JP4769733B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンター(LBP)等の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る偏向手段により周期的に偏向させている。そして偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図16は従来の光走査装置の要部概略図である。
同図において光源手段91から出射した発散光束はコリメータレンズ93により平行光束に変換され、絞り92によって該光束を制限して副走査方向(副走査断面内)にのみ特定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ94に入射している。シリンドリカルレンズ94に入射した平行光束のうち主走査方向(主走査断面内)においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては集束して回転多面鏡から成る偏向手段95の偏向面(反射面)95aに線像として結像している。
そして偏向手段95の偏向面95aで偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系96を介して被走査面としての感光ドラム面97上に導光している。そして偏向手段95を矢印A方向に回転させることによって感光ドラム面97上を矢印B方向に光走査して画像情報の記録を行なっている。
上記の光走査装置においては感光ドラム面97上を光スポットで走査する前に該感光ドラム面97上における画像形成を開始するタイミングを調整するために、光検出器としての同期検出用センサ−99が設けられている。
この同期検出用センサ−99は偏向手段95で反射偏向された光束の一部である同期検出用光束、即ち感光ドラム97面上の画像形成領域を走査する前の画像形成領域外の領域を走査しているときの光束を受光する。この同期検出用光束は同期検出用ミラー98で反射され、同期検出用レンズ(不図示)で集光されて同期検出用センサ−99に入射する。そしてこの同期検出用センサ−99の出力信号から同期検出用信号(同期信号)を検出し、この同期検出用信号に基づいて感光ドラム面97における画像記録の開始タイミングを調整している。
同図における結像光学系96は副走査断面内において偏向手段95の偏向面95aと感光ドラム面97とが共役関係となるように構成しており、これにより偏向面95aの面倒れを補償している。
この様な光走査装置においては印刷速度の速い印刷機(画像形成装置)が年々望まれている。例えばその対策として、
(1)偏向手段(ポリゴンミラーなど)の回転数を増やす
(2)ポリゴンミラーの面数を増やす
(3)多ビーム化(マルチレーザ光源の使用、プリズムによるビーム合成、複数の光束を偏向方向に異なる角度をもってポリゴンミラーに入射させる)
といったものが挙げられる。
また別の市場ニーズとして、光走査装置(カラー画像形成装置や複写機など)のコンパクト化(特に薄型化)への要求もある。薄型化のためには、副走査断面内において偏向手段の偏向面に対して光束を斜め方向から入射させる、所謂斜入射光学系より構成することで折り返しの自由度を向上させることができる。
この斜入射光学系を利用した光走査装置は従来より提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−70108号公報
しかしながら、斜入射光学系に対して、高速化の実現のためマルチレーザ光源の使用やプリズムによるビーム合成による多ビーム化の場合に問題となることがある。
例えばモノリシックなマルチレーザ光源を光源手段として用いた場合、発光基板における各々の発光部(発光点)の間隔が近いと、該発光部で発生した熱が他方に影響を及ぼすために、発光状態が不安定になるために発光部を100μm程度離間させている。そのために各発光部から照射された各光束が異なる放射角度をもって偏向手段へ入射する。
すなわち偏向手段の偏向面と入射光束とのなす角度が光束ごとに異なる。そのため偏向手段で偏向された各光束の結像光学系への入射状態が異なるために各光束の光学性能が互いに異なる。そのため感光ドラム面に入射する位置に光束間に誤差が生じてしまい、結果としてモアレが発生して印字性能が劣化してしまうという問題点があった。
本発明はコンパクトで高速走査が可能で、かつ良好なる光学性能が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明は、複数の発光部が主走査方向及び副走査方向に離間して配置された光源手段と、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学系と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された複数の光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、を有する光走査装置において、
前記入射光学系は、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を前記偏向面に対して主走査断面内及び副走査断面内において結像光学系の光軸に対し斜め方向から入射させており、
