JP2008225060A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 主走査方向の印字位置ずれを低減でき、高精細な画像が形成できる簡易な構成の光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を得ること。
【解決手段】 N個(Nは2以上の整数)の発光部を副走査・主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段とN個の発光部からのN個の光束を偏向走査する偏向手段とN個の光束を偏向手段に導光する入射光学系と偏向走査されたN個の光束を被走査面に導光する結像光学系と偏向走査された光束の一部を検出して被走査面の上におけるN個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と偏向手段からのN個の光束を同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系とを有し、同期信号検出手段はN個の発光部のうち同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)の画像形成装置に好適なものである。
従来、複数の発光部(発光点)を有する光源手段(多ビーム光源)からの複数の光束を被走査面としての感光ドラム(感光体)面上にスポット形成する光走査装置が種々と提案されている。これら光走査装置における被走査面の上の主走査方向の書き出し位置を検知(同期検知)する方法は、大別すると以下の2つの方法で行なわれていた。
(a)全発光部から射出された光束(ビーム)を用いて同期検知を行うタイプ(特許文献1、2参照)
(b)全発光部から射出された光束のうちの走査上流側(走査開始側)に配置される1つの発光部から射出された光束を用いて同期検知を行うタイプ(特許文献3参照)
上記タイプ(a)、(b)のいずれの方法においても、被走査面の上の主走査方向の書き出し位置を検知する同期検出用光束は、画像有効領域外に向かう光束を用いる必要がある。そのため、同期検出用光束が光偏向器である回転多面鏡(ポリゴンミラー)の偏向面でケラレないようにするために、該回転多面鏡の径を大きくする必要があった。そのため、多ビーム光源を用いた光走査装置では、装置を小型化することが困難であった。
同期検出用光束のケラレ量が大きい場合には、特許文献1で開示されているように光量低下により同期信号検出手段としての同期検出用センサーの検出動作の立ち上がり及び立下がり特性が悪くなり、検知タイミングにばらつきが生じるという問題点がある。
以上のように、同期検出用光束に光量低下が起こると、被走査面の上において、主走査方向の印字位置ずれが発生し、モアレやジッタ−の画像不良が生じる。また異なる複数の画像を重ね合わせて画像形成を行うカラー画像形成装置においては、色ごとに印字位置ずれが生じる、所謂色ずれが発生する。
特開2000−235154号公報 特開2004−233824号公報 特公昭62−59506号公報
上記タイプ(a)で同期検知を行っている、特許文献1、2に開示されている技術は、
(1)マルチビームの全ビームで同期検知を行っているため、主走査方向に間隔の広い多ビーム光源を用いた場合、同期検出用光束のケラレを低減するために回転多面鏡(ポリゴンミラー)を大きくする必要がある。
(2)主走査方向に間隔の広い多ビーム光源を用いた場合、ケラレの大きい光束でも同期検知を行う必要があり、同期検出用センサーへ入射する光束の光量が低下し、印字位置ズレが大きくなる。このため精度の高い同期検出用センサーを使用する必要がある。
(3)複数の光束が同時に同期検出用センサーに入射しないように、光源手段の発光部の配列や同期検出用光学系の倍率に制約を設ける必要があり、光学系設計の自由度が少なくなる。
という種々の問題点がある。
また、上記タイプ(b)に示すように主走査方向に先行する光束のみで同期検知を行う場合は、
(1)高精細な画像形成を行うためには、同期検出用光束のケラレが発生しないように回転多面鏡(ポリゴンミラー)の径を大きくする必要がある。
(2)より広画角の走査を実現する場合には、ケラレ量の大きい光束で同期検知を行う必要がある。
よって、前述したように光走査装置全体が大型化することや精度の高い同期検出用センサーを使用しなければならないという問題点がある。
本発明は被走査面の上における主走査方向の印字位置ずれを低減でき、高精細な画像が形成できる簡易な構成の光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
N個(Nは2以上の整数)の発光部を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段と、
該N個の発光部からのN個の光束を偏向走査する偏向手段と、
該光源手段からのN個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
該偏向手段で偏向走査されたN個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
該偏向手段からのN個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴としている。
請求項2の発明の光走査装置は、
N個(Nは2以上の整数)の発光部を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段M個(Mは2以上の整数)と、
N×M個の発光部からのN×M個の光束を偏向走査する偏向手段と、
該光源手段からのN×M個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
該偏向手段で偏向走査されたN×M個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN×M個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
該偏向手段からのN×M個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴としている。
請求項3の発明の光走査装置は、
N個(Nは2以上の整数)の発光部を主走査方向と副走査方向に対して各々傾けて配列した光源部を副走査方向にS個(Sは2以上の整数)配列した光源手段と、
N×S個の発光部からのN×S個の光束を偏向走査する偏向手段と、
該光源手段からのN×S個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
該偏向手段で偏向走査されたN×S個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN×S個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
該偏向手段からのN×S個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、
前記偏向手段は、光束を偏向走査する回転多面鏡を有し、前記書き出しタイミング信号はN個の発光部からの光束のうち、前記被走査面を最も後に走査する発光部からの光束を検出して決定されていることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、
前記被走査面の上に換算したときの前記同期検出用光学系の書き出しタイミングを検知する像高をYBD、前記光源手段のN個の発光部の主走査方向の最大距離をW、前記入射光学系の主走査断面内の焦点距離をfcol、前記結像光学系の主走査断面内の焦点距離をffθ、前記被走査面の上の有効画像幅をYWとするとき、
|YBD|≧W×ffθ/fcol +|YW/2|
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、
前記光源手段は面発光レーザーであることを特徴としている。
請求項7の発明は請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、
前記書き出しタイミング信号の検知用に用いられない光束に対する書き出しタイミング信号は、該書き出しタイミング信号を検出する光束の書き出しタイミング信号を基準に、予め定められていることを特徴としている。
請求項8の発明は請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、
