JP6442823B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6442823B2
JP6442823B2 JP2013218722A JP2013218722A JP6442823B2 JP 6442823 B2 JP6442823 B2 JP 6442823B2 JP 2013218722 A JP2013218722 A JP 2013218722A JP 2013218722 A JP2013218722 A JP 2013218722A JP 6442823 B2 JP6442823 B2 JP 6442823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
light beam
scanning direction
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013218722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015081958A (ja
Inventor
善之 鈴木
善之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2013218722A priority Critical patent/JP6442823B2/ja
Publication of JP2015081958A publication Critical patent/JP2015081958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6442823B2 publication Critical patent/JP6442823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光走査装置および画像形成装置に関する。
例えば、プリンタや複写機などの電子写真方式のカラー画像形成装置において、像保持体と光走査装置とが各色毎に配置され構成されたものが知られている。このようなカラー画像形成装置では、各光走査装置が各色毎の画像データに応じて変調されたレーザ光により各像保持体を走査露光し、静電潜像を形成する。
特許文献1には、第2の光学素子と第3の光学素子の光偏向手段前光学系の光軸方向の変位及び第2の光学素子、第3の光学素子の少なくとも一方の光学素子の偏向走査垂直方向の変位により、被走査面上に形成される走査線の走査線間隔と走査位置間走査線間隔偏差が調整されるので、第2の光学素子、第3の光学素子の屈折力を共に正にすることにより、両光学素子の屈折力を抑制でき、光学素子の組付け誤差に伴う結像スポット径の増大及び結像スポット形状の劣化を防止でき、被走査面上に形成される走査線の走査線間隔を所望の値に近づけることができる光走査装置が開示されている。
また特許文献2には、光源と偏向手段の間に少なくとも副走査方向に負のパワーを有するレンズと、少なくとも正のパワーを有するレンズとを有し、両レンズともに光軸方向に調整可能な手段を有する光走査装置が開示されている。
特開2012−42733号公報 特開2010−2832号公報
光走査装置により被走査体上に形成される画像に欠陥が生じにくいことが望ましい。
請求項1に記載の発明は、複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する被走査体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記被走査体上に導く偏向後光学系と、を備え、前記光源の前記発光点は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、前記被走査体上において生じる副走査方向に対し平行とならない光ビームのずれ量を相殺するように決定される第2の角度をなすように回転させて配列し、前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有することを特徴とする光走査装置である。
請求項2に記載の発明は、複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する被走査体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記被走査体上に導く偏向後光学系と、を備え、前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有することを特徴とする光走査装置である。
請求項に記載の発明は、静電潜像を像保持体に形成する光走査手段と、前記光走査手段により形成された静電潜像を現像剤で現像する現像手段と、を備え前記光走査手段は、複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する像保持体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記像保持体上に導く偏向後光学系と、を備え、前記光源の前記発光点は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、前記像保持体上において生じる副走査方向に対し平行とならない光ビームのずれ量を相殺するように決定される第2の角度をなすように回転させて配列し、前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記像保持体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、被走査体上に形成される画像に欠陥が生じにくい光走査装置を提供することができる。そして本発明を採用しない場合に比べて、被走査体上に形成される画像にさらに欠陥が生じにくくなる。また本発明を採用しない場合に比べて、偏向後光学系の部品点数を減らすことができる。さらに本発明を採用しない場合に比べて、光偏向器から対応する被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを、より簡単な構成で補正することができる。
