例では光束Aと光束Bの正しい時間的配置、つまり解像度分の間隔を正しく設定する。この設定が正しく設定されていないと、仮に光束Aが毎周期正しく走査されても光束Bが時間的ずれを持って走査が行なわれてしまう可能性がある。この結果、同じ主走査位置で点像を形成しようとしても主走査方向でずれが生じ、結果として副走査方向に延びる直線を描いたときに太った線として描画されてしまう。
本実施例では、まず先に示した手法により、光束Aを用いて偏向面各面の面間隔誤差(補正時間)Tα、Tβ、Tγ、Tδを記憶手段に記録しておく。次に光束Aを偏向面aで走査を行い、そのときの検知時間TAaを記録する。次に光束Aの発光を停める。
ここで続いて光束Bを用いて走査を行うのだが、前述の如く高速走査を行うと、同期検知器11から光束Aが完全に離れないうちに光束Bが該同期検知器11にかかってしまう虞がある。このため光束Bを走査する際は偏向面6aの次に走査を行う偏向面(隣り(上流側)の偏向面)6bにて走査を行う(図2(B)参照)。
こうするとポリゴンミラー6の回転周期τの(1/4)τの時間の間隔が利用でき、検知するのに充分な時間間隔が確保でき、間隔が短い例えば1200dpiやそれ以上の解像度でも対応することができる。
このようにして偏向面6bで偏向された光束Bは同期検知器11で検知され、そのときの時間がTBbとして記録手段に記録される。このときの検知は第2の検知工程となる。
光束Aで記録した検知時間TAaと合せて、同様に
TBb−(TAa+Tα)=τ/4 となるべくものが.......<数式8>
TBb−(TAa+Tα)≠τ/4 となっていたとする。...<数式9>
この場合は各光束間の誤差に伴う補正時間(光束A,B間の誤差成分)Tpを用いて
TBb−(TAa+Tα)+Tp=τ/4......................<数式10>
とする。ここで補正時間Tpは正または負の実数である。
このように前述の面間隔誤差分Tαと、光束A、B間の誤差成分Tpを合せてポリゴンミラー6の(1/4)τ周期となるよう2光束間のズレに対する補正時間Tpを追加する。補正時間Tpを補正するのは第2の補正手段である。
こうすることで、光束Aを用いて面間隔誤差を排除し、正確な偏向面ごとの発光が可能となり、さらに光束Bを光束Aとの発光ズレを減少することで画像の書出し位置、画像の書き終り位置、そして画像中央位置等を光束A、光束Bともに一致させることが可能となる。
このときの複数の発光部の発光タイミングの調整は調整工程となる。
尚、本実施例に用いたポリゴンミラーの偏向面は4面構成であるため、面一面あたりの周期はτ/4であるが、これがその他の面数、例えば6面構成であればτ/6になる。
このように本実施例では上記の如く偏向面の面間隔誤差分の時間ズレを補正し、続いて複数光束間の時間的ズレを補正することにより、偏向面の各面でも、また光束間でも正確に走査間隔が設定された光走査装置を構成している。
[数値実施例1]
次に解像度1200dpiの画像形成装置において、2ビームマルチ半導体レーザを用いた系による数値実施例1を示す。構成は図1に示した光走査装置と同じであり、具体的に設定したものを示す。
fθ係数 :109mm
解像度 :600dpi
同期検知器への光束の偏向角度:75度
走査領域 :214mm(±107mm)
偏向面一面当たりの走査幅 :342.434mm(±171.217mm)
プロセススピード :132.866mm/S
同期検知器と走査領域の書出し位置までの距離Δyと時間ΔTは、上記数式1、2より
Δy=171.217-109*(75/180*π)=171.217-142.681=28.536mm
ΔT=(109*25.4*4)/((28.536*132.866*600)=4.868mSec
となる。
図3は本発明の実施例1の同期検知方法及び同期検知誤差を低減するためのフローチャートである。
まずオペレータが走査を開始する(S1)。
光束Aを発する発光部1aのみが発光する(S2)。
光束Aはポリゴンミラーの偏向面6aで偏向され、その一部が同期検知器11へ入射し光束Aの検知時間が検知され、続けて偏向面6b〜6dまで順次偏向した後、それぞれ同期検知器11において検知された時間が記録される(S3)。
それぞれ検知された時間(Ta〜Td)は基準となる周期(偏向面一面当たりの基準時間)τ/4と比較され、その補正量(Tα、Tβ、Tγ、Tδ)を算出して次回の偏向時の発光タイミングにフィードバックされる(S4〜S6)。
ここまでで偏向面ごとの面間隔誤差によるタイミングズレが補正され、光束Aにおける発光タイミングのずれは解消される。
次にポリゴンミラーが1周した時点でもう一度偏向面6aで光束Aを偏向し、同じく同期検知器11で検知された検知時間TAaを記録する(S7〜S8)。
発光部1aは同期検知器11で検知されたのち消灯し(尚、光束が同期検知器11に入射しないようにしても良い。)、すぐさま発光部1bを発光させて光束Bによる偏向を行う(S9)。