前記入射光学系からの光束は、前記偏向手段の偏向面の主走査方向の幅より広い光束であることを特徴としている。
請求項9の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項10の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
本発明によれば被走査面の上における主走査方向の印字位置ずれを低減でき、高精細な画像が形成できる簡易な構成の光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段の軸及び結像光学系の光軸(X方向)に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の軸と平行な方向である。主走査断面とは結像光学系の光軸と主走査方向とを含む平面である。副走査断面とは主走査断面に垂直な断面である。
図中、1は光源手段であり、直線方向(一次元方向)にN個(Nは2以上の整数)の発光部(発光点)を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列したVCSEL(面発光レーザー)より成っている。本実施例における光源手段1は後述する図2に示すように直線方向に16個の発光部(1)〜(16)を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列している。
2は第1の開口絞りであり、光源手段1から射出したN本の光束(本実施例では16本)を副走査方向のみ光束幅を規制している。3はコリメータレンズであり、開口絞り2を通過したN本の光束を主走査、副走査ともに平行光束に変換している。4はシリンドリカルレンズであり、副走査方向のみに屈折力を有している。5は主走査方向に光束幅を規制する第2の開口絞りであり、副走査方向はビーム幅より広い開口幅になっている。
尚、第1の開口絞り2、コリメータレンズ3、シリンドリカルレンズ4、第2の開口絞り5の各要素は第1光学手段としての入射光学系LAの一要素を構成している。またコリメータレンズ3、シリンドリカルレンズ4を1つの光学素子(アナモフィックレンズ)で構成しても良い。
6は偏向手段としての光偏向器であり、回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成り、モータより成る駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
LBは結像光学系(fθレンズ系)であり、fθ特性を有する第1、第2の結像レンズ11a、11bを有している。結像光学系LBは副走査断面内において光偏向器6の偏向面6aと被走査面としての感光ドラム面12との間を共役関係にすることにより、光偏向器の面倒れ補償を行っている。12は記録媒体としての感光体である。
7は同期検出用の反射ミラー(以下、「同期検出用ミラー」と記す。)であり、同期検出用の光束(以下、「同期検出用光束」と記す。)を後述する同期信号検出手段10側へ反射させている。
この同期検出用ミラー7は同期信号検出手段10へ導かれた光束を折り返すためのものであり、装置全体の小型化を図るために配置されている。
8は同期検出用の結像レンズ(以下、「同期検出用レンズ」と記す。)であり、感光ドラム面12上の走査開始位置のタイミングを決定するための同期検出用光束を主走査断面内及び副走査断面内において共に後述する同期検出用のスリット9面上に結像させている。
つまり、同期検出用レンズ8は主走査断面内においては同期検出用のスリット9面上に結像させ、副走査断面内においては光偏向器6の偏向面6aと同期検出用のスリット9面とを共役関係にすることにより、光偏向器6の偏向面6aの面倒れ補償を行なっている。
9は、同期検出決定手段である同期検出用のスリット(以下、「同期検出用スリット」と記す。)であり、同期検出用レンズ7の結像位置に配置されている。
この同期検出用スリット9は端部がナイフエッジ状で形成され、主走査方向へ2走査される同期検出用レンズ8により結像されたスポットが同期信号検出手段10面に入射する位置を決めている。
尚、同期検出用スリット9の端部をナイフエッジ状に形成したのは同期信号検出手段10の受光面の端部で同期検出用光束をけるより同期検出用スリット9のナイフエッジでけった方が同期検出精度は高くなるからである。但し、同期検出用スリット9を用いず、同期信号検出手段10の端部で同期検出用スリットを代用しても本発明と同様の効果を得られることは自明である。
10は同期信号検出手段としての光センサー(以下、「同期検出用センサー」と記す。)であり、光偏向器6で偏向走査された光束の一部を検出して被走査面12上におけるN個(16個)の光束の書き出しタイミング信号(同期信号)を生成している。
尚、同期検出用ミラー7、同期検出用レンズ8、そして同期検出用スリット9の各要素は第2光学手段としての同期検出用光学系LCの一要素を構成しており、光偏向器6からの16個の光束を同期検出用センサー10に導光している。
本実施例において画像情報に応じて光源手段1より光変調され射出した16本の光束は開口絞り2によってその光束断面の大きさが制限され、コリメータレンズ3により平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。このときの平行光束の光束幅は主走査方向において光偏向器6の偏向面6aのファセット幅に対し十分広くなるように設定している(オーバーフィルド光学系 OFS)。
また副走査断面内においては収束して開口絞り5によってその光束断面の大きさが制限され、光偏向器6の偏向面6aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。
そして光偏向器6の偏向面6aで反射偏向された16本の光束は第1、第2の結像レンズ11a、11bにより感光ドラム面12上(被走査面の上)にスポット状に結像する。そして光偏向器6を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面12上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面12上(感光体上)に画像記録を行っている。
このとき感光ドラム面12上を光走査する前に該感光ドラム面12上の走査開始位置のタイミングを決定する為に、光偏向器6で反射偏向された光束を同期検出用ミラー7を介して同期検出用レンズ8により同期検出用スリット9面上に集光させる。そして同期検出用スリット9面上に集光させた同期検出用光束を同期検出用センサー10に導光している。そして同期検出用センサー10からの出力信号を検知して得られた同期信号を用いて感光ドラム面12上への画像記録の走査開始位置のタイミング信号を決定している。
図2は、本実施例の光源手段1をコリメータレンズ3側から見た拡大図である。
同図において、発光部(1)から発光部(16)は直線状に16個の発光部を等間隔に配置された面発光レーザー(VCSEL)である。各発光部の間隔は60μmであり、各発光部からの光束が感光ドラム面上で副走査方向に1200dpi(21.2μm)の間隔で配列するように、Y軸に対して15°傾けて配置している。
図3は本発明の実施例1の光偏向器周辺を拡大した主走査断面図であり、同期検出用センサーへ向かう光束と光偏向器の偏向面との関係を示している。図3において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図3において、201はコリメータレンズ3の光軸、202は発光部(1)から出射された光束の主光線(第2の開口絞り5の中心を通る光線)、203は発光部(16)から出射された光束を示している。204はコリメータレンズ3の光軸201と結像光学系LBの光軸の交点であり、以下「軸上偏向点」と記す。205は結像光学系LBの光軸であり、画像中心へ向かう光束の主光線と平行な直線である。210は画像中心へ向かう光束を偏向する際の偏向面の状態を示している。211は同期検出用スリット9の中心に向かう光束を偏向する場合の偏向面6aの状態を示している。
本実施例では発光部(1)及び発光部(16)から出射した光束の主光線とコリメータレンズ3の光軸201との成す角度θが1degになっている。角度θは発光部(1)から発光部(16)までの主走査方向の幅Wと、コリメータレンズ3の焦点距離fcolにより
で計算できる。