前記回転多面鏡の外接円半径をR(mm)、前記結像光学系の副走査断面内の画像の解像度をDPI(dpi/inch)、前記結像光学系の副走査断面内の結像倍率をβs、主走査断面内において前記複数の発光部のうち両端の発光部から発せられる光束が、副走査断面内において前記偏向面に入射する角度の平均値をε(°)、前記入射光学系の主走査断面内の焦点距離をfcl(mm)とするとき、
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記入射光学系における主走査断面内の入射側のFナンバーをFno(主)、副走査断面内の入射側のFナンバーをFno(副)とするとき、
1.0<Fno(主)/Fno(副)<3.0
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、前記入射光学系は、副走査断面内の焦点距離が主走査断面内の焦点距離よりも短いことを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、前記結像光学系の副走査断面内の結像倍率βsは、
1.0≦|βs|≦3.0
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1乃至4の何れか1項の発明において、主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束の主走査方向の幅は、前記回転多面鏡の偏向面の主走査方向の幅より狭いことを特徴としている。
請求項6の発明の画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項7の発明の画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
本発明によればコンパクトで高速走査が可能で、かつ良好なる光学性能が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1における光走査装置の要部概略図である。図2は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段の回転軸及び結像光学系の光軸(X方向)に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸と平行な方向である。主走査断面とは光軸と主走査方向とを含む平面である。副走査断面とは主走査断面に垂直な断面である。
図中、1は光源手段であり、各々独立して配設した2つのレーザ光源(半導体レーザー)1a,1bより成っている。2つのレーザ光源1a,1bは各々2つの発光部(発光点)を有し、主走査方向及び副走査方向に離間したモノリッシクなマルチビームレーザ光源より成っている。尚、レーザ光源1aは発光部1a-1,1a-2を有し、レーザ光源1bは発光部1b-1,1b-2を有している。
3a,3bは各々集光レンズ(コリメータレンズ)であり、対応するレーザ光源1a,1bから出射された2本の発散光束を平行光束に変換している。4a,4bは各々シリンドリカルレンズであり、副走査方向(副走査断面内)のみに屈折力(パワー)を有している。2a、2bは各々開口絞りであり、対応するシリンドリカルレンズ4a,4bから出射された2本の光束のビーム形状を成形している。
尚、コリメータレンズ3a(3b)、シリンドリカルレンズ4a(4b)、開口絞り2a(2b)の各要素は入射光学系LA(LB)の一要素を構成している。
またコリメータレンズ3a(3b)、シリンドリカルレンズ4a(4b)を1つの光学素子(アナモフィック光学素子)で構成しても良い。
5は偏向手段としての光偏向器であり、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成り、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
LCはfθ特性を有する結像光学系であり、主走査方向(主走査断面内)にのみ屈折力を有する結像レンズ(アナモフィックレンズ1)6と2つのトーリックレンズを副走査方向に配置した2段トーリックレンズ(アナモフィックレンズ2)7より成っている。結像光学系LCは偏向手段5で偏向走査された複数の光束を後述する感光ドラム面8上の異なる位置(露光位置)に各々結像させている。また結像光学系LCは副走査断面内においてポリゴンミラー5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を共役関係にすることにより偏向面の面倒れ補償を行っている。
8は記録媒体としての感光体(感光ドラム面)である。
11a,12a,11b,12bは各々反射ミラーであり、対応するレーザ光源1a,1bから出射した2本の光束を記録媒体としての感光ドラム面(被走査面)8上の位置にそれぞれ導いている。13aー1、13a−2,13b−1,13b−2は各々感光ドラム面8上における光束の走査で形成される走査線である。
本実施例においてレーザ光源1a(1b)の2つの発光部1a-1,1a-2(1b-1,1b-2)から出射した2本の発散光束はコリメータレンズ3a(3b)により平行光束に変換される。変換された平行光束は副走査断面内のみにパワーを有するシリンドリカルレンズ4a(4b)により、ポリゴンミラー5の偏向面5aに主走査方向に長手の線像として結像される。またシリンドリカルレンズ4a(4b)を通過した光束は開口絞り2a(2b)によって光束幅が制限される。