ここでは直前に使用した偏向面6aの隣の面である偏向面6bを使用する。またこの時点で光束Aは消灯しているが、同期検知器11へ光束が混入する虞がないことが明らかな場合は点灯させた状態にしておいても良い。
ここで偏向面6bで偏向された光束Bを同期検知器11により検知する。ここで検知された検知時間TBbと、先のS4〜S6で算出した面ごとの面間隔誤差及びS7〜S9で記録した光束Aの時間データTAaとを比較し、一面当りの周期τとのズレを算出してその誤差成分(補正時間)Tpを補正する(S10)。
以降は偏向面6aで同期検知された光束Aのタイミングに対し、他の面では補正データにより補正された発光タイミングで光束A,Bを偏向走査させることで正確に偏向走査することができる。
その際、同期検知器11で検知された時間と走査領域の書出し始めの時間との遅延時間ΔTを上記の如く4.868mSecとすることで光束A、B共に正確な走査が行われ、良好なる画像を得ることができる。
なお、上記の補正手段による補正は、装置組立て中に設定し、その補正値をメモリ等に記憶しておくことで、常にこの補正値に基づいて偏向走査させることができ、常に安定した走査が行なえる。更に環境の変化などによる経時変化が心配されるようであれば、装置にこの補正手段を組み込んで、常に走査前に補正値を設定できるようにすれば、安定した走査を保持し続けることができる。
また本実施例では新たに同期検知部を増設することが無いので、装置全体の簡素化を図ることができる。
図4は本発明の実施例2の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は光源ユニットとシリンドリカルレンズを含む入射光学系を複数設け、該複数の入射光学系LA1,LA2を共通の光偏向器43に対して主走査方向に所定の開き角を持たせて配置したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において41a、41bは各々第1、第2の光源ユニットであり、単一の発光部を有する光源手段(半導体レーザ)と、該半導体レーザから射出した光束を略平行光束に変換するコリメータレンズとを保持している。尚、光源手段は複数の発光部より構成しても良い。
42は共通のレンズ系(シリンドリカルレンズ)であり、副走査断面内(副走査方向)のみに所定の屈折力を有しており、コリメータレンズで規制された略平行光束を6面構成より成るポリゴンミラー(光偏向器)43の偏向面43aもしくはその近傍にて副走査方向に収束(主走査方向に長手の線像)させている。
尚、第1の光源ユニット41a、シリンドリカルレンズ42等の各要素は第1の入射光学系LA1の一要素を構成しており、また第2の光源ユニット41b、シリンドリカルレンズ42等の各要素は第2の入射光学系LA2の一要素を構成している。
本実施例では第1、第2の入射光学系LA1,LA2を共通の光偏向器43に対して主走査方向に所定の開き角を持たせて配置している。尚、入射光学系は2つに限らず、3つ以上であっても良い。またシリンドリカルレンズ42は共通で無くても、それぞれの入射光学系LA1,LA2に対応して独立に設けても良い。
偏向手段としてのポリゴンミラー43はモータ等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
44は集光機能とfθ特性を有する結像光学系であり、第1、第2の結像レンズ44a,44bを有している。結像光学系44はポリゴンミラー43によって反射偏向された画像情報に基づく光束を主走査断面内において被走査面としての感光ドラム面8上にスポットに結像させている。また副走査断面内においてポリゴンミラー43の偏向面43aと感光ドラム面8との間を光学的に共役関係にすることにより、倒れ補償を行っている。
46は同期検知部(同期検知手段)であり、同期検知用レンズ(BDレンズ)46aと同期検知器(BDセンサー)46bとを有している。同期検知器46bで検知して得られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面8上への画像記録の走査開始位置のタイミングを調整している。
本実施例においても前述の実施例1と同様に上述した同期検知及び同期検知誤差を低減する手法を適用している。
即ち、本実施例では第1の光源ユニット41aより射出された光束によりポリゴンミラー43の各偏向面の面間隔誤差による同期検知ズレ(補正時間)を記録手段で記録している。次いで第2の光源ユニット41bより射出された光束と第1の光源ユニット41aから射出された光束との検知時間のズレを計測手段で計測している。そして同期検知ズレ及び検知時間のズレ等を上述した手法により減少させることにより、良好なる画像を得ている。