発光部(1)から出射された光束(ビーム)と発光部(16)から出射された光束(ビーム)では入射角(コリメータレンズ3の光軸201と結像光学系LBの光軸205とのなす角)が異なる。従って、被走査面12上では発光部(1)から出射した光束が走査上流側の光束、発光部(16)から出射した光束が走査下流側の光束となる。
発光部(1)から出射した光束203は、発光部(16)から出射した光束202と光軸201を挟んで反対方向に1deg.の角度を有しているため、偏向面6aでのケラレが発生する。同期検出用センサー10へ向かう光束の光束幅が発光部(1)から出射した光束の光束幅より狭くなると、同期検出用スリット9上のスポット径が大きくなると共に、光量が低下するので同期検知精度が劣化する。従って本実施例では発光部(16)から出射した光束で同期検知を行っている。
同期検出用ミラー7に向かう光束200は光源手段1から出射され、光偏向器6の偏向面6aが矢印A方向に回転して状態211のときに走査角が54degで同期検出用スリット9の中心に光束が向かうように構成されている。ここで走査角とは光束200の主光線と結像光学系LBの光軸205との成す角である。
尚、本実施例の第2の開口絞り5は軸上偏向点204(コリメータレンズ3の光軸201と結像光学系LBの光軸205との交点)から22.5mmの位置に配置されている。
本実施例における光走査装置の設計値を表−1に示す。
図4は同期信号と走査開始位置のタイミングとの関係を示すタイミングチャートである。
本実施例では回転多面鏡(ポリゴンミラー)6の偏向面6aによるケラレ(光束幅の低減)が生じない発光部(16)からの光束を同期検出用センサー10に入射させ、書き出しタイミング信号(書き出し位置)を決定している。
図4において、「同期信号」は同期検出用センサー10に光束が入射したときに発生する信号である。図4において、発光部(16)から出射した光束が同期検出用スリット9を主走査方向に横切り、同期信号が状態Loに変化してからt1秒後に発光部(1)から出射した光束は画像信号がONになり、画像を書き始める。同様に発光部(2)から出射した光束の画像信号はt2秒後にONになり、画像を書き出す。以下、同様に全ビームの画像書き出しタイミング信号は発光部(16)から出射した光束の同期信号のみにより決定されている。
次に時間t1〜t16の決定方法について説明する。
本実施例では、各光束の画像信号がONになるまでの時間t1〜t16を工場出荷時に予め測定し、決定している。
つまり、書き出しタイミング信号の検知用に用いられない光束に対する書き出しタイミング信号は、該書き出しタイミング信号を検出する光束の書き出しタイミング信号を基準に、予め定められている。
図5に本実施例において走査開始位置のタイミングを測定するための測定光学系の主走査方向の模式図を示す。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
被走査面相当位置の結像光学系LBの光軸Lにナイフエッジからなるスリット13とフォトディテクター(PD)14で構成される検知光学系15を配置する。次に発光部(16)から出射した光束の同期信号に対して発光部(1)から発光部(15)まで出射した光束が検知光学系15を通過する時間差t1〜t15を測定する。次に時間t1〜t16の値を不図示のメモリーに書き込み、画像中心位置における全ビームの書き出し位置が一致するようにする。フォトディテクター14を結像光学系LBの光軸Lと一致させているため、結像光学系LBの倍率色収差の影響を画像書き出し側と画像書き終わり側で振り分けにすることができ、波長差による印字位置ズレを低減できる。
同期信号を発光部(16)で検知してから、各ビームが書き出すまでの時間をt1〜t16とする。時間t1〜t16は発光部の位置誤差や、光源の波長差及び偏向面の面精度等の部品製造誤差、光学装置に部品を取り付ける際の組み立て誤差によって、走査速度とビーム間隔で算出される理論値に対してずれが生じる。本実施例では、発光部(16)の光束で検知した同期信号から書き出し開始までの遅延時間t1〜t16を工場出荷時に予め測定することにより、上記誤差の影響を低減し、より高精度な印字位置精度を確保することができる。
本実施例では上記の如く16個の発光部(1)〜(16)のうち同期検出用センサー10に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部(1)以外の発光部、本実施例では発光部(16)からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定している。
つまり上記書き出しタイミング信号は16個の発光部(1)〜(16)からの光束のうち、被走査面12を最も後に走査する発光部(16)からの光束を検出して決定している。
本実施例では被走査面12上に換算したときの同期検出用光学系LCの書き出しタイミングを検知する像高をYBD、光源手段1のN個の発光部の主走査方向の最大距離をWとする。さらに入射光学系LAの主走査断面内の焦点距離をfcol、結像光学系LBの主走査断面内の焦点距離をffθ、被走査面12上の有効画像幅をYWとする。そのとき、
|YBD|≧W×ffθ/fcol +|YW/2| ‥‥‥(1)
なる条件を満足させている。
上記条件式(1)は画像の書き出し位置を一致させるための条件である。条件式(1)を逸脱すると、発光部(16)から出射した光束が同期検出用センサー10に入射する前に発光部(1)から出射した光束が画像書き出し位置に到達してしまい、書き出し位置を一致させることが出来なくなる。
ここで、同期検出用スリット9の中心に向かう光束の光軸からの角度をθBDとすると、像高YBDは
YBD=ffθ×θBD
で表せる。
次に本実施系における上記条件式(1)の各パラメーターの数値例を示す。
θBD=54deg.
ffθ=200mm
W =0.87mm
fcol =25mm
YW =335mm
これより上記条件式(1)の左辺の像高|YBD|及び右辺のW×ffθ/fcol +|YW/2|は、
左辺=200×54×π/180=188.5
右辺=0.87×200/25+335/2=174.46
となる。これは上記条件式(1)を満足している。
さらに望ましくは、上記条件式(1)を次の如く設定するのが良い。
|YBD|≧W×ffθ/fcol +|YW/2|+|YW/10| ‥‥‥(1a)
尚、本実施例のように同期検出用レンズ8は個別に設けてもよいが、結像光学系LBの一部を用いてもよい。結像光学系LBの一部を用いた場合は、通常、同期検出用スリット9が感光ドラム面相当位置に配置される。また本実施例では多ビーム化が容易なVCSEL光源を用いているが、他の半導体レーザーを用いても同様の効果を得ることができる。
このように本実施例においては上述した如く16個の発光部を有する光源手段1を用いた光走査装置において、1個の発光部から出射された光束で書き出しタイミング信号を決定している。そして同期検出用センサー10へ入射する光束の光量が特定量以上になるように入射光学系LAの各要素を構成している。これにより小径の回転多面鏡を用いて広画角な走査を実現しても、主走査方向の印字位置ずれが生じない、高精細な画像が得られる光走査装置を提供できる。また本装置をカラー画像形成装置に用いる場合は、色ずれのない、高精細なカラー画像が得られるカラー画像形成装置を提供できる。
尚、本実施例では結像光学系LBを2枚のレンズより構成したが、これに限らず、単一、もしくは3枚以上のレンズより構成しても良い。また結像光学系を回折光学素子を含ませて構成しても良い。
また、本実施例では発光部(16)からの光束を用いて同期検知を行なったが、これに限らず、同期検出用センサー10に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定してもよい。
図6は本発明の実施例2の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。図6において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、
(1)光源手段の構成
(2)画像の印字方向
(3)入射光学系(第1光学手段)の構成
である。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
本実施例においては、直線方向のN個(Nは2以上の整数)の発光部(本実施例では8個)を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段M個(Mは2以上の整数であり、本実施例では2個の光源手段801、802)有している。光源手段801、802は各々モノリシックなマルチ半導体レーザーであるVCSEL(面発光レーザー)より成っている。
