JP2019171693A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光ビームを出射する光源を用い静電潜像の画質の低下を抑制する。【解決手段】光走査装置に、複数の光ビームを出射する複数の発光部が副走査方向に一定間隔を有するように所定方向に配列された光源と、前記複数の光ビームを反射して、軸回りに回転する像担持体の周面を主走査方向に走査させる偏向面を各側面に備えた、軸回りに回転する多角柱状の偏向器と、前記所定方向に沿って隣接し、且つ、同一の前記偏向面に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部LD1〜4を、静電潜像の各画素PXの形成に用いる二以上の光ビームを出射させる二以上の対象発光部として選択する選択部と、設定された回転速度で像担持体及び偏向器を回転させつつ二以上の対象発光部に光ビームを出射させ、各偏向面で反射された光ビームで周面を走査させて各画素を形成させる露光制御部とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、像担持体の周面を光ビームで走査する光走査装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来から、レーザープリンターや複写機等の画像形成装置には、光走査装置が備えられている。光走査装置は、光源から出射された光ビームをポリゴンミラー等の偏向器で偏向して、感光体ドラム等の像担持体の周面を走査することで、前記周面に静電潜像を形成する。例えば、特許文献1には、レーザー光を出射する発光素子が複数配設されてなる光源を備えたマルチビーム方式の光走査装置が開示されている。
具体的には、特許文献1には、30個の発光素子を備えた光源が開示されている。当該光源では、副走査方向に一定間隔を有するようにして所定方向に配列された5個の発光素子を一組とし、六組の発光素子が並行に配置されている。また、副走査方向において各組の後端の発光素子と次の組の先端の発光素子とが同一位置に配置され、副走査方向における5個の位置で、二個の発光素子が主走査方向に並ぶように配置されている。そして、露光の際、当該5個の位置で光ビームを出射させる発光素子を、静電潜像の画像の周期性と異なるように選択して、静電潜像の副走査方向における周期的な画質の低下を抑制することが提案されている。
特開2011−152701号公報
しかし、特許文献1の技術では、光源が30個の発光素子を備えるため、光源が大型化し、光源を設けるのに要するコスト及び配置スペースが制限されるという問題があった。一方で、光源を小型化した場合、出射可能なビーム数が減少するので偏向器によって光ビームを偏向させる回数が増加する。このため、偏向器による偏向の精度にばらつきがあると、当該ばらつきの影響で静電潜像の画質が低下する虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、複数の光ビームを出射する光源を用いて、静電潜像の画質の低下を抑制することができる光走査装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明による光走査装置は、複数の光ビームを出射する複数の発光部が副走査方向に一定間隔を有するようにして所定方向に配列された光源と、前記複数の光ビームを反射して、軸回りに回転する像担持体の周面を主走査方向に走査させる偏向面を各側面に備えた、軸回りに回転する多角柱状の偏向器と、前記複数の発光部のうち、前記所定方向に沿って隣接し、且つ、同一の前記偏向面に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部を、前記周面に形成する静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の光ビームを出射させる二以上の対象発光部として選択する選択部と、前記像担持体及び前記偏向器を回転させつつ、前記二以上の対象発光部によって前記二以上の光ビームを出射させ、各前記偏向面で反射された前記二以上の光ビームで前記周面を前記主走査方向に走査させることにより、前記周面に前記各画素を形成させる露光制御部と、を備える。
本構成によれば、光源において複数の発光部が配列されている所定方向に沿って隣接し、且つ、同一の偏向面に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部が、静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の光ビームを出射させる二以上の対象発光部として選択される。
このため、偏向器が備える各偏向面による光ビームの反射の精度にばらつきがある場合であっても、静電潜像の各画素を、同一の偏向面に対して出射された二以上の光ビームを用いて、歪みなく形成することができる。これにより、像担持体の周面に形成される静電潜像の画質の低下を抑制することができる。
また、前記静電潜像において、前記周面に形成される一の画素の前記主走査方向の両端の各一部が、当該一の画素に前記主走査方向において隣接する他の画素と接していてもよい。
本構成によれば、例えば斜線を示す静電潜像等、前記周面に形成される一の画素の主走査方向の両端の各一部が、当該一の画素に主走査方向において隣接する他の画素と接している静電潜像を前記周面に形成する場合であっても、当該静電潜像の画質が低下することを抑制できる。
または、上記構成において、前記選択部は、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して出射される光ビームの数が異なるように、前記二以上の対象発光部を選択することが好ましい。
隣り合う二個の偏向面の其々に対して出射される光ビームの数が一致するように、二以上の対象発光部を選択し、当該選択した二以上の対象発光部の走査によって静電潜像の各画素を前記周面に形成するとする。この場合、偏向器が備える各偏向面による光ビームの反射の精度にばらつきがあると、形成された静電潜像に副走査方向に周期性を持つノイズ画像が含まれる虞がある。しかし、本構成によれば、隣り合う二個の偏向面の其々に対して出射される光ビームの数が異なるように、静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の対象発光部が選択されるので、形成された静電潜像に前記ノイズ画像が含まれる可能性を低減することができる。
また、本発明による画像形成装置は、上記の何れか一の構成の光走査装置と、前記像担持体と、前記静電潜像に対応する画像をシートに形成する画像形成部と、前記像担持体の回転速度を所定の第一速度に設定する第一モード又は前記像担持体の回転速度を前記第一速度よりも遅い第二速度に設定する第二モードを選択するモード選択部と、前記モード選択部によって前記第一モードが選択された場合、前記像担持体の回転速度を前記第一速度に設定し、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して前記複数の光ビームを出射したときに、各光ビームが前記周面において前記副走査方向に互いに前記一定間隔だけ離間した位置を走査するように、前記偏向器の回転速度を設定し、前記モード選択部によって前記第二モードが選択された場合、前記像担持体の回転速度を前記第二速度に設定し、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して前記複数の光ビームを出射したときに、前記周面における前記副走査方向の一以上の位置が、互いに異なる二本の光ビームで走査されるように、前記偏向器の回転速度を設定する設定部と、を備える。
本構成によれば、モード選択部によって第一モードが選択された場合、像担持体の回転速度が第一速度に設定され、モード選択部によって第二モードが選択された場合、像担持体の回転速度が第一速度よりも遅い第二速度に設定される。このため、例えばシートが普通紙である場合にモード選択部が第一モードを選択するようにし、シートが普通紙よりも画像の形成に時間を要する厚紙である場合にモード選択部が第二モードを選択するようにすることで、像担持体の回転速度を、画像をシートに形成するために要する時間に応じて適切に調整することができる。
また、モード選択部によって第一モードが選択された場合、隣り合う二個の偏向面の其々に対して複数の光ビームを出射したときに、周面において副走査方向に互いに一定間隔だけ離間した位置が各光ビームによって走査されるように、偏向器の回転速度が設定される。一方、モード選択部によって第二モードが選択された場合、隣り合う二個の偏向面の其々に対して複数の光ビームを出射したときに、前記周面における副走査方向の一以上の位置が互いに異なる二本の光ビームで走査されるように、偏向器の回転速度が設定される。
このため、モード選択部によって第二モードが選択された場合とモード選択部によって第一モードが選択された場合とで偏向器の回転速度が同一であるときには、前者の場合の方が、後者の場合よりも、前記周面における各偏向面を用いて走査可能な副走査方向の領域が狭くなる。換言すれば、モード選択部によって第一モードが選択されている場合の偏向器の回転速度を変更しなくても、モード選択部によって第二モードを選択させることで、前記周面における各偏向面を用いて走査可能な副走査方向の領域を狭くすることができる。
したがって、本構成によれば、例えば、シートが普通紙である場合とシートが厚紙である場合とで偏向器の回転速度を大きく変更しなくても、モード選択部がシートの種類に応じたモードを選択するようにすることで、シートへの画像の形成に要する時間に応じて、前記周面における各偏向面を用いて走査可能な副走査方向の領域を適切に調整することができる。
このため、シートへの画像の形成に要する時間に応じて、前記周面における各偏向面を用いて走査可能な副走査方向の領域を調整するために、偏向器の回転速度を大きく変更したことで、偏向器の回転に揺らぎが生じる虞を低減することができる。これにより、偏向器の回転に揺らぎが生じることによって、走査が精度良く行えなくなる虞を低減することができる。
また、上記構成において、前記シートには、厚紙及び普通紙が含まれ、前記モード選択部は、前記シートが前記普通紙である場合、前記第一モードを選択し、前記シートが前記厚紙である場合、前記第二モードを選択することが好ましい。