請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、被走査体上に形成される画像に欠陥が生じにくい光走査装置を提供することができる。また光偏向器から対応する被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを、より簡単な構成で補正することができる。
請求項によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より良好な画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することができる。
本実施の形態の画像形成装置の概要を示す図である。 露光部の光学系について説明した図である。 露光部の光学系について説明した図である。 露光部の光学系について説明した図である。 従来の光源の構成について説明した図である。 (a)〜(d)は、図5の構成の光源を使用した場合の問題点について説明した図である。 (a)〜(d)は、感光体ドラムに形成される静電潜像について説明した図である。 (a)〜(b)は、本形態における光源の構成について説明した図である。 (a)〜(c)は、ポリゴンミラーに光ビームを主走査方向から見たときに第1の角度をなして入射させるときに生ずる他の問題点を説明した図である。 (a)は、第2の走査レンズの位置の調整について説明した図である。また(b)は、第1の走査レンズの特性について説明した図である。
<画像形成装置の全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の画像形成装置1の概要を示す図である。
この画像形成装置1は、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では4つ)の画像形成ユニット10(具体的には10Y(イエロー)、10M(マゼンタ)、10C(シアン)、10K(黒))を備える。また、この画像形成装置1は、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置1は、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置1は、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着装置50、および画像形成装置1の各機構部を制御する制御部70を有している。
各画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)は、使用されるトナーの色を除き、同じ構成を有している。そこで、イエローの画像形成ユニット10Yを例に説明を行う。イエローの画像形成ユニット10Yは、図示しない感光層を有し、矢印A方向に回転可能に配設され、像を保持する像保持体の一例である感光体ドラム11を具備している。この感光体ドラム11の周囲には、帯電ロール12、露光部13、現像器14、一次転写ロール15、およびドラムクリーナ16が配設される。
このうち、帯電ロール12は、感光体ドラム11に接触配置される回転体である。そして図示しない帯電電源に接続され、この帯電電源は、帯電ロール12に対し予め定められた周波数の交流帯電バイアスを重畳した正極性または負極性の直流帯電バイアスを供給する。
露光部13は、静電潜像を感光体ドラム11に形成する光走査手段(光走査装置)の一例である。露光部13は、帯電ロール12によって帯電された感光体ドラム11に、光ビームBmによって静電潜像を書き込む。
現像器14は、露光部13により形成された静電潜像を現像剤で現像する現像手段の一例である。現像器14は、対応する色成分トナー(イエローの画像形成ユニット10Yではイエローのトナー)を収容し、このトナーによって感光体ドラム11上の静電潜像を現像する。一次転写ロール15は、感光体ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラムクリーナ16は、一次転写後の感光体ドラム11上の残留物(トナー等)を除去する。
中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では5つ)の支持ロールに回転可能に張架支持される。これらの支持ロールのうち、駆動ロール21は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20を駆動して矢印B方向に回転させる。また、張架ロール22および張架ロール25は、中間転写ベルト20を張架するとともに駆動ロール21によって駆動される中間転写ベルト20に従がって回転する。補正ロール23は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20の搬送方向に直交する方向の蛇行を規制するステアリングロール(軸方向一端部を支点として傾動自在に配設される)として機能する。さらに、バックアップロール24は、中間転写ベルト20を張架するとともに二次転写装置30の構成部材として機能する。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物(トナー等)を除去するベルトクリーナ26が配設されている。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール24とを備えている。このバックアップロール24には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が接触して配置されている。一方、二次転写ロール31は接地されている。