図6において803、804は各々コリメータレンズであり、光源手段801、802からの発散光を平行光束もしくは発散光束もしくは収束光束に変換している。805はビーム合成用プリズムであり、光源手段801及び光源手段802から出射した光束を合成し、同一の光路で光偏向器810へ向かうようにしている。806は球面レンズであり、主走査方向の光束幅を拡大させるとともに、被走査面820上のピント位置を調整可能に構成している。807は絞りであり、副走査方向の光束幅を規制している。808はシリンドリカルレンズであり、副走査方向にパワーを有し、副走査方向において偏向面810aに焦線(線像)を形成している。809は反射ミラーであり、シリンドリカルレンズ808を透過した光束を偏向し、光偏向器810に導光し、光走査装置をコンパクトにしている。
尚、光源手段801、802、コリメータレンズ803、804、球面レンズ806、シリンドリカルレンズ808、そして後述する第1、第2の結像レンズ811a、811bは第1光学手段としての入射光学系LAの一要素を構成している。
810は光偏向器としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)であり、矢印A方向に等速度で回転している。光偏向器810へ向かう光束は回転多面鏡の偏向面(ファセット)より十分広い光束として回転多面鏡に入射している、所謂オーバーフィルド型の走査系(OFS)である。これは高速化と高密度化を達成するためである。
LBは結像光学系であり、第1、第2の結像レンズ(fθレンズ)811a、811bを有している。第1、第2の結像レンズ811a、811bは共にガラス製の材料より成る球面及びシリンドリカル面で構成されている。結像光学系LBは光偏向器810により偏向走査された光束を被走査面としての感光ドラム面820上に潜像を形成し、かつ光偏向器の偏向面の面倒れを補償している。また第1、第2の結像レンズ811a、811bは入射光学系LAの一部をも構成している。
本実施例では光偏向器810に入射する光束(入射光束)が第1、第2の結像レンズ811a、811bを通過し、該光偏向器810で偏向反射された光束が再度第1、第2の結像レンズ811a、811bに入射するダブルパス構成としている。さらに副走査断面内で偏向面810aに入射する光束を偏向面810aの法線に対して特定の角度をもって斜め方向から入射させ、入射光束と偏向光束とを分離している(斜入射光学系)。
811cは主に副走査方向にパワーを有するプラスチック製の長尺レンズであり、副走査方向の曲率が主走査方向の高さ(Y)に応じて連続的に変化する面を有している。これは副走査方向の像面湾曲と副走査方向の結像倍率の一様性を確保するためである。
812は同期検出用ミラーであり、同期検出用光束を後述する同期信号検出手段814側へ反射させている。この同期検出用ミラー812は同期信号検出手段814へ導かれた光束を折り返すためのものであり、装置全体の小型化を図るために配置されている。
813は同期検出用スリットであり、結像光学系LBの結像位置に配置されている。この同期検出用スリット813は端部がナイフエッジ状で形成され、主走査方向へ2走査される結像光学系LBにより結像されたスポットが同期信号検出手段814面に入射する位置を決めている。
814は同期信号検出手段としての同期検出用センサーであり、光偏向器810で偏向走査された光束の一部を検出して被走査面820上におけるN個(8個)の光束の書き出しタイミング信号を生成している。
尚、同期検出用ミラー812、同期検出用スリット813の各要素は第2光学手段としての同期検出用光学系LCの一要素を構成している。
図7は本発明の実施例2の入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図7おいて図6に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において、光源手段801及び光源手段802は夫々8個の発光部(A)〜(H)が副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列されており、該発光部(A)〜(H)が主走査方向に距離Wだけ離れて配置されている。図7では便宜上、光源手段801の発光部のみを記述したが、光源手段802にも光源手段801と同一の構成より成っている。また発光部も発光部(A)と発光部(H)のみを記述したが、その他の発光部(B)から発光部(G)も発光部(A)から発光部(H)までの間にある。
光源手段801からの8本の光束はコリメータレンズ803、球面レンズ806、第1、第2の結像レンズ811a、811bにより、主走査方向の光束は平行光束に変換され、光偏向器810に入射する。
発光部(A)〜発光部(H)より出射された8本の光束のビーム強度は、図8に示すようなガウシアン形状の分布を呈している。その光束の強度中心301はコリメータレンズ803及び球面レンズ806及び第1、第2の結像レンズ811a、811bの後側焦点位置で入射光軸204と交差している。そして偏向面810a上では発光部(A)から出射された光束のピーク強度と発光部(H)から出射された光束のピーク強度とが距離ΔL2だけ離れている。
本実施例の偏向面810a上における距離ΔL2は、上述したパラメータを用い、かつ第1の結像レンズ811aから後側焦点位置までの距離をfins、後側焦点位置から偏向面810aまでの距離をXとする。そのとき、
ΔL2=X・W/fins=4.39mm
である。従って、発光部(A)の被走査面820へ向かう光束の光量は図8に示すように偏向面810aの移動に伴い位置57dから位置57fの変化し、被走査面820上では図9に示すように変化する。発光部(H)は発光部(A)と光軸204を挟んで反対側に配置されているので、被走査面820上の光量の変化は図9に示す発光部(A)と逆になり、マイナス側の像高で光量が高くなる。
図10は本実施例において偏向面前後の光束の光量変化を示した説明図である。同図において図8に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図10において入射光束830はビーム強度40Pに示すようなガウシアン形状に強度分布を有しており、その強度ピーク位置が前述した理由により距離(ΔL2/2)だけ光軸204から離れた位置を通過する。
偏向走査された光束は、走査開始側45〜46と走査終了側41〜42で偏向面57の移動により、光束中のビーム強度40Pが異なる。
本実施例では発光部(A)は発光部(H)に比べ走査開始側の光束の光量が低いので、発光部(H)から出射された光束で同期信号を検知している。発光部(A)〜(G)は設計上のビーム間隔から計算される時間(t1〜t7)で画像の書き出し位置が決定されている。
本実施例の光源手段801のFFP(半値全角)を10°とするとΔL2=4.39mmより、像高における発光部(H)から出射する光束の光量は発光部(A)から出射する光束より24%高くなっている。これにより発光部(A)から出射する光束で検知する場合に比べ、より安定した同期検知が行える。
尚、本実施例では光量の最大値に対して40%から99%の範囲内に光量を設定するのが良い。より好ましくは60%から99%、更に好ましくは70%から99%が良い。
光源手段802についても同様に、同期検知を行うマイナス像高側で光量が高くなる発光部(H)から出射する光束で同期検知を行い、発光部(A)〜(G)は設計上のビーム間隔から計算される時間(t1〜t7)で画像の書き出し位置が決定されている。
本実施例では、光源手段801と光源手段802は同一の同期検出用センサー814で同期検知が行なわれる。
このように本実施例では8個の発光部(A)〜(H)のうち同期検出用センサー814に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部(A)以外の発光部、本実施例では発光部(H)からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定している。
つまり上記書き出しタイミング信号は8個の発光部(A)〜(H)からの光束のうち、被走査面820を最も後に走査する発光部(H)からの光束を検出して決定している。
本実施例における光走査装置の設計値を表−2に示す。
次に本実施例における前記条件式(1)の各パラメーターの数値例を示す。
θBD=28deg.