尚、本実施例において第1、第2の光源ユニット41a、41bが主走査方向に角度的に離間していることに起因する走査方向の位置ズレは2つの光束の調整を行なう前記図3におけるフローチャートのS10で行なえる。またこの時間差は偏向面に関係なく一律同じであるため、光束間の誤差成分(補正時間)Tpに組み込むことで調整は問題なく行なうことができる。
次に本発明の実施例3について説明する。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、光源手段に同一面上に格子状に配列された複数の発光部を有する光源(面発光型のレーザー)を用いたことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、図5は本実施例の光源手段としての面発光型のレーザー(面発光レーザー)51の要部斜視図である。同図における面発光レーザー51は同一面上に格子状に配列された複数の発光部51aを有している。
高速化を進めていく上で、図5に示したように縦横(2次元)にマトリックス上に配された発光部を有する光源を用いることが考えられる。これはそれぞれの発光部を順次発光させることで高速走査が可能であり、また光束の射出方向に平行な軸で回転させることにより必要な副走査方向の走査間隔が得られるので、より細かい解像度で走査することも可能である。
このような光源を用いる際、高速な走査となるために同期検知をそれぞれの光束で行なうことは同期検知部での同期検出器が信号への反応、処理等が高速に対応したものでなければ同期検知は困難となる。その結果、部品点数の増加や構成の複雑化を招いてしまう。
そこで本実施例では前述の実施例1と同様な同期検知及び同期検知誤差を低減する手法を適用することによって上記の問題点を解決している。
即ち、本実施例ではマトリックス上に並んだ複数の発光部(発光点)のうち1つの発光部を基準としてまず単独点灯させ、前述の実施例1と同様にポリゴンミラーの各偏向面での同期検知時間の計測を行なう。
ここではこのような光源を用いるような偏向面数より発光部数が多い状態を考え、例えば複数の発光部の数をN、ポリゴンミラーの偏向面の数をM(N、Mは整数で、N>M)の場合、ポリゴンミラーの1回転の周期τのN/M倍の時間を一つの周期として考える。
ここでpをN/Mを上限とする整数1、2、3‥‥N/Mとする。次いで各発光部をM倍の時間間隔を持たせ、(N/M(p-1)+1)で表される番号の発光部のみを発光させてそのタイミングを順次計測する。次いで測定された発光タイミングの間隔時間hと、ポリゴンミラーの1回転の周期τから一面あたりに割り出させる時間τ/Mを比較する。
このようにして求められる1ビームあたりの補正時間(h-τ/M)/(N/M)が求まり、この値を測定に用いた発光部から次の測定に用いた発光部前までの各ビームに対する補正値として各ビーム間隔に盛り込む。
このようにすれば、短時間でポリゴンミラーの面間隔誤差や発光部間のタイミングずれを含めた同期合せが行なえる。
また本実施例においてN個の発光部(レーザ)、M個の偏向面の設定で、N/M本のビームをM倍の時間で発光させ、各偏向面での最初の発光部の時間を計測する。例えば以下に示すように、
(1)32ビーム/4面:32/4=8本のビームをM=4倍の時間間隔で発光させ、
偏向面1:#1レーザ、偏向面2:#9レーザを計測する。
(2)16ビーム/4面:16/4=4本のビームをM=4倍の時間間隔で発光させ、
偏向面1:#1レーザ、偏向面2:#5レーザを計測する。
(3)30ビーム/6面:30/6=5本のビームをM=6倍の時間間隔で発光させ、
偏向面1:#1レーザ、偏向面2:#6レーザを計測する。
(4)10ビーム/6面:10/6=1本のビームをM=6倍の時間間隔で発光させ、
偏向面1:#1レーザ、偏向面2:#2レーザを計測する。
つまり上記の如くpをN/Mを上限とする整数1、2、3‥‥N/Mとし、各発光部をM倍の時間間隔を持たせて発光させ、(N/M(p-1)+1)で表される番号の発光部を発光させてそのタイミングを順次計測する。次いで測定された発光タイミングの間隔時間hと、ポリゴンミラーの1回転の周期τから一面あたりに割り出させる時間τ/Mを比較する。そして比較された(h-τ/M)/(N/M)を測定に用いた発光部から次の測定に用いた発光部前までの各光束に対する補正時間とする。
[画像形成装置]