本構成によれば、シートが普通紙である場合、モード選択部によって第一モードが選択され、像担持体の回転速度が第一速度に設定される。一方、シートが普通紙よりも画像の形成に時間を要する厚紙である場合、モード選択部によって第二モードが選択され、像担持体の回転速度が第一速度よりも遅い第二速度に設定される。このため、シートへの画像の形成に要する時間に応じて、像担持体の回転速度を適切に調整することができる。
本発明によれば、複数の光ビームを出射する光源を用いて、静電潜像の画質の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置を概略的に示す図である。 露光部の副走査断面の構成を示す光路図である。 露光部の内部構成を模式的に示す斜視図である。 露光部による感光体ドラムの露光態様を説明するための模式的な斜視図である。 露光部が備える光源を示す斜視図である。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 発光部の位置と静電潜像の各画素との関係の一例を示す図である。 発光部の位置と静電潜像の各画素との関係の他の一例を示す図である。 各モード選択時におけるシートと感光体ドラムの回転速度、走査間距離及びポリゴンミラーの回転速度との関係の一例を示す図である。 各モード選択時の発光部の位置と静電潜像の各画素との関係の一例を示す図である。 発明者が知見した問題の説明図である。
<本発明に至る知見>
本発明の発明者は、従来技術における問題を鑑み、以下に示すように、複数の光ビームを出射可能な小型の光源を用いて、特許文献1に開示の光走査装置と同様に、複数の光ビームで像担持体の周面を走査させる光走査装置を構成し、静電潜像の画質の低下を抑制することを検討した。
具体的には、特許文献1に開示の一組の発光素子(副走査方向に一定間隔を有するようにして所定方向に配列された5個の発光素子)のみを備えた小型の光源を構成する。そして、光源に出射させた5本の光ビームを、軸回りに回転する六角柱状のポリゴンミラーの各側面に有する各偏向面で反射させて、像担持体の周面を6回連続して走査させる。また、副走査方向における後端の発光素子が出射する光ビームと次の走査で副走査方向における先端の発光素子が出射する光ビームとによる走査位置が、副走査方向において同一の位置となるように、像担持体及びポリゴンミラーの回転速度を調整する。
しかし、この構成において、静電潜像における副走査方向の画素の密度が光源における副走査方向の発光素子の密度よりも低い場合等に、静電潜像の各画素を複数の光ビームの走査によって形成する場合、下記問題が生じることを発明者は知見した。
図11は、発明者が知見した問題の説明図である。上記構成で像担持体の周面を6回走査する例を図11に示す。具体的には、図11は、静電潜像の各画素を二本の光ビームの走査によって形成する例を示している。図11において、紙面の左右方向は、像担持体の周面における主走査方向D1に相当し、紙面の上下方向は、像担持体の周面における副走査方向D2に相当する。図11の左側には、各偏向面を用いた走査で使用され得る5個の発光素子LD91〜92の位置関係を図示している。図11の右側には、像担持体の周面に形成される静電潜像の各画素を図示している。
例えば、図11に示すように、光源が備える5個の発光素子LD91〜95のうち、副走査方向D2の後端の発光素子LD95を用いず、網掛け丸印で示す4個の発光素子LD91〜94に出射させた4本の光ビームを第一の偏向面で反射させて一回目の走査SC91を行う。これにより、二個の画素PX911、PX912を形成する。
二回目の走査SC92では、一回目の走査SC91とは異なり、網掛け丸印で示す5個の発光素子LD91〜95に出射させた5本の光ビームを第二の偏向面で反射させ、二個の画素PX921、PX922と画素PX923の一部を形成する。三回目の走査SC93では、副走査方向D2の先端及び後端の発光素子LD91、LD95を用いずに、網掛け丸印で示す3個の発光素子LD92〜94に出射させた3本の光ビームを第三の偏向面で反射させ、画素PX923の残りの一部と画素PX932とを形成する。以下、同様に、前回の走査時とは異なる本数の複数の光ビームを各偏向面で反射させて走査を行い、像担持体の周面に各画素を形成することを繰り返す。これにより、静電潜像を前記周面に形成する。
例えば、各偏向面上の傷、各偏向面への埃の付着、各偏向面の湾曲等が原因で、第三の偏向面による偏向の精度が第二の偏向面による偏向の精度とが異なっているとする。この場合、図11に示すように、第二の偏向面を用いた二回目の走査SC92と第三の偏向面を用いた三回目の走査SC93との二回の走査によって形成される画素PX923が、主走査方向D1に歪んで形成される。これにより、画素PX923の露光の強度が低くなり、画素PX923に現像剤を適切に付着できなくなる。その結果、像担持体の周面に形成された静電潜像の画素PX923に対応する画像の画素がシートに適切に形成されず、シートに形成された画像の画質は一見して分る程度に劣化する。
また、第二の偏向面による偏向の精度と第三の偏向面による偏向の精度が異なると、図11に示すように、主走査方向D1において、三回目の走査SC93のみによって形成された画素PX932の位置と、前回の二回目の走査SC92のみによって形成された画素PX922の位置と、にずれが生じる。しかし、画素PX932は、第三の偏向面を用いた一回の走査SC3のみによって形成されるので、画素PX932には、上述の画素PX923のような主走査方向D1の歪みは生じない。このため、画素PX932の露光の強度は均一化され、静電潜像の画素PX932に対応する画像の画素は、適切な位置ではないものの、シートに均一に形成される。その結果、シートに形成された画像の画質は、一見して分る程度には劣化しない。
上記知見に基づき、発明者は、偏向器による偏向の精度にばらつきがあったとしても、複数の光ビームを出射可能な光源を用いて、静電潜像の画質の低下を適切に抑制することができる本発明を想起した。
<第一実施形態>
以下、本発明の一実施形態に係る光走査装置及び画像形成装置について図面に基づいて説明する。尚、以下では、光走査装置及び画像形成装置における各方向については、XYZ直交座標軸を用いて説明する。つまり、X方向が左右方向(+Xが右、−Xが左)、Y方向が前後方向(+Yが前、−Yが後)、Z方向が上下方向(+Zが上、−Zが下)に相当するものとする。
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置1を概略的に示す図である。画像形成装置1は、タンデム型のカラープリンターであって、略直方体のハウジングからなる本体ハウジング10を含む。尚、画像形成装置1は、フルカラーの複写機や複合機であってもよい。
本体ハウジング10は、シートに対して画像を形成する処理(以降、画像形成処理)を行う複数の処理部を内部に収容する。本実施形態では、処理部として、画像形成部2Y、2C、2M、2Bk、露光部23(光走査装置の一部)、中間転写部28及び定着部30を含む。
本体ハウジング10の上面には排紙トレイ11が備えられている。排紙トレイ11に対向して、シート排出口12が開口されている。本体ハウジング10の側壁には、手差し給紙トレイ13が開閉自在に取り付けられている。本体ハウジング10の下部には、画像形成処理が施されるシートを収容する給紙カセット14が着脱自在に装着されている。尚、給紙カセット14に収容可能なシートには、普通紙(コピー用紙)、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや、画像形成処理を受ける他のシート材料、或いは画像形成処理以外の任意の処理を受けるシート材料が含まれる。
画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を、コンピューター等の外部機器から伝送された画像データに基づき形成する。画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、Y方向(前後方向)に所定の間隔でタンデムに配置されている。
各画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、感光体ドラム21(像担持体)、帯電器22及び現像部24を含む。感光体ドラム21は、X方向(左右方向)に延びる円筒体からなり、その周面に静電潜像及びトナー像を担持する。帯電器22は、感光体ドラム21の周面を帯電させる。現像部24は、感光体ドラム21の周面に担持された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。また、各画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、現像部24に各色のトナーを供給するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各トナーコンテナ25Y、25C、25M、25Bkを含む。
また、各画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を一次転写させる一次転写ローラー26及び感光体ドラム21の周面の残留トナーを除去するクリーニング装置27を含む。
尚、以下の説明において、画像形成部2Y、2C、2M、2Bkは、同一の構成を有するため、画像形成部2と総称することがある。また、画像形成部2Yに備えられる感光体ドラムを「第一感光体ドラム21Y」と称し、画像形成部2Cに備えられる感光体ドラムを「第二感光体ドラム21C」と称し、画像形成部2Mに備えられる感光体ドラムを「第三感光体ドラム21M」と称し、画像形成部2Bkに備えられる感光体ドラムを「第四感光体ドラム21Bk」と称することがある。
露光部23は、画像形成装置1に付設され、各色の感光体ドラム21のドラム周面上に静電潜像を形成する。露光部23は、各色用に準備された複数の光源を有する入射光学系と、これら光源から出射された光ビームを偏向する光偏向部と、光偏向部により偏向された光ビームを各色の感光体ドラム21の周面に結像及び走査させる結像光学系とを含む。露光部23の詳細については後述する。