また、用紙搬送系は、用紙トレイ40、搬送ロール41、レジストレーションロール42、搬送ベルト43、および排出ロール44を備える。用紙搬送系では、用紙トレイ40に積載された用紙Pを搬送ロール41にて搬送した後、レジストレーションロール42で一旦停止させ、その後予め定められたタイミングで二次転写装置30の二次転写位置へと送り込む。また、二次転写後の用紙Pを、搬送ベルト43を介して定着装置50へと搬送し、定着装置50から排出された用紙Pを排出ロール44によって機外へと送り出す。
次に、この画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。今、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、予め定められた作像プロセスが実行される。具体的に述べると、例えばこの画像形成装置1をプリンタとして構成する場合には、PC(パーソナルコンピュータ)等、外部から入力されるデジタル画像信号をメモリに一時的に蓄積する。そして、メモリに蓄積されている4色(Y色、M色、C色、K色)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行う。すなわち、各色のデジタル画像信号に応じて各画像形成ユニット10(具体的には10Y、10M、10C、10K)をそれぞれ駆動する。次に、各画像形成ユニット10では、帯電ロール12により帯電された感光体ドラム11に、露光部13によりデジタル画像信号に応じた光ビームBmを照射することで、露光し静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像器14により現像し、各色のトナー像を形成させる。なお、この画像形成装置1を複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をスキャナで読み取り、得られた読み取り信号を処理回路によりデジタル画像信号に変換した後、上記と同様にして各色のトナー像の形成を行うようにすればよい。
その後、各感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置で、一次転写ロール15によって中間転写ベルト20の表面に順次一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残存するトナーは、ドラムクリーナ16によってクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト20上で重ね合わされ、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは予め定められたタイミングで二次転写位置へと搬送され、バックアップロール24に対して二次転写ロール31が用紙Pを挟持する。
そして、二次転写位置において、二次転写ロール31とバックアップロール24との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト20上に保持されたトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト43により定着装置50へと搬送される。定着装置50では、用紙P上のトナー像が加熱・加圧定着され、その後、機外に設けられた排紙トレイ(図示せず)に送り出される。一方、二次転写後に中間転写ベルト20に残存するトナーは、ベルトクリーナ26によってクリーニングされる。
<露光部の光学系の説明>
次に、露光部13の光学系について更に詳しく説明する。
図2〜図4は、露光部13の光学系について説明した図である。
ここで図2は、露光部13の光学系として上述したY色、M色、C色、K色の4色のうち2色についての光学系について説明した図である。また図3は、露光部13の光学系を図2のIII方向から見た図であり、後述する光源131a、131bからポリゴンミラー134までの偏向前光学系について説明した図である。さらに図4は、露光部13の光学系を図2のIV方向から見た図であり、ポリゴンミラー134から後の偏向後光学系について説明した図である。
なお図2〜図4では、説明をわかりやすくするため、光ビームBmを反射するミラー等は省略している。実際には、このミラー等を利用することにより光ビームBmは反射され、1本の光ビームBm毎に別々の感光体ドラム11上に導かれる。またミラー等を利用することで、露光部13をより小型化することができる。なお図2において図中下方向が主走査方向であり、図3〜図4において図中下方向が副走査方向となっている。
図2で示した光学系は、Y色、M色、C色、K色の4色のうち2色についての光学系であるので、実際には、図2で示したものがもう1組存在し、他の2色分の光学系を受け持つ。そしてこの2組の光学系で露光部13全体の光学系を構成する。なおこの場合、ポリゴンミラー134については、共用することができ、全体としてポリゴンミラー134を1つとすることもできる。
図示する光学系は、ポリゴンミラー134を境として、ポリゴンミラー134に入射前の偏向前光学系とポリゴンミラー134に反射後の偏向後光学系に分かれる。
偏向前光学系は、図2および図3に示すように光源131a、131bと、コリメータレンズ132と、シリンドリカルレンズ133とを備える。
光源131aと光源131bは、それぞれ独立の2個の光源であり、YMCKの4色のうち2色についての光ビームBmを出射し、感光体ドラム11を露光する。本実施の形態では、2つの光源である光源131a、131bにより光源群が構成される。詳しくは後述するが、光源131a、131bは、複数のレーザダイオードを備え、それぞれ複数のレーザ光を出射するマルチビーム光源となっている。よって光ビームBmは、実際には複数のレーザ光からなるレーザ光の束である。なお本実施の形態では、説明の便宜上、以後、光源131aから出射した光ビームBmを光ビームBm1、光源131bから出射した光ビームBmを光ビームBm2と言うことがある。また光源131aと光源131bとを区別しない場合は、単に光源131と言うことがある。