ffθ=345mm
W=0.8mm
fcol=110.2mm
YW=310mm
これより前記条件式(1)の左辺の像高|YBD|及び右辺のW×ffθ/fcol +|YW/2|は、
左辺=345×28×π/180=168.6
右辺=1×345/110.2+310/2=158.1
となる。これは前記条件式(1)を満足している。
このように本実施例では上述の如く8×2個の発光部を有する光走査装置において、2個の光束で書き出しタイミング信号を決定し、同期検出用センサーへ入射する光束の光量が最も高い光束で同期検知を行っている。これにより本実施例ではN×M個の発光部を有する光走査装置においても、主走査方向の印字位置ずれが生じない、高精細な画像が得られる光走査装置を提供できる。また本装置をカラー画像形成装置に用いる場合は、色ずれのない、高精細なカラー画像が得られるカラー画像形成装置を提供できる。
図11は本発明の実施例3の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図12は図11に示した光源手段の拡大説明図である。図11、図12において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、
(1)光源手段の構成
(2)回転多面鏡の面数と外接円径
(3)画像の印字方向
である。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
本実施例における光走査装置の設計値を表−3に示す。
本実施例の光走査装置は光偏向器(回転多面鏡)95を挟み2つの結像光学系196a,196bを備え、夫々の結像光学系196a,196bへN本の光束(本実施例では64本)を入射させて1つの光偏向器95により同時にN本の光束を反射偏向する。そしてしN本の光束を夫々に対応した感光ドラム面99a,99bに導光し、該感光ドラム面99a,99b上を光走査するタンデム型の光走査装置である。
図中、S1,S2は各々第1、第2の走査ユニット(以下、「ステーション」または「走査光学系」とも称す。)である。
以下、第1、第2の走査ユニットS1,S2の各部材については第1の走査ユニットS1を中心に述べる。そして第2の走査ユニットS2の各部材のうち第1の走査ユニットS1と同じ部材については括弧を付して示す。
第1(第2)の走査ユニットS1(S2)は、各々光源手段91a(91b)からの発散光束を平行光束に変換するコリメータレンズ92a(92b)と、副走査方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ93a(93b)を有している。さらに入射光束を規制する開口絞り94a(94b)と、偏向手段としての1つの光偏向器95と、光偏向器95からの光束を被走査面99a(99b)にスポットに形成する結像光学系196a(196b)とを有している。
本実施例における光源手段91a(91b)はN個(Nは2以上の整数)の発光部を主走査方向と副走査方向に対して各々傾けて配列した光源部Uを副走査方向にS個(Sは2以上の整数)配列したVCSEL(面発光レーザー)より成っている。本実施例における光源手段91a(91b)は図12に示すように主走査方向に8個、副走査方向に8個の計64個の発光部を副走査・主走査方向に対して各々傾けて2次元に配列している。
また本実施例においてコリメータレンズ92a(92b)、開口絞り、シリンドリカルレンズ93a(93b)の光軸は、全て主光線に対して直交するように配置されている。つまり副走査断面内で2.2deg傾けて配置している。
結像光学系196a(196b)は共に集光機能とfθ特性とを有し、第1、第2の結像レンズ96a、96b(96c、96d)より成っている。
第1、第2の結像レンズ96a、96b(96c、96d)は、副走査方向のピント補正(像面湾曲補正)と結像レンズにおける副走査方向の倍率の一様性(スポット径の像高による変動)を補正している。このために最も被走査99a(99b)側の第2の結像レンズ96b(96d)(G2レンズ)の被走査面99a(99b)側の面(r4面)の副走査方向の曲率半径を連続的に変化させている。
通常、副走査方向の曲率半径を少なくとも2面変化させて、両者を補正しているが、本実施例では、主走査方向の形状で倍率の一様性が補正されるように構成しているため、一面のみ変化させることで像面湾曲を補正している。
本実施例の第1、第2の結像レンズ96a、96b(96c、96d)は、プラスチックレンズで作製されており、成形上有利なように主走査方向の形状が、走査開始側と終了側で対象に構成されている。さらに副走査方向の曲率半径は少なくとも1面が連続的に変化しており、像面湾曲、波面収差、スポット径の変動を補正している。さらに本実施例では副走査方向に斜入射で光束が偏向面へ入射しているために発生する走査線湾曲と波面収差の劣化をG2レンズ96b(96d)の偏芯(Z方向に2.74mmシフト)により補正している。
97は同期検出用レンズであり、感光ドラム面99a(99b)上の走査開始位置のタイミングを決定するための同期検出用光束を主走査断面内及び副走査断面内において共に同期検出用スリット98面上に結像させている。本実施例における同期検出用レンズ97は主走査方向と副走査方向とで互いに屈折力の異なるアナモフィックレンズで構成されている。
198は同期信号検出手段としての同期検出用センサーであり、光偏向器95で偏向走査された光束の一部を検出して被走査面99a(99b)上における64個の光束の書き出しタイミング信号を生成している。
本実施例においては第1、第2の走査ユニットS1,S2が同一の光偏向器95を併用しており、かつ第1、第2の走査ユニットS1,S2は、該光偏向器95の異なった偏向面で偏向走査した光束を用いている。
また本実施例においては第1(第2)の走査ユニットS1(S2)の被走査面としての感光ドラム面99a(99b)への書き出しタイミングを、光偏向器95の偏向面からの光束を同期検出用センサー198で検出している。そして同期検出用センサー198からの信号を用いて感光ドラム面99a(99b)への書き出しタイミングを決定している。
本実施例においては、まず第1のステーションS1において、画像情報に応じて光源手段91aから光変調され出射した64本の光束がコリメータレンズ92aにより平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ93aに入射する。シリンドリカルレンズ93aに入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射し、開口絞り94aにより規制される。また副走査断面内においては収束して開口絞り94aにより規制され,光偏向器95の偏向面5aに対し斜め方向から角度2.2degをもって入射(斜入射)し、線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。そして光偏向器95の偏向面で反射偏向された64本の光束は結像光学系196aにより感光ドラム面99a上にスポット状に結像される。そして光偏向器95を矢印A方向に回転させることによって、感光ドラム面99a上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面99a上に画像記録を行っている。
このとき感光ドラム面99a上を光走査する前に感光ドラム面99a上の走査開始位置のタイミングを調整する為に、光偏向器95の偏向面で反射偏向された光束の一部(同期検出用光束)を同期検出用レンズ97により同期検知用スリット98面上に集光させる。その後、同期検知用スリット98面上に集光させた光束を同期検出用センサー198に導光している。そして同期検出用センサー198からの出力信号を検知して得られた書き出し位置検知信号(同期信号)を用いて感光ドラム面99a上への画像記録の走査開始位置のタイミングを調整している。
第2のステーションS2においては、光源手段91bから出射した64本の光束が第1の走査ユニットS1の入射方向と同一方向から光偏向器95の偏向面に入射する。そして偏向面で反射偏向された64本の光束が結像光学系196bにより感光ドラム面99b上にスポット状に結像され、光走査される。これにより2つの感光ドラム面99a,99b上に夫々走査線を形成し、画像記録を行っている。
次に本実施例における同期検知について説明する。
本実施例の同期検知は図12に示すように副走査方向に配列される8個の発光部で構成されるグループGr1で行っている。グループGr1は発光部を8個、副走査方向に1列に配列しているので、グループGr1内の8個の発光部からの光束は、同時に同期検出用スリット98を横切る。このとき、グループGr1内の発光部を同時に発光させる。これにより1個の発光部のみで同期検知を行うより光量を稼ぐことができる。更にグループGr8で行う場合に比べ、偏向面での光束のケラレ量が小さいため、より安定して同期検知を行うことができる。
図13は本発明の実施例3の光偏向器周辺を拡大した主走査断面図であり、同期検出用光学系LCへ向かう光束と光偏向器の偏向面との関係を示している。同図において図11に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図13において、第2の開口絞り94aは軸上偏向点95Kから50mmの位置に配置されており、主走査方向の光束幅を4.8mmに規制すると共に、複数光束が偏向面上で主走査方向に離間しないように配置している。