本実施例では副走査断面内において、各々のコリメータレンズ3a,3bの光軸及びシリンドリカルレンズ4a,4bの光軸をポリゴンミラー5の偏向面5aに対して傾けて構成している。これにより各発光部1a-1,1a-2(1b-1,1b-2)から発せられた2本の光束がポリゴンミラー5の偏向面5aに対して副走査断面内において結像光学系LCの光軸Oaに対し斜め方向から角度をもって入射するように構成している(斜入射光学系)。
また主走査断面内においても各発光部1a-1,1a-2(1b-1,1b-2)から発せられた2本の光束をポリゴンミラー5の偏向面5aに対して結像光学系LCの光軸Oaに対し斜め方向から角度をもって入射するように構成している。
このとき本実施例ではポリゴンミラー5の偏向面5aに入射する光束の主走査方向の幅が、該ポリゴンミラー5の偏向面5aの主走査方向の幅よりも狭くなるように構成している(アンダーフィルド光学系)。
そしてポリゴンミラー5の偏向面5aにより偏向走査された光束が対応する反射ミラー11a,12a(11b,11b)を介して感光ドラム面8上にスポット状に結像している。そしてポリゴンミラー5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8上を矢印B方向に光走査し、一度の光走査で2本の走査線13a-1,13a-2(13b-1,13b-2)が形成されるようにして画像記録を行っている。
ここで斜入射光学系においてポリゴンミラー5の偏向面5aに対して2本の光束が異なる放射角度をもって入射した場合の光学性能について図3、図4を用いて説明する。図3は偏向方向に角度をもった2本の光束A1、A2がポリゴンミラー5で偏向されるときにおける該ポリゴンミラー5の回転角度の違いを説明する主走査断面内の説明図である。図4はその副走査断面内の説明図である。
尚、レーザ光源1a及び1bから発する各々の2本の光束が受ける光学的作用は同一のため、ここではレーザ光源1aから発する2本の光束A1、A2について説明する。
図3において偏向方向に放射角度αをもった光束A1(点線)と光束A2(実線)がポリゴンミラー5の偏向面5aに入射する場合、該ポリゴンミラー5の回転角度が同一でも偏向角度が光束A1と光束A2で角度2αだけ異なる。よって感光ドラム面8上での主走査方向の2本の光束A1、A2による印字位置は結像光学系LCの焦点距離をfとすると距離2fαだけ異なる。
したがって主走査方向の印字位置を揃えるために図3に示すように、実際はある印字位置に対して光束A1は光束A2よりもポリゴンミラー5の回転角度がα/2だけ遅れていることになる。
ここでポリゴンミラー5の偏向面5aに入射されるときの光束A1の発光部1a−1及び光束A2の発光部1a−2からの偏向面5aまでの光路長を考える。ポリゴンミラー5の回転角度がα/2だけ異なっているために、光束A1と光束A2とでは光路長が互いに異なっている。
2本の光束A1、A2が偏向面5aに対して副走査断面内において垂直に入射する場合は、該偏向面5aに入射する光束の高さは光束A1と光束A2とでは変わらない。しかしながら図4に示すように斜入射光学系の場合は、各発光部1a−1、1a−2から偏向面5aまでの光路長が互いに異なっているため、該光路長に応じて該偏向面5aにおける光束A1、A2の照射する高さが異なってしまう。
各発光部1a−1、1a−2から偏向面5aまでの光路長はポリゴンミラー5の回転角度に応じて変化するので、光束A1と光束A2の偏向面5aにおける照射高さの差分Δhもポリゴンミラー5の回転角度に応じて変化することになる。
例えば図5(A)に示すように画像書き始め側においては光束A2の方が光路長は長いが、図5(B)に示すように画像書き終わり側では逆に光束A1の方が光路長は長くなる。したがって図5(C)に示すように偏向面5aにおける副走査方向の印字位置は光束A1についてはシングルレーザーの場合に照射される位置に対して副走査方向にプラス位置からマイナス位置になってしまう。また逆に光束A2は副走査方向にマイナス位置からプラス位置になってしまう。ここでプラスおよびマイナスの符号はシングルビームに対しての意味である。
具体的には図4の副走査断面内において、2つの発光部1a-1,1a-2(1b-1,1b-2)から発した2本の光束A1、A2の偏向面5aに入射する結像光学系LCの光軸Oaに対する角度の平均値をε(°)(ε≠0°)とする。また各発光部1a−1,1a−2(1b-1,1b-2)から偏向面5aまでの光路の光路差をΔL(mm)とする。そのとき照射高さの差分Δh(mm)は
Δh=ΔL×tanε
で表すことができる。光路差ΔL(mm)は以下の式で求められる。
ただし、
ここで、θはポリゴンミラー5の回転角度、γはポリゴンミラー5に入射する光束の結像光学系LCの光軸Oaに対する角度(偏向方向の角度)、αは2本の光束A1、A2の放射角度、Rはポリゴンミラー5の外接円半径(mm)、Mはポリゴンミラー5の面数を示す。
感光ドラム面8上における副走査方向の印字間隔は画像の解像度DPI(dpi/inch)に応じて特定の値に決められている。よって結像光学系LCの副走査方向の結像倍率(副走査倍率)βsが一定の場合、2本の光束による走査線間隔が特定の値になるようにレーザ光源1a(1b)を光軸方向に回転させている。