コリメータレンズ132は、光源131からの光ビームBmを平行化する。
またシリンドリカルレンズ133は、コリメータレンズ132により平行化された光ビームBmを副走査方向において集光し、ポリゴンミラー134に結像させる。
ポリゴンミラー134は、本実施の形態では、入射した光ビームBmを偏向する光偏向器として機能する。ポリゴンミラー134は、例えば、六角形をしており、この六角形のそれぞれの辺部に光ビームBmを反射することができる反射面を有している。またポリゴンミラー134は、六角形の中心部を回転軸として図示しない駆動源により一定速度で図2の矢印C方向に回転している。このため、シリンドリカルレンズ133からの光ビームBmは、主走査方向に振られて偏向走査される。このとき図2に示すように光ビームBmは、感光体ドラム11上では、図中下方向が走査方向(主走査方向)となる。また図2では、感光体ドラム11上での走査開始位置をSOS(Start of Scan)、走査中央位置をCOS(Center of Scan)、走査終了位置をEOS(End of Scan)として図示している。なおポリゴンミラー134およびポリゴンミラー134を回転させる駆動源は、光ビームBmが対応する被走査体(この場合、感光体ドラム11)上を直線状に走査するようにポリゴンミラー134を移動させる走査手段として捉えることができる。
なお図3からわかるように、光ビームBmは、光源131aから発した光ビームBm1と光源131bから発した光ビームBm2とで、基準面に対してそれぞれ別々の角度をなしてポリゴンミラー134に入射する。これは、ポリゴンミラー134には、予め定められた個数として2個の光源131a、131bから出射した光ビームBmが、主走査方向から見たときに光源131a、131b毎に異なる第1の角度をなして入射すると言い換えることもできる。即ち、図3に示すように光源131aから発した光ビームBm1は、主走査方向から見たときに基準面に対して+θの角度をなしてポリゴンミラー134に入射する。一方、光源131bから発した光ビームBm2は、主走査方向から見たときに基準面に対して−θの角度をなしてポリゴンミラー134に入射する。この場合、第1の角度としては、+θと−θの2通りとなる。
偏向後光学系は、ポリゴンミラー134により偏向された光ビームBmを、対応する感光体ドラム11上に導く。そのために偏向後光学系は、図2および図4に示すように第1のウインドウ135と、第1の走査レンズ136と、第2の走査レンズ137a、137bと、第2のウインドウ138とを備える。
第1のウインドウ135と第2のウインドウ138は、光ビームBmを整形してビームのスポット径を安定させる。
第1の走査レンズ136および第2の走査レンズ137a、137bは、ポリゴンミラー134より偏向走査された光ビームBmの走査速度を補正するとともに、感光体ドラム11上に光ビームBmを結像させるものである。
本実施の形態では、第1の走査レンズ136は、予め定められた個数として2個の光源131a、131bから出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系として機能する。図示した例では、2個の光源131a、132bから出射し、ポリゴンミラー134により偏向された光ビームBmをともに通過させる。即ち、第1の走査レンズ136は、光ビームBm1と光ビームBm2とで共用される1つのレンズとして設けられる。
また第2の走査レンズ137a、137bは、第1の走査光学系を通過した光ビームBmを光ビームBm毎に通過させる第2の走査光学系として機能する。即ち、第2の走査レンズ137aは、光ビームBm1を通すが、光ビームBm2は通さない。同様に第2の走査レンズ137bは、光ビームBm2を通すが、光ビームBm1は通さない。第2の走査レンズ137aと第2の走査レンズ137bとは、2つの別々のレンズとして設けられる。
なお第1の走査レンズ136や第2の走査レンズ137a、137bとしては、fθレンズ等を使用することができる。
このように本実施の形態の光学系では、2個の光源131aと光源131bから発した光ビームBm1と光ビームBm2を主走査方向から見たときに各々異なる角度でポリゴンミラー134に入射させる。このためポリゴンミラー134により反射された光ビームBm1と光ビームBm2も各々異なる角度で出射することになる。そしてこれにより光ビームBm1と光ビームBm2は、別々の光路を通り、別々の感光体ドラム11に光ビームBmを導くことができる。またこのようにすることで偏向後光学系において第1の走査光学系である第1の走査レンズ136を2本の光ビームである光ビームBm1と光ビームBm2とで共用することができる。よって偏向後光学系において使用されるレンズは、第1の走査レンズ136と第2の走査レンズ137a、137bとで合計3個となる。通常の偏向後光学系では、第1の走査レンズ136は、2個使用され、偏向後光学系において使用されるレンズは合計4個であるため、本実施の形態では、部品点数を減らすことができる。
さらに露光部13には、光ビームBmの位置を検出するビーム位置検出センサが配置される場合がある。このビーム位置検出センサは、光ビームBmを光電変換して画像信号に対する同期信号として用いるためのものである。そしてビーム位置検出センサも光ビームBm1と光ビームBm2とで共用することができ、部品点数をさらに減らすことができる。
そしてその結果として、露光部13の製造費用を低減させることができる。
<光源の構成の説明>
次に本実施の形態の光源の構成についてさらに詳しく説明を行う。
ここでは、まず従来の光源についてその構成と問題点を説明し、その後で本実施の形態の光源131についての説明を行う。
図5は、従来の光源の構成について説明した図である。