中間転写部28は、感光体ドラム21の周面上に形成されたトナー像を中間転写ベルト281に一次転写させる。具体的には、中間転写部28は、各感光体ドラム21の周面に接触しつつ周回する中間転写ベルト281と、中間転写ベルト281が架け渡される駆動ローラー282及び従動ローラー283と、を含む。中間転写ベルト281は、X方向(左右方向)に幅を有してY方向(前後方向)に延びる無端状のベルトであり、一次転写ローラー26によって各感光体ドラム21の周面に押し付けられている。各色の感光体ドラム21の周面上のトナー像は、中間転写ベルト281上に重ね合わせて一次転写される。これにより、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト281上に形成される。
駆動ローラー282に対向して、中間転写ベルト281を挟んで二次転写ニップ部Tを形成する二次転写ローラー29が配置されている。中間転写ベルト281上のフルカラートナー像は、前記二次転写ニップ部Tにおいてシート上に二次転写される。シート上に転写されずに中間転写ベルト281の周面に残留したトナーは、従動ローラー283に対向して配置されたベルトクリーニング装置284によって回収される。
定着部30は、熱源が内蔵された定着ローラー31と、定着ローラー31と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラー32とを含む。定着部30は、二次転写ニップ部Tにおいてトナー像が転写されたシートを、定着ニップ部Nにおいて加熱及び加圧することにより、トナー像をシートに定着させる。トナー像が定着されたシートは、シート排出口12から排紙トレイ11に向けて排出される。
本体ハウジング10の内部には、シートを搬送するためのシート搬送路が設けられている。シート搬送路は、本体ハウジング10の下部付近から上部付近まで、二次転写ニップ部T及び定着部30を経由して、Z方向(上下方向)に延びるメイン搬送路P1を含む。メイン搬送路P1の下流端は、シート排出口12に接続されている。両面印刷の際にシートを反転搬送する反転搬送路P2が、メイン搬送路P1の最下流端から上流端付近まで延設されている。また、手差しトレイ13からメイン搬送路P1に至る手差しシート用搬送路P3が、給紙カセット14の上方に配置されている。
給紙カセット14は、シートの束を収容するシート収容部を備える。給紙カセット14には、シート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すピックアップローラー151と、そのシートをメイン搬送路P1の上流端に送り出す給紙ローラー対152とが備えられている。手差しトレイ13に載置されたシートも、手差しシート用搬送路P3を通して、メイン搬送路P1の上流端に送り出される。メイン搬送路P1の二次転写ニップ部Tよりも上流側には、所定のタイミングでシートを二次転写ニップ部Tに送り出すレジストローラー対153が配置されている。
シートの片面に画像を形成する画像形成処理が行われる場合、給紙カセット14又は手差しトレイ13からシートがメイン搬送路P1に送り出される。そして、二次転写ニップ部Tにおいて当該シートにトナー像が転写され、定着部30において、トナー像がシートに定着される。その後、当該シートは、シート排出口12から排紙トレイ11上に排紙される。一方、シートの両面に画像を形成する画像形成処理が行われる場合、シートの片面にトナー像が転写及び定着された後、当該シートの一部がシート排出口12から排紙トレイ11上に排紙される。その後、当該シートはスイッチバック搬送され、反転搬送路P2を経て、メイン搬送路P1の上流端付近に戻される。その後、シートの裏面にトナー像が転写及び定着され、当該シートは、シート排出口12から排紙トレイ11上に排紙される。
<露光部23の構成>
次に、露光部23の構成について詳述する。図2は、露光部23の副走査断面の構成を示す光路図である。図3は、露光部23の内部構成を模式的に示す斜視図である。図4は、露光部23による感光体ドラム21の露光態様を説明するための模式的な斜視図である。図5は、露光部23が備える光源51を示す斜視図である。
図2に示すように、露光部23は、イエロー画像描画用のレーザー光ビームであるイエロー光ビームLYにてイエロー用の第一感光体ドラム21Yの周面211を主走査方向D1に走査し、当該周面211に静電潜像を形成する。同様に、露光部23は、シアン画像描画用のレーザー光ビームであるシアン光ビームLC、マゼンタ画像描画用のレーザー光ビームであるマゼンタ光ビームLM、及び、ブラック画像描画用のレーザー光ビームであるブラック光ビームLBkにて其々、シアン用の第二感光体ドラム21C、マゼンタ用の第三感光体ドラム21M及びブラック用の第四感光体ドラム21Bkの周面211を主走査方向D1に走査し、当該周面211に静電潜像を形成する。尚、露光部23による感光体ドラム21に対する走査の主走査方向D1は、感光体ドラム21が延びる軸方向となるX方向(左右方向)と一致する方向である。
図3に示すように、露光部23は、各色の光ビームの光路に其々配置される入射光学系50、4色で共用される1つの光偏向部60、及び結像光学系70と、これらを収容する光学ハウジング40と、を備えている。
入射光学系50は、光学ハウジング40内に収容され、各色の光ビームを後述の光偏向部60を構成するポリゴンミラー62(偏向器)の偏向面621に入射させるための光学系である。入射光学系50は、光源51と、コリメータレンズ52と、シリンドリカルレンズ53と、を備えている。
図4に示すように、光源51は、ポリゴンミラー62の偏向面621に照射する複数の光ビームLB−1〜4を出射するマルチビーム方式の光源である。
具体的には、図5に示すように、光源51は、円柱状のプラグ部材511の先端面511Aに、光ビームを出射するレーザーダイオード(LD)からなる4個の発光部LD1〜4を備えたモノリシックマルチレーザーダイオードである。4個の発光部LD1〜4は、主走査方向D1に一定の主走査ピッチPD1を有し、主走査方向D1に直交する副走査方向D2に一定の副走査ピッチPD2(一定間隔)を有するようにして、所定の配列方向D3(所定方向)に配列されている。尚、光源51は、これに限らず、同一チップ上に発光部が2個以上配置されているモノリシックマルチレーザーダイオードであってもよい。
図3に示すように、コリメータレンズ52は、光源51の各発光部LD1〜4から出射されて拡散する光ビームを平行光に変換するレンズである。シリンドリカルレンズ53は、コリメータレンズ52による平行光を主走査方向D1に長い線状光に変換してポリゴンミラー62の偏向面621に結像させるレンズである。
図2乃至図4に示すように、光偏向部60は、光学ハウジング40内に収容され、コリメータレンズ52により結像された光ビームを反射して、感光体ドラム21の周面211を主走査方向D1に偏向走査させる。
具体的には、光偏向部60は、ポリゴンモーター61とポリゴンミラー62とを備える。ポリゴンモーター61は、モーター本体611と回転軸612とを含む。ポリゴンモーター61において回転軸612は、モーター本体611から突出してZ方向(上下方向)に延びる軸部である。ポリゴンモーター61は、モーター本体611に駆動電流が入力されると、回転軸612が軸心回りに回転するように構成されている。
ポリゴンミラー62は、軸回りに回転する六角柱状に形成された多面鏡であり、光ビームを反射させる偏向面621を6個の側面の其々に備えている。偏向面621には、光源51の各発光部LD1〜4から出射され、コリメータレンズ52及びシリンドリカルレンズ53を通過した各光ビームLB−1〜4が照射される。ポリゴンミラー62は、回転軸612に回転一体に設けられ、回転軸612の回転に連動して当該回転軸612回りに矢印R2方向に回転しつつ、偏向面621に照射された各光ビームLB−1〜4を反射して偏向走査させる。つまり、ポリゴンミラー62により偏向走査された各光ビームLB−1〜4によって、感光体ドラム21の周面211を主走査方向D1に走査することができる。ただし、ポリゴンミラー62が所定の速度範囲を超える(より速い又は遅い)回転速度で回転されると、回転に揺らぎが生じ、各光ビームLB−1〜4による周面211の走査が精度良く行えなくなる虞がある。
図3に示すように、結像光学系70は、光学ハウジング40内に収容され、ポリゴンミラー62により偏向走査された各光ビームLB−1〜4を、感光体ドラム21の周面211に結像及び走査させる。
具体的には、図2に示すように、結像光学系70は、第一走査レンズ71と、第二走査レンズ72Y、72C、72M、72Bkと、を備えている。また、結像光学系70は、イエロー光ビームLYを反射させるイエロー用反射ミラー73Y1、73Y2と、シアン光ビームLCを反射させるシアン用反射ミラー73C1、73C2と、マゼンタ光ビームLMを反射させるマゼンタ用反射ミラー73M1、73M2、73M3と、ブラック光ビームLBkを反射させるブラック用反射ミラー73Bkと、を備えている。
第一走査レンズ71は、入射光ビームの角度と像高とが比例関係となる歪曲収差(fθ特性)を有するレンズであって、主走査方向D1に沿って延びる長尺のレンズである。第一走査レンズ71は、光学ハウジング40内において、ポリゴンミラー62の偏向面621に対向するように配置されている。第一走査レンズ71は、ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射された各光ビームLB−1〜4を集光する。
第二走査レンズ72Y、72C、72M、72Bkは其々、第一走査レンズ71と同様に、歪曲収差(fθ特性)を有するレンズであって、主走査方向D1に沿って延びる長尺のレンズである。
第二走査レンズ72Yは、第一走査レンズ71を通過したイエロー光ビームLYを集光し、第一感光体ドラム21Yの周面211上に結像させる。これと同様に、第二走査レンズ72C、72M、72Bkは、其々、第一走査レンズ71を通過したシアン光ビームLC、マゼンタ光ビームLM、ブラック光ビームLBkを集光し、第二感光体ドラム21C、第三感光体ドラム21M、第四感光体ドラム21Bkの周面211上に結像させる。尚、第二走査レンズ72Y、72C、72M、72Bkは、同一の構成を有するため、以下の説明では第二走査レンズ72と総称することがある。図3には、その総称の第二走査レンズ72を示している。