しかしながら、ポリゴンミラー5の偏向面5aにおける光束A1と光束A2の照射高さの差分Δhが図5(C)のような状態となるとする。そうすると図5(D)に示すように感光ドラム面8上において光束A1の走査線(点線で示す)13a−1と光束A2の走査線(実線で示す)13a−2が理想的な走査線(2点鎖線で示す)13aに対して傾いてしまう。
理想の走査線の副走査方向の間隔Zdpi(mm)に対する実際の走査線の副走査方向の間隔Zab(mm)との差分(印字間隔誤差)Δz(mm)は、照射高さの差分Δh(mm)に副走査倍率βsをかけた分であり、以下に示すような式で表すことができる。
Δz=Δh×βs=ΔL×tanε×βs ・・・(2)
ここで、図5(D)に示すように走査線間隔の変化が周期的に現れる場合、副走査方向の印字間隔誤差Δzが特定の間隔Zdpiに対して大きいとモアレのような印字ムラが発生する恐れがある。
上記関係式(1)から偏向面5a上における各光束の照射高さの差分Δhは、ポリゴンミラー5の外接円半径Rが大きくなるほど増加する。アンダーフィルド光学系(UFS)の場合、ポリゴンミラー5の面数Mが増えるとポリゴンミラー5自体も大きくなり照射高さの差分Δhが増大してしまう。そのために高速化を実現させようとすると感光ドラム面8上における副走査方向の光束間の間隔誤差が大きくなり、印字性能を劣化させる恐れがある。
そこで放射角度αを低減させることで照射高さの差分Δhを低減させることを考える。
図6に放射角度αと光路差ΔLとの関係を示す。同図に示すように放射角度αと光路差ΔLは比例関係が成り立っているのが分かる。したがって、光路差ΔL(mm)は放射角度α(°)とポリゴンミラー5の外接円半径R(mm)を用いて
ΔL=kαR(kは比例定数、0.15程度)
と表現すると、感光ドラム面8上の副走査方向の印字間隔誤差Δz(mm)は関係式(2)より、
Δz=kαR×tanε×βs ・・・(3)
となる。印字間隔誤差Δz(mm)が副走査方向の画像の解像度DPI(dpi)から計算される間隔25.4/DPI(mm)に対して1%以下であればモアレが目立たなくなる。よって関係式(3)から
なる条件を満足させればよい。
ここで、レーザ光源1a(1b)がモノリシックなマルチレーザ光源の場合、光束A1の発光部1a−1(1b−1)と光束A2の発光部1a−2(1b−2)どうしの主走査方向の間隔をΔP(mm)とする。さらに入射光学系LA(LB)の主走査方向の焦点距離、つまりコリメータレンズ(カップリングレンズ)3a(3b)の焦点距離をfcl(mm)とするとき、光束A1と光束A2の放射角度α(°)は下記の関係がある。
ΔP=fcl×tanα ・・・(5)
したがって放射角度αを小さくするためには、コリメータレンズ3a(3b)の焦点距離fclを長くするか、発光部間隔ΔPを小さくするか、どちらかが考えられる。発光部間隔ΔPは熱的影響を考慮すると100μm程度は必要であるので、コリメータレンズ3a(3b)の焦点距離fclを長くするのがよい。したがって、条件式(4)および関係式(5)から、一般的な走査光学系において、k=0.15、ΔP=0.1(mm)を考慮すると、
なる条件を満足するように各要素を設定するのが良い。
条件式(6)は感光ドラム面8上における複数の光束の副走査方向の印字間隔誤差(光束間の誤差)Δzを低減するためのものである。条件式(6)を外れると印字間隔誤差Δzが増大し、モアレが目立ってくるので良くない。
さらに好ましくは上記条件式(6)を次の如く設定するのが良い。
表1に実施例1の光学系の諸数値を示す。また図7に実施例1の光学系での被走査面上の像面湾曲、図8に実施例1の光学系での副走査倍率の一様性、図9に実施例1の光学系での被走査面上のスポット形状(ピーク光量に対して、5%,10%,13.5%,36.8%,50%の等高線)を示す。
実施例1の光学系は、副走査倍率βsが1.26であり、図8に示すように全像高に対して略同一(±0.6%)である。また副走査方向の画像の解像度DPIが600dpiの場合に感光ドラム面8上におけるマルチビームの2本の光束の間隔が25.4/600=42.3μmになるように発光部間隔が90μmのレーザ光源1a(1b)を光軸中心に7.9度回転させている。
このときの感光ドラム面8上における2本の光束の副走査方向の印字間隔誤差Δzを図10の実線で示す。比較例として、コリメータレンズの焦点距離fclのみが25mmと異なる場合の感光ドラム面8上の副走査間隔を図10の点線に示す。
比較例の光学系は同じく発光部間隔が90μmのマルチレーザ光源を光軸中心に4.9度回転させている。2つの光学系での2本の光束A1、A2の放射角度αを条件式(5)から計算すると比較例が約0.2°に対して本実施例ではコリメータレンズ3a(3b)の焦点距離fclが40mmなので約0.13°になる。したがって、感光ドラム面8上の副走査方向の印字間隔誤差Δzは図10に示すように放射角度αが小さくなったために約0.6倍に低減されている。
また比較例において感光ドラム面8上における副走査方向の印字間隔誤差Δzの最大値の平均値が0.75μmであるのに対して、実施例1の副走査方向の印字間隔誤差Δzの最大値の平均値は0.43μmとなる。これは副走査方向の画像の解像度から計算される間隔42.5μmに対してほぼ1%であるのでヒトの目で判別できるようなモワレにはならない。