図示する従来の光源231は、面発光レーザであるVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)で構成されており、発光点として複数のレーザダイオードLDが半導体チップ上に二次元配列されている。図5に示した例では、レーザダイオードLDは、主走査方向に4個、副走査方向に8個配列する。そしてこれにより光源231は、8行×4列の合計32個のレーザダイオードLD(LD1〜LD32)からレーザ光を出射するマルチビーム光源となっている。つまり上述した光ビームBmは、32本のレーザ光の束からなる。
またこの従来の光源231では、副走査方向に配列するレーザダイオードLDは、それぞれの列毎に副走査方向に沿ってほぼ平行に配列する。一方、主走査方向に配列するレーザダイオードLDは、主走査方向に予め定められた角度をなして配列する。これにより主走査方向に配列するレーザダイオードLDは、主走査方向に行くに従い、副走査方向にずれるように配列し、全体として平行四辺形状となる。そしてこれらのレーザダイオードLDを主走査方向から見たときには、32個のレーザダイオードLDが一列に配列しているように見える。
このようにレーザダイオードLDを配列することで、32本のレーザ光からなる光ビームBmが形成され、32ラインを同時に走査することができる。つまり1本のレーザ光により形成される光ビームBmを使用する場合に比べ、より高速に静電潜像を形成することができる露光部13を実現することができる。
しかしながら図5の構成の光源231を使用した場合、以下のような問題が生ずる。
図6(a)〜(d)は、図5の構成の光源231を使用した場合の問題点について説明した図である。
ここで図6(a)は、図5の光源231から発し、ポリゴンミラー134に入射する前のレーザ光Lの配置を簡略化して示した図である。この図6(a)は、図2のVIa方向からレーザ光Lの配置を見た場合に対応する。
また図6(b)は、ポリゴンミラー134にレーザ光Lが入射される様子を副走査方向から見た図である。なおこの図6(b)は、図3においてシリンドリカルレンズ133とポリゴンミラー134の間を拡大した図に対応する。
さらに図6(c)は、図6(b)をVIc方向から見た図である。なおこの図6(c)は、図2においてポリゴンミラー134付近を拡大した図に対応する。
またさらに図6(d)は、ポリゴンミラー134に反射した後のレーザ光Lの配置を簡略化して示した図である。この図6(d)は、図2のVId方向からレーザ光Lの配置を見た場合に対応する。
まず図6(a)では、図5の光源231から発したレーザ光Lの位置として代表的な4点を図示している。ここでは、図5の光源231におけるレーザダイオードLDのうち平行四辺形の頂点の位置に配されるレーザダイオードLD1、LD4、LD29、LD32のそれぞれから発したレーザ光L1、L4、L29、L32の配置を示している。図示する通り、レーザ光L1、L4、L29、L32の配置は、レーザダイオードLD1、LD4、LD29、LD32と同様の形状である平行四辺形状となる。
図6(b)では、レーザ光L1、L4、L29、L32のうち、レーザ光L1、L29についてポリゴンミラー134に入射する様子を示している。なおここでは図3で説明した光ビームBm1がポリゴンミラー134に入射する場合を例に採り説明を行う。光ビームBm1は、GからG’方向に進行し、ポリゴンミラー134に基準面に対し+θの角度をなして入射する。このとき光ビームBm1のレーザ光L1とレーザ光L29とは、xの光路差をもってポリゴンミラー134に入射する。
そしてこの光路差xが生じるために、図6(c)に示すようにポリゴンミラー134の反射後にレーザ光L1とレーザ光L29との間にレーザ光L1からレーザ光L29に向く方向から見たときにΔの大きさでずれが生ずる。つまりポリゴンミラー134の反射後におけるレーザ光L1とレーザ光L29を結ぶ線は、ポリゴンミラー134の反射前におけるレーザ光L1とレーザ光L29を結ぶ線に対し平行とならなくなる。
このずれ量Δは、光源231のLD1とLD29との距離をd、ポリゴンミラー134に入射するレーザ光Lと反射したレーザ光Lのなす角度をα、偏向前光学系における副走査方向の倍率をβsとすると、下記(1)式および(2)式により算出することができる。
x≒d・tan(+θ)・βs …(1)

Δ=2・x・tan(α/2)・sin(90°−α/2)
=2・d・tan(+θ)・tan(α/2)・cos(α/2)・βs …(2)
なお光ビームBm2のずれ量についても、(1)式、(2)式の(+θ)のかわりに(−θ)を入れることで同様に算出することができる。
なおこのずれは、レーザ光L1およびレーザ光L29に限らず、他のレーザ光Lについても生じるものである。その結果として、レーザ光L1、L4、L29、L32で形成される平行四辺形は、図6(a)に対し、図6(d)に示すようにゆがんだものとなる。なお図6(d)は、ポリゴンミラー134に反射した後のレーザ光L1、L4、L29、L32の配置であるため、図6(a)に対し左右が反転した配置となる。
図7(a)〜(d)は、感光体ドラム11に形成される静電潜像について説明した図である。なお図7(a)〜(d)では、図2のVII方向から感光体ドラム11に形成される静電画像について図示している。
このうち図7(a)〜(b)は、図6(d)に示したレーザ光Lの配置で静電潜像を形成した場合を示している。このとき副走査方向に並ぶレーザ光Lは、ずれが生じているため、これにより例えば、副走査方向に直線を描こうとしたときでも、直線とならずギザギザの鋸歯状の線が描かれる。その結果、画像形成装置1(図1参照)で形成される画像には、ディフェクト(欠陥)が生じる。
一方、図7(c)〜(d)は、図6(a)に示したレーザ光Lの配置がゆがまず、そのままの形状で静電潜像を形成した場合を示している。これは光ビームBmをポリゴンミラー134に基準面に沿って(0°の角度で)入射したときに相当する。
図示するようにこの場合は、例えば、副走査方向に直線を描こうとしたときに、直線となり、その結果、画像形成装置1(図1参照)で形成される画像にディフェクト(欠陥)が生じにくくなる。つまり副走査方向に並ぶレーザ光Lの配置は、副走査方向に対しほぼ平行であることが必要となる。