イエロー用反射ミラー73Y1、73Y2は、第一走査レンズ71を通過したイエロー光ビームLYの結像光路上において、イエロー光ビームLYを反射させる。シアン用反射ミラー73C1、73C2は、第一走査レンズ71を通過したシアン光ビームLCの結像光路上において、シアン光ビームLCを反射させる。マゼンタ用反射ミラー73M1、73M2、73M3は、第一走査レンズ71を通過したマゼンタ光ビームLMの結像光路上において、マゼンタ光ビームLMを反射させる。ブラック用反射ミラー73Bkは、第一走査レンズ71を通過したブラック光ビームLBkの結像光路上において、ブラック光ビームLBkを反射させる。
尚、イエロー用反射ミラー73Y1、73Y2と、シアン用反射ミラー73C1、73C2と、マゼンタ用反射ミラー73M1、73M2、73M3と、ブラック用反射ミラー73Bkとは、同一の構成を有するため、以下の説明では反射ミラー73と総称することがある。図3には、その総称の反射ミラー73を示している。
図2に示すように、ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射されたイエロー光ビームLYは、第一走査レンズ71にて集光された後、イエロー用反射ミラー73Y1にて反射されて第二走査レンズ72Yを通過し、その後イエロー用反射ミラー73Y2にて反射されて第一感光体ドラム21Yの周面211上に結像される。ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射されたシアン光ビームLCは、第一走査レンズ71にて集光された後、シアン用反射ミラー73C1にて反射されて第二走査レンズ72Cを通過し、その後シアン用反射ミラー73C2にて反射されて第二感光体ドラム21Cの周面211上に結像される。
ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射されたマゼンタ光ビームLMは、第一走査レンズ71にて集光された後、マゼンタ用反射ミラー73M1、73M2にて反射されて第二走査レンズ72Mを通過し、その後マゼンタ用反射ミラー73M3にて反射されて第三感光体ドラム21Mの周面211上に結像される。ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射されたブラック光ビームLBkは、第一走査レンズ71及び第二走査レンズ72Bkにて集光された後、ブラック用反射ミラー73Bkにて反射されて第四感光体ドラム21Bkの周面211上に結像される。
また、図3に示すように、露光部23は、第一集光レンズ74A及び第二集光レンズ74Bと、第一BD(Beam Detect)センサ75A及び第二BD(Beam Detect)センサ75Bと、を備える。
第一集光レンズ74A及び第二集光レンズ74Bは、ポリゴンミラー62による感光体ドラム21の周面211に対する有効走査領域の範囲外の光路上に設置されている。第一集光レンズ74A及び第二集光レンズ74Bは、ポリゴンミラー62の偏向面621によって反射された各光ビームLB−1〜4(図4)を、第一BDセンサ75A及び第二BDセンサ75Bに結像させるレンズである。
第一BDセンサ75A及び第二BDセンサ75Bは、各光ビームLB−1〜4(図4)によって静電潜像の各画素に対応する周面211の主走査方向D1の位置を走査するタイミングを決定するため、周面211における静電潜像の形成領域外の所定位置で、各光ビームLB−1〜4の照射を検出する。具体的には、第一BDセンサ75Aは、各発光部LD1〜4から出射される各光ビームLB−1〜4による、周面211の主走査方向D1の走査によって形成される主走査ラインSL(図4)よりも、走査開始側に配置されている。第二BDセンサ75Bは、主走査ラインSLよりも走査終了側に配置されている。例えば、第一BDセンサ75A及び第二BDセンサ75Bは、フォトダイオード等で構成され、光ビームの照射を検知していないときはハイレベルの信号を出力し、光ビームがその受光面を通過している間はローレベルの信号を出力する。
尚、上記4本の主走査ラインSLの副走査方向D2の間隔は、光源51を回転させることにより調整することができる。具体的には、図5に示すように、プラグ部材511の先端面511Aに対する法線のうち中央を通る法線Sを回転軸として、矢印R3の方向に光源51を回転させることにより、4個の各発光部LD1〜4の副走査ピッチPD2を見かけ上変更することができる。例えば、法線Sの軸回りに時計方向に光源51を回転させることで、4本の主走査ラインSLの副走査方向D2の間隔を狭くすることができる。逆に、反時計方向に光源51を回転させると、4本の主走査ラインSLの副走査方向D2の間隔を広くすることができる。換言すれば、光源51を回転させることによって、周面211に形成する静電潜像の副走査方向D2の画素の密度(解像度)に応じた光ビームのピッチを得ることができる。
<画像形成装置の電気的構成について>
次に、画像形成装置1の電気的構成について説明する。図6は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部90と、操作部93と、I/F(インターフェイス)94と、記憶部95と、を更に備えている。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等から構成されている。制御部90は、ROMに記憶された制御プログラムに基づいた処理を実行することにより、画像形成装置1の各部を統括的に制御する。
操作部93は、タッチパネル、テンキー、スタートキー及び設定キー等を備え、ユーザーによる各種の操作を受け付ける。例えば、操作部93は、ユーザーが入力操作した画像形成処理の条件や、当該条件に従って画像形成処理を実行する指示の入力操作等を受け付ける。
I/F94は、外部機器とのデータ通信を実現させるためのインターフェイス回路である。I/F94は、例えば、画像形成装置1と外部機器とを接続するネットワークの通信プロトコルに従った通信信号を作成するとともに、ネットワーク側からの通信信号を画像形成装置1が処理可能な形式のデータに変換する。例えば、I/F94は、外部機器から、シートに形成する対象の画像を表す画像データ及び当該画像をシートに形成するときの条件を含む印刷指示信号を受信すると、当該受信した印刷指示信号を制御部90に出力する。この場合、制御部90は、受信した画像データが表す画像を、受信した条件に従ってシートに形成する画像形成処理を行う。
記憶部95は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置によって構成され、制御部90による制御の下、各種データを記憶する。例えば、記憶部95には、I/F94から制御部90に入力された画像データ等が記憶される。また、記憶部95は、制御部90が制御に用いる各種パラメータが予め記憶されている。例えば、記憶部95には、感光体ドラム21や中間転写ベルト281等の回転速度及びシートの搬送速度等が記憶されている。
尚、露光部23には、光源51の各発光部LD1〜4を駆動するドライバーであるLD駆動部51Aと、ポリゴンミラー62のポリゴンモーター61による回転動作を制御するポリゴンミラー駆動部62Aと、が備えられている。
制御部90は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成処理を実行する。本実施形態では、制御部90は、画像形成制御部92及び光走査制御部91(光走査装置の一部)として動作する。
画像形成制御部92は、主に、画像形成部2、中間転写部28及び定着部30の動作を制御して、画像形成処理を実行する。
具体的には、画像形成制御部92は、後述の設定部911により設定された回転速度で、感光体ドラム21を軸回りに回転させる。画像形成制御部92は、感光体ドラム21の回転速度に応じたタイミングで、帯電器22をオンオフさせる。画像形成制御部92は、後述の光走査制御部91に露光部23による光ビームの走査動作を制御させ、感光体ドラム21の回転速度に応じたタイミングで現像部24に現像バイアスを印加させる。画像形成制御部92は、感光体ドラム21の回転速度に応じたタイミングで、一次転写ローラー26及び二次転写ローラー29に転写バイアスを印加させる。画像形成制御部92は、感光体ドラム21の回転速度に応じた回転速度で、中間転写部28における中間転写ベルト281を回転させ、定着部30における加圧ローラー32を回転させる。
光走査制御部91は、露光部23における光ビームの走査動作を制御する。つまり、光走査制御部91及び露光部23は、本発明に係る光走査装置の一例を示す。光走査制御部91は、設定部911と、LD駆動制御部912(選択部)と、ポリゴンミラー駆動制御部913と、モード切替制御部914(モード選択部)と、を含む。
設定部911は、画像形成処理においてシートに形成する画像の画素の密度や、シートの種類等、印刷指示信号に含まれる画像形成処理の条件に応じて、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
例えば、画像形成処理の条件として、前記画像における副走査方向D2の画素の密度(解像度)が、光源51における副走査方向D2の発光部LD1〜4の密度(例えば、1200dpi)よりも低く(例えば600dpi)定められているため、前記画像に対応する静電潜像の各画素を、複数の光ビームの走査によって形成するとする。
この場合、設定部911は、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な複数の光ビームを出射したときに、周面211における副走査方向D2の一以上の位置が、互いに異なる二本の光ビームによって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
LD駆動制御部912は、光源51が備える四個の発光部LD1〜4の中から、静電潜像の各画素の形成に用いる一以上の光ビームを出射させる一以上の発光部(以降、対象発光部)を選択する。LD駆動制御部912は、選択した各対象発光部によって画像データに基づく光ビームを出射させるための発光制御信号を、LD駆動部51Aに出力する。LD駆動部51Aは、LD駆動制御部912が出力した発光制御信号を受信すると、当該受信した発光制御信号に従って、前記選択した各対象発光部に光ビームを出射させる。