95gは結像光学系LBの光軸を通る光線を偏向するときの光偏向器95の偏向状態を示しており、95hは同期検出用レンズ97及び同期検出用スリット98へ光線を偏向する際の偏向面の状態を示している。
偏向面95hの端部95Jに向かうグループGr1からの光束はコリメータレンズ92aの光軸に対して主走査方向に1.15degだけ角度を持つ。そのため、グループGr8で同期検知を行った場合に比べ、光線のケラレ量が少なくなり最も光量が高い状態で同期検知を行うことができ、安定した同期検知が可能になる。
図14は本実施例のタイミングチャートである。図14においては同期信号と走査開始位置のタイミングとの関係を示している。
本実施例の同期タイミングは実施例1と同様に、工場出荷時に測定している。走査速度とビーム間隔で算出される理論上の時間t1〜t8は、発光部の位置誤差や、光源の波長差及び偏向面の面精度の部品製造誤差と、光学装置に部品を取り付ける際の組み立て誤差によってずれが生じる。本実施例のように時間t2〜t8の値を出荷時に予め測定することにより、上記誤差はキャンセルされ、より高精度な印字位置精度を確保することができる。
本実施例では8個のグループ(Gr1)〜(Gr8)のうち同期検出用センサーに入射する光束の光量が最も少ない光量を発するグループ(Gr8)以外のグループ、本実施例ではグループ(Gr1)からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定している。
つまり上記書き出しタイミング信号は8個のグループ(Gr1)〜(Gr8)からの光束のうち、被走査面198を最も後に走査するグループ(Gr1)からの光束を検出して決定している。
次に本実施例における前記条件式(1)の各パラメーターの数値例を示す。
θBD=57deg.
ffθ=213mm
W=1mm
fcol=25mm
YW=310mm
これより前記条件式(1)の左辺の像高|YBD|及び右辺のW×ffθ/fcol +|YW/2|は、
左辺=213×57×π/180=211.9
右辺=1×213/25+310/2=155.84
となる。これは前記条件式(1)を満足している。
前記条件式(1)を満たさない場合は、グループGr1から出射した光束が同期検出用センサー198に入射する前にグループGr8から出射した光束が画像書き出し位置に到達してしまい、書き出し位置を一致させることが出来なくなる。
このように本実施例においては上述した如く2次元に配列された64個の発光部を有する光源手段を有する光走査装置において、副走査方向に並ぶ8個の発光部で構成される1グループ群で書き出しタイミング信号を決定している。そして同期検出用センサー198へ入射する光量が特定量以上になるように入射光学系LAの各要素を構成している。これにより小径の回転多面鏡を用いて広画角の走査を実現しても、主走査方向の印字位置ずれが生じない、高精細な画像が得られる光走査装置を提供できる。また本装置をカラー画像形成装置に用いる場合は、色ずれのない、高精細なカラー画像が得られるカラー画像形成装置を提供できる。
尚、本実施例の光源手段は、これに限らず、前記実施例1又は2で示した光源手段であっても良い。またその逆に本実施例の光源手段を実施例1又は2の光源手段として用いても良い。
図15は本発明の実施例4の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図16は図15に示した光源手段51の模式図である。図15、図16において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、
(1)回転多面鏡の面数、
(2)画像の印字方向、
(3)光源手段の構成、
である。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
本実施例における光走査装置の設計値を表−4に示す。
図中、51は光源手段であり、6個の発光部(511)〜(516)を有する6ビーム半導体レーザーであるVCSEL(面発光レーザー)より成っている。各発光部(511)〜(516)は、六角形の頂点に配置されており、全発光部がコリメータレンズの光軸(図中0を通り、紙面に垂直な軸)から等距離に配置されている。これは光学系を構成するレンズの収差の影響が全ビームで同等になり、非対称性が発生しづらくするためである。
52はコリメータレンズであり、光源手段51より出射された光束を平行光束に変換している。53はシリンドリカルレンズであり、主走査断面内のみに特定のパワーを有しており、被走査面50上のピント位置を調整可能にしている。54はアナモフィックレンズであり、主走査断面内において負(凹)のパワーを有しており、また副走査断面内において正(凸)のパワーを有している。アナモフィックレンズ54は副走査断面内において回転多面鏡56の偏向面に焦線(線像)を形成するとともに、主走査断面内において光束幅を広げるとともに波面収差を補正し、被走査面50上のスポット形状を良好に補正している。
55は装置全体をコンパクトにするための反射ミラーであり、アナモフィックレンズ4を通過した光束を主走査方向に対して偏向させて、回転多面鏡56に導いている。
尚、コリメータレンズ52、シリンドリカルレンズ53、アナモフィックレンズ54、そして後述する第1の結像レンズ57aの各要素は第1光学手段としての入射光学系LAの一要素を構成している。
56は偏向面が10面より成る偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)であり、モーターより成る駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
LBは結像光学系(fθレンズ系)であり、主走査断面内において共に非球面形状より成る第1、第2の結像レンズ(アナモフィックレンズとしてのfθレンズ)57a、57bより成っている。結像光学系LBは回転多面鏡56によって反射偏向された画像情報に基づく光束を主走査断面内において被走査面としての感光ドラム面50上にスポットに結像させている。かつ副走査断面内において回転多面鏡56の偏向面と感光ドラム面50との間を光学的に共役関係にすることにより、偏向面の面倒れを補償している。第1の結像レンズ57aは入射光学系LAの一部をも構成している。
また本実施例では回転多面鏡56に入射する光束(入射光束)が第1の結像レンズ57aを通過し、該回転多面鏡56で偏向された光束(走査光束)が再度第1の結像レンズ57aに入射するダブルパス構成としている。
50は被走査面としての感光ドラム面である。
本実施例において、半導体レーザー51から光変調され出射したN本の光束はコリメータレンズ52によって平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ53によって一度収束光束に変換されてアナモフィックレンズ54に入射している。アナモフィックレンズ54に入射した光束のうち、副走査断面内における光束は収束して第1の結像レンズ57aを通過(ダブルパス構成)して回転多面鏡56の偏向面に入射し、該偏向面に線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。
このとき偏向面に入射する光束を副走査断面内において、回転多面鏡56の偏向面の法線に対して特定の角度をもって斜め方向から入射させている(斜入射光学系)。
一方、主走査断面内における6本の光束は発散して第1の結像レンズ57aを通過することによって平行光束に変換され、回転多面鏡56の偏向角の中央から偏向面に入射している(正面入射)。このときの平行光束の光束幅は主走査方向において回転多面鏡56の偏向面のファセット幅に対して十分広くなるように設定している(OFS系)。
そして偏向面で偏向反射された6本の光束は第1、第2の結像レンズ57a、57bを介して感光ドラム面50に導光され、該回転多面鏡56を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面50上を矢印B方向(主走査方向)に光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面50上に画像記録を行っている。
このとき感光ドラム面50上を光走査する前に該感光ドラム面50上の走査開始位置のタイミングを決定する為に、光偏向器56で反射偏向された光束を同期検出用ミラー57を介して同期検出用レンズ60により同期検出用スリット61面上に集光させる。そして同期検出用スリット61面上に集光させた同期検出用光束を同期検出用センサー62に導光している。そして同期検出用センサー62からの出力信号を検知して得られた同期信号を用いて感光ドラム面50上への画像記録の走査開始位置のタイミング信号を決定している。
図17は本発明の実施例4の光偏向器周辺を拡大した主走査断面図であり、同期検出用センサーへ向かう光束と光偏向器の偏向面との関係を示している。