ここで条件式(6)の左辺の各パラメータR、βs、DPI、ε、fclにそれぞれ数値(R=20mm、βs=1.26、DPI=600dpi、ε=2.5°、fcl=40mm)を代入して計算すると、比較例が0.076mmである。これに対して実施例1は0.121mmであり、これは上記条件式(6)を満たしている。
また本実施例において副走査方向の印字間隔誤差Δzを低減するためには上記条件式(4)より結像光学系LCの副走査倍率βsを以下の如く設定するのが良い。
1.0≦|βs|≦3.0 ・・・(7)
条件式(7)は結像光学系LCの副走査断面内の結像倍率βsを規定するものである。条件式(7)の下限値を越えるとアナモフィックレンズ7が感光ドラム面8に近づくため、レンズ自身の肥大化による光学箱の肥大化を招くので良くない。また条件式(7)の上限値を越えると副走査方向の印字間隔誤差Δzを低減するのが難しくなってくるので良くない。
さらに好ましくは上記条件式(7)を次の如く設定するのが良い。
1.5≦|βs|≦2.5 ・・・(7a)
本実施例では光源手段1を2つのレーザ光源1a、1bより構成したが、これに限らず、1つのレーザ光源もしくは3つ以上のレーザ光源より構成しても良い。また本実施例ではレーザ光源1a、1bをそれぞれ2つの発光部より構成したが、これに限らず、3つ以上より構成しても良い。
尚、例えばレーザ光源1a(1b)を4つの発光部1a-1〜1a-4から構成した場合は、4つの発光部1a-1〜1a-4から発さられる光束が感光ドラム8面上に図11に示すように4本の走査線13a-1〜13a-4を同時に形成する。このうち走査線13a-1と13a-4の副走査方向の印字間隔誤差Δzが一番大きくなる。したがって、上記条件式(6)において、角度εは4つの光束のうち両端部の発光部1a-1と1a-4から発せられる光束がポリゴンミラー5の偏向面5aに入射する角度の平均値となる。
また本実施例では結像光学系を2枚のレンズより構成したが、これに限らず、例えば単一、もしくは3枚以上のレンズより構成しても良い。また結像光学系を回折光学素子を含ませて構成しても良い。
このように本実施例では上記の如く条件式(6)を満足させることにより、感光ドラム面上での各光束の副走査方向の印字位置における差異を低減することができ、これにより画像の劣化を抑え、また装置全体のコンパクト化及び高速化を図っている。
表1に実施例1の光学系の諸数値を示す。
図12(A)は本発明の実施例2の主走査断面図、図12(B)は本発明の実施例2の入射光学系の副走査断面図である。図12(A),(B)において前記図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において実施例1と異なる点は入射光学系LA(LB)を副走査断面内のみパワーを有する第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)と主走査断面内のみパワーを有する第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)との組み合わせより構成したことである。その他の構成は前述の実施例1と同様である。
即ち、同図においてLA(LB)は入射光学系であり、副走査断面内のみパワーを有する第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)、主走査断面内のみパワーを有する第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)、そして開口絞り2a(2b)を有している。
前述の実施例1においては感光ドラム面8上における2本の光束A1、A2の副走査方向の印字間隔誤差Δzを低減するためにコリメータレンズ3a(3b)の焦点距離fclを40mmと長く設定した。コリメータレンズ3a(3b)の焦点距離fclを長くして主走査断面内のFナンバー(Fno)を大きくすると、カップリング効率が落ちて感光ドラム面8上における光量が低下する傾向にある。
そこで本実施例では感光ドラム面上での各光束の印字位置における差異を低減し、さらに入射光学系の入射側の副走査断面内のFナンバーが小さくなるように各要素を構成している。これによりカップリング効率を上げて感光ドラム面上における光量低下が少なくなるようにしている。
入射光学系LA(LB)の入射側の副走査断面内のFナンバーを小さくするためには第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)の副走査断面内における焦点距離を長くして、該第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)を通過する副走査断面内の光束幅を広くすれば良い。
レーザ光源1a(1b)から発せられた2本の光束がコリメータレンズ、そしてシリンドリカルレンズという経路の入射光学系を用いると、該シリンドリカルレンズの焦点距離が長くなるために入射光学系が大型化してくる。
そこで本実施例においてはレーザ光源1a(1b)から出射された2本の光束を初めに第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)を通過させることによって、ポリゴンミラー5の偏向面5aに対して副走査方向のみ集光させている。また第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)を通過させることで偏向面5aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像させている。これにより入射光学系LA(LB)の小型化を図っている。