例えば、LD駆動制御部912は、上述のように静電潜像の各画素を複数の光ビームの走査によって形成する場合、四個の発光部LD1〜4の中から、四個の発光部LD1〜4の配列方向D3(図5)に沿って隣接し、且つ、同一の偏向面621に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部を、二以上の対象発光部として選択する。
ポリゴンミラー駆動制御部913は、設定部911によって設定された回転速度でポリゴンミラー62を回転動作させるための回転制御信号を、ポリゴンミラー駆動部62Aに出力する。ポリゴンミラー駆動部62Aは、ポリゴンミラー駆動制御部913が出力した回転制御信号を受信すると、当該受信した回転制御信号に従って、設定部911によって設定された回転速度でポリゴンミラー62を回転させるように、ポリゴンモーター61を制御する。
モード切替制御部914は、感光体ドラム21の回転速度を所定の第一速度V1に設定して画像形成処理を行う第一モード、又は、感光体ドラム21の回転速度を第一速度V1よりも遅い第二速度V2に設定して画像形成処理を行う第二モードを選択して、画像形成装置1の状態を当該選択したモードに切り替える制御を行う。
例えば、モード切替制御部914は、画像形成処理の条件として、画像を形成する対象のシートを普通紙にすることが設定されている場合、第一モードを選択し、画像形成装置1の状態を第一モードに切り替える。画像形成装置1の状態が第一モードに切り替えられると、画像形成制御部92は、感光体ドラム21の回転速度を第一速度V1に設定して画像形成処理を行う。一方、モード切替制御部914は、画像形成処理の条件として、画像を形成する対象のシートを厚紙とすることが設定されている場合、第二モードを選択し、画像形成装置1の状態を第二モードに切り替える。画像形成装置1の状態が第二モードに切り替えられると、画像形成制御部92は、感光体ドラム21の回転速度を第二速度V2に設定して画像形成処理を行う。
このため、画像を形成する対象のシートが厚紙である場合、画像形成装置1の状態が第二モードに切り替えられ、感光体ドラム21が、シートが普通紙である場合の第一速度V1よりも遅い第二速度V2で回転している状態で画像形成処理が行われる。これにより、感光体ドラム21の回転速度が、第一速度V1よりも遅い第二速度V2に変更されたことに応じて、シートが普通紙であるときよりも遅い回転速度で、中間転写ベルト281及び加圧ローラー32が回転される。その結果、厚紙にトナー像をより確実に転写及び定着させることができる。
(回転速度の設定及び対象発光部の選択の第一具体例)
次に、設定部911による感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度の設定及びLD駆動制御部912による対象発光部の選択の第一具体例について説明する。第一具体例では、画像形成処理の条件として、シートに形成する画像における副走査方向D2の画素の密度が、光源51における副走査方向D2の発光部LD1〜4の密度(例えば、1200dpi)の1/2(例えば、600dpi)に設定されているため、前記画像に対応する静電潜像の各画素を二本の光ビームの走査によって形成するものとする。また、第一具体例では、5個の偏向面621を用いて5回の走査SC1〜5を行うことで、副走査方向D2の位置が異なる8個の静電潜像の画素を形成するものとする。
図7は、発光部LD1〜4の位置と静電潜像の各画素との関係の一例を示す図である。図7において、紙面の左右方向は、周面211における主走査方向D1に相当し、紙面の上下方向は、周面211における副走査方向D2に相当する。図7の左側には、各偏向面621を用いた走査において使用され得る4個の発光部LD1〜4の位置関係を図示している。図7の右側には、周面211に形成される静電潜像の各画素を図示している。
設定部911は、図7に示すように、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、周面211における副走査方向D2の一の位置(図7における4、7、10、13番目の矢印の位置)が、互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
具体的には、設定部911は、先ず、記憶部95に予め記憶されている感光体ドラム21の回転速度の初期値(例えば、上記第一速度V1)を、感光体ドラム21の回転速度として設定する。そして、設定部911は、四個の発光部LD1〜4のうち、副走査方向D2において後端に配置された発光部LD4によって光ビームLB−4を第一の偏向面621に出射させたときと、四個の発光部LD1〜4のうち、副走査方向D2において先端に配置された発光部LD1によって光ビームLB−1を第一の偏向面621に隣接する第二の偏向面621に出射させたときとで、周面211において、当該二本の光ビームLB−4、LB−1による副走査方向D2の走査位置が一致するように、ポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
LD駆動制御部912は、光源51が備える四個の発光部LD1〜4の中から、静電潜像の各画素の形成に用いる二本の光ビームを出射する二個の対象発光部を選択する。先ず、図7に示すように、LD駆動制御部912は、画素PX11を形成するため、第一の偏向面621を用いた第一の走査SC1において、二本の光ビームを出射させる二個の対象発光部を選択する。
具体的には、LD駆動制御部912は、第一の偏向面621を用いた第一の走査SC1によって画素PX11を形成するため、四個の発光部LD1〜4の中から、四個の発光部LD1〜4の配列方向D3(図5)に沿って隣接し、且つ、同一の第一の偏向面621に対して二本の光ビームLB−1、LB−2を出射可能な二個の発光部LD1、LD2を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX11の形成後、第一の走査SC1では、更に、二本の光ビームLB−3、4を同一の第一の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。このため、LD駆動制御部912は、画素PX11の次の画素PX12を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第一の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX12を形成し終えた時点で、画素PX12よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にある次の画素PX21を形成するために、これ以上、第一の走査SC1において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して出射される光ビームの数が異なるように、以降の各画素を形成するために用いる二個の対象発光部を選択する。
具体的には、LD駆動制御部912は、第一の偏向面621に隣接する第二の偏向面621を用いた第二の走査SC2によって画素PX21を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第二の偏向面621に対して二本の光ビームLB−2、3を出射可能な二個の発光部LD2、LD3を二個の対象発光部として選択する。
画素PX21を形成し終えた時点で、第二の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」と第二の偏向面621に隣接する第一の偏向面621に対して出射した光ビームの数「4」とが異なっている。また、画素PX21よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にある次の画素PX31を形成するために、これ以上、第二の走査SC2において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、第二の偏向面621に隣接する第三の偏向面621を用いた第三の走査SC3によって、画素PX21の次の画素PX31を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第三の偏向面621に対して二本の光ビームLB−1、2を出射可能な二個の発光部LD1、LD2を二個の対象発光部として選択する。
画素PX31の形成し終えた時点で、第三の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」と第三の偏向面621に隣接する第二の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」とが一致している。また、第三の走査SC1では、更に、二本の光ビームLB−3、4を第三の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、第三の偏向面621を用いた第三の走査SC3によって、画素PX31の次の画素PX32を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第三の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を二個の対象発光部として選択する。
画素PX32を形成し終えた時点で、第三の偏向面621に対して出射した光ビームの数「4」と第三の偏向面621に隣接する第二の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」とが異なっている。また、画素PX32よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にある次の画素PX41を形成するために、これ以上、第三の走査SC3において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、第三の偏向面621に隣接する第四の偏向面621を用いた第四の走査SC4によって、画素PX32の次の画素PX41を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第四の偏向面621に対して二本の光ビームLB−2、3を出射可能な二個の発光部LD2、LD3を二個の対象発光部として選択する。