図17において、400は入射光学系LAの光軸を示している。入射光学系LAからの光束は、光偏向器56の偏向面の主走査方向の幅より広い状態で入射している。401は光源手段51の発光部(1)からの光束である。402は同期検出用光束であり、光束幅(光線402aと光線402bの幅)は5.0mmである。また同期検出用光束402の偏向角は35.82degである。同期検出用光束402は上記図16に示す如く同期検出用ミラー59、同期検出用レンズ60を通過して同期検出用スリット61に結像する。
本実施例では前述の実施例2と同様に最も光量低下の少ない発光部(511)からの光束で同期検知を行っており、検知タイミングは前述した実施例1と同様の構成で行っている。つまり最も主走査方向の後方に位置する発光部(511)からの光束で同期検知を行なっている。
本実施例の偏向面上における発光部(511)からの光束のピーク強度と発光部(514)からの光束のピーク強度との距離ΔL2は、
ΔL2=X・W/fins=13.53mm
である。
光源手段51のFFP(半値全角)を10°とすると像高における発光部(511)からの光束の光量は発光部(514)から出射した光束より5.8倍高くなっており、発光部(514)から出射した光束で検知する場合に比べ、より安定した同期検知が行える。
次に本実施例における前記条件式(1)の各パラメーターの数値例を示す。
θBD=35.82deg.
ffθ=275.46mm
W=2mm
fcol=71.7mm
YW=304mm
これより前記条件式(1)の左辺の像高|YBD|及び右辺のW×ffθ/fcol +|YW/2|は、
左辺=275.46×35.82×π/180=172.21
右辺=2×275.46/71.7+304/2=159.7
となる。これは前記条件式(1)を満足している。
前記条件式(1)を満たさない場合は、発光部(511)から出射した光束が同期検出用センサー62に入射する前に発光部(514)から出射した光束が画像書き出し位置に到達してしまい、書き出し位置を一致させることができなくなる。
このように本実施例においては上述した如く6個の発光部を有する光源手段51を用いた光走査装置において、各発光部を光軸から等距離に配置して、各発光部の光学特性が均一になるように配列して、最も光量低下の少ない光束で同期検知を行っている。さらに同期検出用センサー62へ入射する光束の光量が特定量以上になるように、入射光学系LAの各要素を構成している。これにより小径の回転多面鏡を用いて広画角の走査を実現しても、主走査方向の印字位置ずれが生じない、高精細な画像が得られる光走査装置を提供できる。また本装置をカラー画像形成装置に用いる場合は、色ずれのない、高精細なカラー画像が得られるカラー画像形成装置を提供できる。
尚、本実施例の光源手段は、これに限らず、前記実施例1又は2又は3で示した光源手段であっても良い。またその逆に本実施例の光源手段を実施例1又は2又は3の光源手段として用いても良い。
図18は図15に示した光走査装置を複数個用いた画像形成装置(カラー画像形成装置)の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。
本実施例における画像形成装置は同一の回転多面鏡56と、該回転多面鏡56を2つのステーションで共用して用いた4つの光走査装置(ステーション)S1,S2,S3,S4より構成されている。そして同一の回転多面鏡56によって異なる被走査面としての感光ドラム面50a,50b,50c,50d上を走査し、多重現像によってカラー画像を形成している。
図18では2つの回転多面鏡56を図示しているが、該回転多面鏡56は、上下2段に構成され、該回転多面鏡56の互いに異なった偏向面に各々6本の光束を反射偏向している。
図18において、56は共通の偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)であり、モーターより成る駆動手段(不図示)により特定方向に一定速度で回転している。57aは各ステーションに設けられた第1の結像レンズ、57bは同じく各ステーションに設けられた第2の結像レンズである。本実施例ではこの第1、第2の2枚の結像レンズ57a,57bで各ステーションS1,S2,S3,S4の結像光学系を構成している。
58aはステーションS1に配された反射ミラー、58b、58cはステーションS2に配された反射ミラー、58dはステーションS3に配された反射ミラー、58e,58fはステーションS4に配された反射ミラーである。これら反射ミラー58a〜58fは回転多面鏡56から被走査面50a〜50dまでの間の光路中の第2の結像レンズ57bより回転多面鏡56側に配置されている。
50a,50b,50c,50dはそれぞれ各ステーションS1,S2,S3,S4に対応する被走査面としての感光ドラム面である。
本実施例における画像形成装置はステーション(光走査装置)を複数用いて構成しており、回転多面鏡のファセット上で副走査方向に光束を分離させることで、第1の結像レンズ57aを通過した光束を異なる被走査面に分離、導光しやすい構成としている。また第1の結像レンズ57aを2つのステーションS1,S2(S3,S4)で共用しているため、レンズ枚数を少なくすることが可能となり、装置全体の簡素化が図れる。
本実施例において前述の実施例2で示したようにOFS光学系で多ビーム光源を用いた場合は、入射光学系LAの光軸と光束の強度中心位置が離れ、その離れ量が入射光学系の後側焦点位置から偏向面までの距離に比例して大きくなる。
[画像形成装置]
図19は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータの外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1又は2に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光ドラム)たる感光ドラム101は、モーター115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設ケラレている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図19において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図19において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図19においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モーター115を始め画像形成装置内の各部や、光走査ユニット内のモーターの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1〜2の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図20は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置(光結像光学系)を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図20において、560はカラー画像形成装置、561,562,563,564は各々実施例1又は2の構成を有する光走査装置である。521,522,523,524は各々像担持体としての感光ドラム、531,532,533,534は各々現像器、551は搬送ベルトである。尚、図20においては現像器で現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器(不図示)と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器(不図示)とを有している。
図20において、カラー画像形成装置560には、パーソナルコンピュータの外部機器552からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ553によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置561,562,563,564に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム541,542,543,544が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム521,522,523,524の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(561,562,563,564)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム521,522,523,524面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置561,562,563,564により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム521,522,523,524面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器552としては、CCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置560とで、カラーデジタル複写機が構成される。