本実施例では入射光学系LA(LB)における主走査断面内の入射側のFナンバーをFno(主)、副走査断面内の入射側のFナンバーをFno(副)とするとき、
1.0<Fno(主)/Fno(副)<3.0 ・・・(8)
なる条件を満足させている。
条件式(8)は入射光学系LA(LB)における主走査断面内のFナンバーと副走査断面内のFナンバーとの比に関するものである。
条件式(8)の下限値を越えると感光ドラム面8上における2本の光束A1、A2の副走査方向の印字間隔誤差Δzを低減しつつ、感光ドラム面8上の光量低下を防ぐことが難しくなってくるので良くない。また条件式(8)の上限値を越えると第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)及び第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)の位置を調整する際に主走査断面内及び副走査断面内のピント敏感度差が大きくなってくるので良くない。
また本実施例では入射光学系LA(LB)において、副走査断面内の焦点距離が主走査断面内の焦点距離よりも短くなるように設定することによって、入射光学系LA(LB)をコンパクトに構成している。
本実施例では第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)の主走査断面内の焦点距離が40mm、第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)の副走査断面内の焦点距離が19.6mmである。よって感光ドラム面8上での主走査方向のスポット径が60μm、副走査方向のスポット径が70μmである光学系の場合、入射光学系LA(LB)における入射側のFナンバーは主走査断面内で9.3、副走査断面内で7.1となる。これにより副走査断面内のカップリング効率を上げることができ、感光ドラム面8上において適切な光量を保っている。
尚、上記条件式(8)の左辺の値は、
Fno(主)/Fno(副)=9.3/7.1=1.31
である。これは上記条件式(8)を満足している。
更に好ましくは上記条件式(8)を次の如く設定するのが良い。
1.2<Fno(主)/Fno(副)<2.8 ・・・(8a)
またコリメータレンズがシリンドリカルレンズに対してレーザ光源側にあるような入射光学系の場合、副走査断面内のカップリング効率を上げるためには、シリンドリカルレンズ4a(4b)の副走査断面内の焦点距離が240mm必要である。その結果、入射光学系全長が280mm近くとかなり長くなり、光路内に反射ミラーを配置するなどの対応が必要となってくる。
これに対して本実施例では実施例1で用いたコリメータレンズ3a(3b)の代わりに第2のシリンドリカルレンズ20a(20b)を用いることにより、第1のシリンドリカルレンズ4a(4b)の副走査断面内の焦点距離を短くできる。その結果、入射光学系LA(LB)の焦点距離が151mm程度で済むために上述のような反射ミラーを配置する必要がなくなる。
尚、本実施例では入射光学系を第1のシリンドリカルレンズと第2のシリンドリカルレンズとの2枚のレンズより構成したが、これに限らず、主走査断面内と副走査断面内とで互いに屈折力が異なるアナモフィックレンズより構成しても良い。
図13は本発明の実施例2における被走査面上のスポット形状(ピーク光量に対して、5%,10%,13.5%,36.8%,50%の等高線)を示す説明図である。同図に示すようにスポット形状が良好に保たれているのが分る。
表2に実施例2の光学系の諸数値を示す。
[画像形成装置]
図14は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1または2のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モーター115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図14において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図14において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図14においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モーター115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のモーターなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1〜2の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図15は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、光走査装置(光結像光学系)を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図15において、60はカラー画像形成装置、61,62,63,64は各々実施例1又は2に示した何れかの構成を有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。尚、図15においては現像器で現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器(不図示)と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器(不図示)とを有している。