このようにポリゴンミラー134に光ビームBmを主走査方向から見たときに第1の角度をなして入射させたときには、図5に示した光源231では、レーザ光Lの配置にゆがみが生ずる。その結果、感光体ドラム11上に描かれる静電潜像は、正常とはならない。
この問題の抑制を図るのに、偏向後光学系の調整を行う方法では、困難である。
そこで本実施の形態では、以下の構成を有する光源131a、131bを使用し、この問題の抑制を図っている。
図8(a)〜(b)は、本形態における光源の構成について説明した図である。ここで図8(a)は、光源131aの構成を図示している。また図8(b)は、光源131bの構成を図示している。
図示する光源131a、131bは、図5の面発光レーザであるVCSELであり、8行×4列の合計32個のレーザダイオードLD(LD1〜LD32)からレーザ光を出射するマルチビーム光源という点では同様の構成を採る。
一方、本実施の形態の光源131a、131bでは、レーザダイオードLDは、副走査方向に対し予め定められた角度をなして配列する。図示する例では、光源131aは、副走査方向に対し+φの角度をなして配列し、光源131bは、副走査方向に対し−φの角度をなして配列する。この角度+φ、−φは、上記ずれ量Δを相殺するように決定される。つまりずれ量Δがほぼ0になるように角度+φ、−φは、設定される。またずれ量Δは、(2)式によれば、第1の角度(この場合、+θまたは−θ)に依存する。よってこの場合、レーザダイオードLDは、副走査方向に対し第1の角度を基に決定される第2の角度(この場合、+φまたは−φ)をなして配列すると言うこともできる。
なお図示する光源131a、131bは、光源231を+φまたは−φ回転させることでも実現することができる。よって本実施の形態の光源131a、131bは、従来の光源231に対し、レーザダイオードLDが副走査方向に対し第1の角度を基に決定される第2の角度をなすように回転させたものであるという見方もできる。
次に本実施の形態の偏向後光学系の構成についてさらに詳しく説明を行う。
<偏向後光学系の構成の説明>
図9(a)〜(c)は、ポリゴンミラー134に光ビームBmを主走査方向から見たときに第1の角度をなして入射させるときに生ずる他の問題点を説明した図である。
図9(a)は、図4と同様に図2のIV方向から見た図であり、ポリゴンミラー134に反射後の光ビームBm1の光路について説明した図である。なおここでは、説明をわかりやすくするため、ポリゴンミラー134と感光体ドラム11との間にある第1の走査レンズ136や第2の走査レンズ137a、137b等は、省略している。ここでは、感光体ドラム11上において光ビームBm1が照射される位置をSOS、COS、EOS(図2参照)毎に図示している。
このとき光ビームBm1は、図2に示すように感光体ドラム11上のCOSの位置を走査するときよりSOSおよびEOSの位置を走査するときの方が、ポリゴンミラー134から感光体ドラム11への距離がより長くなる。ここで光ビームBm1は、基準面に対しポリゴンミラー134に+θの角度で入射するが、ポリゴンミラー134に反射した後は、−θの角度で基準面より図9(a)の下方向に向けて進む。そのため光ビームBm1が、長い距離を進むほど、感光体ドラム11に到達する位置が、基準面よりもより図9(a)下側に移動することになる。つまりこの場合、光ビームBm1は、図9(a)に示すようにCOSの位置を走査するときよりSOSおよびEOSの位置を走査するときの方が、感光体ドラム11に到達する位置が、より図中下側にずれることになる。
このとき光ビームBm1により感光体ドラム11上で描かれる主走査線は、図9(b)に示すようになる。即ち、感光体ドラム11の中央部より端部の方が、図中下側になり、凸状の曲線となる。なお光ビームBm1により感光体ドラム11上で描かれる主走査線は、図9(b)とは逆に凹状の曲線となる。
またこの場合、図9(a)に示すように光ビームBm1のレーザ光L1とレーザ光L29とは、yの距離差をもって感光体ドラム11に達する。即ち、レーザ光L29は、レーザ光L1よりyの長さだけ光路長が長い。このため、図9(b)で見たときにレーザ光L29は、レーザ光L1より感光体ドラム11に到達する位置が感光体ドラム11のより端部側(SOSの場合は、図中右側、EOSの場合は、図中左側)となる。その結果として、図9(c)に示すように主走査方向にずれが生ずる。つまりレーザ光L1とレーザ光L29を結ぶ線は、副走査方向に対し平行とはならなくなる。なお図9(c)では、SOSの場合とEOSの場合の2通りについて、このときのずれ量をΨとして図示している。
結局、この場合も図7で説明したのと同様に、副走査方向に並ぶレーザ光Lには、ずれが生じる。よって感光体ドラム11上に描かれる静電潜像は、正常とはならず、画像形成装置1(図1参照)で形成される画像には、ディフェクトが生じる。
この2つの問題の抑制を図るのに、光源131a、131bの調整を行う方法では、困難である。
そこで本実施の形態では、偏向後光学系を調整することで、この問題の抑制を図っている。
まず上述した問題のうち前者の感光体ドラム11上で描かれる主走査線が、図9(b)のようになる問題については、第2の走査レンズ137a、137bの位置を調整することで、対応が可能である。
図10(a)は、第2の走査レンズ137a、137bの位置の調整について説明した図である。
図10(a)は、第2の走査レンズ137a、137bを図2のIV方向から見た図である。そして図示するように第2の走査レンズ137a、137bの位置を回転(チルト)させつつ副走査方向に沿ってずらす(オフセット)することにより、主走査線の形状を直線状に修正することができる。
また上述した問題のうち後者の副走査方向に並ぶレーザ光Lに、ずれが生じる問題については、第1の走査レンズ136を非球面レンズとし、この非球面レンズの表面形状の設計を最適化する。そしてこれにより上記ずれ量Ψをほぼ0とすることができる。