[カラー画像形成装置]
図21は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。図21において図20に示した要素と同一要素には同符番を付している。図21において、511は実施例4の構成を有する光走査装置である。尚、図21においては現像器で現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器(不図示)と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器(不図示)とを有している。
図21において、カラー画像形成装置560には、パーソナルコンピュータの外部機器552からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ553によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、光走査装置511に入力される。そして、この光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム541,542,543,544が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム521,522,523,524の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は1つの光走査装置511から各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム521,522,523,524面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く1つの光走査装置511により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム521,522,523,524面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器552としては、CCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置560とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の主走査断面図 本発明の実施例1の光源手段を示す図 本発明の実施例1の主要部分の拡大図 本発明の実施例1の書き出し位置決定のタイミングチャート 本発明の実施例1の書き出し位置測定方法を示す模式図 本発明の実施例2の主走査断面図 本発明の実施例2の入射光学系系の模式図 本発明の実施例2のカップリングの説明図 本発明の実施例2の像高における光量を示す図 本発明の実施例2の入射光学系の拡大図 本発明の実施例3の主走査断面図 本発明の実施例3の光源手段の拡大図 本発明の実施例3の主要部分の拡大図 本発明の実施例3の書き出し位置決定のタイミングチャート 本発明の実施例4の主走査断面図 本発明の実施例4の光源手段を示す図 本発明の実施例4の主要部分の拡大図 本発明の実施例4の副走査断面図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図
符号の説明
1 光源手段
2 開口絞り
3 集光レンズ(コリメータレンズ)
4 シリンドリカルレンズ
5 開口絞り
LA 第1光学手段(入射光学系)
6 偏向手段
LB 結像光学系
11a,11b 結像レンズ
7 同期検出用ミラー
8 同期検出用レンズ
9 同期検出用スリット
10 同期信号検出手段
12 被走査面(感光ドラム面)
LC 第2光学手段(同期検出用光学系)
511、561,562,563,564 光走査装置
521、522、523、524 像担持体(感光ドラム)
531、532、533、534 現像器
541、542、543、544 光ビーム
551 搬送ベルト
552 外部機器
553 プリンタコントローラ
560 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モーター
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (10)

  1. N個(Nは2以上の整数)の発光部を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段と、
    該N個の発光部からのN個の光束を偏向走査する偏向手段と、
    該光源手段からのN個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
    該偏向手段で偏向走査されたN個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
    該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
    該偏向手段からのN個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
    該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴とする光走査装置。
  2. N個(Nは2以上の整数)の発光部を副走査方向と主走査方向に対して各々傾けて配列した光源手段M個(Mは2以上の整数)と、
    N×M個の発光部からのN×M個の光束を偏向走査する偏向手段と、
    該光源手段からのN×M個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
    該偏向手段で偏向走査されたN×M個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
    該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN×M個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
    該偏向手段からのN×M個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
    該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴とする光走査装置。
  3. N個(Nは2以上の整数)の発光部を主走査方向と副走査方向に対して各々傾けて配列した光源部を副走査方向にS個(Sは2以上の整数)配列した光源手段と、
    N×S個の発光部からのN×S個の光束を偏向走査する偏向手段と、
    該光源手段からのN×S個の光束を該偏向手段に導光する入射光学系と、
    該偏向手段で偏向走査されたN×S個の光束を被走査面に導光する結像光学系と、
    該偏向手段で偏向走査された光束の一部を検出して該被走査面の上におけるN×S個の光束の書き出しタイミング信号を生成する同期信号検出手段と、
    該偏向手段からのN×S個の光束を該同期信号検出手段に導光する同期検出用光学系と、を有する光走査装置において、
    該同期信号検出手段は、N個の発光部のうち該同期信号検出手段に入射する光束の光量が最も少ない光量を発する発光部以外の発光部からの光束を検出して書き出しタイミング信号を決定することを特徴とする光走査装置。
  4. 前記偏向手段は、光束を偏向走査する回転多面鏡を有し、前記書き出しタイミング信号はN個の発光部からの光束のうち、前記被走査面を最も後に走査する発光部からの光束を検出して決定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記被走査面の上に換算したときの前記同期検出用光学系の書き出しタイミングを検知する像高をYBD、前記光源手段のN個の発光部の主走査方向の最大距離をW、前記入射光学系の主走査断面内の焦点距離をfcol、前記結像光学系の主走査断面内の焦点距離をffθ、前記被走査面の上の有効画像幅をYWとするとき、
    |YBD|≧W×ffθ/fcol +|YW/2|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記光源手段は面発光レーザーであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記書き出しタイミング信号の検知用に用いられない光束に対する書き出しタイミング信号は、該書き出しタイミング信号を検出する光束の書き出しタイミング信号を基準に、予め定められていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記入射光学系からの光束は、前記偏向手段の偏向面の主走査方向の幅より広い光束であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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