図6は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1〜3のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図6において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図6において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図6においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1〜3の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図7は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図7において、60はカラー画像形成装置、61,62,63,64は各々実施例1〜3に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
図7において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置61,62,63,64に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(61,62,63,64)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置61,62,63,64により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例1の同期検知手法を説明する光偏向器周辺の図 本発明の実施例1の同期検知及び同期検知誤差を補正するためのフローチャート 本発明の実施例2の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例3で用いる光源手段の要部斜視図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図
符号の説明
1 光源手段
2 コリメータレンズ
3 レンズ系(シリンドリカルレンズ)
4 結像レンズ
5 開口絞り
6 偏向手段(光偏向器)
6a,6b,6c,6d 偏向面
LA、LA1,LA2 入射光学系
7 結像光学系
8 被走査面(感光ドラム面)
9 BDスリット
10 BDレンズ
11 BDセンサー
12 同期検知部
13 基板
61、62、63、64 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (14)

  1. 複数の発光部を有する光源手段から出射した光束を共通の偏向手段で偏向し、結像光学系を介して被走査面上を複数の光束で走査するとき、
    該複数の発光部のうち1つの発光部からの光束であって、該偏向手段の1回転に伴って各偏向面で偏向される光束を1つの検知手段で順次検知する第1の検知工程と、
    該1つの発光部からの光束であって、該偏向手段の1つの偏向面Aで偏向された光束を該検知手段で検知し、次いで該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束であって、該偏向手段の偏向面Aの次の上流側の偏向面Bで偏向された光束を該検知手段で検知する第2の検知工程と、
    該第1の検知工程と該第2の検知工程で得られる信号を用いて、該複数の発光部の発光タイミングを調整する調整工程とを利用して、該複数の光束で該被走査面上を走査することを特徴とするマルチビーム光走査方法。
  2. 前記1つの発光部からの光束であって、前記偏向手段の任意の1つの偏向面で偏向された光束を前記検知手段で検知するときの検知時刻をTa、該偏向面の上流側の偏向面で偏向された光束を該検知手段で検知するときの検知時刻をTb、該偏向手段の1回転の周期をτ、該偏向手段の偏向面の数をM、面間隔誤差に伴う補正時間をTXとするとき、
    τ/M=Tb−Ta+TX
    となるように該補正時間TXを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整していることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム光走査方法。
  3. 前記1つの発光部からの光束で、前記偏向手段の1つの偏向面で偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻をTAa、該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束で該偏向手段の1つの偏向面の次の上流側の偏向面で偏向された光束を該検知手段で検知したときの時刻をTBb、各光束間の誤差に伴う補正時間をTpとするとき、
    τ/M=TBb−(TAa+TX)+Tp
    となるように該補正時間Tpを設定して、複数の発光部の発光タイミングを調整していることを特徴とする請求項2に記載のマルチビーム光走査方法。
  4. 前記1つの発光部からの光束が、前記偏向手段の複数の偏向面(Mを正の整数とするときM面)で偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻を各々順にTa、Tb、‥‥TM、該偏向手段の1回転の周期をτ、面間隔誤差に伴う補正時間を各々順にTXa、TXb、‥‥TXMとするとき、