これは、本実施の形態の偏向後光学系は、光ビームBmが主走査方向から見たときにポリゴンミラー134に第1の角度をなして入射することに起因し、ポリゴンミラー134から対応する感光体ドラム11に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームBmの主走査方向におけるずれを補正するものである、と言い換えることもできる。
より具体的には、第1の走査レンズ136は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力(パワー)が強くなる特性を有するようにすることが好ましい。
図10(b)は、第1の走査レンズ136の特性について説明した図である。
図10(b)は、第1の走査レンズ136を図2のIV方向から見た図である。そして図示するように光軸より副走査方向に離れるに従い、主走査方向のパワーが強くなるようにする。この場合レーザ光L29よりレーザ光L1の方が主査方向により大きく屈折し、これにより感光体ドラム11に到達するときには、レーザ光L2とレーザ光L29とで上記ずれ量Ψがほぼ0になるように補正される。
以上詳述した例では、光源は、光源131a、131bの2個であったが、これに限られるものではなく、3個以上としてもよい。例えば、光源が3個の場合だとポリゴンミラー134へ入射する第1の角度として、+θ、0、−θとすることが考えられる。
1…画像形成装置、11…感光体ドラム、13…露光部、131a、131b…光源、136…第1の走査レンズ、137a、137b…第2の走査レンズ、Bm…光ビーム、LD…レーザダイオード、L…レーザ光

Claims (3)

  1. 複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、
    前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する被走査体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、
    前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記被走査体上に導く偏向後光学系と、
    を備え、
    前記光源の前記発光点は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、前記被走査体上において生じる副走査方向に対し平行とならない光ビームのずれ量を相殺するように決定される第2の角度をなすように回転させて配列し、
    前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、
    前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、
    前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、
    前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する被走査体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、
    前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記被走査体上に導く偏向後光学系と、
    を備え、
    前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記被走査体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、
    前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、
    前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有することを特徴とする光走査装置。
  3. 静電潜像を像保持体に形成する光走査手段と、
    前記光走査手段により形成された静電潜像を現像剤で現像する現像手段と、
    を備え
    前記光走査手段は、
    複数の発光点により光ビームを出射する光源を複数有する光源群と、
    前記複数の光源のうち予め定められた個数の光源から出射した光ビームを主走査方向から見たときに光源毎に異なる第1の角度をなして入射させ、入射した光ビームを偏向する光偏向器を備え、光ビームが対応する像保持体上を直線状に走査するように当該光偏向器を移動させる走査手段と、
    前記光偏向器により偏向された光ビームを、対応する前記像保持体上に導く偏向後光学系と、
    を備え、
    前記光源の前記発光点は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、前記像保持体上において生じる副走査方向に対し平行とならない光ビームのずれ量を相殺するように決定される第2の角度をなすように回転させて配列し、
    前記偏向後光学系は、光ビームが主走査方向から見たときに前記光偏向器に前記第1の角度をなして入射することに起因し、当該光偏向器から対応する前記像保持体に達するまでの距離の差に応じて生じる光ビームの主走査方向におけるずれを補正するものであり、
    前記偏向後光学系は、前記予め定められた個数の光源から出射した光ビームをまとめて通過させる第1の走査光学系と、当該第1の走査光学系を通過した光ビームを光ビーム毎に通過させる第2の走査光学系と、を有し、