画素PX41を形成し終えた時点で、第四の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」と第四の偏向面621に隣接する第三の偏向面621に対して出射した光ビームの数「4」とが異なっている。また、画素PX41よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にある次の画素PX51を形成するために、これ以上、第四の走査SC4において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、第四の偏向面621に隣接する第五の偏向面621を用いた第五の走査SC5によって、画素PX41の次の画素PX51を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第五の偏向面621に対して二本の光ビームLB−1、2を出射可能な二個の発光部LD1、LD2を二個の対象発光部として選択する。
画素PX51の形成し終えた時点で、第五の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」と第五の偏向面621に隣接する第四の偏向面621に対して出射した光ビームの数「2」とが一致している。また、画素PX51の形成後、第五の走査SC5では、更に、二本の光ビームLB−3、4を同一の第五の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX51の次の画素PX52を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第五の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を、二個の対象発光部として選択する。
このように、第一具体例では、光源51において4個の発光部LD1〜4の配列方向D3に沿って隣接し、且つ、同一の偏向面に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部が、静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の光ビームを出射させる二以上の対象発光部として選択される。
このため、ポリゴンミラー62が備える各偏向面621による光ビームの反射の精度にばらつきがある場合であっても、静電潜像の各画素を、同一の偏向面に対して出射された二以上の光ビームを用いて、歪みなく形成することができる。これにより、周面211に形成される静電潜像の画質の低下を抑制することができる。
また、第一具体例とは異なり、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して出射される光ビームの数が一致するように、二以上の対象発光部を選択し、当該選択した二以上の対象発光部の走査によって静電潜像の各画素を周面211に形成するとする。この場合、ポリゴンミラー62が備える各偏向面621による光ビームの反射の精度にばらつきがあると、形成された静電潜像に副走査方向D2に周期性を持つノイズ画像が含まれる虞がある。しかし、第一具体例では、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して出射される光ビームの数が異なるように、静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の対象発光部が選択されるので、形成された静電潜像に前記ノイズ画像が含まれる可能性を低減することができる。
(回転速度の設定及び対象発光部の選択の第二具体例)
次に、設定部911による感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度の設定及びLD駆動制御部912による対象発光部の選択の第二具体例について説明する。第二具体例では、第一具体例と同様、画像形成処理の条件として、シートに形成する画像における副走査方向D2の画素の密度が光源51における副走査方向D2の発光部LD1〜4の密度の1/2に設定され、前記画像に対応する静電潜像の各画素を二本の光ビームの走査によって形成するものとする。また、設定部911は、第一具体例と同様、周面211における副走査方向D2の一の位置が、互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定するものとする。
図8は、発光部LD1〜4の位置と静電潜像の各画素との関係の他の一例を示す図である。図8において、紙面の左右方向及び上下方向は、図7と同様、其々、周面211における主走査方向D1及び副走査方向D2に相当する。図8の左側には、図7の左側と同様、各偏向面621を用いた走査において使用され得る4個の発光部LD1〜4の位置関係を図示している。図8の右側には、図7の右側と同様、周面211に形成される静電潜像の各画素を図示している。
第二具体例では、図8の右側に示すように、第一具体例とは異なり、3個の偏向面621を用いて3回の走査SC1〜3を行うことで、周面211に形成される一の画素(例えば、画素PX12)の主走査方向D1の両端の各一部が、当該一の画素に主走査方向D1において隣接する他の画素(例えば、画素PX11、PX13)と接している静電潜像の9個の画素PX11〜13、PX21〜23、PX31〜33を形成するものとする。
第二具体例では、LD駆動制御部912は、第一具体例と同様、先ず、図8に示すように、第一の偏向面621を用いた第一の走査SC1において画素PX11を形成するため、二個の発光部LD1、LD2を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX11の形成後、画素PX11よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の両端の各一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX11及び画素PX13と接している画素PX12を形成するために、第一の走査SC1では、二本の光ビームLB−2、3を同一の第一の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX11の次の画素PX12を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第一の偏向面621に対して二本の光ビームLB−2、3を出射可能な二個の発光部LD2、LD3を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX12の形成後、画素PX12よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の両端の各一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX12及び画素PX21と接している画素PX13を形成するために、第一の走査SC1では、二本の光ビームLB−3、LB−4を同一の第一の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX12の次の画素PX13を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第一の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、LB−4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX13の形成後、画素PX13よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の両端の各一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX13及び画素PX22と接している画素PX21を形成するために、これ以上、第一の走査SC1において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、第一の偏向面621に隣接する第二の偏向面621を用いた第二の走査SC2によって次の画素PX21を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第二の偏向面621に対して二本の光ビームLB−1、LB−2を出射可能な二個の発光部LD1、LD2を二個の対象発光部として選択する。
画素PX21の形成後、画素PX21よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の両端の各一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX21及び画素PX23と接している画素PX22を形成するために、第二の走査SC2では、二本の光ビームLB−2、LB−3を同一の第二の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX21の次の画素PX22を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第二の偏向面621に対して二本の光ビームLB−2、3を出射可能な二個の発光部LD2、LD3を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX22の形成後、画素PX22よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の一端の一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX22と接している画素PX23を形成するために、第二の走査SC2では、二本の光ビームLB−3、LB−4を同一の第二の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX22の次の画素PX23を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第二の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、LB−4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX23の形成後、画素PX23よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にある画素PX31を形成するために、これ以上、第二の走査SC2において二本の光ビームを出射できない。したがって、LD駆動制御部912は、第二の偏向面621に隣接する第三の偏向面621を用いた第三の走査SC3によって次の画素PX31を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第三の偏向面621に対して二本の光ビームLB−1、2を出射可能な二個の発光部LD1、LD2を二個の対象発光部として選択する。