    τ/M=Tb−Ta+TXa
    =Tc−Tb+TXb


    =TM−T(M−1)+TX(M−1)
    =Ta−TM+TXM
    となるように各々の補正時間TXa、TXb、‥‥TXMを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整していることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム光走査方法。
  5. 前記1つの発光部からの光束が、前記偏向手段の複数の偏向面(Mを正の整数とするときM面)Pa、Pb‥‥PMで偏向された後に、前記検知手段によって検知された時刻を各々順にTa、Tb、‥‥TM、該偏向手段の1回転の周期をτ、面間隔誤差に伴う補正時間を各々順にTXa、TXb、‥‥TXMとするとき、
    τ/M=Tb−Ta+TXa
    =Tc−Tb+TXb


    =TM−T(M−1)+TX(M−1)
    =Ta−TM+TXM
    となるように各々の補正時間TXa、TXb、‥‥TXMを設定して、該1つの発光部の発光タイミングを調整し、
    次いで該1つの発光部からの光束で、該1つの偏向面Paで偏向された後に、該検知手段によって検知された時刻をTAa、該1つの発光部を消灯し、他の発光部からの光束で該1つの偏向面Paの次の上流側の偏向面Pbで偏向された光束を該検知手段で検知したときの時刻をTBb、各光束間の誤差に伴う補正時間をTp、面間隔誤差に伴う補正時間をTXとするとき、
    τ/M=TBb−(TAa+TX)+Tp
    となるように該補正時間Tpを設定して、複数の発光部の発光タイミングを調整していることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム光走査方法。
  6. 前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における書き出し位置が一致していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法。
  7. 前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における書き終り位置が一致していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法。
  8. 前記複数の発光部から発せられた複数の光束は、走査される前記被走査面上の走査線の画像領域における画像中央位置が一致していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法。
  9. 前記複数の発光部の数をN、前記偏向手段の偏向面の数をM(N、Mは整数で、N>M)、該偏向手段の1回転の周期をτ、pをN/Mを上限とする整数1、2、3‥‥N/Mとし、各発光部をM倍の時間間隔を持たせ、(N/M(p-1)+1)で表される番号の発光部を発光させてそのタイミングを順次計測し、測定された発光タイミングの間隔時間hと、該偏向手段の1回転の周期τから一面あたりに割り出させる時間τ/Mを比較し、(h-τ/M)/(N/M)を測定に用いた発光部から次の測定に用いた発光部前までの各光束に対する補正時間とすることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載のマルチビーム光走査方法を利用していることを特徴とするマルチビーム光走査装置。
  11. 請求項10に記載のマルチビーム光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マルチビーム光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10に記載のマルチビーム光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記マルチビーム光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
  13. 各々が請求項10に記載のマルチビーム光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  14. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々のマルチビーム光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項13に記載のカラー画像形成装置。
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