図15において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置61,62,63,64に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(61,62,63,64)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置61,62,63,64により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1における要部概略図 本発明の実施例1における主走査断面図 偏向方向に角度をもった2本の光束が偏向手段で偏向されるときにおける偏向手段の回転角度の違いを説明する説明図 斜入射光学系における偏向手段の入射高さを説明する説明図 偏向手段の回転角度と2本の光束の高さ差分を説明する説明図 放射角度αと光路差ΔLとの比例関係を示した図 本発明の実施例1における像面湾曲を示した図 本発明の実施例1における副走査倍率の一様性を示した図 本発明の実施例1における被走査面上のスポット形状を示した図 本発明の実施例1における被走査面上の副走査位置間隔誤差を示した図 感光ドラム面上を一度に走査する走査線が2本よりも多い場合の副走査方向の位置間隔誤差を示した図 本発明の実施例2における主走査断面図および副走査断面図 本発明の実施例2における被走査面上のスポット形状を示した図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部概略図
符号の説明
1 光源手段
1a,1b レーザ光源
1a−1,1a−2,1b−1,1b−2 発光部
2a,2b 開口絞り
3a,3b 集光レンズ(コリメータレンズ)
4a,4b シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
LC 結像光学系(fθレンズ)
6 第1の結像レンズ
7 第2の結像レンズ
8 被走査面(感光体ドラム)
LA,LB 入射光学系
20a,20b 第2のシリンドリカルレンズ
11a、12a、11b、12b 反射ミラー
61,62,63,64 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モーター
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (7)

  1. 複数の発光部が主走査方向及び副走査方向に離間して配置された光源手段と、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学系と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された複数の光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、を有する光走査装置において、
    前記入射光学系は、前記複数の発光部から発せられた複数の光束を前記偏向面に対して主走査断面内及び副走査断面内において結像光学系の光軸に対し斜め方向から入射させており、
    前記回転多面鏡の外接円半径をR(mm)、前記結像光学系の副走査断面内の画像の解像度をDPI(dpi/inch)、前記結像光学系の副走査断面内の結像倍率をβs、主走査断面内において前記複数の発光部のうち両端の発光部から発せられる光束が、副走査断面内において前記偏向面に入射する角度の平均値をε(°)、前記入射光学系の主走査断面内の焦点距離をfcl(mm)とするとき、
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記入射光学系における主走査断面内の入射側のFナンバーをFno(主)、副走査断面内の入射側のFナンバーをFno(副)とするとき、
    1.0<Fno(主)/Fno(副)<3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記入射光学系は、副走査断面内の焦点距離が主走査断面内の焦点距離よりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記結像光学系の副走査断面内の結像倍率βsは、
    1.0≦|βs|≦3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の光走査装置。
  5. 主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束の主走査方向の幅は、前記回転多面鏡の偏向面の主走査方向の幅より狭いことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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