画素PX31の形成後、画素PX31よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の両端の各一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX31及び画素PX33と接している画素PX32を形成するために、第三の走査SC3では、二本の光ビームLB−2、LB−3を同一の第三の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX31の次の画素PX32を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第三の偏向面621に対して二本の光ビームLB−2、LB−3を出射可能な二個の発光部LD2、LD3を、二個の対象発光部として選択する。
画素PX32の形成後、画素PX32よりも周面211の回転方向とは反対側の位置にあり、且つ、主走査方向D1の一端の一部が、主走査方向D1において隣接する画素PX32と接している画素PX33を形成するために、第三の走査SC3では、二本の光ビームLB−3、4を同一の第三の偏向面621に出射して周面211を走査させることができる。したがって、LD駆動制御部912は、画素PX32の次の画素PX33を形成するため、四個の発光部LD1〜4の配列方向に沿って隣接し、且つ、同一の第三の偏向面621に対して二本の光ビームLB−3、4を出射可能な二個の発光部LD3、LD4を、二個の対象発光部として選択する。
第二具体例によれば、例えば斜線を示す静電潜像等、周面211に形成される一の画素の主走査方向D1の両端の各一部が、当該一の画素に主走査方向D1において隣接する他の画素と接している静電潜像を周面211に形成する場合であっても、当該静電潜像の画質が低下することを抑制できる。
(回転速度の設定及び対象発光部の選択の第三具体例)
次に、設定部911による感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度の設定及びLD駆動制御部912による対象発光部の選択の第三具体例について説明する。第三具体例では、第一具体例及び第二具体例とは異なり、画像形成処理の条件として、画像を形成する対象のシートを普通紙にすることが設定されているものとする。これにより、モード切替制御部914は、第一モードを選択し、画像形成装置1の状態を第一モードに切り替えるものとする。
また、第三具体例では、第一具体例及び第二具体例と同様、画像形成処理の条件として、シートに形成する画像における副走査方向D2の画素の密度が光源51における副走査方向D2の発光部LD1〜4の密度の1/2に設定され、前記画像に対応する静電潜像の各画素を二本の光ビームの走査によって形成するものとする。第三具体例では、5個の偏向面621を用いて5回の走査SC1〜5を行うことで、副走査方向D2の位置が異なる10個の静電潜像の画素を形成するものとする。
図9は、各モード選択時におけるシートと感光体ドラム21の回転速度、走査間距離及びポリゴンミラー62の回転速度との関係の一例を示す図である。尚、図9に示す情報は、記憶部95に予め記憶されている。設定部911は、画像形成装置1の状態が第一モードである場合、周面211の副走査方向D2の移動速度が、図9に示す情報において第一モードに関連付けられているドラム周面線速「300(mm/s)」となるように、感光体ドラム21の回転速度を設定する。つまり、当該感光体ドラム21の回転速度が、上記の第一速度V1に相当する。
図10は、各モード選択時の発光部の位置と静電潜像の各画素との関係の一例を示す図である。図10のセクション(A)には、図7及び図8と同様にして、画像形成装置1の状態が第一モードである時の各偏向面621を用いた走査において使用され得る4個の発光部LD1〜4の位置関係と周面211に形成される10個の静電潜像の画素とが示されている。
設定部911は、画像形成装置1の状態が第一モードである場合、感光体ドラム21の回転速度を設定後、図10のセクション(A)に示すように、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、各光ビームLB−1〜4が周面211において副走査方向D2に互いに副走査ピッチPD2(図5)だけ離間した位置を走査するように、ポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
図5を用いて上述したように、4個の発光部LD1〜4は、副走査方向D2において一定の副走査ピッチPD2を有するように配列されている。このため、設定部911は、走査間距離DS1が副走査ピッチPD2の4倍の距離となるように、ポリゴンミラー62の回転速度を設定する。ここで、走査間距離DS1は、隣り合う二個の偏向面621を用いて行う連続する二回の走査(例えば、走査SC1と走査SC2)の其々において、同一の発光部(例えば、発光部LD1)によって出射された光ビーム(例えば、光ビームLB−1)による走査位置同士の、周面211における副走査方向D2の離間距離である。
換言すれば、設定部911は、周面211における副走査方向D2において、前回の走査(例えば、走査SC1)で副走査方向D2における後端に配置された光ビームLB−4が走査した位置と、今回の走査(例えば、走査SC2)で副走査方向D2における先端に配置された光ビームLB−1が走査した位置と、の副走査方向D2の離間距離も、副走査ピッチPD2となるように、ポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
尚、記憶部95には、図9に示すように、画像形成装置1の状態が第一モードである場合における、ドラム周面線速「300(mm/s)」と、走査間距離DS1「84.7(μm)(=25.4(mm)/1200(dpi))」(=副走査ピッチPD2×4)と、これらを用いて設定部911が設定するポリゴンミラー62の回転速度「35419.1(min−1)」と、が、第一モードと関連付けて予め記憶されている。このため、設定部911は、記憶部95に予め記憶されている図9に示す情報を参照して、迅速に、画像形成装置1の状態が第一モードである場合の感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定することができる。
したがって、図10のセクション(A)に示すように、画像形成装置1の状態が第一モードである場合、第一具体例及び第二具体例とは異なり、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、互いに異なる二本の光ビームによって、周面211における副走査方向D2の同一位置は走査されない。このため、LD駆動制御部912は、画像形成装置1の状態が第一モードである場合、静電潜像の各画素(例えば、画素PX11、PX12)を形成するため、二個の対象発光部として、副走査方向D2における配列順に二個ずつ発光部(例えば、発光部LD1と発光部LD2、発光部LD3と発光部LD4)を選択する。
(回転速度の設定及び対象発光部の選択の第四具体例)
次に、設定部911による感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度の設定及びLD駆動制御部912による対象発光部の選択の第四具体例について説明する。第四具体例では、第三具体例とは異なり、画像形成処理の条件として、画像を形成する対象のシートを厚紙にすることが設定されているものとする。これにより、モード切替制御部914は、第二モードを選択し、画像形成装置1の状態を第二モードに切り替えるものとする。
また、第四具体例では、第三具体例と同様、画像形成処理の条件として、シートに形成する画像における副走査方向D2の画素の密度が光源51における副走査方向D2の発光部LD1〜4の密度の1/2に設定され、前記画像に対応する静電潜像の各画素を二本の光ビームの走査によって形成するものとする。第四具体例では、5個の偏向面621を用いて5回の走査SC1〜5を行うことで、副走査方向D2の位置が異なる8個の静電潜像の画素を形成するものとする。
設定部911は、画像形成装置1の状態が第二モードである場合、周面211の副走査方向D2の移動速度が、図9に示す情報において第二モードに関連付けられているドラム周面線速「200(mm/s)」となるように、感光体ドラム21の回転速度を設定する。つまり、当該感光体ドラム21の回転速度が、上記の第二速度V2に相当する。
図10のセクション(B)には、図7及び図8と同様にして、画像形成装置1の状態が第二モードである時の各偏向面621を用いた走査において使用され得る4個の発光部LD1〜4の位置関係と周面211に形成される8個の静電潜像の画素とが示されている。
設定部911は、画像形成装置1の状態が第二モードである場合、感光体ドラム21の回転速度を設定後、図10のセクション(B)に示すように、第一具体例及び第二具体例と同様、周面211における副走査方向D2の一の位置が、互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定する。
また、記憶部95には、第三具体例と同様に、図9に示すように、画像形成装置1の状態が第二モードである場合における、ドラム周面線速「200(mm/s)」と、走査間距離DS2「63.5(μm)」(=副走査ピッチPD2×3)と、これらを用いて設定部911が設定するポリゴンミラー62の回転速度「31483.7(min−1)」とが、第二モードと関連付けて予め記憶されている。このため、設定部911は、記憶部95に予め記憶されている図9に示す情報を参照して、迅速に、画像形成装置1の状態が第二モードである場合の感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定することができる。