    前記第1の走査光学系は、光軸から副走査方向に離れるに従い主走査方向の屈折力が強くなる特性を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2013218722A 2013-10-21 2013-10-21 光走査装置および画像形成装置 Active JP6442823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218722A JP6442823B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 光走査装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218722A JP6442823B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 光走査装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015081958A JP2015081958A (ja) 2015-04-27
JP6442823B2 true JP6442823B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=53012597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013218722A Active JP6442823B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 光走査装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6442823B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307748A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び光源位置ずれ補正方法
JP5019815B2 (ja) * 2006-07-28 2012-09-05 株式会社リコー 光走査装置および画像形成装置
JP4769733B2 (ja) * 2007-01-05 2011-09-07 キヤノン株式会社 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015081958A (ja) 2015-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8077368B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP4963399B2 (ja) 画像形成装置
JP5896117B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2010256397A (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009294327A (ja) 光走査装置および画像形成装置
US8081363B2 (en) Optical beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP2006337514A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008076586A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
US20190079430A1 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP4715418B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5364969B2 (ja) 光走査装置
JP6442823B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5712709B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US20080158329A1 (en) Light scanning unit and image forming apparatus having the same
JP4989376B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8089675B2 (en) Optical beam scanning apparatus, optical beam scanning method, image forming apparatus and image forming method
US8077371B2 (en) Optical beam scanning apparatus, optical beam scanning method and image forming apparatus
JP2019082697A (ja) 画像形成装置
JP2006011291A (ja) 光走査装置
JP2019171693A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2012163868A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5303346B2 (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
US7903311B2 (en) Optical beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP2009069717A (ja) 光学走査装置
JP2009205098A (ja) 光書込装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6442823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350