尚、第四具体例では、第一具体例及び第二具体例と同様、周面211における副走査方向D2の一の位置が、互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度が設定される。このため、走査間距離DS2は、副走査ピッチPD2の3倍の距離となっている。
このように、画像形成装置1の状態が第二モードである場合、第一具体例と同様に、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度が設定される。このため、LD駆動制御部912は、第一具体例と同様、図10のセクション(B)に示すように、四個の発光部LD1〜4の中から、四個の発光部LD1〜4の配列方向D3(図5)に沿って隣接し、且つ、同一の各偏向面621に対して二本の光ビーム(例えば、光ビームLB−1と光ビームLB−2)を出射可能な二個の発光部(例えば、発光部LD1と発光部LD2)を、静電潜像の各画素(例えば、画素PX11)を形成するために用いる二個の対象発光部として選択する。
また、LD駆動制御部912は、第一具体例と同様、図10のセクション(B)に示すように、隣り合う二個の偏向面621(例えば、第二の偏向面621、第三の偏向面621)の其々に対して出射される光ビームの数(例えば、2本、4本)が異なるように、四個の発光部LD1〜4の中から、各画素(例えば、画素PX21、画素PX31、画素PX32)を形成するために用いる二個の対象発光部(例えば、発光部LD2と発光部LD3、発光部LD1と発光部LD2、発光部LD3と発光部LD4)を選択する。
第三具体例及び第四具体例によれば、シートが普通紙である場合、モード切替制御部914によって第一モードが選択され、感光体ドラム21の回転速度が第一速度V1に設定される。一方、シートが普通紙よりも画像の形成に時間を要する厚紙である場合、モード切替制御部914によって第二モードが選択され、感光体ドラム21の回転速度が第一速度V1よりも遅い第二速度V2に設定される。このため、感光体ドラム21の回転速度を、画像をシートに形成するために要する時間に応じて適切に調整することができる。
また、モード切替制御部914によって第一モードが選択された場合、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、周面211において副走査方向D2に互いに副走査ピッチPD2だけ離間した位置が各光ビームLB−1〜4によって走査されるように、ポリゴンミラー62の回転速度が設定される。一方、モード切替制御部914によって第二モードが選択された場合、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、周面211における副走査方向D2の一の位置が互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1で走査されるように、ポリゴンミラー62の回転速度が設定される。
このため、モード切替制御部914によって第二モードが選択された場合とモード切替制御部914によって第一モードが選択された場合とでポリゴンミラー62の回転速度が同一であるときには、前者の場合の方が、後者の場合よりも、周面211における各偏向面621を用いて走査可能な副走査方向D2の領域が狭くなる。換言すれば、モード切替制御部914によって第一モードが選択されている場合のポリゴンミラー62の回転速度を変更しなくても、モード切替制御部914によって第二モードを選択させることで、周面211における各偏向面621を用いて走査可能な副走査方向D2の領域を狭くすることができる。
したがって、第三具体例及び第四具体例によれば、シートが普通紙である場合とシートが厚紙である場合とでポリゴンミラー62の回転速度を大きく変更しなくても、モード切替制御部914がシートの種類に応じたモードを選択するので、シートへの画像の形成に要する時間に応じて、周面211における各偏向面621を用いて走査可能な副走査方向D2の領域を適切に調整することができる。
このため、シートへの画像の形成に要する時間に応じて、周面211における各偏向面621を用いて走査可能な副走査方向D2の領域を調整するために、ポリゴンミラー62の回転速度を大きく変更したことで、ポリゴンミラー62の回転に揺らぎが生じる虞を低減することができる。これにより、ポリゴンミラー62の回転に揺らぎが生じることによって、走査が精度良く行えなくなる虞を低減することができる。
尚、上記実施形態は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、以下に示す変形実施形態であってもよい。
(1)光走査制御部91(図6)が、モード切替制御部914(図6)を含まないようにしてもよい。これに合わせて、設定部911及びLD駆動制御部912が第三具体例及び第四具体例に示した動作を行わないようにしてもよい。
(2)画像形成装置1は、中間転写部28に替えて、感光体ドラム21の周面上に形成されたトナー像をシートに直接転写させる転写部を備える構成であってもよい。
(3)露光部23が、ポリゴンミラー62に替えて、ポリゴンミラー62の偏向面621と同様の偏向面を各側面に備えた、六角柱ではない多角柱状(例えば、八角柱状)に形成され、且つ、軸回りに回転する偏向器を備える構成であってもよい。
(4)第一具体例、第二具体例及び第四具体例では、設定部911が、図7等に示すように、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、周面211における副走査方向D2の一の位置が、互いに異なる二本の光ビームLB−4、LB−1によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定していた。しかし、これに限らず、設定部911が、隣り合う二個の偏向面621の其々に対して、光源51から出射可能な4本の光ビームLB−1〜4を出射したときに、周面211における副走査方向D2の二の位置が、其々、互いに異なる二本の光ビームLB−3及びLB−1と、互いに異なる二本の光ビームLB−4及びLB−2と、によって走査されるように、感光体ドラム21及びポリゴンミラー62の回転速度を設定するようにしてもよい。
1 画像形成装置
2 画像形成部
21 感光体ドラム
28 中間転写部
30 定着部
51 光源
61 ポリゴンモーター
62 ポリゴンミラー(偏向器)
90 制御部
91 光走査制御部
911 設定部
912 LD駆動制御部(選択部)
914 モード切替制御部(モード選択部)
92 画像形成制御部
93 操作部
95 記憶部
D1 主走査方向
D2 副走査方向
D3 配列方向(所定方向)
LD1〜4 発光部
PD1 主走査ピッチ
PD2 副走査ピッチ(一定間隔)
V1 第一速度
V2 第二速度

Claims (5)

  1. 複数の光ビームを出射する複数の発光部が副走査方向に一定間隔を有するようにして所定方向に配列された光源と、
    前記複数の光ビームを反射して、軸回りに回転する像担持体の周面を主走査方向に走査させる偏向面を各側面に備えた、軸回りに回転する多角柱状の偏向器と、
    前記複数の発光部のうち、前記所定方向に沿って隣接し、且つ、同一の前記偏向面に対して光ビームを出射可能な二以上の発光部を、前記周面に形成する静電潜像の各画素の形成に用いる二以上の光ビームを出射させる二以上の対象発光部として選択する選択部と、
    前記像担持体及び前記偏向器を回転させつつ、前記二以上の対象発光部によって前記二以上の光ビームを出射させ、各前記偏向面で反射された前記二以上の光ビームで前記周面を前記主走査方向に走査させることにより、前記周面に前記各画素を形成させる露光制御部と、
    を備える光走査装置。
  2. 前記静電潜像において、前記周面に形成される一の画素の前記主走査方向の両端の各一部が、当該一の画素に前記主走査方向において隣接する他の画素と接している
    請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記選択部は、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して出射される光ビームの数が異なるように、前記二以上の対象発光部を選択する
    請求項1に記載の光走査装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の光走査装置と、
    前記像担持体と、
    前記静電潜像に対応する画像をシートに形成する画像形成部と、
    前記像担持体の回転速度を所定の第一速度に設定する第一モード又は前記像担持体の回転速度を前記第一速度よりも遅い第二速度に設定する第二モードを選択するモード選択部と、
    前記モード選択部によって前記第一モードが選択された場合、前記像担持体の回転速度を前記第一速度に設定し、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して前記複数の光ビームを出射したときに、各光ビームが前記周面において前記副走査方向に互いに前記一定間隔だけ離間した位置を走査するように、前記偏向器の回転速度を設定し、
    前記モード選択部によって前記第二モードが選択された場合、前記像担持体の回転速度を前記第二速度に設定し、隣り合う二個の前記偏向面の其々に対して前記複数の光ビームを出射したときに、前記周面における前記副走査方向の一以上の位置が、互いに異なる二本の光ビームで走査されるように、前記偏向器の回転速度を設定する設定部と、
    を備える画像形成装置。
  5. 前記シートには、厚紙及び普通紙が含まれ、
    前記モード選択部は、前記シートが前記普通紙である場合、前記第一モードを選択し、前記シートが前記厚紙である場合、前記第二モードを選択する
    請求項4に記載の画像形成装置。
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